己の信ずる腕一本で今日まで淘汰されずに生き残ってきた。

 十数年間、闘争の日々だった。
 心が休まる、穏やかな日々などただの一日も無かった気がする。
 気持ちや思いが満たされるということは無かった。

 強くなるということは小手先の技術ではないということを識った。
 心技体、男として人として強くならねばならなかった。

 何千人という相手、何百人という同士たちが居た。
 誰もが先に道を降りていった。
 誰もが人生の中で麻雀と違う夢を大事にする選択を選んだ。


 この世界には自分を取り巻く愛すべきライバル達がいる。
 育った環境や戦ってきたフィールドは違えど、今こうして同じ場所に辿り着いた者同士だ。
 ここまで来たら強くない奴なんていやしない。

 相手が自分と同じくらいの情熱を牌に注いできたのが判るから、敬意を表することが出来る。

 しかし、自分が認めている相手だからこそ譲れない主張がある。
 
 私は常に、この先もずっと麻雀打ちでありたい。
 たとえ、それが最強で最愛のライバルを倒すことでしか己の存在を証明できないものであったとしても――。



「所詮、そんなリーチを和了らせてもらえるAリーグのレベルでの話でしょ?」

 ある一人の最高位戦の選手の言葉で論争に火が点いた。


 問題となった手牌はこうだ。

(オーラス 和了トップ 南家 5巡目 ドラ 九筒

一萬一萬四萬六萬七萬八萬八筒九筒五索六索七索九索九索九索


(※)トップ目のラス親と2000点差の2着目。
   3着目の西家とは3000点差。

   3着目の西家が3巡目に一枚目の 中 をポン。
   点棒状況的には、ドラ 九筒 が2枚以上か萬子のホンイツが濃厚。

   オカ無しでウマが10・30の最高位戦ルール



 この状況はダマで押すべきだ、とするのが最高位戦プロの意見である。
 これに協会の鈴木たろうと私が真っ向から反発。


「リーチが安易な選択なのは判っている。だが、この状況であれば出た瞬間にトップが確定するリーチという選択も悪くない」

「いや、こんな形だけのリーチを打つよりも西家をケアしながらダマで押すのが正着だ。オカが無いルールなのだから、三着目に振ったり甘い牌を下ろすことは許されない」

「親は前に出辛い局面だし、西家はラスの心配がないから条件を満たす手が入っている以上、前に出てくるだろう。その西家の打牌を捕らえられないのは緩手だ」

「最高位戦のAリーグでは、そんなリーチを打ったところで和了らせてもらえない。所詮――」

「協会のレベルが低いとは思っていない。第一、そんな古臭い麻雀を打っていたらタイトルなどなかなか取れない」


 その場に居た若手プロが真っ向から激突。
 

「そこまで言うなら、誰が一番強いのかここらでケリをつけようか――!!」


 こうして二つの団体による抗争は勃発した…。


 決戦の舞台は全国で26万人のユーザー数を誇る“天鳳”が立ち上げた「天鳳杯」の記念すべき第1回大会に決定。

 2009年1月10日(土) 22:00から天鳳サイトでリアルタイム中継(1節 半荘四回戦)。
 観戦ロビーにて無料で閲覧できます。

 以降、17、24、31日と毎週土曜日の22時から配信。
 さらに第2回大会以降はユーザー参加型のシリーズが開幕。


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「天鳳杯プレマッチ」
http://tenhou.net/cs/200901pre/
現役プロによる麻雀バトルの最前線がオンラインに!

【大会名】 天鳳杯プレマッチ
【日程】 2009年1月10・17・24・31日(土) 22:00〜
※対戦が終わり次第終了、対戦間に5分休憩
【参加選手】 最高位戦日本プロ麻雀協会 浅埜一朗・水巻渉
日本プロ麻雀協会 鈴木たろう・吉田光太
【ルール】 4人打ち東南喰あり赤あり全16戦
【観戦費】 無料
【会場URL】 http://tenhou.net/0/?00112233
※Windows版では"メニュー"⇒"ロビーの移動"
⇒"天鳳杯プレマッチ"から入場



 皆さんの観戦をお待ちしております。
 宜しくお願いいたします。

 日本プロ麻雀協会
 吉田光太




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