2011年09月17日

極左暴力集団革マル派・中核派が総結集する「9.19さようなら原発5万人集会」は大荒れか?逮捕者が続出するか?

はじめに

フクシマ第一原発の水素爆発は、被災地周辺地域を初め、福島県や関東・東北地方の広大な地域に放射性セシューム137を撒き散らした。住民の健康被害だけでなく、農業や水産業の経営を苦境に陥れている。環境全体の放射能除染は難航が予想され、麗しい元の自然を回復するには相当の年月を要すると想定されている。福島県はもとより国家の総力を挙げた取り組みが求められている。

大震災と福島原発事故はわが国にとって、わが国民にとって有史以来最大の危機となった。しかし、この国家的危機を奇禍として、党勢拡大を画策している党派がいる。冷戦終結以来、勢力が衰退し息も絶え絶えになった左翼勢力がフクシマ原発事故を勢力回復の手段に利用せんとして策動を強めている。

その一つが、「9.19さようなら原発5万人集会」である。この集会の主催者は原水爆禁止国民会議(原水禁・旧日本社会党ー社民党系)であるが、日本共産党系の日本原水協が共催するとみられていた。その他、連合(民主党・社民党系)と全労連(共産党系)も全面支援し、労組員を大動員するといわれてきた。原水禁と原水協が分裂して以来、数十年ぶりに共産党と社民党(旧社会党)が連携する「左翼総決起集会」が開催されると想定されていた。しかし、どうも雲行きが怪しい。共産党と社民党の腰が引けている様子なのだ。その代わり、極左暴力集団(革命的共産主義者同盟革マル派・中核派)が大動員をかけて主導権を奪う様相を呈しているのだ。

第1:各政党のブログで「9.19」はどのような扱いになっているか

(1)日本共産党

9.19集会の宣伝は皆無で、行事欄に1行だけ「9.19集会」を記載している。その代わり「原発ゼロへ、署名にご協力を」を大きく報じている。つまり、日本共産党は9.19集会に熱心ではなく、独自に「原発ゼロ署名運動」に転換した。

(2)社民党・民主党・連合

9.19集会については全く報じていない。野田総理は「脱原発から減原発へ」と方針を転換したから、関係部署も消極的関与に改めたのであろう。連合傘下の労組に大動員をかける可能性は低い。

(3)原水禁(社民党・民主党左派系)・原水協(共産党系)

いずれも「9.19大集会」の主催者といわれてきたが、双方のブログでは9.19の記述がない。主催者を降りてしまったのであろうか?

(4)革命的共産主義者同盟(革共同)革マル派

機関紙「解放」最新号(9月19日付け)は「今こそ原発、核開発反対の炎を」「野田新政権の原発再稼動強行・大増税・安保強化攻撃を打ち砕け」「連合・労働貴族の抑圧をはねのけ、日共(日本共産党)の<原発からの撤退請願運動>を乗り越えて闘おう」と題する記事で、以下の記述がある(抜粋)。

「9.19さようなら原発5万人集会」(東京・明治公園)が開催されようとしている。日教組や自治労などの諸労組はこの集会への組織的参加を決定した。この流れに乗り遅れまいとして日本共産党・不破=志位指導部と全労連指導部は(参加を表明したが)「原発反対」の取り組みにまったく腰が入っていない。」

「我々(革マル派)は、既成の「脱原発への政策転換」要求運動を乗り越え、断固としてたたかうのでなければならない。<停止中の原発の再稼動阻止><全原発をただちに停止し廃棄せよ>のスローガンを高々と掲げてたたかう労働者・学生は9.19集会に総結集せよ。もって、今こそ、原発・核開発反対闘争の戦闘的高揚をかちとれ」

(5)革命的共産主義者同盟(革共同)中核派

機関紙「前進」(9月12日付け)は、「9.19さようなら原発5万人集会」を大々的に報じている。その中で「生きるための革命の要求」と題する革共同福島県委員会の記事を報じている(以下は抜粋)。

「新自由主義を打倒する大運動を福島からつくることが求められている。国鉄決戦と反原発闘争は大恐慌と3.11(大震災・原発事故)情勢に立ち向かい、生きるための闘い、革命を戦略的に準備する闘いだ。」

「労働組合をよみがらせ、労組青年部を建設し、全国の大学に学生自治会を再建しよう。労農同盟を強化しよう。すべての原発をいますぐなくそう。全国会議(NAXEN)はその決定的な武器だ。」

「福島・被災地の怒りを軸に、9.19(大集会)を打ち抜き、10.10NAXENフクシマ結成集会の大成功をかちとろう。国鉄闘争全国運動との一体的推進と大統一戦線の展望を切り開き、11.6労働者集会への1万人結集へ進撃しよう。」

「わが福島県党が非妥協的に、不屈に、階級的労働運動路線を貫けば、日本革命は必ず開ける。時代は革命を求めている。ともに闘おう。」

以上、極左暴力集団「革マル派と中核派」が、「9.19さようなら原発5万人集会」に全力投球し、総決起を促しているのに対し、主催者の社民党・民主党左派(原水禁)の動きが鈍い。同様、共催者といわれてきた日本共産党(原水協)のブログでも、署名運動に傾斜し、9.19集会の宣伝を行っていない。

まとめ

紹介した各党派・団体のブログで明らかになった如く、日本共産党と社民党・民主党左派(旧日本社会党系)は「9.19さようなら原発5万人集会」に消極的な姿勢である。全面撤収するか否かは不明であるが、大動員をかける雰囲気は全く感じられない。

連合傘下の労組の内、JR東日本、自治労、日教組の中には革マル派が執行部を握っている支部・分会がある。かって千葉動労は中核派の拠点であったから、現在でもその影響下にあると推定される。という訳で、「9.19さようなら原発5万人集会」に参加する労組は、民主・社民党系の連合傘下の労組、共産党系の全労連傘下の労組が参加をためらうと想定されるから、革マル派系と中核派系の労組と学生自治会の総決起集会になると考える。内ゲバ殺人事件で殺しあった革マルと中核が明治公園で顔を合わせた時何が起こるか?暴力事件が勃発すると見るのが常識ではなかろうか。

「反帝」「反スタ」のトロッキストである革マル派と中核派は内ゲバ殺人事件を反復してきた犯罪集団である。近年、「反スタ」の看板を下ろしたのか、北朝鮮諜報機関との関係を深めているといわれている。あるいは、北朝鮮が共産党一党独裁(スターリン主義)を捨て、先軍体制の封建的専制国家に変質したから、「反帝・反スタ」を唱える革マルや中核とも親しくなれたのか?

最近、革マルも中核も「市民運動」の衣をかぶって偽装している。デモも相当おとなしくなった。しかし、暴力革命を志向する彼らの体質が改善されたとみなすべきではない。前述した彼らのブログを見ると、彼らの暴力革命思想の体質は全く変わっていない。

以上、彼らが主導するはずの「9.19さようなら原発5万人集会」とその後のデモは暴徒化する危険が高いといわねばならない。集会並びにデモの騒乱を未然に防止すべく警視庁は数千人規模の機動隊を待機させるはずだ。デモで多数の怪我人が出るのを未然に防ぐのが警察の仕事である。交通整理の警察官だけでは対処できない。

左翼はあせっている。衰弱死するであろう党を蘇生させるために手段を選ばない。何でも利用する。大震災や福島原発事故も例外ではない。善良な市民は他人の善意を信じやすい。甘言に騙されやすい。警戒心を高めておくべきだろう。

時代錯誤の狂信的な左翼勢力は過去完了の遺物であって、時代が求めるテーマを解決することはできない。だから、彼らは「国民が興味と関心を抱き、危機感を抱くテーマ」に注目する。暴力革命の陣地に民衆を取り込むためには手段を選ばない。

山口県萩市の博物館(吉田松陰コーナー)に大文字で「草莽崛起」と書いてあった。古代中国の思想家孟子が唱えた革命思想、つまり、天命を失い民衆の期待に応えることができなくなった天子(王朝)は、民衆が蜂起し、天に代わって成敗してもよいとする。「草奔(民衆)崛起(蜂起)」である。士農工商以下云々の厳しい身分社会にあって、百姓・町人を主体とする長州の奇兵隊が誕生したのも「草莽崛起」の儒教思想による。

最近、「ネットから街頭へ」の草の根保守のデモが多い。特に、韓国や北朝鮮による対日政治・文化工作を手引するマスメディアの動きが横暴を極めているから、善良な国民が怒っている。本日は外患誘致犯のフジテレビ本社に対する抗議デモ、昨日は主犯フジテレビにCM(資金)を提供した幇助犯の花王本社に対する抗議デモが行われた。善良なる国民は、ネットでデモを呼びかけ、手作りの日章旗や看板を準備し、手弁当・無報酬でデモに参加した。

以上のような手作りの「草の根保守のデモ」こそ、現代の「草莽崛起」というべきである。米国のティーパーティー(茶会党)と共通する「民衆による、民衆のための、民衆の」運動である。米国のティーパーティーと同じく、遠くない将来、大きなうねりとなって政党政治を揺さぶる存在に成長するであろう。わが国の草の根保守の運動は目下、揺籃の時代にある。各政党が「草の根保守運動」に頭を垂れる時代も遠くはない。

草の根保守の紳士淑女各位が、楽しみながら、そして生きがいをもって「ネットと街頭」を行ったり来たりしてくれることを期待している。失敗は成功のもと、教材はあらゆる所にころがっている。筆者は各位と共にある。悩める民衆の一人として。



白髪爺 at 22:18│Comments(2)clip!

この記事へのコメント

2. Posted by cubetan   2011年09月23日 01:16
5 いつも勉強させていただいております。
それにしても、「革命を求められている」 とは、進歩的を謳っていながら全く進歩していない…
頭が悪い人間が勉強するとこうなるのですね。
3. Posted by 白髪爺   2011年09月23日 09:41
彼らの常套手段は、民衆の不安をキャッチし、煽り、正義の仮面をかぶって党勢拡大に励むのですね。もっとも、この手口は左翼の占有物ではないでしょうが、彼らの特徴は「革命」という本音を隠匿して民衆に接近し、折伏し仲間に引きこむ点において、悪徳商法やカルト宗教と同じです。
最近は「騙される民衆」も少なくなりましたから、彼らは市民運動とか、NPO法人とかに擬態しています。民衆が受け入れやすい活動方法に改め巧妙になっています。常にかられの正体を暴露し、告発していくべきと考えます。
また彼らは、民主党代議士の応援団となって民主党に喰い込み、政権中枢に大きな影響力を持つようになりました。韓国の金大中・ノムヒョン政権の10年のように「工作員を権力内部に送り込み、内部から堀り崩す工作」も赤色革命の特徴です。米国務省ではかっての「赤狩り」で約200人の共産主義者が追放されましたが、最近は相当復活している様子で、米国の外交政策を「親中路線」に無理やり誘導しています。

彼らは、金大中・ノムヒョン・菅直人という彼らの代理人を最高権力者に仕立てることに成功しました。敵ながら「あっぱれ」といわねばなりません。

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