2007年07月22日

MAZDA SAVANNA GT(NOREV 1/43)

こちらも「国産名車コレクション」シリーズの中の一台です。
1971年に発売された当初は、10Aエンジンを搭載していたのですが、1972年にカペラの12Aエンジンを搭載したGTグレードが登場。
これは、そのGTをモデル化した物です。
このサバンナ、国内レースでスカイラインGT-Rの連勝をストップさせた後は、スカイラインに代わって連戦連勝。無敵とも言える存在になりました。
ノレブのこのモデルは、かなり作りが粗いように感じますが、モデリングは良好だと思います。
この雑誌は、当初は、エブロと車種が同じであることが多々あったのですが、最近では、モデル化されていない車種を取り上げたりしていますね。



2007年07月21日

HINO CONTESSA 1300 COUPE (NOREV 1/43)

アシェット・コレクション・ジャパン社から雑誌として発売されている「国産名車コレクション」の中の一台です。
実際にはミニカーはフランスのノレブ社が作っている、という触れ込みです。
このシリーズもマニアックなチョイスをするのですが、日野コンテッサも取り上げられました。
このモデルは、今ひとつの出来ですかね。前方からのプロポーションが良くないように感じます。
ノレブ社のモデルなんですが、明らかにエブロの既成モデルを意識したような作りになっているものもあるようで、個人的には、「もう少し頑張りましょう」と思う出来なのですが、チョイスされている車が、滅多にモデル化されないような物が多いので、チェックしています。



TOYOTA CROWN CUSTOM (Tomica Limited Vintage 1/64)



MS50型と呼ばれる3代目クラウンのワゴン版です。法人ユーザには圧倒的な人気を誇っていたのですが、このMS50型ですが、購買ターゲットを個人層に拡げ、「白いクラウン」というキャッチフレーズで一世を風靡しました。
確か、ハードトップが初めて登場したのも、このモデルからだったと記憶しています。
このモデルは、MS50の前期型をモデル化したものです。
最近は、こういうマニアックな車がモデル化される機会が凄く多いですね。



2005年10月30日

HONDA CR-X (Minichamps 1/43)

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1983年にバラードのスポーツバージョンとして、バラードスポーツCR-Xが誕生しました。
このCR-Xは、ボディの一部に樹脂を使用してボディの軽量化を図っていました。
1987年には、2代目CR-Xがデビューしました。
初代モデルのデザインを踏襲しつつ、各部のフラッシュサーフェス化や、ワイド&ローフォルムのデザインを施された、ティアドロップ・シェイプと呼ばれる流麗なボディーワークが外観上の特徴でした。

このCR-X、個人的には非常に好きなタイプの自動車だったのですが、3代目でオープンスタイルのデル・ソルと称するモデルに大幅に変更され、ガッカリした記憶があります。

このモデルは、ドイツのミニチャンプスのモデルなのですが、さすがにミニチャンプスらしく精密度が高いです。2代目のCR-Xをモデリングしています。



2005年10月29日

NISSAN CEDRIC SPECIAL SIX (PIT ROAD 1/43)

83c64550.jpg1965年に発表された130型セドリックは、ピニンファリーナデザインのものでしたが、410ブルーバードと同様に尻下がりなデザインが不評のため、1968年のマイナーチェンジでアメリカンスタイルに大幅に変更になりました。
このモデルは、マイナーチェンジ後のモデルです。すべてレジン製のため、ボディにつやが無い点が気になります。


TOYOPET CROWN RS(EBBRO 1/43)

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初代クラウンは、1955年1月に登場しました。他メーカーが海外メーカーとの提携により乗用車作りの手法を模索する中、トヨタは純国産で高級乗用車を作り上げました。観音開きのサイドドアが外観上の最大の特徴です。エンジンは1953年に先行登場したトヨペット・スーパーからR型1500cc,48psエンジンを流用しています。またフロントサスペンションは国産初の前輪独立懸架方式を採用しています。1957年より対米輸出もされたが、評判は芳しくなく、数年で中止されました。
エブロでは、スタンダードとデラックス両方がモデル化されていますが、ここではスタンダードを取り上げました。観音開きのドアが開くようになっています。



HONDA LIFE STEPVAN (EBBRO 1/43)

d4ba0083.jpg1970年当時は、軽の商用車と言えば、ボンネット型かキャブオーバー型に大別されていた時代でした。前者は、スバルサンバーなど、後者は、フロンテ、ミニカ、スバルのバンタイプなどが例として挙げられます。
ホンダライスステップバンは、このどちらにも属さないタイプの商用車として1972年にデビューしました。
ベースはホンダライフで、ホンダライフのコンポーネントを流用しており、FFの駆動方式や、フラットなフロア、センターメーターなど、当時としては、非常に珍しい装備、機能を搭載していましたが、その先進性が災いしてか、販売台数は、非常に少なく、総生産台数は20000台に満たないという結果になりました。また、ホンダ側も当時大ヒットしたシビックの生産、販売に注力したため、ステップバンのテコ入れは行われること無く、フェードアウトしていき、1974年末で生産中止になりました。
70年代後半にバニングという商用車を改造するブームがアメリカから伝播しました。このベース車両として、ステップバンが人気を博しました。このバニング以降、ステップバンは独自の世界を築き、現在でも熱心なファンに愛されています。そういう意味では現在のサニートラックのような存在かも知れません。
エブロのステップバンは、スタンダードタイプをモデル化しているようですが、比較的モデリングしやすいデザインも相まって、ディテールを含めて良好に出来上がっています。

2005年10月26日

DATSUN BLUEBIRD DELUXE (EBBRO 1/43)

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先代のブルーバードの後継車として、410型ブルーバードは1963年9月に発売されました。日産初のモノコック構造の車体を採用し、デザインはピリンファリーナに委託をしましたが、日本では、「尻下がり」と言われ、不評を買い、販売台数でコロナにリードを許しました。
ボディは、4ドアセダン、ワゴン、バンが設定され、後に2ドアセダンが追加されました。1964年3月にブルーバード初のスポーツモデルとなる1200SS(スポーツセダン)が追加され、E型1200ccにSUツインキャブ付きの65馬力のエンジンが装備されました。
なお、この410型のマイナーチェンジ型である411型から、1600CCツインキャブエンジンを搭載したスポーツモデルである1600SSSが初めて登場し、ブルーバードのスポーツモデルのタイプ名として長い間その名を刻みました。

エブロのモデルは、実は、かなりのチョンボがありまして、テールランプの形状が411型(410型は鍵穴型)、ボディの形状が410型というふうに「あり得ない」モデルになっています。
なかなかモデル化されない車をモデル化してくれただけに、非常に残念です。
ちなみに、エブロではサファリラリー出場車もモデル化しているのですが、そちらのほうは、きちんとテールランプが鍵穴型に修正されています。



2005年10月25日

HINO CONTESSA 1300 COUPE (VITESSE 1/43)

48a0309e.jpgビテスからもコンテッサ1300が発売されたので早速入手しました。
コンテッサの紹介自体は、既出なので割愛させてもらいます。
このコンテッサ、ビテス社が「発売してもらいたいミニカー」というアンケートを取った結果に基づいて発売されたようです。
エブロとよく似た造りになっていますが、ウィンドウ周囲の精度や、ボディのシャープさは、エブロの方が一枚上でしょうか。
ビテスのほうは、エンブレムをエッチングで処理している点がグッドです。
リアのエンジンルームが開閉可能な形式になっていますが、現在では珍しいリアエンジンを強調した形になっています。
あと、ホイールキャップが初期型のセダンのデラックスタイプの形状になっているのがご愛嬌ですかね。
しかし、海外からこのような地味な自動車が発売されるというのは、想像もしていなかっただけに、ちょっとしたサプライズでした。

TOYOTA 2000GT EARLY VERSION (EBBRO 1/43)

9afa26fa.jpg日本の自動車の歴史上、欠くことが出来ない一台でしょう。
元は、ヤマハ発動機が日産自動車に持ちかけた計画が頓挫し、それをトヨタ自動車が引き継いだ形で完成したのが、このトヨタ2000GTだった、という話があります。
1988cc、150馬力のDOHCエンジンを搭載し、当時の日本車のレベルの高さを示した自動車だと思います。
昭和41年10月 谷田部で高速耐久トライアルを実施し、3個の世界記録と13個の国際記録を樹立します。
また、レースにも多数参戦し、レースでの結果をフィードバックした形式で昭和42年に発売されました。
当時のクラウンが2台買えた247万円という超弩級のプライスでした。
EBBROは、前期型、後期型の両方ともモデル化しているのですが、どちらも非常にリアルな出来だと思います。
子供の頃は、たまに走っている2000GTを見かけることがあったのですが、ここ20年くらい、実際に走っているのを見たことが無いですね。

2005年10月23日

HONDA CIVIC Si (SAPI 1/43)

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1983年に発売された3代目のシビック、いわゆる「ワンダー・シビック」です。
このモデルは、84年に追加されたホットバージョンのSiと呼ばれるモデルで、グループAによる全日本ツーリングカー選手権(JTC)では開幕戦から最終戦まで全戦優勝するという偉業も成し遂げました。
ボンネットを見ると分かりますが、S800以来のパワーバルジが付くようになり、「ただ者では無い」雰囲気を醸し出しています。
このシビックは、1984年11月にパートタイム4WDモデルが追加設定され、1986年9月にはビスカスカップリング式リアルタイム4WDになりました。
このモデル、SAPIというブランドのミニカーでして、当初は、マツダのT1500など、意欲的なモデルを作成していたのですが、最近は、その噂を聞きません。どうしたのでしょうか。
なお、このSAPIでは、25iと呼ばれるモデルや、CR-Xと呼ばれたスポーツクーペモデルもモデル化しており、このシビックに対する思い入れの深さを表しているかと思います。
個人的には、PGM-FIというサイドステッカーと、ルイ・アームストロングの歌のコマーシャル・ソングが印象に残っています。
先日、新しいシビックが発表されたようですが、どうも、最近のシビックは、「なんだかなぁ」と言うデザインですね。原点に立ち返って「あっ」と言わせるようなデザインで驚かせてもらいたいです。



2005年07月23日

MAZDA SAVANNA RX-7 (EBBRO 1/43)

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石油ショックで大ダメージを受けたロータリー・エンジン車ですが、1978年にRX-3の後継車として、RX-7が登場しました。
当時としては画期的なリトラクタブルライトを持ち、「今まで見たことが無い」スタイルで、ベストセラーカーとなりました。
また、フロントミッド部分ににエンジンを搭載し、前・後輪にかかる重量配分50.7:49.3を実現し、「フロントミッドシップ」と呼ばれました。
この車については、兄が購入しようとして、両親ともめにもめた挙げ句、ルーチェで妥協した、という情けないやりとりを当時中学生だった私は横で聞いていて、舌打ちをしていた記憶があります。
 
EBBROでは赤と黄色と、グリーンメタがモデルとしてありましたが、私は、当然カタログモデルのグリーンメタを選択しました。
 
M-TECHでもRX-7がありますが、こちらは、マイナーチェンジ後のモデルです。
 
このRX-7、デイトナ24時間にも出場し、アメリカでは、Zと並んでレース荒しの自動車だったようです。
アメリカでは、今でもこのRX-7の熱狂的なファンがいるようです。


HONDA S600 (EBBRO 1/43)

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1963年の東京モーターショーでホンダS500としてデビューしました。
当時オートバイメーカーであったホンダが四輪に進出した記念すべきモデルのうちの一台です。
翌年には600CCにスケールアップをさせたS600になりました。
当時の価格が50万9000円。大学初任給が1万3800円だった時代ですが、驚異的な低価格の本格的なスポーツカーではなかったかと思います。
日本の自動車の歴史では、こういうピュア・スポーツカーがずっと生産されているんですよねぇ。
往年の名レーサー・浮谷東次郎がこのS600を黒く塗ってカラスという愛称でサーキットを暴れ回ったのでも知られているマシンです。
この浮谷東次郎の自宅が拙宅の近所にあって、ちょっと横を通ったときにガレージにS600が置いてあったのを記憶しています。
今でも浮谷東次郎の仲間たちが集まって在りし日を偲んでいるようですね。
このEBBROのモデルは、比較的初期のモデルなのですが、非常に精密にモデリングされていると思います。
ボンネットの上の赤いHマークもちゃんと再現されており、満足度が高いモデリングになっています。
今では、S2000がこの後継になるのでしょうかね。いずれせよ、ホンダには、原点となったこのクルマの面影を忘れないでもらいたい、と切に願っています。


2005年07月02日

NISSAN SKYLINE GT-R (KPCG10) (EBBRO 1/43)

国内レースで連戦連勝だった、スカイラインGT-Rですが、1970年には、2ドアハードトップの登場とともに、GT-Rも、ハードトップボディに切り替わります。
このEBBROのモデルは、GT-Rのハードトップボディをモデル化したものです。セダンのGT-Rもモデル化しているのですが、やはりハードトップ版の方が、後発で制作されているせいか、こちらのハードトップの方が出来が良いと感じています。
この写真では分かりづらいかも知れませんが、リアビューの左下の”5Speed”のエンブレムもしっかりと再現されています。
 
 


2005年06月05日

TOYOPET CORONA RT20 (1/42 MODELPET)

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日産のブルーバードに対抗するモデルが、トヨタのコロナでした。
以来、20年以上にわたり、BC戦争と称して、販売合戦が繰り広げられましたが、このコロナは、初期型の20モデルです。
1957年に登場したコロナは、ダットサン110型セダンに対抗する機種として登場しましたが、このコロナ、ここで紹介する2代目コロナが本来の初代になるはずでしたが、開発が遅れ、あわてて代替のモデルとして登場しました。セールス的にもふるわず、本来の初代コロナとなるはずの20型コロナが1960年に登場しました。
このコロナ、サスペンションが弱い、という風評を受け、エンジン、サスペンションを強化したコロナとして、RT20型にマイナーチェンジされましたが、セールス面での挽回は出来ませんでした。
その後、1964年に登場した40型コロナまで、コロナの逆襲は待たなくてはなりません。
このモデルですが、朝日玩具から発売されたモデルペットでして、日本のミニカー黎明期のモデルの一代です。初期型のPT20をモデルにしていると思います。
当時は、自動車のモデルと言えば、ブリキの玩具が一般的でしたが、このモデルペットも、ブリキ玩具の造りに非常に類似しており、当時のミニカー製造状況が推し量ることが出来ます。
 
イギリスの玩具のオークションサイトで売られていたのですが、ついつい手に入れてしまいました。
エブロのような新しい技術で作る旧車も好きなのですが、このように当時の技術や、デザイン、モデリングなどを知ることも出来るビンテージも良い物だ、と最近では感じています。
 
この当時の日本のミニカーは、大概は、私の様な子供のカーチェイスの犠牲になったり、怪獣ごっこの犠牲になったりして、程度が良いのが少ないのですが、かなりのハイ・コンディションで、前のオーナーが大事にしていたことが忍ばれます。
 
40年前のコレクターだと、物故されて、コレクションが散逸したりして市場に出回ったと思われますが、先達の意志を大事に受け継いで行きたい、と思わせるモデルでした。
 


TOYOTA LANDCRUISER (EBBRO 1/43)

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ランドクルーザーが、世界中で広まっている、というのは、周知の事だと思いますが、このモデルは、もっとも長い期間生産されていた40型のランドクルーザーです。
この40型は、1960年に登場。当時、ビバリーヒルズの丘も上れないボロ車、と揶揄されていたトヨタ車(日本車)でしたが、世界最大の自動車市場であるアメリカで初めて販売的に成功したのが、この40型でした。
結局、24年間に渡り40型として生産され、その後は、後継機種の70型に引き継がれました。
 
今や、キング・オブ・SUVとして、ランクルは、世界中の道を走っています。
地味なモデルではありましたが、良く取り上げてくれました。エブロに感謝です。
 
このモデルは、初期型の40型をモデル化しているようです。後期型になると、フロントグリルの形状が四角くなります。 
 
それにしても、最近のSUVを見ると、豪華ですねぇ。オフロードをひた走るスパルタンなイメージとはだんだんほど遠くなっているような気がします。
 


2005年06月04日

PRINCE CLIPPER (TOMICA LIMITED 1/64)

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プリンス・トラックの後継として、クリッパーが登場したのは、1959年の事です。当時から、写真のような個性的なフロントグリルを特徴にしていました。
また、国産トラックで初めてLSDを装着した車としても、知られています。
モデルになったクリッパーは、おそらく最終型(1966年前後)のものと思われます。
日産自動車と、プリンス自動車の合併後もしばらく発売していましたが、日産キャブオールに吸収されるかたちで、2代目のクリッパーは登場することはありませんでした。
このモデルも、ホワイト・メタルで、どこかのメーカーが発売していたのですが、目が飛び出るような価格で、手が出ない状態でしたが、トミカが発売してくれ、ようやく入手する事が出来ました。
 


2005年06月01日

PRINCE GLORIA SUPER 6 (EBBRO 1/43)

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日産と合併する前のプリンス自動車が、スカイラインをベースに内外装を高級化し、1862ccのエンジンを搭載したのが、初代グロリアです。1958年のモーターショーでスカイライン1900として展示されていたものです。その性格はスカイラインの上級グレードといった感じで、外見も非常によく似ていました。
1962年には2代目が早くも登場します。
大型化したボディに様々なグレードが追加されていきました。
1963年には国産乗用車初のSOHC(それまではOHV)エンジンが搭載された「スーパー6」が登場。高性能の6気筒エンジンG7型は、105psを発生しました。
レースでも大活躍し、第2回日本グランプリでは、宿敵クラウンを破り、T-VIクラスで圧勝し、前年の雪辱を果たしました。
アンチモニーの高価なモデルではモデル化されていたのですが、EBBROがモデル化してくれました。
このモデル、非常に良くできてはいるのですが、ホイールキャップの形状が異なるのが残念です。あと、後ろのオーナメントに”Nissan"と記されているのまで再現されてしまっています。
どうやら、モデルにした自動車が、日産自動車と合併後に生産されたモデルであったと思われます。


NISSAN FAIRLADY 300ZX (KATO 1/43)

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フェアレディ300ZXです。いわゆるZ32と呼ばれるモデルです。
1989年に発表され、国産初の280馬力モデルと称されていました。
その先進的なスタイリングとともに人気を博しましたが、その後続々と現れる280馬力カーの前にだんだんと陰は薄れ、2000年生産中止になり、Zは一時的な眠りにつきました。
その後、Z33として、フェアレディZは復活するのですが、これは、Z33の所で・・・。
このモデルは、鉄道模型で有名な関水金属が初の自動車モデルとして発表したものです。
ボディにつやが無いのを見てもお分かりの通り、ダイキャストではなく、プラスチック製です。
全てのドア、リアゲート、ボンネットの開閉が自由で、精密な作りと、プラスチックの特徴を生かしたものだったのですが、いかんせんプラスチック製ということもあり、質感の無さが敬遠され、第1弾発売のこのZと、スープラ以降は、KATOのモデルは発売されていません。
 


HONDA CIVIC RS (EBBRO 1/43)

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シビックのホットバージョンとして、1973年に追加されました。
京浜のCV型ツインキャブを装備し、76HP/6000rpm 10.3mkg/4000rpmとパワーを増強させています。
このRSも、排気ガス規制に適合しないのか、非常に短命なモデルで終わりました。
後に、CVCCエンジンのRSLというバージョンで復活を遂げましたが、やはり、初代のRSの方が印象に強いですね。
 


HONDA CIVIC GL(EBBRO 1/43)

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EBBROのシビックGLです。
ハイ・デラックスとの違いは、防弾型ミラーと、バンパーの形状が異なります。
 


2005年05月31日

HONDA CIVIC HI-DELUXE (EBBRO 1/43)

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1300シリーズで販売的に失敗をしたホンダが捲土重来を期して発売した乗用車が、このシビックでした。
1300シリーズでは、アルミ製の空冷エンジン+ハイパワー路線でしたが、一転して水冷エンジンを用いた標準的なスペックのモデルでした。が、当時、2ボックススタイルのモデルは、軽自動車以外では極めて希で、このシビックが2ボックスのスタイルの先鞭になったと思います。
グレードもシンプルで、下からデラックス、ハイ・デラックス、GLの3種類のみでした。
後に1500CCモデルと、スポーツ仕様であるRSが追加されました。
このシビック、日本でより、海外で爆発的な人気を獲得し、未だにシビックの熱狂的なファンが海外に多数います。
また、当時クリアすることが不可能である、と言われていたアメリカの排気ガス規制マスキー法に世界で一番早くクリアし、日本車=環境に優しいというイメージアップにも寄与したモデルだと思います。
 
エブロのモデルは、GL,RS,ハイ・デラックスとモデル化されていますが、各々の違いを忠実に表しており、好モデルとなっています。
 


MAZDA COSMO SPORTS (KYOSHO 1/43)

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西ドイツ・NSU社とロータリーエンジンのライセンス契約を結んだ東洋工業が、実用化に成功し、世界初の2ローター・ロータリーエンジン搭載車として1967年(昭和42年)に発売したのがコスモスポーツです。
エンジンは10A型(491cc×2)と呼ばれる2ローターエンジンで、110PS/7000rpmの最高出力を発生しました。価格は148万円と高価で、東洋工業の高級セダン・ルーチェの2台分だったそうです。
コスモスポーツは月産数十台のペースで1972年9月まで生産が続けられ、前期型343台、後期型1176台の生産台数だったそうです。

このコスモ、当時の日本ではトヨタ2000GT以上のアバンギャルド・カーだったのですが、悲しきかな、地方の弱小メーカーのため、思うように売れ行きが伸びず、海外での販売を見込んで、国際レースであるマラソン・デ・ラ・ルートにMAZDA 110Sとして参戦し、4位に入賞しました。この時のモデルがRay'sというブランドで発売されていました。

このモデルは、後期型をモデルにしていると思われます。ヘッドライト周りの作りや、全体のディテールも良好で、「これが本当に京商のモデル?」と思わせるような出来です。
個人的には白いコスモなんですが、在庫に無く、やむなくシルバーカラーと相成りました。

この頃の東洋工業の自動車のデザインは、T1500といい、このコスモや、初代ルーチェと言い、どれも秀逸な物が多いですね。



2005年05月29日

新製品予定など

「月刊モデルカーズ」が発売になったので、購入してきました。
EBBROから、RT20コロナが発売される予定だそうです。
その他は
・ホンダT360(クローラー付き)
・ブルーバード410サファリラリー仕様
・ホンダZ
などなど、非常に個性的な車種が発売されるようで、楽しみにしています。
あと、ビッグサイズで
・ホンダスーパーカブ
・スバル360
というモデルも発売予定だそうです。


PRINCE SKYLINE 1500 DELUXE (TOMICA LIMITED 1/64)

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S50と呼ばれているタイプです。
元々は、スカイラインは、グロリアと同クラスのモデルでしたが、モデルチェンジを機に、1500CCクラスのファミリーセダンとして再出発したのが、このスカイラインです。
ちなみに、スカイラインGTのベースモデルとなったのも、このモデルです。1500CC、71PSのグリスニップルを廃止した「封印エンジン」を宣言し、第2回日本グランプリを制覇するなど、このクラスでは特に高性能な車として認知されていましたが、価格も飛びぬけて高く、売れ行きは、伸び悩んだと言われています。
スカイラインは、圧倒的にGT-Rのモデル化が多いのですが、このように、日が当たらないような車がモデル化されるのは、非常に嬉しいです。
ショートノーズも忠実に再現されています。
 


DATSUN BLUEBIRD 1000 (TOMICA LIMITED 1/64)

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こちらは、柿の種のスタンダード仕様です。
 


DATSUN BLUEBIRD 1200 DELUXE (TOMICA LIMITED 1/64)

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1959年にダットサン110セダンの後継車として、ブルーバードが発売されました。1000CCと1200CCの2種類のエンジンで、1200ccエンジンは55馬力に、1000ccエンジンは45馬力を発揮。トランスミッションは、フルシンクロ方式を採用した本格的な乗用車でした。ブルーバードは4年間に210000台生産され、そのうち32000台が輸出されて、いずれも一車種としての記録を作りました。
韓国に旅行に行ったときに、「韓国自動車の歴史」という本を立ち読みしたのですが、韓国最初の本格的乗用車として、この310ブルーバードがノックダウンされて、「セナラ(新しい国)」という名前で発売されていました。
私は、子供の時に、後ろにシールで「フルシンクロ」と張られた310を見かけ、「フルシンクロって何だろう」と思ったことがあります。

リアランプの形状で、この車も、「柿の種」と呼ばれていますね。
このモデルも、一昔前ならば、絶対にモデル化されないような地味な自動車だったと思いますが、最近の旧車ブームと、ミニカーブームのお陰で発売されたのでは、と思われます。このモデル、デラックスに装備されていたと思われるドライビングランプも再現されており、芸が細かいです。



2005年05月28日

HINO CONTESSA 1300 COUPE (EBBRO 1/43)

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EBBROの新製品、日野コンテッサ1300クーペです。
実は、私、コンテッサフェチでして、最初に乗った車が、たぶん、このコンテッサ(セダン)であったと思います。
うるさい、ノロい、小さいと、親父は、ブリブリ不満を言っていましたが、私にとっては、このエレガントなスタイルだけで不満どころか満点を上げたくなってしまう車です。
さすがにエブロ、抜かりなくモデル化していますね。ただ、ちょっと、全体の長さが短いような・・・。
今度は、海外から同じコンテッサクーペが発売されるようなので、こちらも楽しみであります。
このコンテッサ、海外のレースでチームサムライとして、後のBREレーシングとなるピート・ブロックのチームが駆っていて、「青い目のコンテッサ」としても知られていました。
トヨタとの業務提携が無ければ、コンテッサのDOHCバージョンや、レーシングバージョンも発売された、という説があります。
 
この車を見ると、「美人薄命」という言葉が脳裏に浮かんできます。
 
エブロには、こうなったら、ピート・ブロックのレーシング仕様や、コンテッサLと言われたツインカム仕様もモデル化して欲しいんですけど、無理でしょうねぇ。


2005年05月22日

HONDA 1300 COUPE (EBBRO 1/43)

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1969年に発表されたホンダの野心作、ホンダ1300のクーペバージョンです。
エンジンのスペックにより、クーペ9と、クーペ7とに分かれ、前者は4キャブエンジンで、115馬力という高性能エンジンを搭載、一方のクーペ7は、シングルキャブのエンジンを搭載していました。
 
非常にマニアックな車種選択だと思います。
発売時に、「これでもか、これでもか」と宣伝され、その高性能ぶりも巷に広がっていたが、結果としては尻すぼみとなってしまった「偉大なる失敗作」の1300クーペをモデル化するなんて・・・・。
個人的には大歓迎な選択です。
 
当時幼稚園だった私は、1300クーペ9のカタログスペックを見て、「1300CCでこれ程スペックが高いとは!」と驚愕していましたが、実際の評判は、空冷エンジンのせいか、オーバーヒートするとか、重いエンジンの為、操縦性が芳しくないなどの評判があったようです。
145クーペと名前を変えて最終的には、ごくごく普通のクーペとなってしまったのですが、個人的には大好きな車でした。
当時、ホンダは、F1に参戦しており、「走る実験室」と称していましたが、ある意味では、この1300クーペが、この実験のフィードバックが為された車だ、と今でも思っています。
 
ある海外のサイトを見ていて、海外のホンダマニアが、「日本に来て1300クーペという幻の車を見ることが出来て大感激した」という記述を見て、感慨深かったです。
 


2005年05月21日

SUBARU 360 (NOREV 1/43)

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ノレブ製のスバル360が届きました。
1958年の初期型のスバル360なのですが、意外とモデル化が少なく、発売が発表された時は、すぐに予約を入れました。
改めてみると、初期型の特徴を良く捉えていると思います。サイドウィンドウの形状から見て、どうやら、このモデルは、1958年の増加試作型(β版)をモデルにしているようですね。
後期型もノレブからは発売されたのですが、こちらは入手出来ずじまいでした。
おそらく、後期型は、雑誌に添付するはずのモデルだった、という曰く付きのモデルのため、入手が難しいかと思います。エブロのと比較したかったのだがなぁ・・・。
 
しかし、「デメ金」とは良く言った物ですね。
自動車に愛称を付けるのは、日本に限らないのかも知れませんが、日本人が自動車に付ける愛称には、なるほど、と思うような秀逸な物が多いと思います。(「カニ目」ヒーレーとか「オバQバス」とか。)


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