クラウドベース(スペクトラム基地)を作ろう

イマイのキャプテンスカーレット・スペクトラム基地(クラウドベース)をカッコよく作ろう、
と思い立ち作業を始めました。
作業日記みたいなもんです。
当初は甲板を延長と下部構造物の再現をメインに
後は簡単に手をいれるだけのつもりだったんですが・・・

あと制作日記ではなかなかネタが続かないので
最近は手持ちのプラモデル、玩具、雑貨、漫画なんかの
紹介もしています。
よろしければコメントなどいただけると
とぉっても嬉しいです。

ヤフオクで
今井科学キャプテンスカーレットマスコットシリーズの
キャプテンスカーレットの原画を落札された方、
お譲りいただけませんでしょうか。
メルアド:tbcsufo-x901999@yahoo.co.jp
出来る限りご要望に沿うようにいたします。
なにとぞよろしくお願いいたします。

日東 ウルトラ怪獣シリーズ(ゼンマイ歩行) ガメラ初版後期 バルゴン初版 

僕にとって怪獣玩具というのはマルサン/ブルマァクのインパクトが強く
ソフビがメインというかスタンダードでした。
元々ウルトラQ、ウルトラマンが好きで、
昭和40年頃から始まった潜在的ブームで東宝怪獣に巡り合い
怪獣=ソフビというのがスタンダードになってしまいました。

この時期、東宝は「決戦!南海の大怪獣」を公開していたものの派手さに欠け
テレビでは特撮番組の新作もあまりなかったころ
大映のガメラシリーズは新作が公開されており
子供たちの間ではガメラの存在がひときわ大きくなっていました。

テレビのロードショウ枠で東宝の怪獣映画が放送されたのもこのころですが
同時期に大映のガメラシリーズ初期三部作も放送され
ガメラというキャラクターに圧倒されました。

そんなころ、近所の玩具店(か文具店かは覚えていません)で出会ったのが
日東のゼンマイ歩行ガメラでした。

すでにマルサンはなく、いわゆる電動怪獣シリーズも知らなかった僕にとって
ゼンマイで歩く怪獣というのは実に魅力的でした。

そのころ発売されていたガメラ、バルゴン、ギャオス、
そして以前も紹介した岩に乗って走るマスコットサイズのガメラシリーズを
すぐに買い集めました。

1 日東 ガメラ バルゴン








日東 ウルトラ怪獣シリーズ ガメラ バルゴンです。
72年頃から日東のガメラプラモのボックスアートは
小松崎茂さんの絵に変わります。
それはそれでカッコいいのですが、
僕個人としてはこの映画のスチール写真を使用した初期のボックスアートが
思い入れが強いです。

このプラモデルを入手した理由ですが、
以前にもかきましたが
日東科学 ガメラ 歩く怪獣シリーズNo.1(ゼンマイ歩行)
ガメラは初期と後期で明らかに違う物になっているので
初期版(旧造形)のものが欲しかったのです。
左上のメーカーロゴがNITTOの赤抜文字の物が初期版になります。
ただし、表題に書いた通り、初版初期箱ではありません。
初版初期箱は箱側面が黒色だそうです。
これはバルゴンが発売されたときに側面が変更されたものです。
8/20追記
みくに文具様より、バルゴンもガメラと同時発売で
ガマロン、ワニゴン発売時に側面が変更されたと情報をいただきました。
ありがとうございます。
黒箱ガメラについてはタイムボックスさんの
絶版プラモ情報局で紹介されています。↓

日東科学 「ガメラ」の最初期プラモデル

以前みくに文具さんが書かれていましたが、
みくに文具様の記事はこちら
赤青の丸マーク版(1971年頃?)になると
ガメラも後期版(新造形)になるそうです。

ついでに箱側面も。
2 日東 ウルトラ怪獣シリーズ




3 日東ガメラ バルゴン



4 日東 ガメラ バルゴン








多分ガメラ対バルゴン公開のころに作られた箱なんでしょうね。
まだギャオスが載っていません。

で、僕にとってもうひとつ、
どうしてもこの初期版でなければならない理由があるのです。

6 ガメラ ハンドコントロール



まるで時代劇の刺股のような形ですが、これがなにかというと。
上の箱側面画像2枚目に
「ハンドコントロールでガメラ対バルゴンの決闘ゲームができる。」
とあります。
そのハンドコントロールというのがこれです。

このハンドコントロールは初期版のガメラとバルゴンにしか付いていません。
これを尻尾にはめて戦わせて遊ぶのです。
僕にとってこれがないと日東ガメラプラモではないのです!

ということで早速ハンドコントロールを確認♪
5 日東 ガメラ バルゴン





箱を開けました♪♪

14 日東 ガメラ インスト15 日東 バルゴン インスト






インスト。
バルゴンのは焼けています。
ちゃんとハンドコントロールの説明があります♪♪♪

7 日東 ガメラ バルゴン








パーツはバルゴンのほうが大きいですね。
ガメラのハンドコントロールは・・・あるね♪♪♪♪
バルゴンはこっち側には見えないのでパーツ袋をひっくり返してっと。

8 日東 バルゴン ハンドコントロール








ちゃんとハンドコントロールがある(゜д゜)・・・
折れてる・・・・・・
思い出した。
かつて僕が買ったバルゴンのハンドコントロールも折れていたことを。

そうだ、もともと僕がハンドコントロールにこだわっていたのは
子供のころに買ったバルゴンのが折れていたので
対決ができなかったのが悔しくて
もういちど欲しかったということを今思い出しました(T﹏T)

なんで45年経って同じ思いをしなけりゃならんのか・・・

いや、本当に今初めて開けたんですよ。
そりゃ確かに今更絶版プラモを組むわけじゃないからいいんだけどね。

気を取り直して
12 日東 ガメラ バルゴン






初版箱をバックに記念撮影。
バルゴンも当時のものですが、パーツが欠損せず全部残ってます。
(ハンドコントロールはないけど)

さて、せっかく初版ガメラを入手したので
後期版とキットを比較してみます。

9 日東 ガメラ








上が今回入手した初期版、66年から70年頃まで売られてました。
下が以前も紹介した80年の「宇宙怪獣ガメラ」公開の時の物です。

10 日東 ガメラ11 日東 ガメラ








パーツのランナーの付き方を比較しようと思ったのですが
するまでもなく全然違いますね。

恐らく71年の日東ロゴ変更のころに変わったものと思われます。
そしてバルゴンのハンドコントロールがなくなったのも
同時期ではないかと思います。
ただし、もし赤青丸マークのガメラ旧造形品があったら
時期はさらにわからなくなりますが。

二つの完成品はよく似ていますが
以前も書いた通り、造形自体は旧造形の方がディティールが細かいです。
特にガメラの顔は明らかに旧造形の方がカッコいいです。

なぜ日東が金型を新たに起こしたのかはわかりません。
新旧の金型を併用しているようでもなさそうです。

本当はバルゴンも比較しようと思っていたんですが
再販品を持ってませんでした。

ん?
これを書いていて思ったんですが、
ガメラって最初はバルゴンより数か月先行して発売された、
ってことはバルゴンとの対決は企画段階で想定されてないはずですよね。
じゃあハンドコントロールは付いてなかったのかなあ。
成型品をみたところ、ランナーの端にハンドコントロールが付いてるということは
バルゴン発売時に金型を修正して追加したのかもしれません。
確認には黒箱ガメラの未組をみるしかないけど
未組が現存するかどうかもわからないので永遠の謎になりそうです。

上でも修正しましたが、ガメラとバルゴンは同時発売という事なので
最初からハンドコントロールは付いていたものと思われます。

13 日東 ガメラ バルゴン ギャオス




最後に
左から新造形ガメラ、旧造形ガメラ、バルゴン、ギャオス。
新造形ガメラはジグラ公開の頃に買ったものなので多分71年ごろ、
残り三つは69年か70年頃に買いました。
意外とパーツが残っているので
いつかきちんと修理してやりたいです。

ということで、僕にとって大映怪獣(とガッパ)は
歩行プラモデルでなければならないのです。
ギャオス、ジャイガー、ジグラの未組も欲しいけど
ギャオスがかなり難しいらしいし多分無理だなあ。

ITF21オフ会のお知らせ

この記事は8月15日までトップに表示されます。
(それまでに新しい記事をアップできるのか?)

すでに2週間以上前から募集が始まっているのですが、遅ればせながらお知らせします。

今年もITF21オフ会を以下の日時に行います。
場所は昨年に引き続き大阪となります。

ITF21オフ会はサンダーバードをはじめとするジェリー・アンダーソンの作品のファンが集まって
雑談懇親を深める集まりです。
そんな気張った会ではなく、普段あまりできない話を同好の方としようというのが趣旨です。
アンダーソン作品が好きな方、興味がある方はぜひご参加ください。

開催日   :2017年9月16日(土)
時間    :オフ会 13:00〜17:00(12:45受付開始)
       :懇親会 17:30〜19:30
       :カラオケ(有志) 20:00頃〜

会場    :ホテルコンソルト 新大阪
アクセス  :■ 地下鉄御堂筋線「西中島南方駅」2号出口 徒歩2分
        ■ 阪急京都線「南方駅」 徒歩2分
        ■各線「新大阪駅」からでも歩けますが、暑いと思うのでお勧めしません。
金額    :オフ会+懇親会+宿泊    18,500円
        オフ会のみ参加する       4,500円
        他メニューあり
       昨年より若干値上がりしています。 
       
募集期間  :8月15日(火曜)迄
申し込みフォーム http://www.thunderbirds-jp.com/off2017-itf21/

過去のオフ会の様子はこちら http://www.thunderbirds-jp.com/itf/itf.htm

それと大変残念なのですが、今年は僕自身が不参加となりそうなのです。
現時点ではかなり難しい状態で、うまくいけばスタッフ権限で飛び入りさせてもらえるかなあ
という状態なのです(泣

一年に一回だし、参加したいよ〜

未来からの挑戦 NHK少年ドラマシリーズ

僕は飛鳥というハンドルネームを今年で20年使っています。
ただし自己紹介欄にもある通り正確には飛鳥清明です。

Yahoo掲示板が開設されたとき、IDの登録受付が始まりました。
そのころはなにかのキャラクターの名前を付けようと考える人が多く
僕が登録するときにはすでに大抵のキャラの名前が登録されていました。

当初、僕は好きだったNHK少年ドラマシリーズから
「タイムトラベラー」のケン・ソゴルを付けようとしたのですが
すでに綴り違いまで登録がされていました。
なので同じ少年ドラマシリーズの登場人物である飛鳥清明を選びました。
幸いにも付けている人がおらず、そのまま登録できました。

NHK少年ドラマシリーズ「未来からの挑戦」に登場する飛鳥清明は
同年代からみても本当にカッコよかったのです。

ご存知の方も多いと思いますが、NHKは早くから放送にビデオ機器を導入していました。
その機器の仕様である2インチテープが当時の価格で1本100万円以上したことから
上書きして繰り返し使用されました。
そのためNHKのドラマやバラエティなどの番組は基本的に消去されてしまい
ほとんど残っていません。
(この状況が変わるのが1983年の「おしん」以降なのですが)

2014年にNHKアーカイブスのHPで「未来からの挑戦」について
家庭用VTRで録画されたテープによってほぼ揃っていることが報告されました。
それまでもあるとは言われていましたが、
2001年に発売されたDVDには再放送編の第8回と第10回を編集したものが
収録されていました。

その後2015年2月に復活イベントが行われ、
またその後ダイジェストがテレビで放送されました。
(気づかず見逃してしまいました)

とにかく復元されたとのことで、
見たい!
とずっと思い続けてました。
しかしDVDの発売予定もなく
唯一の手段はNHKに行って直接みるしかないのです。

なかなか時間がとれなかったのですが
ようやく先日、何日かに分けてNHKに行き全話視聴することができました。
嬉しい!!

未来からの挑戦 飛鳥清明






アーカイブスで撮影した飛鳥清明です。
他のキャストに比べても背が高く頼りがいのある飛鳥は
熊谷俊哉さんが演じておられました。
熊谷さんは復活イベント直前の2015年1月に膵臓ガンで亡くなられました(涙

NHK京都 アーカイブスコーナー






NHK京都のアーカイブスコーナーです。
席は2つ。
1回の利用時間は2時間です。
全話見るのに都合4日かかりました。


未来からの挑戦 リスト








「未来からの挑戦」のリスト。
本放送では全20回ですが再放送の際に
2話分をつなげて全10回になりました。
保存されているうち第9回が9分ほど短いのは
その部分がいまだ欠損しているためです。
NHKアーカイブスのHPでは欠損部分を字幕で補ったとありますが
僕が見たビデオには字幕はありませんでした。
(字幕を出すコマンドがどっかにあったのかな?)

DVD 少年ドラマアンソロジー2








2001年に発売されたDVD。
第8回のラスト5分ほどを消して
第10回につなげるという編集をして収録されています。

改めて見て、
よく言われるようにオールスタジオ撮影のドラマは
空間の広がりがなくやや安づくりな印象を受けます。
また現代のテレビ慣れした子役に比べ演技も古い感じがします。
しかしストーリーのち密さの完成度は見事で
延々と主人公側が危機におちいり追い詰められていくのは
サスペンス要素も強くそれでいてメッセージ性も高く
僕は十分たのしめました。

原作はいうまでもなく眉村卓さんの
「ねらわれた学園」と「地獄の才能」。
この2作を使用しているのでタイトルが変わっているのでしょう。
以前から原作部分をどう使っているのか気になっていました。
基本的なストーリーは「ねらわれた学園」ですが
あまり描写のなかった栄光塾内部を
「地獄の才能」から持ってきています。

ついでに以前ヤフオクで落札したスチール写真の紹介。
未来からの挑戦 高見沢みちる 関耕児未来からの挑戦 高見沢みちる 関耕児









パトロール委員会での高見沢みちると関耕児。

未来からの挑戦 パトロール委員





パトロール委員によってつるし上げられる生徒。

未来からの挑戦 高見沢みちる 楠本和美 吉田一郎





栄光塾に潜入するため冬季講習を申し込む
吉田一郎と楠本和美。

未来からの挑戦 田中レイ子








未来人 田中レイ子。
実はアンドロイド。
演じるはテレサ野田。
テレサ野田さんは1973年の「暁はただ銀色」でヒロインでした。

あと当時高校二年生の紺野美沙子さんと
中学三年生の日高のり子さんも出演されています。

その後、少年ドラマシリーズの中でも繰り返しリメイクされるのが
「時をかける少女」と「ねらわれた学園」の2作品であり
「未来からの挑戦」が当時いかに人気が高かったかがうかがえます。
DVDを出してほしいけど、
保存されているビデオは結構画像が乱れるシーンが多く
商品として出すにはやや難しいかなと思いました。
しかし見たいと思うと各都道府県のNHKまで行く必要があり
近くない人にとっては負担が大きいです。
NHKは現在ネットでも放送を検討しているようですが
受信料を払っている人に対しては
こういう過去の番組も見れるようにしてほしいです。

なお、「未来からの挑戦」復元の同時期に
「明日への追跡」も全話テープがそろったと書かれていました。
2年経ちますが続報がありません。
ぜひこちらも見れるようにしてほしいです。

ブルマァクソフビ ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣

続きです。

初めて買った怪獣映画のソノシートブックに夢中になった僕は
折からのソフビブームに夢中であったこともあり
ゲゾラ、ガニメ、カメーバのソフビが欲しかったのでした。
しかし子供の限られたおこずかいでは買えるものは多くなく
ソフビではゴジラと戦う怪獣が優先されることもあり
結局、買えないまま終わりました。

大人になってからも気にはなっていましたが
ショップではカメーバを除きあまり見ることもなく

ヤフオクがはじまってからもチェックはしていたものの
特にゲゾラがあまり出ないうえに意外と高く手が出ないままでした。

10年くらい前に東京のショップでゲゾラを見たときに買おうかと迷ったのだけど
かなり高額で、結局その時も買いませんでした。

先日大阪日本橋のJUNGLEでゲゾラが売られているのを見つけました。
そこそこ安かったのでずいぶん悩んだ末買ってしまい
これはもう全部買わなきゃ、ということで
ヤフオクでガニメとカメーバも買ってしまいました。


01 決戦 南海の大怪獣






ブルマァク スタンダードサイズソフビ ゲゾラ、ガニメ、カメーバです。
一応初版タイプになります。

前年12月に発売されたガバラミニラに続く東宝怪獣となります。

前年から再販が開始されたブルマァクのソフビ怪獣は
またたくまにブームを起こしており
東宝の新怪獣ということもあり
ブルマァクはすぐに版権を取って商品化しています。

映画自体の評価はそれほど高くはないのですが
着ぐるみについては、その完成度の評価は極めて高いです。
これは「オール怪獣大進撃」のガバラがデザインの評価は低いのに
着ぐるみの評価(特に体表の表現)が高いのと共通しています。
当時の特撮スタッフの技術が一つの頂点に達した時期でした。


ブルマァクは映画公開後すぐにソフビ化しました。
まだ第二次怪獣ブームが潜在的な状況であり
テレビでは新作怪獣ドラマの放送が始まっておらず
一方で前年から発売を始めた怪獣ソフビは爆発的な人気を呼んでおり
新作怪獣映画のソフビという事で
子供たちにとっても大きな話題と人気となりました。


ゲゾラ

04 ゲゾラ






着ぐるみは演者の足が見えないよう工夫されており
操演される腕がみごとにクネクネ動いていました。
モデルとなったカミナリイカには2本の蝕腕があり
着ぐるみではそれが腕として造形されています。

02 ゲゾラ03 ゲゾラ







ソフビも日本の腕を上に上げて劇中イメージを表しています。
が、初期の生産分は(恐らくすべて)左右の腕が
同じパーツが付けられています。
後期タイプ(くるみ塗装されていない物)には左右の腕が
違うものがあるようです。

マメにチェックしているわけではないのですが
初期型で左右の腕のパーツが違うものはネットでも見当たりません。
後期タイプでも同じパーツが付いている物が多いのですが
一部違う物があるようです。
左右が違う物は、左腕が本体から離れた形状をしています。
左右パーツが同じ物の方が多いことから、
おそらく生産型を工夫してわざとそういう商品を作ったのだともいます。
理由はわかりませんが、元々のパーツだと販売用の袋に入らなかったのか
あるいは袋を突き破る可能性があったのかなあ、と思っています。

三つの中でも特によくできており、市場価格も一番高いです。



ガニメ
05 ガニメ






着ぐるみはカルイシガニをもとにしていますが、これがよくできています。
体表の甲羅や顔、特に口の気持ち悪さが実に生物感がでています。

06 ガニメ07 ガニメ08 ガニメ




ソフビは。取り上げているところでは大抵指摘されていますが
そもそもカニに見えない、というかエビにしか見えない。
そんなにたくさんソフビを買ってもらえない子供は
エビラの代用品となっていたくらいです。
着ぐるみのスチール写真がなかったのでしょうか。

ソフビ自体の造形は、体表のゴツゴツした感じや、
着ぐるみのガニメの口の触角はかなり気持ち悪いんですが
そのあたりも上手に表現されています。
それだけに根本的な造形の違いが残念なソフビです。

三つの中では一番現存数が少ないように思いますが
人気がない怪獣のため、当時物ソフビとしては安い部類に入ります。

なお、もし入手されるのであれば
口の触角が折れているものが多いので注意が必要です。
(当時の子供が触角を映画のように動かそうとして折ったんでしょうね)
また初版と再販では顔パーツの上下が逆さまになっています。

09 ガニメ初版状態。
うちのはこちらになるので
塗装が自然なのは目をつぶってください。
頭から背中に続く突起や喉元から腹への突起が
自然な流れのように見えます。


10 ガニメ再販状態。
これだと背びれに続く突起も、
喉元から胴体に続く突起も違和感があるように思います。



着ぐるみと違いすぎるのでどっちが正しいのかわかりませんが
触角の感じから多分初版(このブログの写真)が
正しいんじゃないかと思っています。


11 ガニメ エビラマルサン/ブルマァクのエビラと。
開発に2年の差があります。
こと造形力についてはずいぶん進歩していますね。




12 ガニメ エビラ両方ともしっぽがある。
やっぱりエビにしか見えんなあ。







カメーバ
15 カメーバ






これも着ぐるみの出来はすごいです。
特にバネで首が伸びる仕掛けは
60年代の着ぐるみに比べても格段の進歩が見られます。

17 カメーバ16 カメーバ






ソフビは・・・、どう言ったらいいのか。
いわゆるマルブル造形といえばそうなんだけど
着ぐるみの甲羅は多くの突起があり、
その頭からしっぽのラインの突起が逆テーパーになって
攻撃性を強調しているのですが、そういったものはソフビにはなく
甲羅の造形も着ぐるみとは違いすぎるし
なによりも何故か二足歩行にしてしまったために
プロポーションが台無しになっています。
また顔もカメーバのりりしさがまったくなく
歯が造形されなかったため間の抜けた感じになっています。

ただこの時期日東のガメラのソフビが一期と二期の端境期で生産しておらず
マルサンの中サイズも絶版で入手できないためか
おそらくガメラの代わりのイメージで売れたのでしょう
(僕の友達もそんな感じで買ってました)
かなり売れたみたいなのに造形に人気がないためか
現在でもかなり市中価格は安く
入手はしやすいソフビとなっています。


18 日東ガメラ ブルマァクカメーバ






亀つながりで日東ガメラ(二期)と。
亀をモチーフにしているとはいえ
やはりずいぶん違いますね。
というか、同じ子供向き玩具ではあるのですが
日東のほうが顔が大きく、より低年齢向けの印象があります。
ブルマァクとのソフビに対するとらえ方自体の違いが感じられます。


上にも書いたように、
ガバラに続く新怪獣の玩具という事でかなり売れたのでしょう、
珍しいとは言っても三つとも割と市中に出てくる商品です。
多少の難易度の違いはあれ入手自体はどれもさほど困難ではありません。

05 ゴジラ対メガロ パンフレット 怪獣組織図





「ゴジラ対メガロ」映画パンフレットより。
セールスのため怪獣のファミリー化を進めていた東宝の
公式資料(笑 となります。
ゲゾラ、ガニメ、カメーバが海のグループに入っていますが
一応こいつらは宇宙生命が憑依しているんだから
宇宙怪獣のカテゴリにはいるべきではと
子供の時から思っていました。
あ、モゲラも当然宇宙怪獣カテゴリですよね。
そうでないとメカゴジラが地球怪獣になってしまう。

ゴジラ系列にはいらない三体ですが
こうやって売ろうとしていたんですねえ。

ゲゾラ ガニメ カメーバ 決戦!南海の大怪獣 朝日ソノラマ/ソノシート

今回の記事は前後編となります。

小学校低学年のころは怪獣といえば
テレビでみるウルトラやマグマ大使、ジャイアントロボのことでした。
そんな僕が映画の怪獣を知ったのは
多分テレビでの映画放送でした。

そのころ、テレビでは毎週月曜日に月曜ロードショー、日曜日に日曜洋画劇場と
一週間に2回、夜9時台に映画が放送されていました。
どっちの枠だったかは覚えていませんが
1970年から1973年にかけて、夜9時台の映画枠で
東宝特撮映画が放送されました。
ラインナップは
ゴジラ、ラドン、モスラ、ドゴラ、地球防衛軍、海底軍艦、
フランケンシュタイン対地底怪獣、サンダ対ガイラ
マタンゴ、妖星ゴラス、キングコングの逆襲などを覚えています。。
当時、友達はゴジラの逆襲も見たと言ってたのであったのかもしれません。

また東宝特撮映画が好評だったのでしょうか、
同時間枠でガメラ、ガメラ対バルゴン、ガメラ対ギャオス、
大魔神シリーズ、ガッパ、ギララ
なども放送されました。

テレビの怪獣番組に慣れていた僕は、映画の圧倒的な特撮の迫力に魅せられ
すっかりハマってしまいました。

そんな1970年の夏、近所のレコード店で
「ゲゾラ、ガニメ、カメーバ決戦!南海の大怪獣」のソノシートを見つけたのです。
その時初めて、新作怪獣映画が公開されていることを知ったのでした。

そして迫力のあるジャケットに惹かれ、そのソノシートを買いました。
ストーリーを聞きながらソノシートブックを見、
怪獣の迫力を想像してワクワクしていました。
また近所の駄菓子屋で5円引きブロマイドを見つけて引き、
その写真の迫力にさらに想像が膨らんでいったのでした。


01 朝日ソノラマ 決戦 南海の大怪獣





朝日ソノラマ「決戦!南海の大怪獣」のソノシートブックです。
ジャケットの表裏で一枚の絵になっています。

何度も聞いて、映画の場面を想像してワクワクしました。
声は映画の役者さんではなく、ソノシート用に新たに録音されたものです。
ビデオがなかった時代、
こういうソノシートブックは作品を追体験できる貴重なグッズでした。
このソノシートを聞いて憧れ続けたのですが
でも「決戦!南海の大怪獣」がテレビで放送されることはありませんでした。

02 朝日ソノラマ 決戦 南海の大怪獣中綴じのカラーイラストです。
映画のシーン写真もありますが
全部モノクロ写真です。
3匹が暴れているのでこういうシーンがあると思い込んでいましたが
実際にはゲゾラは単体でしか登場せず
初めて見たときはがっかりしました。

1978年のSF狂乱ブームのころより
朝日ソノラマを中心に怪獣を扱ったムック本も出始めました。
たいていゴジラ中心の内容でしたが
「決戦!南海の大怪獣」も取り上げられることもたまにあり
簡単なストーリーを読むうちに
もしかしたら隠れた傑作なのかも、と思うようになりました。


1983年(昭和58年)ころだっと思います。
「ゴジラ1983復活フェスティバル」があり、
東宝特撮映画が盛り上がっていました。
そんなころ近畿でのマイナーカルト映画のメッカとなっていた伊丹グリーンで
「決戦!南海の大怪獣」が上映され、ようやくみることができました。

映画について、あまりいい評価は聞きません。
ストーリーは簡単に言うと
南海の孤島においてアメーバ状の知的生命体がイカやカニに憑依し
島にいた日本人と原住民を襲ってくるというお話です。

憧れ続て13年、初めて見た感想は、
うーん、なんというか中途半端な映画でした。


侵略者がそれほど人がいない孤島で地球侵略をしても
説得力もスケール感もないとか
予告やスチールでは怪獣が戦っているのに
実際には最後にちょっと同士討ちするだけでほとんど戦わないとか
予算が低いからちゃちいんだとか
いろいろ言われますが、まあそれはその通りではあります。

03 山勝 決戦 南海の大怪獣山勝のブロマイドです。
当時近所の駄菓子屋さんで引いた2枚です。
下のと合わせて三匹が同時に登場しています。
そりゃこんな写真ばっかり見せられたら
怪獣同士が戦うと思っても当然ですよね。






04 山勝 決戦 南海の大怪獣






とはいえ、やりようによっては結構おもしろくなったのではとも思うのです。

閉鎖された空間での侵略物といえば「遊星からの物体X」がありますが
その元となった「遊星よりの物体X」も合わせて
寄生する知的生命体の恐怖を描いた秀作は多いです。

東宝においても「マタンゴ」で
周りの人が次々と寄生されていく恐怖を描いています。
(そういや出演者も同じですね)
ノウハウが無いわけではないのだけれども、
閉鎖された空間で助けもなく追い詰められていく恐怖よりも
襲ってくる怪獣に対する手段のチープさが
スケール感の小ささが目立ってしまうという
せっかくの設定が生かし切れていません。


登場人物が60年代東宝にありがちなキャラだったのも残念です。
変な雑誌記者とかレジャーランドの社員とか原住民とか出さずに
宇宙生命体が乗っ取って地球に落下したヘリオス7号を調査しに来た
調査隊だけにした方がすっきりして
お話も自然な流れになったんじゃないでしょうか。


それにせっかくアメーバ状の知的生命体が分裂して寄生できるのだから、
もっと登場人物に寄生させて恐怖感をあおるとかすれば盛り上がるし
怪獣についても、その恐怖と支配の象徴としてだせば
マタンゴ並みに怖かったと思うのです。
(クライマックスでガニメとカメーバに宇宙人の声が被って
 隷従を要求してくるのはよかったと思います)
怪獣が現地の伝説の存在というのもありがちな設定だし
そもそも宇宙人が憑依した物であるので、設定がちぐはぐになり全然生きてません。

また映画を見て思ったのですが、
そもそも知的宇宙生命が憑依した三体は
怪獣というよりも怪物、モンスターではないかと思います。
(この辺のニュアンスの違いは分かっていただけるでしょうか)
それを怪獣扱いにしていること自体が
映画の売り方として違うんじゃないかと感じます。


主顧客である子供は怪獣を求めており
制作側も怪獣と怪物の違いを理解できておらず
本格的な侵略サスペンスSFを指向しながら中途半端な怪獣を
60年代のテイストで作ってしまった時点で
「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣」は
最初から失敗が決まってしまっていた映画でした。

もっとも、東宝チャンピオン祭りの枠上映される以上、
対象は子供になるので
マタンゴや物体Xのような映画にできるはずもなかったですね。


東宝としては60年代SF映画の作風を踏襲した映画であったのですが
「東宝チャンピオン祭り」というイベントの顧客層を見誤った作品であり
この映画の失敗のため、
これ以降、東宝はしばらく大人向けの特撮映画を作らなくなります。
そして非ゴジラ怪獣映画としては昭和最後の映画となりました。
この次が・・・、まあアレですからねえ。

≪続き≫(記事公開後つながります)
ブルマァクソフビ ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣

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