インフルエンザというものに罹って、四日ほど麻雀から遠ざかっている。
 牌の道を忘れようとしていた一年を除けば、これほど長いブランクは初めてかもしれない。

 麻雀は感性と集中力、そして記憶力のゲームだと思っている。
 なんであろうと、毎日やっている人間が一番だ。一日サボったら、取り戻すのに倍の時間がかかる。

 月に一度しか牌を握らずに化物のように強い打ち手なんて存在しない。よしんば強さを持っていたとしても、最前線で鎬を削り、数字を残せないような打ち手に自分は興味は無い。

 だが、今は月に一定の休息を取るようにしている。
 それこそ年に四百日打つような生き方が長かったが、今の自分にはこれぐらいが一番バランスが良いと思う。


 一日か、二日。
 時間にしてみれば短い息抜きだが、それでも卓と同化したり頭が完全に切り替わるのに二半荘かそこらかかってしまう。

 あたかも、卓から離れる者には牌が勝利を与えないかのようだ。
 敬虔であれ、と…。

 今でも、休息空けに牌を握る瞬間が最も怖い。









ブログランキング グレー
 blogランキング