シンジ「ヴンダーで暮らす」
    2012年12月28日 コメント(52) 長編創作・SS 
    ngiue
    2VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:45:40.15 ID:qlZXR9h30
    AAAヴンダー内 碇シンジ隔離室

    サクラ「シンジさーん 晩御飯ですよぉー?」カチャ

    シンジ『……あ、はい』

    サクラ「……」カチャ……

    シンジ『ありがとう、ございます』






    3VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:46:38.18 ID:qlZXR9h30
    シンジ『……』モグモグ

    サクラ「……」

    シンジ『……コレって、誰が作ってるんですか?』

    サクラ「え、えぇっと。当艦の調理当番は……○○さんです」

    シンジ『○○さん?』

    サクラ「はい。うちの艦の中では一番料理お上手な人ですよ」

    シンジ『そう、なんだ。うん、美味しいよ』






    4VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:47:11.31 ID:qlZXR9h30
    サクラ「……せやったら、もっと美味しそうに食べた方がいいですよ?」

    シンジ『ん、ごめん』

    サクラ「……はぁ」

    シンジ『あ、でも、僕が言っていたって言わないでね』

    サクラ「……そうですか」






    5VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:48:08.21 ID:qlZXR9h30
    艦内廊下

    マヤ「葛城艦長……!」タッタッタ

    ミサト「何か?」

    マヤ「シンz……碇シンジ隔離室周辺の修復が、先ほど完了しました」サッ






    6VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:48:36.47 ID:qlZXR9h30
    ミサト「そう。引き続き修復作業を続行しなさい」

    マヤ「了解しました」チラッ

    リツコ「……ご苦労様」

    マヤ「……//////」ペコリ

    青葉「……ハァ」






    7VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:49:28.42 ID:qlZXR9h30
    アスカの部屋

    マリ「ねぇ、どう思う?」

    アスカ「何も」

    マリ「何もーってこたぁなーいでしょー?」ニヤニヤ

    アスカ「別に、私が思うことは何もないわよ」






    8VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:50:11.55 ID:qlZXR9h30
    マリ「だってぇ、わんこ君ってば、
       ここに来て周り敵だらけみたいな感じだったっていうのに
       アダムスの器ちゃんのお誘い断ったんだよ?
       普通あの状況だったら脱走を選ぶと思うけどにゃー?」






    9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:50:46.78 ID:qlZXR9h30
    アスカ「どうせ首輪が怖くて逃げられなかったんでしょ?」

    マリ「……模範解答すぎてツマンナイ」プイッ

    アスカ「うっざ……て言うかあんたねぇ、
        アイツに関する事があると入り浸るのやめなさいよ
        いい加減うっとうしいんだけど」






    10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:51:19.30 ID:qlZXR9h30
    マリ「ニヒヒー わんこ君関係ないときは普通なのに、
       わんこ君関係あると姫はすぐカリカリするにゃー」ニヤニヤ

    アスカ「っさいわね! アンタがニヤニヤしてるのが気にいらないっつってんのよ!」ブンッ

    マリ「わっぷ」ボフッ

    アスカ「これ以上何か言うなら枕じゃないものが飛んでいくけど?」






    11VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:51:48.46 ID:qlZXR9h30
    マリ「……枕も結構痛い」ヒリヒリ

    マリ→退室

    アスカ「……」






    12VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:52:42.31 ID:qlZXR9h30
    廊下

    マリ「♪〜」フラフラァ

    サクラ「……あ、おつかれさまです」

    マリ「〜♪」ヒラヒラァ

    サクラ「あはは……」






    13VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:53:11.31 ID:qlZXR9h30
    マリ「〜〜♪    『さっちん』」

    サクラ「はい? 何ですか?」

    マリ「わんこ君、どうだった?」

    サクラ「えーっと……」

    マリ「……思ったとおりに言ってみ」クルッ






    14VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:53:37.63 ID:qlZXR9h30
    サクラ「、 はい。気持ち悪いくらいおとなしいです。遠慮の塊みたいなカンジで」

    マリ「そう、まぁ、大方予測通りかにゃ」

    サクラ「マリさんてシンジさんのことお詳しいんですか?」

    マリ「ぜんっぜーん♪ でも姫の王子様だし、興味津々!」

    サクラ「え、でも予測通りて」

    マリ「姫から聞いたわんこ君だったらそうするだろう、って思ってねー」クルッ






    15VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:54:19.89 ID:qlZXR9h30
    サクラ「あ、面会するなら、許可……」

    ミサト「構わないわ」

    サクラ「ひぃぃ!? 艦長!?」

    マリ「……」

    ミサト「……」

    マリ「……ありがとうございます」プイッ

    ミサト「……」






    16VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:54:47.22 ID:qlZXR9h30
    サクラ「えっと、艦長? いいんですか?」

    リツコ「心配には及ばないわ」

    サクラ「……はぁ、せやったら、いいんですけど」






    17VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:55:17.49 ID:qlZXR9h30
    碇シンジ隔離室

    シンジ『〜♪……違う……〜〜♪』

    シンジ『こうだったかな?……〜♪ あ、あれっ?』

    マリ→入室

    マリ「〜〜〜♪」

    シンジ『!!』






    18VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:55:52.23 ID:qlZXR9h30
    マリ「ひさしぶり! わんこ君!」

    シンジ『えっ……?』

    マリ「覚えてない?」

    シンジ『いえ……その……』フイッ






    19VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:56:54.77 ID:qlZXR9h30
    マリ「んー、あー、大丈夫だよ。私はわんこ君のこと恨んでたりとかしないから」

    シンジ『……』

    マリ「信じられないかにゃ?」

    シンジ『……』

    マリ「……」

    マリ「ま、こんなガラス隔ててたらね。信用なんてできないよね」コンコン

    マリ「ってことで、権限発動ー ピッポッパ♪」






    20VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:57:20.61 ID:qlZXR9h30
    ガシャン

    シンジ「え!?」

    マリ「お邪魔するよ!」

    シンジ「だ、だめだよ。中に入ったら、ミサトさんに……」

    マリ「私のIDなら入ってもいいことになってるってことは、
       艦長も容認しているってことだよ」スタスタ

    シンジ「……っ」シュバッ

    マリ「お、おう?」






    21VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:58:03.30 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……な、何で近づいてくるの?」タジタジ

    マリ「何もしないって、逃げるんじゃないよぉ? わんこ君」

    シンジ「……っ」プルプル

    マリ「そんな、目ぇ瞑ってまで怯えちゃってぇ……そんなに怖い?
       それはそれで失礼だよ君ぃ」

    シンジ「……」






    22VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:58:56.85 ID:qlZXR9h30
    マリ(聞いてた通りだと、ここで謝ってくると思ったんだけどにゃー)

    マリ「OK 近づかない。わんこ君が逃げるならこの距離で話すよ」

    シンジ「……そう、ですか」

    マリ「あー、あと、敬語いらないよ……っていうと遠慮しそうだから
       わんこ君はこれから私にタメ口で話すこと、コレ命令」ビシィッ

    シンジ「っ……わかりま……わかったよ……えっと」

    マリ「真希波マリ 要望としてはマリと呼んでほしい自称御年28歳!」

    シンジ(あれから14年……てことは)「同い年、なのかな?」






    23VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 00:59:22.87 ID:qlZXR9h30
    マリ「そ。だから気楽にいこう、気楽に」

    シンジ「……う、うん。わかったよ。マリさん」

    マリ(先は長いにゃー)ハァ






    24VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:00:10.89 ID:qlZXR9h30
    翌日

    サクラ「シンジさーん ご飯ですよー」

    シンジ『……どうも』

    サクラ「……!? ちょ!?」

    シンジ『……』ゲンナリ






    25VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:00:36.63 ID:qlZXR9h30
    サクラ「マリさん! 隔離室、入って……いや、ていうか、えぇ!?」

    マリ『んー? オハヨー さっちん』

    サクラ「どうやってそっち側に!?」

    マリ『いーからご飯頂戴よー』

    サクラ「ご飯どころの話じゃあらしまへん!!」タッタッタ

    マリ『あぁーん! ご飯……』

    シンジ(僕の分のご飯を食べるつもりだったんだ……)






    26VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:01:15.05 ID:qlZXR9h30
    数分後

    ミサト「マリ、出てきなさい」

    マリ『……お断りします』

    ミサト「そう。なら仕方ないわね」

    サクラ「マリさん! 早く出てこんと、処分されちゃいますよ!」

    ミサト「諦めなさい……サクラ少尉」

    サクラ「は、はい?」






    27VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:01:45.39 ID:qlZXR9h30
    ミサト「二人分の朝食の用意を」

    サクラ「え?」

    マリ『え?』

    シンジ(ホッ……)






    28VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:02:12.99 ID:qlZXR9h30
    ミサト「……一応言っておくけど、マリ。
        貴方には与えられた権限の中で自由にする権利がある。
        越権行為には口を出すけど、そうでない場合私は何も言いません」

    マリ『そうですか』

    ミサト「以上です」カツカツカツ






    29VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:02:50.22 ID:qlZXR9h30
    サクラ「……え? ええんですか?」

    ミサト「何か問題が?」

    サクラ「あ、いえ! 何でもありません!」ビシィ!

    ミサト「……」カツカツカツ






    30VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:03:27.77 ID:qlZXR9h30
    数分後 シンジ側

    サクラ『はぁ、もってきましたよー』

    マリ「ありがとねん♪ さっちん」

    サクラ『別にええですけど……マリさんが処分されへんか心配でしたよ』

    マリ「真っ先に報告しに行ったくせにー」

    サクラ『さっさと出て貰わんと、何かあってからじゃ遅いからです!』カチャカチャ……






    31VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:03:59.62 ID:qlZXR9h30
    シンジ「あ、ありがとうございます。いただきます」

    マリ「いっただきまーす!」

    モグモグ

    シンジ(厚切りベーコンとトースト、サラダ。

        人工肉の味と、なんか不自然な野菜の味……)






    32VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:05:04.68 ID:qlZXR9h30
    マリ「ごちそうさまー!」

    シンジ「早っ!」

    マリ「男の子なのにわんこ君ってば食べるの遅いぞー」

    サクラ『マリさんが早いだけと違います?』

    マリ「それは否定しないけど、でも本当に食べるの遅いね」

    シンジ「あ、ごめんなさい。今食べ終わるから」






    33VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:05:32.67 ID:qlZXR9h30
    サクラ『別に、急がなくてもいいですよ』

    マリ「ンフフー、わんこ君てば、気ぃ使いすぎだよ?」

    シンジ「いや、でも……」モグモグ


    サクラ『……どーせ残すんですから』ボソッ


    シンジ「……」

    マリ「……残す?」






    34VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:06:00.15 ID:qlZXR9h30
    サクラ『物資ギリギリやっちゅうのに、残しはるんですよ。この人』

    マリ「……」

    シンジ「……」






    35VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:06:28.93 ID:qlZXR9h30
    数分後

    マリ「……さっちんも居なくなったし、出るなら今かねー」

    シンジ「行くの?」

    マリ「うん。また来るね」

    シンジ「いや、もう来ない方が……」

    マリ「また来る」

    シンジ「……」

    マリ→隔離室出る






    36VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:07:03.04 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……」

    シンジ「……」

    シンジ「……」

    シンジ「うっぷ……」ダダダ

    シンジ→トイレ

    シンジ「うげぇぇぇぇ……」






    37VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:07:30.95 ID:qlZXR9h30
    数分後 ヴンダー内 管理室

    マリ「……」キョロキョロ

    リツコ マヤ「……?」

    マリ「ちょっと、『リツコ様』。お話が……」コソコソ






    38VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:07:57.08 ID:qlZXR9h30
    リツコ「……忙しくはないからある程度は対応できるけど
        艦長に気付かれたくないことなのかしら?」

    マリ「艦長というか、艦内の誰にも、気付かれたくないことなんです、けど」

    リツコ「そう、なら。私に言うべきことではないわね」

    マリ「リツコ様……」シュン

    マヤ「先輩……」






    39VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:08:27.09 ID:qlZXR9h30
    リツコ「……それにしても、管理室は暑いわね。  そうだ、マリ」

    マリ「にゃんですか……?」シュン

    リツコ「涼しい部屋に案内して頂戴。今は忙しくないから艦内ならどこでもいいわ」

    マヤ「せんぱぁい……」キュンッ

    マリ「リツコさまぁ!」ガバッ

    リツコ「暑いって言ってるのに……」






    40VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:08:52.67 ID:qlZXR9h30
    碇シンジ隔離室

    シンジ『〜♪ うーん、だめだ。 思い出せない……』

    ガシャン

    リツコ「なるほどね」

    マリ「えっと、その」

    リツコ「で? どうしてほしいの?」

    シンジ(マリさんがリツコさんを連れてきた?)






    41VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:09:19.84 ID:qlZXR9h30
    マリ「あの、わんこ君体調悪いみたいで……診てあげてくれないかにゃ、って」

    マヤ「? シンジ君の体調管理は、サクラちゃんに任せているんじゃ……?」

    リツコ「でも、わざわざ私を連れてくるくらいだから、何か考えがあってのことなのよね?」

    マリ「ええ、まぁ」

    リツコ「わかりました。  シンジ君?」

    シンジ『! は、はい』

    リツコ「診察の時間よ」






    42VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:10:19.99 ID:qlZXR9h30
    一時間後 サクラ自室

    リツコ「……重度の胃腸炎……ね」

    サクラ「ホンマに、すんませんでしたぁ!」

    リツコ「……このメモの通り、あとはよろしくね」

    サクラ「うぅぅ……はいぃ……」

    リツコ「サクラ少尉。シンジ君の世話係は、とても大変だと思うわ。
        だから色々考慮して今回のことは内緒にしておきます」






    43VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:11:29.14 ID:qlZXR9h30
    サクラ「……そこまでして貰う資格、ウチにあるんでしょうか」メソメソ

    リツコ「今回の問題は、『貴方の注意不足』程度の問題じゃないのよ
        遠慮の塊みたいなシンジ君は、注意して見ても気付かせてくれないのよ
        それと今後、定期的にマリとシンジ君を接触させるようにして」

    サクラ「え? マリさんを、ですか?」






    44VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:11:55.72 ID:qlZXR9h30
    リツコ「シンジ君は今、回りが自分を憎んでる人ばかりだと思っている
        まぁ、実際その通りよね。
        碇シンジ隔離室のドアの開閉に関する権限を
        艦内の人間全員に持たせたらどうなると思う?」

    サクラ「間違いなく、シンジさん殺されますね」






    45VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:12:23.77 ID:qlZXR9h30
    リツコ「そして、もちろんシンジ君は貴方も、
        自分を憎んでいる人間だと思っている」

    サクラ「それは……」

    リツコ「否定しなくてもいいわ。
        複雑でしょうけど、それでも隠せない敵意が、貴方にはある」

    サクラ「……」






    46VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:13:07.16 ID:qlZXR9h30
    リツコ「ミサトは論外 アスカもあの調子……
        だけどそこにマリというニュートラルな存在が現れた
        彼女なら、彼の心の支えになれるかもしれない」

    サクラ「……心の支え」

    リツコ「更にマリは、シンジ君との距離が一番近かったと思われるアスカからシンジ君に関する多くの情報を有している。
        シンジ君の不調に気付けたのもコレが理由ね」

    サクラ「……単に、彼が気を使いすぎて臆病なんと違います?」






    47VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:13:39.36 ID:qlZXR9h30
    リツコ「そうね。彼はとても臆病
        しかも極め付けに、敵意を持っている相手が世話係
        誰にも頼れるわけがない。
        頼っても面倒くさいと思われてもっと嫌われるかもしれない。
        碇シンジは、そういう人間よ」

    サクラ「……」







    49VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:15:24.57 ID:qlZXR9h30
    リツコ「ホンマめんどくさい人やわーシンジさんて って考えてるわね?」

    サクラ「め、めめめめ滅相も!」

    リツコ「考えて見なさい
        精神的には14歳の少年が、無意識のうちに世界を滅亡させてしまって、
        その被害者に、恨まれつつも世話をされる状況」

    サクラ「……」

    リツコ「頼りたくても頼れないのよ。
        でも死にたくても怖くてできない。 死なせてももらえない」






    50VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:15:54.93 ID:qlZXR9h30
    サクラ「……」
     
    リツコ「……かわいそうだと思わない?」

    サクラ「……でも、大罪人です」

    リツコ「っ ごめんなさい、お喋りが過ぎたわね。
        とりあえず、薬とかはこっちで手配するから、なくなったら私に直接
        ……いいわね?」

    サクラ「はっ、はいぃ! 恐縮です!」






    51VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:16:44.54 ID:qlZXR9h30
    碇シンジ隔離室

    シンジ「〜♪ そうだ。こんなカンジだったはず……っぷ……うぅ……」

    マリ『おじゃま』ガシャン

    シンジ「!?」ババッ

    マリ「しまーす」ガシャン






    53VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:17:41.79 ID:qlZXR9h30
    シンジ「あ、あはは……こんばんわ、マリさん」

    マリ「ちゃんと寝ないと治らないぞぉ、わんこ君」

    シンジ「そうだね。でもちょっと寝付けなくて」

    マリ「今君、胃腸炎でボッコボコなんぞ?
       然るべき治療に従わずに治りが遅いと叱られるのはさっちんなんだからね」

    シンジ「そう、だよね。 うん、寝るよ」

    マリ「よろしい。 んじゃ私もそろそろ寝ようかにゃー」ゴソゴソ






    54VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:18:21.99 ID:qlZXR9h30
    シンジ「ダメだよ! 今度こそ叱られるかもしれないよ?」

    マリ「昨日語り明かした仲じゃないのさー」

    シンジ「やめたほうがいいよ……あんまり僕にかかわらない方が……」

    マリ「だーいじょーぶ、心配しなくても」

    シンジ「だって、マリさんが嫌われるかもしれないよ」

    マリ「全然気にしない。だって、私も嫌われ者だし」

    シンジ「え?」

    マリ「……どういう意味か知りたい?」ニヤリ






    55VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:18:48.13 ID:qlZXR9h30
    シンジ「え、うん。まぁ……聞かせてくれるなら」

    マリ「じゃあ、今日は寝よう! 寝てくれたら明日教えたげる」

    シンジ「えぇぇ、そんなのズルイよ」

    マリ「はいはい、電気消すよー」






    56VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:19:20.23 ID:qlZXR9h30
    翌日

    サクラ『シンジさん、食前のお薬ー……』

    シンジ「zzz……」

    マリ「んにゅふふふ……可愛い寝顔しとるのぉ」ツンツン

    サクラ『ま……マリさん……!』

    マリ「しーっ! 起きちゃうよー」ヒソヒソ

    サクラ『は、破廉恥です! そんな、寝込みの男性に跨って……!//////』ヒソヒソ

    マリ「……羨ましいかにゃ?」ヒソヒソ






    57VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:19:48.87 ID:qlZXR9h30
    サクラ『そういう話じゃなく……!』ヒソヒソ

    サクラ『ていうか、普通に! 起きてくださいシンジさん! 襲われてますよ!』

    シンジ「え?」

    マリ「オハヨーございますにゃー♪」

    シンジ「っ!? なっ //////」

    マリ「起きちゃったかー、失敗失敗〜」シュタッ






    58VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:20:14.66 ID:qlZXR9h30
    シンジ「//////」

    マリ「朝ごはんみたいだよわんこ君。早く起きなって」

    シンジ「わ、わかってるよ」モタモタ

    マリ「ああ、別なところも起っきしちゃって勃ってるのに立てません、と」

    シンジ サクラ「『マリさん!!!!」』






    59VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:20:55.66 ID:qlZXR9h30
    数分後

    シンジ「お粥だ」パァァ

    サクラ『○○さんに事情話したら、内緒で作ってくれはりました』

    シンジ「あ……」

    サクラ『……○○さんはご飯作ってくれてるだけです。

        お礼言うくらい、気にせず言うたってください』

    シンジ「うん、じゃあ、ありがとうございますって、伝えてください」

    サクラ『はいはい』






    60VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:21:23.50 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……」モグモグ

    マリ「私もお粥かー、味気にゃーい」フーフー

    サクラ『我慢してください』

    マリ「梅干うまーい!」

    サクラ『はぁ……』

    マリ「でももうちょっとボリュームもほしいにゃー」フーフー

    サクラ『ここに特別な食事もってくるなんて事してるのばれたら、居心地悪ぅなりますよ』

    マリ「え、それって」






    61VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:21:57.99 ID:qlZXR9h30
    サクラ『ここにいる間は同じ食事してもらいます。シンジさんが食べられへん時は断食です』

    マリ「そっ! そんにゃあ!」

    サクラ『嫌でしたらここで寝泊りするのやめたらええやないですか』

    マリ「えー、でもぉ……」






    62VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:22:29.63 ID:qlZXR9h30










    サクラ『……それはそれとして、まだ食べてへんのですか?』

    マリ「だって熱いんだもん」フーフー






    84VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:36:48.34 ID:GhJytC07o
    ……良い





    63VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:22:58.31 ID:qlZXR9h30
    食後

    シンジ「あの、マリさん」

    マリ「んにゃー?」カコカコ カコカコ

    シンジ「昨日の事なんですけど」

    マリ「ん、あー、嫌われ者の話?」カコカコ

    シンジ「どういう意味なのかな、って、思って」






    64VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:23:25.74 ID:qlZXR9h30
    マリ「……んー、それなんだけどねぇ。やっぱり言うのやめとくわー」パタコン

    シンジ「そう、か。まぁ、言えないなら聞かないよ」

    マリ「アリガトね。言いたくなったら私のほうから言うよ」



    マリ「さってと、そいじゃ私は、そろそろ行かなくちゃ、だね」

    シンジ「行くの?」






    65VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:24:01.52 ID:qlZXR9h30
    マリ「うん。あ、でも、その布団必要になるかもしれないから、置いといて」

    シンジ「ま、また来るの? マリさんがいいなら別にいいけど……いいのかな?」

    マリ「権限がありますからにゃー」ガシャン

    マリ『じゃ、しばしのお別れー バイバーイ』フリフリ

    シンジ「えっと、バイバイ」フリフリ






    66VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:24:56.38 ID:qlZXR9h30
    アスカの部屋

    アスカ「……どういうことなのよ。コネ眼鏡」

    マリ「どうって、そのまんまの意味だにゃー」

    アスカ「ふっざけんじゃないわよ! さっきのメール……」






    67VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:25:25.32 ID:qlZXR9h30
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    差出人:コネ眼鏡
    題:Re
    内容:わんこ君なら隣で寝てるけど?
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜






    68VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:25:54.03 ID:qlZXR9h30
    アスカ「……アンタ、マジであそこで寝泊りしてるの?」

    マリ「三日ほど」

    アスカ「!? 姿を見せないと思ったら……アンタそんな事」

    マリ「だって、わんこ君ってば激しいんだもん」

    アスカ「―――っ!!! やっぱり、アンタそういうこと……っ!」

    マリ「凄かったよ……わんこ君の……大きくて、すっごい……」トロン

    アスカ「聞きたくない聞きたくない聞きたくない!!!!不潔!」

    マリ「胃腸炎」

    アスカ「ふけ……え?」






    69VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:26:36.48 ID:qlZXR9h30
    シンジ隔離室

    シンジ(ポラリータ?……違うな、何だっけ、えっと、プラリータ? あ、近い近い)ボー

    シンジ(そうそう、プラシーボだ)

    ドタバタドタバタ……

    シンジ(何の音だろ?)

    ゼーハーゼーハー……

    シンジ(結構、扉の外の音聞こえるんだな)

    フーフー……ッ!

    ガシャン

    アスカ『……』

    シンジ「!」ビクッ

    シンジ「アスカだ……あ、あれ?」






    70VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:27:36.18 ID:qlZXR9h30
    ガラスの向こう側

    アスカ「バカシンジ……相変わらずシケた面してるわね」

    シンジ『……』

    アスカ「何よ、驚きのあまり声も出ないってわけ?」

    シンジ『……?』

    アスカ「はぁ、まぁいいわ」

    アスカ「ていうかねぇ! アンタ、バッカじゃないの!? 
        コネ眼鏡と一緒に寝てるんですって!?」






    71VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:28:04.40 ID:qlZXR9h30
    シンジ『……?』

    アスカ「真希波マリよ! あ、コネ眼鏡のやつ、あの布団で……!」

    シンジ『……』

    アスカ「こら! 視線そらすな、話聞けぇ!!」

    シンジ『……』ハァ

    アスカ「ため息つきたいのはこっちのほうよ!
        アンタ、マリに迫られて変なことしたら、承知しないんだからね!」






    73VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:29:03.66 ID:qlZXR9h30
    ミサト「……アスカ大尉。貴方にはこの部屋において、三つの規制がされている」

    アスカ「規制、ですって!?」

    ミサト「一つは、この部屋への進入禁止。
        もう一つは、ガラスの向こうへの音声の伝達禁止
        そして、ガラスの向こうへの映像の伝達禁止」

    アスカ「……え?」

    ミサト「今は貴方の姿も音声も、彼には一切届いておらず、こちらから向こうが見えるだけ」

    アスカ「……ど、どうしてそんな規制を、私に?」






    74VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:29:32.66 ID:qlZXR9h30
    ミサト「理由は、貴方が彼に与える精神的ストレスが、今の彼にとっては治療の邪魔だから」

    アスカ「治療?……っハ! 艦長様ともあろうかたが、おやさしい事で!」

    ミサト「……」

    アスカ「あんな大罪人飼い殺しにするくらいなら、
        いっそのことこのまま症状悪化させて殺しちゃいなさいよ!
        アンタがヴンダーの総意なら、そうするべきなんでしょう!?」






    75VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:30:02.43 ID:qlZXR9h30
    ミサト「……」

    アスカ「……」

    ミサト「……とにかく、貴方が碇シンジに会うには時期尚早。
        話す事があるのなら、規制が解かれた後にして
        ……それからマリ!」

    マリ「……はーい」






    76VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:30:33.81 ID:qlZXR9h30
    ミサト「アスカ大尉をこの部屋に入れたのは貴方ね?
        アスカ大尉はこの部屋に入る権限を有していない。
        手引きによって引き入れる事は越権行為よ」

    マリ「……私は止めましたー」

    ミサト「わかってていってるのでしょう?
        処分は下さないから、とにかく規制が解けるまで
        アスカをこの部屋に入れる事は遠慮しなさい」

    マリ「……はい」

    ミサト「わかったなら、両名部屋の外へ」

    マリ アスカ「……」トボトボ






    77VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:31:01.43 ID:qlZXR9h30
    ガラスの向こう側

    シンジ(ガラスの向こうが見えるようになった……)

    シンジ(アスカはいなくなったけど、代わりにミサトさんがいる。あれ?)

    ミサト『……碇、シンジ君』

    シンジ「え、あ、はい」

    ミサト『体調不良は、すぐにサクラ少尉に伝えるように』

    シンジ「すみません。言い出せなくて」

    ミサト『……』カツカツカツ

    シンジ「あ、あの! ミサトさん」

    ミサト『……』カツカ……クルッ

    シンジ「あ、えっと……ごめんなさい、なんでもないです」

    ミサト『……そう』カツカツカツ






    78VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:31:36.40 ID:qlZXR9h30
    ガシャン

    リツコ「……」

    ミサト「……」

    リツコ「艦長室の人払い、する?」

    ミサト「……必要、ないわ」






    79VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:32:34.39 ID:qlZXR9h30
    昼飯

    サクラ『鮭まぶしてあるみたいですよ。食べやすいように、○○さんエラい工夫してくれてはります』

    シンジ「うん。凄く美味しい」

    サクラ『そうです。美味い飯には美味いと言って、ありがとうって言うのが礼儀です』

    サクラ『たとえ殺したいほど憎んでる相手でも、不味そうに食われるよりはイイもんです』

    シンジ「……」モグモグ

    サクラ『……』






    80VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:33:04.10 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……ねぇ。僕が嫌われてるのは、どうしようもないと思うけど……」

    サクラ『……』

    シンジ「……マリさんが嫌われてるのは、おかしくないかな?」

    サクラ『私は嫌ってませんけど……まぁ、エヴァのパイロットは得てして嫌われるんです』

    シンジ「エヴァのパイロットが、皆?」

    マリ『おっと! その話はそこまでだよ!』

    サクラ『マリさん』






    81VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:33:32.23 ID:qlZXR9h30
    マリ『そんな事言ったら私が、姫のほかにはわんこ君くらいしか友達いないみたいじゃないのさ』

    サクラ『わかってますよぉ。私と、アスカさんと、シンジさんだけですよね?』

    マリ『なんでやねん! って言わせたいんでしょ。ハーイハイ』ナデナデグシャグシャ

    サクラ『やーんもう! 冗談きついですわー!』

    シンジ「ふ、あはは」






    82VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:33:58.70 ID:qlZXR9h30
    マリ『! わんこ君が笑った』

    サクラ『ここに来て初めてですね。 28とは思えないあどけない笑顔やわぁ』

    シンジ「ちょ、やめてよ、そういう風に人の顔見るの……//////」

    マリ『えっへへー、間近で見て辱めてやるー!』

    ガシャン

    サクラ『全く、あっちゅうまに入ってしまうんですね』

    マリ「ただいまー!」ガバッ

    シンジ「わっ、ただいまって……」






    83VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:34:25.90 ID:qlZXR9h30
    サクラ『隔離室にただいま言う人がいますか』

    マリ「まーいいじゃん。私はわんこ君気に入ってここにいるんだし
       わんこ君もたまーに二人でいてあげないと寂しくて死んじゃうよ?」

    シンジ「たまーに、ってここ最近ずっとじゃないか」

    マリ「おぉん? 言うねぇ、わんこ君ってば」グイ

    シンジ「ふぁ、や、やめふぇよ」






    85VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:36:59.75 ID:qlZXR9h30
    マリ「ふふん、わんこ君、良いこと教えてあげようか?
       この部屋ってね。私の権限があれば外部との音と映像を遮断できるんだよ」

    シンジ「さっきみたいに?」

    マリ「アレよりもっと強固。外からもこちら側が見えないようにするの」

    シンジ「え……」






    86VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:37:32.53 ID:qlZXR9h30
    マリ「なんとなくわかったかな? つまり、
       ゴウモン しても ばれない んにゃよ」ズイッ

    サクラ『ちょ、ちょっと、マリさん?』

    マリ「権限発動ー! 裏コード132!」

    ヴン……






    87VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:38:02.07 ID:qlZXR9h30
    ガラスの向こう側

    サクラ「ほ、ホンマに何も見えへん! 聞こえへん!」

    サクラ(アカン! シンジさんのストレスがマッハで、胃袋に穴空いてまう!
        でもマリさんほどの権限なんて私には……)

    サクラ「マーリーさーん!! ちょ、開けてちょーだいよー!」バンバン

    サクラ(ええい! ダメでもともと! ID認証……)






    88VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:38:48.16 ID:qlZXR9h30







    ガシャッ


    三人「え?」






    89VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:39:20.79 ID:qlZXR9h30
    シンジ(何で開いたんだろ?)

    マリ(ちぇーっ)

    サクラ(何で二人とも半脱ぎなんやろ)



    シンジ マリ「……」クンズホグレツ






    91VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:40:04.93 ID:qlZXR9h30
    サクラ「はっ! ちゃう、ちゃうねん。なんで扉開いてん!?」

    マリ「そりゃ、さっちんはお世話係だし?」パッ

    シンジ「マリさん、服直したほうがいいよ//////」

    サクラ「……」

    サクラ「なんやー、せやったらウチずっと中に入れたんやないですか……」

    マリ「そーだね」ナオシナオシ

    サクラ「……」カツカツカツ






    92VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:40:39.76 ID:qlZXR9h30
    サクラ(サードインパクトの元凶
        碇シンジ
        お兄ちゃんの、お兄ちゃんたちの命を奪った張本人)ツカツカ

    シンジ「っ……」ビクッ

    サクラ(なんや、こんな簡単やったんや
        一発殴るの
        私に、こないな権限与えられてたなんて……)ツカツカ……






    93VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:41:19.88 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……」

    サクラ「フンッ!」ドゴォ

    シンジ「っ……!!!!」

    ドタァ

    マリ「うひぃ……いったそー……」












    94VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:42:05.70 ID:qlZXR9h30




    サクラ「すまんなぁ、シンジさん。
        私はアンタを殴らなあかん。殴っとかな気が済まへんのや」










    95VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:42:32.86 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……ごめん」

    サクラ「謝ってもらっても何にもなりません
        ……もう、どうしようもないことやのですから
        まぁ、アンタがエヴァに乗らんでくれる事こそが誠意やと思います」

    シンジ「……」

    サクラ「それだけはお願いします」






    96VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:42:59.33 ID:qlZXR9h30



    シンジ(……僕は、やっぱりエヴァに乗るべきじゃなかったのかな)

    シンジ(最初から乗っていなければ、皆……)









    97VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:43:29.63 ID:qlZXR9h30






    サクラ「……で、こっからは、シンジさんの親友の妹として、接します」

    シンジ「……?」






    98VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:45:23.81 ID:qlZXR9h30
    サクラ「お兄ちゃん、いつもゆうてはりました。
        センセは、何もかも一生懸命頑張ってる。
        何があってもセンセの味方せなアカン。
        センセが何か間違ごうた時も、ちゃんと叱って、助けてやれって。
        だから、これからは私、全力でシンジさんの味方します」

    シンジ「……トウジが……?」






    99VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:46:09.61 ID:qlZXR9h30
    サクラ「お兄ちゃんだけが理由じゃありません。
        シンジさんはずっと、ずっと戦ってきてくれたんですもん
        私、ちゃんとそれを知ってるから、やから私はシンジさんの味方です」

    シンジ「……っ……」ッ

    サクラ「……シンジさん、頑張ったのに、こないなことになってしもて
        辛かったですやろ?」

    シンジ「……っ、……そんな、こと……」






    100VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:48:55.52 ID:qlZXR9h30
    サクラ「ええですよ。『今』は私、トウジの妹です。
        シンジさんのこと、そんな嫌いやありません」

    シンジ「でも……僕……」ボロボロ

    サクラ「守りたかったんですよね。 皆のために戦ったんですよね。
        本当はシンジさんおらへんかったらこの世界すらもないってこと、
        私はちゃんとわかってます」ギュッ







    102VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:51:37.19 ID:qlZXR9h30
    シンジ「うっく……グス……うぅぅう……」ボロボロ

    サクラ「今までエヴァに乗って戦ってくれて、
        ホンマに、ホンマにありがとうございました」

    シンジ「……!」

    シンジ「う、うああああぁぁぁぁぁ……あああぁぁぁぁ……」ボロボロ

    サクラ「ん……」ギュッ

    マリ「……」






    103VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:52:06.93 ID:qlZXR9h30
    数分後 廊下

    マリ「わんこ君、寝ちゃったね」

    サクラ「ほんまやわー。赤ん坊かっちゅうねん」

    マリ「わんこ君の涙でビチョビチョじゃん。さっちんてば、濡れちゃったね」

    サクラ「エッロいカンジに言わんでくださいよ! もう!」

    マリ「……さっちん、あのさ」

    サクラ「……?」






    104VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:52:54.03 ID:qlZXR9h30
    マリ「……私も、エヴァに乗ってていいのかな?」

    サクラ「何ですか? 乗りたなくなったんですか?」

    マリ「そうじゃなくて……間違って、サードインパクトみたいなのが起こったら」

    サクラ「まぁ、そら大問題ですわな」

    マリ「そしたら、さっちんは私のこと殴るの?」

    サクラ「殴ります」キリッ

    マリ「……その後。さっきわんこ君にしたみたいに、してくれる?」

    サクラ「?  マリさん。言っておきますけど、ほかの誰がなんと言おうと、
        私、エヴァのパイロットは胸張って誇っていい仕事やと思いますし、
        マリさんやアスカさんには日ごろからエラい感謝してますよ」






    105VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:53:20.40 ID:qlZXR9h30
    マリ「……っ」

    サクラ「もちろん、かつての綾波さんや、シンジさんにも感謝してます
        マリさんたちが戦ってへんかったら、物理的に世界滅亡ですもん」

    マリ「……さっちん」

    サクラ「なんですか? リップサービスはコレくらいにしたいんですけど」

    マリ「ちゅーしていい?」

    サクラ「リップサービスは、コレくらいに、したいんですけど」

    マリ「じゃあハグして」ギュッ

    サクラ「もー、ビチョビチョやのにー」ギュッ






    106VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:54:00.26 ID:qlZXR9h30
    数日後 碇シンジ隔離室

    シンジ『……どう、ですかね?』

    リツコ「もう完治したみたいね。嘔吐もないんでしょう?」

    シンジ『はい。大丈夫です』

    リツコ「……何か、いい事あった?」

    シンジ『え、っと』

    リツコ「隠さなくてもいいわ。
        心因性の胃腸炎の治りがやたらと早いってことは、そういうことだもの」

    マヤ「でも、先輩。シンジ君はこの隔離室で一人……」






    107VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:54:28.41 ID:qlZXR9h30
    マリ『ニャッ』ニョキッ

    リツコ「あら、貴方が頑張ってくれたのかしら?」

    マリ『メインは私じゃないと思うけどにゃー』

    リツコ「? そう?」

    ガシャン

    サクラ「シンジさーん、マリさーん。ごはんですよー」

    リツコ「あら、ご苦労様」

    サクラ「あ、赤木博士! いいんですか、ここに居て」






    108VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:55:06.96 ID:qlZXR9h30
    リツコ「あくまで被検体の研究よ」

    マリ『リツコ様がわんこ君のこと気にかけてくれてたの、私知ってるよー』

    リツコ「ふふふ、そうね。まぁ貴方たちに横取りされちゃったみたいだけど」

    マヤ「先輩ってば……」

    リツコ「それより、シンジ君。右の頬がちょっと腫れているみたいだけれど」






    109VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:55:32.53 ID:qlZXR9h30
    シンジ『これは、ちょっと転んじゃって……』

    サクラ「私が殴りました」

    シーン……

    リツコ「……」

    マヤ「え、サクラちゃん……?」

    サクラ「……艦内代表として、一発だけシンジさんをぶん殴りました」






    110VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:55:58.80 ID:qlZXR9h30
    シンジ『ちょ、ちょっと! 違うんです! サクラちゃんが悪いわけじゃなくて』

    リツコ「……そう。なるほどね」スッ

    マヤ「え? 先輩」

    リツコ「シンジ君、お薬はもう終わり。食事も今日からいつも通りよ」

    シンジ『あ、はい……?』






    111VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:56:25.39 ID:qlZXR9h30
    リツコ「それとね、サクラ少尉?」

    サクラ「……はい。いかなる処分も―――」

    リツコ「頑張るのよ。シンジ君ったらてんでニブチンなんだから」

    サクラ「……そ、そんなんじゃありません」

    リツコ「ふふっ まぁ、せいぜい健全な関係を育みなさい」カツカツカツ

    リツコ マヤ→退室






    112VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:56:56.53 ID:qlZXR9h30
    マリ『……ッフゥ……さっちん?』

    サクラ「……コレは、ケジメです。殴ったのは事実ですから」

    マリ『助け舟には乗っかっとくもんだよ?』

    サクラ「ええんです。私はコレで。それより」

    ガシャン

    サクラ『はよぉご飯食べましょー。私もお腹ペコペコですわ!』

    マリ『わーい!』

    シンジ『お肉久しぶりだなぁ』シミジミ






    113VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:58:55.27 ID:qlZXR9h30
    ある日 碇シンジ隔離室

    サクラ「シーンジさんっ、あっそびに来ましたよー」ガシャン

    シンジ「いらっしゃい……って、言わされるようになってから少し経つけど、
        ここってあくまで隔離室だよね」

    サクラ「ええんです。どうせここに入る権限持っとって好き好んで入ってくるのは

        私かマリさんくらいですし」






    114VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 01:59:22.56 ID:qlZXR9h30
    シンジ「遊びに来てくれて嬉しいけど……」

    サクラ「いらん心配せんといてくださいっ
        私はシンジさんのことが好きでここに来てるんですから」

    シンジ「……あ、ありがとう」

    サクラ「それにシンジさんの部屋に居るってだけでお仕事してることになりますし」

    シンジ「あー、なるほどね」

    サクラ「内緒ですよ?」テヘペロ

    シンジ「うん、内緒にする」






    116VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:01:59.53 ID:qlZXR9h30
    シンジ「……ねぇ、サクラちゃん」カチャカチャ

    サクラ「なんですー? あ、音爆弾いきますよ」カチャカチャ

    シンジ「了解  あのさ、今日って」

    サクラ「ん? あ、もしかして、シンジさん」

    シンジ「うん。で、お願いがあるんだけど……」

    サクラ「できる範囲でなら協力します!」






    117VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:05:49.25 ID:GhJytC07o
    モンハンしてんじゃねえwwww





    118VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:06:52.85 ID:qlZXR9h30
    アスカの部屋

    マリ「姫ー」

    アスカ「……何よ」

    マリ「ご飯食べよー」

    アスカ「はぁ? アンタはバカシンジと一緒に食べるんでしょ?」

    マリ「最近姫ってばずっと不機嫌なんだもん でも、今日は姫と一緒がイイの」

    アスカ「ふんっ、勝手にすれば?」スッ

    マリ「ちょっとまったぁ!」

    アスカ「何よ、扉に立ちふさがってたら食堂にいけないじゃないの」






    119VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:07:21.81 ID:qlZXR9h30
    マリ「……ね、今日は何の日でしたっけ?」

    アスカ「なっ……し、知らない……わよ」

    マリ「ニヒヒwwww  私はぁ、わかってるよぉー?
       お姫様の聖誕祭じゃありませんかぁ?」

    アスカ「……そうよ」

    マリ「特別なお料理を用意させてもらいましたにゃー」ガラッ

    アスカ「ったく……変な気使ってんじゃないわよ、もう」

    マリ「姫ー、一回でいいから素直にアリガトーって言って」






    120VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:08:00.06 ID:qlZXR9h30
    アスカ「べ、別に祝ってくれなんていった覚えは」

    マリ「……」ジー

    アスカ「っ、あ、ありがとう! 嬉しかったわよ……ごめん、素直じゃ、なかった」

    マリ「そんな姫が大好き! シェフも喜ぶよ!!」ガバチョ

    アスカ「んもー! くっつくな! 恥ずかしい! ほら、料理冷めちゃうでしょ?」

    マリ「えっへへー、三ツ星シェフが腕によりをかけて作りましたー!」

    アスカ「ハンバーグ? 一応言っとくけど、私、ハンバーグにはうるさいわよ」

    マリ「コレで満足できなかったらこの世界で満足できる味はないとおもうにゃー」

    アスカ「ふふん、どうだか。でも、ありがたく頂戴するわよ」






    121VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:08:54.72 ID:GhJytC07o
    ほほう……





    122VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:11:24.03 ID:qlZXR9h30
    艦長室

    ミサト「……何事?」

    リツコ「いいじゃないの。たまにちょっとは贅沢しても」

    ミサト「物資には限りがあるのよ? 少量とはいえ、あまり感心できないわね」

    リツコ「『今日』くらい、いいんじゃないの? 美味しそうじゃない、ハンバーグ」

    ミサト「……」

    リツコ「ちゃんと味わって食べなさいよ。シェフもそのほうが喜ぶわ」






    123VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:11:51.32 ID:qlZXR9h30
    アスカの部屋

    アスカ「……」モグモグ

    マリ「……♪」モグモグ

    アスカ「……」モグモグ

    マリ「……んにゃは、最期の一口までおいちー♪」パクッ

    アスカ「……」モグ、モグ

    マリ「ごちそーさまでした」

    アスカ「……ごちそう、さま」






    124VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:12:21.69 ID:qlZXR9h30








    マリ「……三ツ星シェフの正体、わかったかにゃ?」

    アスカ「……」コクン






    125VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:12:53.86 ID:qlZXR9h30
    艦長室

    リツコ「ミサト……?」

    ミサト「……っ」

    リツコ「口に合わなかった? 食べ始めてからずっと黙ってるけど」

    ミサト「……そんなわけ、ないじゃない」

    リツコ「……だと思った」

    ミサト「……少し、歩いてくる」

    リツコ「はいはい」






    126VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:13:31.40 ID:qlZXR9h30
    碇シンジ隔離室

    シンジ(本当に調理器具貸してもらえるなんて思ってなかったなぁ
        ○○さん、いつか会えるといいなぁ。直接お礼言おう)

    シンジ(でもなぁ……もしかしてさしでがましいことしちゃったかな?
        ミサトさんだって、大変だろうに……
        僕のこともあんまり見たくないような感じだったし……)






    127VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:13:58.14 ID:qlZXR9h30

    カツカツカツカツ

    シンジ(? 誰か来た?)

    カツカツカツカツ ガシャン

    ミサト『っ……ッハァ、ハァ……』キョロキョロ

    シンジ「ミサト、さん?」






    128VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:14:27.10 ID:qlZXR9h30

    ミサト『!』タタタタッ

    シンジ(あれは、監視カメラと集音マイク……?)

    ミサト『フンっ!』ブチィッ






    129VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:15:20.73 ID:qlZXR9h30
    ミサト『……シンジ君!!!!』

    シンジ「は、はい」









    ミサト『……美味しかった!!!!』









    130VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:15:50.37 ID:qlZXR9h30
    シンジ「!!」

    ミサト『……美味しかったわよ。すごく……』フルフル

    シンジ「……ミサトさん」






    131VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:16:29.23 ID:qlZXR9h30
    ミサト『……ごめんなさい。シンジ君……私……』プルプル

    シンジ「……いえ、なんとなく。わかります。仕方ないですよね」

    ミサト『……ありがとね……』

    ミサト『っ』カツカツカツ






    132VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:16:56.37 ID:qlZXR9h30
    廊下

    ミサト「……っ、アスカ、大尉」

    アスカ「……何よ、ミサト」

    ミサト「……」






    133VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:17:26.78 ID:qlZXR9h30
    アスカ「……用がないなら、私行くけど」

    ミサト「アスカ」

    アスカ「何よ」






    134VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:18:29.52 ID:qlZXR9h30



    ミサト「誕生日、おめでとう アスカ」




    アスカ「……フンッ ミサトも、もうちょっとしたらゾロ目ね」



    ミサト「耳に痛いわ……」

    アスカ「……」






    135VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:19:09.92 ID:qlZXR9h30
    ミサト「こんな気持ちになれるのも、おそらく今日くらいだと思う。
        だから、今だけ本心を言わせてもらうわ」

    ミサト「いつか、いつかね……シンジ君と、貴方と三人で、また……」







    アスカ「わかってるわよ!」ギュッ






    136VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:19:45.92 ID:qlZXR9h30
    ミサト「……っ」

    アスカ「私だけは、ちゃんとわかってるから」

    ミサト「あすかぁ……」メソメソ

    アスカ「四十路になってそんなみっともない声出すなっての! ここ、廊下!」

    ミサト「グス……アスカだってアラサーの癖に」

    アスカ「ッさいわね。あとね、ミサト。
        別に、私にだったらいつでもその情けない姿さらしても大丈夫だから」

    ミサト「何よあんたたちはぁ……いい大人を泣かせて楽しいのかしら?」グスグス






    137VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:20:23.36 ID:qlZXR9h30
    アスカ「超楽しいわよ! でも廊下で艦長が泣いてたとか噂されたら困るから、早く艦長室戻れ!!」バッ

    ミサト「うん、戻る。ちょっち泣いてくる」グスグス

    リツコ「艦長室周辺の人払い完了しました」

    ミサト「ありがとね、ヒッグ……リツコ……あとお酒付き合って」メソメソ

    リツコ「……やめたんじゃなかったの?」

    ミサト「今日だけよぉ……お願いぃ……」

    リツコ「いいわよ、いいから、艦長室に入ってから泣いて頂戴」






    138VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:21:03.48 ID:qlZXR9h30
    碇シンジ隔離室

    シンジ『……』ポケー

    アスカ「なんて面してるのよ……ったくしっかりしなさいよね」

    シンジ『アスカ?……アスカ!!』ガバッ






    139VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:21:31.25 ID:qlZXR9h30
    アスカ「はいはい、そんなガラスにへばりつかなくてもそっち行ってあげるから」

    ガシャン

    アスカ(通れた)ホッ

    シンジ「アスカ、ごめん……僕は……」

    アスカ「……」

    シンジ「あんなことをしてしまって……僕が乗ったエヴァで、あんな……」






    140VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:22:04.85 ID:qlZXR9h30
    アスカ「……バカシンジ!!」ポカッ

    シンジ「あいたっ!」

    アスカ「そうじゃないでしょ! 今日は何の日なのよ!!!」

    シンジ「え、あ、そうだった。アスカ、あの、誕生日おめでとう」

    アスカ「あんたバカァ!? 女はね、アラサーになると祝われても複雑なのよ!
        祝うにしても気の効いたプレゼントとかそういう感じで
        雰囲気を大切にするものなのよ!!
        それが何? ハンバーグ!?」

    シンジ「ご、ごめん。でも、僕がここでできる事なんて……」

    アスカ「それしかないでしょうね。 当然だわ!
        だから……その」






    141VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:22:30.20 ID:qlZXR9h30



    アスカ「また……作りなさいよ」モジモジ

    シンジ「えっ……」

    アスカ「美味しかったっつってんの……
        一口目ですぐわかったわよ。あんたの味だって」

    シンジ「……うん、わかったよ」

    アスカ「……うん」

    シンジ「……」

    アスカ「……」






    142VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:23:03.44 ID:qlZXR9h30
    アスカ「て、いうか……」

    シンジ「あ、やっぱり突っ込む?」

    アスカ「……何なのよ、この部屋はぁ!!!?」



    マリ「いらっしゃい姫ー って、あれ? 二位だ!」マンマミーヤッ

    サクラ「マリさんがどエラいよそ見してる間に追い抜かせてもらいました」ワノレイージイズナンバーワンッ

    マリ「ちぇーっ あ、姫もお菓子食べるー?」






    143VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:23:42.13 ID:qlZXR9h30
    アスカ「バカシンジ、アンタねぇ! 隔離されてるんじゃないの? 軟禁じゃないの!?」

    シンジ「そう聞いてるんだけど、でも二人が入り浸ってから物が増えちゃって……」

    アスカ「あ、これ、コネ眼鏡このゲームどこで……」

    マリ「やろーよー、コレでちょうど四人対戦できるしー」

    サクラ「えーアスカさんやるんですか? 
        マリさんはチョロかったのに、
        これからは本気出さんとイカンみたいですね」

    マリ「お? お? なんだい、私だってやるときゃやるよー! リベンジだ!」






    144VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:24:12.78 ID:qlZXR9h30
    アスカ「……呆れた。 全然心配する必要なかったんじゃない」

    シンジ「あ、ありがとう。心配してくれて」

    アスカ「っ、べ、別に……まぁ? 胃腸炎も大変だったろうし?」

    サクラ「ツンデレツンデレしとらんと、お二人も参加してくださいません?」

    アスカ「はぁ? 軽口叩いていられるのも今のうちよ!」

    マリ「ボッコボコにしてやんよ!」






    145VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:24:51.26 ID:qlZXR9h30
    シンジ「なんか、いいのかな、って思うよ。やっぱり」

    サクラ「え?」

    シンジ「本当なら隔離で済まないような罪を犯しているのに……
        皆と一緒に居てもいいのかな……って」

    サクラ「……そうですね。正直、こんなの見たら納得しない人も居ると思います」

    シンジ「……」

    サクラ「でも、シンジさんは、ここに居てもええと思いますよ?」

    シンジ「……」

    サクラ「少なくとも、今ここに居る人と、艦長、赤木博士。
        この人たちは、シンジさんに居てほしいと思ってます」

    シンジ「……僕は、ここに居てもいいのかな?」

    サクラ「ええです!」

    シンジ「……そっか、僕は」





    シンジ「僕は、ここに居てもいいんだ……」









    146VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:25:29.48 ID:GhJytC07o
    めでたいなぁ!(パチパチ





    149VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 02:34:27.59 ID:2OrwzS2d0
    面白かった 乙!
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356450318/
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    この記事へのコメント
    1. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 06:46
    このリツコさんなら40台でもいける
    2. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 07:02
    シンジさんには幸せになってほしいわ
    3. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 07:20
    おめでとう(パチパチ
    4. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 07:30
    あれ?涙が……
    5. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 08:05
    本編とは全く違う対応ww

    この接し方ならシンジがやさぐれることもなかったろうにww
    6. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 08:24
    泣けた。・゚・(ノД`)・゚・。
    7. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 08:26
    Qの内容は胸糞だったな
    まぁにわかだからなんだが
    幸せになってほしい
    8. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 08:29
    了解しました...
    (゚ω゚)
    日本語正しく使え、と思う。
    9. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 09:14
    ストレスでシンジ君が死ぬ展開かと思った
    10. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 09:47
    Q見てない人まだいるのになぁ・・・
    11. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 09:57
    うああ…ガチ泣きしてもうた
    12. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 10:41
    さすがにこの後のはまだ載せないか
    13. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 10:48
    絶望的な状況でも救いがあるのは、読んでる側も救われるわ。
    14. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 11:17
    おめでとさん(パチパチ
    15. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 11:51
    Q見てないけど割りとマジで泣いた
    いい加減シンジさんを幸せにしてほしい
    16. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 11:57
    Q見てないけどどうせテレビでやるまで見ないしまあいいやと思って読んでしまった。
    17. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 12:56
    モ ン ハ ンwww
    18. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 14:17
    すげー泣きそうになった。
    19. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 14:36
    で、このあと誰が死ぬんだい?(ニッコリ

    もう上げて落とすの辞めてください・・・歳とるとキツイです
    20. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 15:06
    ※10
    公開からそこそこ経ってるのにそれはないわ
    21. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 15:15
    つうかQ見てないなら読まなきゃいいだけだろ
    アホなの?
    22. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 16:11
    マリカ……
    23. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 16:34
    ヤバイ
    これは泣ける
    24. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 17:03
    ないた
    25. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 17:14
    いつも思うけど、マリちゃんの口調が絶妙にきもい
    26. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 17:44
    サクラちゃんの台詞で泣いた。
    もうシンジさんは幸せになっていいと思うの。
    27. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 17:51
    泣いてしまった。
    シンジ…幸せになってくれ
    28. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 18:30
    そうだよねぇ。
    ミサトはヴィレの皆の前ではあんな態度しか取れない立場だもんなぁ。
    ハンバーグ美味しかったろうなぁ。

    でも、メソメソしてるミサトさん萌えたわw
    29. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 21:59
    なんかめっちゃ泣いたわ
    30. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月28日 22:49
    これは泣ける
    ってか泣いたwww
    これが本編でもいいと思うの
    31. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 01:23
    年末年始のテレビ番組は、つまらない。これを放送して欲しい。ハンバーグのあたりで泣けてきました…。シンジくんに幸あれ。
    32. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 01:54
    素人がSSで補完させるとこまで計算してQを微妙な感じにした庵野ってやっぱすごい(棒
    33. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 04:58
    泣いた、サクラのセリフで
    トウジ…

    よかったな、シンジ
    34. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 08:04
    改めて本編の大人共の態度どクズだよな
    シンジにやらせたのは自分たちなのに責任丸投げみたいな
    35. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 08:55
    ※32
    そんな計算できるなら、旧劇が微妙な感じになるわけねえだろ
    36. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 10:23
    まあ本編のは、知らないうちに罪を負わされてしまうというのがどういうことが表現してるだけだから
    仕事ができないやつとか、こんな感じで生きてるんだろうな・・・
    37. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 23:02
    泣いた
    38. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月29日 23:18
    おもしろかったー!!
    別話求無ム。
    39. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月30日 00:31
    こういう肩の力を抜いて見られるエヴァがもっと見たいわ。
    TV版でもアスカが出てきてから、中盤くらいまではそういうのが多かったけど。

    40. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月30日 00:42
    よかった
    41. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2012年12月31日 05:11
    泣かせてくれるぜ
    42. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年01月01日 20:11
    俺もウルッときちまったよ…おめでとさん
    43. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年01月03日 12:02
    本スレひでぇぞwwwwww
    44. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年01月05日 19:51
    本スレ続編確認
    完結してる
    45. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年01月14日 06:54
    泣いた。


    ありがとう!!!!
    46. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年04月15日 15:07
    後半涙とまらなかった…
    47. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年06月22日 10:55
    シンジの料理の下りは反則やでぇ……
    48. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年06月22日 10:56
    最後アニメと同じような感じにしたのすげぇ
    49. Posted by 以下、ゴールデン名無しがお送りします。   2013年07月26日 14:40
    シンちゃん、幸せになってほしいわ、切実に。
    50. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年05月27日 16:16
    おめでとう


    感動した
    51. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年09月06日 13:17
    これで完結編の映画作りゃ良くね?
    52. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年09月23日 00:50
    おめでとう
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