クラウドベース(スペクトラム基地)を作ろう

イマイのキャプテンスカーレット・スペクトラム基地(クラウドベース)をカッコよく作ろう、
と思い立ち作業を始めました。
作業日記みたいなもんです。
当初は甲板を延長と下部構造物の再現をメインに
後は簡単に手をいれるだけのつもりだったんですが・・・

あと制作日記ではなかなかネタが続かないので
最近は手持ちのプラモデル、玩具、雑貨、漫画なんかの
紹介もしています。
よろしければコメントなどいただけると
とぉっても嬉しいです。

ヤフオクで
今井科学キャプテンスカーレットマスコットシリーズの
キャプテンスカーレットの原画を落札された方、
お譲りいただけませんでしょうか。
メルアド:tbcsufo-x901999@yahoo.co.jp
出来る限りご要望に沿うようにいたします。
なにとぞよろしくお願いいたします。

コビトチョコ懸賞品 サンダーバードロケット 合金製サンダーバード1号

以前取り上げたコビトのサンダーバード1号ですが、ようやく台座を入手しました。

以前の記事 ↓
コビト 景品 サンダーバード1号

1 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット








1号本体を入手して13年、ようやく台座が揃いました。
ヤフオクの出品説明文では出品者の方のお父様が子供の頃に景品で入手されたとのことで、なんてお大尽で羨ましい😆

1号は格安で入手できたし、今回のは1号本体が破損しているということでまあ台座だけと考えるとなんとか許容範囲で収まりました。

以前にも書きましたが、このサンダーバードロケット、つまりサンダーバード1号の合金モデルは昭和42年初旬に景品として作られました。
数ヶ月後に発売されるイマイプラモデル1号とは比較にならないくらいプロポーションが良いのに驚かされます。

当時小学1年生だった僕はこの懸賞を全然覚えてませんが、当時入手できた人は本当に嬉しかっただろうなあ。
8 コビト サンダーバードロケット 広告当時の雑誌広告(ネットの拾い物画像です)
多分左の広告が初期で右は少年サンデーの67年6月頃掲載です。
対象のチョコレート製品が変わっているのがわかります。





でも広告によると「抽選で毎日100名に当たる!」ってあるんですね。
下にも書いてますが、この1号は鋳型を作って手作業で生産された部品をさらに手作業で半田で固定し塗装されています。
こんな手間のかかった物が1日100個もつくれたのか?
まあ当時は人件費が信じられないほど安かった時代だし、なにより毎日100件も申し込みがあるというような、そんなお大尽が日本中に多かったなんてそもそも信じられない(笑

どうやら半年くらいはこの懸賞は行われていたようなので単純に考えたら1万個くらいつくられたことになるけど、ネットやショップにでてくる現存数から考えると実際にはそれよりもはるかに少ない応募だったんでしょうね。

さて、この模型はアンチモニー合金でできています。
興味を持ったのでちょっと検索してみたところ、アンチモニーは東京の地場産業として発展した伝統工芸だそうで、装飾品やトロフィー、メダルなどに使用されたそうです。
一時期はとてもよく売れたようだけど、アンチモニーは鉛とアンチモンの合金で、鉛は環境問題から使用されなくなりアンチモンも毒性を持つことから現在は使われなくなりました。

アンチモニー製品は鋳型で作られるそうで、溶接ができないため半田で接合するそうです。
今回入手したのはもちろん台座だけではなくて破損した1号と一緒です。
その1号の破損部を見ると鋳型で作られた本体に下部パーツを取り付ける金属が半田で固定されています。

5 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット6 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット接続部がはずれています。
エンジン部の丸い接続部よりも
本体の穴の方が大きいのですっぽりはまってしまいます。







破損したところは半田が外れてしまったんですね。

この破損品ですが破損箇所は3箇所。
・本体の上部と下部エンジンユニットが分離している。
・エンジンユニットの安定翼が2箇所なくなっている。
・台座に繋ぐネジの取り付けパーツが外れて振ると中でカラカラ音が鳴っている。
7 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット左の完品に比べ右の破損品は
安定翼が二つなくなっています。
またわかりにくいですが
右は台座接合部のネジ穴がなくなっています。




安定翼は型を取ってホワイトメタルで複製して半田付けすればなんとかなりそうですが。
エンジンユニットに繋がる上部の接続部のパーツがどうも無くなっているようです。
それに台座接合部ってそもそも鋳型の中でどうやって固定できていたのかわからん😭

コビト合金1号はくるみ塗装されています。
しかしアンチモニーはあまり塗料ののりがよくないそうで、たまにオークションに出てくるものもたいてあちこち剥げてしまっています。
3 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット4 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット高さが違うのは破損品の方のエンジン部接合箇所が
上本体の穴に入ってしまっているからです。
塗装の剥げ具合は破損品の方がかなりマシです。







メッキやマーキングは破損品の方が綺麗なのでなんとか修理したいんだけど、アンチモニー合金の製品って検索したらなんか修理不能みたいなこと書いてあるし、やっぱり無理なんかなあ。

※2021/09/14追記
コメントでいただいた事を元に。

この1号が配布された昭和42年当時、子供向け玩具はどんな物でも”遊べる”事が当たり前でした。
ましてや版権キャラ物はプロポーションよりもアクションが重視されていた時代です。
大雑把な記憶ですが、玩具である程度プロポーションが重視された物が出たのは80年代終わり頃にバンダイから発売されたジェットビートルあたりが最初くらいではないでしょうか。
そして本格的に玩具から脱却し「出来」が重視されたのは90年代後半に大ブームになった食玩からだと思うのです。

コビト合金1号は完全ディスプレイモデルとして制作されており、当時はおろか92年のブームまでは最もプロポーションの良いモデルでした。
遊ぶことを前提とした玩具しかなかった時代にこのようなディスプレイモデルを景品にしたコビトの先見性は20年どころか30年近く時代を先取りしていたと思います。

2 コビト サンダーバード1号 サンダーバードロケット








最後に。
せっかく写真撮ってたのにアップし忘れてました(苦笑
コビトの広告イメージのアングルで撮影してみました。
持った時の重量感もなかなかだし、本当に良いモデルです。

今井科学 ジェットモグラタンク バンダイ再販との比較など

気が付けば半年も更新してなかった(^^;
目いっぱい言い訳ですが、引っ越ししてから現状いろんな物が簡単に取り出せない状態となっていまして、なんとか再度整理をしないといけないのだけどこれがなかなか(^^;
今年中にはと思ってはいるのですが・・・

*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

イマイのサンダーバードシリーズは後のキャラプラモに様々な絶大な影響を与えたことは今更言うまでもありません。
しかしあまり受け継がれなかった事の一つに複雑なギミックがあります。
結局生産性を上げようとすると複雑なギミックは障害となるので、70年代以降はおおよそゼンマイ走行とミサイル発射ばかりとなってしまいました。
しかしサンダーバードでは番組内でのアクションの再現を重視しており、これまで取り上げた5号や秘密基地は後には見られないギミックを備えていました。
その中でもジェットモグラのギミックはまさにテレビで見たそのままで・・・

なんて当たり前なことを書くのも恥ずかしいくらいみんなが知ってるプラモデルなのが
1 イマイ ジェットモグラタンク初版





今井科学 ジェットモグラタンクです。

ほとんどの方には今更なくらい説明も不必要な気もしますが、モグラ本体のたった一つのモーターでドリル二重回転・側面キャタピラ稼働・タンク部走行というアクションを成し遂げた職人技は当時の子供たちの心を鷲掴みにしました。
サンダーバードプラモとしては450円という比較的高額な商品であったにもかかわらずスタンダード2号と並び定番アイテムとなったのでした。

プラモの強度なんて理解もしてなかった子供たちはテレビの真似をして砂場などでモグラを突っ込ませてドリル先端のピッチを折ってしまった、なんてのもありふれた風景でした(笑

電動モグラはその後バンダイに金型が売却され長らく再販されることになります。

と言うことで電動モグラなんてこれまでムック本でも取り上げられまくってるしネットでも様々書かれてるしで今さら書くこともないしなーって感じだったんです。
でもまあプラモも入手したのでとりあえず簡単にでも、と思って写真撮ってたら気になることが4つもあったのでちょうどよかったと(笑
3 ジェットモグラ イマイ バンダイ 箱








上から
イマイ67年初版
バンダイ72年再販
バンダイ80年再販

19 バンダイジェットモグラ 価格 製品番号







ちなみに僕が入手したバンダイ再販は定価が900円なので恐らく74年頃の最終生産品だと思われます。


・初版ジェットモグラタンク発売時期について
7 イマイ ジェットモグラ APF証紙








今回入手したモグラはAPF証紙です。
まず一点目、もうここからして困ったことなのですが。

これまでのムック本ではモグラの発売が67年8月となっています。
これは「サンダーバードプラモパーフェクトカタログ(ラポート)」でも「日本プラモデル50年史」のデータベースCDでも同様です。
一方APF証紙が使われたのは「サンダーバードプラモ&玩具博物館(ケイブンシャ)」では6月までとなっています・・・・

えっと、このモグラはいつ販売された物なんだ?

ムック本の証紙使用時期かモグラ発売時期のどちらかが間違ってることになりますね・・・

すぐに検証できることではありませんが、ただ言えることは少なくともこのモグラが最初期生産品であることは間違いなさそうです。

・金属パーツの入った内箱は最初はなかった?
ここで二点目の問題。
ムック本でもTB少年さんのブログでも金属ギアパーツや電動用パーツは小袋に入れられさらに専用の内箱に収められています。
初版モグラ内箱






画像はサンダーバード懐古模型さんからお借りしました。

ところがうちの初版モグラをみるとその内箱がありません。
2 イマイ ジェットモグラ








最初はなくなっちゃったのかなーとも思ったのですが、
12 初版ギアパーツ梱包






電動用のパーツ類の小袋がなんと下箱に直接ホッチキスで止められています!
ということは初期生産品には内箱なんて無かったんだ!ということで驚きました。

・バンダイ移管品は元型品?
三点目。
次に、これまでにも書いた通り、バンダイに売却された1号、2号、4号の金型は複数ありました。
そして電動モグラもやはり金型が複数あったことが、ぷらもったさんのブログで検証されています。

ぷらもった 1960年代国産プラモデルレポート(第2)
イマイ 電動ジェットモグラ再生(4)

ところでバンダイに移管された1号と2号の金型が増型であったことからバンダイは金型作成時期が新しく当然ショット数の少ない増型を意図的に買い取ったのではないかと想像していました。
ということで4号とモグラも増型ではないかと思っていたのです。

手元の初版品とバンダイ移管品を比べてみたところ同じ物であることがわかりました。
ウチのが初期生産品であるなら、おそらくですがバンダイに移管された金型が元型である可能性が高いと思います。

・二重回転ギアボックスを単回転に改修した理由
でここからはバンダイ再販品についてですが。
バンダイは70年にサンダーバードシリーズの販売を開始しており、当初はイマイと同じボックスアートを使用していました。
そして翌71年の再販より小松崎茂さんによりボックスアートが新しく描き下ろされました。
20 バンダイ ジェットモグラタンク僕はバンダイ版の絵、結構好きなんですよね。
同時期のイマイリモコン版やミニ再販版に比べて60年代タッチというか戦記絵っぽいというか、砂塵と油の臭いが感じられそうで。



この箱絵の商品は71年から74年まで生産されました。
中身はイマイ時代そのままでドリルの二重回転もモグラ本体の車輪がゴム製であることも同じでした。
そして80年の再販でボックスアートが再度変わり、ドリルの二重回転が廃止され車輪がプラ製へと変更になりました。

というのがこれまでムック本やネットで書かれた来たことです。

ブログ用の写真を撮っていて、はあ?!っとなったのが
8 ジェットモグラ ギアボックス比較1上がイマイ初版モグラ
下がバンダイ900円版モグラ








ドリルの回転用ギミック部品、一重回転!!
10 ジェットモグラ 金型比較1上がイマイ初版モグラ
下がバンダイ900円版
プラの車輪パーツが新たに造形されています。




しかも車輪もゴムじゃなくてプラ!!
11 ジェットモグラ 金型比較2上がイマイ初版
下がバンダイ900円版
900円版ですでに回転軸途中のナットで固定できるよう
金型修正されています。






ドリル内側の回転軸が通る箇所ももちろん加工されています。

つまりなんと80年再販と同じ仕様だったのです。
9 ジェットモグラ ギアボックス比較2上が74年900円版
下が80年1200円版
微妙に軸の長さが違います。






70年代の箱に80年再販のパーツが入れられたのかとも思い確認しましたが、ドリルギミック用の小袋には顔ありバンダイマークの証紙が入ってるしプラ成形品は整形色が全然違うし。
ということで70年代品であることはほぼ間違いないなと。

これまで80年再販で、なんでドリル二重回転をやめたのかが謎でした。

73年の秋にオイルショックがあり、プラスティックはもちろん燃料費の高騰から部材や加工品など広範にわたり物の価格があがりインフレが発生しました。
もちろんプラモデルも高騰し、ジェットモグラも当初の600円から700円、そして900円へと短期間に値上がりしました。

想像するに少しでも値上げを避けるためあるいは利益を確保するため部材の原価を下げようとした際に、加工費の高い二重回転ギザボックスの簡素化と他に使用用途がないため恐らく相対的に仕入れ値が高いゴム車輪をやめてプラ部品を追加したのでしょう。

ギミック省略が700円時なのか900円の時なのかはわかりません。
ただおそらく急遽のコストカット対応だったと思われます。
それは組立説明書が修正されずそのまま使われていることからも見て取れます。
14 ジェットモグラ 組立説明図 インスト




組立説明書。
左からイマイ初版、バンダイ900円版、バンダイ80年1200円版。

15 ジェットモグラ インスト比較1








上からイマイ初版、バンダイ900円版、バンダイ80年1200円版。
イマイとバンダイ900円版は二重回転ギアになっており、バンダイ80年版では修正されてます。

17 ジェットモグラ インスト比較3








上からイマイ初版、バンダイ900円版、バンダイ80年1200円版。
イマイのが少し上が切れてしまってますが(^^;
やはりイマイとバンダイ900円版は同じで80年1200円版で修正されています。

18 ジェットモグラ インスト比較4 部品表




部品表。
左からイマイ初版、バンダイ900円版、バンダイ80年1200円版。
バンダイ900円版はイマイ初版と同じで二重回転ギアとゴム車輪が描かれており、プラ車輪はありません。
もちろん80年1200円版ではきちんと描かれています。

オイルショックでの部材コストがあまりに短期間だったために緊急対応としてギミック省略やパーツカットを行ったものの製版まで変える時間がなかったのか、あるいはすでに組立説明書の在庫がありコスト節約のためそのまま使われたのだと思います。

このことでちょっと思ったのですが。
この時期にプラモデルを買った記憶のある方は、定価を修正したシールが貼られているプラモを見たことがある人も多いと思います。
これはもちろんオイルショックによりコスト上昇のためですが、もう一つ。
中に入っているパーツとインストが合っていない商品をみて作れない、あるいは作りにくかったという経験があるひともいると思います。
(僕も何度かそういうプラモに当たりました)
もしかしたらそのうちの何割かはメーカーがいい加減だったのではなく、モグラと同じように急激なコスト上昇により出荷直前での仕様変更が原因だったのかもしれませんね。


二重回転ギアそのものは78年に「未知との遭遇アダムスキー型円盤」にそのまま使用されているから新たに作ることは可能だったのでしょうが、80年再販の際には70年代仕様を(恐らく何も考えずに)そのまま引き継いだため一重回転のままだったのだと思います。
同時発売だった1号、3号、4号、5号がゼンマイをなくしディスプレイモデルに改造されていたので誰もがモグラも同じ時に修正されたと思い込んでいたのですね。

・やっぱりバンダイ最初期品はイマイ仕掛品の流用?
実はバンダイモグラの初版、つまりイマイと同じ箱絵でPSF型番の物にはイマイと同じパッケージストが同梱されていたのではという疑惑があります。

13 初版ジェットモグラ ボックスアートポスター





これと同じ物です。
ウルトラセブン最終回で男の子の部屋に貼られていましたね(^^♪
昨年ヤフオクに出品されたバンダイ初版の内容物にこのイラストが映っていたのです。
思ったより高かったのと引っ越し後の荷物が整理できていなかった時期だったので見送ったのですが。
バンダイ4号の項でも書いたことですが。

バンダイ サンダーバード4号 1970年最初期版

バンダイ最初期品(PSF型番)はイマイから引き継いだ仕掛品を使ったものではないかと思っています。
もしかしたらその証拠の一つとなったかもしれないと後で思い返して失敗したー!と後悔しました。
いつかは確認してみたいですねえ。

今井科学 サンダーバードミニブルドーザー初版と再版の比較

以前手持ちのサンダーバードプラモの写真を撮った時に、ジェットブルドーザーをまだ取り上げてなかったことに気づきました。

イマイ(バンダイ・アオシマ)サンダーバードのプラモデル

ということで今回はジェットブルドーザーのお話です。

今回のブログを書くために写真を撮っていて、初めて商品名がサンダーバードブルドーザーだということに気づきました。
53年間サンダーバードジェットブルドーザーだと思ってた(;'∀')

実は本編中に一般的に知られる救助メカの名前が語れることはほとんどないのです。
ジェットモグラはモグラーと呼ばれるし磁力牽引車は牽引車1号無線操縦2号と言われます。
その中で唯一ジェットブルドーザーだけはその名前が語られるのです。

バージル:「凄い!焼け付くような熱さだよ!」
スコット :「ジェットブルドーザー持つかな」
バージル:「まあともかくやってみるさ。行くぞ!」

わずか3つの台詞で状況の厳しさとあえて気楽な言い回しに続く気合がバージルの決意を表す名シーンだと思っています。
そしてこの後の燃え盛る瓦礫の中を突き進むジェットブルドーザーとジェットモグラのパワフルさは圧倒的な迫力を見せ、サンダーバード全話の中でも屈指の名シーンとなります。

そりゃこんなん見せられたらジェットブルドーザーの名前を脳裏に刻み込まれても当然ですね。

1 イマイ サンダーバードブルドーザー初版

今井科学 サンダーバードミニブルドーザー
昭和43年8月発売です。

ミニシリーズは昭和43年春に2号、モグラ、4号が発売されました。
低価格なので子供のお小遣いで買えることから好評だったのでしょう。
8月にゼロエックス号、磁力牽引車と共にジェットブルドーザーがラインナップに加えられました。

2 イマイ サンダーバードブルドーザー初版3 イマイ サンダーバードブルドーザー初版


箱側面です。
ミニXカーは9月発売だそうです。

4 イマイ サンダーバードブルドーザー初版5 イマイ サンダーバードブルドーザー初版








箱の中の状態と梱包物。
ミニブルドーザーのどこにも宇宙科学シリーズの表記はありません。

さて、69年に会社更生法を申請した今井科学は71年からプラモデルの生産を再開します。
ミニブルドーザーも71年に再販されました。

6 イマイ サンダーバードブルドーザー再販






71年版サンダーバードブルドーザーです。
この時からミニ表記がなくなりました。
これはバンダイにスタンダードサイズの2号4号モグラの金型が売却されミニシリーズを標準サイズとしたためだと思います。
7 イマイ サンダーバードブルドーザー再販8 イマイ サンダーバードブルドーザー再販


再販の箱側面。
他の製品紹介がなくなり側面上下とも同じデザインになっています。

9 イマイ サンダーバードブルドーザー再販





再販の梱包内容。
デカールがなくなっています。
懸賞葉書からこの製品が71年後半の物だとわかります。

11 イマイ サンダーバードブルドーザー12 イマイ サンダーバードブルドーザー






上の2枚の写真の左右が入れ替わってますが(;'∀')
成形色は本体は初版の方が黄色が強く再販は少し橙色っぽいです。
パーツ部は初版の方が少し茶色が濃い感じです。

この二つを比較して気がいたのはミニゼンマイが両方ともプラギアだということです。

13 イマイ サンダーバードブルドーザー





以前ミニ磁力牽引車をとりあげた時に、旧イマイ時代にプラギアのミニゼンマイがあるなら生産時期は相当短かったはずだと書きました。

今井科学 ミニ磁力牽引車 初版と再版の比較

気になったので証紙を確認したところ、磁力牽引車はITP証紙ですがミニブルドーザーは東北新社証紙でした。
また手持ちのミニ強力装甲車はITP証紙で金属ギア、ミニパトロール車が東北新社証紙でプラギアでした。
キャプテンスカーレットシリーズが放送終了の年明けまで生産していたとは思えないので、8月発売の時期はまだ金属ギアだけど年末年始頃には東北新社証紙でプラギアに替わっていたのではと思います。

すぐに出てこなかったのですが年末発売のスカイシップ1の証紙を確認しなきゃですね。

ところでイマイは1968年よりサンダーバードシリーズについては低価格商品へとシフトします。
その中心になったのがミニシリーズと2号のコンテナでした。

ジェットブルドーザーはこの商品化により、同時発売された磁力牽引車と共に以降救助メカ御三家として扱われるようになります。

しかしモグラのような電動模型ではジェットブルドーザーも磁力牽引車も発売されませんでした。
Xカーなんかをわざわざ電動模型で発売するくらいならどちらかを商品化すればいいのに、とは誰もが思ったことでしょう。

2006年に出版されたサンダーバードプラモデル大全によればイマイはモグラに続き電動ジェットブルドーザーの開発をしていたそうです。

なぜか発売には至らずその図面等は後にメーカーオリジナルSF戦車ジグラートとして商品化されました。
確かにジグラートの車体前部はミニブルドーザーそっくりですね。

14 イマイ 電動ジェットブルドーザー図面電動ジェットブルドーザー図面
双葉社
サンダーバードプラモデル大全
p137より


なぜ電動ジェットブルドーザーが発売されなかったのかはわかりません。
ただ多くの方が感じているであろう、イマイのジェットブルドーザーって形が変じゃね?というのは電動ジェットブルドーザーの図面でも共通です。

思ったのですが電動ジェットブルドーザーの図面が流用されたのはジグラートだけでなく、ミニブルドーザー製品化の際にもこの図面がほぼそのまま使われたのではないでしょうか。

僕にはそれくらいそっくりに見えます。

例えば初期に開発された5号などは資料がテレビしかない中、当時としては驚くほどディティールまで再現されています。
同じ救助メカであるジェットモグラも当時としてはプロポーションもディティールも緻密に再現されています。
いくらビデオなどもなかったとはいえ、磁力牽引車はそこまでプロポーションは悪くないし小松崎さんのボックスアートも車輪の数はおかしいとはいえ車体の形はきちんと描かれていることを見てもなんでこんな形になったのかわからないですねー。

イマイのサンダーバードシリーズを近年出来が悪いと非難する人の格好のターゲットになっている大きな要因がジェットブルドーザーなので悲しいです。

磁力牽引車を新規開発したアオシマさんにジェットブルドーザーもお願いしたかったところですが、すでにこのシリーズの新規開発は中断となっているので期待はできないです。

いつかジグラートのジャンクを入手して、イマイ電動ジェットブルドーザーっぽいものを再現してみたいです。

今井科学 ミニマイティジャック号 初版

あけましておめでとうございます。

昨年は後半の半年間更新をしておらず、このままフェードアウトかあ、と思われている方も多いかとおもいます。
いろいろと事情もあったりするのですが結局はめんどくさくてほったらかしだったのが実のところ一番の理由であります。
今年はもう少しまともに更新したいと心がけるようにしたいなあ。

さて12月12日にひらパー(枚方パーク)で開催されている特撮のDNA展に行きました。
内容は以前たぼさんのところで書かれているのと同じなのでウチでは取り上げません。
(展示物の目録があったらしいけど貰えなかったし(泣))

1番見たかったのがマイティ号の復元模型と艦載機群で、やっぱりMJ号はいいなあ、という事で今回はイマイのミニMJ号初版です。

たぼさんのDNA展レポートは以下のリンクから
特撮のDNA ウルトラマン GENEALOGY展に行ってきました。
特撮のDNA ウルトラマン GENEALOGY展 続き
特撮のDNA ウルトラマン GENEALOGY展 続き その2
特撮のDNA ウルトラマン GENEALOGY展 ラスト

1 ミニマイティジャック号箱





今井科学 ミニマイティジャック号初版です。

1968年発売でマイティ号の中では1番小さい物となります。

12月の初めの早朝に友達からミニMJ号初版がメルカリに出てると連絡をもらいました。
メルカリは即決なので連絡くれた友達に落札意思を確認してる間に買われてしまう可能性があり、とりあえず落札して後で彼が欲しいなら譲ろうと購入しました。
(実際価格交渉している人がいたので危なかった)
結果友人には購入意思がなかったのでそのまま僕の物となりました。

しかしメルカリで買えるとは思わなかった(驚き‼

2 ミニマイティジャック号箱側面3 ミニマイティジャック号箱側面



箱側面です。

ギミックはコロ走行とゴムによる水上走行の併用となっています。
これは同時期のスペクトラム基地(中)と同じですね。

僕はリアタイで買って貰いました。
何度もお風呂で遊んだ事を覚えています。


4 ミニマイティジャック号箱背面





箱背面。
この時期のイマイマスコットサイズのプラモはほぼキャラメル箱で、箱裏は飾り台が印刷されていることが多いのですが、ミニマイティ号はMJマークのみの印刷となっています。

11 ミニマイティジャック号組立図2







組立図。
水上走行ギミックや細かいデカール指定が興味深いですね。

さてミニマイティ号はその後繰り返し再販されたので、その変遷を見てみたいと思います。


5 ミニマイティ号





今回比較に使用したキット。
左上 ミニマイティジャック初版
右上 ミニマイティ号1971年再販
左下 ミニマイティ号70年代中期再販
右下 ミニマイティ号1080年再販

71年再販品はほぼ見たことのないキットで、昨年突然まんだらけの通販で大量(10個以上)に販売されました。
これまでミニマイティ号の再販は左下の物しか知られておらずめちゃ驚きました。
このキットは現在でもまんだらけの一部店舗で販売されています。

6 ミニマイティ号 ボディ








上 初版
下 71年再販

キットを比較したところ、ボディパーツについては71年と70年代中期のキットに違いはありませんでした。
初版と再版以降の違いは以下の通りです。

7 ミニマイティ号 ブリッジ8 ミニマイティ号 ブリッジ




艦橋に初版にはない穴が開いており、艦橋内側の溝が長くなっています。
さらに艦橋後部に縦に溝が彫られています。

これはマイティジャック秘密基地に流用された際に、艦橋からのミサイル発射機構が追加されたことによる改造の跡です。

9 ミニマイティ号 主翼






主翼パーツには同じく秘密基地流用時に水上走行ギミックがオミットされたために、前輪のゴムを引っ掛けて外れにくくするための鉤状の箇所が削られ関連するパーツがなくなっています。

初版ミニマイティ号は後期生産分で秘密基地バージョンの物があるそうですが残念ながら未見です。
この小さな本体にミサイル発射がどう組み込まれていたのか一度見てみたいです。

というか、サンダーバードでは同じようなサイズの物でも商品が変わると金型を新しく起こしていたんですよね。
ミニマイティ号が改造流用されたのはやはりセールスが上手くいってなかったからなのでしょうか。

80年生産分は、艦橋の穴は二か所共塞がれています。
また主翼のコロがつく箇所が接着しやすいように溝の周りに四角い突起が追加されています。
(主翼パーツ写真右下)

ミニマイティ号は81年に追加生産された後、長らく生産されませんでした。
しかし2009年にアオシマからビックマイティ号が再版された際になんと同梱という形で再販されました。

アオシマ版マイティ号の記事
今井科学 イージーキットマイティ号 再販ビックマイティ号との比較

で、イージーキットで出来なかったマイティ号初版キット集合写真!
10 イマイ マイティ号 全種








いやあ、大きさが本当に全然違いますね。
ボックスアートが販売されるキットの大きさに合わせてカッコよさが最適になるよう描かれているのがわかります。
70年代の再販はそのあたりが適当というか原画が残っていなかったのかあまり気を使われることはありませんでした。

最後の再販からすでに12年が経とうとしています。
しかしマイティ号自体がそれほど売れなかったようなのでミニマイティ号も今後の生産は期待できないでしょうねえ。

桑田次郎先生、本当にありがとうございました。

‪※8月5日一部追記しました。

桑田次郎が亡くなった。‬
‪中学生の時にファンになって以来約45年、ほとんどの作品を読んだけどやっぱり「8マン」が最高だった。‬

月光仮面、まぼろし探偵、8マン、超犬リープ、黄色い手袋X、エリート、デスハンター、ウルトラセブン、バットマン、怪奇大作戦、豹マン、キングロボ、ミュータント伝、ゴッドアーム等
‪知られている作品の多くは原作付きだが絵師であることを貫いたので、原作付き作品の方が輝いた漫画家だった。
特に平井和正と組んだ作品はよほど相性が良かったのかわずか5作品で終わったのが残念なくらいにどれも傑作だった。
2人の親交は平井和正が亡くなるまで続いたことを見てもそうなのだろう。

最後の長期連載となった「ゴッドアーム」はおよそ相性が合いそうにない梶原一騎原作だったけど、全くSF音痴でとんでもない梶原原作を、梶原節を損なわないどころか最大限に生かしながら且つトンデモ展開をその画力の力技で傑作に仕上げてしまったのはまさに桑田次郎の才能だった。

‪70年代半ばに‬商業誌からは引退されたこともあり手塚治虫や横山光輝、トキワ荘グループなどの漫画家に比べて語られる事も大御所扱いされることも少ない。

桑田次郎の漫画でアニメ化された物は8マンしかない。
そのアニメ「エイトマン」が1976年以降長期にわたり封印され77年以降のアニメブームに乗れなかったことも、桑田次郎のその後の評価に影響したように思う。

桑田作品の人気作の多くは原作付きだ。
コミカライズ、という人も多いだろう。
しかしウルトラセブンや怪奇大作戦のようなテレビ番組を元にした作品を原作付き作品を比べてもあまり遜色を感じない。
桑田次郎にとってはどちらも元のストーリーを最大限に生かすための画力でありともにあくまで原作という扱いだったのだと感じる。

しかしずば抜けた画力、表現力は同時代の漫画家は誰もついていけなかったし、桑田次郎の表現を継げる漫画家もついに現れなかった。
通常、漫画はストーリーに沿った絵が連なって構成されていくが桑田次郎の漫画は絵画のような、しかし漫画独特の躍動感に溢れた、又は静的な佇まいに満ちた絵の間をコマで繋いでストーリーを組み立てているかのような独特の表現方法だった。
これは極めて高い画力を必要とした構成だった。

一方で絵としての完成度を追求するがために他の漫画家が多用する漫画的な崩れた表情やポーズを苦手としていた。
それは桑田次郎が求めた絵としての漫画とは対極の表現方法だったのだろう。
手塚ートキワ荘グループ的な漫画表現が主流となるなか、横山光輝やちばてつや、川崎のぼるのような絵の完成度と漫画的表現の適度な妥協が取れなかったことも30代にして漫画の一線から身を引いた理由の一つかもしれない。
いずれにせよ漫画の歴史の中で唯一無二の存在であることも多分語ることを難しくしているのだろう。

桑田次郎先生。
本当に本当に本当に多くの漫画を楽しませていただきありがとうございました。

※ウチのブログは訃報に関することは取り上げないことにしていますが、今回は特別に取り上げました。
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