バイオニックジェミーと600万ドルの男 二人が結ばれた最後のスペシャルドラマ3本のこと その1

バイオニックジェミーと600万ドルの男 二人が結ばれた最後のスペシャルドラマ3本のこと その2


会社に社内メールが導入された1996年頃に、
話の合う東京にいる会社の先輩にメールで
この2本のスペシャル版のことを書きました。
するとその先輩から返信がきたのですが、
そこにこんなことが書かれていました。
「ビデオデータという雑誌の読者投稿欄に、
 スペシャルの本数の質問があり全部で3本作られたという回答があった。」
3本めがある!?
つまり、再開、プロポーズと続いたからには3本目は結婚以外ありえない、と思いました。
しかしその3本目を見る機会はなかなかめぐってきませんでした。


ところで僕は1997年春からネットにアクセスするようになりました。
まだインターネットが普及し始めたころであり、
情報が欲しくて当時Yahoo掲示板などで
スペシャル3本のことを何度か書き込んでいました。
しかしこのスペシャル版のことを書くのはほぼ僕一人で
他の方が書いているのをみたことがありませんでした。

2000年頃、ある漫画家さんのファンHPの掲示板でメールを交換するようになった人に
未コミック化の漫画のコピーを送ってあげていたことがありました。
その人は「バイオニック・ジェミー」や「600万ドルの男」も好きで、
このスペシャル3本のことを教えてあげると
なんとイギリスから3本目のVHSビデオソフトを取り上げ
NTSC規格に変換ダビングして送ってくれたのです。
そのおかげでようやく3本目「BIONIC EVER AFTER?」を見ることができたのでした。


BIONIC EVER AFTER





現在はAmazonでDVD(原語版)が普通に買えます。

制作は1994年。
前作から5年が経っています。
前作が日本でテレビ放送された年なので
ビデオデータは最新の情報を紹介していたんですね。
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ただ5年たったため、特にリンゼイ・ワグナーがずいぶん老けてしまいました。


当然字幕も吹き替えもないのでストーリーがよくわかりません。
それでもなんとなくストーリーやセリフを想像しながら見ていました。

あいかわらず英語は全然できませんが
ストーリーを紹介します。
多分細かいところは間違っていると思いますがご容赦願います。

スティーブとジェミーの結婚式の日が近づいていた。
ジェミーはカウンセリングの仕事を続けており、
現在はキンバリー・ハーモンというOSIエージェントの女性を受け持っていた。
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キンバリー・ハーモン





しかしジェミーは時折バイオニックの不調を感じていた。
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バイオニックの耳に不調を感じてます。






スティーブと平穏な日々を送りながらも、
かつての拒絶反応に苦しんだ事が思い出され不安をぬぐい切れていなかった。
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テニスデートの後、歩くスティーブとジェミー






そんな中、バハマのアメリカ大使館がテロリスト達に占拠されるという事件が発生した。
バハマのアメリカ大使館ではパーティが開かれていたが、
そこに出席していた某国のプロテニスプレイヤー・ラジットが
アメリカに亡命しようとしており、、
ラシッドのおじが彼を故国に戻し裏切りの罪で処罰するために
テロリストのマイルス・ケンドリックに指示をしたのだった。
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マイルス・ケンドリック





しかしケンドリックはテロリストの侵入に気づき、大使館の庭の給水塔の中に隠れた。
それを知らないケンドリックはラシッドが引き渡されない限り、
大使館の庭に設置したスカッドミサイルに取り付けた核弾頭を爆発させると脅迫した。
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バハマの首都ナッソーの
アメリカ大使館に設置された
核弾頭搭載のスカットミサイル





ある夜、ジェミーの部屋に侵入した覆面の人物が
ジェミーの腕のバイオニックのチップを取り換えた。
ジェミーは睡眠薬をのまされており、そのことに気づかなかった。
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ジェミーの部屋にはスティーブとの写真が置いてあります。
最初のスペシャルの時のポートレートですね。





翌日、ジェミーの右腕に痺れが発生し、倒れてしまう。
すぐにOSIの病院に運ばれたがDrルディにも原因がわからなかった。
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ジェミーの容態を話し合う
ゴールドマンとDrルディ






スティーブはゴールドマン局長から、事前にジェミーが録画したビデオを見せられた。
ビデオでジェミーは自分のバイオニックが拒絶反応により異常が発生しているため、
スティーブとは結婚できないことを告げていた。
ジェミーはスティーブの負担となることを恐れていたのだ。

スティーブはジェミーの本心を理解していたが、
彼女の想いを受け止めバハマへ行くことにした。
そのスティーブに同行するため現れたのはキンバリーだった。
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スティーブの前に現れたキンバリー
この時点で演出上は怪しさ満点です。





二人はバハマに渡り、人質の救出作戦を練るが、
その夜キンバリーはスティーブのコーヒーに睡眠薬を混ぜて眠らせ
彼の右腕のバイオニックのチップを入れかえた。
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腕を切開するシーン。
キンバリーは父親がDrルディの助手だった設定のようですが
だからといって子供が手術できるというのは・・・
原語なんでわからないけどもしかして彼女も
科学者という設定があるのかなあ。




様々な診断の結果Drルディはジェミーの不具合の原因が
コンピューターウイルスであることを突き止め緊急手術を行った。
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回復したジェミーは
スティーブがバハマに行ったと聞いて
怒るのですが、その理由がよくわかりませんでした。





回復したジェミーとゴールドマンはジェミーに仕掛けられたウイルスについて調べるうちに
キンバリーがDrルディの助手であったジェイソン・ハビランド博士の娘であり
彼女がテロリストの工作員であることを知った。
スティーブの危機を救うため、ジェミーもバハマに向かう。


スティーブは大使館に潜入するが、
バイオニックの腕が痺れテロリストに捕まり他の人質のいる地下の酒蔵に監禁される。
キンバリーは母親からの電話で、自分の行動を後悔していたところに
ジェミーが到着し、救出作戦に協力することとなった。
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母親と電話をしているキンバリーのもとに現れたジェミー






ジェミーは大使館に潜入し、地下の酒蔵のドアを壊してスティーブや人質と合流する。
翌朝、アメリカの特殊部隊が大使館に攻め込む。
合わせて核物質処理の専門部隊が専用車で大使館内に到着した。
それに合わせてスティーブとジェミーは人質を連れ出し脱出させた。

しかしテロリストはかねてからの作戦通り、
キンバリーの誘導で核物質処理の作業員に変装し専用車に乗って大使館から逃亡した。
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核物質処理チームに変装して
チームの専用車を奪う闘争するテロリスト達。





そのことに気づいたスティーブは専用車を追いかけ
一旦は車の後ろに捕まるが振り切られてしまう。
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いつものバイオニック走り。





スティーブに追いついたジェミーはマンホールの蓋を投げ、
専用車を転倒させた。
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フリスビーのように投げます。





しかしテロリストのケンドリックはミサイルの発射装置を押そうとリモコンを取り出した。
そのことに気づいたキンバリーは小声でジェミーに伝える。
ジェミーからそれを聞いたスティーブは拳銃でケンドリックのリモコンを破壊した。
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このあとキンバリーがどうなったかは
多分説明はないと思います。






数日後、スティーブとジェミーの新居の庭で二人の結婚式が行われた。
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幼馴染の二人が再開し、愛を確かめ合ってから19年、
ようやく二人は結ばれたのだった。
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物語の中でよくわからないところもありまして
クライマックスでジェミーがバイオニックアイを使います。
多分ウイルスを除去する手術を受けた際に追加されたと思うのですが
なんで問題のない眼をバイオニックに変えたのか。
それとウイルスの入ったチップをつけられたスティーブもバイオニックの腕の不調が発生し
パワーが使えなかったはずなのに
ジェミーと合流後は一瞬不調を感じてるシーンはあるものの
普通にバイオニックパワーを使っています。
その間、特になんらかの対策をとった描写はないようです。
原語がわかればそのあたりは説明されてるのかなあ。


ところで観ていて思ったのですが、
前2作は共に若い新バイオニックが登場しています。
スティーブとジェミーはすでに旧型であり
二人の新バイオニックの能力ははるかに高い描写がされてます。
またクライマックスで最後に活躍するのがやはり新バイオニックの二人です。
制作年も2年の間に作られているにもかかわらず2作目にマイケルは登場しません。
おそらくですが、ユニバーサルは
新シリーズのパイロット版としてこの2作を作ったのではないでしょうか。
しかしセールスがうまくいかず、結局スペシャル版としての放送にとどまったように思います。
それに対し、最終作である本作は前作から時間もたっており
新バイオニックも登場せず二人の関係を完結させる目的であることは明白です。
多分アメリカでも前2作があったため、
完結を望む声があり、それに答えたのではと想像しています。


いずれにせよ海外ファンHPでも長く続いた物語が
ハッピーエンドを迎えることができたことを喜んでいました。
僕も再放送で観始めたとはいえ、20年近くたってようやくきちんとした最終回が観れて
すっきりした気持ちになりました。

あ、ひとつ補足。
この3部作すべてにスティーブ、ジェミー、ゴールドマン、Drルディが登場していますが
実はもう一人3作全部に登場しているキャラがいます。
それはジム・カステリアン。
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左がジム・カステリアン。
父ちゃんの伝手で三作とも出演してます。
現在どうしてるのかはわかりません。




OSIの若い局員ですが、演じているのがリー・メジャースJr。
リー・メジャースの息子さんですね。

これら3本のスペシャル版はレンタル用であった「BIONIC SHOWDOWN」を除き
日本ではソフト化されていません。
できればDVD化してほしいと本当に願っています。

最後に。
本作をもって「600万ドルの男」と「バイオニックジェミー」の物語は完結しましたが
その後、リー・メジャースは一度だけスティーブ・オースチンを演じています。
それは2004年のIBMのシンクパッドのCMでした。
PCに装備されている、指紋によるバイオ認証のシーンに登場しており
独特の左眉毛を上げる演技をしています。
日本でのCMは広川太一郎さんによって吹き替えられるという
まさにスティーブ・オースチンなのですが
声はスティーブだけど口調がエリック・アイドルなのはどうよ(笑