旅日記2014年冬:喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー 3日目(5)



苧引きの後、ほとんど一息つく間もなく苧績みの練習場へ。

今度は一人一人の座布団の前に、チング巻された苧が。
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機結び、予習してくればよかった。

すっかり忘れてしまっていて、
地元のおばあさん先生にご教授いただく。

なかなかうまくできない私に根気よく何度も手本を見せてくださる。

苧を割くのもサポートして下さった。

しばらくの間、先生を独占してしまっていた。



ようやく一人で機結びができるようになったものの、
割く方もなかなか難しい。

均等な太さにするということは、
もっと落ち着いてやればできるのかもしれないが、
1時間程度しか時間がなかったので、何となく気が急いていた。



そして機結びもまた、
苧の質によっては先の方がすぐ切れてしまったり、
私が引いた苧のように先に行くほど櫛のように途中で切れた繊維もあると、
機結びをする際にもかなりカットしないと均一の太さを保てなかったり・・・。

カットするのがもったいないと、
短いものをばらけさせたまま結んだりもした。

こういうものがあると、糸を撚るときにも根の方からやらないと、
逆からやるとうまく糸が撚れなかったりするのだろう。

「根と先の向きを一定にして、根から作業を始める」と、
からむし・苧麻のワークショップでも何度か聞いていたが、
ようやくその重要性に納得できた。



[せっかく機結びができたのに、
 カミソリで切ったら結び目がほどけてしまい、
 眉間にしわを寄せてひどく残念がる顔 の図(苦笑)]
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たまたま、カメラマンさんが私を撮ってくださっていたので、
自分のカメラを渡して撮影をお願いしたら、
こんな瞬間も逃さず撮ってくださっていたのだった・・・(苦笑)。

こういう表情をすることがあるというのは、なかなか自分で認識できる機会がない。

さすがプロ。 ありがとうございました。



再び私の様子を見に来たおばあさん先生が、
私が右手にしていた芭蕉のブレスレットに関心を持って話しかけてきた。

以前、都内で開催された奄美の芭蕉ワークショップで作ったものだ。

「いいね、孫にも作ってやろう」と目をキラキラさせて熱心に見ておられた。

作り手同士の情報交換ももまた楽し♪



旅日記を書きながら時々調べ物をしていて、
喜如嘉の芭蕉布保存会のホームページに、
芭蕉に関する動画(15分)を見つけた。
http://bashofu.jp/process.html

DVDになっているのと同じような気がする。

初日のバスの中では、Mさんと久しぶりの再会でおしゃべりもしていた。

体験をしてから見ると、また違うところに気がつくこともできるので、
もう一度こうやって見られるのはとてもありがたいことだ。



できた糸と、残った苧。
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よくがんばりました。



苧剥ぎ、苧引き、苧績みをご指導くださったスタッフのみなさま、
どうもありがとうございました。

とても貴重な経験となりました。