ブログに来てくださっている方の中で
検索エンジンでどんなキーワードで探して
ウチに来ていただいているのかを見るのは結構楽しいです。

先日、「オアシスを求めて」を検索で来てくださった方がおられて
リンク元の検索結果を見て???

amazonのページが表示されていました。
そのページが

オアシスを求めて








「オアシスを求めて」田向正健 JESFTV新書
だったのでした。

なんと「オアシスを求めて」のシナリオ本です。
発行は今年の8月。
こんなん出てたなんて全然知りませんでした。

過去記事
オアシスを求めて 1985年NHKドラマスペシャル

とりあえず注文してみたところ、
JESFTV新書というのは、日本初期SF映像顕彰会というところが出してる
自費出版のまあ同人誌です。
発行されているのは猫山れーめさんという方です。
昔お名前をきいたことがあるように思うのですが
どこでだったかなあ。
日本初期SF映像顕彰会の活動目的は、
失われた日本SF映画「空飛ぶ円盤恐怖の襲撃」の情報を収集・精査することみたいで
またそれ以外の初期日本SF映像を発掘することもしてるみたいですね。

オアシスを求めて裏









シナリオではありますが、当時の雰囲気がでていて
なかなか緊迫感があって楽しいです。

それと巻末の解説にも指摘されていたのですが
アメリカのコロニー・アイランド1の崩壊について
織部隆クローンが
「地球人口を減らすもっとも簡単な方法であり、
 アイランド1の減価償却が終わったので問題はない」
という台詞を削ったのは
優性人類が持つ合理性を強調できる台詞だけに残念です。

その解説に、当時の専門誌による評価と
一般視聴者の評価が載っており
専門誌がマニア的な感覚で低い評価であるに対して
一般視聴者の方が単純に面白さやテーマに対してのシンプルな感想がでており
(僕も含めて)先入観念がドラマの面白さを単純に楽しむ邪魔をしてるなあ、
なんて感じました。

前のエントリでも書きましたが、
NHKにはぜひともソフト化をお願いしたいです。