プロ雀士吉田光太の横向き激闘記

最高位戦日本プロ麻雀協会 吉田光太のblog。

2008年07月

針路(掘

 

 七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒五索九索九索北北北   ツモ  八筒


 手替わりは無いに等しく、役も無い。
 そして自摸れる感覚も、ましてや放銃をしてもらえる期待も持てない。

 退路を失ったとき、人はどういった行動に出るのだろう。
 玉砕覚悟で前に出るしかないのだろうか。つまり、それは絵合わせのリーチを打つということである。

 否、逆境のときこそ、八方塞りに見えるときこそ耐えるべきではないだろうか。
 判っていながらも“形”に惑わされ続けてきた。安易に心の篭っていないリーチに逃げてしまっていた。

 勝ちと負けは常に表裏一体だ。
 自分が納得の行く形を作った捲り合いの末に負けたのならば納得が行く。
 このレベルの手合いとなれば形が整っていない者がリーチに放銃することは皆無であり、必ず強い形を作った者が押し返してくる。
 こんなリーチは打った時点で負けなのだ。


 静かに 五索 を切り出し、雌伏した。
 誰かからリーチが入るまでの命だが、この聴牌でダマのまま押すしかない。そして、微かに見える一縷の望みを待つ。

 ダマで五巡経ったときだった。あたかも私に麻雀を教えるかのような牌の巡りだった。


 七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒八筒九索九索北北北   ツモ  九索


 目にもとまらぬ速さで 六筒 を抜いた。
 四筒 七筒 の景色が悪いという事は、その裏の牌は良くなっていることが多い。まさにそんな場況だった。

 親の石渡プロから追っかけリーチが入った。
 最初のブタでリーチを打っていたら今日の戦いは終わっていたかもしれない。だがこれは勝てるような気がした。


 七萬八萬九萬五筒六筒七筒八筒九索九索九索北北北   ツモ  八筒


 この700・1300を契機に東ラスの親番でリーチ攻勢をかけて五本積むことに成功した。
 その後も展開に恵まれ、結局、1、4、1、1という成績だった。


 この世界の上のクラスの人間は本当に強い。ときにそれは私に道を忘れさせようとするが、その本物さに嬉しくなるときすらある。
 市井を這いずり回っていたとき、私も強者というものに疑念を抱いていた。
 もしも強さや力に迷いを抱いている人が居たとしたら、ここに来るべきだと思う。


 そしてこれから先、目先の勝ち星ではなく私がここで目指すスタイルに確信が持てた。
 門前で攻める力は誰にも負けたくないし、自分の中では自信を持っている。

 魑魅魍魎が跋扈するこの世界で、徹底的に己の打撃センスを磨いていこうと思う。









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針路(供

 今日まで自摸和了ることだけを考えて麻雀をやってきた。
 自摸牌に対する自分なりの感性を身につけることができた。

 唯一つ、自分の中で誇れる武器を携えて、後は実戦での勝負勘を頼りに戦うのみだ。


 二回戦は箱を割りながら残りの局を懸命に耐えた。
 好調の崇が修羅のような攻めを見せるが、気持ちを切り替えた私が逸ることはなかった。何十局と主導権を取られる局が続こうが決して顔を上げない心算だった。


 気持ちが吹っ切れたからといって直ぐに局面が好転するわけはない。
 迎えた三戦目、東二局。
 安易な字牌処理を石渡プロに闇で狙い打たれて、またもやビハインドを背負っての戦いとなった。


(東二局 東家 ドラ 七筒


二萬二萬二萬三萬四萬五萬五萬五萬七索八索九索東東   ロン  東


 次局、東二局一本場。
 この局に今日までやってきたことの成果を一つ出すことが出来た。


(東二局一本場 西家 ドラ 三萬


七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒五索九索九索北北北


 くっ付きの一向聴、ドラは無い。
 そこへ引いてきたのは招かざる牌だった。


七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒五索九索九索北北北   ツモ  七索


 まだ六巡目、聴牌取らずの打 七索 とするのがセオリーだろう。

 しかし私は経験則上の感覚で不調時はどんな形の聴牌でも取ることが多い。
 納得の行く手格好や聴牌がそう簡単に来ないことは判っている。不調だから来ないんじゃない。少なくとも現時点までで来ていないから不調と考えても良い。

 役無し嵌張をダマで押せるとこまで押して400・700を目論むのが私のいつものスタイルだ。
 だがここで各人の捨て牌に視線を走らせた。


(東家)
 東七筒一萬白六索四索

(南家)
 一筒南東九萬二筒八索

(北家)
 九索中北北四筒


 私の場合、牌を自摸れるかどうかを読む場合には二通りのアプローチがある。
 一つは場況からその牌が山に残っているかどうかを考察して導き出す一般的な方法、そしてもう一つは場の風景や牌の来る順番、そして今までの経験則に基づく感覚的な情報。それらを感じて読む方法である。

 場況を一つ紹介しよう。


(南四局 西家 ドラ 東


一萬三萬三萬五筒六筒一索二索三索五索五索六索七索七索   ツモ二萬


 先日実際にあった局面だが、オーラス、和了トップで上の手格好。
 保険だった萬子の嵌張が埋まり、受けがぐっと広くなった。

 ここまでの各人の捨て牌がこうである。

(東家)
 九索北三索六筒一筒七筒
 五索九索

(南家)
 東發九筒一索九萬八萬
 發七筒

(西家 私)
 九萬白二索九萬南六萬
 二筒

(北家)
 三索一筒三萬南白九萬
 八索

 
 やや特殊な状況で、南家と私は最速の和了狙い。親は和了っても連荘しなくてはならず、北家は大物手を狙う必要があった。
 各人の自摸切り手出し牌の記載についてはここでは割愛させて頂くが、相手が持っている牌を読むときの基本的なアプローチである“劈頭、もしくは字牌の前に出た端牌の内筋の牌は持っているケースが多い”というものと、“序盤に切った数牌の周辺は持っていないことが多い”というのは実戦でも結構使える読みだ。

 前者は例えばドラが 三筒 の際に、 一筒 を初手に切っていれば手の内に 四筒 があることが窺えるというやつだ。
 後者もやはり字牌の前に出た牌であるほど、周辺を持っていない可能性が高まる。

 無論、面子手なのかどうかという点、逆に固めて持っているといったようなレアケースは多々ある。ただ、それらを勘案した上でも、そう読んで損のないアプローチというのが場況を読むということだ。


 如上の手牌、索子で雀頭を求めることになったわけだが、河を見ると 四索 七索 が山に多く生きていると読んで良い状況だ。


  一萬三萬三萬五筒六筒一索二索三索五索五索六索七索七索   ツモ二萬


 実際に、想定外の嵌 六索 を引いて筒子の仮単騎に受けた後に萬子の 一萬一萬二萬三萬 受けとなり、そこから 四索 を引いて絶好の 一索四索七索 受けに。
 親が自摸切った 七索 で勝負ありとなった。


 一萬二萬三萬一索二索三索四索五索五索六索六索七索七索   ロン  七索


 これは前述の場況から残っている牌を考察して自摸れるかどうか判断をする方法だ。
 今回のケース、私の神経は筒子のくっ付き部分に注がれていた。


  七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒五索九索九索北北北   ツモ  七索


 そして、上掲の河である。
 少なくとも 四筒 七筒 が良くないことは一目瞭然だ。
 だが、嵌 六索 のままではどうしようもない。

 私は意を決し七索 自摸切りした。
 そして次巡の自摸。それは危惧したとおりの 八筒 引きだった。


 七萬八萬九萬五筒六筒六筒七筒五索九索九索北北北   ツモ  八筒


 これは、後者の方である。
 全体を見回した場況に対する感覚、この手に 八筒 を引いてきた経由、そして今日まで牌の模様を伝え続けてきた親指の表皮、体中の細胞、それら全てが 四筒 七筒 の自摸和了を否定したいた。


 それでは一体どうすれば良いというのか…。







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針路

 舞踊や格闘と同じように、麻雀にも間合いの戦いという世界がある。
 打ち出された牌の意味を理解し、それにどう対応していくか。そしてさらにその対応にどう対処をするか。
 
 世間に強い打ち手がごまんと居ることは識っている。だが、競技の世界のトップに近い存在のプレーヤーたちは麻雀にもプロフェッショナルと呼べる領域が存在することを私に教えてくれた。


 新宿「F」にてプロ連盟Aリーガーの石渡正志プロ、RMUの多井隆晴プロ、最高位戦Aリーガーの佐藤崇プロとセット。

 初戦、東一局に多井プロの早いリーチに真っ向勝負を仕掛けた。
 安牌が少ないドラ入り七対子の二聴向。

 場に高い索子以外の無筋を切り飛ばして聴牌を目指す。
 得てして、不調者の先制リーチは将来的に場に高い色になることが多い。勝負は開局したばかりの東一局、もちろん各人の立ち上がりの状態は判らない。
 だが、比較的早い段階でドラ色の萬子の主要な筋が通った。

 私は、“牌の来かた”というのを一番大事にしている。
 配牌からここまでの牌の寄り方は悪くなかった。それならば中途半端に安全そうに見える牌を拝み打ちしてオリる必要はないだろう。

 もしも多井プロの待ちが索子ならば五分の勝負にまで持ち込める気がした。
 強引に勝負をした結果、十巡目に七対子を完成させ十六巡目に幸運にも和了にまで結びついた。


(東一局 南家 ドラ 六萬


四萬四萬六萬六萬四索四索五索五索六索八索八索九索九索   ツモ  六索


 南場にも跳満を自摸り和了って初戦はトップ。

 しかし、続く二回戦に私を除く三人が本領を発揮してきた。
 交互に完璧な手順で和了るべく手牌を和了り、一打の失投すらも見せる気配はない。
 一方の私はといえば、闇聴と勝負手の捲り合いの双方でことごとく多井プロに潰され、各人の繰り出す捨て牌の間合いの幻影にすっかりビビッてしまっていた。
 

 麻雀は、間合いと“個”の強さの綜合だと思っている。


 相手の打牌の意味や空気を読めなければそれはただの絵合わせのレベルであり、そこに対応しながらどう“個”の力を発揮させていくかに懸かっている。
 そして残念なことにこの世界のトップに近い位置にいる人たちと私の間合いの計り方では大きくレベルに隔たりがある。能力が不足している上に、競技の高いレベルにおける戦いの経験が違いすぎる。

 各人が手牌を構築した捨て牌の三段目。
 ある程度のことが読めているから出れるところまで前に出て、どこからでも退くことが出来る。

 甘い牌での放銃に対する嘲笑を恐れ、早々にオリを決め込む私を弄ぶかのかのように強い牌を打ってくる。早くオリてくれる相手ほど楽なものは存在しない。

 
 ラス前で親の多井プロに自摸られ、私は箱を割った。
 当然、一回戦の貯蓄はとっくに消え飛んでいる。

 自分の無力さに対する怒りとともに、新たな感情が湧き出てきた。
 

 また同じ過ちを繰り返すのか?
 そっちで歯が立たないのは判っていることだろう。読むんじゃない、読ませるのが自分の麻雀だ。
 三段目や間合いの計り合いの精度での勝負は無理だ。だったら、ぶつけてみよう。


 今日まで“個”の強さを磨くことだけを考えてきたんじゃないか…。





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意外

 五巡目にしてお化けが入っていた。


(東三局 )

覚悟

 他のもので補うことは決して出来ないし、誤魔化しが効くものではない。

 自分にとって毎月毎月、何百荘という回数を打って納得のいく戦績を残すということが戦う意味であり業なのだ。


 随分と隙の多い生活を送るようになったが、自分の心の深遠に潜む数字に対する頑ななまでの拘りだけは変わらずに在る。

 趣味を求めたり商売や恋をしたっていい。
 だが、それらが成立する前提に、いやもっと言えば私が麻雀に人生を賭ける前提として戦績がある。
 

 この三ヶ月間、麻雀を業とするようになっての十三年間で最も不甲斐ない成績を刻んだ。
 大負けを喫したわけではないし、勝ち組と呼べなくもない成績ではある。
 
 だが、こんな体たらくな数字を並べ続けたことは初めてだ。


 環境や、立場を言い訳にするのは男らしくない。
 常に万全の状況で戦っている者など存在しないのだから。

 だが、この日の私は医者に処方された胃の鎮痛剤の所為で意識が朦朧としていた。
 

(東四局 南家 ドラ 北


二萬三萬四萬七萬八萬九萬一筒二筒三筒六索七索八索八索中


 状況はトップのラス親へ14000点差、二着目とは6900点差離れた三着目だ。
 ラスは持ち点6000点と大きく沈んでおり、転落はとりあえず考えなくてよい。

 このままリーチを打っても着順が上がる見込みは薄い。

 だが、オープンリーチといったところで、自摸ってなお裏一条件となってしまう。
 

 基本的にオープンというのはリスクが高く危険な選択だ。
 一発3900直撃の目と、一発裏イチの可能性も放棄するのだから、基本的には自摸った時点で一着順アップが確定しているぐらいでなければ損だと思う。


 先刻から襲ってくる強烈な眠気に負けたわけではないが、頭が霞がかった私は千点棒を二本放り出し、 六索七索 を晒し出した。


 ただあまり悩んで進行を止めるのが嫌だっただけだ。

 巡目はすでに中盤過ぎ、決して場況的に良いとは言えない二面である。
 平素であれば余計な失点やリスクを回避しつつ寡少であろうとこの手で目論むことのできる和了点を取りにいく筈だ。


 こんな誤った選択でも時に成功することがあるのが麻雀だ。
 流局間際に高目の牌を引いた。


二萬三萬四萬七萬八萬九萬一筒二筒三筒八索八索  六索七索   ツモ  五索赤


 これで二着は確定。
 裏ドラが一枚乗ればトップまで行くことになる。

 これで、こんな僥倖でトップを獲れるのだろうか…。
 

 そう思いながら裏ドラの表示牌を捲った。
 当然、一枚でも乗ればまくられるトップ目を含め同卓者全員の視線が注がれている。


 表示牌は 二萬 だった。
 萬子の下は持っている。乗ったか。


 再び全員の眼が私の手牌に注がれる。
 だが不思議なことに私の平和の手牌は裏ドラが二枚乗っていた…。


 三萬三萬四萬七萬八萬九萬一筒二筒三筒六索七索八索八索   ツモ  五索赤


 年間を通して半荘戦を3000回、東風戦なら5000回という回数を打って納得のいく数字を残し続けるという作業は、若しかしたらあと何年もできないかもしれない。
 

 いい格好をするわけじゃなく、本当にこれを一番大事にしてきた。
 今まで、年間トータルで自分が納得のいかない数字だったことは一度たりともない。
 

 私の人生の中で唯一ちゃんとやってきたことかもしれない。
 これだけは本気なんだ。


 何かを始めるという事はその終わりも受け止めるということだ。
 何かを始めるのは自分だし、その見極めを行うのも自分でありたい。

 
 今後の進退を懸けて、暫くのあいだフリーでの麻雀に心血を注いでみようと思う。









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片鱗

 その男の麻雀は、日々ともに鎬を削り合っている私が一番認識しているつもりだった。

 何処かで誰かが噂する評価よりも、直対でやっている自分が一番判っているはずだ。


 中林啓、という男がいる。


 先日プロの門を叩いたばかりの若駒であるが、なかなかスケールの大きな麻雀を打つやつだ。
 若干、22歳ながら私と共に六本木で東風戦を打っている。


 メンバーとして成績をまとめる力にはまだまだ研鑽の余地があるが、門前で自分の型にハマったときの和了力は目を瞠るものがある。


 長いあいだ雀荘で打ってきたが、突出した打撃力の持ち主にはそうそう出会えるものではない。
 
 中林は“キレ”というよりは、精度と重さで勝負するタイプだ。


 一人、ハリケーンのような攻撃力を持った大塚という後輩が昔いた。
 こと、麻雀がアガるだけのゲームだったら此奴がピカ一だっただろう。

 黄金の左腕で鋭く、殺気じみた攻めをする男だった。
 


 そんな中林が三着目で迎えたラス前。
 現愛翔位・小林英夫と私が激しいメクリ合いをしていた。


 トップ目である英夫のリーチは、ソーズもしくはマンズの二門待ち。
 一方の私も場に重いソーズでの勝負だった。


(東三局 南家 ドラ北:麻雀王国 )


 三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国  中:麻雀王国中横:麻雀王国中:麻雀王国



 安手だが勝負所と踏んだ私は押しに押した。
 ここまで好調な小林のリーチを蹴りたい。


 激しい無筋の打ち合いに、目下ラス目の親も勝負を預けている。

 本手同士にきっちりと勝負を預けられるレベルの打ち手だ。
 戦う体勢が整っていない者が出しゃばったり、一発消しの鳴きなどという真似をすると勝負が捩れる。


 とそこへ、中林が勢いよく危険牌を三枚飛ばしてきた。

 私と小林のやっていることが理解できない奴じゃない。
 そして、四枚目の牌を横に曲げた。


 そんなところから追いつかれるほど、浅いメクリ合いをしている心算はない。

 一発目、盲牌をする私の指先に異形の感覚が伝わってきた。
 ダイヤ赤5ピンだ。


 三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国    ツモ 五筒赤:麻雀王国     中:麻雀王国中横:麻雀王国中:麻雀王国



 こんな牌で退いてたまるか…。

 どうせ全員、ソーズ聴牌だろう。
 ならば、勝つのは私だ。

 リスクを省みずに切り飛ばした。


 小林が持ってきた牌を自摸切り、中林が良い顔で牌山に手を伸ばした。


 そして鮮やかな弧を描きながら、もの凄い速度でツモ牌を手の横に置いた。

 それは今まで見たことがないほど鮮烈なものだった。


裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国裏:麻雀王国   一発ツモ  五索赤:麻雀王国 



 此奴は、いやこの男はもしかしたら…。

 私の数段上の境地に登りつめるかもしれない。
 俺はこの男で終わるのだろうか。

 そう思わせるほど、衝撃的な一撃だ。


 しかし、数秒の硬直を経ても奴はなかなか手牌を倒そうとしない。
 
 どうした、早く手を倒せ。
 お前の魂の牌姿を見せてくれっ!!

 だがバツが悪そうな顔をしながら、その牌を河に押し出した。


「すみません、誤ツモです――」


 後で聞いたところ、 六索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国 という形の四面張だったらしい。


 牌に触れた瞬間に、いや触れていたのかすら判らないが、自分の一発自摸を確信しそのまま叩いたようだ。


 ラス前で痛恨の和了放棄。
 あまり褒められた行為ではないが、非凡な器であることには間違いない。
 





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信条

 
 これだけ長い間やっていれば誰にでも信条というものがる。

 麻雀打ちとしての信条、麻雀プロとしての信条。
 このテーマにずいぶん頭を悩ませた時期もあった。だが、まだまだ半人前の身でそんなことを言う余裕はない筈だ。

 麻雀とは、一生現場で研鑽の繰り返しだと思っている。
 相手の歓心を買う麻雀を打ったり、空気に合わせて場を操作するようなことは今の自分には出来ない。
 それはまだ先でいい。どんな場、どんな対戦相手であろうといつものように自分の麻雀を貫き続けたい。


 来たる8月9日(土)、10日(日)。
 札幌の「Heat Land」にゲストとしてお邪魔します。

 お近くの方は是非一緒に打ちましょう。


「Heart Land」のHP
 http://www.e-heartland.co.jp/

heartland2









<HeartLand date>

札幌市中央区北2条西3丁目 T&Sビル
3F 0.2 札幌ミニ TEL(011)261−3250
4F 0.3&0.5 札幌店 TEL(011)222−4741

JR札幌駅 徒歩約5分 
地下鉄さっぽろ駅 9番出口(みずほ銀行前) 3分
地下鉄大通駅   17番出口(北洋銀行前) 4分


<Event Schedule>

 8月9日(土)   13時〜19時30分予定

 8月10日(日)   13時〜18時30分予定

 *イベントは0.2・0.3・0.5の通常フリー対戦です。



 また、10(日)午前9時より開催される、最強戦予選大会の運営も行います。

「竹書房 第19回麻雀最強戦」のHP
http://www.mahjong-club.net/saikyosen/kameiten.htm

 こちらも奮ってご参加下さいませ。
 *参加人数には限りがあります。詳しくは上記最強戦のHPをご参照下さい。

 宜しくお願いいたします。



 日本プロ麻雀協会
 吉田光太

 







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淘汰

 先日、或る青年二名が新たに競技プロの門を叩いた。
 そして或る三人の麻雀プロが雀荘のメンバー業を卒業し、社会へと巣立って行った。

 「麻雀は人生の縮図である」なんて言葉が古から云われているが、それほどまでに魅力的で深遠なゲームである。だが、麻雀で、勝負の世界で生きるということは妖しい光を探し彷徨い続けるようなものだ。

 そもそも麻雀プロになろうなんて人種は大半が自我の啓発時期である青春時代に軽薄な世間と器用に付き合うことが出来ず、自分を表現できるこのゲームに傾倒しすぎた類の人間が多い。
 そして幸か不幸か牌に選ばれていたのだろう。

 私も麻雀が全てという人生を選んだが、プロという選択に辿り着くまでに七年の月日を要した。
 今では、その時間や浅はかだった自分の考えに慙愧の念が無くもない。
 だが、その時間がなければ今の私の選択は存在しなかった訳だし、今の麻雀も形成されていなかった。

 それほど、この世界に飛び込んで良かったと感じている。
 時に、無粋な権力や政治的な動きに辟易しそうになることもあるが、それ以上に大きなものを与えてくれる。
 かけがえのない戦友との出逢いであったり、勝利の喜びや敗北の苦しみであったり。
 
 
 ずっと、強さというものを模索し続けてきた。
 まともな思い入れや人並みの努力で辿り着ける域に留まりたくなかった。人格や身体が毀れても、それで強くなれるのだったら構わないと思っていた。

 今は、力を追い求めながら少しでも長い間この世界に携わって行きたい。
 先のメンバーを卒業した三人も、プロの世界で打ち続けて行くために生業を確立させる道を選んだのである。


 戦いの場を求めて現れる者、去り行く者、そして居残る者。
 それぞれが織り成す物語を私はいつまで見届けることができるだろうか。

 







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プロフィール


吉田光太

吉田光太

最高位戦日本プロ麻雀協会


池袋「麻雀ひろばキングダム」
に居ます
ホームページ
https://www.mahjong-kingdom.com/



<獲得タイトル>

第1期オータムチャンピオンシップ 優勝

第7回 野口恭一郎賞 受賞


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