火曜担当、善雄です。
昨日は休演日で、それはそれはもう休みました。整骨院に行き、家に帰ってひたすらに眠りました。
僕は普段から夜もよく寝ているし、昼夜公演のあいだも必ず眠るようにしています。
しかし、僕や松居や奥村が舞台上の布団を使ってガチ寝をする横で、出演者の結城君などはまったく眠らず、
「結城君は変わった人だなぁ笑」と思っていたのですが、
日本の第一線の大舞台によく関わっているスタッフさんに「(昼夜公演のあいだに俳優さんは)普通寝ないよ」と言われ、普通じゃないのは僕らの方なのだ…と思い知らされました。井の中の蛙は大海を知らない。
とはいえ、名だたる俳優さんたちが寝なくとも、僕は睡眠検定1級を持っています。
ただの俳優が寝まくってるとサボっているみたいに思われがちですが、1級を持っていると、「それが正しいのか…」と思っていただけるんじゃないか、という邪な策略のために取得しました。
実際は寝るも寝ないも本人の自由でしかないのですが、「資格持ってます」と言うとなぜか正当化される気がして便利ですよね。
この考えがあまりよくないことというのは、自分でもよくわかっています。
睡眠や整骨院やビタミン剤で日々体をケアしつつ、ほかにも毎晩この「ロイヒつぼ膏」を張りまくっています。
長年、本当にお世話になっております。
お世話になりながら、パッケージに印刷されたダンディな男性、ロイヒさんが、きっとこの元になる薬剤などを開発した方なのだろうな。おそらく、肩こりに悩む妻や、夢を追うアスリートの友人を救いたいという強い想いが、この製品を生んだのだろうな。
そんなことをずっと考えていました。
でもある日調べてみると、ロイヒさんは、「架空の人物。イメージキャラクター」とありました。
「ロイヒ」も「ロートエキス」と「イヒチオール」の頭文字でしかなく、ロイヒさんという人はどこにもいなかった。肩こり妻も夢追いアスリートもいなかった。それは僕の妄想だからいなくて当然なのですが、まさかここまでなにもないとは思ってもみませんでした。
人は見たいように世界を見て、物語がないことにも物語を感じようとします。
もちろん、本当の開発者の人たちにはちゃんとした開発ストーリーなどもあるのでしょうけれど、実際にはないものがあるように感じるというのはすごくおもしろいなと、ロイヒさんにはいい体験をさせてもらいました。
ありがとうロイヒおじさん。実際には存在しないロイヒおじさん。
今僕らは劇場で、「なにも起こらない」と銘打った劇を上演しています。
そこになにを感じてもらうかは自由で、ないものをないまま受け止めるのも、ないものをあるものとして想像するのも、実際にはあるじゃんと思ってみるのも、全部いいんじゃないかと思います。
休演日の過ごし方も睡眠のとり方もロイヒの物語も、正解なんてないのだ。
そんなわけでこの劇がお客様の人生においてどんな効果をもたらすのかは正直わからないのですが、
いろんな都合が許すなら、観てもらえたら嬉しいです。
今日から東京後半戦!
徐々に埋まりつつありますが、北九州京都公演も含めまだ少し承れます!
劇場でお待ちしております!!
昨日は休演日で、それはそれはもう休みました。整骨院に行き、家に帰ってひたすらに眠りました。
僕は普段から夜もよく寝ているし、昼夜公演のあいだも必ず眠るようにしています。
しかし、僕や松居や奥村が舞台上の布団を使ってガチ寝をする横で、出演者の結城君などはまったく眠らず、
「結城君は変わった人だなぁ笑」と思っていたのですが、
日本の第一線の大舞台によく関わっているスタッフさんに「(昼夜公演のあいだに俳優さんは)普通寝ないよ」と言われ、普通じゃないのは僕らの方なのだ…と思い知らされました。井の中の蛙は大海を知らない。
とはいえ、名だたる俳優さんたちが寝なくとも、僕は睡眠検定1級を持っています。
ただの俳優が寝まくってるとサボっているみたいに思われがちですが、1級を持っていると、「それが正しいのか…」と思っていただけるんじゃないか、という邪な策略のために取得しました。
実際は寝るも寝ないも本人の自由でしかないのですが、「資格持ってます」と言うとなぜか正当化される気がして便利ですよね。
この考えがあまりよくないことというのは、自分でもよくわかっています。
睡眠や整骨院やビタミン剤で日々体をケアしつつ、ほかにも毎晩この「ロイヒつぼ膏」を張りまくっています。
長年、本当にお世話になっております。
お世話になりながら、パッケージに印刷されたダンディな男性、ロイヒさんが、きっとこの元になる薬剤などを開発した方なのだろうな。おそらく、肩こりに悩む妻や、夢を追うアスリートの友人を救いたいという強い想いが、この製品を生んだのだろうな。
そんなことをずっと考えていました。
でもある日調べてみると、ロイヒさんは、「架空の人物。イメージキャラクター」とありました。
「ロイヒ」も「ロートエキス」と「イヒチオール」の頭文字でしかなく、ロイヒさんという人はどこにもいなかった。肩こり妻も夢追いアスリートもいなかった。それは僕の妄想だからいなくて当然なのですが、まさかここまでなにもないとは思ってもみませんでした。
人は見たいように世界を見て、物語がないことにも物語を感じようとします。
もちろん、本当の開発者の人たちにはちゃんとした開発ストーリーなどもあるのでしょうけれど、実際にはないものがあるように感じるというのはすごくおもしろいなと、ロイヒさんにはいい体験をさせてもらいました。
ありがとうロイヒおじさん。実際には存在しないロイヒおじさん。
今僕らは劇場で、「なにも起こらない」と銘打った劇を上演しています。
そこになにを感じてもらうかは自由で、ないものをないまま受け止めるのも、ないものをあるものとして想像するのも、実際にはあるじゃんと思ってみるのも、全部いいんじゃないかと思います。
休演日の過ごし方も睡眠のとり方もロイヒの物語も、正解なんてないのだ。
そんなわけでこの劇がお客様の人生においてどんな効果をもたらすのかは正直わからないのですが、
いろんな都合が許すなら、観てもらえたら嬉しいです。
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徐々に埋まりつつありますが、北九州京都公演も含めまだ少し承れます!
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