あれほど遣る瀬無い思いの翌日、約束のセットへと出掛けた。
 この日の面子は協会の矢島亨、綱川隆晃プロと最高位戦の中郡慧樹プロ。

 勢いのある後輩が相手なだけに気が抜けないが、ツキに恵まれた私は四暗刻自摸を含む大きなトップを飾ることが出来た。


 六萬六萬六萬二筒二筒三筒三筒八索八索八索中中中   ツモ 二筒



 また、フリーでも派手な花火を打ち上げた。


(東一局 東家 ドラ 東


 四萬五萬赤六萬四筒五筒赤七筒七筒四索五索六索東東發


 連風牌のドラが対子のチャンス手であるが、捨て牌はすでに三段目に差し掛かっている。三色の和了も見て 七筒六筒 からの仕掛けを考慮に入れる。
 
 と、その二巡後に上家から 三筒 が打たれた。



 二面を仕掛けた親にドラのダブ東が出る巡目ではない。
 しかし、この手を和了るにはどうせ三枚目の 東 が必要なのだから、“自摸専”で聴牌を取るべきとも考えられる。


 しかし、別に軽挙を厭うわけではないが、スッと山に腕が伸びた。
 そして思いもよらない牌を引き込んだ。


 四萬五萬赤六萬四筒五筒赤七筒七筒四索五索六索東東發   ツモ 東


 その直後、闇で聴牌を入れていたという下家が高目をこぼして24000の和了となった。



 四萬五萬赤六萬四筒五筒赤七筒七筒四索五索六索東東東  ロン 六筒



 そして、東三局ではリーチ・自摸・ドラ11という阿漕な数え役満を和了る。


(東三局 西家 ドラ 三萬 五筒


一索一索二索三索四索六索七索   ツモ  裏三萬三萬裏   五索    裏五筒赤五筒裏

 裏ドラ 一索




 その翌日以降も、まだ不思議なツキに包まれ続けている。
 
 あの日、厠で流した涙はいったい何だったのかと思いたくなるほどの現象である。

 







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