ぶり返したオタク

おもにマンガについての感想ブログです。リンクフリーです。よろしくお願いします。2011/11/06開設。

コミックビーム12月号 原百合子「繭、纏う」第9話の感想

連載再開。ネタバレ注意でお願いいたします。

 時間軸は第1話のあと。星宮の窓から髪が降った日である。寮組の生徒は泣いている。芝居のような反応に横澤ちゃんは「騒がしい」と冷静。かつ髪が窓から降ってきたことに驚いてはいるものの、その主が星宮であることに格別の反応はない。というかそもそも星宮って学校に残っているのだろうか。

 横澤ちゃんと王子は一緒に学校から帰る。電車乗り換えのため横澤ちゃんは王子とわかれる。が、その間際、窓見てるっぽい王子の横顔を目の当たりにすると帰りたくなくなる横澤ちゃんかわいい。それで「柴犬マカロン」(1話参照)を食べに行く。これが噂の柴犬マカロン!! 菓子屋でもまーた王子は窓を見ている。星宮に心を奪われている王子が魅力的だった。でも王子と呼ぶのをためらいたくなるような描写もあった。どうしようこれから。




高野ひと深『私の少年』第5巻がすばらしかったです

 ようやく刊行。待った甲斐がある出来。移籍がどうこうの影響も全く感じないのでよかった。迷っている方には背中を押したい。

 ちょいネタバレ注意でお願いいたします。

 聡子が東京に戻るにいたるまで一直線ではないところが面白い。気持ちの変化にもぐっと引き込まれる。

 話に妹が絡んでくる。和む要素として妹の存在を楽しんできた。もちろんこの巻でもそういうところはある。それだけではなく彼女が聡子の過去を浮き彫りにするし彼女自身の成り立ちもわかりこの漫画の奥行きがさらに増す。妹絡みがめちゃ面白い。

 真修が強くなっている。聡子がこんなにもこの少年を強くしたと思うと感慨深い。この巻の終盤で、聡子と真修が話しているのだが聡子が大人の対応をしつづけることに涙が溢れてきた。聡子、一線わきまえてよくやってるわ~と思うと同時にこのままではいけないとも思いつらくなってきた。この大人の対応の壁をうがつ展開もあるが……あまり多くは語れない。かなり気持ちを揺さぶられた巻となった。どうなる次巻。楽しみすぎる。

IMG_0593




奥浩哉『GIGANT』第2巻が面白かったです

ややネタバレ注意でお願いいたします。

前作「いぬやしき」のアニメも実写映画もフジテレビと関係があったにもかかわらず、冒頭で出てくるフジのワイドショーに苦笑。「いぬやしき」のミ○ネみたいになったらそれはちょっとと編集者からなにか言われたかもしれんけど特にメチャクチャなことは起きない。それでよかったのかもしれない。「いぬやしき」的展開を望んでしまうがこれ以上は心に秘めておくことにする。

横山田の欲望満たされすぎ。夢みたいなことが現実になっとる。パピコといいとこまで複数の意味でいく。ちょっとむかつく。謎投票サイトでの嘘みたいなことも現実になる。ウルトラマンのような展開になっていく。個人的に好みの展開だ。このウルトラマン的展開がニューヨークでも繰り広げられているのがわくわくする。謎投票サイトから鬱屈した民意が吸い取られ現実に反映されていくのが面白い。横山田くんもこういうのを目の当たりにしたら映画撮る意味を問い直されるだろうな。パピコを投票で応援していくかたちになるんでしょうか。良いところで終わる。もっと読みたくてしょうがない。

IMG_0589




モーニング・ツー12月号 売野機子「ルポルタージュ」第7話の感想

ちょっと経ってしまったが書いていきたい。

ネタバレ注意でお願いいたします。

第7話 心と身体

國村の贈った写真集を佐藤(テロ実行犯)が受け取らない、というのが前回。たしかに写真集はどうかと思ったけど、國村は今回考えを改めているし、おしすすめてもいる。佐藤の理解が聖にもつながりそうという構成だが最終的にこの回で國村がたどり着くのは「心の交流」を佐藤は求めているだろうというものだ。どうなんだろう。これを聖に当てはめてみた場合、もう一段階二段階なにかが足りない気がしてくる。ただ心の交流で聖が満たされるのか。もちろん、なにか用意されているはずと思うのだけれど見てみないことには確信がもてない。

市川春子『宝石の国』第9巻がすばらしかった(特装版を購入しました)

 まず特装版のミニ画集のことから。素晴らしいじゃないですか。宝石26体の彫像、SF小説風のあとがきとコンセプトの一貫性にパワーを感じる。大量に新規イラストを見られるのはインパクトがあった。宝石を個別に語るとアレキちゃん生首でも可愛いし、カンゴームなんかはこの巻に対応した台座で震える。しかもアンタークと構図としては対になっているところはしびれる思いだ。アメシストはこういうのが見たかった。ジェードの憂いに満ちた顔はこの巻とリンクするところがあるように見える。この巻でジェードはほとんど出てこないが裏ではこんな顔かもしれない。対照的にユークレースは真正面からと堂々とした構図で作中からの関連を読み解ける。

IMG_1095


***

本編。ストーリーの展開は前巻よりさらに盛り上がる。立場、環境、役割の変化によりそれらに対応しようとする宝石たちに新たな魅力を発見できる。金剛先生ですらそうだ。特にユークレースには驚かされたし目頭が熱くなった。この巻を手にするのを迷うことなし。この充実度で巻数2桁に突入。まだまだ巻数を重ねてほしい。

その他整理メモ

追加ページについて

アフタヌーン12月号「アメゾ・ザ・ボイス」の市川さんのコメントで「本編のページ数えミスが発覚し、本編が掲載時より2ページ増えました」とあった。アフタヌーンを探してみた(ちなみに9月号)。9巻のp.192~193が追加されているのを確認した。さらにp.191の2コマが差し替えられている。差し替えられた元のコマはp.192の2コマ目に生かされている。カンゴームのポーズなどは違うけれど。

IMG_1090

ミニ画集と9巻の出来栄え両方に満足した。特装版のあまりギラギラしないカバーもいいですね。



最新記事
タグクラウド
記事検索
プロフィール
ツイッターやってます
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ