この記事は前回の続きとなっています。
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少年ブック 昭和43年1月号 キャプテンスカーレット 第1話前編 旭丘光志

さて、少年ブック昭和43年2月号です。

1 少年ブック43年2表紙








集英社の月刊漫画誌である少年ブックは昭和35年1月号の創刊されています。
前年には週刊少年サンデー週刊少年マガジンが創刊されており
月刊漫画誌としてはかなり後発となります。

昭和40年代に入りコミカライズやアニメ化等TVタイアップを強化するようになります。
この時期の連載も前回でも書いたように
マッハGoGoGoスカイヤーズ5ドンキッコなどがあり
キャプテンスカーレットも大きく期待された連載でした。

2 旭丘CS2-表紙








前回の続き、キャプテンスカーレットの第1話後編です。

3 旭丘CS2-514 旭丘CS2-52








一方北極に調査に来たブラック大尉グリーン少尉ファンタジーの三人は
氷原に高い奇妙な筒を発見した。
その筒から高温の煙が噴出しており
謎の円盤がその筒を使い氷を溶かしていることを突き止めるが
突然白熊の大群に襲われてしまう。

5 旭丘CS2-58何とか逃れたグリーンとファンタジーの二人は
スペクトラムの潜水艦に救助される。









6 旭丘CS2-60実は白熊の大群はブラックによって操られていた。
ブラックはミステロンのスパイだったのだ。








7 旭丘CS2-64一方茜博士と対峙するスカーレットは
博士を追い詰めるが
突如飛行機に乗って現れたブラックのために
博士を逃してしまう。






8 旭丘CS2-699 旭丘CS2-71








円盤が南極に現れ、観測基地ごと氷山を空中に浮揚させる。
氷山を原子力コンビナートに落下させ
その死の灰によって地球生物を全滅させる計画に変更したのだ。


10 旭丘CS2-73博士はスカーレットを殺そうと襲い掛かる。
連絡を受けたスペクトラム基地が氷山に接近するが
スカーレットを助けるため近づくと計器が狂いだすため
氷山に近づけない。








11 旭丘CS2-80精神だけの生命であるミステロンに対し
スカーレットは自分の精神力を博士の目に叩き込むことで
博士からミステロンを叩き出すことに成功する。

博士は人間に戻り
スペクトラム基地は氷山を破壊すのだった。







えっ・・・と、前回も書きましたが話がこなれてませんね。
精神力を送ることでミステロンの影響が消せるなら
ミステロンに支配された人たちを助けれるはずなのに
茜博士以外の人を助けようとはしません。

それとミステロンエージェントのブラック大尉は
スペクトラム内部に潜入するスパイとなっているため
ミステロンの影響を受けたものが近づくと
スカーレットの気持ちが悪くなるという設定はなくなっています。
多分、スペクトラムの一員であったブラック大尉が
外部から侵略の指揮をするというのが分かりづらかったんでしょうねえ。

翌年少年マガジンで社会派劇画「ある惑星の悲劇」を描き話題になる旭丘光志さんですが
この時期はなかなか描きたいものが描けなかったようです。

前年の昭和42年には少年キングマグマ大使の絵物語なんかも手がけていました。
15 少年キング42年16号マグマ大使表紙少年キング昭和42年16号より。
マグマがハンサムというか
男らしいというか









第1話では設定や描写に混乱が見られますが
旭丘さんのスカーレットは回を重ねるごとに話がこなれておもしろくなっていきます。
最終話まで順次ご紹介して行きたいと思っています。