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X JAPAN。
1982年にYOSHIKIとToshlを中心に結成し、CD累計売上3,000万枚を超える伝説のロックバンドです。
過激なパフォーマンスと派手なヴィジュアル、完成度の高い楽曲で若者を中心に絶大な人気を誇っていました。
『WE ARE X』では結成の経緯、Toshlの洗脳と脱退、解散、HIDEとTAIJIの自殺、世界進出、メンバーの素顔などX JAPANの魅力を余すことなく語っています。
印象に残ったシーンはたくさんありましたが、その中で3つ取り挙げたいと思います。

1.YOSHIKIの生い立ち
YOSHIKIにとって家族は人生に大きな影響を与えています。
10歳の時、最愛の父を自殺で失っています。
これ以降、心境に変化が現われ「死」について深く傾倒するようになります。
どこか儚くて危うげな雰囲気を持っているのはそのせいかもしれませんね。
また、体も非常に弱く1年のうち1/3は入院生活を送るほどでした。
YOSHIKIの母は「この子は大人になる前に死んでしまうのでは。」と語っていました。
壊れるほどの勢いでドラムを叩き、破壊する姿からはとても想像がつかないです。
いつ死んでも構わないと思えるほどの勢いで突き進み、それと同時に痛みとの長い付き合いが始まります。
ライブ開始前は体のあちこちをケアしてもらい、終了後はバッタリと倒れスタッフに抱きかかえられて退場するのがお決まりのパターンです。
彼曰く「痛みは敵であり、友達であり、恋人のような存在である。」とのこと。
痛みがあることにより一種のエクスタシーを感じているのかもしれません。
私達はそんなYOSHIKIをこよなく愛しているのです。

2.Toshlの洗脳と脱退
ToshlはX JAPANのボーカリストとしてジレンマを抱えていました。
1992年に海外進出しようとした時に大きな壁に直面します。
当時は英語を母国語としないアーティストで成功した例はないと言われていました。
海外のレベルの高さを実感すると同時に自分の不甲斐なさを痛感します。
レコーディングではYOSHIKIから常にダメ出しをされ続け、自分はもうX JAPANのボーカリストとしてやっていけないと思い1997年に脱退します。
その時期に洗脳団体と出会い、これまでの自分を180度覆され、X JAPANは若者をダメにした悪魔だとマインドコントロールされます。
洗脳の実態はあまりにも恐ろしく話を聞くだけでも体が震えるほどです。
今こうしてX JAPANに復帰して活躍しているのは奇跡なんじゃないかと思います。

3.HIDEとTAIJIの自殺
HIDEの自殺は1998年当時ニュースで大きな話題になりました。
遺体がたくさんのファンの前で霊柩車に運ばれて行くシーンには思わず涙が出そうになりました。
HIDEはYOSHIKIの最大の理解者で、全体を俯瞰する役割を持っており「X JAPANの母」とまで言われていました。
また、Toshlに変わる新ボーカルを入れたX JAPAN再結成にも積極的でした。
それなのに何で自殺してしまったのか非常に不可解です。
現在でも人気は衰えずメモリアル映像が流れた時には一際大きな歓声が起こります。
次に、TAIJIについて触れて行きたいと思います。
TAIJIはメンバーとの衝突が絶えず、あのYOSHIKIにも食ってかかる爆弾のような男でした。
演奏になるとワイルドな面が功を奏し、「日本一のベーシスト」とまで呼ばれるほど。
1992年にYOSHIKIからルールを破ったとしてクビを言い渡されましたが、具体的な理由は最後まで明かされませんでした。
2011年に航空機内で暴れたとして逮捕。
獄中で首を吊って自殺を図り、病院で亡くなっています。

X JAPANほどスキャンダルにまみれたバンドも他にいないのではないでしょうか。
-何度転んでも必ず立ち直りそれをバネにする-
彼らの反骨精神から学ぶことは多いと思います。
現在、長年の夢だった世界の舞台に立っています。
涙なしでは見れない素晴らしいドキュメンタリーでした。