プロ雀士吉田光太の横向き激闘記

最高位戦日本プロ麻雀協会 吉田光太のblog。

2009年02月

連鎖

 今週の火曜日、冷たい二月の雨がそぼ振る中、第8回野口賞が開催された。

 今回は団体選抜および実行委員により選抜された24名により第1次審査〜第3次審査までが行われた。


 その錚々たるメンバーはこちら。

【最高位戦】     【プロ連盟】     【プロ協会】     【推薦選手】
村上淳        瀬戸熊直樹     鈴木たろう      黒井修太
水巻渉        山井弘        大脇貴久       ケネス徳田
佐藤崇        櫻井秀樹       吉田基成       折原みか
相島翔        吉田直        中林啓        小林未沙
涼崎いづみ      優木美智       成瀬朱美       楠原遊
工藤恵        岩井茜        吉倉万理       二階堂裕香


 長丁場にわたる審査を勝ち抜き、見事最終審査へ駒を進めたのはこの4名。

 吉倉万里(協会)
 鈴木たろう(協会)
 中林啓(協会)
 岩井茜(連盟)


 鈴木たろうプロは言わずと知れた五冠王だが、他の3名は並み居る強豪を打ち破って初の大舞台に臨むこととなった。


 そして、翌日の最終審査。
 朝5時30分に起床し吉倉と東京駅で待ち合わせて、千葉県いすみ市にある麻雀博物館へと向かった。

 私は最終審査に残った4名のうち、協会の3人とは縁が深い。
 特に吉倉万里プロと中林啓プロは団体の後輩であり、六本木「Pledge」で働いてくれている同士である。
 二人がどれだけ純粋に麻雀を好きで、この険しい道においても生まれもった稟や人柄を失わずに周囲に好かれているかも知っている。

 初の大舞台に臨む吉倉プロに緊張をしてるか尋ねると、今はまだそんなにしていないと笑顔で返してきた。
 昨日の審査の対局から非常に落ち着きが見られた。


 最終審査序盤は、走る岩井プロを鈴木たろうプロが繊細なバランスで追い詰めるという展開になった。

 吉倉プロ、中林プロも悪くないが、いかんせん手牌が全く動かない。
 特に中林プロは新人と思えないほど正確な手作りで虎視眈々と巻き返しを図るが、仕上がらない手牌と小さなエラーの積み重なりによってポイントを伸ばすことができない。

 吉倉もプロ一時、門前で力強い攻勢をかけたが、たろうプロの出入りはそれ以上に完璧だった。
 たろうプロの手が良いと言うよりは他者の手が進みあぐねることが目に付いたが、全体を見通す大局観と卓回しは頭二つ分ぐらい抜け出ている。


 たろうプロ、1、2着で迎えた3戦目。
 ここで、たろうプロが決定打を放つ。


(南二局 南家 ドラ 九筒


四筒五筒九筒九筒一索二索三索五索六索七索八索九索南   ツモ  南


 序盤に一枚切られたダブ南を重ねたたろうプロ。
 局面は既に11巡目に差し掛かっている。

 場には筒子が高く、索子の上下が安いといった感じだ。

  三筒 六筒 が目に見えて枚数が少ないわけではないが、ここの二面は重い。

 そして、 七索 が二枚切られており、 四索 七索 も強い受けとは言えない(事実、 三筒 六筒 は吉倉プロが五枚使いで、 四索 も中林プロが対子で持っていた)。

 ドラが雀頭だけに仕掛けが利く一気通貫も捨て難い。
 私は固唾を飲んでたろうプロの選択を待った。

 彼が手をかけたのは 五筒四索 七索 で勝負をかけた。


 すると14巡目に見事高めの牌を埋めて聴牌。


 九筒九筒一索二索三索五索六索七索八索九索南南北   ツモ  四索


 目下トップ走者のたろうプロの連風牌。
 序盤に声がかからず、その後、誰も合わせないダブ南。
 手が進んでいる者が持ってきたら止まらないだろう。

 いや、この男なら…。 

 そんな思いでその逞しい背中を見つめていると、残り自摸あと二回というところでたろうプロが勝利の牌を引き上げた。


 九筒九筒一索二索三索四索五索六索七索八索九索南南   ツモ  南  

 
 それまで踏みとどまっていた三者の心を折る和了だ。
 これで二番手につけていた岩井プロに1人沈みのラスを喰わせて勝負の帰趨は決した。


 最終戦、吉倉プロが執念で役満聴牌を入れるも、たろうプロのゲーム捌きが大物手や親の連荘を許すことはなかった。


 六筒六筒六筒八筒八筒八筒南南西西    裏三萬三萬裏


 第8回野口賞受賞者は鈴木たろうプロ。
 素晴らしい麻雀を見せてもらい、私も新たな活力を頂いた。


 そして、実は野口賞の前日には最高位戦の盟友・水巻渉プロが自団体のビッグタイトル“第17期發王戦”を見事制覇。

 つい先日、天鳳杯を共に戦った同士達による一大旋風。
 私ももっと高い意識を持って研鑽を続けなければ、偉大な先輩達に置いていかれてしまう。








ブログランキング グレー
 blogランキング  
 









設問

 先日、フリー雀荘であった手牌です。

 絶好の聴牌ですが、親からリーチが入っています。


(東二局 南家 ドラ 二索
<親 捨て牌>

 北八筒東二萬九萬四索
 九索二筒横一索九萬


 一発目に 三筒 ピンを通して 六筒 を暗刻にしたところです。
 皆さんの回答を教えて下さい。




 







ブログランキング グレー
 blogランキング  
 













逸機(供

(東二局 西家 ドラ 七索

 四筒四筒五筒赤五筒赤一萬一萬一萬三萬三萬一索一索三索三索


 私の中に生じた疑念の種は感覚的なものだけでは無かった。
 定石として、この一打が正しいのかどうか。

 いくら6400点あるとはいえ、十二巡目での単騎聴牌などそう価値があるものでもない。単騎は良い待ちを探ることができて初めて優位性を発揮するものだ。

 残り五巡で和了やすい単騎牌を引き当てて、さらに自摸和了?想像以上に至難の業だ。


 それよりも、引き続き四暗刻を睨みつつ打 三萬 としておけばポン聴も利くし、 三筒 六筒 を引いての和了目もある。
 そして何よりもこの手で四暗刻を自摸れば、45000点どころか役満祝儀を入れて160000点近い収入が見込める。


 形だけの聴牌、目先の誘惑。
 どれだけ不断の思いでこれらを断ち切ろうと修練しようが奴らはいつだって私を籠絡する。

 次の自摸を持ってきたその刹那、私は思わず卒倒しそうになった。


  四筒四筒五筒赤五筒赤一萬一萬一萬三萬三萬一索一索三索三索   ツモ  四筒


 最悪だ、最悪の聴牌逃しである。
 これでは七対子の聴牌を組むことも出来ない。

 次巡に 六索 を引き、待ち辛いドラそばの牌で仮聴を取らされた。


 そこへ対面の御仁からリーチが入る。


 北九萬二筒東白二筒
 四筒六萬四萬中東七索横  リーチ


 リーチを受けて一発目の牌をめくる。
 それはどこかで見た受けだった。


 四筒四筒五筒赤五筒赤一萬一萬三萬三萬一索一索三索三索六索   ツモ  三索


 私は黙って 一萬 を抜いてオリた。

 自分のミスと相手の攻撃のタイミングが合ってしまったときは冷徹に退く。
 これは自分の勝負事の鉄則だ。得てして、こういった時に大怪我をするものである。
 
 ここで道楽をするようでは麻雀で凌いで行けない。
 


 三索 は何の道行く牌ではないので関係ないが、御仁は振聴リーチで、私の最終自摸は 六索 だった。


 機を逃した私に、再び四暗刻の好機が訪れるのはいつになるだろうか。 









ブログランキング グレー
 blogランキング  
 


逸機

 こんな一向聴でフラフラしていた。

(東二局 西家 ドラ 七索

 
四筒四筒五筒赤一萬一萬一萬三萬三萬一索一索一索三索三索


 四暗刻の一向聴だが、タイトな勝負の東風戦である。

 外すに外せぬ 五筒赤 だ。
 三筒 六筒 を引いたら三暗刻狙いで曲げるし、 三萬 内至 三索 を引いても残りの枚数や巡目によっては二面に受けることだってある。

 すると、勝負も佳境に差し迫った十一巡目。
 意外な牌を引いてきた。


四筒四筒五筒赤一萬一萬一萬三萬三萬一索一索一索三索三索   ツモ  五筒赤(ダイヤ)


 筒子にのみ赤の他にもう一枚入っているダイヤ 五筒赤
 日々、様々な手牌に触れながら勉強をしているつもりだが、思わず手が止まってしまった。

 場を検めてみると、河には 三萬 が一枚捨てられている。
 しかし、 三萬 はともかく、 三索四筒 は感触が悪くない。

 闇テンが入っている雰囲気もなく、 一萬一索 は切り出し易い。 
 感触が悪くないと言っても、所詮シャンポン受けの牌だし、巡目も遅い。
 
 そして一巡だけ雌伏すればほぼ確実に6400の聴牌になるのだ。
 自摸れば三枚オール。祝儀が高いルールなので、これは点棒に換算すると45000点に相当する。

 すっ、と 一索 を切り出して七対子に受けた。
 次の自摸が場枯れや振聴の牌でない限り、実質的な聴牌だ。


 四筒四筒五筒赤五筒赤一萬一萬一萬三萬三萬一索一索三索三索
 


 だが、牌が指から離れた瞬間に私の頭の中の時が止まった。

 本当にこの選択で良いのだろうか――?
 そんな疑念の種が私の中で生じたのである。







ブログランキング グレー
 blogランキング  
 







告知

 Pledge から新イベントのお知らせです。
 16(月)から開始です。


 “4勝戦 continue”

 今まで火・金・土限定だった4勝戦を月曜〜土曜日まで毎日開催します。
 
 
<火・金・土>  4勝戦 Premium  ¥20,000円
<月・水・木>  4勝戦 Single    ¥10,000円


 今までと同じく20時開始です。

 皆様の参加をお待ちしております。
 


*“4勝戦”はフリーのお客様の中で最初に4回トップを取った方に賞金を進呈するイベントです。連勝ではなく、累計で4勝です。




 「六本木 Pledge」
 http://hwm6.gyao.ne.jp/kkk-golden-arm/
 03-5411-0678
 港区六本木4-9-4-5F
 六本木駅6番出口すぐ 吉野家さんの5階








ブログランキング グレー
 blogランキング 










原点

 この日の戦場はビジネスマンの聖地「新橋」。
 普段あまり足を運ぶことが無い場所なので、待ち合わせの時刻に遅れないよう余裕を持って出陣する。

 移動の電車の中で一つ小さく深呼吸をした。
 まだ勝負は始まっていないというのに、心臓が蛇に締め付けられたかのごとく収縮している。
 胸の昂ぶりと共に極度の緊張と重圧を感じているのが判る。
 
 心境は高レートの麻雀に出かけるときの物に近い。
 なけなしの数十万円を下ろし、勝負の場へと向かう。何連勝しようが負けが一週間続こうと、麻雀打ちである以上、自ら退くことは許されない。
 勝負の最中、胃酸の逆流が収まることはなく、脳天が痺れるようなあの感覚――。最近はすっかり遠のいている感覚だ。


 新橋の駅前にある雀荘「S」に到着する。
 今日のセットの相手は日本麻雀機構の土田浩翔プロだ。
 巨大な岩に挑むがごとくの挑戦である。

 一発・裏ドラ無し、オカも無く、ウマが4000点・8000点の連盟Aルール。
 私は途中の局でこんなミスを犯してしまった。

(南二局 南家 ドラ 發


五萬六萬六萬七萬八萬三筒三筒六索七索七索八索八索八索   ツモ  四萬


 九索 は場に二枚切れ。
 そして土田プロと下家のSプロの切り出しから、 八索 は持たれていないのが判る。だが、下家の前巡の 九索 手出しは 六索 を一枚持っていることを窺わせた。
 筒子の下は特に情報は無い。

 普段の東風戦であったら、打 七索 でリーチと行ったかもしれない。体はそちらの方が和了易いと言っている。しかし、ウマやオカよりも素点がものを言う連盟Aルール。
 私は打たれること無い7700の受けに未練を残し、そして 九索 での和了逃しを畏れて打 八索 でリーチをかけた。


四萬五萬六萬六萬七萬八萬三筒三筒六索七索七索八索八索   リーチ


 すると、宣言牌の 八索 に下家が鳴きを入れ、私に 三筒 が流れてきた。
 鳴いて流れてきた牌なので、直接的に和了があったかは判らないがやはりここは変則三面張に受けるべきだったと思う。 三筒 ではなく、 八索 も山に残っていたようだ。


 対照的に最後の半荘、下家のSプロが早いリーチをかける。

(南一局 北家 ドラ 南


 東九索發二索九筒一萬横   リーチ


 親はトップ目の土田プロ。
 このリーチに上家のKプロが強い牌を押す。私はそれを見て撤退。

 すると、点棒に余裕のある土田プロが突如 六索 を振ってきた。
 私の目には行っているように見えなかったが、こちらも相当な手が入っているのだろう。

 錯綜する三者の手は決着がつかず、流局となった。
 リーチをかけたSプロはドラの南単騎、牽制も兼ねた一手だ。

 南家のKプロは索子のホンイツ。

 そして、土田プロ。だが、私はその手牌を見て思わず首をかしげた。
 土田プロの手はなんて事の無い面子手の形テンだった。


 全四回戦を終えて土田プロに聞いてみた。

「先刻の 六索 は、どういう狙いで切ったンですか」

「通ると思ったから。ただ、それだけ」

「成るほど…」

「色読みはあまりしない?」

「しない方です」

「あのリーチは萬子と索子は当たらないと感じた。筒子とドラだけ切らない感じで進めました」


 このやり取りをおかしいと思う人もいるだろう。世の中には無数の考え方や真理が存在するのだからそう思ってもらって構わない。

 だが、私はずっと麻雀とは“感性の鋭さ”と“引きの強さ”を競い合うものだと考えていた。どうやら様々な考えや環境に置かれることによってこの部分を怠けてしまっていたようだ。
 
 
 技術も論理も感性も、もっと磨き上げよう。
 ルーチンワークでこなす麻雀の先に成長や成果など在りはしないのだから。







ブログランキング グレー
 blogランキング  













設問

 実戦譜からの何切るです。

 東四局 五巡目、ドラは 白 です。

 東家    37200
 南家    24200
 西家(※) 31200
 北家     4500

 二本場で供託リーチ棒が三本出ています。
 何から打ち出して行きますか?


[西家 捨て牌]
 九筒南二筒中一索













ブログランキング グレー
 blogランキング  






 

実況

 先日行われた“天鳳杯”の実況中継をダウンロードして視聴することができます。

 実況は麻雀ライターの福地誠さんと、天鳳六段の稚児さんが全局面を行っています。対局終了後の感想戦、質問コーナーも収録されているので、牌譜しか見ていない、解説を聞き逃したという方は是非視聴してみて下さい。

[第2節]

http://www1.axfc.net/uploader/Ca/so/6899
天鳳杯実況wme版 約1GB

http://www1.axfc.net/uploader/B/so/33817
天鳳杯実況ラジオ版 約180MB


passは半角で「tenho」と入れてください


[第3節]

http://www2.axfc.net/uploader/Na/so/571
天鳳杯実況wme版 約800MB

http://www1.axfc.net/uploader/B/so/33987
天鳳杯実況ラジオ版 約160MB

pass tenhou


[第4節]

http://torauma01.mine.nu/netgame/download/1233862982.zip
WME版です PASS不要です 約840MB

http://www1.axfc.net/uploader/B/so/34235
ラジオ版です PASS tenhou 約180MB



 ファイルをPCの適当な場所にダウンロードして下さい(“デスクトップ”や“マイドキュメント”等)。
 ダウンロードしたファイルを解凍し、“Windows Media Player”や“GOMプレイヤー”で視聴できます。


*同ファイルは圧縮された状態になっています。
 見るためには「解凍」をする必要があります。

→PCに解凍ソフトが入っている場合。
 “ファイル”をPCの適当な場所に保存します。
 フォルダを選択しながら「右クリック」をし、「全て展開」を選択して、ファイルを展開します。

→解凍ソフトが入っていない・「右クリック」しても「全て展開」のコマンドが出ない場合。

「窓の杜」
 http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/extract/extracter/lhasa.html

 コチラのサイトから解凍ソフトの「Lhasa」をDLして下さい。
 LZH/ZIP対応の簡単な解凍フリーソフトです。





設問

 日本プロ麻雀棋士会の福田征史プロと検討をした手牌です。

 オーラス、ドラは 七萬

 トップ目の東家とは5100点差の二着目。
 2600直撃、1000・2000ツモ、5200出和了でトップです。

 福田プロはここで東家を捲くらないと敗退となってしまう状況。
 3着、4着とは大きく差が開いています。









ブログランキング グレー
 blogランキング  





 

土台

 「六本木 Pledge」では火、金、土に4勝戦ダブルというイベントを行っている。
 これはフリーのお客様の中で最初に累計で4勝を挙げた人に¥20,000pを進呈する(その次の4勝戦NEXTは¥10,000p)という、言わば勝ち星のスピードを競い合う催しだ。

 平素であればウマが2-4なので二着の価値が高いだが、開始時間である20時からはちょっと趣向を変えて打つ必要がある。
 なにせ星はトップしかカウントされないのだから、必然的に頭狙いの麻雀が必要となってくる。

 店によく顔を出す協会の矢島亨プロなどは持ち前の攻め味の早い麻雀を活かし、毎月のようにこのイベントの勝ち頭になっている。
 彼は何と言っても摸打が早いし、自分が先行したときの局潰しに抜かりがない。
 卓の最前線で戦うぶん討ち死にも多いが、ことトップを獲るということに関しては悪くない戦術だ。

 人間がどれだけ知恵や理性を身に付けようがその本質は動物であり、本能で様々なことを感じ取る。
 矢島選手のように回転力のある打ち手にキツい攻めを繰り返されると、和了の幻影に怯えるあまり対応を誤ってしまうことが多々ある。無論、フリー雀荘とはいえそれだけで勝ち切れるほど麻雀は甘くないのだが。


 先日、最高位戦の新津代表、佐藤崇プロらとセットをやっていたときだった。
 その半荘こそ点棒は少しへこんでいたが、私の牌勢は悪くなく、ミスや日和が無ければ最終的に纏めることが出来ると踏んでいた。

 トップ目である佐藤崇の親番を400・700で落として迎えた南一局。
 時間がかかりそうに見えた私の手は急速な伸びを見せて、五巡目で七対子の聴牌に辿り着いた。

(南一局 南家 ドラ 七萬


六萬八萬八萬四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒南南白   ツモ  八筒


 牌の入り方は悪くない。このまま白板単騎でリーチに行こうとした。
 だが、何故か体がそれを躊躇して私は理に走ってしまった。

 ドラが少ない競技ルール。
 ドラの 七萬 を引き込んでダブ南を活かせば、一盃口もついて四翻高くなる。

 私は先ほどまで踏み込む覚悟をしていたにも関わらず、踵を返して手牌に待ったをかけた。


 六萬八萬八萬四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒南南


 これは深く考えて打ったというよりも、頭と体が攻めることをサボったのである。

 その後、萬子を引くことはなく、白板も相手に打たれ、かつ自摸切りリーチにも出ることもできない。“てんこしゃんこ”な感じになってしまった。

 更には流局間際に甘い牌を打って満貫の放銃。
 結果云々ではなく、 待ち牌に有利な情報が無くともこの局は攻めるべきであった。


 麻雀は本来、“攻め”と“守り”のみで構築されているはずだ。

 しかし、攻めの姿勢と磐石の受けのスタイルを目指そうとする私は揺らいでばかりである。
 これだけ毎日牌を握っていても思い通りに打てたという日が年に何日あるだろうか。




 六本木Pledge
 http://hwm6.gyao.ne.jp/kkk-golden-arm/ 








ブログランキング グレー
 blogランキング  
 
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ
プロフィール


吉田光太

吉田光太

最高位戦日本プロ麻雀協会


池袋「麻雀ひろばキングダム」
に居ます
ホームページ
https://www.mahjong-kingdom.com/





第1期オータムチャンピオンシップ 優勝
第7回 野口恭一郎賞 受賞
第10回モンド21杯準優勝
VS研究会 第7期、第8期連覇中


bnr_kingdom200x200


















麻雀 ブログランキングへ







連絡先



bnr_asami





bnr_hanamura






bnr_nozoe





bnr_emori





bnr_hazuki





bnr_mikoto





bnr_hinata






bnr_ishii





bnr_sugawara





bnr_higuchi






アクセスランキング
アクセスランキング