旅日記2014年冬:喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー 3日目(6)



朝から午後にかけて芭蕉の苧剥ぎ、苧引き、苧績みと、
苧績み以外は初めての体験で一生懸命になり、
昼休みは七滝までタッチ&ゴーの早足散策と、
息つく間もなく夕方になった。


ワークショップの後、
再び環境改善センターの芭蕉布展会場へと召集がかかる。

説明ができていなかったところを補足するとのこと。

芭蕉布と喜如嘉のことを少しでもたくさん伝えたいという、
主催側の熱意が伝わってくる。

他のどこでもない、この喜如嘉で芭蕉布のイベントを実施することは、
保存会にとっては悲願でもあったに違いない。


そしてまた芭蕉布にまつわるさまざまな解説の一部は、
喜如嘉の女性史でもあった。

私が喜如嘉へ行くと知った方が貸してくださった
喜如嘉におけるある意味女性蔑視とも受け取れる風習を
変えるために動いた女性たちの記録
「イナグヤ ナナバチ 〜沖縄女性史を探る〜」を、
往路の飛行機で少し読み始めたからだろうか、
そんな風にも受け取れた・・・。



滞在中に一度はホテルのそばの海岸で夕日が見たいと思っていた。

今日の夕食はホテルでみんなでとることになっていたこともあり、
ちょうど夕日の沈む直前といういいタイミングでホテルに到着。

大半の人が夕日を見に浜に向かった。

素直に行動に移せるのは素敵♪
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息をこらして、静かに島影へと沈みゆく夕日を見送った。
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沈みきったら、ほぅっとため息が出た。

楽しくも緊張感があった一日が終わり、心身の力が抜けた。

部屋に戻ろうと方向を変えたら、メンバーの一人と目があった。

「(ツアーが)もう終わりなんて寂しい・・・」と、その人は言った。

ほんとに。 楽しい時間はあっという間に過ぎていく。



夕食会には再び、平良美恵子氏が駆けつけてくださった。

美味しいごちそうに舌鼓を打ちながら、
またいろいろな方とお話ができた。

一人一人ツアーの感想を語る中、
企画メンバーのお一人が中島みゆきの「糸」をアカペラで歌った。

人と人との結びつきを織物にたとえたこの歌は、
織りに興味がある人は知っている人も多かったようで、
中には「会の集まりの最後に必ず歌う」という人もいた。

私もささやくようにそっと口ずさむ。

久しぶりに歌って、あらためていい歌だなと思った。



希望者による二次会もあったが、
旅の前にいろいろと仕事を片づけなければならず
寝不足が続いたまま現地入りし、
その疲れが出てきたようで、一次会のみで失礼した。