2013年05月17日

安倍晋三総理の訪朝は6月か?激変する北東アジア情勢を考えてみる。

はじめに

14日、飯島勲内閣官房参与(以下「参与」という)が電撃訪朝した件につき、野党の質問に対して安倍総理・菅官房長官は「ノー・コメント」を連発した。「公式訪問であるとも、公式訪問でないとも、公費による出張か、私費出張なのか」についてもノー・コメントを貫いた。

一方、北朝鮮は平壌国際空港に外務省高官を赴かせ、飯島勲参与の来朝を歓迎し歓待する写真を全世界に発信。15日の朝鮮中央通信は「飯島勲参与は朝鮮労働党金永日(キム・ヨンイル)書記と会談」と報じた。金永日書記は金正恩第一書記の側近で、党内序列が10位前後の最高幹部。16日、飯島勲参与は最高人民会議金永南常任委員長(序列第2位)と面談した。以上、飯島勲参与の訪朝に、北朝鮮が並々ならぬ期待を寄せているということだ。もとより、日朝会談を喧伝することで、北朝鮮包囲網を打ち破る突破口にしたいとの思惑もあろう。

今回の飯島勲参与の訪朝(会談)を巡って我が国(安倍内閣)と北朝鮮の対応が著しく異なっているのはなぜか?日朝間の懸案事項を解決し、日朝平壌宣言に基づく日朝国交正常化では一致しているのに、安倍内閣が「ノー・コメント」を貫ぬくのはなぜか?

第1:日朝平壌宣言は凍結され仮死状態に追い込まれた

日朝平壌宣言は拉致問題を解決し、北朝鮮の経済発展と朝鮮半島の非核化を企図したものであった。我が国と北朝鮮が国益の最大化を求めて妥協した産物であった。我が国や北朝鮮にとっては望ましい共同宣言であっても、これを快く思わない国もある。日米韓と中朝の対立構造を保持したい米国、北朝鮮に対する日本の影響力(経済力)が強まることを恐れる中国(中共)、そして共産主義の防波堤という役割を失って特権的利権を失う韓国だ。この構造は現在でも変わっていない。

米国、中共、韓国の画策によって日朝平壌宣言が凍結され、仮死状態に追い込まれた。以来、朝鮮半島の非核化は中国(中共)が取り仕切る6か国協議に全面委任された。結果は周知のとおりだ。何らの成果も上げることができず11年間が虚しく過ぎた。北朝鮮は巧みな弁論術と交渉力によって大願成就、核保有国となれたし、大陸間弾道弾の発射実験にも成功した。

(潮の流れが変わった)

日朝平壌宣言が合意された11年前、米国はアフガン・イラク戦争で疲れ果て、東アジアにかかわる余裕がなかった。半島の非核化問題は中国(中共)に丸投げ、虚しい6か国協議が延々と続けられた。当時、我が国は長引くデフレと金融機関の再生で生きも絶え絶えの状態にあった。逆に、中共は外資導入によって年率二桁の経済成長・軍備の近代化を続ける等順風満帆であった。

あれから11年、潮の流れが変わった。我が国は大震災・原発事故の国難を乗り超え、自民党安倍内閣が打ち出した経済政策アベノミクスによって雰囲気を一変させた。円高解消と株の急騰によって経済に光明が射している。一方、中国(中共)は官僚組織の構造的腐敗、天文学的不良債権の表面化、地方政府の財政破綻、環境悪化に対する抗議運動の続発(工場建設を断念させる)等13億中国人民の怒りは土石流となって荒れ狂う。

日朝平壌宣言から11年。日朝国交正常化を喜ばない米国、中共、そして韓国及び彼らの代理人の構図に大きな変動はない。しかし、北東アジアの情勢及び各国の国内事情は一変した。何よりも、北朝鮮は核保有国になった。核弾頭搭載の長距離ミサイルを配備するのも時間の問題。

また、財政の大幅な削減に追い込まれている米国、近い将来、リーマンショックの数倍の規模で発生すると想定される中国(中共)発金融大恐慌、そして韓国経済の崩壊と国家破産の危機が迫っている。各国とも大言壮語する余裕はない。

我が国の「失われた20年」の特徴は「円高・株安・企業と資金の海外流出(雇用の喪失)・賃金の低下と雇用条件の悪化」であった。血液の循環が悪化、栄養失調でやせ衰え、息も絶え絶え、「お迎えを待つだけ」の可哀想な状態であった。「ゆでガエル」と同様人間も、食物の摂取量が減り続け、身体が徐々に衰弱しているのに気づかない。経済も同じで、長期のデフレで衰弱しているのに痛みを感じない。

第2:日朝交渉(秘密)が官邸主導でなされる背景

11年前に合意された日朝平壌宣言が凍結され仮死状態に追い込まれたのは、既得権が脅かされる米国、中共及び韓国が猛烈に反対したためというのが通説になっている。加えて、我が国のメデイア、政党、官僚(特に外務官僚)の対米従属派・媚中派・親韓派が外国政府と通謀し又は意向を忖度し、小泉内閣を集中攻撃したからとみなされている。

米中韓3国の内政干渉及びエージェントによる対日工作によって日朝平壌宣言は凍結され休眠状態に追い込まれた。小泉総理・飯島総理公設秘書・安倍官房副長官(いずれも当時)は全面撤退に追い込まれ涙を飲んだはずだ。拉致被害者を救出できなくなると心を痛めたはずだ。安倍晋三と飯島勲は11年前の敗戦を昨日の如く記憶し、敗戦に至った経緯、敵の動き、外患誘致勢力の暗躍等、敵の一挙手一投足を脳裏に刻んでいるはずだ。

賢者は「同じ轍は二度と踏まない」し、戦国乱世では「歯向かった者は絶対許さない」が掟だ。敵に憐憫の情をかけるようでは命がいくつあっても足りない。我が外務官僚は「外国の利益第1」で動く性癖があって、国益を毀損する国賊であるとみなされている。という訳で、重大な外交案件(拉致被害者の救出)について外務官僚が除外されるのも自業自得というべきなのだ。彼らは米国・中共・韓国政府と結託して、我が政府に敵対し「日朝国交正常化協議をぶち壊せ」と叫ぶなど売国行為に励む。

以上、今回の日朝(秘密)交渉から外務官僚が排除されたことはやむを得ない。米中韓の既得権を侵害する虞れがある外交については、外務官僚から敵国にもれる危険が高いから危なくて使えない。という訳で、今回の日朝協議の再開に当たり、安倍総理・飯島参与、菅官房長官・古屋拉致担当相ラインが中核となって動いているのは、緊急避難又は危機管理といってよい。外務官僚は自己の信念で国を売る。

民主主義国家同士の外交交渉であれば、外務官僚同士が課題を協議し積み上げる方式が有効な場合も多いであろうが、世界193か国でこの方式が通用するのはそれほど多くはあるまい。まして北朝鮮は世界に屹立する封建的専制国家だ。一切の権限は専制君主にあり外務官僚は何の権限も与えられていない小間使いに過ぎない。協議しても時間の無駄。何事も専制君主の意思又は側近集団の判断で決まる。

よって北朝鮮との外交交渉は「総理・官房長官・参与・特命大臣」の総理官邸が外交主体となって専制君主側に対応し、即断即決で臨む以外にない。歯車を合せ、効率的かつ効果的な協議が可能となる。外務省局長と何百回協議しても時間の無駄。「6か国協議」は結果を出す場ではなく、議論して終わりという場とならざるを得ない。時間の無駄。

今回の日朝(秘密)交渉で蚊帳の外におかれた外務官僚共は歯ぎしりし「俺達を無視しやがって」と激怒していることであろう。そして、秘かに安倍内閣の足を引っ張る陰謀を巡らし、工作を仕掛け、日朝交渉の進展を妨害するはずだ。かつ米国、中共及び韓国政府の外務官僚と連携し、日朝交渉を妨害するために手練手管を繰り出す。元外務事務官佐藤優も述べているが(国民目線で見ると)外務官僚は「私益あって省益なし、省益あって国益なし、米中韓の利益あって国益なし」の代表格なのだ。外務官僚を解体・再編し、有害物を除去した上、国家・国民の期待に応える力量と覚悟をもった外務省として再建すべきだ。敵と内通した外務官僚は一般職国家公務員として配置換えできるよう法令を整備したいものだ。

第3:拉致問題の全面解決(日本)と過去清算(北朝鮮)

14日、空路で平壌入りした飯島勲参与を出迎えたのは、北朝鮮外務省アジア局の金哲虎副局長であった。迎えの車は最高級車ベンツで準国賓待遇といわれている。翌15日、朝鮮労働党金永日書記(金正恩第一書記の側近)との会談が設定された。北朝鮮が飯島勲参与の訪朝にいかに期待をかけているかが分かる。北朝鮮は飯島参与を安倍総理の特使とみなしている。「日朝首脳会談・日朝国交回復」を展望していることは明らかだ。

15日、朝鮮労働党機関紙は「過去清算問題」を取り上げた。北朝鮮にとって喫緊の課題は「日本国から多額の賠償金又は清算金を獲得すること」であるが、我が国にとっての喫緊の課題は「拉致被害者全員の帰国を実現すること」である。

力ではなく話し合いで決着をつける場合は「50対50」が落とし所の目安となる。痛み分け、相互利得でなければ合意できない。という訳で、日朝交渉のテーマは財政支援と拉致被害者の救出がメインであって、核やミサイルの廃棄は「米朝交渉への引継ぎ」を超えることはない。そもそも、核保有国の北朝鮮と、核を保有していない我が国が対等な交渉をできる訳がない。

日朝交渉の再開は、北朝鮮にとっては「四面楚歌からの脱出」であるし、我が国にとっては「拉致問題を自力で解決すること」である。中共と韓国が推進している「反日秘密同盟」と「反北秘密同盟」が、結果として日朝交渉を加速させた。

第4:安倍総理の訪朝と日朝首脳会談は既定路線か

安倍内閣最大の外交テーマは拉致問題の全面解決(日朝国交正常化)である。内閣発足直後、安倍総理は飯島勲元総理補佐官(小泉内閣)を参与に任命。危機対応担当としたが、主たる狙いが「北朝鮮との連絡調整役」であることは公然の秘密。

(6か国協議の隠された狙い)

11年前、拉致問題の全面解決に向けた日朝平壌宣言が凍結されたのは、米国から「朝鮮半島の非核化を優先して取り組むべき」との圧力に屈したからというのが通説。「拉致や過去清算も、二国間交渉ではなく6か国協議の場で解決すべき」との圧力があったいうのが通説。

そして米国は6か国協議の運営を議長国中国(中共)に背負わせ丸投げした。結果、6か国協議は何の成果も上げることができず、数年前から中止に追い込まれている。被告役の北朝鮮が出席しないから会議が開けない。北朝鮮は「6か国協議」に参加することで核開発の時間を稼ぐことができた。大陸間弾道弾の発射実験にも成功した。北朝鮮は核保有国になったことで、6か国協議に参加するメリットはゼロになった。北朝鮮が6か国協議に出席する可能性はゼロ。ゼロを何百万回重ねても結果はゼロ。

米国は「半島の非核化」を唱えて核不拡散条約の履行を求める態度を示しながら、一方「北朝鮮が核関連物質を拡散するのは認められない」と核保有を容認した。米国のダブルスタンダードの狙いは(1)米国に被害が及ぶ危険性が高い核兵器及び核関連物質を国際テロ組織等に売り渡さないのであれば、核兵器の開発は容認する。(2)「朝鮮半島の非核化」を強調することで、日本と韓国を威嚇し核兵器を保有したいとの意思を奪うことだ。

つまり、6か国協議を開催する大義名分は「朝鮮半島の非核化」とされているが、米国や中共にとって北朝鮮の核武装は既定路線であった。米国や中共にとって最大のテーマは北朝鮮の核武装ではなく「日本と韓国の核武装を阻止すること」にあった。

なぜ、米国と中共は「北朝鮮が核兵器を絶対に放棄しない」と知りながら、「朝鮮半島の非核化を目的とする6か国協議の開催」に固執しているのか?「6か国協議」は日本国と韓国の核保有を阻止することが秘められた狙いなのだ。米国や中共が無意味な会議に膨大な時間を浪費するとは考えられない。6か国協議は「北朝鮮の核武装を阻止する」との大義名分を掲げながら、その実態は「日本と韓国の核武装を許さない」ことである。巧みに仕込まれた罠であった。

11年前、我が国は、米国の勧告に従って「6か国協議」を優先させ、拉致被害者の救出の根拠となる「日朝平壌宣言」を凍結した。「6か国協議」に出席すれば、朝鮮半島は非核化され、拉致被害者全員を取り戻せるとの幻想を抱いた。拉致被害者と家族にとっては「無意味な11年」、貴重な時間が空費された「無為の11年」であった。

日米同盟基軸の呪文を唱え、米国が主張する6か国協議を優先しても何も解決されなかった。過去11年の歴史がこれを実証した。米国の勧告に従順であったが故に、拉致被害者の救出が11年遅れた。

我々は今、カッと目を開いて現実を直視すべきではなかろうか。日米安保条約は日本を守るためにあるのか、それとも日本を管理するためにあるのかと。日米安保条約第10条はいう。「条約締結から10年経過後、締結国(日・米)は(いつでも、自由に)条約の終了を通告できる。通告から1年後、条約は失効する」と規定している。日本国憲法はもとより日米安保条約も不磨の大典ではない。いつでも終了通告できる。

我々日本国民は「太平の長き眠り」から目覚め、自己の意思と判断で行動すべき時期ではなかろうか。自らの判断と意思で拉致被害者を救出すべきではなかろうか。米国の恫喝におびえ、甘言に騙される暮らしから抜け出し、自らの足で「一歩前へ」踏み出すべき時期ではなかろうか。

まとめ

世界は今「激動の世紀」に突入した。覇権国家米国が普通の大国に転落する日も遠くはない。扇は要(かなめ)を失うことで分解する。同盟関係の解消、見直し、再編が繰り返される不安定な時代となる。強大な軍事力で世界を席巻し支配してきた米国の軍事予算が大幅に削減される。米国覇権の終わりを象徴する出来事だ。

韓国が中国(中共)に擦り寄り、日本がロシアやトルコと安保対話を始める。日本と北朝鮮が国交正常化を目指して協議を開始。当面、日韓・日中関係の悪化を止める手段は見当たらない。米韓同盟、日米同盟のタガが緩んだことは確かだ。世界中で同盟の見直しが始まっている。

オバマは中東派遣軍を撤退させ、東アジアに重心を移すハラを持っているようであるが、アフガン・イラク駐留米軍の全面撤退は困難だ。イスラエル周辺地域から手を引くことも許されない。かくして、財政難による軍事費の大幅削減と、中東派遣軍の長期駐留及びイスラム原理主義組織による自爆テロ攻撃で、米軍は摩滅し、体力を消耗する。

トルコがクルド武装勢力と和解。トルコはクルド武装勢力の後見人席を狙って準備運動中。ロシアは欧米とイスラエルの反対を押し切ってシリアのアサド政権に最新型対空ミサイルを売却。欧米列強の力の衰えを見て、各馬一斉に走り出した。

仮に、米中韓3か国の反対を押し切って我が国が「日朝国交正常化」を実現したとする。日中対立、日米対立・日韓対立はさらに激化するであろうか?それとも沈静化するであろうか?筆者の見立ては以下の通り。

「力の衰えた米国と中共は、慣れ親しんだ「支配・服従」の同盟関係を修正し、現実の力関係を勘案した緩やかな同盟関係又は友好関係に組み替えざるを得ないと考える。徐々に、支配・服従関係から対等関係に移行せざるを得ないだろう。かっての宗主国が、かっての保護国(属国)に受容してもらうためには自らの態度を変えなければならない。変えることができない<かっての宗主国>は見捨てられる。力の衰えたボス猿のように」

世界の最貧国とされる北朝鮮が核保有国となったことで、北東アジアの安全保障環境が激変した。中共から北朝鮮が自立したことで、日米同盟、米韓同盟が大きく揺らいでいる。日本国と韓国は自立志向を強めている。従属外交から独自外交にギアを切り替えようとしている。米国には同盟国を経済力・軍事力で抑えこむだけの力は残っていない。米国も「同盟国を力で押さえつけるのではなく、同盟国と協議して妥協点を見出す」ことを学んでもらわねばならない。いつまでも過去の栄光に拘っているならば、誰にも相手にされない寂しい国家に転落する。

白髪爺 at 02:24│Comments(48)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by 凡人   2013年05月17日 05:25
原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に米国の駐日大使として初めてルース大使が出席しました。これこそ米国が弱っている証拠ですね。
今後は一歩踏み込んで「謝罪」まで行ったら、韓国も慰安婦像
を撤去することになるでしょう。そうなったら良いですね^^
2. Posted by 大和は国のまほろばです   2013年05月17日 05:56
ブログ主様の2008年前後のエントリーを最近読みなおして見ました…

あの頃より更に進化した内容に驚きを隠せません!

情報量の多さ、分析力の確かさ、其処から導き出される方向性、どれをとっても素晴らしいです

今回のエントリー内容につきましても、もう言葉は御座いません(笑)!
3. Posted by 白髪爺   2013年05月17日 09:51
ご愛読ありがとう。情勢のあまりにも急速な変化に分析が追いつかないと焦っております。
飯島参与が連絡なしで訪朝した件につき、米韓が激怒し、中共がやや肯定的と評価が分かれました。彼らも、余りにも急激な環境の激変にとまどっているのでしょう。
北京はこれまでの「米中韓重視」で進むのか、それとも「日中朝連携」に舵をきるのか迷っているのでしょう。何しろ「日米の間に楔を打ち込む」という長年の悲願が目の前にぶらさがっていますので、いろいろ損得計算をしているのではないでしょうか。
湖面に投げられた石の波紋はだんだん大きくなり広がっていくのではないでしょうか。
4. Posted by 花岡 鉄   2013年05月17日 13:59
飯島参与の訪朝に米国はとまどっているようですね。米国の同意を得た上での訪朝だと思っていたのですが、違うのでしょうか?
5. Posted by 白髪爺   2013年05月17日 17:50
米国は韓国の機嫌を損なうこともできず、さりとて「拉致問題」を掲げる飯島訪朝に正面から反対することもできず、どのような内容で見解を出すか困っているのではないでしょうか。
本件は極めて戦略性に富んだ機密性の高い外交案件ですから、米国の了解をとるといっても、オバマ政権中枢の一部幹部とのコンタクトになるのだと思います。しかも、「オバマが了解した」としても、米国の世界戦略上、公開になじまない不都合な事実が含まれております。事実が発覚すると、同盟国(韓国)や友好国(中共)からクレームがつく危険性が高い訳です。
という訳で、デービス北朝鮮担当特別代表レベルの官僚が全く知らされていなくても不思議ではありません。デービスの仕事は「北朝鮮に対して米日韓中が連携して制裁を強める作業」ですから、彼の立場に立つと怒り狂うのも当然でしょう。「敵を欺かんと欲すれば、まず味方を欺け」です。我が安倍総理は正直でウソをつくのが嫌いですから、「ノーコメント押し通し作戦」を採用しました。
日朝交渉は「拉致と過去清算を中心に行われる」という形式を踏むのでしょうが、オバマはミャンマーと同じく「取り込みたい」と考えています。
それにしても、安倍総理が会談したロシア・トルコ、麻生副総理が会談したミャンマーの各首脳と、オバマ大統領が「追体験」するみたいに会談するのも不思議な話ですね。

6. Posted by 日本太太   2013年05月17日 20:49
 従軍慰安婦でいろいろ言ってくる韓国から5万人の売春婦が日本に来ていることが、変だと思います。
彼女達を一人残らず救い出し(?)自国に帰して幸せになってもらうよう、政治家の皆さんに、法整備してもらいたいです。

そして、日本のこうした取り組みを世界にアピールしてはどうかと思います。
7. Posted by 花岡 鉄   2013年05月17日 20:58
勉強になります。

ブログ主様がおっしゃってた、金策が畑中理であることに言及している本を読みました。日朝国交のモデルがベトナムとの関係に類似したものと言われた意味がわかったような気がしました。
8. Posted by 縄文路小太郎   2013年05月17日 21:15
毎回貴重な分析を読ませて頂きましてありがとうございます。
初めてコメントさせて頂きます。

米中連携(ニーアル・ファガーソン ハーバード大学教授が云うところの「チャイメリカ」を含む)は、ラルフ・タウンゼントの「暗黒大陸」の時代から、あるいはそれ以前から米中間の底流をなしていたと考えます。もともと米中は、歴史認識、覇権主義、拝金主義などの価値観が、太平洋を挟んだ双子のごとく近似しています。ただ、時の状況によって濃淡があったということだと思います。

「力の衰えた米国と中共は、慣れ親しんだ「支配・服従」の同盟関係を修正し、・・・」とのご指摘から、衰えを感じる似た者同士が、「夢よ、もう一度」と連携強化にアクセルがかかるのでは、との考えも浮かびます。習近平の、アメリカン・ドリームに倣った「中国夢」というスローガンもサインの一つのように思われます。もっとも両国には近親憎悪的な心理も併せ持っているでしょうから一筋縄ではいかないでしょう。しかし、日本にとって最悪のケースは、米中同盟による「支配・服従」の再構築ではないかと危惧します。

安倍総理の「戦後レジームからの脱却」とは、「日本(自立)への道」と理解しています。
そのためには国民が戦わなければならないと自覚しています。
9. Posted by 白髪爺   2013年05月17日 22:10
(日本太太さんへ)
売春婦は「健康な身体さえあれば、資本・技術・知恵がなくても、誰でも簡単に参入できる商売」であるため、その歴史は人類が貨幣を使い始めた古代に遡ることができるほど伝統的な職業だと思います。国家が売春・買春行為を法律で禁止しているか否かにかかわらず、世界中で定着している仕事ではないでしょうか。米国防総省が橋下徹から指摘され、狼狽して「米軍は買春行為を禁止している」との声明を発表しましたが世界中の誰もが「このウソ」を知っています。
買春・売春を含め、需要と供給は自ずからバランスを保っています。韓国で売春行為が違法とされたので、韓国内の需要が激減、結果、韓国の売春婦が需要を求めて世界中に出向しているのではないでしょうか。内我が国には韓国人売春婦5万人が滞在しているとすれば、我が国では「売春婦の供給不足5万人」が埋められたことになります。もっとも、韓国人売春婦が新たな需要を掘り起こすこともありますから、その場合は供給増加が新たな需要を創出したことになります。
筆者は売春行為を人間の自然性に基づく「必要悪」と考えています。韓国はいろいろ偉そうなことを抜かしておりますが、売春婦が海外で稼ぎ、韓国に送金する外貨収入については文句一つ言わず有難く頂戴しているのではないでしょうか。
という訳で、韓国が世界中で喧伝し騒ぎまくっている「従軍慰安婦問題」は、女性の人権擁護というそれらしき理屈を唱えていますが、実態は「ゆすりとたかり」の一種だと思います。路上強盗(当たり屋)と同じ性格のものだと思います。国家を挙げて「ゆすりとたかり」をやっているのですね。どうしようもない民族です。




10. Posted by 白髪爺   2013年05月17日 22:32
(花岡鉄さんへ)
2002年、北朝鮮が滅亡寸前の危機に陥ったとき、清和会系の小泉総理(当時)が訪朝して日朝平壌宣言に署名。11年後の2013年、再び北朝鮮が国家的危機に陥ると、清和会系の安倍総理直属の飯島参与が訪朝しました。日頃、北朝鮮を罵倒し、経済制裁を強化している自民党清和会系内閣は、北朝鮮が国家的危機に遭遇すると救いの手を差し伸べるのですね。清和会系幹部と北朝鮮最高幹部は「運命の赤い糸」で結ばれているのでしょうか?
「親北」の菅直人や極左暴力集団は、朝鮮労働党の中堅以下とつるんでいますが、清和会系は、朝鮮労働党最高幹部(政権中枢)が相手です。池口恵観や飯島勲は双方をつなぐ伝令役のように見えます。
世の中は「オモテとウラ」で出来ているのでしょう。そして、有事となった時、オモテとウラの結び目がチラッと姿を顕すのかもしれませんね。
清和会の元ボス森喜朗は「あの国(北朝鮮)はねぇ、我が国とは特別な間柄の国ですから・・」と語ったそうですが、「前世の因縁」を示唆しているのでしょうか。何とも不思議な言葉ではあります。




11. Posted by 白髪爺   2013年05月17日 23:00
(縄文路小太郎さんへ)
御指摘のように、米国と中共は「力への信奉」と「限界なき強欲さ」が似ていると思います。これが、他民族を滅ぼし、国土を広げてきた動因になっているのでしょう。
「両雄並び立たず」という言葉があります。覇権国家と覇権に挑戦する二番手国家は同盟を組む可能性よりも、三番手以下を陣営に引き込み覇権争奪戦に勝ち抜くというのが、もっともありそうなシナリオではないでしょうか。
安倍総理が歴訪したのは、ベトナム・タイ・インドネシア・米国・蒙古・ロシア・トルコ・サウジ・首長国で、直系の飯島勲を北朝鮮に派遣しました。
第二期オバマ大統領が会談した首脳は、イスラエル・日本・韓国・ミャンマー等で、トルコ・ロシア等を歴訪する予定です。
習近平が歴訪したのはロシア・南アフリカ等4か国、李克強が歴訪するのはインド・パキスタン・スイス・ドイツです。
以上、3国が重複しているのはロシアだけで、安倍総理とオバマ大統領は相当重複しています。来るべき決戦に備えて地固めをしているように見えます。今後、ロシアと北朝鮮の取り込みに拍車がかかるのではないでしょうか。
計算通りに運べるかどうかはわかりませんが、戦略的観点でみると「そのようになる」と思われます。
12. Posted by 花岡 鉄   2013年05月18日 18:34
言われてみると確かに清和会が中枢と、極左が中堅以下とつるんでいるということになりますね。金丸や野中はどのような立場だったのでしょうか?そこに入り込む余地はあったのでしょうか?

話はかわりますが、慰安婦騒動で、結果的に飯島訪朝のニュースなどが霞んだように思います。
13. Posted by 凡人   2013年05月18日 18:52
北朝鮮がミサイルを日本海に打ち込んだらしいですが…
これって何かの合図ですかね。
14. Posted by 長州人   2013年05月18日 20:19
日本海へ向けての北朝鮮の短距離ミサイル打ち込みは、飯島参与の帰国に合わせた威嚇のメッセージでしょう。
今後進展が予想される日朝交渉では国益は譲らんぞと、飯島参与を異例の歓待をしておいて、外交巧者の北らしいですね。
飯島参与の電撃訪朝、世界の誰が予想したでしょうか、ブログ主様の言われるとおり、21世紀の群雄割拠による新帝国主義時代の幕開けです。
序盤戦は我が日本の独走ではないでしょうか、米露中がこれに続きます、韓国の周回遅れは置いといて、安倍総理の存在感の凄いこと、一躍世界のメインプレイヤーに踊り出たと思っています。
15. Posted by 白髪爺   2013年05月18日 21:01
(花岡鉄さんへ)
金丸・野中・小沢が訪朝して金日成と密談し、当時の金で1兆円規模の清算金(賠償金)を支払うと約束したという噂がありますが、当たらずといえども遠からずではないでしょうか。国内の公共事業、中国へのODA、そして北朝鮮への清算金と、田中派系のやることは「利権確保」一筋です。国に寄生する害虫です。という訳で、田中派と清和会は重点の置き方が若干異なるのではないでしょうか。もっとも、清和会が純粋に国益だけで動いているかどうかは不明ですが。
安倍内閣の対北朝鮮政策は「圧力と対話」です。飯島勲を派遣して喜ばせながら、一方、朝鮮総連会館の落札問題を無期延期状態に追い込みました。安倍総理のミャンマー訪問(24−26日)では、北朝鮮(軍)からの武器輸入を停止するよう要請するとのことです。北朝鮮の逃げ道を一つづつ塞ぎながら、日朝協議(米朝協議)に追い込む狙いです。20日、ミャンマーの大統領が訪米、オバマ大統領と会談するそうですから、秘かに、かつ着実に日米共同作戦が進行している雰囲気です。
橋下徹が爆弾発言をして世間の耳目を集め、左翼の攻撃を一身に引受けてくれますから、自民党は「やれやれ」と思っているのではないでしょうか。橋下徹を囮にして(陽動作戦)、「その隙」に懸案事項を着々と進めることができると。
政府・自民党はまず憲法改正(撒き餌)で煽って民主党他左翼勢力を撒き餌に集め、その後、参院選の争点を「経済政策」に切り替える。反原発や憲法改正が票に結びつかないことを読み込んでいるのですね。見事な戦略です。

16. Posted by 白髪爺   2013年05月18日 21:23
(凡人・長州人さんへ)
中長距離ミサイルを発射するまでの勇気はないのですが、無抵抗では今後想定される日朝交渉(米朝交渉)での苦戦は免れませんから、せめて短距離ミサイルをぶっ放して「やる気」を示さなければなりません。北朝鮮には他に取り得る手段がないので止むをえません。
オバマがミャンマーの大統領と会談(20日)、安倍総理がミャンマーを訪問(24−26日)します。日米が共同してミャンマーをクローズアップして見せます。明らかに、北朝鮮に対するメッセージだと思います。「ミャンマーと同じ境遇になれば優遇するぞ」と暗示します。「こっち(ミャンマー)の水は甘いぞ」「北朝鮮の経済発展は保障されるよ。こっち(日米側)においで」と誘っているのです。
「圧力+対話+甘い蜜」の3本立で口説き落とす計略だと思います。北朝鮮も相当ぐらついているのではないでしょうか。




17. Posted by 不良定年親父   2013年05月18日 22:32
憲法改正論議に関しては、尖閣の問題もあって、議論すら反対の声が小さいです。ようやく、大江健三郎等が、声高に叫びをあげたようですが、往年の勢いがないようです。結構なことだと思います。白髪爺様の仰せのように、安倍首相が、憲法改正を参議院選挙での争点化を避けるとした場合、彼は、どういうスケジュールで憲法改正を考えているのでしょうか?非常時の際は、かって来栖統幕議長が爆弾発言したように、超憲法的・超法規的手段で有事対応するのでしょうか?安倍首相は、外祖父である岸信介から、憲法改正のシナリオをもらっているのかもしれません。
18. Posted by 白髪爺   2013年05月18日 23:23
憲法改正はとりあえず選挙公約の最後に記載しておいて、参院選(衆参同日選)を乗り切った上で、参院議員の3分の2以上のメドが立った段階で国民に対する啓蒙活動を始めても遅くないと思います。現段階で「憲法改正」を争点化しても、参院議員3分の2以上を確保できなければ絵に書いた餅です。現実的政治課題になりません。
要は、憲法改正に至る戦術と工程表を作成し、一つづつ、順番に、ハードルを乗り越えていく作業こそが大事ではないでしょうか。自民党が60年以上も憲法改正の看板を掲げながら全く進展しなかったのは、憲法改正を可能とする環境づくり(戦略・戦術・工程表)をサボってきたからではないでしょうか。
「憲法改正」を百万回唱えても憲法改正できる訳ではありません。憲法改正を実現するための緻密な戦略・戦術を組み立て実践に移すべきではないでしょうか。
我が国が非常事態に見舞われた時は、自然権に基づく超憲法的・超法規的手段で対処することもあり得ると思いますが、それは万一の場合であって、現段階で追求すべき課題ではありません。焦って暴発すると「一網打尽」となるのは必至です。
我が国の公安警察は、極左・共産・社民等の左翼だけでなく、右翼各派の動向にも警戒し、スパイを送り込んでいる可能性があります。下手に挙兵計画を立てると探知され、蜂起前に鎮圧されるでしょう。三無事件のように。公安警察の力を侮るべきではありません。公安警察を敵に回すのではなく、味方の陣営に引き入れるのが賢者の道というものではないでしょうか。


19. Posted by 凡人   2013年05月19日 04:56
飯島訪朝で中国の姿勢が気になります。
NHKニュースでは中国の旅客機で帰国する飯島参与
の映像がけっこう大きく映ってました。
実は中国も日朝、米朝交渉に絡んでいるのではないでしょうか?
裏では実は韓国だけが蚊帳の外だったりして(笑
20. Posted by 白髪爺   2013年05月19日 07:32
中国外務省の声明を見ると、「朝鮮半島の平和的解決を」という従来の路線を変えていません。4大国有銀行の対北貿易決済を停止し、預金口座を閉鎖するだけです。つまり、対米・対北両面作戦をとらざるを得ないのでしょう。
米中韓と日中朝の間で迷っているのですね。情勢が読みきれていないので、とりあえず「二股外交」でお茶を濁しているのでしょう。
韓国のように主観的にしか情勢を判断できない国家・国民は「なだめすかし、それなりに黙らせておく」ということになろうかと思います。相手にされないとダダをこねてウルサイですから。それだけの話ではないでしょうか。主役・準主役になれる国ではありません。




21. Posted by 一般人   2013年05月20日 00:55
 維新の会・橋下氏。
 一連の発言の当否や賛否はともかく、参議院選がせまるこの段階でこの問題に深入りすれば、どういう事態を招くか。そういう判断もできないのでしょうか?
言いたいことを言いたい時に言うなど、そのへんのおっさん兄ちゃんでもできることです。
支持率は下落、リベラル系評論家は言うまでもなく、今回は保守系の論客や著名タレントまで非難でほぼ統一されています。
 正直、彼や維新の会のことはどうでもいいですが、これにより保守の悲願、憲法改正は次期参院選ではかなり難しくなったと思いますがいかがお考えでしょうか?
 自民と維新・みんなで分け合うと思われていた議席が、みんなの渡辺代表が維新を切ることを決めたようです。
これで、議席は自民とみんな・民主・維新で分けることになるのではないでしょうか?(下手をすれば自民とみんな・民主のみで。)
そもそもみんなは保守なのかどうかあやしいところですし。
 あと一歩まできていただけに、安倍氏周辺もなんと未熟なことをするものかと、内心無念で仕方ないのではないでしょうか。
22. Posted by 不良定年親父   2013年05月20日 07:48
橋下発言に続いて、西村眞吾代議士の発言が問題になりましたが、西村発言に対しては、韓国政府の反応がないようです。なぜでしょうか?西村発言は、全体としてみれば適切を欠くようですが、「売春婦がうようよ」、という指摘は、周知の事実だから、韓国政府としては下手な反応をすれば、世界各国で、韓国人売春婦が媚を売ってることが白日の下にさらされることを危惧しているからでしょうか?
23. Posted by ますみの鏡   2013年05月20日 09:10
こんにちは、

今回は頑な北朝鮮との対話の窓口を設けたことで良しとして、参議院選以降にじっくりと交渉すればよいと思います。

本日の産経記事「右傾化批判一転米で好評価の兆し」&「安倍首相、大宰相の可能性」と。
まあこれは一応朗報でしょうね。
かの影の世界政府と言われた米国の外交の奥の院である外交問題評議会の機関紙フォーリン・アフェアーズから一部抜粋してあり、他にもアジア通の識者達も同様なコメントを出してますが・・・。
日本語版のHPに別記事で概ね真っ当な対日認識ですが、歴史認識(要は東京裁判史観)の見直しは米国の強い批判を浴びるだろうと脅してます・・・
まあこの辺は管理人さんが常々仰られていることですね。
たしかに単なる傀儡であるオバマよりはるかに重要な部署からのメッセ−ジであることはたしかでしょう。
さすがに低レベル痴呆国家の中韓と異なり認めるとこはみとめ、タブ−さえ犯さなければ共存できると。
あの〜真っ当な日本はそのタブ−こそひっくり返したいのですぅ。。。
ここは管理人さんの持論で、じっくりと時間と手間暇をかけて、グツグツと煮込んで最終的に大東亜戦争の完全終結をめざしたいです。
24. Posted by 白髪爺   2013年05月20日 09:22
(一般人さんへ)
橋下徹は例によって「話題になりそうな問題」を取り上げ、メデイアを賑わすつもりで仕掛けたのでしょう。これまで「災い転じて福となす」を繰り返してきましたから、低落傾向にあった維新人気の回復を図るつもりだったのでしょう。目下の形勢は「我に利あらず、スイ行かず」です。名人は自らの得意技に溺れることも多いということでしょうか。
ここで、橋下徹が終わるか、それとも持ち直すか、彼の器量が試されています。要経過観察です。
維新とみんながコケれば「複数議席以上の選挙区では民主党が浮かび上がる」という計算になります。
民主党の参院選は前回の参院選、衆院選に続いて「保守系と左翼系の分裂選挙」となるのですが、その結果、民主党が党の残余財産を分割して円満に分裂する可能性もあります。
安倍総理の最近の慎重な発言を勘案すると「勝負は3年後の参院選」と決めたのかもしれません。それまでは、憲法改正以外の課題、アベノミクス、集団的自衛権の容認、武器輸出三原則撤廃、教育改革、国防費の増額、有事立法の整備等喫緊の問題を処理し、改憲勢力の結集を図る、いわゆる「外堀を埋める作戦」かもしれません。難攻不落の大阪城は正攻法では攻めきれません。外堀→内堀→本丸という手順が必要です。維新・みんな・民主党が存続するか否かは大した問題ではありません。大勢に影響ありません。


25. Posted by ますみの鏡   2013年05月20日 09:28
すいません、
真っ当な日本は、
真っ当な日本人は、の間違いです。
26. Posted by 白髪爺   2013年05月20日 09:40
(不良定年親父さんへ)
韓国が先進各国に「売春ツアー」を送り出していることは世界中が知っている事実ですから、反論したくても反論できないのでしょう。下手に反論して問題が大きくなると、先進各国では「韓国人売春婦排斥運動」が高まります。火に油を注ぐことになります。そうなると、外貨獲得が減少します。
我が国の左翼メデイアは、西村眞悟代議士の言葉ジリをとらえて非難しておりますが、売春婦を非難することはありません。彼女らは主体性のない木偶の坊(被害者)扱いです。彼女ら売春婦は拉致された訳でもなく、強要されている訳でもなく、自らの意思で売春という職業を選択しているのです。そして韓国政府は外貨獲得手段の一つとして、韓国社会は出稼ぎの一つとして売春婦を世界中に送り出しているのです。左翼メデイアは本末転倒の熱弁を繰り出すことで、本来糾弾されるべき韓国の文化・風習・職業観を擁護しているのです。白を黒といい、黒を白と見せる従軍慰安婦問題と同じ構造です。韓国民・在日韓国人・左翼メデイアの知的水準の劣化と頽廃ぶりは目を覆うばかりです。



27. Posted by 白髪爺   2013年05月20日 10:16
(ますみの鏡さんへ)
朝鮮半島の非核化(北朝鮮の核放棄)が実現される前提条件は(1)在韓米軍の全面撤退、(2)米韓軍事同盟の廃棄、(3)米朝平和条約の締結、(4)中朝軍事同盟の破棄及び(5)金日成王朝の存続容認の5つだろうと思います。
日朝平壌宣言は拉致問題の全面解決だけでなく、朝鮮半島の平和を実現するための一里塚として位置づけられているのではないでしょうか。オバマ大統領と安倍総理は大戦略を共有しているのか?大戦略に沿って共同作戦を始めたのか?が次なるテーマです。
筆者は「北朝鮮問題の処理は、ロシアへの接近・融和・懐柔と連動したもので、覇権争奪戦(対中包囲網)の一環であろう」と推定しております。我が国とユダヤ・アングロサクソン同盟が共同して推進する世界大作戦には、外交・安保だけでなく経済(TPP)も重要な要素になっていると推定しております。
28. Posted by 凡人   2013年05月21日 16:19
昨今、韓国のマスコミの日本非難がどんどんエスカレート
しているように見えます。この振り上げた拳は何なの
でしょうか?
29. Posted by 白髪爺   2013年05月21日 19:20
韓国は「株価の下落」に見られるように、外国資本が韓国企業の保有株を売り逃げています。欧米の投資家が韓国企業の将来に見切りをつけています。
韓国経済は少数の財閥系企業の寡占化が進み、財閥系企業がコケたら韓国経済が崩壊するとみなされています。労働者の賃金格差は拡大、失業者が増大して国民の不満は高まっています。韓国企業はこれまで中国進出に注力してきましたが、最近は利益が上げられず、東南アジアへの移転を余儀なくされています。韓国では産業の空洞化がさらに深化しています。
パク・クネ政権は中共の意向を忖度し又は先取りして「反日の先鋒役」を務め中共に媚を売っています。同時に、国民の不満が政権に向かわないよう怒りの矛先を「日本」に向けています。これが、パク・クネ政権と韓国政府御用達の朝鮮日報・中央日報が共謀して仕掛けている「日本バッシング」の背景だと思います。
韓国の国内抗争を回避できる唯一の手段が「反日ゲーム」なのですね。彼らは「反日ゲームを中止した途端、韓国国内はバラバラに解体する」ことを知っています。だから「反日ゲームを止めたくても止められない」のだと思います。もはや「反日ゲーム依存症の重篤患者」のレベルといってよいでしょう。
御指摘の「日本非難がエスカレートしている」ことは内紛の火種が積み上がっていることの証です。少々の「反日ゲーム」では解消できないほどの国内矛盾が蓄積されているのだと思います。「反日ゲーム依存症」は、自らを傷つけ、国際的評価を下げ、外国や外資にも相手にされなくなっています。これを称して「自業自得」というのではないでしょうか。








30. Posted by 凡人   2013年05月22日 05:42
なるほど。結局韓国は中国の傀儡として、いずれ
滅びる運命にあるようですね。ありがとうございました。
本当に勉強になります。
31. Posted by 白髪爺   2013年05月22日 09:41
参院決算委員会の審議で、民主党議員が「飯島内閣官房参与を北朝鮮に派遣した件につき、米韓と調整せずに行ったことは日米・日韓関係を悪化させる。大問題」と批判したことについて、安倍総理が「米韓だって、我が国に連絡してくることもあれば、連絡してこないこともある。拉致問題は我が国が主導して取り組まなければ、誰も解決してくれない。」と言い切りました。「我が国が国益のために、独自外交に踏み出すこともある」と宣言しました。
我が国は、日米同盟・日韓友好の枠内に留まるものではなく、今後、ロシア・インド・ベトナム・タイ・インドネシア・モンゴル・ミャンマー・トルコ・サウジ・首長国・タイ・インドネシアそして北朝鮮との多角的独自外交を推進すると主張したようなものです。
さらに、安倍総理は同委員会審議で「現日米安保条約には、旧日米安保条約にはなかった破棄条項がある」とわざわざ指摘しました。これはオバマ政権に対して「日本を安全牌とみなし軽視するならば、我が国にも覚悟がありますよ」と婉曲的に牽制したものと解することができます。
橋下徹は露骨な表現で、安倍総理は紳士的で婉曲的な表現で、我が国の独自外交を語っています。橋下徹が「噛ませ犬」になって悪しき慣習を打ち破る闘いを始めたのだと思います。米中韓にとって橋下徹の存在は「自爆テロ犯」に見えるはずです。「嫌な奴が現れた」と感じ始めている頃ではないでしょうか。







32. Posted by 与作   2013年05月23日 21:08
遠きと交わり近きを攻めるということで、興味ぶかい記事でしたが、

1.核を手放すのは金王朝が崩壊するときだけ
2.日本からのお金で核の小型化・ミサイルの長距離化・移動型ミサイルの開発がさらに進む→日本及びアメリカにとって脅威が増すだけ
3.イラン及びイスラム原理主義過激勢力に北朝鮮からの核拡散が行われる可能性あり

この3点は考えられることと思いますが、安倍首相はこの辺についてどのように考えられているのでしょうか?
33. Posted by 白髪爺   2013年05月23日 22:00
核兵器は戦争の道具ですから、同盟国(米)、友好国(英・仏・印)が保有していても脅威を感じない訳です。そしてロシアを「日露平和条約・同準同盟国」に転換させることができれば、もう一つの脅威がなくなる訳です。
という訳で、核兵器が脅威とされるか否かの目安は、核兵器の小型化や性能向上にあるのではなく、「当該国が反日国家であるか否か」にあると思います。
イスラム勢力から敵とみなされている米国にとっては、イランや原理主義組織に核が拡散することは脅威でありましょう。しかし我が国にとって脅威になるかどうかは疑問です。
仮に、日朝平和条約が締結され、北朝鮮を我が国の同盟国(準同盟国)に転換させることができたならば、北朝鮮の核は我が国にとって脅威となるでしょうか?むしろ、インド・ロシア・北朝鮮の核に包囲される中共にとってこそ脅威となるのではないでしょうか。
核不拡散の論議は机上の空論です。むしろ増え続ける核保有国と友好関係を結び、同盟国を増やすことが安全保障の基本とすべきではないでしょうか。
安倍総理が筆者と同じ考えだとは思えませんが、我が国の安全保障を「米国の核の傘」一本に委ね続けることの危険性を感じて多角外交に踏み出したとは考えられないでしょうか。









34. Posted by 凡人   2013年05月24日 06:18
橋下徹が元慰安婦に対して「政府には法的責任がある」と表明した
らしいけど…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130524-00000008-mai-pol

自爆?策略?凡人には意味不明になってきました。
35. Posted by 白髪爺   2013年05月24日 09:14
首尾一貫しないところが橋下徹の特性ですから、驚くべきことではありません。要するに、喧嘩に勝つことが最大の目的であって、そのためには「押したり引いたりしながら粘っている内、敵が根負けする」という泥仕合に持込みたいのでしょう。幼児期体験と弁護士稼業での成功体験に裏打ちされた信念といってよいでしょう。
眼前の敵との戦争に打ち勝つために、手練手管を弄することができるのですね、橋下徹という男は。論理的一貫性なぞ眼中になく相手が尻尾をまくかどうかが最大の関心事なのですね、地獄のどん底から這い上がってきた彼の価値観(人生訓)に照らすと。
という意味で、橋下徹に凡人の、いな健常者の政治的感覚を求めるべきではありません。使い方によっては凶器ともなり、鋭利な包丁にもなると心得て対処すべきではないでしょうか。
従軍慰安婦問題における橋下徹の自爆攻撃に怯えているのか?米中韓の反日歴史改竄勢力の勢いが衰えてきました。何しろ、相手(橋下)は失うものがない野党党首ですから、反日国家としても割りに合わない喧嘩と感じ始めているのではないでしょうか。相手がビビってくれないと脅しの効果は上がりませんし。




36. Posted by 醒めゆく気持ち   2013年05月24日 16:28
白髪頭さんは、北朝鮮との交渉を大変支持していらっしゃいます。また、北との平和条約まで考えておられるようですが、納得いきません。

この考えの違いは、日本に北朝鮮を制御出来るほどの能力があると考えるか否かだと思います。

日本の場合、北と交渉したり関係を持ったとしてもお金を騙しとられるのが関の山で結局は、彼らの延命に力を貸すだけではないでしょうか。

また朝日新聞への国会質問さえ、提起しない自民党は、所詮は政権維持政党であって「国民政党」というのは持ち上げすぎです。

参院選まで安全運転と考えているかも知れませんが、今回の従軍慰安婦問題は今しかチャンスがないのでは?

確かに経済力あっての日本国でそれ以外は捨て置くことも一つの戦略なので、一応参院選には、自民にいれますが。

消極的支持にとどまるといわざるを得ません。



37. Posted by 白髪爺   2013年05月24日 19:43
金日成王朝は封建的専制国家で、国民は困窮のどん底で喘いでいますが「反日国家」ではありません。一方、米国が「仲良くせよ」と強要している中共と韓国は「反日」を国是とする「反日依存症国家」というべきで、反日を中止すると国家存続が危うくなります。
我が国は中韓反日同盟(後見人は米国)から集中攻撃を受けています。したがって、中韓反日同盟と彼らの対日工作機関である左翼政党・創価学会(公明党)および左翼メデイアとの激烈な闘争に勝利するためにはロシア・モンゴル・インド・トルコ・湾岸諸国・タイ・ベトナム・フィリピンなどの「親日国家」との連携を強化し、敵の藩屏であったミャンマー・北朝鮮を取り込み、敵(中韓反日同盟)を包囲殲滅する態勢を整えることが必要です。歴史はその方向に向かって着実に進んでおります。
NHKや朝日・毎日・北海道・日刊現代・信濃毎日・京都・西日本・琉球新報・沖縄タイムズ等の左翼メデイアは、明らかに中韓反日同盟の対日工作紙の役割を担っています。お怒りはごもっともですが、物事には段取り(手順)というものがあります。今は、臥薪嘗胆、耐え難きを耐え、忍びがたきを忍んで、チャンスが到来するのを待つ度量が求められているのではないでしょうか。力を蓄える時期ではないでしょうか。
正義感にあふれ、結果を勘案せず、猪突猛進するのは「匹夫の勇」と考えます。
橋下徹は自らの歴史的使命を自覚して先陣を駆けていますが、筆者はこれを否定するものではありません。先鋒役は、命を賭して敵陣に切り込むことが任務ですから、途中で気が変わり、助命嘆願するようでは先鋒役は務まりません。討ち死覚悟で獅子奮迅の働きをしてもらいたいと期待しております。
徳川家康の主力軍は赤備えの井伊直政軍が血路を開いた後を進軍することになるのだと思います。



38. Posted by 長州人   2013年05月24日 20:57
参院選後の自維みによる憲法改正の動きを夢想していた自分としては、今回の橋下さんの件は多少残念です。参院選の前にやることかよ、と。
ただし、万事はどう転ぶかわからないサイコロの目のようなもので、瓢箪から駒とも限らない。
日本海側に設置されていた北朝鮮の移動式ミサイル施設が全て撤去されたらしいですから、北朝鮮としては日本との本格交渉を始めるみたいです。
まあ、巷では、次何人帰ってくるかとか話に出ていますが、ブログ主様の言われるような、国際政治学を抜きにしては何事も話が見えてきませんね、ええ。
39. Posted by 白髪爺   2013年05月24日 21:26
国内情勢も、北東アジア情勢も流動的で「猫の目」の如く日替わりしております。情勢が走馬灯の如く動くときは「木を見て森を見る」のではなく、全体(森)を見て、部分(木)のゆらぎを観察するのが好ましい接近法だと思います。
部分(木)だけを見ておりますと、矛盾・対立する要因が錯綜し、世界がどのように動いていくのか見えません。関が原の合戦場面のように敵と味方の区別がつかず同士討ちが続出します。
このような場面こそ、天空高く舞い上がり鳥瞰図的に見る必要があると思います。世界戦略・東アジア戦略・北東アジア戦略・北朝鮮有事即応戦略等をレベルごとに分割し比較検討するのも面白いのではないでしょうか。
今、眼の前で生起している出来事はどのレベルの事象で、全体とどのように関係しているのかと問うて見るのも面白い観点だと思います。
40. Posted by 凡人   2013年05月25日 05:10
なるほど。中韓反日同盟(後見人の)米国は、
日中韓が仲良くなると戦略上困る訳だ。
41. Posted by 白髪爺   2013年05月25日 09:37
かって、欧米白人社会において「日本と中国が団結して欧米を駆逐する」という論旨の黄禍論が一世を風靡したことがありました。以来、欧米白人社会の底流(深層意識)には、日本と中国(中共)を分断して処遇することが東アジア戦略の原則とされてきたと推定できます。
米国が韓国の初代大統領にガチガチの反日主義者李承晩を据えたのは「日韓を融和させず対立させる種を植えつけた」とみなすことができます。李承晩は米国の期待に違わず、見事「反日国家韓国」をつくり上げることに成功しました。
毛沢東は現代の北朝鮮指導部と同様、どちらかというと親日的で、元関東軍将校を教官として迎え入れるほか「米帝国主義は日中両国人民共通の敵」と認識しておりました。米国にとっては都合の悪いエンペラーであった訳です。キッシンジャーが江沢民総書記をたらしこみ「反日国家中国(中共)」を創りあげるよう献策し推進させたのでしょう。江沢民も米国の期待に違わず、見事、反日国家中国(中共)を創りあげることに成功しました。
現在、米国は「日本は近隣諸国(中韓)と仲良くせよ」と注文をつけています。反面、「米国を排除した日中韓経済連携協定は断固阻止する」という態度です。つまり、米国の許容範囲に限定して、日中韓の融和を許すという訳です。
米中の覇権争奪戦、欧米列強による東アジア各国を分断して支配する戦略、中共の覇権主義と周辺国の対立等が錯綜しています。北朝鮮の非核化問題は、多元連立方程式を解くように難解な問題です。我が国の立つ位置も複雑かつ微妙であり、米国から相当警戒されていると見ておくべきでしょう。














42. Posted by 凡人   2013年05月27日 18:41
1999年9月30日の東海村JCO臨界事故の時は、
アメリカの報道はもの凄かったのに、今回の
日本原子力研究開発機構の加速度実験施設で
起きた放射性物質漏洩事故について、ほとんど
米国メディアの報道が確認できない件…

「米国は日本の核保有を黙認する傾向」との認識でいいのですかね?
43. Posted by 白髪爺   2013年05月27日 20:43
日本原子力研究開発機構の事故を米国のメデイアが報じないことと、米国が日本の核保有を黙認することを短絡的に結びつけるのはいかがなものでしょうか。
米国の立場で見ると、中共・北朝鮮・韓国・台湾が核保有国になった後でも、日本の核武装だけは認めないとみておくのが相当で、米国は「世界中が核武装しても日本の核武装だけは許さない」と考えているはずです。彼らは帝国海軍の真珠湾奇襲攻撃を忘れておりません。結婚(同盟)は相手の自由を奪うために行うこともあるのです。
当面は、米国からの自立よりも、米国にとって頼りになる弟分を演じ日米同盟の力関係を修正する方向で取り組むことが肝要だと思います。
かって子供を養育した親は、年を経て足腰が弱ると、子供から扶養され介護される境遇に転じるものです。例外はありません。
44. Posted by 長州人   2013年05月27日 20:47
福島原発事故以降、これくらいのチョンボ核事故ではニュースにならんのではないでしょうか。
待望の安倍第二次政権、期待のアベノミクスも株価大急騰から現在調整局面に入りました。
憲法改正も核武装も今すぐやってほしいけど、世論の動向を見ながら着実に進めてもらいたい、ここはこらえ処です。
45. Posted by 白髪爺   2013年05月27日 22:22
東京株式市場は調整らしき調整もなく、日経平均8000円代から15000円直近まで急騰しましたから調整するのは自然の成り行きです。いわゆる「振り落とし」というものですから、「より安く仕込みたい」と考えている投資家(投機家)が罫線の動きをかたずを呑んで見守っているという段階です。
ところで、安倍総理の外国歴訪中、ミャンマー訪問と日・ミャ共同声明は特筆すべき成果を上げました。中共のシーレーン戦略(真珠の首飾り戦略)の要と位置づけられているミャンマーとの関係改善は、米国が主導する「対中包囲網の形成」の柱をなすものといえます。アベ・オバマの日米共同作戦の成果であるといってよいでしょう。この件については、次回ブログで論じてみたいと考えています。
46. Posted by うすし   2013年06月07日 02:00
コメント欄をみているとソクラテス式問答のようで、勉強になります。
維新のオスプレイの訓練受け入れ、アントニオ猪木の擁立などビックリ商法は健在ですが、
他方、安倍政権の第三の矢にはあまり力がありません。株価が政策に連動してるかはわかりませんが、急速に落ち着いてるのも事実です。
もともと新自由主義の気のある安倍首相ですが、竹中平蔵との仲は過去の資料をみても本当に良いみたいです。白髪爺様は竹中平蔵氏をどうみてられますか?私は何かしらの不信感があるのですが、杞憂なのでしょうか?
47. Posted by うすし   2013年06月07日 02:09
間違ってひとつ古いエントリーに質問してしまいました。恐縮です。
48. Posted by 白髪爺   2013年06月07日 09:45
政党は「国民各界・各層のニーズを代弁するもの」ですから、政党政治は、企業・労組・団体などの利益を確保するための装置(規制)を創ります。規制が導入された当時は、「それなりの社会的有用性があった」と思いますが、規制が新たな既得権となり社会・経済の発展を阻害する要因となります。規制にぶら下がって食べている者が多ければ多いほどこれを廃止することが困難になります。(中共の地方政府傘下の企業が過剰生産に陥り採算がとれないのに、雇用を守るために大増産を続けざるを得ないのも、既得権を剥奪することが如何に困難かの事例でしょう。我が国では農水関係や薬事行政等、強力な政権でないと手出しすることが困難です。
経済・社会も昆虫と同じで、時々「脱皮」して再生しなければ成長・発展することはできません。
筆者が注目しているのは「大山鳴動してネズミ1匹」の小泉内閣の規制緩和路線ではなく(国際金融資本の要請による)、中曽根内閣の国鉄・電々などの民営化路線です。我が国の規制改革は、国内事情の必然性に基づいて行われるべきで、外国の圧力に屈して行うべきではないと思います。グローバル経済主義を神格化して機械的に導入する路線には賛成できません。
竹中平蔵は偉大なるディストロイヤーというべきですが、「破壊・再生」のイメージを、切り捨てられる側の処遇を含めて提示してもらいたと思います。
現実社会を「弱肉強食のサバンナにしてはならない」と思います。




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