「ふたばさんはこんなにかわいいんだ!こんなに女神なんだ!!」は
不肖、私めではふたばさんに素晴らしさは十分に伝えきれないという理由で
中止となりました。謹んでお詫び申し上げます。というわけで、
「宮下」についてみつどもえを振り返りながら考えたいと思う その1の続き。
単行本を手元に置きながら記事を読み進めるのをおすすめします。
1~3巻は今ほどの活躍は無かったものの、着実にウザキャラを
形成していった宮下。そして4巻のメイン回を経て、ついに彼女の時代が……!


第5巻~躍進編~
「みつどもえ川柳」にてその活躍の様子を詠まれる。
まさにこれからの彼女を的確に表現した素晴らしい一句と言えるだろう。
81卵生「ご愁傷さま宮下さん」でついに宮下は本当の意味で「宮下」になる。

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彼女の歴史を知った今、彼女の真骨頂であるこの姿が神々しく見える
そして杉崎の一言。他人の何気ない一言が人の印象を決めるというのは、
自分たちが気づいていないだけで実はよくあることなのです。
この友人の何気ない一言こそ、俺達が「宮下=ウザい」という事実の
認知を加速させてしまったんだよ!! な…なんだってー(棒読み)
85卵生「さよなら鉄棒先生」で秘技を繰りだそうとする千葉氏を素で妨害。
はい「変態野郎」入りましたー。ヘタレ痴女野郎といえばみつばだけど
変態野郎といえば宮下。このあたりから話の進行に三つ子だけではなく
三つ子を取り巻く人々も重要な役割をより担っていく。
90卵生「ゆれるおもい」にて、長女が美少女らしいということが判明した
6年3組美少女ランキングで名前が出なかったような……と思ったら
自分の勘違いで普通に名前が上げられていた。いじれない。ウザッ
95卵生「前略、机の下より」で、勝手に黒板を消して謝らないどころか
さも三女さんの責任のようにフォローしだすという意味不明なウザさを発揮。
出番が増えてきて彼女の真骨頂である「ウザさ」が存分に発揮されている。
さらにこの巻、4コマでも2回メイン張る。もはや準主役の風格。

第6巻~激震編~
さっそく背表紙で内股なのがウザい。
この巻あたりから丸井家と杉崎家でお互いに自然と遊ぶようになる。
「みつばマジうざいし」時代を考える胸が熱くなるな……。
さて。なかなか宮下らしい活躍の場がないなぁ、と思っていたら
103卵生「小生になっちゃったら」の初っ端でウザい表情を見せてくれた。
しかも「友情」という言葉のチョイスがまたウザい。
110卵生「どですかでん!」でフェアプレー精神の問われるスポーツという
フィルターを通してもウザい人はやっぱりウザいということを教えてくれる。
ひとはの宮○さんシリーズ第1弾「宮原さん」が登場。
115卵生「のろのろ」でみつばからくまのぬいぐるみを取り上げるときに
「うっとうしいわね!!」と言われる。言うほど大してうっとうしいことを
しているわけではないのに、対象が宮下だと納得してしまうという怪奇。
番外編「ガチレンジャー入門編」でまさかのメイン。ほとんど見てないのに
どうして周りに「見た」と言うのだろうか……もしかしてアホの子?
そしてこの巻で最も注目すべきは、104卵生「ガールズスプリンクラー」で
みつどもえ読者を席巻した伝説の擬態語「そよっ」が登場。
表情、セリフ、語感。どれを取っても宮下である。
ちなみにGoogleで「そよっ」を検索しようとすると……

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うぜぇ

第7巻~不動編~
中表紙で杉崎組のトリを飾る。5巻あたりからチョイ役で細かいツッコミや
話を回す機会が増えており、オールマイティーでみつば並の便利キャラに
感じられるが、「ウザい」というイメージが完全に定着しているので
何をしてもウザく感じられ、読者からも「ウザかわいい」と称される(要出典
116卵生「賭博主婦録 買い時」で冷血のギャンブラーは宮下ではなく
ふたばと吉岡のバストを見て6年生と判断したのだと私は信じています。
117卵生「しゅびキャラ!」で生意気にもツッコミ待ちをするも大失敗。
最近、監督の出番ないな。なかなかズバズバ言う人なので面白いのだが。
128卵生「鬼菓子間」で「小生はいつも鬼神の如く力を振るっているけど
本当は弱くて儚い女の子なんだよ……」ということを遠まわしに告白する
ふたばさんの気持ちを汲み取れない宮下を見て、思わず拳を強く握る。
132卵生「木曜の相談」で「色恋沙汰には奥手」という、どう考えても
A-boyウケを狙ったアピールをする宮下。たぶん、吉岡以外に
お前に恋愛相談する人は一人もいないと思うよ。そして逆も然り。
134卵生「見開け!心の扉」で杉崎の計画をぶち壊しにしようとする
お節介さは……見逃すとしても、面白い話として「チェホンウーマン」を
自信満々に披露するその根性に脱帽。でも、一流の芸人を目指すなら
時にはそういう攻めのスベリ芸も必要だよね。


続きは近日中に着工予定。10巻発売後になるかも。
そろそろ飽きtネタが苦しくなってきたので、もう始めから
宮下のウザさを感じる場面ベスト100」にすればよかったなぁ……
とちょっと後悔。100でも足りない?



「宮下」についてみつどもえを振り返りながら考えたいと思う その1
みつどもえ:199卵生「おもひでおろおろ」感想