9月9〜10日の暴力団関連ニュース9月13〜14日の暴力団関連ニュース

2009年09月13日

9月10〜11日の暴力団関連ニュース

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群馬・前橋のスナック乱射
2審も死刑
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9月10日16時1分配信 読売新聞

 前橋市のスナックで2003年1月、暴力団抗争の巻き添えで市民ら4人が射殺された事件で、
実行犯の一人として殺人罪などに問われた指定暴力団住吉会系
暴力団元幹部・山田健一郎被告(43)の控訴審判決が10日、東京高裁であった。

 長岡哲次裁判長は「多数の客がいたスナックで公然と拳銃を発射するのは法治国家への露骨な挑戦。

人命軽視の最たるものだ」と述べ、死刑とした1審・前橋地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

弁護人は即日、最高裁に上告した。

 判決によると、山田被告は同会系暴力団幹部・矢野治被告(60)(1審・死刑、控訴中)から指示され、
指定暴力団稲川会系元組長の殺害を計画。03年1月25日、
小日向(こひなた)将人死刑囚(40)とともに店の内外で拳銃を乱射し、
市民3人と元組長の警護役を殺害し、元組長ら2人に重傷を負わせた。



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奈良県警汚職
元会社役員に懲役1年求刑
地裁公判 /奈良
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9月10日17時0分配信 毎日新聞

 暴力団対策を約束した見返りに県警の元警部補に現金を渡したとして、
贈賄罪に問われた橿原市の産業廃棄物処理会社「南部」元役員、
岩本琢也被告(38)の論告求刑公判が9日、奈良地裁(藤野美子裁判官)であった。

検察側は「贈賄期間が長く、額も多額で根深い贈賄体質がある」として、懲役1年を求刑した。

弁護側の最終弁論は30日の予定。
 起訴状によると、岩本被告は、暴力団関係者からの嫌がらせに対処してほしいとの趣旨で、
06年10月から今年2月まで計30回にわたり、県警組織犯罪対策1課の元警部補、
大沢成光被告(53)=収賄罪で有罪判決が確定=に現金約289万円を渡したとされる。

 公判で岩本被告は「わいろではない」と無罪を主張したが、
検察側は「虚偽供述であることは明らか」とした。

【大森治幸】9月10日朝刊



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暴×暴 久留米市 
抗争中の組員
拘置支所前で鉢合わせ
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9月11日7時7分配信 西日本新聞

 10日午後1時ごろ、福岡県久留米市篠山町の福岡刑務所久留米拘置支所に、
抗争中の指定暴力団道仁会と同九州誠道会の組員が、
それぞれ別の入所者の面会のために訪れて鉢合わせし、支所前が一時、騒然となった。
久留米署はトラブルに発展しないよう、パトカー数台と署員40人以上を出動させ、警戒に当たった。

 同署によると、初めは組員数人だったが、
やがて窓にスモークを張った車などに乗った組員が、双方合わせて50人ほど集結。

市民が不安そうに遠巻きに見守る中、
駆け付けた署員が職務質問しようとして組員と言い合いになる場面もあったが、トラブルはなかった。

 現場は、裁判所や市役所、住宅などが並ぶ市中心部。

両暴力団は2006年5月以降、組幹部を狙った発砲事件を繰り返している。

=2009/09/11付 西日本新聞朝刊=



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<建造物侵入>看板を無視し入浴 
入れ墨の組長を容疑で逮捕
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9月12日1時1分配信 毎日新聞

 福岡県警は11日、入浴施設に掲げていた
「入れ墨のある方お断り」の看板を無視して入浴したとして、
暴力団組長、藤浦良幸容疑者(54)=福岡県朝倉市=を建造物侵入容疑で逮捕したと発表した。
藤浦容疑者は入れ墨をしていた。県警によると、
「疲れを癒やすために風呂に入りたかった」と認めているという。同様のケースに同容疑を適用するのは極めて珍しい。

 容疑は、今年2月、朝倉市内の入浴施設で
「入れ墨のある方の入館は固くお断りします」と書かれた看板があった上、
施設側から入浴を断られたのに、施設内に侵入したとしている。

入浴日は特定していないという。

 県警によると、藤浦容疑者は上腕部や背中に入れ墨をしていたため、
入浴前に経営者が「他の客に迷惑がかかる」と注意したが、聞き入れなかったという。

「入れ墨をした暴力団風の男が入浴している」との匿名の通報が6月、県警に寄せられ、捜査を開始。

施設側は翌月に被害届を出した。県警は、
看板や注意を無視して他人の建物内に無断侵入した行為と判断し、同容疑で10日、逮捕した。

【川名壮志】

 


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山口組、傘下団体に
「菱の代紋」使用禁止
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 指定暴力団山口組(神戸市)が今月、傘下の団体に組員であることを示す
「菱」の代紋を名刺に記載しないよう指示していたことが11日、兵庫県警への取材で分かった。

 昨年の暴力団対策法改正では、組トップに損害賠償を問える範囲が、
抗争だけでなく恐喝やみかじめ料の徴収など資金獲得活動にも拡大された。

県警は、山口組が法改正を踏まえ、組織防衛を図る狙いで代紋の使用を禁止したとみている。

 抗争に巻き込まれた被害者が上部団体トップの組長に損害賠償を問えるとする改正暴対法は2004年に施行。

県警によると、この後、山口組は名刺に「山口組」の名称を記載しないよう組員に命じていた。

 ただ「直参」と呼ばれる直系組長らは、代紋や組名称の使用を禁じられていないという。

(共同)[2009年9月11日12時39分]



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山口組“消える”代紋 
名刺への記載を禁止
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2009/9/11 16:57

全国最大の指定暴力団「山口組」(総本部・神戸市灘区、構成員約2万1000人)が、
傘下の直系団体に対し、組員であることを示す「代紋」を
名刺に記載しないよう指示していたことが兵庫県警の調べでわかった。

 こうした傾向は1992年の暴力団対策法施行後から順次強化されてきたが、
昨年施行された改正暴対法では、組トップに対する「使用者責任」の範囲が拡大。

県警では組織防衛のために、慎重な姿勢を強化しているとみている。

 捜査関係者などによると、山口組総本部は今月上旬、組員が名刺を作る際、
同組の「菱」の代紋を使わせないよう、傘下の団体に伝えたという。

 同組では先月、「葬儀には一般的な黒無地のスーツで」
「歓楽街には1人で飲みに行かない」など、公の場での服装や日常の行動について指示を出したばかり。

 昨年8月に施行された改正暴対法では、指定暴力団傘下の組員が暴力団の威力を利用して
恐喝やみかじめ料の要求などのしのぎを行い、他人の生命や財産を侵した場合、
組のトップに損害賠償を求められると規定。

 このため、組員が市民とのトラブルを起こしにくくするよう措置を講じたものとみられる。



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「名刺に代紋使うな」
山口組が傘下暴力団に指令
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2009年9月11日(金)3時4分配信 読売新聞

 全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区、構成員約2万1000人)が、
傘下の団体に対し、組員であることを示す「代紋」を
名刺に記載しないよう指示していたことが兵庫県警の調べでわかった。

 昨年8月施行の改正暴力団対策法では、組トップに対する
「使用者責任」の範囲が拡大しており、県警は組織防衛が狙いとみている。

 捜査関係者などによると、山口組総本部は今月上旬、組員が名刺を作る際、
同組の「菱(ひし)」の代紋を使わせないよう、傘下の団体に伝えたという。

 暴対法は2004年の改正で、第三者が被害を受けた場合、
指定暴力団の代表らが損害賠償責任を負うことを明文化。

これを受け山口組は、組員の名刺から「山口組」の名称を外すよう傘下の団体に命じたとみられる。



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