<南一局 9巡目 親番 ドラ 七筒:麻雀王国

九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国二索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国四索:麻雀王国   ツモ 二索:麻雀王国

 

 この半荘の山場となる選択だ。
 手を止めて、考える。


 私の待ちである 九萬:麻雀王国 は南家の現物だ。
 二索:麻雀王国 さえ通せばアガれるかもしれない。


 私の少考に合わせて、対面が短くなった牌山を前に出そうとする。
 すると、なんと一牌が山からこぼれてしまったのだ。

 
  九萬:麻雀王国 ……!

 しかも、私の次のツモ牌だ。


 待て、待て、待つんだ。
 私は口に手を当ててよく考えた。


 この 二索:麻雀王国 さえ通れば、4000オールのツモ和了だ。


 だが、ちょっと待て。
 これってどうなんだ……?

 苦しかったマンション麻雀での事を思い出す。


「信じられるのは自分だけ……」

 そうゲン爺は言った。



 私はハッと目を見開き、 九萬:麻雀王国 を河へ捨てた。


 私が将来を捨ててまで麻雀を選んだのは、目先の勝ち負けの為じゃないだろう。
 
 “どういう打ち手”になるかが大事なんだ。


 イレギュラーな情報を戦略に取り入れてどうする。


 南家は一色の聴牌。
 ましてや、下位陣の甘い鳴かせで入った聴牌だ。


 この 二索:麻雀王国 で打ったら、一週間はツキに見放されてしまう。


 そもそも、こんな長考自体が雀士の恥じゃないか。


 捨て牌に並んだ三枚の 九萬:麻雀王国 に私はそう言い聞かせた。

 
 
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*当物語はフィクションです