GO!GO!沖縄・八重山〜はじめての“やいま”〜

沖縄、特に八重山諸島の旅や、日々の暮らしの中での沖縄関連の記録。 最近は、興味のある染織分野の日記も。旅先でも染織体験している今日この頃。

旅日記2019年春(石垣島、竹富島)

旅日記2019年春(石垣島、竹富島):目次


【序文】 (序文を飛ばして目次へ

あっという間に平成最後の正月明けから3ヶ月が過ぎた。

年が明けたら、
藍染工房の大規模作品展の制作追い込みに始まり、
それが終わると確定申告、そして出張強化週間。

「あぁ、一連のことが落ち着くあたりで、
癒やしと充電の旅を入れないと、疲弊するな」と思い、
出発の2ヶ月前くらいに航空券を押さえた。

航空券は押さえたものの、その後多忙だったこともあるし、
これまで興味を持ちながらも
実現できていなかったことをやる旅にしたかったため、
なかなか旅程が決まらなかった。

あれこれ候補地を考えてみるが、
なぜか今回は「気が乗らない」場所が出てきたり、
迷ったりと、しっくりこない自分。

それが、1ヶ月前くらいになり、
「今回はこれがメインだ!」と思える情報を得てから、
色々プランが固まり、宿もようやく決まった。

当初は、西表島でホタルを見たり、
小浜島で南十字座をと、この時期ならではのプランで検討していた。

が、西表島行きは延期、
小浜島へは行くが月が明るい時期だともわかり、
星空目的も候補から落ちた。

そんないきさつの中、ようやく定まった今回の旅のテーマは、
「民具、植物材料の手仕事三昧♪」。
そして、
年明けから続いた多忙期を乗り切った自分への癒やし、
新しい年度に向けての充電。



石垣島→竹富島→小浜島 というプランが決まったものの、
まだ小浜島に関してなぜかモヤモヤしていた。

旅が始まってみると、現地でまた新たなご縁や情報を得て、
結局小浜島へは行かないことにした。

これまで何度か予約を試みて、いつも満室で、
やっと今回初めて取れた宿だったが・・・。

石垣島→竹富島(8年半ぶり)→石垣島となった。

癒しと充電の予定が、
好きなことに熱中してストレス発散という、
かなり動的な要素が強い旅となり、
旅から戻ったら気分はリフレッシュはできたものの身体は疲れていた(笑)

けど、やりたいことを存分にやれて、
それに関するご縁も得られ、新しい世界が開けた。

これぞ旅の醍醐味だ。




【目次】

1日目:石垣島 晴れ時々曇り
 ・旅の始まり
 ・アダン葉バッグづくりの名人を訪ねる
 ・スミオのkiiyamaドミトリー

2日目:石垣島 晴れ
 ・アダン葉帽子づくり講習(1)
 ・いしゃなぎら(石垣)の夜、2日目

3日目:石垣島、竹富島 晴れ後曇り
 ・8年半ぶりの竹富島へ
 ・竹富島集落散策(1) : 島中心部
 ・竹富民芸館(竹富町織物事業協同組合)
 ・竹富島、西海岸・イノー(海畑)を歩く(1): 西桟橋〜コンドイ浜
 ・竹富島、西海岸・イノー(海畑)を歩く(2) : コンドイ浜〜カイジ浜
 ・竹富島集落散策(2) : カイジ浜〜仲筋集落
 ・竹富島集落散策(3) : 仲筋集落
 ・アイヤル浜へ

4日目:竹富島 曇り時々小雨
 ・朝散歩・竹富島
 ・ゆがふ館で民具講習会(1)
 ・ゆがふ館で民具講習会(2)
 ・竹富島の北部海岸沿いを散策
 ・集落散策と貴宝院

5日目:竹富島、石垣島 曇り
 ・アダン葉帽子づくり講習(2)

6日目:石垣島 曇り一時雨
 ・アダン手仕事三昧

7日目:
 ・帰路

旅日記2019年春:旅の始まり

いつものごとく、夜明け前に家を出発して空港へ向かった。

怒涛のような年明け3ヶ月の
喜怒哀楽、苦しみと達成感などをふりかえり、
いくつかの山を越え、3ヶ月という一塊の山脈を越えた気がして、
「やっと一息つける・・・」と思いながら。



家を出たら、まだ暗い西の空に間もなく沈む満月近い月を見た。

高速バスからは、東に黒く横たわる山々の稜線と、
赤味を帯びた薄明の空、そして明けの明星。

バスの中で眠ることなく文を綴っていたら、
いつの間にか夜が明けた。

山からオレンジ色の朝日が昇ってきた。 美しい風景。

日の出を見たのは昨夏の旅以来か。 清々しい旅立ちだ。

よく考えると、バスの座席は予約機まかせなのに、
夜明けの風景を見ることができる方の座席に座る確率が高い。

そっちの列から埋まっていくのかな。 何だか面白い。



こちらは晴天だが、八重山はどんな天気だろう?

ちょうど季節の変わり目。

年明けからの沖縄は、真冬とは思えない異常な高温の時もあったようだ。
今は平年並みだと聞いていた。

むしろ滞在中の方がその時より低い温度の予報で、
前半は暑く、後半は気温が下がり強い北風が吹く予報。

それでも最低気温が20度越えの日が大半になりそうだったので、
薄手の服の四枚重ねで出発した。

下も、レギンスを一枚重ねた。
案外、リムジンバス乗車中に下半身が冷えるのだ。

こちらの夜明け前の気温はそれでもさすがに寒かったが、
予想していたよりはましなのが幸いだった。




定刻に石垣空港到着。

雲が空全体を覆い、生ぬるい風。

あっ、今回は観光も色々したいのに、レインスーツを忘れた!

折りたたみ傘は、風に弱いのに。

ウインドブレイカーにもなるのに。

なるべく荷物を少なくするため&今回は陸遊びばかりを想定したので、
海遊びのグッズは全て置いてきた。

レインスーツはいつもの容量の大きい旅鞄に入れてあり、
今回は違う鞄だったこともあり、すっかり忘れていた・・・。



先に宿に荷物を置きに行くために、バスに乗る。

白保小の校庭では、卒業式の記念撮影が行われていた。

宿の近くの小学校も卒業式だった。

おめでとう!

宿でチェックインを済ませて荷物を置いてから、
仕事がらみのXさんとのランチの待ち合わせ場所へ。

時間に少し余裕があったので、少し回り道をしてみた。

カンヒザクラ、まだわずかに残っていた。
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なんと、八重山上布の第一人者の方のお宅を偶然発見!

見学とかさせて頂けないのだろうか・・・?
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本日のランチは、地元のご縁のある方とアートホテルのランチブッフェ♪
そして、一緒に開催中の企画展も見る。
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バイキングの品数が多すぎて、全部味見するのは無理だった(笑)

手仕事が好きだと知ってくださっているその方から、
白保織友さんの苧麻小物をお土産にいただいた。

今回は日曜日に石垣に滞在しているけれど、
白保日曜市には行けないスケジュールで残念に思っていたから、
とても嬉しい。


企画展「植物の力・島の知恵展」へ。

(1月末までやっていた「自然の先にある島の手仕事展」を見たかったなぁ!)
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島の植物を原材料とした、食品、お茶、化粧品、雑貨などが、
展示販売の形で陳列されていた。

商品の質はもちろんいいのだろうし、
さらにパッケージデザインの印象で好感度が増すのだと思った。

パッケージデザインにあか抜けた物が増えてきた印象。

そして、いつか作ってみたいアダン葉バッグもあった。
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すてきねぇ♪ 上等ねぇ・・・。上等すぎて手が出せない(涙)。

やっぱり、自分で作るのだ! と決意を新たに。



そんなアダン葉バッグを作っているオジィがいると、
前回の旅でこの方から教えていただいていた。

そこまで車で送っていただいてお別れした。

また次の旅でお会いしましょう!




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旅日記2019年春:アダン葉バッグづくりの名人を訪ねる

前回の旅でその存在を知って、
今回はぜひとも行ってみようと思っていた、アダン葉バッグの名人工房へ。


そこには、オジィ作のたくさんの籠やバッグ。

トウヅルモドキと、アダンかな。
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アダン葉草履もあった。
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オジィがアダン葉細工の作業をしていた♪

見学させていただけた。
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オジィ、今年生まれ年の数えで85歳。 お肌ピカピカ。 若々しい。

アダン葉でのバッグ作りは七年前から。

あれこれ話を聞きながら、
私も明日はアダン葉帽子を習いに行く旨話すと、
長らく売れ残って埃をかぶっていた子供向け帽子を「持ってけ」と。

そして、八重山滞在中にまた来ても良いと。

ご好意に甘えようと思う。

旅の前に亡くなった先輩のことが思い浮かぶ。

お見舞に行く予定日の前日のことだった。

こうやってオジィに会えたことも何かのご縁だし、タイミングだ。

先輩とのできごとから、
そういう時のご厚意やチャンスは逃さず活かすということを教えられたばかりだ。



旅の計画中、終盤に小浜島に行くと自分で吟味して決めたはずなのに、
八重山入りしてもなぜか依然とモヤモヤしていた。

スッキリしないので、事前に小浜行きの船の予約をしていなかった。

そのモヤモヤが、
オジィの仕事に触れられるチャンスが得られたことで、
パッと霧が晴れたように消えた。

旅の予定を八重山入りして数時間で変更した(笑)。

我ながら何と大胆な・・・!

よしっ、これで、今回の旅は石垣島と竹富島で、手仕事三昧だ。

休養の旅というより、
根を詰めて集中することにエネルギーを循環させ、
これまでの年明け以降の疲れに伴うストレスを発散する旅になりそうだ(笑)

また、結果として、今回は石垣島メインの旅になりそうだ。



アダン葉の準備はいろいろ手間がかかる。

採集しに行って、使う太さに割いて干す。

大量だ。

バッグや草履用に葉を割いて残った端っこの細いものなどは、
さらに割き、取っ手の芯に使う。
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「無駄なものはない」、とオジィ。

竹富島出身で、竹富島の民具づくりの人たちにも指導している。

アダン葉バッグの取っ手の付け方は、オジィオリジナル。

「ずんぶん(知恵)」で、あみ出したそうな。

「絶対にはずれない」と自信満々。

様々な試行錯誤を繰り返しておられるのだろうな。



「かん」を「くゎん」と発音したり、「どれどれ」は「だーだー」。

オジィ、いい感じ♪



次にうかがう時には、帽子づくりの報告ができるだろう。

またいろいろお話しできそうで楽しみだ。




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旅日記2019年春:スミオのkiiyamaドミトリー

アダン葉バッグのオジィの所を後にして、
てくてくとユーグレナモールへ。

今日が石垣島で一番ゆっくりできそうなので、先にお土産をば購入。

ついでにきいやま商店のCDも2枚買った。

内地では銀座わしたショップに何回か行ったけど毎回品切れで、
他ではあっても最新アルバムのみ。

ネットで簡単に買えるが、
自分の手に取って選び、現地にお金を落としたかった。



ゆらてぃく市場で食料も調達。

石垣市役所のデイゴが満開♪
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今日明日は八重山旅で初ドミトリーだからな。

連泊で食べつくしたり昼食にもできるように、
さんぴん茶紙パック(昔の名残で1Lより少ない量なのね)、
プチトマト8つ入、ブラックじゅーしー、ゆし豆腐。

コンビニで、バナナ3本、
お椀など器を借りられるかどうかわからないまま荷物だけ預けて出てきたので、
ゆし豆腐を移して飲む用の太いストローつきタピオカミルク。

買い物を済ませて、
まだ日が高く汗ばむドミトリーへの坂道をのんびり登る。

昨夏、
いしゃなぎら(石垣)のアンガマやを見に行った時に通った道だから、慣れている。
その時の旅日記

宮鳥御嶽の前も通って、
昨年いい時間を過ごさせていただいたことと、
今年は集落に泊まることをご挨拶。



おや? 何のお店かな?
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かき氷やてんぷらも売ってるんだ。 

今夜と明日の朝ごはんは買っちゃったしなぁ・・・。 興味あるなぁ。
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今日あちこちウロウロして見かけた花と実。 鮮やかな色。
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到着したのは、
オープンして1ヶ月ほどのスミオのkiiyamaドミトリー。
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おお、入口はきいやまメンバーカラーじゃないの♪

ファン歴は浅いが、
歌にも出てくるスミオおじぃがどんな人なのかにも興味があった(笑)

宿は女性専用で、
宿泊客がいない時は、男性も宿泊可能だそうだ。

聞いてみたくなるようなレコードのジャケットが壁面を飾る。
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きいやまのメンバーが小さかったころ、
わざと大音量で聞かせたこともあったとか(笑)



17時過ぎには戻り、シャワーと洗濯。

食堂兼ゆんたく場で、
仕事やらプライベートの連絡をいくつかしながら、のんびりと。

さすがに八重山の日暮れは遅く、19時になってもまだ薄明るい。

おじぃの奥さんと思われる方が、
私が買ってきたゆし豆腐をお出汁であたためてくださり、
お家のごはんのおすそ分けでおかず(フーチャンプル)も出して下さった。
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ご好意に甘える。



午前中に荷物を預けに行った時は私の貸切予定だったが、
夕方戻ったら、「外国人が1人来るようだ」とスミオおじぃ。

ドキドキして到着を待っていたのに来そうにない。

予約システムによると明日に変更されていると。

代わりに地元のPTAの集まりが食堂で開催。

この宿は、地元のコミュニティースペースみたいな役割もあるみたい。



踊りの練習もあるかもしれないからい見ていたらいいさ、と勧められ、
同じ空間で、
島酒飲みながら明日の帽子編み講座に備えて本での予習。
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アダン葉帽子の本は去年か一昨年、石垣島で買った。

手順の丁寧な画像が並ぶけど、頭の中だけじゃ、解りづらい(笑)

けど、何にも予備知識なしよりはいい。

何回か繰り返し読んだり、今日一日の記録をしたり。



結局地元のみなさんは話し合いだけだったけど、
同じ空間にいる私は、まるで居酒屋で一人飲んでるような雰囲気を味わえた。

一人旅でありながら、初日から
地元のいろいろな方とコミュニケーションしたり、
地元のリアルな空気に触れられたり。

なかなか面白いスタート。



ベッドスペースの天井は星空。 粋な計らい。

結局今夜は貸し切りとなり、気を使わずに眠れそうだ。

ドミトリーだから、本来は人が多いと、
二段ベッドの上にも向かいの2つのベッドにも人がいる可能性がある。

(全部で12床。
 今夜来るはずだった外国の人とは、
 互いに目につかない場所を指定してくれていた。)

竹富からまた石垣に戻った際の宿は、
きっと疲れているだろうし、帽子づくりの作業もあろうから、
(というか、これまでの疲れも抜けきれないままだろうから)
慣れた小さな個室の素泊まりの宿に予約を入れた。




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旅日記2019年春:アダン葉帽子づくり講習(1)

クーラーの効いたドミトリーでは、薄手の服は半日で乾いた物もあり。助かる。

今回は特に、宿を何度か変わるため、乾きやすい服を選んで持ってきた。




朝は、バナナ、プチトマト、サンドイッチ、ゆし豆腐、タピオカドリンク。

結構大量だが、お昼が菓子パンみたいな程度なので。

宿主のおじぃに、
泊まってみて女性視点でのあったら助かる機能・設備などのフィードバック。

以前も女性客からリクエストがあったようで、
それに関連することもあったり、連泊客は初めてとのことで、
おじぃは「うん、うん」と真剣に聞いてくれた。



昨日見つけた八重山上布に携わる方のお宅の前を通って、
宿からの最寄りバス停のアートホテルへ。

バスが来るまで時間があったので、観光案内コーナーに行ってみる。

ホタルは今年はすでにボチボチ出始めているとのこと。

ツアーは始まっていて、宿泊客以外も参加可能。

しかし、今夜は満席。しかも満月。

満月の時は月明かりが森に射すと、ホタルは姿を消すと、
昨年のホタルツアーでガイドさんに教えてもらったことを思い出した。

今回の旅の計画中、
頭は西表島にホタルを見に行きたいのに何だか身体の気が乗らず、
妙なこともあるもんだと思っていた。

旅程を落ち着いて考えるというより、
ハードな日々が続き疲れもあったから、
じっくり考える状態ではないのかなと思っていた。

身体や無意識のどこかが、今回はホタルでないことを選んだ方がいいと、
わかっていたのかな? と、都合よく考えた。

でも、西表島の北部まで行く元気がなかったというものあるが、
石垣島でもすでに見られるとわかっていたら、
もう少しプランが変わっていたかもな。
(石垣島のピークは4〜5月と思っていたので)



アートホテルからバスに乗り、
アダン葉帽子づくりを指導してくださる先生の元へ。

時間まで余裕があったので、大浜の海を見に行く。
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あの石碑みたいなのはなんだろう?

海岸に降りる道が近くになかったため、見ただけで終わった。
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そういえば、
津波岩とか、オヤケアカハチの像があるのも大浜だっけ。

今日か講習2回目の日に見に行くかな。



先生によると、午前中は3名の予定だったが、
私以外の2人がキャンセルと延期、そして急遽男性が来るという。

「エコツアーとかしている人」と教えてくれながら、
先生にかかってきた電話に「Aさん」と呼びかけているのを聞き、
まさか!? と思ったら、
やはり昨年5月のホタルツアーで10数年ぶりに再会したガイドさん、
Aさんだった! (その時のホタルツアーの旅日記

Aさんは最初忘れていたようだが、
説明すると思い出してくださったようで、
あちらも驚いて、お互い握手で再会を喜んだ。

こんな偶然があるなんて!! 旅のサプライズだ。

先生とAさんが出会ったのはつい最近で、
今日なら参加できると、急遽来たそうだ。

Aさんは、木工をやり、パンも焼くのだと。

先生へのお土産に、焼きたてパンを持ってきていた。

美味しそう〜。 丁寧な暮らし、という感じ。
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早速ワークショップスタート。

アダン葉テープを編んでいく。

これが思ったよりなかなか難しい。

頭頂の部分を作ることでまず難儀し、
増やし目を理解すること、どこをどう編むか、目を数えること、など、
何度も繰り返し教えを請うた。
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前日本で予習したが、多少のましにしかならなかった。

本には、テープの幅、長さなど肝心の情報がない。

増やし目のタイミングは、テープの幅でちがってきて、
数をこなして感覚で身につけるしかないようだ。


午前中で、頭のてっぺんの途中まで。

Aさんから、ホタルツアーはすでに始まっていてとても混んでいるけれど、
私が滞在している間にまだ空席がある日が一日あると教えてくださった。

が、その日は竹富泊なので、残念ながらうかがえない。

やはり、ホタルはまたの機会だ。

Aさんは午前中で終わり。

最後にまた握手して、再会を約束した。

(サガリバナツアーについてうかがったら、やっていないのだと。 残念。)



昼食を30分で済ませて再開。

教わった通りにやっていたつもりが、何か妙な編み方に。

それすらもおかしくなり、何度も先生の手を借りて調整。

昼休みには、「木型で頭周りの部分まで編みきれるんじゃないか」と、
先生は見立てていたけれど、
私が変な編み方をするものだから、予定通り進まなくなってきた。
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木型も帽子も置いて行けるところまでは到達できず、
結局木型ごとお借りして、竹富島まで持って行き、
宿題をやってくることになる。

旅する木型(笑) 

竹富島でボーシクマー(帽子編みをする人)。

最初からそのつもりの覚悟だったので、やってきましょう!



午後は、女性二人が制作途中の帽子を持って来られた。

一人は、私が次回やるつばを作るところからの作業。

もう一人は、つばの端の始末。

自分がこれからやるであろう作業の一部を見られたのは、
とても勉強になった。



帰りはそのお一人が宿に近いからと、車で送ってくださった。

内地から移住した方だった。

短い時間だったけど、いろいろお話ができて楽しかった。

旅の一期一会の楽しさよ。

そして、まだ旅の2日目なのに、すでにいろんな方のご厚意をいただいている。

本当にありがたい。




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旅日記2019年春:いしゃなぎら(石垣)の夜、2日目

帽子講習会からは車で送っていただけたので、
16時半過ぎには宿に戻る。

荷物を置いて周辺の散策と買い物へ。

八重山上布の中村澄子さんの家の入口が開いていたので、
アポなし見学とか可能なのかな? と、そっと見てみたら、来客中だった。

絣糸のかかった機が見えた。

あぁ、お話うかがいたいなぁ・・・。

苧麻について研究している友人は、
石垣島でも関係者をあちこち訪ねたと言っていたが、
この方の所は訪ねたのかなぁ。



気の向くままに石垣集落を歩いていたら、玉の露酒造発見!
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住宅地の中に、ひっそりとあった。

直販してくださるというので、
瓶で寝かして古酒にするための43度4号瓶を購入。



昨日から気になっていた宿近くの天ぷらとかき氷屋さんへ。
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天ぷらミックスが揚がるのを待つ間、100円のかき氷を食べた。

今日はやたらと蒸し暑い。

かき氷が美味しい。
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ゆらてぃく市場では、半額になっていたサンドイッチをゲット。

宿のおじぃに個人商店のスーパーを教えてもらって探してみたものの、
上手く見つけられなかった。

次回の課題だな(笑)

晩御飯は久しぶりにどこかお店で食べようという気もよぎったけれど、
帽子編みでかなりエネルギーを使い、
ワサワサした雰囲気の中にいたくなかったので、
今夜も宿でのんびり過ごそう。



戻ってすぐシャワー、洗濯。

朝、話した宿に関するフィードバックをおじぃはさっそく行動に移したようで、
宿がちょっとだけバージョンアップしていた!

まだオープン直後で、模索の段階なんだろうな。

いろんな構想があることを話してくれた。

今度また泊る機会があったら、おぉ〜!と思うのかもしれない。

今後が楽しみな、スミオのkiiyamaドミトリー。

がんばれ、スミオおじぃ。


  「頑張れ! スミオおじぃ」 by きいやま商店
  



思ったよりもたくさんあった天ぷらミックスは、
イカ、さかな、野菜かき揚げ。

それに、まだゆし豆腐の残りもある。
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がんばって天ぷらを食べたが、半分以上残っているのにお腹いっぱいだ。

これで500円!

朝食にサンドイッチも買ったけど、明朝食べきれるかな?

(バナナもまだ1本余ってる)



来るはずの外人女性客は今日も来そうにない。

私としては、ドミトリー貸切は、
今回のお疲れモードのエネルギーレベルにあってるからいいけれど(苦笑)

来たら来たで、ネイティブの子供以下の英語レベルと翻訳アプリで、
会話を楽しんだのだろう。

島酒を飲みながら、旅日記を綴る。

夕食後、しばしおじぃとユンタク。

話している間にも宿の予約システムに次々予約が入る。



おじぃの頂き物サーターアンダギーと、私の天ぷらと、
お互い味見、分け合い、助け合い(笑)

昨日買った請福二合瓶は、夕べと今夜で半分ずつ飲んで空になる。

オープン祝いの益々繁盛の島酒をいただき、めでたさにあやかる。

封を切った二升半の瓶の中で空気に触れた島酒は、やっぱり美味いな。
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いったん宿泊エリアに戻り、
ほろ酔いで上機嫌に歌いながら旅日記の続きなど書いていた。

一時間ほどして酔い覚ましの水をもらいにいったら、
おじぃはまだネットの確認などしていた。

もしや酔っ払いの歌声を聞かれていたか?(恥)

夜はもう更けていたけれど、また少しだけ話をして解散した。
 
旅人同士のユンタクは、色々旅情報を教えてもらえて面白かったり、
自分とは違ういろんな生き方の人の話が聞けてためになる。

私にとっては、それ以上に、
地元の人に八重山や地域のことを教えてもらったり、
八重山で生きるその人そのもののお話を聞くのが、とても興味深い。




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旅日記2019年春:8年半ぶりの竹富島へ

七時半起床。

朝食にサンドイッチとプチトマト、夕べの天ぷらを少し。

天ぷらは夕べ
kiiyamaドミトリーの宿主・スミオおじぃにも一種類ずつ味してもらって、
自分も今朝もがんばって食べたが、まだ食べきれず。

1本残ったバナナと一緒に、竹富島での昼ご飯に回すことにした。



荷造りを終えてユンタク場に戻ったら、
おじぃは宿の壁にペンキを塗っていた。

ユンタク場を、
地域の人たちや旅人たちの憩いの場、
コミュニティースペースにしたいようで、
いろいろな人たちとのコラボの構想がたくさんある様子。

kiiyamaドミトリーもおじぃの夢の一つだったそうだ。

おじぃ、これからもいっぱい夢を叶えてください。



9時前、そろそろおいとましようと思ったら、裏で声がする。

きいやまメンバーの「ばぁちゃん」がデイサービスに行くための迎えがきたらしい。

挨拶しに行かせていただいた。

きいやま商店の動画か写真で見たことのあるもう少し若い時より、
声も姿もよりお年を召された感じになっていたけど、
明るい笑顔がすてきだった。

九十を超えたのだそうだ。

握手して長寿にあやからせていただいた。

「ばぁちゃん」にも会ってみたかったから、
偶然にも会えてすごく嬉しかった♪

 「土曜日のそば」 by きいやま商店
 



スミオおじぃに別れを告げ、港へ向かった。

おじぃに教えてもらった地元スーパーを見つけることができた。

竹富島滞在中のお茶2Lを購入。



昨日までに行きそびれている南嶋民俗資料館に行き着いた。

なるほど、こういう地理関係だったのか!

その隣に、民具や沖縄玩具の店を発見!
(後で調べたら、南嶋民芸というお店だった)
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ぜひ、店内に入って色々見せて頂いたり話を聞いてみたい。

開店くまでまだかなり時間がありそうだ。

竹富島から戻ってきたら行こうかな。



10時発の竹富行きの船に乗る。

大きな船が満席状態。

すごいな、竹富島。 人がわんさかいるのかなぁ・・・。

与那国島行きのフェリー。 与那国もいつか行きたい。
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竹富島へは10数年前の初めてのやいま旅で、日帰りで行き、
その次は旅仲間たちと行った。

それ以来、8年半ぶりだ。

過去の旅の記憶と照らし合わせながら、
のんびり観光するところから始めよう。

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旅日記2019年春:竹富島集落散策(1)

竹富島に到着した。

船は台風の時以外はほぼ必ず出るし、
乗ったらすぐという移動にストレスフリーな島。

竹富島では、朝夕食付きのお宿。

明日は天気が崩れてくるという。

存分に観光できるのは今日だけかもしれない。

荷物を預けて、早速集落を散歩しに行く。



竹富島では、民具用の糸を取るための糸芭蕉(バナナ)が
育てられていると予習で知った。

これは、実芭蕉、糸芭蕉どっちかな?
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おなじみ水牛車。
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終日ひっきりなしに水牛車が集落内を通る。

ある牛は、賢すぎるのか、私が前方にいるのを認めると、
じっと動かなくなってしまった。

道の端に避けても立ち止まったままなので、
交差点まで下がって十字路の別の道に引っ込んだら、
ようやく動き出していた。



竹富島の偉人、西糖様の御嶽。

そういう人を輩出したと、前の旅では知らなかった。
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井戸。 8年半前、旅仲間ともここに来たっけ。 懐かしい。
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毎回定点観測のように撮るシーサー。 今回も健在。
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お土産屋さんにふらっと入ってみた。
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全て竹富島の物とうたっているのに、
なぜか石垣島の島藍農園さんの作品がある。

尋ねてみたら、竹富島にルーツがある家系なのだと。 なるほど。

私も藍染の服を着ていたら、店のご主人が興味を示した。

物づくりに興味がある人は関心示す人が多いんだよね。

そういう地域に藍染の服を着て行くと、会話のきっかけになって楽しい。



以前は登ったなごみの塔。

今は老朽化からくる危険回避のために、登れない。
3-10















なごみの塔の募金箱に心ばかりの寄付をして、新しい有料展望台へ。
3-13
















なごみの塔からの景色も、
竹富島に来るたびに定点観測ポイントの一つだったのに、
今回はそれが叶わなかった。

ちょっと角度が違う、赤瓦屋根の風景。
3-14


















旅日記2019年春(石垣島、竹富島) 目次へ



旅日記2019年春:竹富民芸館(竹富町織物事業協同組合)

世持御嶽につきあたったので、ご挨拶。

いつか種取祭を見てみたい。

画像は、世持御嶽に咲いていたデイゴ。
3-24
















竹富民芸館。

竹富町織物事業協同組合の施設だ。
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センダンの花が満開。 何年か前に西表島でも見た記憶が蘇った。
3-17















入口に掲示されていたチラシで、
平良敏子さん白寿記念の展示が沖縄本島で行われていると知る。
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後二日で終わりか・・・。 見たかったな。

一昨年がカジマヤーだったはずだから、もう白寿なのね。

敏子さん、おめでとうございます。
一ファンとしてお喜び申し上げます。



施設内では、ひとりの老婆が黙々と機織りをしていた。

背中が丸まり、身体も織り機の一部のようだった。

長年この仕事に従事されているのだろうと思いをはせた。



ブー(苧麻)。
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芭蕉。
3-20















竹富島での糸芭蕉の栽培、糸作りの過程の展示もあった。

前回来た時も見ているはずだが、
その後、本場喜如嘉で芭蕉について学んだこともあり、
今回の方がとても興味深く、理解もできた。

「絹芭蕉布」という布も作られていたと知った。
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苧麻と綿の組み合わせで「ぐんぼう」という織物があるとは知っていたけれど。

肌触りの良さを追求していた様子がうかがえた。



八重山藍。 
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画像はマメ科のナンバンコマツナギかタイワンコマツナギなのに、
解説には「キツネノマゴ科」とある。

んん? それはリュウキュウアイですね? んーーー・・・



どこで撮影したか忘れたが、テッポウユリも咲いていた。

そういう季節だよね。
3-15


















旅日記2019年春(石垣島、竹富島) 目次へ

旅日記2019年春:竹富島、西海岸・イノー(海畑)を歩く(1)

【その1 西桟橋〜コンドイ浜】

夕方、夕日を見て宿にすぐ帰れるように場所の確認をしておこうと、西桟橋へ。











うーむ、明日は天気が崩れると聞いたし、
すでに雲が増えてきたから今日は夕日はむりかな。



偶然にも今日は大潮の引き潮で、
コンドイ浜は白砂が遠くまで顔を出していた。

西桟橋から海岸沿いも歩ける状態だったので、このルートでコンドイ浜へと向かう。
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自転車観光ではできない技。ふふふ。

途中、休憩するのにちょうどいい流木があった。
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そこに腰掛けて昼食。

kiiyamaドミトリーに宿泊したときに買ったものの、
今朝までに食べきれなかったバナナと天ぷらの余り。
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曇り“空とてんぷらと海のにおい”(笑)

 「空と天ぷらと海のにおい」 by きいやま商店
 


ニーラン石は、ここにあったのか。
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「やえやまなび2019」 より( http://yaenavi.com/island/1088.html )
「ニーラン」とは海のはるか彼方にある神の国のことで、五穀豊穣をもたらすため竹富島にやってきた神々が、乗ってきた船のとも綱をこの石に結び付けて上陸したと伝えられている。
旧暦8月8日にはココで神を迎える儀式『世迎い』が行われる。




コンドイ浜に到着したら、向きを沖の方に変え、
遠くまで干上がった砂浜の最西端を目指し、素足になり歩き出した。

かなり歩いて振り返ったところ。 ほとんどの人はここまで来ない。
3-30














もう、人の姿は、ずっと向こうにゴマ粒くらいになった。
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さっきから気になっている白い砂地の島。
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後から調べたら、小浜島と竹富島の間に、
干潮時にだけ現れる「浜島」と呼ばれる場所だった。

八重山好きなのに、今まで知らなかった・・・!!

ネットで見る画像から、
久米島の近くにあるはての浜みたいな感じなんだろうと想像した。

あそこはきれいだった・・・。

「浜島」ツアー、いつか参加してみたいな。

  (その時の旅日記 「久米島キャンプ2日目」

  (そしてふりかえるとなんと、この年の夏は、3週間沖縄・八重山にいて、
   キャンプスタッフ2本こなしてたんだ!! 凄い体力。若いな、自分!
   旅日記2008年夏





コンドイ浜から沖の方に歩いて歩いて、ひたすら歩いて、
顔を出していた砂浜の端っこまでたどり着いた。

干潮時間までまだ1時間以上あるので、
しばらく人っこ一人いない砂浜と海を独占しながら旅日記。
3-33















ふぁ〜〜〜、気持ちいい〜〜〜

無心にただただ歩いてきた。

日々の煩わしいことは完全に脇に置いて忘れることができていた。

リフレッシュ。

大潮の干潮時ならではの遠浅の海の楽しみ方さね。

偶然その時期に竹富島に来て、ちょうどいい時間に浜に来られて嬉し♪



風が強い。

正面遠くに、浜島の白いシルエットを眺め、
これまでの旅では見たことのない八重山の海の風景に、
新鮮な気分だった。



最近亡くした先輩を思い出す。

辛く思うように動かなくなった身体という物理的制約がなくなって、
行きたいところにどこにでも行けるようになられただろうな。

ここからあらあめてご冥福を祈る。




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旅日記2019年春:竹富島、西海岸・イノー(海畑)を歩く(2)

【その2 コンドイ浜〜カイジ浜】

のんびりぼんやり、沖合の砂浜を独り占めして楽しんでいたら、
静寂を破られた。

いつの間にか、10数名の人たちがわらわらとやってきていた。

その大半が東西いろんな人種の外国の人。

好奇心旺盛で、自分の気持ちに素直に動くのかな?

めいめいに写真を撮って楽しんでいた。



それをきっかけに、腰を上げて歩き出した。

30分ほど休んでいたようだ。

ここまで歩いてきて、
時折小石もあり足の裏が結構痛かったりもしたので、
ここからは雨が降った時のために持ってきていた島ぞうりを履いた。

歩いてみると、見えていなかった陸地や浅瀬が、
まだまだあることに気が付いた。

竹富島も、こんなに遠い。
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さらに西の沖合の浅瀬にまで出てみると、こんな感じ。
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こういう時にしか見られない風景!




来た道を引き返すのはつまらないので、星砂のあるカイジ浜まで、
ルートファインディングしながらさらに進むことにする。

その前に、せっかくこんなところまで歩ける時間に来たのだから、
もうちょっと寄り道しようと好奇心が湧く。

まだまだ続く砂浜。
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どうせなら、と、無理のない範囲で、
水面から砂や岩が顔を出している所のなるべく沖の方向へ
端しっこまで行ってみることにした。

なまこ、ウミウシ、カニなどがいた。

小さいけれど、身体の割には大きなハサミを精一杯広げて威嚇しているカニ。
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これは、もしや、もずく?
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海にもずくはこうやって生えてるんだ。 初めて見た。

島に常宿でもあったなら、持って帰って調理してもらいたいところだ。

25冂の大きなシャコガイの古い貝殻もあった。

この時期、波照間では潮干狩りに連れて行ってもらったことがあった。

私が今回歩いた竹富の浜は砂地が多いからか、貝の姿はなかった。

逆に波照間は、珊瑚の岩がむき出しで、貝はいるがそこに海藻はない。

同じ遠浅のイノー(海畑)でも、
島によって、場所によって採れる物が違うのが面白い。



もう少し行ってみよう!

もう、船が通るところがかなり近くに見えてきた。
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島の方を見ると、カイジ浜の方にかなり近いところまで、
並行して歩いてきたことが分かった。

まだ干潮時間までもう少しある。

ここまで、足首が浸かっても10cmちょっとくらいだった。

もうちょっと、足が20cmらい海に浸かるところまで挑戦してみたかったが、
きっと、船や陸から見ている人にしたら危なっかしいだろうし、
クレイジーに見えるかもしれないし、
それよりも雲行きが怪しくなってきているし、さすがに疲れも感じ始めていた。

ここらで切り上げることにして、
グッと進路を陸の方に向けて、カイジ浜へと向かう。


カイジ浜北部に上陸。
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西桟橋から海岸線を歩き、
コンドイ浜に到着したら沖合に出て、先端の砂浜で30分休憩してまた歩いて。

コンドイ浜からカイジ浜まで、1時間20分。

その間に30分ほどのんびりしていたようなので、
実質50分ほどを、イノーや顔を出した砂浜をウロウロしたようだ(笑)

翌日行ったゆがふ館内に展示してあった地図と照らし合わせると、
多分だいたいこんな感じだろう。
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淡い若草色のエリアは、干潮になったら干上がる場所で、
まず海岸線をしばらく歩いた後、
青い点線で囲ったあたりを散策したのだと思う。

具志堅用高がかつて父親の職業を聞かれた時に、
「海あっちゃー(海を歩く人=漁師)」と答えた有名な話を思い出す。

今日の私は漁師じゃなくって、本当に海を歩いた「海あっちゃー」(笑)。

あるいは、「イノーあっちゃー」かな。



星砂で知られるカイジ浜に到着したら、
まずは大きなハスノハギリの下の石ベンチに座って休憩。
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数分後、さっと短い通り雨。

背後の木々の葉がいっせいに雨粒で音を奏で始めた。

なんというグッドタイミング。 濡れずに済んだ!

雨はほんの一瞬だった。

休んでいる間に次々と観光バスの団体がくる。

ガイドさんの説明を聞いていると、
星砂は、この引き潮の時間帯に顔を出す干上がった岩のところに
ひっかかっているらしい。

探してみたら5粒くらいあった。



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旅日記2019年春:竹富島集落散策(2)

【集落散策その2 カイジ浜〜仲筋集落】


星砂を探していた時はこの日で一番太陽が照って暑かった。

カイジ浜を出て、トイレを借りに一周道路をコンドイ浜へと戻る。
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蝶々の飛び交う姿に和む。
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サドルとペダルが3人分ついている3人乗り自転車の若者が、
楽しそうに叫んだりしながら通り過ぎていく。



シュノーケリング機材などが洗える水道で、
海水と砂でベタベタになった足とぞうり、
ぞうりを入れていたビニール袋を洗う。

少し乾くまで、あづまやで休みながら、海や猫を眺める。
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コンドイビーチから東に延びる道を仲筋集落へ。

三つの集落のかなり南西に当たる位置だ。
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集落に入ってすぐの所に、「BOO-HOUSE」という名前の建物。

ブー? まさか苧麻関係? と近寄ると、本日はお休み。
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中には織り機が何台もあり、作業やユンタクができそうなスペースがあった。

どんな人たちがここで集うのだろう? 気になるなぁ。

敷地では、藍の原料であるナンバンコマツナギや、
糸の原料となる糸芭蕉が栽培されていた。
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いいなぁ・・・、お家を出たらすぐに手仕事の材料が手に入る暮らし。

ついでに食べ物も手に入る(畑)暮らしに憧れる。



友人に勧められていた場所を訪ねるため北上しようかとも考えたが、
明日は集落の北部をウロウロする予定だから、
今いる南の地区をもう少し散策してみた。



月桃。
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栽培しているのか、境界線の垣根のかわりか・・・。



瓦屋根の保管所。 十数年前の初めての竹富島旅でも来たなぁ。
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アカショウビンを初めて見たのもここだった。

懐かしい。




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旅日記2019年春:竹富島集落散策(3)

【集落散策その3 仲筋集落】

どこかで見かけた珍しい色形のハイビスカス。
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幸本御嶽。
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樹齢のそこそこあるフクギ並木。
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港に遠いからなのか、他の集落もそうなのかわからないが、
昨夏初めて訪れた黒島同様に空き家や草蒸した土地もちらほらあった。

なぜか黒島で感じたような寂しさはあまりなかった。


ンブフル。 丘には今回は登らず。
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ンブフルの近くにもうつぐみの精神の石碑。
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竹富島には、所々に大岩が地中から顔を出している所があった。

集落のどこかに「古い時代の石」との解説を見かけた。

これもそうなんだろうか?
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同じ八重山の島でも、
島によって海岸の岩石やこういった岩など、
種類や風景の表情が違うのが興味深い。



感覚的に、まだ宿はかなり北部で、
自分はまだかなり南部にいる気がしていた。

今日は夕日もダメそうなので、
これまで足を向けたことのなかったアイヤル浜も行ってみることにした。
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片道ここから約1キロ半。

ここまで相当歩いているからハードかな?とも思ったけれど、
明日は天気も良くなさそうだし、多分あまり歩かないだろうから、
チャンスは今日しかないと思い、頑張ることにした。




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旅日記2019年春:アイヤル浜へ

集落の東はずれの外周道路の標識から、
アイヤル浜へと続く約1キロ半の道を歩き出した。

なーんにもない道が延々と続く。
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途中で星のやの送迎バスを見かける。

そうか、このあたりのエリアにあるのか。

敷地入口があったが、
奥の方へと道が続いているようで、隠れ家みたいになっている印象。



カラスウリの仲間かな? 

ウリボウみたいな実がみんな双子でぶら下がっていた。
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つる植物のきれいな薄紫の花も印象的。
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やっと浜降り口まで来た。
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アイヤル浜へ着いた。

左手には石垣島のサザンゲートブリッジやビル群。

夜は町の光が明るいのだろうな。
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遠く、アイヤル浜を南へと向かう人の姿があった。

星のや専用の浜降り口でもあるのだろうか。

それにしても星のやは辺鄙な所にあるなぁ。

だからこそ、
これまでの竹富島のイメージを崩さず共存できているのかな。

集落への観光は、送迎バスなのかな。

観光以外は敷地内で満足できるサービスになってるんだろうな。

けど、自分ならやっぱり、
本物の島の暮らしのある集落の中の宿がいいな。

ここが拠点となるのは島内観光には不便そうだ。




アイヤル浜から見た東側には島影がないことに気づかされる。

ニライカナイは、こっちかな。
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コンドイビーチのすぐ北側、西海岸にニーラン石を見た。

竹富島の神様は、西側からいらっしゃるようだ。



夕方になるにつれだんだん雲が厚くなってきた。

夕食は日没後の19時過ぎだから、まだまだ時間はある。

それまでに戻ってお風呂と洗濯を済ませたい。



リュウゼツランの仲間か。
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重なった葉の跡が模様になっているのが美しい。
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トウヅルモドキの花は、今の時期に咲くのだと知る。
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集落近くまで戻ってきたら、島で最初の井戸も、偶然見つけた。
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ミーナ井戸(ミーナカー)。 「神の見つけた井戸」という意味なのだそうだ。
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アカショウビンのような、赤茶色の鳥も見た(まだ時期が早いか?)。



ただひたすらに、歩き、風景を見て、
ときおり聞こえる虫の声や風の音に耳を傾け、
肌で日差しや風を感じる。

「今」という瞬間瞬間を五感で感じる、マインドフルネスな時間。



まだ宿まで遠いかなと思いながら歩いていたら、
集落外周道路に出た後は、思いの外早く着いた。

6時間半程の、徒歩による島巡り。

大潮の日ならではの、面白い散策となった。



宿には朝荷物を預けたきりだったので、
夕方戻ってきて初めて部屋に入った。

おぉ、旅館だけあって、色々揃っている。

旅の中盤、心身をのんびりさせるにはちょうどいい。

シャワーの後、
洗濯が終わるのを外のゆくい場で夕方の風にあたりながら旅日記を書いてたら、
雨がぱらつきはじめた。

風向きもいつの間にか北風で、少しひんやりする。

物干し小屋がある。

ありがたい。使わせていただこう。



料理も品数たくさんで美味しかった。

最初は、
仕事で泊まる内地都心部の朝食付きホテルよりいいお値段に躊躇し(苦笑)、
自分としては“思い切って”予約した。

終盤もまた素泊まりなので、
中盤は体力温存に、広い自分だけの空間と上げ膳据え膳で、
自分にもご褒美をあげよう。



それにしても今日は、本当によく歩いたなぁ!





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旅日記2019年春:朝散歩・竹富島

昨日夕方から風向きが北風に変わり、ひんやりしてきた。

クーラーいらずで、布団をしっかりかぶって睡眠。



朝食前に、30分ほど朝の集落散歩。

白砂を掃く人の姿を見たかった。



どんより曇りっていて、薄着では肌寒そうだ。
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上も下も、薄手ものもの重ね着して、温度を調整。

今日は終日20度前後で推移し、温度差もあまり無い予報。

午前中は外出の予定があるから、
せめてその時だけでも雨は降らないでほしいな。



白砂の道を掃く人の姿を探したが、見あたらず。

一部はすでにきれいに掃き清められていた。
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掃き掃除はまだで、昨日のままのところもあった。


水牛車乗り場も、静か。
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見たことのない花。
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こんな風に枝に咲くんだ。
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朝食も、夕食並みにボリューム満点。

おかず7皿に、ご飯に汁物。

アフターに朝からケーキも出たよ。 びっくり!
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今日も午前中は少し歩くので、傘と島草履を持って出よう。




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旅日記2019年春:ゆがふ館で民具講習会(1)

今日の午前中は、港近くにある竹富島ビジターセンターゆがふ館で、
観光客も参加可能な民具講習会だ。

参加予約をしてあった。

今回、竹富島を訪れた第一の目的は、これ。

講習会の基本スタンスは、
材料を取るところから(ものによっては育てるところから)始まり、
素材のつくろい準備もやるという姿勢。

なので、通える人でないと本格的な学びはできなさそう。

一回きりの体験で、どんなことができるかわからないけれど、
民具づくりに携わっている人のお話を聞けたり、
手技が見られるだけで幸せな時間になると思う。

宿から港まで歩いていく。

せっかくなので、早めに出て少し周辺を散策しながら向かった。



今日も集落内に大きな岩を何ヶ所かで見かけた。
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こちらは、「スンマシャー」と呼ばれるもの。
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近くの解説板によると、
「集落の入り口に巨木とそれを取り囲むように
石垣を積みまわしたものであり、
集落に病魔や凶事が侵入するのを防ぐ」役目をしているのだそうだ。

集落の別の所で見たこれもそうかな?
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名護の道路の真ん中にある「ひんぷんガジュマル」も
同じような役目をすると聞いたことがある。

独特の文化、思想だなぁ。



港近くまで来たら、昔ながらの建造物があった。

フナヤー(舟待ち小屋)跡だそうだ。 
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ゆがふ館は、この左手にあった。

様々な民具や資料が展示してあってワクワク♪

まずは講習会。

松竹昇助さんというオジィが本日の先生。

まずは民具づくりの基礎を、ということで、
今日は縄ないを学ぶことになった。

素材は藁。

藁を柔らかくしてない易くし、
根元近くの節を取り除く準備から始める。
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縄ないはそれなりにできるのだが、
手つきを見ていただいたら、何か違うようだ。

手先だけでなうのではなく、
腕、足、体重のかけ方などのコツを教えていただき、
また、私が身につけていたやり方よりも、
もっと、省力的で無駄のない動きでやれる方法を教えていただけた。

あとは、ひたすら、きれいにしっかりなう練習。
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私が作りたいと憧れているアダン葉バッグの生徒さんが4名来て、
松竹オジィは、その方々を巡回。

その合間に時々私の様子も見に来て、手つきなどの指摘をして下さる。

2時間で、藁縄約8m!(宿で撮ったもの)
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「初めてでないからうまくなえている」と合格をいただいた。

やった!



ゆがふ館の展示には、松竹オジィのなった藁縄もあった。

比較撮影。(太い方がオジィの縄)
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以前作ったアダンの根っこを細縄にして編んだ「アンツクもどき」のポシェットを、
オジィに見てもらった。

「これはどうやって編んだか?」と、どんな道具を使ったかなど質問された。

よくある箱状の物に沿わせてではない方法でやったことを伝えると、
「それは『編む』と言われている。
箱に釘を打ってそれに横を通していくような物は、
同じアンツクでも『織る』と呼んでいるよ。」と教えてくださった。

面白い!!

そして、ポシェットの紐の始末を途中までで止めている所について、
ロープワークに関しては、「うまくやれている」とほめて頂けて嬉しい!

その仕上げの方法として、もやい結びをしたらよいとアドバイスを頂いた。
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もやい結びを、オジィは違う呼び方でしていたが、メモし忘れた。

オジィ曰く、「みんな、立場によって違う呼び方をする」とのこと。

もやい結びは船の関係の人が使う名称だわね。



ちょっとした短い時間ではあったが、
色々民具談義ができたり、教えて頂いたりと、
とても楽しい時間だった!




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旅日記2019年春:ゆがふ館で民具講習会(2)

縄ないがひと段落したので、
松竹オジィがアダン葉バッグの指導をしている様子を見学。
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ふむふむ、こんな風に縁を仕上げるんだ。



現在アダン葉バッグ教室に通っている人たちは、
材料を収穫して、裂いて干すなども自分たちでやって、
今編みかけているのだそうだ。

材料は、「タコアシアダン」という種類のアダンだそうで、
ゆがふ館にも植えてあるらしい。
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オジィが民具づくりを始めたのは、そんなに昔ではなく、
奥さんが機織りを止めてからだそうだ。

それまでは、養蚕を手掛け、
奥さんが総絹の着物を織っていたのだという。

その機が展示してあった。
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奥さんは体形の大きな人だそうで、
奥にある機より、確かに座る位置なども高い機だ。

イヌマキの材から削ったもので、上等だと。

オジィはまた、色々なことに興味がある人のようで、
ゆがふ館に展示されていたハチの巣や貝殻なども、
オジイが採集した物が結構あった。
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講習会の後、ゆがふ館の展示を見て回る。

歴史、文化、くらし、生き物など、
様々な分野の物が展示されていて、とても楽しかった。


様々な種類の植物で作られた縄。
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おぉ! アダン葉帽子もあるぞ!

編み出しの頭頂の所をアップで撮影。
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これが琉球パナマのボーシクマーのやり方だろうか?

先日の帽子講習会では、
帽子には様々な編み始めがあり、
「ピコ編み」、「フィリピン編み」などと呼ばれていると知った。

その場でメモを取り忘れたら、
それぞれの編み方の特徴などをすっかり忘れてしまった。


もう一つ帽子があったので、こちらも参考資料として撮影。
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そして、アダン葉バッグもあった♪ アンツクも。
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このデザインはもしかして? と思って名前を見たら、
旅の初日に石垣島のアートホテルに展示してあったバッグと同じ方。

あれは、竹富島の方の作品だったんだ。

勉強のために、下からも撮ってみた。

アダン葉バッグは、全体が網代編みだった。
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他にも様々な展示があり、興味は尽きなかった。

港の「かりゆし館」には、
そんな民具たちが販売されていた。

草民具にたくさん触れられて幸せ♪


民具講習会は12時で終わりだったのに、
居残りの方へのオジィの指導や、
かりゆし館でもお土産店で民具を見たりしていたので、
気がつけば14時を過ぎていた。




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旅日記2019年春:竹富島の北部と海岸沿いを散策

ゆがふ館での民具講習、展示見学、
港のかりゆし館への寄り道をしていたら、
気がつけば14時を過ぎていた。

宿の朝晩の食事がボリュームいっぱいなので、
お昼抜きでもいいかもしれないとそのまま散策を始める。

ゆがふ館から島の北端へ向かう道を歩き始めた。

ゆがふ館のパネル展示で見た、
島の廃村跡や、布晒しの浜などを訪れてみたいと思ったのだ。

結局、図の緑のルートをてくてくと歩いた。
(ゆがふ館展示パネルの地図画像に加筆)
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まずは新里村遺跡へ。

竹富島の集落の発祥の地と言われ、
花城井戸(ハナクンガー)を中心に、東西に村があったそうだ。

花城井戸。
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東新里村遺跡は藪に覆われていたが、
西新里村遺跡はきれいに整備されていた。
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村からはかつては、石垣島がもっと臨めたのだろう。
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人々はここで、どんな思いでどんな暮らしをしていたのだろうか・・・。



美崎御嶽。 航海安全と海上平安の神様がおられるそうだ。
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御嶽のそばの井戸。
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御嶽の北側にある海岸には、大正年間まで使われていた桟橋跡がある。
(画面中央の浜辺の黒っぽい岩々)
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道が西から南南西へとカーブを描いてしばらく行くと、
安里屋ユンタの主人公である安里クヤマの墓があった。
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これまでの旅で、クヤマの生家は見に行ったことがあったが、
お墓は初めて。

お墓を見て、「本当に実在した人なんだなぁ」と実感した。

その付近からも、浜へ降りることができた。
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ここから西桟橋の間の中間あたりが、
「ヌヌッシャー(布晒し浜)」と呼ばれているらしい。
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均等な深さの感じの浜が続いていて、作業がしやすい印象。

ごつごつした岩も少なさそうで、布を傷めることもなさそうだ。
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遠くに人の姿が結構あった。
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あとから島の人に聞いたら、
この時期はもずくが採れるのだそうだ。

昨日、西海岸を散策していた時に見た海藻は、
やっぱりもずくだったんだな。



珍しく、二枚つながったままの貝殻。
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今日も潮が引いた時間に海岸に来た。

島ぞうりはあったが、風が冷たく足を濡らしたくないので、
靴が濡れない範囲で干上がった浜を歩いた。

西桟橋付近まで来てからふりかえった風景。
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北方面から西桟橋へと歩いてきたが、
その間も西桟橋にはひっきりなしに人が来ていた。

西桟橋への入口にはお墓が何基か並んでいる。

竹富島に入った初日、宿の女将さんに
「夕食は日没後にしますか?」と聞かれて、
「日没後の空が変わっていく時間が好きだから、もう少し遅いと嬉しい。」
と答えたら、微妙な顔をされた。

多分、時間的に遅くなるのは困るのだろうということと、
暗くなるとお墓だし暗いし、竹富島はハブもいるしで、
あまりよろしくないのだろうなと想像した。



西桟橋から集落の中へ。

昨日、貴宝院に行ったら法事でお休みだった。

あらためて、これから行こうと思う。

けれど、さすがにお腹が空いてきた。

どこかで軽く食べたい。




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旅日記2019年春:集落散策と貴宝院

西桟橋から集落に向かって歩いていると、
そば屋あさひの看板を見つけた。

そういえば、あさひにはまだ入ったことがない。

到着が15時を過ぎていたからか、
すでに準備中になってしまっていた。 残念。 

しばし集落内を店をさがしてうろうろ。
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様々な花が美しい、うりずんの季節。
4-42


















あるお店で八重山そばをハーフサイズで可能かを打診してみたら、
OKをくださった。

15時半。 やっと遅いランチにありつけた。

さっきお墓を見てきたクヤマの生家、安里屋の近くだった。
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なごみの塔のそばにある、星見石。 

これまでの旅ではその存在に気が付かなかった。
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旧与那国家と猫。
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今日は朝からずっと曇天で、風も強く、
夕方になるにつれ、上は3枚、下も2枚重ね着していても、
どれも薄手の素材なのでスースーした。

友人に勧められていた人を訪ねたが、不在だった。



昨日は臨時閉館していた貴宝院へ。
4-48
















人懐こい陽気な男性スタッフがいた。

そしてなんと、著名な染織家のご親戚!

そういえば、その方は竹富島出身だと聞いたことがあったなぁ。



今回は民具について見る・知る・学ぶの旅なので、
まずは民具コーナーへ行く。
4-49
















4-54


















ここでも今回は特に帽子に注目。
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4-52

















珍しかったのは、ヘチマと思われる物でできた帽子。
4-51



















生芭蕉の糸を濃い藍で染めて黒っぽくした糸の
無地紺の着物も展示してあった。
4-55

















いろいろ楽しくおしゃべりした男性スタッフさんによると、
無地紺の着物は、生芭蕉の糸と決まっているそうだ。

芭蕉の糸は、基本的にはアルカリ性のお湯で茹でて、繊維を採り出す。

民芸館にあった芭蕉の糸づくりの作業でもそうなっていた。

それとは別に、八重山には生の芭蕉から繊維を採る方法があるとは、
以前から聞いたことがあった。

竹富島の濃い無地紺の着物の糸は後者の方法だというのだ。

お話を聞いて個人的に思ったのは、
生芭蕉はバナナ同様アクが強いはずだから、
そのままだと糸そのものが茶色っぽくなる可能性がある。

奄美でも黒い泥染めの着物は、
その前に茶色の染液の草木染めをするように、
藍染めをより濃く見せるための意味があるのではないかと推測した。

実際、展示されていた無地紺の着物は、
どことなく赤色、黄色色素もより多く入っている感じがした。

茶色が混ざってるってことなんじゃないかな?



男性スタッフさんはまた、
アダン葉草履が必要なのに、作るにはたくさんの葉を使うため、
民具を作る人も片方編んだだけで難儀と言うらしく、
竹富では手に入りづらいということを教えてくださった。

なので、石垣島で買っているそうだ。

もしかして、初日に行った前新商店かな? などと想像した。



17時の防災放送を合図においとました。

もう少し早く来たら、もう少しいろいろお話しできたかもしれない。

またいつか来よう。



夜は、帽子編みの宿題を。

明日は石垣島に戻って、
帽子編み講習会で帽子のつばを作るところから仕上げまで。

講習では仕上げの方法を学ぶまでで終わりそうだと
先生から聞いているので、
せめてその後の残りの旅の間に仕上げられるようにがんばろう。




旅日記2019年春(石垣島、竹富島) 目次へ

旅日記2019年春:アダン葉帽子づくり講習(2)

今朝は早い船で石垣島へ移動して、
終日帽子編み講習会2回目だ。

6時起床。 まだ外は暗い感じ。

物干し小屋で12時間干したら無事乾いていた洗濯物を回収し、
荷物をまとめたら、7時からの朝食前に少し集落散歩。
5-02

















散歩のころには明るくなっていた。

今日も曇天。

探していた白砂を掃く人の姿は、
ちょうど掃き終わったところの姿を見かけることができた。

清々しい気分。

「酒造所跡」という石碑を見つけた。

竹富島でもかつてはお酒を造っていたんだ。

どんな味だったんだろう?
5-01

















宿が町の中にあるためか、肌寒いので窓をしめていたからか、
散策中もそうだが、
生き物の鳴き声をほとんど聞いていないのは寂しかった。

朝は集落内でも木々があるところでは、
複数の鳥の声が聞けて嬉しかった。


今朝も、朝からデザートにケーキなの♪
5-03

















竹富港で船を待っていたら、
民具講習会の予約のやり取りをした
ゆがふ館のスタッフさんがわざわざ来てくださった。

お礼と感想を伝え、また体験に来たい旨を伝えた。

うん、また来よう。



石垣港でランチを買い、不要な荷物を港のコインロッカーに預け、
バスで帽子講座の教室へ。

午前中は、私以外に2名、午後は3名の人たちが、
ビール缶ホルダーを作った。

本来なら、
私も何回かこれで基礎を身につけてから帽子に進むべきなのだが、
機織り、かご編みの経験があるので、
2日とホームワークでいけるのではないかという、
先生の見立てがあった。
5-06


















私はというと、午前中は、
帽子のデザインをどうするか決めることから始まった。

せっかく手間暇かけて編めるように準備された素材だから、
それをなるべく長めに使いたいという考えを軸に、つばの広い、
そして、頭頂部の形の加工は自分では難しそうなので、
丸い頭部のベーシックなデザインに決めた。

その後は、つばをを編み始めるところから始めて、
黙々と増やし目をしながらつばを編んでいった。

今日の終わりにはつばの仕上げの方法を学べるところまで到達し、
後は宿題で一人で仕上げられるようにしないと。

ただひたすら、時々ブツブツと独り言をつぶやきながら、
作業に専念。

休憩も取らず水分も摂らずにひたすら作業をしているので、
先生が時々「大丈夫ですか?」と声をかけてくださる。

私が独り言を言っている時の方が安心で、
黙々と静かにやっている時の方が心配だって(笑)

あまりに集中していたら、
午後の後半になってきた頃に、
自分が一瞬どこにいるのかわからなくなった。

先生をはじめとした他者も同じ空間にいるのに、
みなさんだまって静かに作業していたら、
自宅で黙々と一人好きなことに没頭している時と
同じ精神状態になっていたようだ。

「はっ! そうだ、私、石垣島にいるんだっけ。
 今日は終わったら、石垣島の宿に行くんだった!」
と気がついた時は、何とも不思議な感覚だった。



つばを大きめにしたため編むのに時間がかかり、
また、今日も途中で変なことをしたみたいで
目の数が狂ったのを調整するのに苦労したり。

仕上げの方法を少し手本で見せてもらうところまてでタイムアップ。

まぁ、先生の見立て通りだったし、
ここまで来たら後は多分一人でできる。 ホッとした。


【夕べ宿題が終わった段階】
5-09

















【本日の講習終了後、宿でつばの始末の途中までやった段階】
5-10
















よくがんばったと思う。我ながら。

物凄い集中で、さすがに疲れを感じているけれど。

同じだけの達成感もある。



教室を出た後、
大浜の津波岩とアカハチ像を見に行った。
5-04

















1771年の明和の大津波の岩かと思っていたら、
解説板を読んだら、なんと2,000年前の先島津波によって
打ち上げられたのだと!

この岩を含め、石垣島には5ヶ所に津波岩があり、
「石垣島東海岸の津波石群」として、
国の天然記念物に指定されているのだそうだ。

うーむ・・・、津波の恐ろしさをあらためて感じた瞬間。



オヤケアカハチ像との対面も久しぶりだなぁ。
5-05

















後で知ったことだけど、
大浜海岸でも南十字座を見ることができるらしい。

ふむふむ、メモメモ。



アカハチ像の向かいに小学校があって、そこにヤギがいた。

近づいていったら、最初互いに見つめ合った後、
ヤギはおもむろに奇妙な行動をし始めた。
5-07

















何のアピールだろうか、私が動くほうへとついてきながら、
フェンスにずーーーっと身体を擦り付けて往復していた。

臭いを擦り付けているのかな? と思った。

ヤギにも縄張り意識とかあるのかな?
5-08















バスに乗り、港に寄って荷物を取り、
18時になりターミナルでは店仕舞いをしている店がほとんどの中で、
良心で入れてくれたお店で夕食に八重山そばを食べる。

チェックイン後、入浴と追加でおやつを食べて一休みしてから、
帽子のつばの始末をし始めた。

簡単に終わると思っていたら、とんでもない。

間違ってやり直したり、隙間の調整をしていたら、なかなか進まない。

2時までかかって、つばの外周始末第一段階が終わった。
(先の画像)


明日も午後は用事がある。

明日の午前中と夜で、何とか終わるといいなぁ。

いや、終わらせてかぶって帰らないと、
手荷物は貴重品+1つの制限に引っかかるぞ。

預けたら万が一傷んだりしたらいやだし。

絶対終わらせないと!!




旅日記2019年春(石垣島、竹富島) 目次へ

旅日記2019年春:アダン手仕事三昧

全国的に冷えているようで、
ここ八重山も旅の後半は思っていたより肌寒いが、
竹富島にいた時よりは寒さが緩んできたようだ。

結局、夕べの内にはアダン葉帽子を仕上げられなかった。

実質旅の最終日である今日の午後には出かける用事があったので、
寝不足のまま朝食後10時までは部屋で、
10時〜12時までは気分転換に
宿のフリースペースで帽子のつばの仕上げをした。

清掃の地元の女性が帽子に興味を持って話しかけてきた。

しばらく体験談を話したら、興味深そうだった。



昼まで頑張ったものの、帽子はまだ完成できなかった。

側頭部からつばへと編み進める際に、
つばの一番外側は、倍以上の目が増えている。

単純計算しても一周編むのに倍以上の時間がかかる。

なかなか作業が進んでいないように感じるのは仕方がない。

昼食はA&Wへ。
6-01



















ランチの後、今日はアダン細工をしている方の工房へ。



作業を見せて頂いたり、色々お話をうかがっている内に、
アダン葉バッグづくりを体験できることとなる。

先生が難しいところをやったり見本を見せてくれては
それを真似て自分がやる、ということの作業を繰り返した。
6-04


















難しいところ、面倒な所は先生がやってくださったので、
自分で作ったというよりは、
先生にかなり助けていただいたのが本当のところ(苦笑)。
6-11




















けれど、最後の仕上げのところは自分でやって達成感があったし、
取っ手のところのテープ巻きも「上手」とほめて頂けて嬉しかった。



作業をしながらさらにいろいろなお話をうかがえた。

すてきな生き方だなぁと思った。


バッグが完成しお礼を述べる私に
「 “いちゃりばちょーでー” だから。」と笑う先生に
心から感謝しておいとました。

貴重なお時間と労力を割いていただき、本当にありがたかった。



宿に戻ったら、また夕食後はひたすら帽子のつばの始末。

明日は午前中の飛行機で帰るだけだから、
今日中にともかく仕上げてしまわないと!!

そして、ようやく完成した!!
6-10

















あ〜、大満足。

眺めては、嬉しさがこみ上げ、達成感が湧き上がってきた。

ただ、さすがに連日根を詰めて過集中気味になっていたり、
寝不足が続いたり、
手仕事しない時間は結構歩き回ったりで、
気分はリフレッシュ&充電できたものの、
身体はかなりお疲れモードの旅になってしまった。

いつも寝る時間よりもかなり早くからウトウトしていた。

この日は殆どアダン葉の手仕事しかやっておらず、
疲れもピークとなった。

それだけ熱中・集中したってことさね。

八重山に休みに来たというより、
今回は修行とフィールドを歩いて回る旅となった(苦笑)

あぁ、帰らなくていいのなら、
自分のペースでもう少し丁寧にやれるだろうに・・・。

いや、帰らなくていいなら、
ずるずるとなってなかなか仕上がらないのかも?(笑)



手仕事修行の旅の最終日は、こんな風にして一日が過ぎた。



旅日記2019年春(石垣島、竹富島) 目次へ

旅日記2019年春:帰路

最終日は午前中の飛行機で帰るだけで、
今回はそれ以外の用事もしなかったので、
旅日記の最後は、旅から戻ってきてからのふりかえりも含む。



旅に出る前までの疲れが取れるどころか、
さらに「真剣に遊びと趣味に集中しすぎた」ので、
エネルギー不足な感じで旅から戻る日を迎えた(苦笑)。

一方で、気分はとても晴れ晴れ。

今回は今まで以上にいろんな方と出会い、語り合い、共に過ごし、
いつもながら様々な方からご厚意をいただき、
とても充実した時間を過ごすことができた。

本当にありがたい。



アダンバッグも帽子も、キャリーバッグには入らない。

バッグはうまく貴重品バッグと重ねて一つにまとめ、
手荷物もう一つと一緒に機内に持ち込めるようにした。

帽子は無事に完成させたので、かぶって機内に持ち込める。
(作業途中だとそうはいかず、
大きな袋に入れた荷物としての扱いになっただろう。)

お土産もいろいろ買ったので、
旅の途中で先に送ってしまおうかとも考えたが、
結局全部自力で持ち帰ることにした。



空港で朝ごはん。

モーニングの定食を食べた。
7-01
















機内もバスでも泥のように眠った。

午後帰宅したら、夕方早い時間から早速仕事だったので、
今回はそれもハードだったな。

その後も日常生活ではあれやこれやと気忙しく、
あっという間に日常モードに戻った感じ・・・。



しばらくしてから、今回ご縁を得た方々や、
旅のための情報をくれた友人などに、
旅の後の報告やお礼の連絡をした。

これまでは染織関係の施設や人を訪ねることが多かったが、
今後は民具関係の施設や人を訪ねることも加わりそうだ。

特に民具については以前から考えていたが、
今ご健在の方々に習っておきたい気持ちがますます強くなってきた。

そして、自分が働きかけば応えてくれる相手がいることも分かった。

そういう背景があるので、
今回のご縁、きっかけを今後にどうつなげていくか、
自分の求めることに出あえる場所へのエネルギー配分などを考えると、
しばらくは竹富島や石垣島で過ごす機会も増えそうだ。

あぁ、そうだ。
体力気力がある内に、
未踏の西表島内陸部へのエコツアーにも参加したい。

となると、与那国島へ行くのは、まだ先になるのかな?・・・



行き先は、自分が意図的に変える時もあれば、
状況や環境、流れによって変わっていく時もある・・・。

そんなことが重なって、旅がどんどん進化・深化していく。

それでも、旅先のメインは八重山というのは変わらないんだけど。

今回立ち寄れなかったところもいくつかあったしな。

次回以降はそこにも行きたいしな。

初八重山から15年目に突入しているが、
依然として重度の八重山病であることには、変わりはないのであった(笑)。


【完】



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