2009年09月12日
9月9〜10日の暴力団関連ニュース
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業界用語使わぬように…
検察に大阪地裁裁判長
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9月9日0時24分配信 読売新聞
大阪地裁(杉田宗久裁判長)で8日午後始まった暴力団絡みの覚せい剤密輸事件の裁判員裁判で、
杉田裁判長が検察側に言葉の使い方を何度も注意する場面があった。
起訴状について「文章が硬く、裁判員が理解できない」と再朗読を促した。
指摘を受けた検察側が、「営利目的」の意味について、
「『利益を得る目的で罪を犯した』という意味です」などと説明しながら起訴状を読み上げると、
杉田裁判長は「次からは文章をもっとわかりやすくしてください」と苦言を呈した。
また検察側が「書証を読み上げます」と述べた際、杉田裁判長は「証拠書類のことですね」と言い直し、
「できるだけ業界用語は使わないように」と求めた。
榊原一夫・公判部長は閉廷後の記者会見で、
「配慮したつもりだったが、従来の癖が出た。
今回の経験を踏まえ、改善したい」と話した。
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人事:県警 夏の異動
暴力団捜査を強化
大牟田署に刑事管理官新設
福岡
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9月9日13時2分配信 毎日新聞
県警は8日発表した夏の人事異動(15日付、一部25日付)に合わせ、
暴力団捜査の強化などのための組織改編も実施する。
指定暴力団・道仁会と抗争中の同・九州誠道会が管内に本部を置く大牟田署に刑事管理官を新設する。
9月県議会には暴力排除条例案を提出予定で、今後、組織犯罪対策部の新設などでさらに態勢を強化する方針だ。
6月に新庁舎へ移転し、留置場が県内最大の90人収容となった小倉北署は留置管理係を4人増員する。
また、早良署刑事3課長には刑事部門で初の女性課長となる山本幸警部(36)が就く。
県警警務課は「性犯罪捜査などで女性捜査員の必要性が高まっており幹部に登用した」としている。
【山田宏太郎】
【任警視長】刑事部長(刑事部長)中村俊夫
【警視正】警察学校長(八幡西署長)末本博
▽久留米署長(警務課長)丸山匠
【任警視正】警務課長(会計課長)生嶋亮介
▽八幡西署長(交通企画課長)井口典之
〔福岡都市圏版〕9月9日朝刊
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元三井住友行員、不正融資関与か…
警視庁逮捕へ
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9月9日14時43分配信 読売新聞
三井住友銀行から不動産会社「コシ・トラスト」(東京都渋谷区)側への融資詐欺事件で、
同行の元男性行員(44)が不正融資に関与した疑いが強まり、警視庁は9日、
詐欺容疑で元行員と山口組系暴力団関係者の男(42)ら数人の取り調べを始めた。
容疑が固まり次第、逮捕する方針。
別の詐欺の罪で起訴されたコ社社長の中林明久被告(41)ら2人についても同容疑で再逮捕する。
同行の調査で、元行員はコ社側からマンション家賃の肩代わりを受けるなど利益供与を受けていたことが判明しており、
同庁は不正融資に加担した見返りだった疑いがあるとみて調べている。
捜査関係者によると、元行員は、中林被告らと共謀、2003年10月、
営業実態のない都内の食料品販売会社の売上高を偽造した決算書を同行高円寺法人営業部に提出し、
約1億5000万円の融資を不正に引き出した疑いがもたれている。
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京都市:市営住宅退去求め
暴力団員を提訴へ /京都
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9月9日16時1分配信 毎日新聞
山科区の市営住宅に入居する50代の暴力団組員の男性に対し、
市は市営住宅条例に基づく明け渡しや、不法占有に対する損害賠償と
滞納家賃の支払いを求めて京都地裁に訴えを起こす方針を固めた。
9月議会で議案が議決されれば提訴する。
暴力団組員であることを理由にした同条例に基づく明け渡し請求訴訟は同市では初めて。
市住宅政策課によると、男性は00年5月から養父と同居を始め、
04年7月に養父から入居者の名義を承継した。市は今年3月に男性が暴力団組員であると把握。
4月に明け渡しを求める文書を送付したが、家族4人で暮らす男性側は
「他に行くところがない」として請求に応じていない。
男性は家賃計12万6433円を滞納している。市営住宅でトラブルを起こしたり、
住民が立ち退きを求めたりはしていないという。
市営住宅への暴力団組員の入居を禁じた改正条例は昨年1月に施行された。
入居者が暴力団組員と判明した場合は明け渡し請求ができるよう定めている。
広島市が同様の条例に基づいて暴力団組員の男性に市営住宅からの退去などを求めた訴訟では、
広島地裁が08年10月、「市営住宅の供給拒絶は不合理な差別とは言えない」
として明け渡しを命じる判決を出している。
同課は「広島市では組員が部屋で暴行事件を起こすなどした点が重視されており、
そのまま京都市のケースにあてはめることはできないが、
市としては条例に基づいて淡々と明け渡しを求めるだけだ」としている。
9月9日朝刊
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殺人で逮捕の組員不起訴
山中の男性遺体−大津地検
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9月9日21時11分配信 時事通信
大津市の山中で4月、京都市の古紙回収業従業員加藤秀基さん=当時(26)=の遺体が見つかった事件で、
大津地検は9日、滋賀県警が殺人容疑で再逮捕した指定暴力団山口組系組員の男(40)について、
嫌疑不十分で不起訴処分とした。
男は、古紙回収業松田義孝被告=殺人や逮捕監禁などの罪で起訴=らと共謀し、
4月10日未明に大津市和邇北浜の山中で加藤さんの首をひものようなもので絞め殺害したとして6月に再逮捕された。
男は、松田被告らとともに京都市山科区の飲食店から加藤さんを拉致したとして、
5月に逮捕監禁容疑で逮捕され、同罪と傷害罪で公判中。
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和邇・男性殺害 組員を不起訴
大津地検「殺人共謀の証拠ない」
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9月9日22時49分配信 京都新聞
大津市和邇北浜の山中で今年4月、京都市山科区の加藤秀基さん=当時(26)=が殺害された事件で、
大津地検は9日、処分保留にしていた山科区北花山中道町、
暴力団組員坂本信和被告(40)の殺人容疑について、嫌疑不十分で不起訴とした。
坂本被告は、殺人罪などで起訴された3人の男女と共謀し、
4月9日午前1時半すぎ、山科区の飲食店から加藤さんを無理やり車に乗せ、翌10日午前1時半まで監禁し、
3人に同午前3時10分ごろ、大津市の山中で加藤さんの指を欠損させた、として、逮捕監禁と傷害の罪で公判中。
地検の白髭博文次席検事は「殺人の共謀を認めるに足る証拠がなかった」としている。
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<詐欺>
未払い装い350万円詐取
立て替え制度悪用 愛知
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9月10日2時9分配信 毎日新聞
経営破綻(はたん)した企業の未払い賃金を独立行政法人労働者健康福祉機構が立て替え払いする制度を悪用し、
派遣社員を正社員と装うなどして立て替え金を詐取したとして、愛知県警捜査4課と蟹江署などは9日、
同県蟹江町の派遣会社「トーエイサービス」の実質経営者で山口組弘道会系暴力団幹部、
田畑邦裕容疑者(51)ら男7人を詐欺容疑で逮捕した。
他に逮捕されたのは、同県東海市の建設会社「明北」(06年6月破綻)元社長、
鍋山和明容疑者(48)と元トーエイサービス社員の男5人。
容疑は共謀して06年11月〜07年1月、賃金明細書などを偽造して
元トーエイサービス社員5人が明北に直接雇用されたように装い、
半田労働基準監督署から未払い賃金があるとの確認を受けた上で、
機構から直接雇用の社員に給付される未払い賃金の立て替え金名目で計350万円を詐取したとしている。
県警によると田畑容疑者は「知らん」と容疑を否認し、他の6人は大筋で認めているという。
県警によると、元社員5人のうち2人は明北に派遣されていたが、残る3人は無関係だった。
明北の破綻で2人の派遣料が未払いとなり、
田畑容疑者から派遣料回収を指示された元社員の1人と鍋山容疑者が立て替え金詐取を考えついたという。
【秋山信一】
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実行役の元組幹部、二審も死刑
前橋スナック乱射−東京高裁
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9月10日15時50分配信 時事通信
前橋市のスナックで2003年、市民ら4人が射殺され2人が重傷を負った事件で、
実行役として殺人などの罪に問われた指定暴力団住吉会系元組幹部山田健一郎被告(43)の控訴審判決が10日、
東京高裁であり、長岡哲次裁判長は一審前橋地裁の死刑判決を支持し、弁護側控訴を棄却した。
弁護側は同日上告した。
長岡裁判長は「暴力団抗争の報復目的で一般人を巻き込むなど、
人命軽視の最たる凶悪犯罪。刑事責任は極めて重く、死刑が相当」と述べた。
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群馬・前橋のスナック乱射
2審も死刑
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9月10日16時1分配信 読売新聞
前橋市のスナックで2003年1月、暴力団抗争の巻き添えで市民ら4人が射殺された事件で、
実行犯の一人として殺人罪などに問われた
指定暴力団住吉会系暴力団元幹部・山田健一郎被告(43)の控訴審判決が10日、東京高裁であった。
長岡哲次裁判長は「多数の客がいたスナックで公然と拳銃を発射するのは法治国家への露骨な挑戦。
人命軽視の最たるものだ」と述べ、死刑とした1審・前橋地裁判決を支持し、
被告側の控訴を棄却した。弁護人は即日、最高裁に上告した。
判決によると、山田被告は同会系暴力団幹部・矢野治被告(60)(1審・死刑、控訴中)から指示され、
指定暴力団稲川会系元組長の殺害を計画。03年1月25日、
小日向(こひなた)将人死刑囚(40)とともに店の内外で拳銃を乱射し、
市民3人と元組長の警護役を殺害し、元組長ら2人に重傷を負わせた。
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奈良県警汚職
元会社役員に懲役1年求刑
地裁公判 /奈良
9月10日17時0分配信 毎日新聞
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暴力団対策を約束した見返りに県警の元警部補に現金を渡したとして、
贈賄罪に問われた橿原市の産業廃棄物処理会社「南部」元役員、
岩本琢也被告(38)の論告求刑公判が9日、奈良地裁(藤野美子裁判官)であった。
検察側は「贈賄期間が長く、額も多額で根深い贈賄体質がある」として、懲役1年を求刑した。
弁護側の最終弁論は30日の予定。
起訴状によると、岩本被告は、暴力団関係者からの嫌がらせに対処してほしいとの趣旨で、
06年10月から今年2月まで計30回にわたり、県警組織犯罪対策1課の元警部補、
大沢成光被告(53)=収賄罪で有罪判決が確定=に現金約289万円を渡したとされる。
公判で岩本被告は「わいろではない」と無罪を主張したが、
検察側は「虚偽供述であることは明らか」とした。
【大森治幸】 9月10日朝刊
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アキバでヲタやってるもんじゃ
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