五時脱自ブログ

「コンピュータ」「ガーデニング」「音楽」2012〜   「癌・闘病」2021〜   「中国生活」「ゴルフ」 2012〜2018

食文化

食道癌・肺癌 08 退院後外食で食べたもの - ラーメン

IMG_1570写真は三重県内でチェーン展開しているゑびすやのラーメン。退院翌日の 06/01(水)、四日市で SSM のワクチン注射を再開した帰りに寄って昼食で食べた。美味かった。

三重県内にチェーンのラーメン店が増え始めたのは2000年の頃で、地域的に近いせいか、京都ラーメンの店が多い。が、不味い。最近は横浜ラーメンを謳う店が出てきて「○○家」という名前の店なのだが、やはり不味い。どうしてこんなに不味いラーメンの店に行列で並んでいるのだろう?と、並んでいる人を問い詰めたい気持ちになる。

私がラーメンウェブサイト「三重県のラーメンおたく」を作成・運営していた2000年前後、県内のラーメンを食べまくっていたのだが、そのときからこのゑびすやをトップクラスにランクしていた。その評価は今でも変わらない。正確な店名は「東京荻窪ラーメンゑびすや」。なぜ三重県内だけの店舗展開なのかは不明だが、ま・興味があって三重県に来てラーメンを食べるチャンスがあるのなら、ゑびすやをお勧めしますよ。

IMG_1571二つ目の写真は、関東に住んでいる人なら「ラーショ」という呼称でなじみがあるだろう店名「ラーメンショップ」のネギチャーシューメン。いや、決して同じ日にラーメン屋のはしごをしたわけではないですよ。この店に行ったのは別な日です(笑)。

この「ラーメンショップ」、関東でも立地はロードサイドが多かったように思う。駅前商店街などの人通りの多いところに立地している訳ではない。私が今回行った店も、鈴鹿の郊外と言えば聞こえはいいが、車がなければ絶対に行けないところに立地している。不思議なコンセプトを貫いているフランチャイズチェーンだ。独特の美味さがあって、ときどきどうしてもこの店のラーメンが食べたくなる(笑)。

思えばラーメンが食道に詰まったことがあった。1月末、名大病院の手術を断り、四日市での SSM ワクチン注射に通っていた帰り道の途中、近鉄四日市駅近くで立ち寄った店で詰まった。どうにもならず代金だけ払って店を出て、しばらく街を歩いていたら胃に落ちていってくれた。苦しかった。この頃は名大病院で施療された抗がん剤で縮小していたがんの塊が再び拡大していた頃だった。

最後に食道に食べ物が詰まって苦しんだのは 05/06 だった。妻と二人で外出して、昼食に大戸屋に寄ったのだが、ちょっと心配だったので選んだのはざるそば。選りによってそのそばがのどに詰まった。トイレで食道上部に溜まった唾液を吐いたり、上半身を前後左右に振ったりしているうちに胃に落ちていってくれた。その様子を妻が心配そうに見ていた。これが放射線治療を終えてから24日目、3週間余が過ぎた頃のこと。

この時期はまだ食道の管の内壁に放射線治療の影響が残っていて、食べることに随分と神経を使っていた。朝食はパン、目玉焼きでタンパク質を摂る。経験的にパンが詰まったことがなかったし、仮に詰まったとしても水分を飲めば詰まったパンが重たくなって落ちていくだろうという変な(?)自信があった。昼はざるそば・そうめんの類。そうめんが詰まったこともあったな。食べるスピードも遅かった。口に入れた食べ物をしっかり咀嚼して飲み込む、食べ物と飲み物を交互にすることを意識的にしていると、とても食べるのに時間が掛かる。家族の中で一番食べるのが遅いのが私で、食べる量が少ないのも私だった。「悪いけど、もうこれ以上食べられない。残す。」と妻に謝って箸を置くことも多くあった。

冒頭のゑびすやに行った 06/01 は放射線治療を終えてから49日目・7週間経過後。最近では食べ物が詰まるという現象はなくなっている。食べる速度も普通の人になっていると思う。たぶん食道内壁の状態も良くなり、食べたものを落とし込んでいく広さもできてきているのではないかなというのが私の感覚。いま内視鏡検査をしたなら、きれいな画像を見ることができるんじゃないかなと思う。

にほんブログ村 病気ブログ 食道がんへ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村

がん・腫瘍ランキング

食道がんランキング

うれし野ラボ 辻さん家のとける唐辛子

IMG_0012在宅勤務をしているとき、私は radiko でラジオの放送を聞きながら、ということが多い。大体いつもFM三重で(午前中はCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」だったりもするが汗)、夕方になるとうれし野ラボのスポンサーの放送が流れる。あるとき「辻さん家のとける唐辛子」というのが流れてきて、なんじゃそりゃ?とネットで検索したら、スポンサーサイト、さらに Amazon にもページがあった。




IMG_0013さっそく注文して取り寄せた。

いやぁ、これは素晴らしい。「とける唐辛子」というのは本当にうどんの汁なんかに溶け込む。普通の一味唐辛子なんかだったら器の底に溜まってしまったりするんだけど、これはスープに溶けるので、全体的に辛さがプラスされる。確かに新感覚な調味料ですね。(^_^)

生姜・柚子もいい。ちょうど冬になって鍋物が多くなってきている。以前は柚子胡椒を愛用していたが、最近は使わなくなってきて、辻さん家の唐辛子+柚子を溺愛している(笑)。

在宅勤務ではなく通常勤務だったら、小瓶の唐辛子を買って「マイ唐辛子」として持ち歩くかもしれない。(^_^)

上海蟹 2017 その3 - イオンで

IMG_1785先月11月のことなんだけど、記事アップしておかなきゃタイミングを逃しちゃうんで。(^_^;

毎年のことだが、魚売り場で上海蟹を売っていた。陽澄湖産と書いてあってイオンだから産地偽装なんてことはないだろう。






IMG_17801メートル四方くらいのテーブルに従業員が蟹を並べている。値段は18.8元=320日本円くらい。安いよね。










IMG_1784写真では大きさがよく分からないだろうが、いや、これ、とっても小さい。子供の握りこぶしくらいの感じかな。












IMG_1782食べ方マニュアルも掲示されていた。ん〜、でも、たぶん身は少なくて食べづらくて、美味くないだろうと思うよ。あと1年くらい陽澄湖で育てていたなら、ほど良い大きさに成長するのだろうに。まぁ資源保護とかいう概念を期待するのが無理なんだろう。>この国

海底捞火鍋 - 最近はやりの火鍋屋

IMG_172912月も中旬になると寒くなる。特に今年は寒い。寒い日には鍋を食べる、というのは日本も中国も一緒で、秋口から春先までの期間は「健康のために鍋を食べる」というのが中国の習慣というか教訓らしきものなのだそうだ。

私の住んでいるマンションからほど近いモールに表題の店があって、評判だというので友人を誘って(誘われて?)行ってきた。早めに行かないとすぐに客の待ち行列ができるらしい。


IMG_1721店の外観も店内の様子も小綺麗で垢抜けている。私のこのブログを「火鍋」というキーワードで検索すると、いろいろなこの種の店の写真や記事を見ることができるが、それらは一般的な火鍋の店。この海底捞火鍋は、庶民的な火鍋料理を小洒落た雰囲気の店構えとサービスで食べさせるチェーン店のようだ。蘇州出張のときも街中で店の看板を見かけた。




IMG_1720早めに入店すると好きな席が選べる。窓の向こうにスケートリンクが見える席を選んだ。私がこの店に来たのは二回目で、前回もスケートリンクの近くだったが、そのときはドアを開けるとリンクに出られるような位置にあって、鍋を食べて暑くなったなというときに「おい、ちょっとそのドアを開けといてちょ」と服務員に指示して涼しい風に吹かれたのだった(笑)。




IMG_1722注文はタブレット端末のメニューでする。今の日本のファミレスあたりでもこういうオーダーの取り方は普及してきているのかなぁ?私は日本に帰国しても外食なんてほとんどしないからよく分からないのだが。








IMG_1725めったに会わない人との夕食だから、というわけではないが、折角来たんだからいい肉を食べようよ、ということで注文した牛肉。霜降りっぽいよね。これが美味くて、もう一皿追加注文した。








IMG_1724二人用の席の鍋のテーブルの様子。鍋のスープはいろいろ選べるのだが、赤い辛いスープは私はいつもパスしてる。手元のタレを自分の好みで作ることができるのは一般的な火鍋料理の店と同じで、辛さの調節は自分のタレでするのがいい。鍋ですでに辛々になってしまった食材はもう調節のしようがないからね。

写真の左側に霜降り牛肉と肉団子、右側には羊肉や内臓の類。食材の点で普通の火鍋料理店と違うのは霜降り牛肉があるかどうかというところかな。

IMG_1858別な日にイオンに食料買出しに行ったときに見つけたワゴン。この店のスープが外販されていた。もうこの店はブランドになっているようだ。

ネット検索で調べてみたら、おやおや、すでに日本進出しているようですね。店のウェブサイトも見つかった。

あ、そうそう。火鍋料理店で酒を飲みたくなるのだが、大概ビールか白酒くらいしかない。私はビールは350CC一缶も飲めば十分だし、プライベートな食事で白酒なんか飲みたくない。この日はタイガー魔法瓶のステンレスボトル2本に焼酎の水割りを作って持参して行った。熱い火鍋に焼酎の水割り、これはナイスなアイデアでしたね(笑)。普通、飲食店に行くのに飲食物の持ち込みなんて許されないけど、「自分用のスペシャルドリンクだよ」と言えば服務員といえど反論できない。ま・これは現地駐在者の知恵ということで。(^_^;

ふぐの刺身と鍋 - 友膳@福永

IMG_185512/16(土)、この日は二人でのラウンドだった。日の出が 06:52 でスタートは 07:14。シベリアの高気圧&寒気団の影響で気温は15度だが北東からの冷たい風があって、半袖ポロ・長袖ポロ・ウィンドブレーカ・さらにその上にベストを着るという厚着だった。体感温度は10度くらいだったような気がする。ラウンドが進んでも暖かくならない、むしろ気温は下がっていっているような気がした。

二人で「寒いねぇ」「お湯割りがいいかな、熱燗がいいかな?」「鍋が食べたいね」なんて言いながら笑いながらのプライベートな練習ラウンドだった。プレーを終わって、友膳@福永にやってきた。その座席で見たのがこのメニュー。「これ、いいんじゃね?」「おっけー」と即決。(^_^)

IMG_1856ふぐ刺。美しいですねぇ〜。歯ごたえがあって味は淡白。辛丹波を熱燗にして飲みながらふぐの刺身は今日の辛いラウンドを忘れさせてくれるものがありましたね(笑)。









IMG_1854鍋材料。刺身を取ったあとの頭から骨中心のふぐ肉を鍋にして食べる。これもまたプリプリした食感がいい。辛丹波の熱燗がすすむ(笑)。最後に雑炊を作ってもらって、この幸せな鍋の昼食を終了。

帰宅の途の車中、酔っ払った二人はふたりとも睡眠へ。運転手に起こされて帰宅。帰宅したあともまた午睡。いやまぁ、なんとも幸せな週末の昼食でございました。(^_^)

上海蟹 2017 その2 - 太湖産

IMG_1650上海蟹の今年第二回目は、無錫の取引先老板から届いた無錫地元の太湖産のもの。無錫の老板に「中秋節の月餅は不要。代わりに蟹を送ってちょ」と言ったのは 2013年のことだった。それ以来毎年律儀に送ってくれている。ありがたいこと。(^_^)







IMG_1653この日は臨時の管理職者食事会を開催することにした。(^_^)


場所は何度も来ている海南火鍋「海南羊荘」@東莞長安。ひとしきり羊肉の火鍋を食べている間に蟹を蒸してもらう。






IMG_1651どこやらからの頂き物の白酒。夜の会食に白酒は欠かせない。この銘柄は初めて飲んだが、美味しい酒だった。
(^_^)









IMG_1655鍋の締めに香菜を入れているところ。皆、腹はほどほどな状態で蟹を待つ。(^_^)











IMG_1657出てきましたねぇ〜、蟹。中国人スタッフたちはそれぞれにスマホで写真を撮したりしている。彼ら彼女たちは江蘇省とは縁のない地域の出身ゆえ、上海蟹は珍しいもの。私の会社に就職して初めて食べた、という子がほとんど。老板に感謝だよ(笑)。

「オスメスがあるから、私が仕分けをしよう」と私が言い、スタッフたちはおとなしく待つ。



IMG_1658はい、仕分け完了。「ひとりオスメス一個ずつ、合計二つ食べるんだよ」と私からの指示。私の隣に座っていた私の秘書は、何年経験しても蟹の開け方がわからない様子。手を貸してやって甲羅を外し半分に割ってやる。

この日の晩餐に参加できなかった女性スタッフがひとりいた。ひとりが「自分がお土産に持って行って渡してあげます」と。優しいね。(^_^)

こんな楽しいスタッフとの食事会が来年もまたできますように。

上海蟹 2017 その1 - 陽澄湖産

IMG_1660今年も上海蟹を食べた。その第一回は本場蘇州の陽澄湖産。実はこれ10月末のことだったから1ヶ月以上も前のことなんだけど。。(^_^;










IMG_1661場所は友膳@福永。日本人のゴルフ仲間の一人が日本に帰国するというので、4人一組のミニコンペを開催して表彰式会食は「蟹パーティにしようぜぃ!」という毎年恒例のノリ。

でも私がずっと幹事役を勤めてきたこのコンペ、去年までは3組12人くらい集まっていたのだけど、帰国者が相次いで寂しくなっちゃったなぁ。




IMG_1662今年の蟹には一頭ずつ写真のようなタグが付いていた。産地証明のようだね。











IMG_1663タグの裏にはQRコードまである。しまった。スキャンしたら何かもらえたのかもしれない(笑)のに、食べるのに夢中で忘れてた。(^_^;

友膳@福永に「鍋焼きうどん」初登場

Yuzen_Nabeyakiなんと一ヶ月半もブログの記事アップをしていなかった。ネタがないわけじゃないんだけど、記事を書くヒマがないというかその気にならないというか、悶々とした毎日をこの一ヶ月半過ごしてきたような気がする。

今日 2017/12/09(土)、いつものサンボン先生と早朝トップスタートの1.5ラウンド27ホールを終えてちょうど昼どき、馴染みの友膳で昼食。メニューをみたらなんと鍋焼きうどんがある。おおっ!?と驚いて服務員に訊いてみたら、最近(おそらくこの週末だろう)試みに作ってみたメニューなのだそうだ。

いやぁ、思い返すとこの店で「うどんリクエスト」をしたのは2013年1月、約5年前のことだった。この店は蕎麦屋で手打ち蕎麦を売り物にしていて、「うどんは店の方針としてできません」ときっぱり断られたものだった。だからびっくりだったんですよ。

で、試食しての感想だが、ごく普通。出汁もつゆも麺もどれも出しゃばっていない。東京うどんの濃い醤油ではなし、かといって関西讃岐系の出汁の効いたものでもない。食べ終わって買単(精算)をするときに店の子が「五時さん、鍋焼きうどんどうでした?」と聞いてきたから、ここに書いたようなことを言って「もうすこし、特に出汁に一工夫かな」とアドバイスした。

明日の日曜日も週例競技の後の表彰式会食がこの店。私の昼食の注文は同じ鍋焼きうどんを予定している。もしそこで改善がなかったときのために、マンションの部屋に備蓄してあったヒガシマルのうどんスープを持っていってやろう。「この味を再現してみてちょ」というつもり。いまや讃岐うどんは当たり前に全国を席巻している食分野だから、もしそれがこの深圳の地でできたなら、大評判になるかもしれない、という期待を込めて。(^_^)

本場中国料理 - 江西料理「佬表」@东莞長安

IMG_161410/21(土) は私の誕生日。会社の中国人スタッフたちが前日 20(金) の昼食会を開いてくれた。会社のある沙井の街から近い东莞長安に最近できたという江西料理の店をスタッフが教えてくれた。それを聞いたら行かないわけにはいかないよね(笑)。

中国四大料理とか八大菜系と言われる分類の中に江西料理は挙げられないが、敢えて言うなら湖南料理と同じ体系だろうか。江西・湖南・湖北の三省は長江沿岸の内陸に位置していて、食材は長江から採れる魚介類や野菜・獣系の肉が主体。青と赤の唐辛子を使った辛みのある味付けが多いが、四川料理のように花椒の痺れる味は使わず、素材そのものの味を生かす。何よりも焼きそばに特徴があって、江西焼きそばは他の料理分野では見たことがない。

IMG_1622まず出てきたのは牛骨。肉を削いでスープを採り終わった骨をハンマーで割ったもの。












IMG_1623手元に取るとこんな風。骨の外側に残る肉にかぶりついた後は骨の中のコラーゲン状のものをストローで吸い出して飲む。











IMG_1631湯(スープ)が出てきた。このスープは鶏肉と、なんと、蛇を使っている。












IMG_1616調理前の蛇。生きててバタバタ動いていた。(^_^;












IMG_1624肉と野菜の炒め物ですな。













IMG_1627同じく。














IMG_1632出てきた!江西焼きそば。(^_^)

パスタのような太さと弾力の歯触り。スープと薄い醤油の味付け、青椒の辛み。江西省でホテルに泊まると、朝食のメインにこの焼きそばがある。だから高級というわけではなく大衆的な料理なのだが、旨いのですよ、これ。(^_^)

中国発祥で日本で発展したものにラーメンと餃子がある。ラーメンは主として台湾から、餃子は中国東北地方から伝わったものだと思う。焼きそばも中国から日本に伝わったものだと思うが、この江西焼きそばには日本で出会ったことがない。中華あんかけ焼きそばみたいなものはあるけど、この江西焼きそばはそれとは違う。スープと醤油だけを味付けに使うシンプルさ。シンプルだけに素材の善し悪しが問われる、という難しさを簡単にやってのけるのがこの江西焼きそばだね。(^_^)

IMG_1633円卓に並ぶ大皿料理。12人くらいでテーブルを囲ったのだが、食べきれなかった。食べきれずに料理を残すのは中国料理の流儀の一つで、もてなす側は食べきれないほどの料理を用意する。食べ残した料理は『打包』と言ってスタッフたちが持ち帰る。このあたりは日本料理と考え方が全然違うところだね。日本でなら料理を残したら「口に合わなかったか?」「不味かったか」というところに行くのだが、中国料理では単純に「腹一杯で食べきれない」なのです。(^_^)

このあと、バースデーケーキが披露されデザートに皆で食べた。今年も楽しい誕生日祝いをありがとう。>我が社のスタッフたちよ。

札幌すみれ・西山製麺の生ラーメン

IMG_1596国慶節休暇を日本で過ごして、深圳に向かう前日、鈴鹿のマルヤスで食料品を調達した中のひとつ。日本を出国するときにスーツケースいっぱいに食料を詰め込むのはいつものことで、最近では保冷バッグ+保冷剤を使って、チルド食品とか生卵・マーガリン・アイスコーヒーのペットボトルなど、中国大陸では手に入りにくく、かつ鮮度キープが必要なものを運んでいる。

鈴鹿のスーパーというと Maxvalu・ぎゅーとらなどが一般的だが、このマルヤスは高級食材を扱う店として他とは一線を画している。ラーメンのチルドでは東洋水産・スガキヤあたりならどこのスーパーにもあるのだが、この札幌すみれ・西山製麺のコラボレーション商品はマルヤス以外では買えなかっただろうな。


IMG_1597中身は麺・味噌スープ・メンマの3つの袋。これで売価600円。この金額なら日本の普通のラーメン屋で普通のラーメンが食べられるよね。それだけ味(品質)に自信があるからできる価格設定だと思う。

因みに、実際に買った一日前に下見に行ったときは店頭の棚に3袋あった。買いに行った時には1袋しか残っていなかった。私の落胆がわかるでしょうかねぇ〜。(^_^;






IMG_1598賞味期限 10/18、食べたのは 10/14(土) だから没問題。作り方は、、まぁ見なくても分かるわね(笑)。












IMG_1599マンションには鍋がひとつしかないので、麺を茹でる鍋の水を沸騰させるまでに味噌スープとメンマを暖める。一方、どんぶりに入れた水を電子レンジで沸騰させてスープ対応するというのが深圳単身赴任でのラーメン制作のパターン。(^_^;









IMG_1600できあがりの姿。札幌すみれ・西山製麺だよぉ〜。チャーシューは別途購入してあったチルド。ネギがなかったのがちょっと痛いね。でも腰のある中太多加水麺と鶏出汁の効いた札幌味噌の味は期待を裏切らなかったです。(^_^)

西山製麺さん、ネット販売もあるようなので、次回からは着日指定でネット購入してみようかな。香港・深圳で不味いラーメンを食べてる皆さん、EMS 利用で買えるかもしれませんよ。(^_^)

日本料理「新鮮屋」@南山

IMG_1037以前、羅湖にある日本料理「新鮮屋」の記事を書いた。昨年の7月のことだったんだ。その羅湖の店の姉妹店が南山にあるということは知っていたが、なかなか行けずにいた。たまたまそちら方面の用向きができたので「でわ!」と立ち寄ってみた。

場所はなかなか分かりづらいから説明できない。(^_^; iPhone 標準アプリのマップや食べログ系のアプリで「新鮮屋」で検索するとすぐ出てくる。私はそうやって地図を出して運転手に渡したが、運転手も道順が分からない。結局店に電話をかけて店の人と運転手に直接話をさせてたどり着いた。(^_^;

IMG_1038カウンター席を中心にした鮨屋。寿司以外の食べ物もあるんだろうが、この店に来て寿司以外を注文するというのはよほど頻繁にやってくる近所の常連客か根性の曲がった人でしょうね。(^_^;









IMG_1039カウンターに二人で座って握りを注文。板前は我々の食べるスピードに合わせて握ってくれる。











IMG_1043ホッキ貝かな。













IMG_1045赤身。

ネタは店の名前の如く新鮮で、おそらく深圳市内でここ以上に旨い寿司が食べられる店はないだろう。

本場中国料理 - 四川料理「鲁头公」@深圳沙井

IMG_1520この店のことは以前書いたよなぁとこの分野を眺めたが記事がなかった。以前、深圳沙井の隣町の松崗にある店に行ったことがあって、そのチェーンが会社の近くにできた、と聞いて、それでは休日出勤の昼飯にといつものごとくスタッフを連れてやってきた。(^_^)







IMG_1522この店の看板料理、鴨の頭。一人ひとつずつ頭を丸ごと食べる。看板料理とはいうものの、大して美味くない。
(^_^;









IMG_1526鶏の蒸し焼き。これは四川料理ではなく広東料理だろう。肉が柔らかく口の中で溶ける。普通に美味しい。(^_^)











IMG_1524後は、、四川料理らしいものを連続でどうぞ。まずは川魚。












IMG_1523食材は羊肉だったり豚肉だったりいろいろだが、味付けは麻辣(痺れる・辛い)の連続。












IMG_1528その痺れる元の花椒。これだけを口に入れてポリポリ齧るのもいい。と、中国人に話すと「そんなことするのは老板くらいですよ」と言われるのもいつもの通り。(^_^;








IMG_1529こういう辛い系の食事をした後は、王老吉がいい。(^_^)

本場中国料理 - 湖南料理「食在有味」@深圳沙井

IMG_1113休日出勤の日、出勤していた中国人スタッフたちに「どっかで昼飯一緒に食べようか」と言って、イヤだという子は一人もいない。(^_^)

今回やってきたのは会社から車で10分ほどのところにあるタイトルの店。湖南省から運んできた食材で食べさせる湖南料理の店、というコンセプトで、我が社のスタッフ曰く「美味いっす」とのこと。では一度行ってみよう。
(^_^)


IMG_1110入店したすぐのところに陳列されていた食材。ホントに湖南省から運んできているのかもね。











IMG_1108ブロッコリーの炒め物。青椒(青唐辛子)の辛さがいい。(^_^)












IMG_1109豚肉と豆と青椒。素材の味で食べさせるシンプルな料理。中国料理にはいろんな分野があるけど、ことこの華南地区周辺はこういうシンプルなものが多い。素材の味がいいから趣向を凝らす必要がないんだね。








IMG_1107鶏肉の鍋料理。スープが美味い。

今回10人ほどで行ったのだが、丸テーブルが小さく部屋もなかったのがちょっと残念だったけど、値段もそこそこ安くて美味い店。昼食会にはちょうど良かった。(^_^)

本場中国料理 - 川エビを食う - 湖南料理「其食不一様」@深圳沙井

IMG_0429会社のスタッフから微信(中国の SNS)で川エビの写真と「これ食べたーい!」というメッセージが私に届いた。ふ〜む、そういえばこの4〜6月あたりはこの食材の旬の時期だったな、というわけで、急遽スタッフとの昼食会をすることにした。(^_^)

店は最近沙井にできたという湖南料理の店で「其食不一様」と書いてある。これが店の名前なのかね?



IMG_0431店の入り口に何やら変わったコスチュームの服務員。












IMG_0432エビのかぶり物(笑)。まぁ旬だからなんだろうが。。(^_^;












IMG_0420店内の様子。みんなエビの帽子をかぶっている。

この店には菜単(メニュー)というものはなく、この写真の奥の方のコーナーに食材と料理が並んでいて、そこで食べたい料理の札を取って服務員に渡して注文するというちょっと変わったシステム。





IMG_04237人で行って10菜1湯(10種類の料理とひとつのスープ)くらいを注文した。これはその中のひとつで、長江流域の湖によくいる巻貝。中国人スタッフたちにとっては子供の頃から馴染んだ懐かしい食材だそうだ。








IMG_0425川エビ。トウガラシと花椒で味付けしてあるのは、以前食べた湖北料理の店と同じ。











IMG_0426甲羅を取り除くと身はそんなに大きくはない。柔らかい部分は全部かぶりついて食べる、という食べ方。そんなに「うまいっ!」というほどのモノではないのだが、上にも書いた通りこの季節の名物なんだよね。だから今日のお食事はこれがメインディッシュだ。

中国料理と一言では言えないほど地域で特徴のある料理があるのはよく知られている。広東料理・四川料理・上海料理などなど。そういう分類とは別に、季節の旬の食材を使ったものというのがあって、上海蟹やライチなんてのはその代表。この川エビもそういう食材のひとつ。さらに秋から冬にかけて寒くなる時期には火鍋が多くなる。まぁそういう大雑把な見方では、日本料理の分類も同じようなものなのだが。

IMG_0428食後のお茶、王老吉。辛いものを食べたあとには、この甘みのあるお茶が美味い。(^_^)

そういえば先週、腹痛と下痢で病院で診察、という記事を書いたのだが、処方された薬がよく効いたようで、もうお腹は大丈夫です。ご心配なく。(^_^)

三重県のラーメンおたく - ほくと亭@名古屋驛麺通り

IMG_0267前回、函館ラーメン@名古屋驛麺通りという店を試したが、そのときにこの並びに札幌ラーメンと銘打った店があるのを見ていた。次回はここを試してみようというわけで、今回の日本帰国時の昼時に寄ってみた。








IMG_0268入店したのが12時少し前だったのでほとんど行列なしで席に着けた。メインメニューは味噌ラーメン(720)と醤油ラーメン(820)の2種類のみ。味噌の方がお勧めなのだろうか、価格差もあってか、私の周囲の客へは味噌ラーメンがどんどん運ばれてきていた。天邪鬼な私は醤油を注文。醤油の方がスープの味が分かりやすいことと、メニューの写真を見て「これは札幌味噌ラーメンではない」とすぐに思ったから。

伝統的な札幌味噌ラーメンでは、この写真のようなトッピングの載せ方はしない。中華鍋でモヤシ・挽肉など炒めスープを入れ味噌ダレで味を調えて、どんぶりの麺の上からザァ〜ッと掛ける。札幌のラーメン店では、特に学生相手の店などはモヤシが山盛りになっていて、モヤシで腹一杯になった頃にようやく麺が見えてくる、なんてところがよくあったものだ。だいたい、チャーシューというモノは醤油ダレで煮て寝かして作るもので、味噌ラーメンの上に醤油ダレの味がするチャーシューが載っていること自体が変なんですよ。

私と同時に隣のカウンタ席に着いたお兄さんは、味噌ラーメンが運ばれてきてすぐに一味唐辛子をふんだんに振りかけてから食べ始めていた。そんなことしたらスープの味がわからなくなっちゃうんじゃないの?と私は横目でチラリ。

IMG_0269出されてきた醤油ラーメン。まずはレンゲですくってスープを2回飲む。次に麺をつかんで麺とスープだけで味をみる。メニューにも「焦がし醤油」とあったが、正確には焦がしニンニクでコクをつけた醤油スープ、ということで、タレを工夫したということなんだね。基本のスープができていないラーメン店は、タレで何とかしようとする、そういう典型的なパターンだった。

もうここまで読んだ人はおわかりでしょう。こんなのは札幌ラーメンではありません。やっぱり名古屋はラーメン不毛の地だ。ラーメン店もダメダメだが、食べる側も味音痴ばかりなんだろうな。>名古屋人

一升びん本店@松阪 何年ぶりか

IMG_9778何年ぶりかに一升びん本店に行って焼肉を食べた。前回はいつだったか、と私のこのブログを検索したら 2013/05 のことだった。ほぼほぼ4年になるのか。4年前の記事に載せた写真は裏口の写真だった。今回のは国道に面した正面入り口の写真。







IMG_9775その4年前の記事を読み写真を見たら、今回食べたのと同じものばかりだった。(^_^;

というわけで詳細は4年前の記事をご覧あれ。この写真はカルビなのだが、美しい霜降りの様子がわかる。美味しいよぉ〜。(^_^)

三重県のラーメンおたく- 今回日本で食べたラーメン3店

IMG_9766今回帰国時に食べたラーメンを幾つか。まずは東京おぎくぼラーメンゑびすや 鈴鹿店の普通の醤油ラーメン。2000年頃、ラーメン食べ歩きウェブサイト「三重県のラーメンおたく」を運営していたときによく通った店。三重県内だけ、しかも川越町から鈴鹿市までの範囲でチェーン展開をしているという、かなり変わった店舗経営をしている。

何年ぶりに食べたのか記憶にないが、ん〜、ゑびすやの味だなぁ〜と満足。この醤油ラーメンは基本の鶏スープが中心だが、全体では鶏・豚・魚系のスープの組み合わせで様々なメニューを作っている。スープ濃い目・タレ塩辛目なので、味が強い。中太縮れ麺を使っているから麺にスープがよく絡む。体育会系の男の子が喜ぶだろう味。

この日は国道23号線をこの店を目がけて走ってきたのだが、沿線、随分とラーメン屋が増えたなぁ。ラーメン横綱チェーンの店が鈴鹿にもできていたなんて知らなかった。ま・知っていたとしても行かないけどね。>横綱
ゑびすやの発祥の地は鈴鹿のこの店なのだが、今は四日市の諏訪町の店が本店なのだそうだ。ちょっと寂しい感じだったな。>ゑびすや鈴鹿店

IMG_9761喜多方ラーメン坂内鈴鹿店に行ってみたら、期間限定メニューで青唐辛子の辛いラーメンがあるということ。私のために作ったようなメニューだよね、そりゃぁ食べるでしょ、私なら(笑)。








IMG_9762注文を入れてから15分くらい経って配膳されてきた。ちょっと遅いよ。>坂内
丼のスープの奥側に緑色の青唐辛子が浮かんでいるのが写っている。こいつを箸でつまんで単独で食べてみる。う〜む、真面目に辛い。(^_^;

この青唐辛子の辛味がすでにスープにも移っていて、全体的に辛い。唐辛子を食べると特に辛いのは当たり前だな。塩ダレのスープも強めの味付けで辛さに負けてない。喜多方独特の平縮れ麺にスープがよく絡んで美味い。私が日本在住ならしばらく通いたいくらいの病みつきになりそうなラーメンだった。

IMG_9759函館ラーメン@名古屋驛麺通り

リニューアルオープンしたというニュースは去年の秋頃のニュースで見ていた。でも過去何度も行ってみて、毎回「こりゃダメだ」という感を繰り返すのが、ここ「名古屋驛麺通り」。この函館ラーメンという店は、私は初めて見たし、そもそも「函館ラーメン」というジャンルがあることすら知らなかった北海道生まれの私(笑)。

自動販売機で食券を買うシステムなのだが、基本のラーメンの写真が見当たらなかったので、トッピングにチャーシュー・煮卵・ネギを追加料金で払った結果がこの写真。ネギもチャーシューも追加は不要だと、丼を見てから気がついた。何が言いたいかというと、店が不親切だということ。

IMG_9756通路に面したカウンターで着席して食べる。同時滞留客数は5〜6人。まぁこれも演出なのだろう。

肝心のラーメンだが、丼が出てきた時点ですでにスープがぬるい。塩ダレの味が薄い。だから不味い。

食べる前にラーメンの写真を撮影したら、背中で従業員のおばさんがなにやらごちゃごちゃ言っていた。「ん?なに?」と振り返って訊いてみたら「私の写真は撮らなくていいんですか?」と。これジョークで言ってるのか?なんのつもりだ?俺の日本語ヒアリング能力が退化したのか?と、わけわからなさが頭を駆け巡った。こんな変なヤツなんか相手にしないでラーメンを喰うことに専念しようと無視した。

名古屋驛麺通りはできてからもう15年近くにはなるんだろうが、ラーメンに対する真面目さを全く感じないのは15年前も今も同じだね。こんなラーメンを有難がって食べている名古屋人は本当にラーメン音痴だと思うよ。マジで。

本場中国料理 - 広東農家料理「永利焼鶏農家菜」@深圳福永

IMG_9641私の会社の管理職者新年会食事会をしようということになった。宴会部長から「老板、食事場所はどこにしましょう?」との質問。私が「ん〜、できれば私が今まで行ったことのない店で美味しいところがいいなぁ」と返事したら、スタッフたちが相談して表題の店に行くことになった。彼らスタッフの何人かはすでにこの店に来たことがあり、コアなファンは1ヶ月に2度3度と来るリピータになっているそうな。(^_^;




IMG_9640農家料理と銘打つだけあって、野菜畑が広がる。












IMG_9643トマト。













IMG_9644青椒。













IMG_9647おお、夕日が沈んでいく。













IMG_9649これが料理屋の玄関口。とても日本人が一人で行けるところではないね。(^_^;












IMG_9652新鮮な卵。













IMG_9654放し飼いの鶏。













IMG_9656調理場の風景その1。













IMG_9657調理場の風景その2。













IMG_9659麻雀などして待つ。













IMG_9661さて料理が出てきた。何かの鳥(笑)と取れたての清菜の炒め物。












IMG_9662卵とトマトの炒め物。卵がめちゃくちゃ美味しかった。












IMG_9664これはガチョウ。













IMG_9665何かの鳥(笑)のスープ。













IMG_9666茄子の炒め物。これも美味かった。(^_^)













IMG_9667また卵の炒め物。もう腹一杯。













IMG_9668残飯は猫が引き受ける。(^_^;













IMG_9670食事をしながら、持込の白酒で乾杯を繰り返す。いい感じのほろ酔いと満腹感で幸せな気分の帰り道。西の空に三日月が見えた。写真ではぼやけているが、既に沈んだ太陽を追いかける位置にあるので、ブランコの椅子のような形。「月のテラスに座り待っているのよ、あなたを〜」って歌があったなぁ。うん、尾崎亜美&河合奈保子だ。(^_^)

女性スタッフたちは食事の前に野菜などを農家から買っていた。オレも生卵をここで仕入れるようにしようかな。スーパーで売ってるブロイラーの卵とは味が全然違うからね。

腹一杯食べて一人100元くらい。コスパは最高だね。(^_^)v

正月料理 - 友膳@福永

IMG_9635正月休みに航港高尓夫球場で1ラウンド。途中で同伴のダーボン先生・ティエンソウ先生と「昼は友膳で正月料理と雑煮を食べましょうか」と誘い合わせてやってきた。生憎「祝い膳」という名のおせち料理はすでに売り切れていたが、まぁそれらしいものをということで。左手前が雑煮。「この日のために」とダーボン先生が日本から持ってきた日本酒の菊水を屠蘇として冷やで飲みながらつまみをつつき雑煮を食べる。ほろ酔いで気分は正月。(^_^)



IMG_9636締めは握り寿司。一人前8カンが腹一杯で食べられない。

この日は今年の航港高尓夫球場の初ラウンドだった。快晴で雲ひとつなく微風のコンディション。8時のスタート時点ですでに半袖ポロ、ラウンド後半には気温は27度まで上がっていた。ラウンド後シャワーを浴びて着替え、私がいつも持参するアサヒスーパードライを一人一缶ずつ空けた。ゴルフ場はまったく正月とは思えないような快適な日。

今年もよろしくお願いします。>お二人

昼飯は吉野家牛丼!

IMG_9477とある日の午前10時、場所は深圳南山区にある海岸城というショッピングモールの地下1階のフードコート。開店したばかりのこの場所にある吉野家にピンポイントでやってきた。昼飯用に牛丼の打包(ダバオ・テイクアウトのこと)を買うのが目的。

この日は朝一番で南山医院に行くことになっていて、診療が早く終わったのでこういう動きになった。

写真の右側の柱に「左:吉野家」「右:CoCo壱番屋」という看板が見える。このココイチのことは以前の記事に書いた。

IMG_9482牛丼並盛 18元は現在のレートだと約300日本円。牛丼を標準とした購買力平価は日中ほとんど同じだね(笑)。











IMG_9486会社に到着して昼飯の時間。持ち帰りの吉牛を広げたところ。ん〜、素晴らしい。久しぶりに食べたけど、吉牛の味がする。(^_^;

幸せな昼食でした。(^_^)

日本料理「友膳」@深圳福永 生牡蠣としゃぶしゃぶ鍋

IMG_9325普段ろくな食事をしていない、という自覚があって、特に9月末に帯状疱疹を発症してからは、栄養のあるものを食べようと心がけている。とは言っても、男の一人暮らし、自分で料理などすることもなくて、以前より多少は良くなったかな?という程度という自覚。

ちょいと外出することがあれば、日本料理店でちょっと良いものを食べることにしている。この日は人を誘って、友膳@深圳福永へ。最近はこの店に来ると生牡蠣を注文する。沙井福永地区は元々牡蠣の産地だから、牡蠣の専門料理店なんてのがあったりする。多分、近海の新鮮な牡蠣が福永海鮮市場に揚がる季節なんだろう。人によっては「体に重金属を溜めることになる」などと言われたりもするが、まぁ確かに中国の沿岸なら危ういかもしれないんだけど(笑)、毎日大量に喰うわけじゃないからいいでしょ。(^_^;

IMG_9331蟹の子サラダ。生野菜というのもなかなか食べる機会がない。マンションの部屋には野菜ジュースを常備して、毎朝飲んでいるんだけど、やっぱ、野菜は食った方がいいだろう。

これも口の悪い人に言わせると、残留農薬云々なんてことになるのだが、そんなこと言い始めたら何も喰えないわね。





IMG_9329鍋の季節にもなってきて、季節メニューでしゃぶしゃぶ・すき焼き・寄せ鍋なんてのが客席の壁に掲示されていた。一番値段の高い近江牛は前の日の夜の来店客に全部食べられちゃったそうで、中国の牛肉だそうだが、なんとなくそれなりに霜降りっぽい。








IMG_9326鍋を作る作業を店の小姐にさせたら、新人のようで先輩小姐に作り方を教わりながら手を動かしていた。ま・これも一興。(^_^)











IMG_9328この日は深圳の最低気温が14度、日中の最高気温も20度にしかならない寒い日で、鍋にしてよかったぁ。安い中国牛肉と言っていたが、普通の牛肉の味と食感。食べながらゆずすこと、湖南省の超絶辛い唐辛子を持ってくればよかったとちょっと後悔。この2点は常時持ち歩きアイテムにしようかな、マジで。(^_^;

最後はお約束の雑炊にして、この幸せな食事を終了。ごちそうさまでした。

湖南省の超絶辛い唐辛子

IMG_9193少し前のことだが、湖南省出身の私の会社のスタッフが小休暇をとって帰省し、私に湖南の唐辛子をふるさと土産として持ってきてくれた。これが超絶辛い(涙が出る)。

湖南は辛い料理で有名なところで、その辛さの源はこの唐辛子。辛いのだが甘さもありいい香りがある。





IMG_9192ちょうど取引先訪問のために外出する用事があったので、昼飯の時刻に絡めてこの唐辛子を持って出た。昼食場所は「友膳」@東莞長安。昼の定食メニューを選択して、単品で麻婆豆腐を作ってくれ、ついてはこの湖南の唐辛子を使って作ってくれよ、と友膳のママに頼んだら、このママも湖南出身なのだそうで、是非この唐辛子を分けて欲しいと。喜んで差し上げましょうと、一握りを彼女にプレゼントした。(^_^)

写真は湖南唐辛子麻婆豆腐丼。いやぁ、ご飯が進むくんだね、これ。(^_^)

IMG_9341因みにこの写真は帰省したスタッフが撮影した畑の唐辛子。樹高1メートル少々か、黄色い唐辛子が鈴なりになっている。











IMG_9279いま私のマンションに乾燥させてカラカラに乾かした状態で残っている。味噌ラーメンなどに入れるとなかなかよろしい。でも料理らしい料理なんて私はしないから、消費しきれる自信がないなぁ。

外で食事をするのは予めその予定が決まっていることなど少ない。「メシ喰いに行きましょう!」と突然決まることが多くて、そのときに「ああ、あの唐辛子があったら」と残念に思うことすでに何度もある。常時持ち歩きにしようか。唐辛子を(笑)。

韓国料理「阿里郎」@宝安

IMG_9177以前書いた記事に「閉店して内装を壊し始めていた」と書いた韓国料理店の「阿里郎」。内外装・調度品を全部やり直して営業再開していることは知っていた。少し前のことになるが、日本からの出張者があって、彼は焼肉、特にホルモンが大好物な人で、到着した日の晩飯に「焼肉を!」とリクエストしてくるほど(笑)。この店は写真を見て分かるように韓国人のための韓国料理店なので、私は近寄らずにいたのだが、近所に日本式焼肉屋はもうなくなってしまったので、ブログネタのために行ってみることにした。(^_^;

IMG_9180メニュー。中国語と韓国語の表記だけで、日本人の我々は写真と値段を見て「こんなモンか?」と注文。











IMG_9181店内の様子。こざっぱりとした感じだね。













IMG_9182ランチョンマットに食器。鉄の匙と箸。













IMG_9183前菜が並ぶ。まぁまぁ喰える。













IMG_9184プルコギ、というんだそうだ。どうやって焼いたらいいのか分からないので服務員を呼んだら、日本語を話せるオヤジが出てきてやってくれた。店長か経営者かもしれない。









IMG_9185手際よく焼き進めてくれた。













IMG_9186出来上がった姿は肉野菜炒めですな。鍋は北海道のジンギスカン鍋を彷彿とさせる。食べると甘い。「頭天椒ってあるかな?」と訊いたが「ない」という返事。う〜ん、店を出て右に150mも行くと八百屋があるから買ってこようか、と一瞬頭をよぎったが、面倒なので止めた。







IMG_9187ビビンバ。これもオヤジが混ぜ混ぜしてくれた。でこれもまた甘い。「何か辛みはない?」と訊いたら辣醤(らーじゃん、味噌に唐辛子を混ぜたもの)を出してくれたが、余り辛くない。「韓国料理って辛いもんじゃないのかなぁ?」とぶつぶつ言ってたら、出張者くんは「五時さんの辛さ感覚は普通じゃないですからね」などと言う。ふ〜ん、そうかい。(^_^;





IMG_9188海草スープ。













IMG_9190別テーブルのコンロで焼いてくれた焼肉。

ここまでの私の書き方で、私がこの店に好感を持たなかったことが分かるでしょ。だから余りグチャグチャ書かない。ただ、私は二度と行かない、とだけ書いておこう。

この記事を読んで、行ってみたいと思う人はどうぞご自由に。ま・人それぞれ好みがあるからね。

上海蟹 2016年

IMG_9298今年も上海蟹が会社に届いた。このブログを『上海蟹』で検索すると、2012年にブログへの記事アップを開始してから毎年「蟹喰ったぞ〜」という内容の記事がある。これで5年目5回目になるのか。(^_^;









IMG_9299黒白の紐で縛られている蟹を取り出して数を数えようとしたら、紐がほどけている蟹がいた。テーブルに置いたら横歩きして逃げようと試みていた。もちろん捕まえて箱に戻して蓋をした。逃がしはしない(笑)。









IMG_9300会社のスタッフたちを集めて、急遽夕食の食事会を開催。これも毎年の恒例行事になっている。(^_^)











IMG_9301さていただきましょう。蟹と言っても縦横10センチくらいの小さなものなので、脚部は細くて食べづらいし身は少ない。私は自分で食べるのは胴体と蟹爪だけで、脚部は全部スタッフに「お前、喰え」と渡してしまう。(^_^;

写真には写っていないが、いつもの如く白酒を持参して行った。スタッフ一人一人がやってきて「老板、乾杯!」とやるのも中国の習慣。白酒で酔っ払った私はマンションに帰って爆睡、というのもいつものこと。おかげでこの日は十分な睡眠時間をとることができました。(^_^;

食料調達 - チルドのラーメン

IMG_9282昨日の記事と同じ輸送で運んできたラーメン3種。2食入りだからこれで6回ラーメンが食べられる。(^_^;

一緒にチャーシューとシナチクも入れてきた。ネギは深圳で買って刻んで冷凍したモノが冷凍庫に入っている。

実は国慶節休暇から香港に戻るときにもラーメンの輸送試験は実施済みで、そのときとは品物の銘柄を変えた。今回はマルちゃん東洋水産製の札幌ラーメン2種類と、寿がきや製の「麺屋はなび」ブランドの塩ラーメンがひとつ。

IMG_9287寿がきや「麺屋はなび」塩ラーメンを作ってみた。スープはまあまあなんだが、麺がダメ。ふにゃふにゃの細麺で、これは玉子麺かな。東洋水産の札幌ラーメンはさすがのもので、鶏ガラスープ&中太縮れ麺の伝統的な札幌ラーメンを再現することができた。

前回日本から輸送したモノや香港 CitySuper で買った冷凍物を実際に食べて比較すると、今回輸送した東洋水産製と、香港で仕入れた冷凍の札幌西山製麺製が双璧。寿がきや製は前回も台湾ラーメン・担々麺を試してみたのだが、やはり基本的に名古屋はラーメン不毛の地であって、名古屋のメーカーのラーメンなんてダメダメ。もう二度と買わない。「菊水」というメーカー名の札幌ラーメンらしきものも試したが、これもダメだった。日清食品の「行列のできる」シリーズを前回ひとつ持ってきた。日清のは日本の自宅で過去試したときにはまあまあ水準を行っていた記憶があったのだが、前回のは喜多方ラーメンだったことに深圳に着いてから気づいたのだった。残念ながら味薄く麺不味くでNG。というわけで、この記事を見て参考にする人のために結論。マルちゃん東洋水産製か、札幌西山製麺製のを選ぶべし。って書いて、いったい誰が参考にするんだろう。(^_^;

本場中国料理 - 広東田舎料理「美味園大飯店」@恵州

Huizuo_00先日恵州に出張した。恵州は深圳の東側に隣接する市で、会社から車で高速を使って2時間ほどのところ。旅行やゴルフで来たことはあるが、仕事で来るのは初めて。(^_^;

打合せ等々の仕事が終わってちょうど昼食時。「恵州の地元の食材を使った美味しい料理の店は?」と尋ねて案内してもらったのが左の写真の店。何となく垢抜けない田舎っぽい雰囲気で、店の名前が丸ゴシック体なところが可愛らしい。(^_^;


Huizuo_01案内された部屋。













Huizuo_02テーブルにあるティッシュペーパー。店の一番のオススメ料理の素材「鵝(ガチョウ)」が描かれている。は過去何度も食べたことがある。そうか、コイツを注文しなければいけないのだ、と判った。









Huizuo_03まずはスープ(湯)から。この日の店のオススメということで、豚肉のスープ。美味い。「スープが綺麗で美味しい店は」と、過去何度も書いたが、ここもいいですね。(^_^)










Huizuo_04「鵝(ガチョウ)」が出てきた。見る限りでは丸一羽だね、これ。

これくらいの大きさの鳥料理を食べるときは、皿の中に上下左右中心の十字形を見て、それぞれの端末の一切れをひとつずつ取って食べるのがいい。上下は首と尾だし、左右中心は胸と背の肉になる。それぞれに肉の柔らかさや脂肪の乗り方が違っていて、味付けは一緒でも歯触り・食感の違いを感じることができる。広東に多い鳥料理の味わい方のコツ。(^_^)


Huizuo_05豆腐の肉詰め料理は定番サイドメニュー。豆腐が分厚く適度な堅さがあって美味かった。











Huizuo_06海老も広東料理の店の定番サイドメニュー。私は頭天椒加醤油につけて食べる。(^_^)












Huizuo_07羊肉。広東省の料理店にある羊の肉は大概は海南羊(海南島の山羊)。これは柔らかく味があって臭みのない肉で、中国北方の素材であるモンゴル・新疆ウイグルの羊とは全然違う。









Huizuo_08おおっ、なにやら大きな葉で蒸し焼きにされてきたっぽい演出。












Huizuo_09スッポンだった。これも柔らかく骨離れのいい肉で美味かった。(^_^)

他に野菜の料理が数点。食材の種類や料理の数と人数とのバランスがぴったりで、広東料理の店での料理の注文の仕方も、私は板についてきたようだ。(^_^)v

ひとりしゃぶしゃぶ鍋

IMG_88099月になって涼しくなってきたせいか、食欲が出てきた。写真は私のマンションから歩いて7〜8分程度のところにある日本料理店。1階が「京都」、2階が「街の灯」という名前の違う2店。写真にはないが、この地点から右に50ヤードほどのところに「屯(たむろ)」という名前の店もある。あと道路の反対側の都之都大酒店のテナントに入っている「王将」を加えた4店がこの地域に残る日本料理店のすべて。私が深圳駐在になった7年前から見ると店の数が半分以下に減った。

これらの店を私のこのブログの「中国の日本料理 」カテゴリの記事として今までアップしてこなかったのには、それぞれの店にそれぞれの理由があるからなのだが、まぁそんなことはつまんないから書かない。(^_^;

IMG_8810まぁともかく食欲が出てきたことは良いことだ。週に数回、「京都」に来て夕食を食べている。4店のうち「京都」を選んでいるのは、歩く距離が一番短いから。(^_^; 「街の灯」は階段を登らなきゃいけないし、「屯」は50ヤード遠い(笑)。

一人で来るので、たくさんの料理は頼めない。写真の冷や奴とかサラダとかをつまみに焼酎の水割りを飲む。




IMG_8811メインの注文品、ひとりしゃぶしゃぶ鍋。肉・野菜・キノコ・こんにゃくなどがセットで入っているから、栄養のバランスはいいのだろうと。豆腐も入っているから、最近は冷や奴を注文するのは止めた。









IMG_8856頭天椒。あとマンションの冷蔵庫から持ってきたゆずすこを使って味を変えながら食す。これらのツールがなぜ必要なのかというと、このエリアの日本料理店に限らず、深圳では東京風の味付けの店が多くて、それは人の話によると関東方面からの進出企業が多いから、ということらしいのだが、それは同時に私が日本料理店の食べ歩き記事を書く意欲をなくす理由でもある。

「ひとりじゃなくて、友達を誘って食べればいいじゃないの?」と思うかもしれないが、もし誰かと一緒に夕食を日本料理店で、ということだったなら、このマンションの近くではなく別のエリアの店を選ぶだろう。「どこどこの店のあの料理を食べに行こう!」というノリのときだね。ひとりで食べたいときもあるんだ。読みかけの本を持って行ったり、NHKニュースを見たりしながらの食事。もし近くに吉野家とかがあるんだったら、それでもいい。でも、海岸城@南山区とかココパーク@福田区まで車を使って行ってまでの時間距離の訴求力は吉野家にはないなぁ。

最初この記事を書くときにタイトルを「孤独のグルメ」に引っかけてジャンル化しようかとふと思ったのだが、大したもの喰ってるわけじゃないし、行く店も限られてるんで、ネタが続かないのは目に見えているから止めた。う〜ん、今回の記事は「ない」という否定語の多いモンになっちまった。決して古市憲寿の文体を真似しているわけじゃないのだが。あ・また「ない」になっちゃった。(^_^;

日本料理「友膳」@東莞長安

IMG_8880深圳の隣町の东莞にある企業を訪問するついでに、久しぶりに东莞の長安にある表題の店で昼食を、と立ち寄った。この店ではもう何度も食事をしていたので、過去ログを検索してみたが、ない。唯一あったのは姉妹店「和膳」の記事の最後に載せた、2012年9月の反日大暴動でこの「友膳」が襲撃を受けてボロボロにされたときの写真。あのときは酷かったなぁ。

注文したのは昼食メニューの中から「ステーキ丼(78元)」。ちょっと昼定食にしては値段が高めだけど、普段ろくなものを喰ってない私だから、たまにはいいだろうと。サラダ・味噌汁・漬け物付きで、写真左下には「マヨネーズと頭天椒をちょうだい」と頼んで出してもらった皿。肉をひとくち口に入れて噛んだときの柔らかくサクッとした歯触りの良さ! いや、びっくりしました。(^_^) 味付けもちょうど良い加減だが、辛みの欲しい私は頭天椒加醤油を少しつけるとこれまた美味い。丼の真ん中にあるのはニンニクチップス。「これから人に会うのにニンニクを食べるって、どうよ?」と日本でなら気遣うところだが、ここは中国、多少ニンニク臭い息をしていても誰も気にしない。もうそんなのに慣れっこになってしまった私は中国人化したということか。(^_^; まぁ多分臭いはしないだろうと思う。しっかり揚げてあったから。だいたい何を食べても美味しい店なんだけど、今回のこのメニューはオススメですね。たいへん美味しゅうございました。(^_^)

久しぶりの来店だったが、ホールのママは私のことを覚えていてくれた。こういうのって嬉しいね。(^_^)

「三重県のラーメンおたく」ウェブサイトを閉鎖します

WS000318タイトルそのままですが、「三重県のラーメンおたく」ウェブサイトを閉鎖します。

このサイトは @ニフティの会員サービス用の機能を利用していて、@ニフティからは以前から「【重要】@homepage サービス終了に伴う移行手続きのお願い」という連絡メールが届いていて、「サービス提供終了日時 2016年9月29日(木) 15時」とのこと。後継サービスが用意されていて無料で移行できるとの親切な情報もあった。実を言うと、私の@ニフティのアカウントで作ったウェブサイトは「石薬師ランニングクラブ」で、このサイトは@ニフティの手順に従って後継サービスにデータを移管し、ページ移転のお知らせも設定完了した。ラーメンおたくのサイトは、私の家族のアカウントを使ってのもので、アカウント名・パスワードなど移管に必要な情報が私の手元にない。日本の自宅の書斎にある古いPCの中にならきっとFTP接続情報が残っていると思うが、次に私が帰国するのは10月初めの国慶節のときで、すでに移管の期限切れになっている。

よほど重要なサイトだったら、なんとしてでも調べだしたりニフティに問い合わせるなどするだろうが、なにせこのラーメンサイトは最終更新日が 2002年の2月、もう15年近くも更新せずほったらかし状態だった。掲示板機能は死んでるし、もうすでに存在していない店の記事も多い。情報サイトとしての価値はほとんどゼロ、オワコンだろう。もし私が中国赴任を終えて日本に戻るときが来ても、毎日ラーメンを食べ歩くなんてことはしないだろうし、万一何か書きたいことがあったなら、今のこのブログを使うか、他のもっと簡単なツールを使うかするだろう。ということで、今月 09/29 15:00 をもって、ラーメンおたくのページは自動的に消滅するということにした。

改めて各ページを眺めてみた。食べ歩き日記の一覧を見たら、5ヶ月間の活動期間にいったい何杯のラーメンを食べたんだ?と自分でも感心する、というか「こいつ、アホか」と思う(笑)。思い出深い記事というと、麺フィス@菰野と、ちゃーみーすーぷ@桑名かな。麺フィスは大衆中華料理の店、ちゃーみーすーぷは濃い鶏スープの店。私のラーメンの好みが豚骨スープではなく鶏スープだということがよくわかる。今でも変わらないね。(^_^)

自動消滅まであと2週間余り。手元PCにページをダウンロードしておこうかな。ラーメン情報を通じて知り合った方たち、懇意にお話しさせていただいたラーメン店のご店主様たち、当時は仲良くさせていただいてありがとうございました。ペコ

ひとり焼肉 - 焼肉「萬福」@福永

IMG_8750去る8月下旬の土曜日、サンボン先生と早朝 05:30 のトップスタートは日の出の30分前で、スタート4ホールはショットの球を追っても見えないゴルフ。もうそういう季節になってきた。9ホールを終わって 06:30、普通ならこれくらいがトップスタートの時刻だが、我々二人はこの時刻にターンする。18ホールを終わって 07:30。前日に「27洞(ホール)ね」と申し合わせてあった。この時刻になると、もうコース内全ホールにプレーヤーがいるから9ホール2時間のプレーになる。27ホールを終わって 09:30、早いね。こんなに早く終わっても昼飯を食べる日本料理店が開いてない。サンボン先生は部屋に帰って休憩、私はドライビングレンジで球を打って時間つぶしすることにした。

ラウンドのプレーを振り返りながら、一球々々ゆっくり丁寧にスイングチェックしての練習。ラウンドは早いがドライビングレンジはゆっくりという変な私(笑)。一籠50球ほどを1時間余り掛けて打ちおわって 10:45 頃。さすがに腹が減ってきた。クラブハウスでシャワーを浴びて精算を終えたら日本料理屋も開く時間になる。さて今日は何を食べようか、だが、すでに心は決まっていて、焼肉に行くことにしていた。翌日曜日の試合のためでもあり、平日のとってもつらくて神経をすり減らす(ホントか?)仕事の疲れを癒やすためでもあり、ニンニクをバンバン効かせてたらふく肉を食おう、と「萬福」@福永へやってきた。

IMG_8748最初の写真はハラミ、この写真はロース。一人で焼肉なんて初めてかなぁと考えていたら、いやいやそうじゃない、確か「孤独のグルメ」DVDでそういうシチュエーションがあった(笑)。









IMG_8752ダーボン先生とこの店に来たときに、わざわざ外の日本食品コンビニで買ってきてくれたエバラ焼肉のたれ+おろしニンニク+頭天椒で食べる。うむ、上手い、いやもとい、美味い。焼酎黒霧島の水割りを飲みながら、一人悦に入って肉を食べる。まさに気分は「孤独のグルメ - オレ・バージョン」だ。(^o^)






IMG_8743必需品のキムチ。味は可もなく不可もなく。












IMG_8755締めにクッパ。このクッパがあるところがこの店の良さだね。

万福もとい満腹になって帰宅、まもなく午睡。最近の私の土曜日はこんな風に過ぎていく。

本場中国料理 - 江西料理「佬表人家」@沙井

IMG_8729私の会社の宴会部長に社内電話を掛ける。「你現在有時間嗎(あなた今時間ある)?」「有(あります)」「請過来吧(ちょっときてください)」 何か重要な仕事の話か?と彼は急いで真面目な顔で私の部屋に入ってきた。「老板、何か?」と尋ねる彼に私は「うむ、美味い中国料理を食べたいんだが、新しい店情報はあるか?」と。彼の真面目な顔がすぐに笑顔に変わった。(^_^)

いくつか彼が挙げた候補のなかで「行って食べたことはないが、美味しいという話を友人から聞いた店があります。江西料理です。」と。おお、江西料理!懐かしいねぇ。よし、そこに行ってみよう、とスタッフ10人ほどを連れてやってきた。

IMG_8730豚肉のスープ。スープが綺麗にできていて美味しい店の料理は美味い、というのが私の経験則。











IMG_8731肉詰めの豆腐。まぁどこにでもある料理だけど、美味い。












IMG_8733肉と野菜の炒め物。江西料理で野菜に欠かせないのが赤と青の唐辛子。特に青椒は辛さと香りがあって私の大好物。ニンニクが入っているようだから、肉は牛の腸かな。









IMG_8732こちらも似たようなものだけど、セロリが入ってる。












IMG_8735蓮根を中心とした野菜の炒め物。江西省は長江流域にあって、湖沼も多い。よって蓮根も自然にたくさん存在するとのこと。これは江西省に限らず、隣接する湖北省・湖南省も同様とのこと。だからこれは普通の家庭料理と言っていいようなものですね。








IMG_8739スッポンの炒め物。この日の一番のご馳走かもしれない。(^_^)












IMG_8738この黒色の鳥は江西省にしかいないのだそうな。見た目は黒いからアレなんだけど、食べると肉は柔らかくて美味しい。江西が故郷のスタッフにとっては懐かしい食材なのだろう。









IMG_8734これこれ、これが食べたかったんだ、江西焼きそば。以前会社の近くにあった江西料理の店が閉店してすでに数年が経過している。その店の名物がこの焼きそばだった。景徳鎮に旅行に行ったとき、ホテルの朝食で食べた焼きそばが美味かったんだよねぇ。中国人の間でも江西の焼きそばは有名なのだそうだ。

老板のおごりの食事会は、料理の値段の高い安いは関係なく、中国人スタッフは皆が喜ぶ。食事の席では中国語の冗談話が飛び交い笑顔が途切れることがない。時折彼らの話のなかに私も割って入ったりもする。要するに社内コミュニケーションですね。コミュニケーションが普通に上手くできて、美味しいものが食べられたら私はもう満足。毎回だけど、幸せな食事会だった。(^_^)

地雷を踏みに行った

IMG_8413私の住んでいるマンションの近くにある「日本料理店らしきモノ」。店ができてからもう数ヶ月経つが、私は一度も中に入ったことがなかった。店の名前は日本語みたいだが、店名のロゴのあたりに、どう見ても日本語とは思われないような文字のようなものがある。もうそれだけで怪しい雰囲気がプンプンしていた。

だいぶ少なくなったとは言え、まだこのあたりに住んでいる日本人駐在者がいて、私のゴルフの友人仲間も何人かいるのだが、彼らとの会話の中にもこの店の話題が上がったことはなかった。

IMG_8787日曜日の夕方 17:30 に初めてこの店に入ってみた。日曜日の午後の按摩が終わってのこの時間帯、どうせどっかで何か食べなきゃいけないから、ものは試しで行ってみようと。入り口を入って「ここは日本料理店か?」と日本語で訊いても反応が?。中国語で訊いてみたら「是的是的」という返答。日本料理店なのに日本語が使えないという怪しさ。(^_^;

写真は店内の様子。ホールは40平米ほどで、こじゃれた内装。


IMG_8788店内の反対側、カウンター越しに厨房がある。カウンターの下に丸椅子が重ねてあって、本来ここも客席のつもりだったようだが、現在では配膳台となっている。厨房スペースはいいとこ6畳間くらいか。









IMG_8785食べたいものにレ点でチェックを入れていく方式の注文。飲茶や火鍋の店などでこの形式はよくあるが、日本料理ではまずこんなのはあり得ないね。










IMG_8786別メニューでラーメンがあった。どうせクソ不味いんだろうと思いながらも、折角わざわざ地雷を踏みに来たんだから、注文してみることにした。










IMG_8793キリンの一番搾りを1本注文したら、500CCの缶が出てきた。オレ、ビールはこんなにたくさん飲めないんだけど、まぁいいや。











IMG_8794最初に出てきたのがラーメンだった。注文したのはこのラーメンと海老の刺身と豆腐のなんちゃらの3品で、日本だったら酒とつまみになるものを先に出して最後にラーメンだよな、と店の側も心得ているものだが、ここは中国。そんな客に対する配慮などありはしない。

ラーメンと一緒にとんかつも出てきた。店員は「セットになってます」という趣旨のことを言っていた。ソース&マヨネーズも付属してきたから、ラーメンとは別に食べろということだろう。

IMG_8795牡丹海老の刺身、一匹25元=380円なり。これは食べれましたね。中国人で日本食好きな人は増えているようで、刺身・寿司の類いはそういう人たちには定番料理のようだ。









IMG_8796メニューに「梅子豆腐」と書いてあったから、「冷や奴に梅肉かな?」と想像して注文したら、揚げ出しだった。しかもメチャクチャに甘い。ひとかけの半分を口に入れただけで、はい、退場!。

ラーメンがNGなのは言うまでもないことで、スープを2回と麺を2回口に運んで、はい、終了!。結局私が食べたのは牡丹海老ととんかつだけだった。まぁ何度も書くが、最初から地雷を踏む覚悟で入ってきて、つまみ2種類とビールでまぁそこそこ。ラーメンの地雷は想定の範囲内なので大爆発炎上というわけではなかったから、いいっか。支払いはちょうど100元=1500円。これも勉強代だと思って、はいはいと払ってお終い。テーブルにほとんど手つかずで料理を残して帰る日本人の私に、中国人服務員はなんと声を掛けたらいいかわからない。いいよ、気を使わなくても。もう来ないからさ。(^_^;

日本料理「新鮮屋」@羅湖

IMG_8449久しぶりに新しい日本料理店の記事を書きたくなった店。ゴルフ仲間の某田中さんに教えてもらった。場所は羅湖にあって、この店は2号店だそう。1号店は南山区にあるらしい。iPhone の Map アプリで「羅湖 新鮮屋」で検索したら出てきた。運転手に Map の画面を見せて近くまで行けたが、最後の100mのところで迷った。川沿いに所在していて一般道には接していないので注意が必要。




IMG_8450店の入り口を開けてすぐに目に入った風景。カウンターの向こうに板前が二人。このカウンターに座って、魚を選んで握ってもらうってのは、想像するだにいい感じだね。
(^_^)









IMG_84562階席にはオープンデッキのテーブルが3つある。夜にやってきて涼しい風に吹かれながら、なんてのもいいだろうね。この写真では右端にちょっとだけ写っているが、遠景に香港島が見える。









IMG_8451つまみに頼んだ鶏の唐揚げと豚の冷しゃぶ。どちらも合格点。(^_^)












IMG_8454土瓶蒸し。これ、私のお勧めです。(^_^)













IMG_8457握り16カン。見た目が美しいですねぇ。初めてこの店に来たので、回りに遠慮なく私はトロ・甘エビ・ネギトロ巻きを選んで食べたのだが、深圳の水準を超えていたと思う。伊呂波@香港・九龍・尖沙咀には残念ながら及ばない。これはしょうがないかな。それでも深圳市内で「美味い寿司・刺身を食べたい!」という時には、この店は第一候補にしていいと思う。(^_^)





IMG_8460かき揚げの天ぷら。締めのそばに入れるためのもので、私は箸で切ってそのまま食べたが美味かった。野菜の味がしっかりしていて、これだけでも十分に調理人の真面目さがわかる。









IMG_8459提灯に「寿司と麺処」とあるので「うどんはどう?」と聞いたら「手打ち冷凍麺を使っています」と。おそらく加ト吉なのだろうと思いながら「うどんハーフ」プラス生卵をたのんだ。出されたのは東京うどんで味醂で甘々。食えなくはないんだが、改めて深圳では讃岐うどんに巡り会えないことを思い知った。

ご店主は日本人の岡崎さんという方で、私の関西系うどんへの思いを話したら、以前は深圳は関西の日系企業も多かったが、今は東日本が圧倒的だとのこと。だからそばつゆのうどん、東京の地下鉄の駅を下りて地上に上がったら必ずあるうどん屋の味、しょうがないなぁ。因みに長野から関東出身の人達はこのつゆの蕎麦を美味いと言って完食していた。

東京そばつゆと関西うどんだしの違い、九州豚骨ラーメンと札幌ラーメンの違い。このふたつは私は絶対に譲れないんだよ。(^_^;

本場中国料理 - 黄油蟹を食べる「佳利菜館」@福永

IMG_8272「五時さん、黄油蟹って食べたことないでしょ?一緒に行って食べてみませんか?」と中国人の友人に誘われてやってきた。佳利菜館という店は福永の私がいつもよく行く日本料理屋のあたりから直線距離でおよそ3〜500mほどのところに位置するが、ちょっと古い町並みの中にあって、おそらく日本人だけで行けるような雰囲気のところではない。




IMG_8276入り口を入ったホールの壁に並ぶ表彰状。この地で長年営業してきた、中国人の間では有名な店なのだそうだ。











IMG_8279間口は狭かったが2階へ上がると大きなホール。床も調度品も綺麗に磨いてあって清潔感あり。











IMG_8280個室に案内された。豪華さはないがさっぱりした印象。












IMG_8284メインディッシュが来る前の前菜その1は牡蠣。福永・沙井の特産品。日本では「Rのつかない月(夏)は牡蠣はダメ」と言われているが、この地域では関係ない。ただし生食だけはしないけど。








IMG_8285豚肉。この店の名物のひとつだそうだ。












IMG_8286なまこですかね。













IMG_8287野菜の炒め物2種。













IMG_8289これもこの店の名物だそうだ。芋・野菜を薄皮で包んで揚げた春巻かな。












IMG_8290さてメインディッシュの黄油蟹。この蟹は生息地が珠江の河口付近だけに限定されているとのこと。また5月下旬から8月中旬まで、卵を持ったメスの蟹が夏の太陽の光を浴びると、その卵が熔けて蟹の身体中に回りこむのだそうで、そいつを食べるのが旬なのだと。ほぉ〜。






IMG_8292ザクッと二つに割られた蟹。どぅわぁ〜!黄色の卵だらけ。蟹ミソもあるんだろうけど渾然一体としてわからない。










IMG_8293蟹を食べる手順は日本のものでも上海蟹でもこの黄油蟹も同じ。甲羅を外し肺臓を取り去って、後は分解して食べる。のだが、黄油蟹の場合はまずこの黄色いペースト状の卵&蟹ミソから取り掛かる。ん〜、うまいですねぇ〜。地域限定かつ季節限定の名物と言われているだけのことはある。蟹を食べながら途中で持ち込みのマオタイ(白酒)で乾杯して口を洗う。日本だったら日本酒を使うところだけど、ここは中国。(^_^;


後で黄油蟹のキーワードでネット検索してみたが、香港の料理店や日本の高級中国料理店がリストアップされてくるだけで、深圳や広東省の情報は見当たらない。ふ〜ん、深圳では有名じゃないんだ。でもこの蟹目当てにこの季節に日本から香港に旅行して食べる、なんていう人もいるらしいから、知っている人にとっては飛行機で飛んで行ってでも食べたい食材のようだ。(^_^)

話によると、この佳利菜館のご店主はこの蟹の良し悪しを見分ける名人なのだそうだ。なるほど、どの道にもスペシャリストというのはいるんだね。(^_^) 因みにこの蟹、店頭表示で一杯480元は今のレートだと7,200日本円。日本で食べたら、いったいいくらするんだろう。。(^_^;

本場中国料理 - 湖南料理「湘約四季」@宝安沙井

IMG_8356IMG_8357IMG_8367IMG_8374IMG_8375IMG_8373IMG_8376IMG_8372IMG_8369私の会社のある場所の隣のブロックに最近できた湖南料理の店。会社のスタッフの宴会部長(笑)から「老板、まあまあの味の店ですよ」との報告があったので、「では今日の昼食をしながら管理職会議をしよう(^_^)」と私が言わないはずがない、彼もそう思っていたはず(笑)

私の会社では、不定期的にこういう食事会を催す。管理職者食事会であったり、部長職者だけだったり、個別の部門の食事会だったりいろいろだが、何かきっかけがあったら老板のおごりで食事会をする。中国人は食べることが大好きで食べることに遠慮がない。皆で円卓を囲んでワイワイ大声で笑い話をしながら食事をするのが習慣であり礼儀でもある。そういう席に慣れていない日本人は、ひとり黙って真面目な顔をしてモソモソ食べてたりという風景を見たことがあるが、あれはいけない。笑顔と冗談と世間話と食事の流れの中に入っていくと、中国人たちも喜ぶ。

仕事の話も稀にはあるが、ほとんどは雑談。雑談のなかで話をしている人の表情や声を見聞き、聞き手に回った人が笑い話に大声で笑ったりしている姿を見るのが私は楽しいし、楽しみながら皆の体調やメンタルな部分が健康であることを確認している。スタッフどうしの人間関係の善し悪しも見える。要するに社内コミュニケーションだね。(^_^)

ま、というわけでやってきたのだが、今回のきっかけは「そういえば湖南料理って最近食べてないなぁ」「新しい店なら一度は行かねばならない」という理由。(^_^; 

店内は調度品も従業員の制服もカジュアルな感じ。湖南料理というと赤と青の唐辛子を使った辛いのが基本だが、あんまり辛くなかったなぁ。まぁ私の舌の基準と一般人のそれとでは違うのは知ってるけど。(^_^;

湖南省出身者のコメント「一般的だ」「75点ってところ」
湖南の隣の江西省出身者は「好吃(ハオツー:美味しい)」
湖南の北側にある湖北省出身者は「非常好吃」
山東省・甘粛省・吉林省出身者も「好吃」。

うむ、地元出身者が一番厳しい評価のようだ。そりゃ確かに私も「この北海道ラーメンを食べてみて」と言われて食べて「なんじゃこりゃ?」となるのと同じだよね(笑)。

値段は安い。10人くらいで腹一杯食べてひとり66元。コスパから考えたら十分じゃね?(^_^)

読了本 Vol.043 - トウガラシの世界史 - 山本紀夫

IMG_7989私を個人的に知っている人で、私が無類の辛いもの好き人間だということを知らない人はいない。中国南西部は四川に代表される辛い料理が多い。朝鮮半島のキムチ・タイ料理などもトウガラシが欠かせない。私はてっきりトウガラシはこのエリアに自生していたものと思っていたのだが、そうではなく中南米原産のものが大航海時代を経て世界中に伝播したのだそうな。辛い四川料理というのはそんなに古くからあるものではないとのこと。ふ〜ん、知らなかったぁ。

寝る前、ベッドに横になって本を読む。数ページ読むと眠気が出てくる。そういう時の本は軽く読みやすいものがいい。著者はトウガラシの権威の学者だそうだが、文章が平易で読みやすかった。

IMG_7966長江(揚子江)の中流域に位置する湖北・湖南・江西にいる川エビ、というかザリガニっぽいものを、四川風にトウガラシと花椒で味付けした料理。今くらいの季節によく獲れるようで、最近よく料理店で見かける。おそらく薄い味付けだと泥臭さがあるのだろうが、辛さと痺れる味で臭みはまったく感じない。





IMG_7956中国で一般的な火鍋。これはマンション近くの重慶火鍋店のもの。だいたいどんな火鍋の店も、こんな風に鍋を半分に仕切って白湯スープと辛い赤いスープの2種類を用意することが多い。私は辛い赤いスープは好きではない。最初から辛いままの食材になってしまって、味が単調になるから。白湯スープでしゃぶしゃぶして、つけダレで辛さを調整するのが好きだ。




IMG_7957そのつけダレ。トウガラシ・刻みにんにく・香菜・ネギと醤油。

日本に帰国したときに残念なのは、辛いトウガラシがなかなか手に入らないこと。スーパーで生の辛いトウガラシを見かけることはまずない。調味料コーナーあたりに行くと、干した赤唐辛子が少量の袋詰めであるくらい。中国駐在になる前は、春に辛いトウガラシの苗を買ってきて自分で栽培したものだ。辛さのせいか病害虫の被害を受けることがなく育てやすかったが、苗が手に入るかどうかが問題だった。あ・そうか、中国の辛いトウガラシの種を持って帰って、種から作ればいいのか。今度やってみよ。(^_^)

City Super @香港・銅鑼湾・時代広場

IMG_7861休日の一日、香港に食料品を買い出しに行った。元々この4月下旬に帰国出張の予定があって、そのついでに日本で食料品を調達するつもりでいたが、この予定がキャンセルになっちゃった。すでに常時在庫の食材で欠品(おにぎりに使う海苔)が発生しているし、次の数週間で欠品が確実(米)に予想されていた。

いつもなら香港への業務出張のついでに買い物してくるんだけど、この日はこの買い物の目的のためだけに行く。行き先は香港・銅鑼湾・時代広場の City Super で、前回記事にも書いたが、香港に4店あるうちの、店舗面積が広く品揃えが豊富な店のひとつと覚しきところ。実はこの店は深圳から出発すると香港の地下鉄3回乗り換えが必要なところにあって、一番時間が掛かるのだが、まぁどうせ休日を丸一日使うんだと決心した以上、気持ちはすでに探索モードに変わっていて、「面倒臭い」よりも「どんなとこ?(ワクワク)」という気分で出かけたのだった。(^_^;

IMG_7858店舗内の様子。沙田・新城市広場九龍・尖沙咀・海港城の内装陳列と同じ。商品の並びは大体のところわかりやすいが、注意深く目を凝らして探さねばならないものもある。ラーメンのトッピング具材のシナチクをかなり探した。チャーシューと味玉はすぐ近くにあって見つかったがシナチクがない。「いや、そんなはずはない、必ずあるはずだ」と、一品々々見ていったら、煮豆やラッキョウの類のなかに紛れて置かれていた。頭が探索モードに切り替わっている私は、シナチクを発見して満面の笑みとなったのだった(笑)。

IMG_7860毎度感心するのが精算レジのレイアウト。待ち行列は一本で、レジカウンターが複数ある。空港のチェックインカウンターと同様の流れで、スペース効率良く、かつ待ち行列は渋滞せず流れが速いから精算待ちの客にイライラストレスを与えることがない。

香港は基本的に狭い島なので、面積効率や導線設計は当然の必要条件なのだろう。City Super のこのエリア設計は日本のスーパーでも導入したらいいんじゃないかな。

話は逸れるが、今回地下鉄で移動したのだが、九龍・尖沙咀や金鐘・中環での乗り換えを前提とした駅の設計には感心した。3回乗り換えと上に書いたが、そのうち2回の乗り換えは極めてスムーズで、よく考えられた利用者に優しい導線設計だと思う。これも日本ではなかなか見ることがないところで、探索モードの私は非常に満足した。(^_^) この件についてはまた改めて別な機会に書くことにしよう。

IMG_7863今回買ったもの。米5kgは「山里清流米」という銘柄で、陳列されていた日本からの輸入米のなかでは一番値段の高いもの。産地・生産者表示がラベル張り付けでわからなくなっていたが、こういうときの私は「値段の高いものは品質もいいに決まってる」という考え方で商品を選ぶのが常。実は以前この銘柄の米を買って食べた経験があって、品質を知っていたから今回は迷わなかったのだが。

帰宅してネット検索してみたら、石川県小松市の農業生産法人 (有)ジャパンファームの生産だとのこと。いいねぇ、この拘りのある City Super の商品調達方針。(^_^)

IMG_7864毎度調達する、札幌西山ラーメンの冷凍麺6食分とトッピング類。ラーメンはこの札幌西山と大阪王将と九州豚骨の大きく3種類が陳列されているが、札幌出身の私が選ぶのは当然これですね。

この日出発する前に銅鑼湾周辺の日式ラーメン店情報も調べてあって、朝のマンションの部屋の時点ですでに私は探索モードになっていたのだが(笑)、いざ現地に来てみたら迷った。道に迷ったのではなく、気持ちの問題。(^_^; 到着したのがちょうど昼飯時で腹は減っている。ラーメンおたくの私としてはその店に行って食べてみたい。しかしかなり高い確率で地雷を踏む可能性がある。このブログでまた酷評の記事を書くことになる可能性。今日は City Super で西山ラーメンを買って帰ることにしている。そすれば自宅に戻ってから、これ以上ない美味いラーメンを食べて幸せになれることがわかっている。昼食で敢えて危険に挑むべきか、さぁどうする? という葛藤。嗚呼、揺れ動く私の心はまるでハムレットの如く(笑)。

結局私は、迷ったあげくラーメン店探索を切り捨てたのだった。ま・正解だったろうね。大分県産と表示されていた白ネギも一把調達して、自宅マンションで私は予定通り幸せになれた。(^_^)

江西省の青椒

IMG_7702江西省出身のスタッフの故郷から届いた生の青椒、青唐辛子。辛くて香りがあって美味いんだよなぁ、これ。











IMG_7703日本料理屋に持ち込んで青椒肉絲を作ってもらったが、メチャクチャ辛くて半分も食べられなかった。(^_^;

焼肉「萬福」@宝安・福永

IMG_7442宝安にあった「牛楽館」が閉店したのが 2014/09、沙井にあった「炭火焼肉松坂」が普通の日本料理「あきの」に変わったのも同じ時期でともに1年半前のこと。それ以来、いわゆる「美味い焼肉屋」というところに行ったことがなかった。

この「萬福」という店は昨年4月オープンだったが今回が私の初来店。以前「雲海」という名前の日本料理屋だったところに開業したもの。



IMG_7446店内の様子。

店内の WIFI の名前がまだ yunhai だった。店の経営者は変わっておらず業態だけ変えたことがわかる。WIFI ターミナルの名前くらい変えたらいいのにね。








IMG_7443テーブル席。













IMG_7445肉。やっぱ美味いですね。一般的ななんでもありの日本料理屋の焼肉定食の肉とは全然違う。「萬福」は深圳の羅湖と南山に既存店舗があって、食材調達は共通していると誰かに聞いたことがある。









IMG_7448肉その2。豚トロかな。













IMG_7447塩タンを焼いているところ。うん、久しぶりだったなぁ、合格レベルの焼肉食べたのは。

メニューのなかのご飯ものの中にクッパが2種類あったのは嬉しかった。深圳の韓国料理屋で「クッパって何それ?」なんて言われたことがあったのだった。






WS000159店の名刺。羅湖・南山の店と併記されている。たまたまなのか、この福永の店が立地しているすぐそばに「万福広場」という広い公園というかまさに広場があって名前が一緒。住所地番に「万福広場の裏側」にある万福、とあって、なかなか味わいがありますな。(^_^)

本場中国料理 - 広東順徳粥料理「漁米粥」@深圳羅湖 3回目

IMG_7411この店のことは以前書いた。探してみたら 2013/08/21 で、記事のなかにその3年前に初めて来店云々と書いてあるから、3年ピッチで訪れていることになる。

実はこの日、風邪気味だったので朝から病院行きで医師の診察を受けていた。何とか症状を軽くしないと週末の試合に差し障りがあるし(汗)、来週帰国予定なのに熱があったり咳をしていたりだったらイミグレ通過に支障があるかも、ということで診察を受けた。幸い喉と鼻の奥が腫れているだけで扁桃腺までは至っていないという診断。抗生物質を含む薬をごっそり処方してもらった。

何か食べやすく栄養のあるものを食べようということで、別用で外出していた会社のスタッフと申し合わせて一緒に昼食に訪れた。

IMG_7388海鮮の生け簀。













IMG_7392広い店内。













IMG_7390食器を熱湯で洗う儀式。













IMG_7395海鮮は貝と海老を選んだ。













IMG_7399米が原形を留めないまでになったお粥の鍋に具材を入れて煮て食べる。












IMG_7402海老が煮えた。













IMG_7403肉団子の類を煮ている。













IMG_7404サイコロステーキ状の牛肉。













IMG_7406椎茸。最初真っ白だった鍋の粥はいろんな具材のエキスが出汁となって混ざり、黄色っぽく変わった。粥を椀に取り啜る。美味い。











IMG_7409最後に青い野菜。まだ具がたくさん残るお粥を何度もおかわりして食べる。あぁ、やっぱりこの店に来て良かった。今回を含めて3回の来店はいづれも病院の診察の後の昼食。体が弱っているときの食事にぴったり。

昼食に付き合わせたスタッフのひとりに「こういう料理、食べたことある?」と訊いたら「初めてです。」と。「美味しいかい?」「とっても美味しいです。」「そうか、それは良かった。(^_^)」 老板と一緒の昼時の外出は美味しい料理を食べられるかも、と期待していたのかもしれないね。(^_^;

食事後に処方薬を飲んだら、疲労感と眠気が出てきた。この日は出社せず一日休みにすることにしてマンションへ戻った。昼寝を含めて12時間の睡眠。翌日朝は喉の痛みもなく鼻水もなく咳もほとんどなし。元気になった。(^_^)v

本場中国料理 -鵝(ガチョウ)料理「大自然酔鵝」@宝安沙井

IMG_73363月は深圳の私の会社の年に一度の賞与支給月。入社後5年経過した子たちには永年勤続表彰も含めての支給だった。5年表彰を受けたスタッフたちが「老板にお礼の食事会を開きたい」と私を誘ってくれて、「実は新しくできた店で、今までになかった料理を出すところがあります。その店でどうでしょう?」と訊いてきた。彼らは私が「No」と答えるはずがないと知っている(笑)。実際「そうか、それは行かねばなるまい。」と返事した。店は会社から車で10分ほどのところにある。店の名は「大自然の酔っ払ったガチョウ」という意味。

IMG_7339千平米はあるだろうなという広いフロアは8人掛けの丸テーブルがたくさんある。たくさんありすぎて数える気にならない。(^_^;

道路に面した店舗の入り口の開口部ぎりぎりまでテーブルが並んでいて、その開口部はざっと見たところ長さ100ヤードはあるだろうか、という極めてオープンなレイアウトの店舗。





IMG_7337ガチョウの写真の掲示。













IMG_7340ガチョウ肉の効用の掲示。













IMG_7342単一料理の店で、どのテーブルにも中央部にコンロと大鍋が配置されている。まずはニンニクを炒める。











IMG_7344ガチョウの肉。人数を言うとその数に合わせた分量の肉が運ばれてくる。












IMG_7346肉は白酒に浸けられているそうで、50度を超える度数の白酒から炎が上がる。












IMG_7348火の通った肉にネギなどを入れて、さあどうぞ食べて下さい、と。柔らかく歯ごたえがあって骨離れのいい肉で、結構美味い。肉を食べ始めながら、持参持ち込みのマオタイ酒で「乾杯乾杯」を繰り返す。肉を食べた後、青菜・白菜・豆腐などを入れて食べる。ちょっと変わった形の火鍋だね。

乾杯を繰り返す中で「勤続五年おめでとう。」「老板ありがとう。」と。「老板、ここにいるみんなが老板のことを好きです。」「そうか、ありがとう。でも、女性から好きと言われるのは嬉しいが、男から好きと言われてもちょっとねぇ〜」などと冗談を言い皆で笑う。とても楽しい食事会だった。ごちそうさまでした。>スタッフたち

日本料理「伊呂波」@香港・九龍・尖沙咀 その2

IMG_7297所要あって香港へ出張、私のお供は中国人スタッフ二人。行き先が九龍だったので「昼ご飯は伊呂波にしようか。」と言ったら日本料理が好きな二人は大喜び。同じ日本料理でも、深圳と香港では素材が全然違うので香港の方が圧倒的に美味しいことを彼らは良く知っている。(^_^)

伊呂波は香港の有名店のようで、香港所在の会社の人と話しているなかでこの店の名前を出すと、「え〜っ!、五時さん、あの店知ってるんですかぁ!」と驚かれること何度もあった。香港の日系企業にとっては、値段そこそこで良質な食材の美味しい料理が食べられるということで、接待会食に利用しやすいらしい。「伊呂波の老板は斉藤さんという方で、私のゴルフの友達であり敵なんですよ。」と説明すると、相手は「へ〜っ」と目を丸くする。

IMG_7298刺身の5点盛り合わせ。めっちゃウマ。深圳市内の日本料理屋では、よほどの高級(高価)店でなければ食べられないような食材。猛烈に食欲の出てきた私はこの刺身だけでご飯を一杯食べちゃって、おかわりちょうだい。








IMG_7288焼き肉定食その1。













IMG_7287肉の種類を変えた焼き肉定食その2。最初にキリン一番搾り小瓶一本を注文して一口飲んだが、ご飯が美味しくてビールなんていらない状態。(^_^;











IMG_7290ほとんど食べ終わって満腹・あぁ幸せ状態になったところで、老板の斉藤さんが登場。「おや!」「こんちは!」と挨拶してしばらくしたら、「これ、イベリコ豚。食べてって。(^_^)」と持ってきてくれた。いただいたものは残しちゃ失礼だ、ということで全部食べた。「あぁもう、不可以吃〜」と私が言ったら、中国人スタッフ「老板、それは違います。不可以吃は毒があったりして "食べられない" とき。お腹いっぱいでもうこれ以上 "食べられない" のは吃不下と言うんです。」と。おぉ、そうだったか。謝謝你老師。(^_^)

帰りがけ斉藤老板と「次は航港でしたね」「そう、4月だと聞いてます」「じゃまた4月に会いましょう」と会話して店を出た。半年に一度のペースで、航港高尓夫球場とミッションヒルズのそれぞれの日本人メンバーの対抗戦がある。航港は深圳市在住、ミッションは香港在住の人になるので、この試合は深圳・香港対抗戦の様相。斉藤さんは香港代表選手で、私は深圳代表選手のひとり。4月は我々のホームでの試合なので負けるわけにいかない。いや、絶対勝つでしょ。(^_^)

本場中国料理 -牡蠣料理「蚝家菜館」@宝安沙井

IMG_7143「沙井にこんな珍しい料理の店があるよ」と教えてもらって、過日訪れてみた。沙井人民医院の裏手、古くからある町並みの中に店舗があった。「蚝」というのは中国語で「牡蠣」のことだそうだ。









IMG_7141いかにも古い町並み。車がやっとすれ違うことができる細い道は、バス通りでもある。昼時に行くとその通りに大量の人と電動自転車がなだれ込んできて、自動車はなかなか前に進めない。









IMG_7142日本で言う駄菓子屋の前に揃いのジャージ姿の子供がたむろしている。近くに小学校があってその名が「蚝業小学」、幼稚園が「蚝沙幼稚園」、最寄りのバス停が「蚝二村」。iPhone の Map アプリで周辺を見ると「沙井蚝民族文化研究会」なんてのもあるらしい。

聞くところによると、このあたりは昔から牡蠣の養殖漁業をしていたところだそうで、おそらく1980年代の小平の開放政策開始以前に営々と続けられていた地域の伝統産業なのだろう。


IMG_7150料理は当然ながら牡蠣を使ったものばかり。写真は世界の定番、生牡蠣。レモンを搾ってするっと食べる。ん〜、いいねぇ。(^_^)











IMG_7152衣をつけて揚げた牡蠣。天ぷらみたいなもので、となりのサラダ菜みたいのでくるんで食べる。私は頭天椒加醤油で食べた。











IMG_7153スープ。牡蠣だけでは出汁が薄いのだろう、鶏肉も使っていた。












IMG_7154あとは説明不要でしょう。いろんな味をつけた加熱料理いろいろ。












IMG_7149













IMG_7148













IMG_7156チャーハンも牡蠣。これにさっきのスープをかけ、頭天椒加醤油を垂らして食べた。












IMG_7158店頭にあったお土産品の干した牡蠣。スープの出汁をとるのに使うのだそうだ。

店内には牡蠣の養殖風景の古い白黒写真や、中国の地方テレビの取材を受けている風景の写真などが誇らしげに飾られていた。まさに漁村の田舎の料理屋だね。

牡蠣というと、日本では季節を選ぶ食材だし、腹をこわす危険があるが、この食事のあとすでに1週間ほど経過していて特に問題なく私は生きているから、たぶん大丈夫だったんだろう。(^_^;

日本にいる家族から「お父さん、あんまり変なもの食べないでよね〜っ」と言われそうだが。。(^_^;

札幌から来た毛ガニ 2016

IMG_6981札幌から毛ガニが届いていた。家族皆が揃った日の夕食にと女房が予定していたらしく、台所で解凍し始めていたが、どうにも蟹の扱いに慣れていないことは見ていてよくわかる。(^_^; 「オレがやろう」と代わってやり始めた。

茹で蟹を冷凍したものだから、そのまま茹でれば元にもどるでしょ。





IMG_6983沸騰した。この茹で湯はそのまま鍋の出汁として使えばいい。












IMG_6984食べやすいように解体しておけばいいでしょ。












IMG_6985まず甲羅をとる。













IMG_6986足とツメを全部もぎ取る。灰色の肺は手でむしり取る。












IMG_6987もぎ取った足とツメにハサミを入れて食べやすいようにする。蟹ツメって、身がしっかり入っていて美味しいんだけど、殻が固くて一番食べづらいところなんだよね。









IMG_6990大皿に盛った。うむ、なかなかいい感じですねぇ〜。












IMG_6992では皆さん、どうぞお召し上がり下さい。という幸せな晩飯でございました。
いつもながらありがとう。>札幌の家族よ。(^_^)/~~

本場中国料理 -山東料理(?)「全汁全味」@宝安松崗

IMG_6848忘年会シーズンもほぼ終わりに近づいてきた。この日は「ちょっと変わった料理に行ってみましょう」ということでやってきた。沙井の会社から東へ向かい松崗という地域の山沿いにある店。この店に至るまでの道をそのままさらにずっと走ると、光明新区土砂崩れ事故現場に近くなるらしい。もちろんこの店は事故現場とは全然違うところにある。(^_^;





IMG_6854夜の外観。派手だね。(^_^;













IMG_6699店内の様子。素朴な木の円卓と椅子、サイドテーブル。円卓の中央にはコンロがあって火鍋がこの店の中心メニューということがわかる。










IMG_6849壁に掛かった詞書き。店の外にもあって「天上龍肉 地上驢肉」「高蛋白・低脂肪で、動脈硬化・心臓病・高血圧などに良好な保健作用がある」などと書かれてある。










IMG_6703予約をしてあったので、席に着くとすでに火鍋が用意されていた。まずはスープを飲む。美味い。(^_^)











IMG_6702ロバのいろんな部位を鍋にどばどば入れて、煮えたら食べる。どの部位の肉も柔らかくて味があって美味しい。

なお、タイトルに「山東料理」に「(?)」とつけたのは、山東省出身のスタッフが「自分の故郷ではよくこのロバ肉の料理を食べていた」と言っていたからで、これが本当に山東料理なのかどうかは定かではない。
(^_^;




IMG_6701サイドメニューのロバ肉の炒め物。ネギとショウガ。












IMG_6700こちらはシメジ。どの皿もロバのマークがついていてなかなか可愛い。(^_^)












IMG_6852ロバ肉のスペアリブ。唐辛子・八角などスパイスを効かせていて少々ピリ辛。肉はこれも柔らかくて美味い。中国人のスタッフたちはこの骨付き肉が好きなようで、この店に限らず 海南羊荘 でも 東北料理の店 でも皆喜んでかぶりつく。








IMG_6706ロバ肉を混ぜ込んだご飯。小碗に盛って鍋のスープをかけ、頭天椒加醤油をたらして食べると美味い。

この「本場中国料理」シリーズ記事もずいぶんと長く続けてきて、いろんな料理を試してきたが、駐在7年目でロバの肉というものには初めて出会った。まだまだ他にもいろんな料理があるんだろう。興味のネタは尽きないね。(^_^)

本場中国料理 -「蠔郷水上漁村」@宝安沙井

IMG_6631今年もまた忘年会のシーズンになった。2月8日の春節まで1ヶ月間を切り、仕事の関係ほかいろいろと忘年食事会をしなければいけない。「忘年会をしましょう!」と言われて「いやぁ。。」なんて断るのは失礼なことで、「一年間親しくしてくれてありがとう、次の一年もいい関係でいましょうね。」という趣旨の食事会ゆえ、喜んで行かなければいけない。

その忘年会月間の最初の宴会は表題の店だった。沙井の海の近く、このあたりは元々沼の多い土地だったそうで、元の沼を利用して釣り堀とし、その水の上に食事のできる店を設営したというコンセプト。

IMG_6634店内の大ホールの様子。同時最大200人は収容できそう。












IMG_6636個室はひとつひとつの小さなコテージ風に作られている。












IMG_6637個室の窓から見た釣り堀の様子。小雨が降る寒い気温のなかで釣りをする人がいる。見ていたら体長30センチもありそうな魚を釣り上げていた。










IMG_6639豚骨・豚肉のスープ。きれいな透明なスープで味も濃く美味しい。

スープが綺麗に美味しくできている中国料理の店は料理も美味い。これだけきれいなスープを作るには、丁寧なアク取り作業を続けなければならないが、この作業はほかの調理仕事の片手間でできるものではなくて、長時間鍋の前に人がいて淡々とその作業に専念しているからできること。スープひとつにも労力を惜しんでいないということが、スープの見た目と味からわかる。

私からすると、「だから山頭火はダメなんだ」ということになるのだが、話が外れるからここまで。(^_^;

IMG_6651円卓上の料理の数々。魚介類・鳥類・獣類などなど各種。テーブルに載りきらないので料理皿が重ね置きされている。











IMG_6638私が用意し持っていった白酒のマオタイ43度。料理は相手先が負担するが、酒は私が用意する、というのが私の方針で、双方だいたい均等負担くらいで宴会を運営する。持ちつ持たれつ、ということですね。

毎回のことで、この白酒で乾杯乾杯を繰り返す。食事が終わる頃には強い酒で頭も体もグラグラしてくるが、マオタイ43度なら倒れたりゲロしたりするレベルにはならない。帰路の車の中で眠り、部屋に戻ったらまたすぐ眠る。寝る前の歯磨きをちゃんとするくらいの正気さは残っている。(^_^;

これが安い白酒の50度を超えるようなものだったならこうはいかず、深圳赴任の最初の頃は何度も前後不覚になったものだ。マオタイ43度を私が用意して持って行くのは、自衛の策でもあるのです(マジ)。

旭川ラーメン「山頭火」@香港沙田

IMG_6579スタッフ二人を連れて香港出張の用事があって、こういうときは「私の食べ歩きに付き合え」の指示にスタッフは「好的!(わかりました!)」と無条件に従うのが既に我が社のルールになっている(笑)。

基本的に私は中国料理・香港料理の美味しいところや珍しいところ、香港の美味しい日本料理店などを回ってきたが、ちょっと飽きてきた感もあったので、「今日は私の故郷の北海道ラーメンに行くぞ!」と宣言した。目的地は沙田の大きなショッピングセンターの中にある表題の店。

IMG_6583店に着いたのが 11:45 頃。12:00 を過ぎると来店客が大量に出てきて行列になるかもしれないと思い少し早めに入店着席するつもりだったが、シャッターが閉まっている。開店 12:00 きっちりのようだ。

のれんに「贈 旭川本店」とあるのが期待を誘う。






IMG_6582入り口脇にあるディスプレイの蝋細工の商品サンプル。なんか久しぶりにこんなの見たなぁ。











IMG_6587席に着きオーダーを入れてしばらくしたら座席は満席になった。早めに来て良かった。











IMG_6584私の注文品その1は塩ラーメン。













IMG_6585それと醤油ラーメン。どちらもサイズを選べて、Sを指定した。

で、それぞれを試したが、ダメダメ。まず麺の茹で方が間違っている。北海道のラーメンは中太縮れ麺で、モチモチした食感だけで美味しさを演出するものだが、私が食べた二杯の麺は表現するとしたらニチャニチャ・ムニュムニュというところか、歯ごたえも麺の旨さもない。

二つ目にスープがぬるい。

私の知っている北海道ラーメン(札幌ラーメン)は、塩も醤油も透明な鶏スープをベースにするものだが、この店のスープはどちらも濁っている。ここまで濁ったスープは多分鶏じゃないね。豚骨ベースじゃないかな。しかも丁寧なアク取りをしていない和歌山ラーメンのようないい加減な作り。豚骨でも美味けりゃいいんだけど、残念ながらスープの旨さは全く感じない。無口に食べている私を見てスタッフ二人は気遣って「老班、どうですか?」と聞いてきたが、私は率直に「ん?あぁ、不味い。これは北海道ラーメンではない。」と一言。

山頭火という店と旭川ラーメンというジャンルは私が北海道を離れてからできたもので、店の従業員が占めているエプロンにも「昭和63年創業」とあった。だから私は本物の山頭火を知らない。旭川本店もこんなラーメンなのかなぁ。結構ネットで名前は有名なんだけど、こんなレベルで有名店になれるなら、北海道ラーメンも地に落ちたモンだ。100歩譲って想像するなら、経営者は香港の店の定期チェックをしていないだろう。経営者の問題だと思う。

というわけで、今回の美味いラーメン探しは地雷を踏んで終わった。もう二度とこの店には行かない。こんなラーメンを北海道とは思わないで下さい。>香港の皆さん

本場中国料理 -「漁楽碼頭」@宝安

IMG_6494宝安区の都之都大酒店の近くに数ヶ月前にオープンした海鮮料理の店。店の外観はなかなかお洒落な印象。











IMG_6230各テーブルには電磁調理器が埋め込まれていて、ちょっと変わった形の鍋が配置されている。











IMG_6231店内にある水槽。ここでエビ・カニ・貝・魚などを選んで注文。












IMG_6233鍋は蓋がガラスで中の様子が見えるようになっている。写真は生きているエビを投入して蓋を閉めたところ。電磁調理器のタイマーをセットするとスチームが出てきて食材を蒸す。エビが踊る。








IMG_6234蒸しあがったエビ。













IMG_6232つけダレは自分で作る。醤油・ネギ・香菜・頭天椒など。












IMG_6236エビを剥いて私のタレにつけたところ。油を一切使わない調理でヘルシー。












IMG_64072015/12/25 のクリスマスの日、仲良くしている日本人老板が日本で調達してきたという白ワインを持ち込んできた。おお、シャブリじゃないですか。
(^_^)









IMG_6406中国ではワインというと赤ばかり。でもシーフードにはやっぱり白がいいよね。











IMG_6239あさりのような貝。













IMG_6237カニ。













IMG_6500魚。スチームで蒸されてできた魚介類のスープは鍋の中蓋の穴から落ちる。この中蓋の下には最初から米が仕込んであって、ひととおり食べ終わって中蓋を取り除くと、鍋の底にお粥が出来上がっている。食事の締めはこのお粥。いや、なんともヘルシーだ。中国料理というと大雑把にぶつ切りした食材をニンニクと油で調理するものが多いが、この店は全然違う。(^_^)

日本人老板の会社で長く中国駐在していた方が駐在を終えて日本に帰国するとのことで、送別会に招待してくれたのだった。私ともう一人、ゴルフ仲間なのだが招かれた。ご招待ということで老板のおごりの会食。それは申し訳ないので、招待された我々ふたりから帰国する方に餞別の贈り物をした。宜興の茶器で、小ぶりの急須。小さいから嵩張らず荷物にならず、日本に帰国して飾ってもよし、実際に使ってもよしというもの。井川さん、長い中国駐在生活、お疲れさまでした。またどこかでお会いしましょう。(^_^)/

蕎麦人@深圳羅湖

IMG_64662015/12/31 大晦日、この日からの4連休は帰国せず深圳で過ごす。帰国しないのは 01/02 から休日出勤で工場が稼働するからなので、何かあったら会社にすぐに行けるようにとのことなのだが、「多分大丈夫」ということで4日間のゴルフラウンドの予定。(^_^)

この4日間のゴルフのお相手は、日頃仲良くしていただいているダーボン先生。日の出時刻 07:03 より早くスタートして、1.5 ラウンド 27 ホールを終了したのが午前11時過ぎ。この日は昼食に表題の店に行って年越し蕎麦を食べようということにしていた。店の名前は前から何度も聞いていて知っていたが、今回初めての来店。

IMG_6475入り口を入って右側のブースで蕎麦手打のパフォーマンスをしている。












IMG_6479店内の様子。東京神田あたりの蕎麦屋の雰囲気がありますねぇ。












IMG_6476メニュー。













IMG_6467酒飲みの二人が来て、蕎麦屋だったらやっぱり蕎麦焼酎でしょう、ということでハーフボトルを注文。











IMG_6472蕎麦焼酎は蕎麦湯割りでしょう。(^_^)













IMG_6473つまみはやっぱりてんぷら。













IMG_6469冷奴。













IMG_6474明太子。













IMG_6477ダーボン先生は関東人なので蕎麦好き。彼の注文はざるそばで、十割と更科の2色。











IMG_6478実は、私は蕎麦が苦手で、過去「美味い」と思って蕎麦を食ったことが一度もない。その私が注文したのはカレーセット。

「蕎麦屋のカレーは美味い」というのは本当で、強い和風出汁を使っているから日本人の口に合う。確かに美味い。でも、ここまでさんざ焼酎とつまみで過ごしてきた私にはちょっと重たい定食だった。

蕎麦好きな人にはこの店はいいんでしょうね。私は子供のころを札幌で過ごしていたので麺類ならラーメンばかりで蕎麦には縁がなく、賞味して評価する味の基準を持っていない。だから、いい店なのだろうということはわかるが、自分で好んでこの店に来ることはないだろう。

でもまぁ、2015年の大晦日を年越しそばで過ごせたのは良かった。

本場中国料理 -「潮仙牛肉店」@宝安沙井

IMG_6289会社の近く、歩いて5分ほどのところに最近新しくできた牛肉火鍋の店。休日に出勤している従業員たちに「昼はみんなで火鍋を食べに行くぞ」と言って、嫌がる子は一人もいない。(^_^)









IMG_6291店内の様子。店の名前の「潮」は潮州市、「仙」は仙頭市のそれぞれ一文字。いづれも広東省の東端にあって、福建省との境目に位置している。以前、お粥&上海蟹を食べに行った「潮州砂鍋粥」も同じ地方だが、これは海鮮粥の店で、今回は牛肉料理の店。中国で牛肉というと水牛を連想する人が多いが、水牛がいるのは長江(揚子江)中流域で、潮州のこの店の肉はれっきとしたビーフなのだそうだ。




IMG_6293つけだれ。私のはニンニク・ネギ・セロリ・香菜・頭天椒に醤油。ほかにも味噌だれやらなにやらいろいろあって、個人々々好きなたれを自分で作る。










IMG_6295牛肉焼きそば。なかなかコシのある麺で、焼きそばというより焼きうどんという食べ応え。一人で昼飯にやってきてこれひとつとビール一缶でも幸せになれそう。(^_^)










IMG_6296しゃぶしゃぶの肉。













IMG_6294軽くしゃぶしゃぶして食べる。内臓系・骨ゼラチン系・肉団子などもどばどば入れてあって、適当に煮えたら喰う。美味い。(^_^)











IMG_6298豆腐(湯葉)。ほかに青野菜2種類、キノコ2種類など。若い従業員の子たちのテーブルに「まだ食べるか?」と聞いて、肉などを追加注文してやる。彼らが「吃飽了、吃好了。(おなかいっぱい、おいしかった)」と言うころには、皆幸せそうな笑顔になっていた。(^_^)

精算したら一人あたり50元弱。口々に「老班、謝謝!」と言う笑顔を50元で買えるなら安いモンだ。(^_^)
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索