2009年09月05日
9月3日の暴力団関連ニュース
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千葉市議会議長を
恐喝未遂容疑で立件へ
暴力団の名刺見せおどす
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9月3日2時11分配信 産経新聞
千葉市議会議長の小梛(おなぎ)輝信市議(66)が、
地元のテナントビル建設を巡るトラブルで仲介に入った不動産会社から
金を脅し取ろうとした疑いがあることが2日、
捜査関係者への取材で分かった。
小梛市議は不動産会社幹部に、
指定暴力団の名刺をみせて対応を迫っていたことも判明。
千葉県警は近く、恐喝未遂容疑で小梛市議を立件する方針を固めた。
トラブルの発端となったビル建設は、都内の大手ゼネコンが受注し、
JR総武本線稲毛駅前(同市稲毛区)に建設が予定されている。
3月に着工し、11月末の完成を目指している。
捜査関係者によると、小梛市議はビルの工事開始後、
建設業者のもとに押しかけ「あいさつがない」と迫り、
4月下旬、仲介に入った同市中央区の不動産会社の幹部を
自分の事務所に呼びつけて脅し、金銭を要求した疑いがあるという。
不動産会社の関係者によると、小梛市議はそれ以前にも同じ件で、
不動産会社幹部に何度も電話をかけて怒鳴るなどし、
面会した際には指定暴力団の名刺をみせたという。
不動産会社の幹部は面会直後に県警に相談。
県警は関係者の事情聴取など捜査を進めていた。
小梛市議は自民党千葉市議団に所属し、4期目。
今年6月末から千葉市議会の第70代議長を務めている。
小梛市議の親族らは、同市稲毛区で土木建築会社など
2社の経営にかかわっているほか、
小梛市議自身も親族らで経営する土木建築資材会社で
平成19年2月まで役員を務めていた。
産経新聞の取材に対し、小梛市議は
「人を脅したりはしていない。事実ではない」と回答。
小梛市議の周辺関係者は
「すでに不動産会社幹部への謝罪も済ませており、
終わった話だ」などと話している。
同市では4月に、市発注工事をめぐり、
鶴岡啓一市長(当時)が警視庁に収賄容疑で逮捕、起訴されたばかり。
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食品会社爆破で組員を起訴
高知地検
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9月3日7時56分配信 産経新聞
高知市南はりまや町の食品卸会社
「旭食品」本社で昨年11月、
正面玄関ガラスなどが爆破された事件で、
高知地検は2日、爆発物取締罰則違反の罪などで、
同市介良乙の暴力団組員、松崎安一容疑者(46)を追起訴した。
起訴状によると、松崎被告は昨年11月22日
午後11時35分ごろ、同社本社の正面玄関付近で
手榴(しゅりゅう)弾を爆破させ、
玄関ガラスなど(計約137万円相当)を破壊したとしている。
松崎被告はこの事件の4日前に高知県芸西村のゴルフ場
「Kochi黒潮カントリークラブ」のクラブハウス玄関付近で
手榴弾を爆破させたなどとして、今年7月に同罪などで起訴された。 .
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ビル建設めぐりトラブル
千葉市会議長立件へ
不動産会社を恐喝未遂容疑
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9月3日7時57分配信 産経新聞
千葉市議会議長の小梛(おなぎ)輝信市議(66)が、
地元のテナントビル建設を巡るトラブルで仲介に入った不動産会社から
金を脅し取ろうとした疑いがあることが2日、
捜査関係者への取材で分かった。
小梛市議は不動産会社幹部に、
指定暴力団の名刺をみせて対応を迫っていたことも判明。
千葉県警は近く、恐喝未遂容疑で小梛市議を立件する方針を固めた。
トラブルの発端となったビル建設は、都内の大手ゼネコンが受注し、
JR総武本線稲毛駅前(同市稲毛区)に建設が予定されている。
3月に着工し、11月末の完成を目指している。
捜査関係者によると、小梛市議はビルの工事開始後、
建設業者のもとに押しかけ「あいさつがない」と迫り、
4月下旬、仲介に入った同市中央区の不動産会社の幹部を
自分の事務所に呼びつけて脅し、金銭を要求した疑いがあるという。
不動産会社の関係者によると、小梛市議はそれ以前にも同じ件で、
不動産会社幹部に何度も電話をかけて怒鳴るなどし、
面会した際には指定暴力団の名刺をみせたという。
不動産会社の幹部は面会直後に県警に相談。
県警は関係者の事情聴取など捜査を進めていた。
小梛市議は自民党千葉市議団に所属し、4期目。
今年6月末から千葉市議会の第70代議長を務めている。
小梛市議の親族らは、同市稲毛区で土木建築会社など
2社の経営にかかわっているほか、
小梛市議自身も親族らで経営する土木建築資材会社で
平成19年2月まで役員を務めていた。
産経新聞の取材に対し、小梛市議は
「人を脅したりはしていない。事実ではない」と回答。
小梛市議の周辺関係者は
「すでに不動産会社幹部への謝罪も済ませており、
終わった話だ」などと話している。
同市では4月に、市発注工事をめぐり、
鶴岡啓一市長(当時)が警視庁に収賄容疑で逮捕、起訴されたばかり
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ペコちゃん拉致!売り飛ばし!
暴力団組幹部逮捕
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9月3日8時0分配信 スポーツ報知
洋菓子チェーンの不二家の“看板娘”ペコちゃん人形を
和歌山市内の店舗から1体盗んだとして、
和歌山東署は1日、窃盗の疑いで住所不定、
暴力団幹部・稲葉洋容疑者(42)を逮捕した。
ペコちゃん人形は1体で20万円もの価値があり、
大阪市内のリサイクルショップに持ち込まれていたことも判明。
同署は共犯の疑いで、店からペコちゃんを連れ出した
知人の男(37)も指名手配し、行方を追っている。
舌をペロリと出した愛きょうのある表情で人気のペコちゃんが、
暴力団関係者に“拉致”され、さらに売り飛ばされた疑いが浮上した。
和歌山東署などによると、逮捕や指名手配の容疑は
今年2月12日午後3時半ごろ、
和歌山市有本の「不二家有本店」の営業中に男1人が突然侵入。
店員の目の前で、店内に置いてあったペコちゃん人形
(高さ約1メートル、重さ約10キロ)を小脇に抱きかかえて持ち出し、
稲葉容疑者が運転する車に積み込んで盗んだ疑い。
同署によると、逃走に使った車のナンバーなどから容疑者を特定。
稲葉容疑者を大阪府大東市の路上で張り込み中の捜査員が発見した。
稲葉容疑者は「店に入って盗み出したのはオレじゃない」
などと供述しており、詳しい動機を調べている。
不二家によると、ペコちゃん人形は日本全国で1店舗につき1体貸与されており、
店舗数と同じ650体があるという。
「盗難は年に数件程度」(同社)だが、今年は1、2月だけで
近畿地区で計11件の盗難が相次いでおり、
うち和歌山市では2月に5件もあった。
また、捜査の中で、大阪市内のリサイクルショップ2店で
ペコちゃん人形計10体が販売されていたことが判明。
いずれも稲葉容疑者の周辺の人物が持ち込んだとみられる。
ペコちゃん人形は時価4万円相当だが、
店では新品で1体20万円の最高値がついていた。
同署は店から「拉致された若い女性(ペコちゃん)を署に連れ戻した」。
計10体分調べたが、有本店で盗まれた
オーバーオールを着たペコちゃんは含まれていなかった。
被害に遭った女性経営者(47)は、
盗まれるのはこれで3回目といい
「ペコちゃんが帰ってくるかどうか心配」と嘆いた。
不二家では、容疑者のひとりが逮捕されたことについて
「安心しましたが、盗難はすごく残念。
ペコちゃんファンのお客様にも申し訳ない」とし、
今後、店舗に対して人形管理を再徹底させたいという。
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県警:広報コン受賞作発表
写真部門・金賞、粕屋署
中富巡査長 /福岡
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9月3日16時1分配信 毎日新聞
◇イラスト部門・金賞、田川署・大井さん
市民への広報活動向上のため、県警が実施した
「広報用写真・イラストコンクール」の受賞作が発表された。
今年の最重点目標「暴力団犯罪の撲滅」
に決意を示す作品などが目立った。
最高賞の金賞は、写真部門が粕屋署・中富啓介巡査長の
「幼稚園児とハイタッチ」。
署を訪れた園児と女性警察官が満面の笑みで手を合わせる様子をとらえた。
イラスト部門は田川署一般職員・大井佳代さんの
「みんなの力で暴力団追放!」で、
警察官とともに主婦らが拳を突き上げる絵。
メッセージがストレートに伝わる作品だ。
計311点の応募作品は、県警のパンフレットや交番だよりに活用される。
【山田宏太郎】
ほかの受賞者は次の通り。
【写真】銀賞=西署・武井麻里子巡査「車は来てないかな〜」
▽銅賞=科捜研一般職員・森永真利さん「事実を見抜く」【イラスト】銀賞=
科捜研一般職員・大久保誠さん「許すな銃社会」
▽銅賞=厚生課共済職員・増永龍矢さん「市民の安全安心 約束します」
〔福岡都市圏版〕 9月3日朝刊
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暴力追放県民大会
「三ない運動」推進採択
400人が出席
薩摩川内 /鹿児島
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9月3日17時2分配信 毎日新聞
第18回暴力追放県民大会
(県暴力追放運動推進センター、県警主催)が2日、
薩摩川内市の国際交流センターであり、
北薩地区の行政や企業、団体の関係者約400人が出席。
暴力団が存在しない街作りを目指し
県民生活の安全に協力して努めることを確認した。
センターの大野芳雄会長が「県内には690人の暴力団構成員がおり、
民事介入や公共事業への介在など侵入手口も巧妙になっている。
市民と協力し息の長い暴追運動を展開しよう」とあいさつ。
「暴力団を恐れない、利用しない、金を出さないの
『三ない運動』を県民総ぐるみで推進する」との大会宣言を採択した。
また、鹿児島市西千石町の暴力団事務所撤去運動で、
民事訴訟の中心的役割を担った福元紳一弁護士が基調講演。
暴力追放運動リーダー刺傷事件に端を発し昨年12月、
事務所完全撤去を実現するまでの裁判闘争の過程や暴力団対処法などを紹介した。
【馬場茂】 9月3日朝刊
2009年09月04日
9月2日の暴力団関連ニュース
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店内のペコちゃん人形盗む
暴力団幹部を逮捕−和歌山
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9月2日13時33分配信 時事通信
不二家店内からペコちゃん人形を盗んだとして、
和歌山東署は2日までに、窃盗容疑で住所不定、
指定暴力団山口組系幹部稲葉洋容疑者(42)を逮捕した。
逮捕容疑では、稲葉容疑者は男1人と共謀し、
2月12日午後3時半ごろ、
和歌山市有本の不二家有本店の店内に置いてあった
ペコちゃん人形(高さ約1メートル、
重さ約10キロ、時価4万円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、稲葉容疑者は
「連れが店から人形を運んできた」などと話しているという。
店員が人形を持ち去った車のナンバーを覚えていたことから、
稲葉容疑者の関与が判明したという。
大阪市の古物商の店頭でペコちゃん人形が
1体20万円で売られていることが分かり、
同署は10体の任意提出を受け、関連を調べている。
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暴力団・銃器追放県民大会
850人参加−−大和郡山
奈良
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9月2日16時0分配信 毎日新聞
「第18回暴力団・銃器追放県民大会」
(県暴力団追放県民センター、県警など主催)が8月31日、
大和郡山市北郡山町のやまと郡山城ホールで開かれ、約850人が参加した。
上田清・同市長が「暴力団や銃器の存在自体を許さない
安全で住みよい奈良県の実現を目指す」と大会宣言。
県警音楽隊のコンサートなどもあった。
県警によると、県内の暴力団は今年4月現在、
計28団体あり、いずれも山口組系。
構成員と準構成員は計約500人で、
昨年に比べ横ばいという。
【上野宏人】 9月2日朝刊
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元競輪選手ら2人逮捕
元社長に面会強要−警視庁
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9月2日18時0分配信 時事通信
元会社社長への面会を求め、女性社員を脅したとして、
警視庁丸の内署は2日、暴力行為法違反容疑で、
元競輪選手波潟和男(43)=茨城県取手市戸頭=、
元暴力団幹部豊崎誠一(56)=同=両容疑者を逮捕した。
同署によると、2人とも「現場に行ったが、
脅迫はしていない」と否認しているという。
逮捕容疑は7月8日、東京都千代田区の情報配信会社で、
受付担当の女性社員(36)に「(豊崎容疑者が)
暴力団組長だったことも分かっているだろう」
と述べ、元社長との面会を迫った疑い。
同署によると、波潟容疑者は元社長に
銀行支店長を紹介されて投資し、損害を受けた。
銀行に補てんを要求して断られ、元社長に面会を迫った。
元社長は既に退社し、同社にいなかったという。
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「社長に会わせろ」と入れ墨
元競輪選手ら逮捕
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9月2日19時5分配信 産経新聞
経済情報配信会社の女性社員に、
入れ墨を見せて社長との面会を要求したとして、
警視庁丸の内署は2日、暴力行為法違反の疑いで、
元競輪選手、波潟(なみがた)和男容疑者(43)と
知人の指定暴力団山口組系元組長、豊崎誠一容疑者(56)=
いずれも茨城県取手市=を逮捕した。
同署によると、2人は「脅していない」と容疑を否認している。
同署の調べによると、2人は7月上旬、
東京都千代田区内の経済情報配信会社を訪れ、
豊崎容疑者が腕の入れ墨を見せるなどして社員の女性(36)を脅し、
社長に会わせるよう要求した疑いが持たれている。
同署によると、波潟容疑者はこの社長を通じて知り合った銀行員の勧めで
投資信託を始めたが、昨年の金融危機で大きな損失を出し、
銀行員や社長に苦情を申し立てていたという。
2009年09月02日
9月1日の暴力団関連ニュース
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密輸指示か、組員逮捕
タイから覚せい剤
福岡県警
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9月1日11時48分配信 時事通信
タイから覚せい剤1キロ余りをのみ込んで密輸したとして
無職男4人が逮捕された事件で、福岡県警と門司税関は1日までに、
覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で、
新たに知人の指定暴力団工藤会系組員金子雅也容疑者(36)=
福岡県小竹町勝野=を逮捕した。
県警によると、金子容疑者は男らに話を持ち掛け、
航空チケットを手配するなど主導的な立場だった。
容疑を認めているという。
県警は暴力団の組織的な関与がなかったか調べる方針。
逮捕容疑では、男4人=
同法違反などの罪で起訴=と共謀の上、
先月17日、ポリ袋175袋に小分けした覚せい剤
計1144.36グラム(末端価格約6900万円)をのみ込んだり、
靴の中に隠したりして、タイから台湾経由で
福岡空港に到着し、営利目的で密輸した疑い。
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「利用しない」
「恐れない」
「金を出さない」
奈良で暴力団・銃器追放県民大会
奈良
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9月1日17時37分配信 みんなの経済新聞ネットワーク
やまと郡山城ホール(大和郡山市)で8月30日、
「第18回暴力団・銃器追放奈良県民大会〜暴力に負けるな ひるむな 街ぐるみ〜」が開催された。
自治体関係者など約900人が参加し
暴力団のいない安全で安心して暮らせる地域社会を実現するのために士気を高めた。
主催は奈良県暴力団追放県民センターなど。
(奈良経済新聞)
大会では、年間を通じて功労のあった団体や個人の表彰や、
同センターの意志に賛同した芸能プロダクションWACが
「ハイエナ組をやっつけろ」と題した演劇を披露し、
街に暴力団が入っていく様子と対応策を参加者らにわかりやすく伝えたほか、
タレントの立原啓裕さんが自身の体験を交えて講演を行った。
奈良県の暴力団組織団体は28団体(2009年4月現在)。
暴力団構成員数は準構成員を含め約500人。
「500人というのは一見少ないようだが、
500人の生活費が月に20万円とすれば
1カ月に1億円が暴力団に流れていることになる」
(同センター)と話し、近年は従来から横行する薬物の密売や恐喝などに加えて、
生活保護の不正受給をするなど日常生活や社会経済活動に入り込み
資金獲得活動を行う傾向にあるという。
同センターは、暴力団の追放には
資金源を断つことが重要として暴力団追放三ない
運動の「暴力団を利用しない」「恐れない」「金を出さない」を浸透させるとともに、
「金を取られる前に相談するこが大切」と強調。
「自分で解決しようとせずに早期に警察や、
同センターへ相談してください」と呼びかける。
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みかじめ料要求
恐喝の暴力団会長に実刑
地裁判決 /島根
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9月1日18時1分配信 毎日新聞
今年の1月に浜田市内の飲食店経営者から
「みかじめ料」を脅し取るなどしたとして
恐喝や傷害の罪などに問われていた暴力団会長の
西岡勝彦被告(43)=浜田市久代町=と、
西岡被告と共謀し、恐喝の罪に問われた同幹部、
菊池邦人被告(45)=同市竹迫町=の判決が31日、
松江地裁で行われた。
吉井隆平裁判官は
「卑劣かつ執ようで手慣れている」などとして、
西岡被告に対して懲役4年6月(求刑懲役6年)、
菊池被告に対し懲役3年、
執行猶予4年(求刑同3年6月)を言い渡した。
9月1日朝刊
8月28日〜31日の暴力団関連ニュース
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暴力団事務所を暴追拠点に
全国初の取り組み 和歌山市
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8月28日7時56分配信 産経新聞
県暴力団追放県民センターが27日、
元暴力団事務所だった和歌山市南雑賀町のビルを買い取り、
暴力団追放運動の拠点として再利用に乗り出した。
全国初の取り組みで、今年度中にセンターの事務所を移して
暴力団対策の拠点として会議や講習会などに使う。
同センターなどによると、ビルは元指定暴力団山口組系の組事務所。
歓楽街に近く、一時は組員100人以上が出入りしていたという。
鉄骨3階建て(建坪面積約130平方メートル)で、1階は駐車場、
2階は事務所と組長室、3階は襲名披露などのための大広間だった。
入口扉は厚さ約3センチの鉄製で2階から電動で開け閉めできる。
今後は2階を事務所兼相談室、3階を会議室に改装する予定という。
ビルは平成20年10月、破綻(はたん)した金融機関から
組長への債権を引き継いだ整理回収機構(RCC)が差し押さえ。
和歌山地裁で競売にかけ、暴力団関係者が落札しないよう約5千万円で自ら落札した。
組は事務所を明け渡したのち、昨年12月に消滅。
同センターがRCCからの提案で27日、約1千万円で購入した。
中村佳澄・同センター専務理事は
「(改装には)さらに1千万円以上はかかりそうだが、
さまざまな団体がスクラムを組んで暴力団を追放した今回の事務所は暴追運動のシンボル。
明るい雰囲気を作り市民が相談に来やすいようにしたい」と話している。
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脅迫:くじ180枚外れ
暴力団の男初公判、
懲役1年6月求刑 /福岡
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8月28日13時0分配信 毎日新聞
ゲーム機内のくじがすべて外れだったことに腹を立て、
ゲーム機の管理者を脅したとして脅迫罪に問われた大牟田市船津町、
指定暴力団九州誠道会幹部、梅木一馬被告(43)の初公判が27日、
地裁久留米支部(長倉哲夫裁判官)であった。
梅木被告は起訴事実を一部否認。
検察側は懲役1年6月を求刑し即日結審した。
検察側は論告で
「(指定暴力団九州誠道会の幹部を名乗るなどの)脅迫文言は、
一般市民に極度の恐怖を与えるものであることは想像に難くない」と述べた。
起訴状によると、梅木被告は1月6日夜、久留米市内のカラオケ店で、
ゲーム機「UFOキャッチャー」のくじ180枚がすべて外れだったことに腹を立て、
ゲーム機を管理する市内の男性(61)を呼び出し、
殺害された道仁会会長の名前を挙げ
「やったんはおれや。貴様、この落とし前どうすっとか」などと脅した。
〔筑後版〕 8月28日朝刊
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暴追センター
組事務所買い取り
内装改修し来春移転
和歌山 /和歌山
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8月28日14時2分配信 毎日新聞
和歌山市南雑賀町の元暴力団事務所に移転する方針を固めていた
県暴力団追放県民センター(同市十三番丁)は27日、
有者の整理回収機構(RCC)から建物を正式に買い取った。
購入費用は約1000万円。
内装の改修などを終えた10年4月に移転する。
県暴追センターによると、建物は鉄骨3階建て(約290平方メートル)。
山口組系2次団体の事務所として92年3月に建てられ、
最盛期には100人超が出入りしていた。
組幹部への債権を破綻(はたん)した金融機関から引き継いだRCCが、
和歌山地裁で競売にかけ、昨年10月に約5000万円で自ら競り落としていた。
事務所や個室があった2階を間仕切りのある相談スペースに、
襲名披露などの儀式が開かれていた3階の和室を会議室に、
全面改修する。改修費用を抑えるため、
厚さ3センチほどの鉄製ドアや炊事場など施設の一部は現状のまま使うことも検討している。
新しいセンターの周辺は暴力団事務所が複数ある同市の中心地だが、
同センターは「ここを拠点に、市民が相談しやすくて
暴力団追放のシンボルとなるような活動をしていきたい」と話している。
【藤顕一郎】 8月28日朝刊
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市場から暴力団排除
北九州市 9月議会に条例改正案
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8月28日15時7分配信 西日本新聞
北九州地区で暴力団による犯罪がやまない現状を踏まえ、
北九州市は28日、市中央卸売市場
(同市小倉北区)への暴力団関係者の参入を認めない業務条例改正案を、
9月定例市議会(同4日開会)に提出すると発表した。
市によると、同様の条例改正は昨年、東京都が行っている。
九州では、9月議会で同様の議案を提案する予定の福岡市と並んで、初の取り組みとなる。
同市場は青果と水産物を取り扱い、
参入事業者は741社(4月1日現在)。
改正案では、参入を希望する業者の役員や従業員全員について
暴力団関係者でないかを市が県警に照会し、暴力団の参入を防止。
既存の業者も、従業員が暴力団関係者と分かった場合、
市が是正を指示、従わない場合は業務許可を取り消すことができる。
これまで暴力団組長が市場に参入した例は東京都で判明しており、
市は同様のケースが起こり得る土壌があると判断した。
藤川智久市場長は「暴力団は公平な競争を阻害し、
市場のイメージを損なう。
同じ動きがほかにも広まってくれれば」と話した。
=2009/08/28付 西日本新聞夕刊=
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大川市議の名義使う
誠道会「忠魂碑」 石材業者と契約で
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8月28日15時7分配信 西日本新聞
指定暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)が、
大牟田市内の一般墓地に「忠魂碑」を建てていた問題で、
石材業者が石碑を造るため石材を仕入れる際、
誠道会幹部の代わりに同県大川市議の名義を使っていたことが28日、
県警の調べなどで分かった。
県警や市議によると、市議は今年6月ごろ、
知人の誠道会関係者から、
「墓石を建てたいので、石材業者を紹介してほしい」と頼まれ、
近くに住む石材業者の男性を紹介。
その後、誠道会幹部と男性が、墓石のデザインなどについて交渉し、
石材を発注することになった。
その際、誠道会幹部が多忙で契約書が作れなかったため、
男性が市議の名前を使うことを提案。
市議も了承し、契約書を作成。
石碑代金は誠道会が支払ったという。
市議は西日本新聞の取材に、
「知人(誠道会関係者)は古くからの付き合いだが、
組関係者であることは知らず、墓石の内容についても知らなかった」と説明。
石材業者の男性は
「暴力団関係者との契約で、
公人である市議の名前を借りたのは軽率だった」と話している。
石碑は7月下旬に完成。
高さ、幅とも約3メートルで、
「忠魂碑」と記された裏には、
指定暴力団道仁会(同県久留米市)との抗争などで死亡した
両組の12人の名前を刻んでいる。
九州誠道会は2006年5月、
道仁会の会長人事をめぐり、道仁会から離脱。
以来、道仁会側と銃撃事件などの抗争が相次いでいる。
=2009/08/28付 西日本新聞夕刊=
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<死体遺棄>
身元を断定 7容疑者を逮捕
栃木県警
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8月31日21時29分配信 毎日新聞
栃木県那須烏山市で6月、
元暴力団同士の銃撃戦で撃たれた男性が連れ去られた事件で
県警那須烏山署捜査本部は31日、
茨城県内の山林で見つかった遺体を拉致された
住所・職業不詳、土屋誠さん(当時33歳)と断定。
凶器準備集合罪で起訴された茨城県潮来市日の出8、
指定暴力団山口組系元組員、川俣浪男被告(59)ら6人を
死体損壊・遺棄容疑で再逮捕した。
また宇都宮市氷室町、解体業、岡田康弘容疑者(24)を同容疑で逮捕した。
容疑は6月18日ごろ、土屋さんの遺体を刃物で切断してビニールシートに包み、
茨城県城里町と大子町の山林に遺棄したとしている。
県警によると、川俣容疑者ら3人が容疑を認め、
4人は否認しているという。
【吉村周平】
2009年08月26日
8月25日の暴力団関連ニュース
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<保険金殺人>
2審も無期判決 東京高裁
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8月24日19時41分配信 毎日新聞
元暴力団組長の後藤良次死刑囚(51)が
茨城県警に上申書を提出して発覚した保険金殺人事件を巡り、
殺人や詐欺などの罪に問われた元不動産ブローカー、
三上静男被告(59)の控訴審判決で、東京高裁は24日、
無期懲役とした1審・水戸地裁判決(2月)を支持し、
弁護側の控訴を棄却した。弁護側は
事件への関与を全面的に否定し無罪主張したが、
中山隆夫裁判長は「後藤死刑囚や
共犯者の供述から被告の関与は明らか」と退けた。
【安高晋】
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「喪服は地味に」
山口組傘下の暴力団、
組員に“締め付け”
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8月25日9時18分配信 産経新聞
指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)傘下の直系暴力団で、
組員に「葬儀で着るスーツは黒無地」
「歓楽街には一人で飲みに行くな」などと
慎重な行動を求める指示が出されていることが24日、わかった。
昨年施行された改正暴力団対策法で、
指定暴力団トップへの賠償責任が拡大されたことを受け、
組員への締め付けが強まっていると捜査当局は分析するが、
末端組員からは「生活指導じゃあるまいし…」
と事細かい指示をぼやく声も上がっているという。
関係者によると、組員は葬儀の際も
ストライプ柄や濃いグレーのスーツを着用するなど
服と靴にこだわる一面があるという。
しかし、山口組の直系暴力団では今年に入り、
葬儀に参列する際には一般的な
黒い喪服に白のシャツの着用を求める指示が出された。
エナメルなどの光る素材の靴は控えて
ひも付きの靴を履くようにも指示しており、
組員の喪服を上層部が指定した業者から購入して
統一したらいいという意見まであるという。
さらに山口組総本部で毎月1回開かれる定例会のほか、
国民体育大会などの大きな行事が開かれる際には、
1人で繁華街を飲み歩かないようにも指示。
組員が酒に酔ってケンカなどのトラブルを起こしても、
もう1人が仲裁してくれると期待しているためという。
慎重さを求める背景には、
昨年5月に施行された改正暴力団対策法がある。
改正暴対法は、指定暴力団の傘下組員が
暴力団の威力を利用して恐喝やみかじめ料要求などのしのぎを行い、
他人の生命や財産を侵した場合、
組トップに損害賠償を求められると規定。
このため、組上層部は組員が一般市民を相手に
トラブルを起こすことを避けようとしているとみられる。
実際に、東京都台東区で山口組系組員らが昨年5月、
飲食店で現金などを脅し取った強盗傷害事件で、
被害者8人が今年7月、実行犯3人のほか、
山口組組長、篠田建市受刑者(67)=
通称・司忍=にも使用者責任があるとして、
慰謝料など約1500万円を求め東京地裁に提訴した。
改正暴対法に基づき、使用者責任を問う訴訟は初めてで、
末端組員の行動がトップに及ぼす影響が大きくなる可能性が高まっている。
篠田受刑者は、配下組員が所持していた
拳銃の共同所持で銃刀法違反罪に問われ、
懲役6年の実刑が確定。
平成17年に収監され、23年4月に出所する見通しになっており、
捜査関係者は「組長が刑務所から出てくるまで自粛ムードがあり、
組員の管理を強めて、組長に迷惑をかけることになる犯罪を
抑止しようということだろう」と指摘。
そのうえで「いかにもヤクザというような
風貌(ふうぼう)は今後なくなっていくかもしれない」と話した。
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那須烏山の銃撃事件
元暴力団組員ら3人を起訴
栃木
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8月25日13時1分配信 毎日新聞
那須烏山市で6月、男数人が負傷した銃撃事件で
宇都宮地検は24日、茨城県潮来市日の出8、
元指定暴力団山口組系組員、川俣浪男容疑者(59)ら
3人を凶器準備集合罪で宇都宮地裁に起訴した。
また那須烏山署捜査本部は同日、
同罪で処分保留となり釈放された同県鹿嶋市旭ケ丘2、
解体業、瓜生信雄容疑者(48)を
覚せい剤取締法(所持)違反の疑いで再逮捕した。
起訴状によると、川俣被告らは
6月15日午前11時半ごろ、
那珂川町内の病院駐車場で、
鉄筋棒などを準備して集合したとしている。
一方、瓜生容疑者の逮捕容疑は、那須烏山市内で7月15日、
乗用車内に覚せい剤約0・1グラムを隠し持っていたとしている。
県警によると、容疑を否認しているという。
【吉村周平】 8月25日朝刊
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<栃木銃撃事件>
「男性の遺体を茨城に捨てた」
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8月25日15時1分配信 毎日新聞
栃木県那須烏山市で6月に起きた銃撃事件で、
元指定暴力団山口組系組員、
川俣浪男被告(59)=凶器準備集合罪で
既に起訴=らによって銃撃現場から
連れ去られたとみられる男性について、
犯人隠秘容疑などで逮捕された男らが
「遺体を御前山(茨城県常陸大宮市)の沢に捨てた」
と供述していることが栃木県警への取材で分かった。
同県警は25日朝、御前山で捜索を開始した。
銃撃は那須烏山市の民家前で6月15日に発生。
川俣被告ら3人と、対立する
元暴力団組員の男ら3人の間で撃ち合いとなった。
その後、負傷したとみられる男性1人が
川俣被告らに車で連れ去られ、行方不明になっている。
【吉村周平】
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みかじめ料要求
暴力団2被告に恐喝などで求刑
地裁公判 /島根
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8月25日16時3分配信 毎日新聞
今年の1月、浜田市の飲食店経営者から
「みかじめ料」を脅し取るなど恐喝や傷害など
計3件の事件で起訴された指定暴力団山口組系
港裕連合会会長の西岡勝彦被告(43)=浜田市久代町=と、
同事件で西岡被告と共謀し、恐喝の罪で起訴されている同会幹部、
菊池邦人被告(45)の公判が24日、
松江地裁(吉井隆平裁判官)であり、
両被告とも起訴内容を認めた。
西岡被告の公判は結審し、検察側は懲役6年を求刑。
菊池被告は初公判だったが即日結審し、
検察側は同3年6月を求刑した。
8月25日朝刊
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手配の元組員を逮捕
会社役員の死体遺棄
埼玉県警
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8月25日16時17分配信 時事通信
さいたま市見沼区の建設関連会社役員小林照忠さん(31)の
遺体が千葉市内の草むらで見つかった事件で、
埼玉県警大宮東署捜査本部は25日、
死体遺棄容疑で、指名手配していた
元暴力団組員木村康太郎容疑者(36)=
同区風渡野=を逮捕した。
捜査本部によると、木村容疑者は、
小林さんを殺害したとして再逮捕した少年2人を含む3人と
「(死体遺棄を)一緒にやった」と話しており、
同本部は殺人容疑で再逮捕する方針。
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山林で切断遺体発見
連れ去りの男性か−栃木県警
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8月25日20時42分配信 時事通信
栃木県那須烏山市の民家で起きた暴力団組員らによる銃撃事件で、
県警那須烏山署捜査本部は25日、
事件関係者の供述に基づき、
茨城県内の山林から男性とみられる切断遺体の一部を発見した。
司法解剖して死因を調べるとともに身元確認を急ぐ。
銃撃事件では、けがをした男性が
車のトランクに押し込まれ連れ去られるのが目撃されており、
捜査本部は関連を捜査している。
捜査本部によると、遺体は
同県城里町の山林内を流れる沢の岸に埋められていた。
一部にはコンクリートが付着していた。
周辺から着衣が見つかったが、身元を示すものは見つかっていない。