道塾投資部とGIPの比較するのもおもしろい第3巻。

conservative。保守的な。控えめな。
美雪にファイティングスピリットがないと叱咤される財前。
言われっぱなしというわけでもなく、美雪の高級腕時計は価格の半分は
宣伝費や場所代で、価格と価値が合ってないと攻めの一手。
言っていることはそのとおりだけど…この2人とは友達になりたくない。

道塾に対抗して友達と投資集団・ガールズ・インベスターPを結成する美雪。
町田と久保田が名前に否定的なのが笑える。言いたいことは言いなさい。
きっとこの姿勢は投資にマイナスだろう。株初心者の2人に株式会社とは
なんぞやを説明する美雪。わかりやすいし、楽しそうと思えてくる。
資産として保有しつつ株主優待の恩恵を受けたいだけならともかく、
本気で儲けるためにはリスクを取るべき。わかっちゃいるけど…できない。
愛しのバフェット様を語る美雪に軽くひく2人。おもしろすぎる。

遠足に持っていく300円分のお菓子が経済の話に繋がるとはおもしろい。
駄菓子屋は社会経済の勉強の場として最適かも。戦後間もない国民の貯金と
公共事業の話は、悪しき習慣だろう。この感覚に自分も染まっているけど、
(理想通りなら)技術革新やカイゼンによって、経済は成長し続けるので、
投資は積極的にすべきだと思ってはいる。思ってはいるけど…。

コンビニや警備会社が地域の情報を得て、ビジネスに活かせるのは強い。
柔軟なノウハウや顧客獲得を通じて、警備会社はセキュリティだけでなく、
介護や保険のビジネスにも関わってるし、うまくやれば世界でも通用する。
多角化、国際化の伸びしろは大きな選定基準となるだろう。

砂の栄冠とのコラボ漫画を収録。あの1千万円も投資のチャンスだったのか。
どちらかという七嶋が黒いというより、子どもの財前が生意気に見える。


インベスターZ 2巻 三田紀房
インベスターZ 4巻 三田紀房


インベスターZ(3)
インベスターZ(3)