のび太「宇宙射撃大会?」ドラえもん「そうだよ。行こうよ!」
    2014年08月10日 コメント(53) 長編創作・SS 
    no title
    1名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)11:48:37 ID:MNq0AeAKV
    のび太「それ、どんなの?」

    ドラえもん「宇宙中のガンマンが集まって、宇宙一を決める大会なんだよ」

    のび太「へぇ〜」

    ドラえもん「苦労して観戦チケットをとったんだ。きっと面白いよ」

    のび太「うん!行こうよ!」






    7名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)11:58:42 ID:MNq0AeAKV
    〜会場〜
    のび太「ここが会場かぁ……なんかぼろっちい星だね」

    ドラえもん「何もない星が舞台になるんだよ。この星には、岩しかないし。だからこうして、観戦者もテキオートーを使うんだよ」

    のび太「しずかちゃんも連れてくれば良かったなぁ」

    ドラえもん「バイオリンの習い事があるなら仕方ないよ。それに、大会は今日だけじゃないんだ」

    のび太「そうなの?」

    ドラえもん「うん。今日は、あくまでも予選会。グループリーグでポイントを稼ぎあうんだよ。それで、各リーグの上位2人が本選トーナメントに出場できるんだ」

    のび太「グループリーグってどのくらいあるの?」

    ドラえもん「本選トーナメントは16人だから、8グループだね。各グループが約500人くらいなんだよ」

    のび太「そんなにいるの!?」

    ドラえもん「宇宙一を決める大会だよ?当たり前じゃないか」






    16名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:21:05 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「開会までは時間があるから、出店回ってみようよ」

    のび太「出店まであるんだ」

    ドラえもん「お祭りだからね」

    のび太「僕、焼きそば食べたい!」

    ドラえもん「うん!じゃあ食べに行こう!」






    18名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:23:10 ID:OonexShvC
    GGO?






    21名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:29:35 ID:N3NB6Gphh
    おっ、のび太の活躍クルー?






    20名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:28:31 ID:MNq0AeAKV
    のび太「うわぁ!美味しそうな焼きそば!」

    店主「いらっしゃい。いくつ食べる?」

    ドラえもん「二つ下さい」

    店主「お二つだね。だったら、射的チャンスだ!」

    のび太「射的チャンス?」

    ドラえもん「なんですか?それ?」

    店主「簡単な話だよ。いまから射的をしてもらって、高得点だとタダ」

    のび太「タダ!?やるやる!僕がやる!」

    店主「じゃあ坊主がやるんだな」

    ドラえもん「のび太くん!頑張って!」

    のび太「任せてよ!」






    24名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:34:28 ID:MNq0AeAKV
    店主「準備出来たぞ〜」

    のび太「どうすればいいんですか?」

    店主「今から、フライングボールを投げる。投げたらボールが好き勝手飛び回るから、そのレーザー銃で撃つ。弾は全部で10発。そのうち1発でも当てればタダだ」

    ドラえもん「たった1発?」

    店主「まあな。だが、すばしっこいぞ?何せ、このゲームは――」

    のび太「おじさーん!早く早くー!」

    店主「おおっと待たせてたな。じゃあ、始めるぞ。――開始!!」






    26名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:55:28 ID:MNq0AeAKV
    ピュン――ピュン――

    ドラえもん「うわぁ速い……」

    店主「だから言ったろ?すばしっこいって」

    のび太「は、速すぎるよぉ……!」

    ピュン――ピュン――

    のび太「えい!」

    バヒュン!――スカッ

    店主「外れだな」

    のび太「うぅぅ……えい!」

    バヒュン!――スカッ

    店主「また外れだな」

    ドラえもん「さすがののび太くんでも、これはちょっと……」

    店主「かかか!そりゃそうだ!」






    27名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:57:36 ID:MNq0AeAKV

    のび太(速い……だけど、だんだんなれてきたぞ……)

    のび太(考えちゃだめだ。目に全てを頼っちゃだめだ。感じるんだ……!

    のび太(――ドントシンク!フィール!!)

    ピュン――ピュン――

    のび太「……」

    ピュン――ピュン――

    のび太「……」

    店主(……すげえ集中力だ……こいつ、もしかしたら……!)

    のび太「……」

    ピュン――ピュン――

    ピュン――ピュン――

    のび太「………………ここだッ!!」

    ズダダダダダダダ……!!

    バシバシバシバシバシ……!!

    ……ポトリッ

    店主「……は、8発命中……だと……?ワナワナワナ」






    31名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)12:59:33 ID:MNq0AeAKV

    のび太「やったああ!」

    ドラえもん「のび太くん!すごい!!」

    ワーワー!!
    パチパチパチパチ……!!

    ドラえもん「いつの間にかこんなに観客が……」

    のび太「なんだか恥ずかしいなぁ……」

    店主「……坊主」

    のび太「あ!おじさん!」

    店主「まいった。お前の勝ちだ」

    のび太「えへへへ」

    店主「……なあ坊主、ちょっと、時間あるか?

    のび太「へ?」

    店主「ちょっとついてきてほしい」

    のび太「ドラえもん、どうする?

    ドラえもん「う〜ん……とりあえず、ついていってみようよ」

    のび太「うん……」

    スタスタ……






    34名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)13:03:32 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「なんか、大きな建物だね 」

    のび太「おじさん、ここは?」

    店主「いいから。ついてこい」

    のび太「う、うん……」

    スタスタ……

    ウィーン

    女「……会長。お帰りなさいませ」

    店主「おう」

    のび太「会長?」

    ドラえもん「なんだろ、会長って……」

    店主「……よく来たな、坊主」

    のび太「あ、あの……おじさんは……」

    店主「自己紹介が遅れたな。――俺は、宇宙射撃大会運営委員長をしている者だ。よろしくな







    39名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)13:09:44 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「う、宇宙射撃大会……!」

    のび太「運営委員長!?」

    会長「まあな。黙ってて悪かったな」

    ドラえもん「会長なのに、焼きそば屋さん!?」

    会長「あれは俺の趣味だ。毎回ああやって、露店を出してるんだよ」

    のび太「へ〜……」

    会長「……それより坊主、さっきのゲームなんだがな」

    ドラえもん「フライングボール?」

    会長「そうだ。実はな、あれは、宇宙射撃大会の公式一般テストで使われるゲームなんだよ」

    のび太「あれが!?」

    会長「そうだ。テストでは、10発中5発当てれば予選会に出られる。――そんで、だ。坊主が出した8発という記録……これは、歴代2位の記録なんだよ」

    のび太「ぼ、僕が……歴代2位!?」






    40名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)13:10:43 ID:Xo6P2TnbH
    もしかしたら最年少記録でもあるかもしんないね






    46名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)13:17:42 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「それで……なんでのび太くんをここに?」

    会長「なぁに。簡単な話だ。――坊主、大会に出てみないか?」

    のび太くん「!?」

    ドラえもん「!?」

    会長「坊主が出れば、間違いないなく歴代最年少出場記録だ。大会も盛り上がるだろう。どうだ?出てみないか?」

    ドラえもん「で、でも……危険なんじゃないんですか?」

    会長「その点は大丈夫だ。大会で使用するのは、レーザー銃でな。当たっても多少痺れるくらいだ。もともと、単純に射撃の腕を競う大会だからな。ケガをすることはほとんどないよ」

    のび太「……」

    会長「それに、優勝すればそれなりの報酬も出る。おまけに、優勝者はレリーフに名前が刻まれ、永久に語り継がれるんだ」

    のび太「……」

    会長「どうする?坊主?」

    のび太「……僕、出てみようかな……」

    ドラえもん「のび太くん!?」






    65◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)14:26:55 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「止めときなよのび太くん。相手は宇宙中の腕利きのガンマンだよ?いくら射撃が得意でも、勝てるはずなんて……」

    会長「いや、そうでもないぞ?さっきも言った通り、坊主の射撃の腕は確かだ。まあ確かに、大会の雰囲気に飲まれる可能性はあるが、いい線は行くと思うぞ?」

    ドラえもん「で、でも……」

    のび太「大丈夫だよドラえもん。会長さんが言ってたじゃない。ケガはしないって。ちょっと記念に出るだけだよ」

    ドラえもん「う〜ん……のび太くんがそこまで言うなら……」

    会長「よし決まりだ!開始は1時間後だ!楽しみにしてるぞ、坊主!」

    のび太「はい!」






    68◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)14:31:16 ID:MNq0AeAKV
    〜ドラえもん達が去った後〜

    女「……よろしいのですか?」

    会長「……なにがだ?」

    女「あの少年です」

    会長「ああ……楽しみじゃないか。最年少出場記録の少年が、どこまでやれるかが」

    女「お戯れを……本当に、それだけですか?」

    会長「……まあ、確かに多少期待してるがな。あの少年なら、もしかしたら……」

    女「……“X”、ですか?」

    会長「そこまでは言わんよ。……今は、な……」

    女「……」






    79◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:23:04 ID:MNq0AeAKV
    〜会場〜
    ドラえもん「いよいよだね、のび太くん」

    のび太「う、うん……緊張してきた……」

    ドラえもん「のび太くん、くれぐれも、ケガしないように気をつけてね?」

    のび太「分かってるよ。んもぅ、ドラえもんは心配性だなぁ」

    ドラえもん「まあ、ダメでもともとだし、気軽に楽しんできなよ」

    のび太「うん。そうするよ」

    『本大会予選に出場の選手は、ゲートまでお集まりください。繰り返します。本大会予選に出場の選手は……』

    ドラえもん「あ、時間だ。のび太くん!頑張ってね!」

    のび太「任せてよ!」






    80◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:34:53 ID:MNq0AeAKV
    〜予選会場〜
    のび太「うわぁ……怖そうな人がたくさん……」

    男「おい小僧!」

    のび太「は、はい!?」

    男「なんだお前?迷ったのか?邪魔になるからさっさと観戦席に戻れ」

    のび太「い、いや……あの……僕も、参加するんですけど……」

    男「……何?お前が?嘘をつくな。テストの時いなかっただろ」

    のび太「さ、さっき会長さんから出るように言われたので……その、フライングボールで点数が良くて……」

    男「会場から?……おい、何点だったんだ?」

    のび太「8点……です……」

    男「な、なんだと!?嘘を言うな!」

    のび太「ほ、ほんとです!」

    男「……会長のやつ、さては話題作りに……」

    のび太「あ、あの……」

    男「……まあいい。いずれにしても、すぐに終わるだろ。予選はこの俺、ダンゲル様がトップで決まりだからな。せいぜい頑張れ」スタスタ……

    のび太「……こ、怖い……」








    83名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)17:44:59 ID:trsH0wrKF
    ダンゲル様のかませ臭






    82◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:42:07 ID:MNq0AeAKV
    『さて皆様!間もなく、本大会予選のスタートです!』

    ワーワー…!!

    『ここで、予選のルールを説明します!』

    『出場者には、それぞれ持ち点が10点あります。この点数を、奪い合って勝敗を決めます。』

    『誰かを撃ち、致命打を与えれば1点を奪うことが出来ます。逆に撃たれれば、自分の点数が奪われてしまいます。』

    『そうやって点数を奪い合い、持ち点が0になった者は失格。制限時間2時間を生き抜いた選手はの、上位2名が本選トーナメントに出場することができる、サバイバル形式で行われます!』

    ワーワー…!!

    ドラえもん「けっこう厳しいんだなぁ……のび太くん、大丈夫かなぁ」

    『さて、間もなく第一グループの試合です!皆様!存分にご鑑賞下さい!』

    ワーワー…!!






    85◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:49:36 ID:MNq0AeAKV
    〜控え室〜
    「ほら、あいつ見てみろよ。ただのガキだぜ?」ヒソヒソ…

    「そうだな。あんな奴が出場なんて、この大会も質が落ちたものだ……」ヒソヒソ…

    「まあいいじゃねえか。さっそく狙えるカモがいるんだしな。ヘヘヘ……」ヒソヒソ……

    のび太「……なんか、むちゃくちゃ見られてる……嫌だなぁ」

    係員「第3グループの選手の方々!準備をお願いします!」

    のび太(ぼ、僕のグループだ……!!)

    スクッ

    ――ドンッ!!

    のび太「あいたっ!!」

    男「おっと悪いな。そんなに貧弱とは思わなくてな……ヘヘヘ……」

    のび太(わざとぶつかったな……!)

    男「おら、さっさと母ちゃんのとこに帰りな!ハハハ……!!」

    のび太「……」

    のび太(……見てろよぉ。ぎゃふんと言わせてやる……!)






    87◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:53:56 ID:MNq0AeAKV
    『――続きまして、第3グループの試合を行います!』

    ドラえもん「――!のび太くんのグループだ!」

    『選手、入場!』

    スタスタ……

    ザワザワ……

    「お、おい、あの選手、子供じゃねえか?」

    「そうよ!まだ子供よ!」

    「どういうことだ?あんな子供が、テストをパスしたのか?」

    ザワザワ……

    ドラえもん「のび太くん、やっぱり注目されてるなぁ」


    のび太「……」ドキドキ

    のび太(心臓が飛び出しそうだ……!)

    『選手の皆様、準備はよろしいのですか?』

    ザワザワ……

    ザワザワ……

    『……では……始め!』






    91◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)17:59:13 ID:MNq0AeAKV
    のび太「は、始まった!!」

    バシッ!!

    のび太「あいてっ!」

    『おおっとぉ!早くも一人撃たれた選手がいます!』

    のび太(う、撃たれた!?もう!?)

    バシッ!!

    のび太「うわぁ!」

    バシッ!!

    のび太「うわぁ!」

    『集中砲火です!狙われているのは、なんと!歴代最年少出場の少年です!』

    『しかしこれが大会!フィールドに立ったからには、子供も大人も関係ないんです!』

    ワーワー!!

    のび太「――うわぁ!!」

    のび太「はあ……はあ……」

    のび太(も、もう、7発も撃たれちゃった……もう無理だよ……ドラえもん……)






    93名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)18:01:36 ID:G8EOZZXTc
    ひでえ






    94名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)18:02:20 ID:UGys3VyAa
    現実は非情である






    95◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)18:04:29 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「――のび太く〜ん!!」

    のび太「……?ドラえもんの声?」

    ドラえもん「のび太く〜ん!頑張って〜!まだ終わってないよ〜!」

    のび太「ど、ドラえもん……」

    「うるせえぞ青タヌキ!もう終わりだよ!」

    ドラえもん「ま、まだ終わってないよ!それに!僕は猫型ロボットなの!」

    「タヌキが何か言ってやがる!!ハハハ……!!」

    ドラえもん「た、タヌキじゃない!!」

    のび太「……」

    のび太(……ドラえもんが、あれだけ応援してくれてる……ドラえもんが、バカにされても応援してくれてる……!!)

    のび太(ドラえもんを……バカにするな……!!)







    112◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)18:20:32 ID:MNq0AeAKV
    のび太「……」ユラリ…

    『おおっと!立ち上がりました!しかし、フィールドで
    棒立ちするのは自殺行為です!』

    のび太「……」

    男「そうだよ!大人しくさっさと終わるんだな!!もらっ――」

    ――バシュッ!!

    男「ぐわぁ!!」

    のび太「……」

    男「く、くそっ!」

    バシュッ!
    バシュッ!!
    バシュッ!!!

    男「うわあああ!!」

    『おおっと!ここで最初の脱落者が!撃ったのは……しょ、少年です!!』







    113◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)18:20:55 ID:MNq0AeAKV
    のび太「……」
    タタタッ…!!

    『少年!尚も駆け出します!!』

    のび太「うわああああああ!!!」

    ダダダダダダダ……!!

    「ぐわぁ!」
    「ひぃぃぃ!」

    『す、凄い!凄まじい猛攻です!!走りながら、次々と選手を撃ち続けています!』

    『め、命中率は……パ、パーフェクトです!!』

    ワアアアアアア!!

    のび太「うわああああああ!!!」

    ダダダダダダダ……!!

    『少年止まりません!猛攻が続きます!』

    ワアアアアアア!!







    115名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)18:21:15 ID:G8EOZZXTc
    うおおおおおお






    116名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)18:21:33 ID:N3NB6Gphh
    キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!






    124◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)19:28:39 ID:MNq0AeAKV
    女「……会長」

    会長「ああ。想像以上だな。あの少年、無意識だろうが、予選の必勝法を使っている」

    女「必勝法……」

    会長「予選は、知っての通り点数を奪い合うサバイバル戦だ。さらに言えば、敵を撃ち続ける限り、失格になることはない。」

    会長「いくら撃たれ」としても、それ以上に敵を撃てばいいからな


    女「なるほど……つまりは、攻撃こそが最大の防御になると」

    会長「その通り。そこで求められるのは、激しい銃撃戦の中でも、確実に自分の弾を相手に当てる技術と精神力だ。」

    会長「その点、あの少年はあれだけの混戦の中、完璧にヒットさせている」

    女「……」

    会長「勝負は、決まったも当然だ……」






    126◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)19:36:31 ID:MNq0AeAKV
    『――制限時間です!!それまで!』

    のび太「お、終わった……」

    『第3グループの結果をお知らせします!』

    『――第2位!147pt!ダンゲル選手!!』

    ワアアアアアア!!

    『そして第1位!ポイントは……ええ!?』

    ザワザワ……
    ザワザワ……

    『……し、失礼しました!!第1位!ご、533pt!――のび太選手!!』

    ザワザワ……
    ザワザワ……

    『この数字合ってるの!?……え!?間違いない!?』

    ザワザワ……
    ザワザワ……

    『ポ、ポイントに間違いはないようです!!歴代!最高得点です!!』

    ワアアアアアア……!!






    132◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)19:45:16 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「のび太く〜ん!」

    のび太「あ!ドラえもん!」

    ドラえもん「のび太くん凄いよ!歴代最高得点だよ!」

    のび太「う、うん……嘘みたい……」

    ドラえもん「嘘なもんか!やっぱり君は射撃の天才だよ!」

    のび太「い、いやぁ……////」

    ドラえもん「これで本選トーナメント進出だね!」

    のび太「うん!ドラえもん、僕、頑張るよ!」

    ドラえもん「のび太くんなら、きっと優勝できるよ!」

    のび太「ありがとう!なんか、自信出てきた!がんばるぞ〜!」

    ドラえもん「本選トーナメントは明日だって。今日は、帰って寝よ」

    のび太「あ、でも、明日学校が……」

    ドラえもん「学校なら大丈夫だよ。大会が終わったら、タイムマシンで戻ればいいんだし」

    のび太「その手があったか。よ〜し!明日、絶対優勝するぞ!」

    ドラえもん「その意気だのび太くん!」






    133◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)19:53:48 ID:MNq0AeAKV
    〜翌日〜
    しずか「のび太さん!」

    のび太「し、しずかちゃん!?」

    ドラえもん「僕が呼んだんだよ。せっかくの君の勇姿、みんなにも見せないとね」

    しずか「のび太さん!宇宙射撃大会に出てるんですって!?応援するわ!」

    のび太「ありがとう!しずかちゃん!」

    ジャイアン「しずかちゃんだけじゃないぜ!俺達も一緒に応援するぜ!」

    スネ夫「のび太は射撃の腕だけは確かだからな。仕方ないから応援してやるよ!」

    のび太「みんな……ウルウル」

    ドラえもん「のび太くん。泣くのは、優勝してからだよ。そのときに、思い切り泣きよ」

    のび太「ドラえもん……うん!僕、絶対優勝する!」






    134名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)19:56:33 ID:Bw6eI4b2A
    綺麗なジャイアン来た






    136◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:03:46 ID:MNq0AeAKV
    〜会場〜
    『さあて!いよいよ本選トーナメントです!』

    ワーワー!!

    『第1回戦は、速打ち対決です!』

    『ルールは至ってシンプル!合図と共に銃を撃ち、先に相手を仕留めた選手の勝利です!』

    『なお、公正を期すため、合図前に銃に触れると電流が流れるようになっています!必ず、合図と共に始めて下さい!』

    ワーワー!!

    ジャイアン「すげぇ……本当に宇宙大会なんだな……」

    スネ夫「のび太、大丈夫なのか?」

    しずか「のび太さん、本当に凄いわ!」

    ドラえもん「みんなでのび太くんを応援しようね!」

    ジャイアン「ああ!」
    スネ夫「うん!」
    しずか「ええ!」






    139◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:08:57 ID:MNq0AeAKV
    〜控え室〜
    ダンゲル「……小僧」

    のび太「あ、あなたは……!」

    ダンゲル「そう警戒するな。お前の予選での活躍、目の前で見たんだ。今さらお前をバカにしたりしねえよ」

    のび太「……」

    ダンゲル「俺だけじゃない。出場した選手、観客、全てが、もうお前に一目置いてるんだ。……全く、大したガキだ」

    のび太「あ、ありがとうございます」

    ダンゲル「だが、優勝はこの俺がいただくからな。そこんとこは、間違えるなよ」

    のび太「……僕だって、負けません!」

    ダンゲル「へっ……言うじゃねえか……。俺達が当たるのは、決勝戦だ。負けんじゃねえぞ」

    のび太「はい!」

    ダンゲル「話はそんだけだ。じゃあな……」

    スタスタ…






    141◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:15:50 ID:MNq0AeAKV
    『それでは!第1回戦を開始します!』

    ワーワー!!

    『第1回戦から、注目選手が登場します!』

    『予選において、歴代最高得点を叩き出した怪童!――のび太選手です!!』

    ワアアアアアア!!

    スネ夫「凄い歓声……」

    ドラえもん「のび太くんは、予選で歴代最高の成績を残したからね。今じゃ、優勝候補だよ」

    ジャイアン「すげえぜのび太!さすが、俺の心の友!」

    しずか「のび太さん!本当に凄いわ!」

    『選手!!入場!!』

    のび太「ど、どうも」

    ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

    『割れんばかりの声援が会場を包んでいます!!』

    『それではいってみましょう!選手は用意してください!』







    142◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:21:13 ID:MNq0AeAKV
    『ブザーが鳴ったらスタートとなります!』

    男「こ、子供なんかに、負けてたまるか!」

    のび太「……」

    ピッ……ピッ……

    のび太(大丈夫……落ち着くんだ……)

    ピッ……ピッ……

    のび太(相手は動きが硬い……落ち着けば、負けない

    ピッ……ピッ……

    のび太「……」

    ピッ……ピッ……

    ――ブーッ!!!

    のび太「――!」

    男「――!」

    ――ターン……!!!

    ……シーン……

    のび太「……」

    男「……」

    のび太「……」

    男「……う…ぐぅっ……」バタン!!

    『勝負あり!!勝者!!のび太選手!!』

    ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!

    のび太「や、やったぁ……!」






    143◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:26:58 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「のび太くん凄い!」

    ジャイアン「うおおおおお!!やったぜのび太!」

    スネ夫「のび太のくせに!のび太のくせに!!」

    しずか「のび太さん素敵!!」

    ワアアアアアア!!

    のび太「やあやあやあ……どうもどうも」

    ジャイアン「ドラえもん、のび太の次の試合はいつなんだ?」

    ドラえもん「ええと、パンフレットによると、1時間後くらいかな」

    ジャイアン「分かった。――スネ夫!時間まで探検しようぜ!」

    スネ夫「うん!」

    ドラえもん「時間に遅れないようにね〜!」

    ジャイアン「分かってるって!」

    スタスタ……






    144名無しさん@おーぷん :2014/08/08(金)20:27:45 ID:6lYRminsh
    あっ…こりはやばい






    145◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:31:36 ID:MNq0AeAKV
    〜会場裏〜
    ジャイアン「この辺は人がいないな……」

    スネ夫「ね、ねえジャイアン。ここ、来たらまずいんじゃないの?」

    ジャイアン「なぁに言ってんだ。探検なんだから、人が来ない場所がいいに決まってるだろ」

    スネ夫「で、でも……」

    ジャイアン「む!?あれは……」

    スネ夫「ど、どうしたのジャイアン」

    ジャイアン「シーッ!……おい、あれを見てみろよ」

    スネ夫「あれって……あの仮面つけてる人?」

    ジャイアン「そうそう。怪しいだろ?」

    スネ夫「宇宙は広いんだから、仮面をつけた人くらいいるでしょ?」

    ジャイアン「む!辺りを警戒しながら、あの階段を降りていった……!怪しい……」

    ジャイアン「おいスネ夫!あとをつけるぞ!」

    スネ夫「ええ!?――あ!ジャイアン待ってよ!






    148◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:34:58 ID:MNq0AeAKV
    ジャイアン「な、なんだよここ……」

    スネ夫「じゃ、ジャイアン……やっぱりまずいよ!戻ろう!?」

    ジャイアン「そ、そうだな……何もないみたいだし……」

    ジャイアン「――ッ!?」

    スネ夫「じゃ、ジャイアン?」

    ジャイアン「……」

    スネ夫「ど、どうしたの?後ろを見て固まって……」

    スネ夫「――ッ!!」

    ???「――何を、してるのかな?」

    ジャイアン「ぎゃあああああああ!!!」

    スネ夫「ま、ママあああああああ!!!」






    152◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:50:57 ID:MNq0AeAKV
    〜会場〜
    ドラえもん「ジャイアン達遅いね……」

    しずか「迷子になってるのかしら」

    ドラえもん「しょうがないなぁ……僕、ちょっと探してくる」

    しずか「え、ええ……」

    タタタタ……

    しずか「……大丈夫かしら……」








    154◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)20:56:54 ID:MNq0AeAKV
    ドラえもん「もう……二人ともどこに言ったんだろ……」

    ドラえもん「そうだ!こんな時は……」

    テッテレー!!

    ドラえもん「探し人サーチぃ!」

    ドラえもん「この道具は、名前を入力するだけで、その人がどこにいるのか分かるようになりまーす」

    ドラえもん「……って、誰に説明してんだろ……まあいいや」

    カタカタ…

    ドラえもん「ええと……ジャイアンとスネ夫……は……」

    カタカタ……
    ピコーン!!

    ドラえもん「出た。ええと、あっちか……」

    スタタタ…






    161◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)22:44:10 ID:SyRZbYjLr
    〜某所〜
    ジャイアン「――開けろ!ここから出せよ!こんなとこに閉じ込めやがって!!」

    ガンガン!!
    ガンガン!!

    スネ夫「無駄だよジャイアン。格子なんだよ?蹴っても出られないよ……」

    ジャイアン「うるせえスネ夫!お前もなんか考えろよ!」

    スネ夫「だいたいジャイアンが悪いんだよ!?僕はこんなとこなんか来たくなかったのに……」

    ジャイアン「なんだと!?」

    ガシッ!!

    スネ夫「ああ!暴力反対!!」

    ウィーン

    ドラえもん「通り抜けフープぅ!」

    ジャイアン「ど、ドラえもん!?」

    スネ夫「ドラえもん!?」

    ドラえもん「もう〜やっと見つけた。ダメじゃないかこんなとこに……あれ?鉄格子の中?」

    ジャイアン・スネ夫「ドラえも〜ん!」

    ガシガシッ!!

    ドラえもん「うわわ!どうしたの二人とも……」






    162◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)22:52:11 ID:SyRZbYjLr
    ドラえもん「――ええ!?仮面の男に捕まった!?」

    ジャイアン「そうなんだ!怪しい動きをしてて、後をつけたらさ!」

    ドラえもん「仮面の男……」

    ジャイアン「ドラえもん!この大会、普通じゃないぜ!」

    ドラえもん「う〜ん……」

    スネ夫「ね、ねえ……話なら外でしようよ……また仮面の男が帰ってくるかもしれないし……」

    ドラえもん「そうだね!とにかく、ここを出よう!……その前に……」

    テッテレー!!

    ドラえもん「石ころ帽子ぃ!」

    ドラえもん「とりあえず、これを被ってよ!もし途中で会ったらいけないし!」






    165◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)23:09:17 ID:SyRZbYjLr
    〜会場〜

    ――ターンターンターン!!!

    ザザッザザッ

    男「く、くそっ!」

    ザザッザザッ……

    ――ターン!!!

    男「うわぁぁぁ!!」

    『勝負あり!!勝者!!のび太選手!!』

    ワアアアアアア!!

    のび太「やあやあやあ。どうもどうもどうも」

    しずか「のび太さん凄〜い!……でも、ドラちゃん達どうしたのかしら……」

    ドラえもん「しずかちゃん!」

    しずか「あ!ドラちゃん!それに、剛さん達も!」

    ジャイアン「しずかちゃん!この会場、変なんだよ!」

    しずか「え?どういうこと?」






    170◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)23:25:58 ID:SyRZbYjLr
    しずか「じゃあ、その仮面の男が剛さん達を?」

    ジャイアン「そうなんだ」

    ドラえもん「……でも、どうしてジャイアン達が捕まったんだろ……」

    スネ夫「……たぶん、あそこを見たからだと思う……」

    ドラえもん「あそこ?」

    ジャイアン「あ、ああ。この会場の地下に、妙なものがあったんだ……」

    スネ夫「なんというか、妙なボタンばっかりある部屋だったんだけど……」

    ドラえもん「部屋……うん、調べてみよう!ジャイアン達はここにいて!」

    ジャイアン「俺とスネ夫も行くぜ!」

    スネ夫「ぼ、僕も?」

    ドラえもん「ジャイアン達はここにいて!みんながいなくなったら、のび太くんが心配するだろうから!」

    ジャイアン「で、でもよぉ……!」

    ドラえもん「いいから!――じゃあ、僕は行くね!」

    スタスタ…







    171◆IAvTSYr7MA :2014/08/08(金)23:32:51 ID:SyRZbYjLr
    〜某所〜

    ドラえもん「ここが、ジャイアン達が言ってた場所……」

    ドラえもん「これは……機械の部屋?なんの部屋だろ……」

    ???「――新たな、世界を開く部屋ですよ……」

    ドラえもん「――ッ!?お、お前は――!?」

    ???「初めまして、22世紀のロボットさん……」

    ドラえもん「ぼ、僕のことを知ってる!?お前は、まさか……!!」

    ???「――お喋りが、過ぎたようですね……」

    ――バシュン!!!

    ドラえもん「うわぁあああああああ!!!」






    174◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)00:21:58 ID:HZcdppafi
    〜会場〜

    ――バシュン!!!

    『――決まったあああああああ!!!のび太選手!!決勝進出!!』

    のび太「やったああああ!!!」

    ワアアアアアア!!

    『凄い!凄すぎる!この言葉に尽きます!!史上最年少の出場はもちろん、決勝進出は、まさに大会史上最大の罷業!!』

    『この少年は、どこまで進むんだああああ!?』

    ジャイアン「……」

    スネ夫「……」

    しずか「……ドラちゃん、遅いわね……」

    ジャイアン「……」

    スネ夫「……もしかして、ドラえもんは……」

    しずか「……」

    スネ夫「……」

    ジャイアン「……」スクッ

    スネ夫「ジャ、ジャイアン?どうしたの?」

    ジャイアン「ドラえもんを……探しに行く」

    スネ夫「で、でも……」

    ジャイアン「こんなに帰りが遅いんだ!なにかあったに決まってる!ほっとけるかよ!」

    スネ夫「で、でも……!」

    しずか「……そうね。私も行くわ。のび太さんには悪いけど、ドラちゃんが心配ですもの」

    スネ夫「し、しずかちゃんまで……ああもう!分かったよ!僕も行けばいいんでしょ!」


    のび太「ん?あれは、みんな?……立って応援してくれてるんだ!」

    のび太「でも、ドラえもんがいない……まあどうせトイレだろ。もう!肝心な時にいないんだから……あとで、文句言ってやろ」






    178◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)00:32:42 ID:HZcdppafi
    〜某所〜

    ジャイアン「ドラえも〜ん!!」

    スネ夫「じゃ、ジャイアン!声が大きい!」

    ジャイアン「大声出さないと、聞こえないかもしれないだろ!?――ドラえも〜ん!!」

    しずか「……ここ、いったいなんの部屋なのかしら……」

    スネ夫「さあ……何かの、実験施設のようにも見えるけど……」

    ジャイアン「ドラえも――」

    ???「――騒々しいですねぇ……」

    ジャイアン・スネ夫・しずか「――ッ!?」

    ???「もう少し、静かに出来ないんですか?」

    ジャイアン「お、お前は――!?」

    スネ夫「仮面の……男!?」

    仮面の男「君たちは、捕らえたはずですがね……まあ、あのタヌキの仕業でしょうが……」

    しずか「タヌキ……ドラちゃんのこと!?」

    ジャイアン「おいお前!!ドラえもんをどうしたんだよ!」

    仮面の男「ここにいますよ……」

    ドンッ

    ドラえもん「うわああ!」

    ゴロゴロ

    ジャイアン「ど、ドラえもん!!」

    ドラえもん「ゴメンみんな……捕まっちゃった……」

    しずか「でも、無事でよかったわ!」

    ドラえもん「あ!みんな気をつけて!この仮面の男……未来人だ!!」

    ジャイアン「な、なんだって!?」

    仮面の男「……」






    180名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)00:34:21 ID:86muApf6m
    ギガゾンビみたいなやつか






    182名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)00:37:32 ID:65CsXMtEp
    おいおいどうなるんだ?






    183◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)00:42:10 ID:HZcdppafi
    スネ夫「未来人が、どうしてこんなとこに!?」

    未来人「……まあ、バレたのなら仕方ありませんね……そうですよ。私は、22世紀から来ました」

    ジャイアン「未来人が、なんでこんなところに!?」

    ???「――X計画のためよ……」

    ドラえもん達「――ッ!?」

    未来人「お前は……」

    ???「まさか、あなた達がこんなところに来ていたなんてね……」

    ドラえもん「あ、あなたは……会長と一緒にいた……!!

    女「……久しぶりね。青いロボットさん






    185◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)00:57:27 ID:HZcdppafi
    〜会場〜

    『さあ皆さんお待ちかね!いよいよ!決勝戦です!!』

    ワアアアアアア!!

    『さっそく、選手のご紹介です!』

    『――まず一人目は、史上最年少の優勝候補!見かけの幼さなんのその!抜群の射撃能力で勝ち上がってきた小さな巨人!!』

    『――のび太選手!!』

    ワアアアアアア!!

    『そして二人目!!奇しくも、そののび太選手と同じ予選グループにいた実力者!!圧倒的な実力で並みいる強豪を撃破してきた達人!!』

    『――ダンゲル選手!!』

    ワアアアアアア!!

    『ともにここまで敵なしで勝ち上がってきた猛者達!決勝戦は、稀に見る激戦になること間違いなし!!私も、興奮を抑えきれません!!』

    ワアアアアアア!!

    『では!!――選手!入〜場〜!!!』

    ワアアアアアア!!






    186◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)01:03:41 ID:HZcdppafi
    〜某所〜
    ドラえもん「どうしてあなたが、こんなところに!?」

    女「簡単な話よ。私は、その男を追っていたんですもの。――正確には、その男が企む、X計画を、ね……」

    しずか「その、X計画って……何ですか?」

    女「私が説明するのは簡単だけど……ここは、本人から直接聞こうじゃない。」

    女「――ねえ?“ダンゲル”さん?」

    ドラえもん「だ、ダンゲルさんって……!!」

    未来人「……バレてた、か……」

    ――カランッ

    ダンゲル「……ふう。仮面ってのは、息苦しくてダメだな」

    ドラえもん「あなたは……のび太くんと同じ予選グループにいた……!!」

    ダンゲル「ああそうだ。一応、初めましてって言っとくべきかな?」






    187名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)01:09:26 ID:65CsXMtEp
    ?!どうなってんだ?






    188◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)01:25:31 ID:HZcdppafi
    女「……じゃあ、説明してもらいましょうか」

    ダンゲル「ふん。まあいい……」

    ダンゲル「X計画ってのは通称でしかない。正式には、“エクストリーム・ソルジャー・プロジェクト”って言うんだ。平たく言えば、究極の兵士を作る計画ってことだ」

    ドラえもん「きゅ、究極の……兵士!?」

    ダンゲル「この部屋にある装置は、データを採取するための装置だ。上で戦う奴等のデータを採取し、インプットさせる。そして機械は、そのデータを集計して、兵士を作り出すってわけだ」

    しずか「じゃ、じゃあ!この大会は!?

    ダンゲル「ああ。利用させてもらった。ここにこの装置をつければ、ハイレベルなデータが採取出来るからな。それで出来た兵士は、高く売れるだろう」

    スネ夫「兵器を売るなんて!」

    ダンゲル「何が悪い?兵器は、立派な商売だ。需要があるから供給する……ただ、それだけのものだ」

    しずか「く、狂ってるわ……」

    ダンゲル「さあ、どうだろうな。案外、俺の方が正常なだけかもしれないぞ?」







    189名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)01:27:33 ID:mbL5S7WIe
    のび太クラスの命中率の兵器…






    190名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)01:28:41 ID:65CsXMtEp
    ダンゲルは確かに正しい






    191名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)01:29:28 ID:QFqK3eSH0
    のび太空気過ぎワロタwwwwwwwww

    ワロタ……………………






    192◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)01:33:33 ID:HZcdppafi
    ダンゲル「中でもあの小僧のデータは最高だ。これまでとは比べ物にならないくらいのデータが取れた」

    ジャイアン「の、のび太のことか!?」

    ドラえもん「のび太くんを……兵器の材料にするなんて……!!」

    ダンゲル「綺麗事じゃ飯は食えないんでな。――さて、そろそろ新しいタイプの兵士が出来上がるはずだ。俺も忙しいんでな。もういいだろ……」

    チャッ…

    スネ夫「じゅ、銃!?」

    ダンゲル「動くなよ女。全員撃ち殺すぞ?」

    女「くっ……!?」

    ダンゲル「……とりあえず、タヌキロボットは面倒だ。破壊させてもらう……」






    194◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)01:42:38 ID:HZcdppafi
    ジャイアン「や、やらせるかよ!」

    バッ!

    ドラえもん「じゃ、ジャイアン!?」

    ジャイアン「ドラえもんを撃つなら、俺を撃て!!」

    ダンゲル「……」

    バッ!

    しずか「わ、私も!ドラちゃんを守るわ!」

    ドラえもん「しずかちゃん!」

    バッ!

    スネ夫「こ、怖いけど……でも、僕だって……!!」

    ドラえもん「スネ夫まで……」






    195◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)01:43:16 ID:HZcdppafi

    ダンゲル「……泣けるな……だが、子供だからって撃たないとでも思ったか?

    チャッ

    ドラえもん「――!!」

    ガッ――バッ!!!

    ドラえもん「撃つのは、僕だけにしろ!!」

    ジャイアン「ドラえもん!!」
    しずか「ドラちゃん!!」
    スネ夫「ドラえもん!!」

    ダンゲル「そうだ……それでいい……動くなよ」

    ググッ……

    ドラえもん「……みんな。のび太くんを、お願いね。のび太くん……ドジだから……迷惑かけるかもしれないけど……!」

    ジャイアン・しずか・スネ夫「――!!」

    ダンゲル「……終わりだ」



    ――ターーンッ!!!




    ダンゲル「――う、うぐっ!?」

    ???「僕の友達に――手を出すな!!」

    ダンゲル「き、貴様は……!!」

    のび太「ドラえもん達は、大切な友達だ!!」

    ドラえもん「の、のび太くん!!」
    ジャイアン「のび太!!」
    しずか「のび太さん!!」
    スネ夫「の、のび太あああ!!」







    198名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)01:51:38 ID:QFqK3eSH0
    のび太ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!






    203◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:01:07 ID:HZcdppafi
    〜会場〜

    ガヤガヤ……

    『……えええ……皆様、大変申し訳ありません。決勝の時間なのですが……選手2名とも、ゲートに現れておらず、開始することができません……』

    「ふざけんなあ!!」

    「さっさと呼んでこい!!」

    ブーブー!!!

    『み、皆様!現在係員が総力を上げ、行方を探しています!!今しばらくご静粛に……!!』

    ブーブー!!!

    会長「……」

    会長(……動いたか、坊主……)

    会長(全ては、お前にかかってるんだ……頼むぞ、坊主……)






    205名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)02:02:21 ID:QFqK3eSH0
    >>203
    おん?ダンゲルは影武者でも用意してんのかとおもた






    204名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)02:01:18 ID:QFqK3eSH0
    きっとのび太は試合を棄権してきたんだろうな






    208◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:19:13 ID:HZcdppafi
    〜某所〜

    のび太「みんな!大丈夫!?」

    ドラえもん「う、うん!大丈夫だけど……どうしてここに!?決勝戦は!?」

    のび太「だって!ドラえもんがいなかったじゃない!応援してくれるって言ってたドラえもんが、いなかったじゃない!」

    のび太「そんなの、おかしいだろ!?ドラえもんが、僕の試合をみないわけないだろ!?応援しないわけないだろ!?」

    のび太「だから、何かあったって思ったんだよ!」

    ジャイアン「の、のび太、その銃は!?」

    のび太「入り口のとこに、置いてあったんだよ!」

    スネ夫「スゲー!まるでご都合主義!」

    のび太「みんな下がってて!ここは、僕がやる!」







    209◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:25:45 ID:HZcdppafi
    ダンゲル「……小僧、まさか、ここに来るとはな……」ユラリ

    のび太「う、動かないで!」

    ダンゲル「小僧、お前が持ってるものがわかるか?……それは、本物の銃だ」

    のび太「――ッ!!」

    ダンゲル「撃ったお前が一番驚いただろ?それは、本物なんだよ」

    のび太「……!」

    ダンゲル「それは、命を奪うことにもなる武器だ。お前に、それがもう一度使えるのか?」

    のび太「……こ、怖いさ!怖いけど、僕がやらないと、ドラえもんを壊すんだろ!?」

    ダンゲル「……まあな」

    のび太「命を奪わなくても、勝つことは出来るよ!!」

    ダンゲル「……」

    のび太「……」

    ダンゲル「……そう、か……だったら、話は早いな……」

    ……チャッ

    のび太「――ッ!」

    ダンゲル「上で出来なかった決勝……今から、やろうじゃねえか!!」






    211◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:32:25 ID:HZcdppafi
    ダダダッ!!!
    ダダダッ!!!

    ――ターーン!!!

    のび太「うぅ……!」

    ダンゲル「どうした小僧!逃げてばかりじゃ勝てないぞ!?」

    ターーンターーン!!!
    チッチッ!!!

    のび太「うぅ……うぅ……!」

    ジャイアン「ど、ドラえもん!!なんとかならないのかよ!」

    しずか「このままじゃ!のび太さんが!

    スネ夫「道具出してよ!早く!!」

    ドラえもん「う、うん!ちょっと待って……あああ!!」

    ジャイアン「どうした!?」

    ドラえもん「ない!僕のポケットがない!!」

    スネ夫「な、なんだって!?」

    ダンゲル「残念だったな青ダヌキ!!お前のポケットなら、とっくに外してあるんだよ!!」

    しずか「じゃ、じゃあ!!」

    ダンゲル「ここを抜ける方法はただ一つだ!――小僧が、俺に勝つことだけだ!!」

    ターーンターーン!!!






    212◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:35:05 ID:HZcdppafi
    ターーンターーン!!!

    のび太「……!!」

    のび太(こ、怖い……怖いよ……!!)

    のび太(かすったところから血が出てる!もし、体を撃たれたら……!!)

    ターーンターーン!!!

    のび太「……!!」

    のび太(……でも、僕がやるしかないんだ!みんなを守れるのは、僕だけなんだ!!)






    216◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:39:28 ID:HZcdppafi
    ダンゲル「どうしたどうした!おちおちしてたら、お友達が死ぬぞ!!」

    のび太「――!!ダンゲルさん!!」

    ターーンターーン!!!

    ダンゲル「――ッ!?おおっと!!」

    ターーンターーン!!!

    ダンゲル「さすがだな……正確に俺の腕を狙ってやがる。あの小僧……本当に俺に“勝つ”つもりらしいな……」

    のび太「はあ……はあ……」

    ダンゲル「小僧!貴様との決勝、楽しみにしてたのは本当だぞ!」

    ダンゲル「楽しいな!!最高に楽しいよな!!」

    のび太「じょ、冗談じゃないよ!僕がしたかったのは、こんなことじゃないんだ!」






    218◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:44:47 ID:HZcdppafi
    ダンゲル「ハハハ!!最高だよお前!!」

    ターーンターーン!!!

    のび太「――ッ!」

    のび太(ダンゲルさん……やっぱり強い!)

    のび太(だけど……ある程度癖が読めてきた!!)

    のび太(ダンゲルさんは、撃った後に少しだけ余韻に浸る瞬間がある……勝つには、そこを狙うしかない!!)

    のび太(……だけど、そのためには、ダンゲルさんが撃った後を狙う必要がある。つまりは、僕自身を囮に使う必要が……!!)

    ターーンターーン!!!

    のび太(……でも、それしかないんだ。それしか、ないんだ!)






    219名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)02:45:26 ID:65CsXMtEp
    熱いな






    220◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:50:27 ID:HZcdppafi
    のび太「――ダンゲルさんッ!」

    ターーンターーン!!!

    ダンゲル「どこを狙ってやがる!!甘いぞ!!」

    ――ターーン!!!

    バシュッ!!!

    のび太「うわああああ!!」

    ドラえもん「のび太くん!!」
    ジャイアン「のび太あああ!!」
    しずか「のび太さん!!」
    スネ夫「の、のび太が撃たれた!!」

    のび太(痛い……とても痛いよ……!!!)

    のび太(――でも撃たれたのは左手……右手が無事なら……!!)

    ――チャッ!!!

    ダンゲル「――ッ!?倒れながら構えた!?チッ――!!」

    のび太「――うわぁあああ!!!」






    ――ターーーン……!!!






    223◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:55:08 ID:HZcdppafi
    のび太「……」

    ダンゲル「……」

    のび太「……」

    ダンゲル「……」

    のび太「……う、うぅ……」

    バタンッ

    ドラえもん「の、のび太くううううん!!!」

    ダンゲル「……安心しろ、青ダヌキ。かすり傷だ」

    ダンゲル「……この勝負……小僧の……勝ち…だ……うぐっ」バタンッ






    225◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)02:58:53 ID:HZcdppafi
    ドラえもん「の、のび太くん!!しっかり!!」

    のび太「うぅ……」

    しずか「は、早く手当てを!!」

    ダンゲル「……お、おい、青ダヌキ……忘れもんだ……」

    パサッ

    スネ夫「ど、ドラえもんのポケット!?」

    ジャイアン「ほんとだ!ドラえもん!これで手当てを!!」

    ドラえもん「助かった!!のび太くん!!すぐ直すからね!!」






    226名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)03:01:37 ID:65CsXMtEp
    ダンゲルも漢よのう






    227名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)03:02:19 ID:QFqK3eSH0
    お医者さんカバンはよ!!






    228◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)03:05:01 ID:HZcdppafi
    のび太「うぅ……痛かったぁ……」

    ドラえもん「よかったぁ……治ってよかった……ううう……!」

    スネ夫「……ジャイアン……こ、これ……」

    ジャイアン「あ、ああ……ドラえもん!これを見てくれよ!」

    ドラえもん「これって、ダンゲル……ああ!」

    バチバチ……
    バチバチ……

    しずか「き、機械の……体?」

    ドラえもん「……まさか、お前は……」

    ダンゲル「……ああ。俺は、ここの装置で生まれた、試作型第002号……ロボットだ……

    のび太「そ、そんな……」

    ダンゲル「強かっただろ?当然だ。宇宙中の、ガンマンの力が集まったのが俺だしな。……そんな俺に勝つなんて……とんでもねえ小僧だ……」

    のび太「……」






    229◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)03:14:27 ID:HZcdppafi
    ――ドーン!!!

    ドラえもん「な、なんだ!?」

    スネ夫「ば、爆発音!?」

    ダンゲル「当選だ。俺は、この装置の中枢でもあった。その俺が活動を停止しようとしてるんだ。今制作中の、大量の試作型が暴走を始めたんだよ……」

    ドラえもん「じゃあ……上では……!!」

    ダンゲル「ああ。暴れまわってるだろうな 」

    ドラえもん「た、大変だ!!すぐに止めないと!!」

    ジャイアン「行こうぜドラえもん!」

    スネ夫「道具があるなら百人力だ!負けるはずがないよ!

    ドラえもん「う、うん!そうだね!――みんな、外に出るんだ!!」

    「うん!!」

    タタタタタ……!!!

    のび太「……」

    ダンゲル「……どうした小僧。行かないのか?」

    のび太「……ダンゲルさん。あなたがロボットなら……それなら……」

    ダンゲル「――その先は、自分で確かめな」

    のび太「――ッ!」

    ダンゲル「お前は、もう立派な兵士だ。自分の意思のもと、思うように行動しろ」

    のび太「……うん!」

    タタタタタ……!!!

    ダンゲル「……たく、らしくねえな、俺も。」

    ダンゲル「……負けんなよ、小僧。最後にお前と撃ち合えて……楽しかっ…た……ぜ……」






    230◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)03:18:59 ID:HZcdppafi
    〜会場〜

    ドラえもん「うわぁ酷い!」

    しずか「会場が、メチャクチャになってる!!」

    ドーン!!!
    ドーン!!!

    ドラえもん「早くなんとかしないと……!!」

    ポイポイポイポイ……!!!

    ドラえもん「みんな、武器は持った!?」

    ジャイアン「ああ!」
    スネ夫「うん!」
    しずか「ええ!」

    ドラえもん「うん!くれぐれも、ケガだけはしないようにね!」

    ドラえもん「――じゃあ!行こう!」

    「「「おおおお!!!」」」

    タタタタタ……!!!

    ドラえもん「……あれ?そういえば、のび太くんは?」






    232名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)03:20:45 ID:QFqK3eSH0
    のび太…………??






    233◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)03:24:20 ID:HZcdppafi
    〜某所〜

    カツ……カツ……

    ???「……」

    カツ……カツ……

    ――ザッ

    ???「……ようやく来たか。――見ろよ。壮大な光景だな。爆発の一つ一つが、まるで花火みたいだろ?」

    ???「――な?坊主……いや、のび太」

    のび太「……やっぱり、あなたが黒幕だったんだね」

    ???「……」

    のび太「――会長!どうして!!」

    会長「……」









    234名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)03:26:09 ID:DWYNnmQcl
    会長…






    235◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)03:31:07 ID:HZcdppafi
    会長「……いつ、気がついた?」

    のび太「ついさっきだよ。ダンゲルさんが、機械だった時だ」

    会長「ほう……」

    のび太「考えたら簡単な話だったんだよ。ダンゲルさんは言った。僕が、最高の素材だって」

    のび太「……でも、僕を大会に出したのは、ダンゲルさんじゃない。――会長!あなたじゃないか!」

    会長「……」

    のび太「ダンゲルさんは、あなたに命じられて動いてただけだ。全ての元凶は……あなただ!!」

    会長「……ハハハ!!勘が鋭いな、坊主!!」

    のび太「……」

    会長「……そうだ。X計画を立てたのは他でもない。――この、俺だ」






    249◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)09:20:47 ID:HZcdppafi
    のび太「どうして、会長が……」

    会長「難しいことじゃない。大方は、ダンゲルが言った通りだ。兵器は金になる。だからした。――ただ、それだけだ」

    のび太「お金のために人を傷つけるものを売るなんて、間違ってる!」

    会長「青いな、坊主……それに、少しだけ考え方を変えてみろ」

    会長「例えば、戦争が起こったとしよう。もちろん、たくさんの兵士が死ぬ。戦争だからな」

    のび太「……」

    会長「だが、もし戦うのが人ではなくロボットだったら……死者の数は、極端に減るだろう」

    のび太「……そんなの、言い訳だ!」

    会長「……」

    のび太「難しいことなんて分からないけど、でも、怖い目に遭わないと、簡単に出来ちゃうんだよ!」

    のび太「僕だって、宿題したくないとき、もし代わりにしてくれるロボットがいたら、たぶんいっぱいお願いすると思う。だってその方が楽だし、疲れないもん」

    会長「……」

    のび太「――だけど、それは子供だから出来るんだよ!会長は、大人じゃないか!大人が、楽しちゃいけないんだよ!」

    会長「……」

    のび太「……」

    会長「……坊主、やはりお前は、子供だな……だが、羨ましくもあるな……」







    251◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)09:41:36 ID:HZcdppafi
    会長「……もういいだろう。――おい」

    女「はい……」

    のび太「!?あ、あなたは……!!」

    女「……」

    会長「坊主の相手をしてやれ。俺は、やることがある」

    女「かしこまりました……」

    会長「頼んだぞ……」

    スタスタ…

    のび太「――ッ!?ま、待て――!!」

    ――ターーン!!!

    のび太「――ッ!」

    女「――追わせません」

    のび太「邪魔しないで下さい!」

    女「そういうわけにはいきません。マスターの命令ですので……」

    ――チャッ

    女「――私は、試作型第001号。あなたは、ここで止めます」

    のび太「ろ、ロボット――!?」







    258◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)12:52:15 ID:nMaPaFAeE
    〜会場〜

    ジャイアン「名刀電光丸!!――うらあああああああ!!!」

    ズバズバズバズバ…!!!

    ――ドガアアアン!!!

    しずか「ショックガン!!えい!!」

    バババババ…!!

    ――ドガアアアン!!!

    スネ夫「う、うわわわ!!空気砲!!」

    ドドドドドド…!!

    ――ドガアアアン!!!

    ダダダダダダッ…!!

    ドラえもん「うわわ!!撃って来た!!ヒラリマント!!それええ!!」

    ヒラヒラヒラヒラ…!!

    ――ドガアアアン!!!

    ロボット「………」

    ズンズンズンズン…

    ジャイアン「ドラえもん!!きりがないぜ!!」

    スネ夫「あのロボットたち、どんどん出てきてるよ!!」

    ドラえもん「う、うん!確かに数は多いけど、そこまでは強くないよ!たぶん、まだ製作途中だったからだと思う!!」

    しずか「それに、そのうち必ず尽きるはずよ!!それまで頑張りましょう!!」

    ドラえもん「そうだね!!大会に出場した人たちも戦ってるんだ!!僕達も頑張らないと!!」

    ジャイアン「おう!!」
    スネ夫「そうだね!」

    ドラえもん(それにしてものび太くん……どこに行ったんだろ……)






    260◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)13:04:08 ID:nMaPaFAeE
    〜会長室〜

    ――ターンターン!!

    のび太「……」

    女「なぜ隠れてばかりいる!!戦え!!」

    ――ターンターン!!

    のび太「……」

    女「そのまま撃たれるまで何もしないつもりか!!少年!!」

    ――ターーーン…!!

    のび太「……もう止めましょう。あなたは、ダンゲルさんよりも強くはありません。僕には、勝てません」

    女「……だからどうした!!」

    ――ターンターン!

    のび太「……どうしても、やり合うんですか……?」

    女「それが、私の役目だ!!」






    262◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)13:20:57 ID:nMaPaFAeE
    のび太「……」

    スクッ!!
    ――ダダーン!!

    ガガッ!!

    女「うぅ…!!銃を飛ばされた!?」

    のび太「……もう終わりです。動かないでください」

    女「……」

    のび太「……」

    女「……なるほどな。確かに、私は第002号よりも集計したデータが少ない。第002号に勝利したキミに勝つことは、難しいだろう……」

    のび太「……降参してください。もう勝負はつきました」

    女「……ふふ……キミは、甘いな……なぜ撃たない?」

    のび太「……!!」

    女「私が、女の姿をしているからか?それとも、銃を持たないからか?」

    のび太「……両方です」

    女「……ふっ」







    263◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)13:30:37 ID:nMaPaFAeE
    女「……だが、キミが私を撃たなければ、私は会場に行くぞ」

    のび太「……!!」

    女「キミは、確かに私よりも強い。……だが、キミの仲間はどうかな?キミほどの射撃の実力が、あるとは思えないがな……」

    のび太「あ、あなたは……!!」

    女「今から、私はあそこに落ちた銃を拾う……見逃すなら、それもよかろう……」

    のび太「……」

    女「……それと、キミは勘違いをしている。私は、ただのロボットだ。見かけに騙されるな。本質を見抜け。私の外見など、なんら関係もない……」

    のび太「………!!」

    女「………決めるのはキミだ……決断しろ!!」

    ダッ――!!

    のび太「―――ッ!!」





    ――ターーーン……!!!






    269◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)13:51:10 ID:nMaPaFAeE

    のび太「………」

    女「……そんな顔をするな……キミは、キミの役割を果たしただけだ……」

    のび太「……で、でも……」

    女「……この通路の先に、会長はいる……追うんでしょ?」

    のび太「……うん」

    女「……だったら、もう行きなさい。そうしたいのが、キミの意志でしょ?」

    のび太「………」

    女「……願わくば、会長を止めてほしい……あの人は、苦しんでいる。だから、キミなら……」

    のび太「……あなた、もしかして、会長を……」

    女「……ふっ、バカなことを。私は、ロボットだぞ?そんな人間のような感情などあるはずも……」

    のび太「――いいえ。あなたは、限りなく人ですよ」

    女「……なに?」

    のび太「――“見かけに騙されるな。本質を見抜け。外見など、なんら関係ない”……」

    女「………!?」

    のび太「さっき、あなたが言ったことですよね。あなたは、確かにロボットだ。……だけど、あなたは、確かに人間だ」

    女「……」

    のび太「それに、僕は知ってるんだ。ロボットだけど、とても暖かくて、とても優しい友達を……。ロボットだって、怒ったり、笑ったり、泣いたり、ネズミから逃げたりするんだよ……」

    女「……それは……」

    のび太「……あなたの最後の願いは、僕が叶えます。必ず、会長を止めます。だから、待っててください。あなたの大切な人を、待っててください。……じゃあ」

    タタタ…

    女「……不思議な少年だ。なんだ。人も、捨てたもんじゃないじゃないか。……会長……まったく、いつも…適当……なんだか…ら………」

    女「………」






    271◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)14:08:21 ID:nMaPaFAeE
    〜研究室〜

    タタタタタタ…

    のび太「会長!!」

    会長「……来たか、坊主……」

    のび太「……会長……あなたを、止めに来ました」

    会長「ハハハ……止めるときたか……。――だが、一足遅かったな……」

    ウィィィィィン……

    のび太「頭に、装置?」

    会長「これで、全てが終わった……第003型試作品……いや、完成品と言えるか。X型完成品だ……!!」

    のび太「か、完成品!?そ、そんなの……どこに……」

    会長「あるだろ。――お前の、目の前に……」

    のび太「――ッ!?ま、まさか――!!」

    会長「そうだ。俺が、完成品そのものだ。――“X”、とでも言っておこうか……」






    273◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)14:19:07 ID:nMaPaFAeE
    のび太「X!?」

    X「まあな。お前には、感謝してるんだよ小僧」

    のび太「……ぼ、僕に?」

    X「お前のおかげで、最後に足りなかったデータが取れた」

    のび太「最後に……まさか!?」

    X「……まあ最後だ。種明かしをしようか……」

    X「――これまで取れたデータは、膨大なものだった。だが、それでも足りないものがあったんだよ。命をかけた戦いの中で発せられる、生きる意志、強さ、底力……そこだけは、射撃大会じゃ生まれないんでな」

    のび太「………」

    X「そこで、お前を利用させてもらった。だが、お前の大会の試合じゃない。それは……」

    のび太「……まさか……ダンゲルさんとの!?」

    X「それだけじゃない。……さっきの、試作品001号との戦いも、データを取らせてもらった」

    のび太「―――ッ!!」

    X「……お前は、不思議に思わなかったのか?なぜ捕えたお前の友人を無事にしていたか……なぜ、研究室の入り口に、おあつらえ向きに銃が置いてあったか……」

    のび太「……あれも、あなたが……」

    X「そうだ。全て、俺が仕組んだことだ。お前に、命懸けの戦いをさせるためにな……」






    277◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)14:37:40 ID:nMaPaFAeE
    X「お前のデータは、完璧に取り終えた。……そして、全て俺に“インストール”してある……」

    のび太「インストールって……!!まさか、あなたは……!!」

    X「……ああ。俺の体は、既に生身じゃない。これまでの試作品と、同じだ……」

    のび太「自分を……機械に……!!??」

    X「そう驚くな。けっこう、快適だぞ?全てが清々しく思える。これからは、悩みも、苦痛も、空腹も……全て、忘れ去ることが出来る」

    のび太「……そんなの……人じゃない!!」

    X「そうさ。俺は、人を超えたんだ」

    のび太「違う!!あなたは、人を捨てたんだ!!超えたんじゃない!!逃げたんだよ!!」

    X「どちらでもいいさ。些細なことだ」

    のび太「……!!」

    X「……それと、もう一つ種明かしがある……フライングボールのテスト、覚えているか?」

    のび太「う、うん……」

    X「お前が出した点数……歴代2位の記録、8点。お前より更に上は、10点満点。歴代1位の記録……」

    のび太「………」

    X「――その1位は……この俺だ」

    のび太「な――ッ!?」

    X「そして俺には、お前の射撃能力が更にプラスされている。歴代1位と2位の射撃能力を有するのが、この俺、Xだ……」

    のび太「………!!」

    X「……さて……お前に、勝ち目はあるかな?坊主……!!」







    281◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)14:53:14 ID:nMaPaFAeE
    〜会場〜

    ジャイアン「ドラえもん!!」

    スネ夫「ドラえもん!!」

    ドラえもん「ジャイアン!スネ夫!!」

    ジャイアン「こっちは粗方倒し切ったぜ!!」

    スネ夫「僕の方も、なんとか……!!」

    しずか「私の方も、終わったわよ!!」

    ドラえもん「しずかちゃん!」

    しずか「ドラちゃん!のび太さんは!?」

    ドラえもん「うん!さっき、探し人サーチで探してみたんだ!どうやらのび太くんは、あの研究室にいるみたい!!」

    スネ夫「研究室に!?なんであんなところに……!!」

    ドラえもん「たぶん、のび太くんは何かに気付いたんだと思う!!だから一人でそこに……!!」

    しずか「なんですって!?」

    ジャイアン「のび太の野郎!!一人でカッコつけやがって!!」

    ドラえもん「たぶんそこには、黒幕が……!!」

    全員「………」

    しずか「――ドラちゃん!!」

    ジャイアン「ドラえもん!!」

    スネ夫「ドラえもん!!」

    ドラえもん「――うん!!行こう!!のび太くんのところへ!!」

    ジャイアン・スネ夫・しずか「おおおお!!!」

    タタタタタタ…

    ドラえもん(のび太くん!!どうか無事で……!!)






    286◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)15:07:27 ID:nMaPaFAeE
    〜研究室〜

    ターンターン!

    のび太「くっ――!!」

    ターンターン!!

    X「無駄だぞ坊主」

    タターン!!!
    バシシシッ!!!

    のび太「弾丸に、弾丸を当てて防ぐなんて……!!」

    X「言ったはずだ。俺は、全てを合わせ持つ人を超えた存在……。もう一度聞こうか?――お前に、勝ち目はあるかな?」

    のび太「……まだ…分からないよ!!」

    ターンターン!

    X「……無駄なことを……」

    のび太「……!!」

    X「……俺は、いつでもお前を撃つことが出来るぞ……顔、腕、足、胸……さあ、どこがいい?」

    のび太「……く、くそ――!!」

    ターンターン!

    X「無駄だと言っている……!!」

    ターン!!
    チュインッ!!

    ――バシュッ!!

    のび太「うぐぅっ!!」

    のび太(跳弾を肩に……!!??)

    X「……ふふふ……素晴らしい力だ……負ける気がしないな……」






    290◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)15:39:35 ID:nMaPaFAeE
    のび太「はあ……はあ……」

    X「……無様だな。だが、この力もお前のおかげ……感謝しないとな……」

    のび太「はあ……はあ……」

    のび太(か、勝てない……強すぎるよ……)

    X「……さて、もう終わらせようか。せめてもの感謝の意を込めて、最後は苦しまないようにしてやる……」

    ……チャッ

    のび太「―――!!」

    X「じゃあな、坊主……」

    ???「――ドッカン!!」

    X「―――ッ!?」

    ダッ――

    ドオオオオン!!!

    ???「躱された!?」

    のび太「……!!」

    ドラえもん「――のび太くん!!」

    しずか「のび太さん!!」

    のび太「ど、ドラえもん!!しずかちゃん!!」

    ジャイアン「のび太!!カッコつけてんじゃねえぞ!!」

    スネ夫「そうだそうだ!!のび太のくせに生意気だぞ!!」

    のび太「ジャイアン!!スネ夫!!」






    291名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)15:41:39 ID:R9qpiWBt4
    キタ━(゚∀゚)━!






    293名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)15:42:30 ID:TwXL3LvTN
    おおおおおお






    295◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)15:47:46 ID:nMaPaFAeE
    ドラえもん「のび太くん。一人で無茶しちゃダメじゃない……」

    のび太「ご、ごめん……」

    しずか「で、でも、無事で良かったわ……」

    のび太「しずかちゃん……」

    X「……仲間か……」

    ジャイアン「のび太、こいつが……」

    のび太「う、うん……」

    X「………」

    ドラえもん「か、会長さん!?」

    のび太「……もう、会長じゃないんだ、ドラえもん。今は、ロボットなんだ。――Xだ!!」

    ドラえもん「ろ、ロボット!?」

    スネ夫「X!?」

    X「……まあいい。数が増えたところで、俺の敵ではない……」

    ドラえもん「……そうはいかないぞ!!こっからは、僕らが相手だ!!行くよ!!みんな!!」

    全員「おおおお!!!」

    X「………」






    297◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)16:31:36 ID:nMaPaFAeE
    スネ夫「――ドッカン!!ドッカン!!」

    ドオオオン!!ドオオオン!!

    X「………」

    スネ夫「ダメだ!!全部避けられる!!」

    ジャイアン「今度は俺だ!!うおおおお!!名刀電光丸!!」

    X「無駄だ」

    ダーン!!
    チュインッ!!

    ――バチバチ!!

    ジャイアン「うわっ!!ちょ、跳弾でバッテリー部分を!?」

    X「……」

    しずか「ショック―――!!」

    X「見えてるぞ」

    ターーーン!!

    バシィッ!!

    しずか「キャア!!」

    ドラえもん「みんな!!大丈夫!?」

    ジャイアン「あ、ああ……でもよお……!!」

    スネ夫「こいつ……物凄く強い!!化物だよ!!」

    ドラえもん「う、うん……僕のひみつ道具でも、歯が立たないなんて……」

    X「フフフ……」

    のび太(このままだと……みんなやられちゃう……!!……そうだ!!)

    のび太「ドラえもん!!時間を稼いでて!!」

    ドラえもん「え!?どういうこと!?」

    のび太「いいから!!頼んだよ!!」ダッ――

    ドラえもん「あ!のび太くん!!」






    298◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)16:47:34 ID:nMaPaFAeE
    ドラえもん「みんな!!空気砲を一斉に撃つんだ!!」

    ジャイアン「おう!!」

    スネ夫「うん!!」

    しずか「ええ!!」

    ドラえもん・ジャイアン・スネ夫・しずか「ドッカン!!ドッカン!!ドッカン!!ドッカン!!……!!」

    ドーーン!
    ドーーン!
    ドーーン!
    ドーーン!

    X「ふん……弾幕のつもりか……」

    ジャイアン「ドラえもん!!全然当たんないぜ!!」

    しずか「これからどうするの!?」

    ドラえもん「わ、分かんない!!」

    スネ夫「なんだよそれ!!無責任だよ!!」

    ドラえもん「の、のび太くんが何かを思いついたみたいなんだよ!!だから、僕には分かんない!!」

    ジャイアン「のび太が!?だったら、俺は信じるぜ!!」

    しずか「私も信じるわ!!」

    スネ夫「ぼ、僕も信じてやるよ!!のび太!!早くしろ!!」

    ドラえもん「ありがとう……みんな!!」

    X「ふん……しゃらくさい……」






    301◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)17:06:03 ID:nMaPaFAeE
    X「いい加減飽きてきたな……もういいか?」

    ターンターンターンターン!!
    チュインッ!!チュインッ!!チュインッ!!チュインッ!!

    ――バシュバシュバシュバシュッッ!!!

    ドラえもん「ぎゃあああああ!!」

    ジャイアン「うわあああああ!!」

    スネ夫「うああああああ!!」

    しずか「きゃあああああ!!」

    X「他愛もない……」

    ドラえもん「うぅ……み、みんな………」

    ジャイアン・スネ夫・しずか「………」

    ドラえもん「みんな気絶してる…………はっ!?」

    X「ロボット……貴様さえいなけば、全員ただの子供だ……」

    ドラえもん「う、撃たれる―――!!」

    のび太「――ま、待て……!!」

    X「……む?お前は……」

    のび太「………」

    X「なんだ、坊主か……今更、どうしようと……」

    のび太「………」

    X(……なんだこの雰囲気は……先ほどの坊主とは、全く違うように思えるが……)






    302◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)17:24:08 ID:nMaPaFAeE
    X「……いや、思い過ごしだろうな。坊主、いい加減、諦めろ……」

    ――チャッ

    ドラえもん「の、のび太くん逃げて!!Xは、化物だよ!!」

    のび太「………」

    X「……動かないのか。つまらん最後だ……」

    ――ターーン!!

    のび太「―――!!」

    ――ターン!!
    バシィッ!!

    X「――ッ!?な、何だと――!?」

    ドラえもん「弾丸を……弾丸ではじき返した!?」

    のび太「………」

    X「ぼ、坊主……お前、まさか……!!」






    303◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)17:24:55 ID:nMaPaFAeE
    のび太「……そうだ……あなたの装置を、使わせてもらったんだよ……」

    X「自分に……自分のデータをインストールしたのか!!??」

    ドラえもん「な、なんだって!?」

    X「しょ、正気か坊主……!!」

    のび太「……ドラえもん、みんなを連れて外へ……!!」

    ドラえもん「で、でも……」

    のび太「早く――!!」

    ドラえもん「う、うん!!」

    ガシガシガシガシ
    タタタタタタ…

    のび太「………」

    X「……坊主……お前は……!!」

    のび太「……僕の射撃能力に、更に僕のデータを入れたんだ……僕の射撃能力は、2倍になったんだ!!」

    X「……!!」

    のび太「――勝負は、これからだ!!」






    306名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)17:28:29 ID:qWhXHPmf9
    やばい。メッチャおもろい






    307名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)17:29:59 ID:eLYGDOZIz
    胸熱






    308◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)17:34:45 ID:nMaPaFAeE
    X「分かってるのか!?生身の体に、無理やりデータを入れてるんだぞ!?」

    のび太「………」

    X「それに、お前はまだ子供だ!!体と脳に、どれだけ負担がかかるか分かってるのか!?」

    のび太「………」

    X「一歩間違えたら、死ぬかもしれないんだぞ!?」

    のび太「………」

    X「………」

    のび太「……負担がかかるのは分かってるよ。頭だってガンガンしてるし、さっきから目眩もする!!」

    X「………」

    のび太「――だけど、このままみんながやられるのを見るくらいなら……そのくらい、どうってことないよ!!」

    X「ぼ、坊主……」

    のび太「行くよX……今度こそ、決着をつける!!」






    310◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)17:56:12 ID:nMaPaFAeE
    タタタタタタ…
    ターンターン!!

    ターンターン!!

    ――バシバシバシ!!

    X「クソッ!!正確に弾を弾に当ててきやがる……!!」

    のび太「やっぱり、簡単には倒せないか……!!」

    ターンターン!
    チュインッ!!チュインッ!!

    のび太(跳弾!?でも――!!)

    タターン!!
    バシバシ!!

    X「また弾きやがった……!!」

    のび太「今度は……僕の番だ!!」

    タターン!!
    チュインッ!!チュインッ!!

    X「――ッ!!く、クソ――!!」

    タターン!!
    バシバシ!

    のび太「ダメか……!!」

    X「チッ――!!跳弾がこんなに面倒とはな――!!――クソッたれ!!」

    ターンターン!
    チュインッ!!チュインッ!!
    ターンターン!






    318◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)18:48:23 ID:nMaPaFAeE
    〜会場〜

    ジャイアン「う〜ん……」

    スネ夫「こ、ここは……」

    しずか「……みんなは……」

    ドラえもん「――あ!みんな気が付いた!?」

    ジャイアン「ど、ドラえもん?ここは……」

    ドラえもん「会場だよ。もう暴走したロボットもいないよ」

    スネ夫「そ、そっか……」

    しずか「――!!のび太さんは!?」

    ドラえもん「……の、のび太くんは……」

    ジャイアン「――まさか!!」

    スネ夫「あそこに!?」

    ドラえもん「……うん……!!」






    319◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)18:48:42 ID:nMaPaFAeE

    しずか「すぐに、助けに行きましょ!!」

    ジャイアン「ああ!!そうだ!!」

    スネ夫「そうだね!!」

    タッ――!!

    ドラえもん「――ちょ、ちょっと待って!!」

    ジャイアン「な、なんだよドラえもん!なんで止めるんだよ!!」

    しずか「そうよドラちゃん!このままじゃ、のび太さんが!!」

    スネ夫「のび太を見捨てるつもりか!?」

    ドラえもん「行ってどうするの!?相手は、僕の道具も通じないような化物なんだよ!?」

    ジャイアン「そ、それは……!!」

    ドラえもん「今のび太くんは、Xの装置を使って、いつもの2倍の射撃能力を身に着けているんだ!!おそらく、この宇宙でXに張り合えるのは、のび太くんだけなんだよ!!」

    スネ夫「そ、そりゃそうだけど……」

    ドラえもん「悔しいけど、僕達があそこに行っても、かえってのび太くんの邪魔になるだけだよ……」

    しずか「………」

    ジャイアン「………」

    スネ夫「………」

    ドラえもん「……僕だって、すぐに助けに行きたいよ。でも、今は信じて待とう。それしか、出来ないんだ……!!」

    ジャイアン「………クソ!!のび太ー!!負けんなよー!!」

    スネ夫「のび太ー!!絶対勝てよ!!」

    しずか「のび太さん!!信じてるから!!」

    ドラえもん(のび太くん……キミを待ってる人が、こんなにもいるんだ……必ず、必ず帰って来てよね……!!)






    329◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)19:15:47 ID:nMaPaFAeE
    〜研究室〜

    のび太「はあ……はあ……」

    X「……かなり、息が上がって来たな坊主……」

    のび太「……ま、まだ……やれるよ……!!」

    X「強がりを……。体の負担が、限界に達しつつあるんだよ。お前自身の体力も、そろそろ限界だ。……いや、むしろここまでよくもったと言えるな……」

    のび太「……ち、ちくしょう……」

    X「これが、生身の限界だ……疲労は溜まり、休息を求めてくる……。辛いだろう。苦しいだろう。――弱いな、人間は……」

    のび太「……で、でも!!だからこそ!!疲れた中でする昼寝は、最高に気持ちいいんだ!!それが分からないのなんか、生きてるって言えないよ!!」

    X「……だから青いと言ってるんだよ!!坊主!!」

    タタタタターーン!!!

    のび太「―――ッ!!」

    ダダダダダ…!!
    バシバシバシ…!!

    のび太(ふ、防ぎきれない……!!)

    ――バシュッ!!

    のび太「うわああああああ!!」

    バタッ

    のび太「うぅ……」

    X「……今度こそ、終わりだ。坊主……」






    332◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)19:29:13 ID:nMaPaFAeE
    のび太(……悔しいけど、僕の体力は限界だ……。たぶん、もう長くは動けない……次でなんとか決めないと……)

    のび太(でも、どうやって……ダンゲルさんの時と違って、Xに隙は全く無い……いくら撃っても、銃弾を撃ち落される……)

    のび太(とにかく死角がなさすぎる……このままじゃ、ただ一方的に撃たれて……)



    のび太(……………)



    のび太(……一方的に撃たれるなら、もうそれしかない……でも、それは……)

    のび太(………だけど、それしかない……それしかないんだ……!!)






    335◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)19:40:45 ID:nMaPaFAeE
    のび太「………」スクッ

    X「……ほう……よく立ち上がったな……だが、どうするつもりだ?」

    のび太「……あなたを、倒す……!!」

    ――チャッ

    X「何かと思えば……ただ銃を構えただけじゃねえか。お前の弾丸が、俺に届くとでも思ってるのか?」

    のび太「……思ってない。だけど、僕はあなたを倒すんだ!!」

    X「……戯言戯言……戯言が過ぎるぞ!!気持ちだけではどうにもならないんだよ!!思ってるだけじゃ、何も掴めやしないんだよ!!」

    のび太「……でも、何かを思わないと……気持ちがないと、掴めるものも掴めないよ!!」

    X「それが戯言だと言ってるんだよ!!――倒れろ!!」

    ――チャッ

    のび太「……」

    のび太(集中だ……集中するんだ……!!体中の神経を、全部集めるんだ……!!)






    339◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)19:46:41 ID:nMaPaFAeE
    のび太「………」

    X「………」

    X(この集中力は……以前見た……)

    X(……なるほど。諦めてはいないみたいだな……だが……)

    X「俺には――通じないぞ!!坊主!!」

    のび太(――――――ここだッ!!!!)



    ―――――タタ(チッ)ーーン…!!





    のび太「………」

    X「………」

    のび太「………」

    X「………」

    のび太「………」……バタッ

    X「……小僧……お前……」






    356◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)20:13:19 ID:nMaPaFAeE
    のび太「うぅ……うぅ……」

    X「……坊主、最後に答えろ。お前、何をしたんだ?」

    のび太「……う……う……」

    X「答えられないか……無理もなかろう。腹部に当たったんだ……もっとも、その位置では致命傷にはならないがな……。……まあいいさ。お前が何をしたのか――分かってるつもりだ……」

    のび太「………」

    X「まさか……最後にこんな手を使って来るなんてな……」

    ……バチバチバチ

    X「……良かったな坊主。俺の方は……見事に……致命傷…だ………」……バタツ

    のび太「…………」

    X「……まさか、俺の弾丸にお前の弾丸を当てて、そのまま、俺の方に跳弾させるとはな……」

    のび太「……へ……へへ……」

    X「……だが……俺の弾を俺の方に跳弾させるということは……お前にも自分の弾が跳ね返るということ……事実、自分の弾がお前の腹部に当たってるしな……もし心臓を撃ち抜いていれば……即死だったぞ……」

    のび太「……」

    X「……それでも、お前は賭けに勝ったんだな……。そして俺は、駆けに負けた……。……ただ、それだけのことなんだよな……」

    X「………俺の、負けだ……」






    363◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)20:24:11 ID:nMaPaFAeE
    X「……坊主……これを飲め……」

    のび太「………?」

    X「お前の傷は、致命傷ではないがな……このままだと、血が出過ぎるぞ……」

    のび太「………!」

    X「……これは、傷を一時的に治療する薬だ……飲めば楽になるぞ……」

    のび太「…………」ゴク……ゴク……

    X「……そうだ……それでいい……」

    のび太「………少し、楽になった……」

    X「……とりあえずは、一安心だ……」

    のび太「……おじさん……」

    X「……心配するな。俺は、ロボットだ。この程度では、死にはしない。……ただ、電気系統をやられてな……身動きが取れないんだよ……」

    のび太「……そう……」






    364名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)20:25:08 ID:YRQ02cnSd
    xもなかなかの漢よのう






    365名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)20:25:09 ID:QFqK3eSH0
    会長…………(´;ω;`)






    368名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)20:44:46 ID:nMaPaFAeE
    のび太「おじさん……どうして、僕を……?」

    X「さあな……ただ、なんとなくだ……分かんねえよ……」

    のび太「………」

    X「妙な話だな……悩みや不安から解放するために自分を機械にしたのに……今は、自分のことが分からず、混乱してやがる……。俺は、何がしたかったんだろうな……」

    のび太「……たぶん、人になりたかったんだよ……」

    X「……?」

    のび太「おじさんは、本当は、機械になんてなりたくなかったんじゃないかな……」

    X「……そんなはずがないだろう……何を言って……」

    のび太「だって、おじさんには、感情が残ってるじゃないか。完全に機械になれば良かったのに、残してたじゃないか……。怒ったり、僕を助けてくれたり……どれだけ体を機械にしても、最後におじさんは、人の心を残してたんだよ……」

    のび太「……それが、答えなんじゃないかな……」

    X「………」

    のび太「………」

    X「……やっぱ、お前はガキだ。青臭い、ただのガキだ。……ホント、ガキだよな……」

    のび太「……うん。大人の都合なんて、僕には分からないよ……」

    X「――だが、少し羨ましくもある……」






    370◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)20:55:22 ID:nMaPaFAeE
    のび太「おじさんは、これからどうするの?」

    X「……俺は、お前に負けたんだ。負けた者の最後なんて決まってるだろ……仄暗いとこに、落ちるだけだ。たった一人でな……」

    のび太「……おじさんは、一人じゃないよ」

    X「……?」

    のび太「ほら。あそこ……」

    X「?……あれは……」

    女「……か、会長……!!」

    X「……00…1号?」

    女「……会長!!」

    ダッ――

    女「無事で良かった……本当に……!!」

    X「……お前……泣いてるのか?」

    のび太「……その人、僕にお願いしたんだよ。おじさんを、止めてほしいって……」

    女「会長……会長……」

    X「………」






    371名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)21:03:31 ID:QFqK3eSH0
    (´;ω;`)ブワッ






    372◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:04:15 ID:nMaPaFAeE
    X「……そう、か……だが、この騒ぎで負傷者が出ている以上、誰かがケツを拭かなきゃならない。――責任を、取らなきゃならない」

    のび太「………」

    X「だから俺が――」

    ???「――その必要はないぜ」

    のび太「―――!!」

    X「……お、お前……」

    ダンゲル「……よう」

    のび太「だ、ダンゲルさん!!」

    X「どうしてお前が?」

    ダンゲル「なんだよ、どいつもこいつも。勝手に俺を殺してんじゃねえよ」

    X「……そうか。悪かった。――それより、その必要がないってどういうことだ?」

    ダンゲル「なぁに、簡単なことだ。――今回の一件については、俺が自首する」

    のび太「えっ――!?」







    375◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:11:02 ID:nMaPaFAeE
    X「お、お前……何を……!!」

    ダンゲル「間違いじゃないはずだぜ?俺がやられたからこそ、ロボットは暴走したんだ。だったら、俺が主犯だ。――そうだろ?」

    X「……そんなわけあるか!!これは、俺が……!!」

    ダンゲル「……大将。俺はよ、アンタに感謝してるんだぜ?何せ、最後に小僧とガチで撃ち合わせてくれたんだ。……あんな勝負、たぶん金輪際出来ることはねえ。だから、俺はもう満足だ。悔いはねえよ」

    X「だ、だが……!!」

    ダンゲル「……男が、ここまで腹くくってるんだ。だからよお大将、黙って、頷いてくれねえか?」

    X「………」

    ダンゲル「………」

    X「……悪いな、ダンゲル……」

    のび太「違うよおじさん。言葉が、違うよ……」

    X「坊主……」

    のび太「……」

    X「……そうだな。ありがとう、ダンゲル……」

    ダンゲル「なあに。いいってことよ。――ってことだ、小僧。そういうことに、してくれねえか?」

    のび太「……さっきも言ったけど、大人の都合なんて、僕は知らないよ。知らないからこそ、僕は何も分からないよ……」

    ダンゲル「へっ!言うじゃねえか!!……でも、ありがとよ。恩に着る……」






    376名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)21:12:40 ID:YRQ02cnSd
    うほおおおおおっ///////////////






    379名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)21:20:44 ID:3dxbkTC4Z
    かっけえええええええええええ






    381◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:28:57 ID:nMaPaFAeE
    ダンゲル「……なら、俺はそろそろ行くとするかな。――大将、001号、それと、小僧……達者でな……」

    スタスタスタ……

    のび太「……行っちゃったね」

    X「ああ……」

    のび太「……それで?おじさんはこれからどうするの?」

    X「……そうだな……どっかで静かに暮らすさ。――コイツと、一緒にな」

    女「ニコッ」

    X「……それで……そうだなぁ……。――坊主、お前がこれから、どういう世界を作っていくかを見届けてやるよ」

    のび太「見ても一緒だよ。――僕はただ、昼寝をするだけだ。のんびりと、ね……」

    X「言うじゃねえか」

    女「……会長、そろそろ……私が支えますので……」

    X「……そうだな……俺も、行くとするか……」

    スクッ

    X「お前と会えて良かったよ。人も、捨てたもんじゃないって思えたよ」

    のび太「おじさん……」

    X「じゃあな、坊主。……いやすまん、間違えた……」

    のび太「?」

    X「――じゃあな、“のび太”――!!」

    のび太「……うん!!おじさんも、元気でね!!」

    スタスタスタ……

    のび太「……おじさん、僕も、もう少し頑張ってみるよ。頑張って、きっと、いい世界にしてみるよ……だから見ててね……おじさん……」






    385◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:40:49 ID:nMaPaFAeE
    〜会場〜
    のび太「――ドラえも〜ん!!みんな〜!!」

    ドラえもん「――ッ!!のび太くん!!」

    しずか「のび太さん!!」

    スネ夫「のび太!!」

    ジャイアン「のび太!!無事だったか!!」

    のび太「うん!僕なら大丈夫!!」

    ドラえもん「それで!?Xは!?」

    のび太「……ああ……そのことなんだけど……ドラえもん、ちょっとポケット貸してくれない?」

    ドラえもん「え?なんで?」

    のび太「いいからいいから」

    ドラえもん「別にいいけど……はい」

    のび太「ありがとう。……ええと……」

    テッテレー!!

    のび太「ワスレンボー!!――えい!」

    ポカポカポカ…!!

    ドラえもん「んん!?」
    ジャイアン「ほへっ!?」
    スネ夫「ほろっ!?」
    しずか「あら?」

    のび太「……みんな、大丈夫?」

    ドラえもん「……あれ?僕達、どうしてこんなところに……って、うわ!!会場がめちゃくちゃだ!!どうしたんだろう……」

    のび太「ええと……ガ、ガス爆発だって!」

    スネ夫「ガス爆発にしては規模が大きすぎるような……」

    のび太「いいの!それでいいの!……それで、いいんだ……」

    のび太(ね?おじさん……)

    しずか「……?変なのび太さん……」






    388◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:47:30 ID:nMaPaFAeE
    のび太「とにかく、帰ろうよ。家に、さ……」

    ドラえもん「う、うん……そうだね。帰るとしようか」

    ジャイアン「賛成ー!!なんか知らないけど、俺、腹減ったぜ……」

    スネ夫「そう言われてみれば、僕も腹ペコだよ……」

    しずか「私もお腹ぺこぺこ……」

    ドラえもん「どこでもドアー!!」

    スタスタスタ……

    のび太「……」

    ドラえもん「のび太くーん!何してるのー?」

    のび太「うん!今行くー!」

    のび太「………」

    のび太(ばいばい、おじさん……)

    スタスタスタ…






    394◆IAvTSYr7MA :2014/08/09(土)21:57:54 ID:nMaPaFAeE
    〜数日後〜

    のび太「――ふぁあああぁぁ……」

    ドラえもん「ああ、のび太くんまた大あくびして。もう、今日は河原で野球やるんでしょ」

    のび太「そうなんだけどね……なんか、眠いんだよ……」

    ドラえもん「もう、キミはいつも寝てばっかりだね……」

    ママ「――のび太―。のび太―?」

    のび太「ん?何ー?」

    ママ「あなた宛てに郵便が届いているわよ?」

    のび太「僕宛に?」

    ママ「はいこれ。確かに渡したわよ」

    のび太「……何だろ」

    ドラえもん「開けてみたら?」

    のび太「うん……」

    ガサガサガサ…

    ドラえもん「……これ、銃弾のペンダント?なんでこんなものが……」

    のび太「……!!」

    のび太(おじさんだ……!!)

    ドラえもん「ん?やけにうれしそうだね……」

    のび太「うん!?別に〜!……それよりドラえもん、野球いこ!!」

    ドラえもん「え?う、うん……あ、待ってよ!のび太くーん!!のび太くーん!!」




                           〜fin






    398名無しさん@おーぷん :2014/08/09(土)22:01:31 ID:4n2DaapQD
    面白かった!!!



    http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1407466117/
    CGWORLD (シージーワールド) 2014年 09月号 vol.193

    ワークスコーポレーション (2014-08-09)
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    この記事へのコメント
    1. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:27
    久しぶりに良き物を見た。
    2. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:43
    ダンゲルさんカッコよかった!
    3. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:45
    >>1乙
    4. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:53
    映画みたいだな。良かった。
    5. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:58
    なんかところどころ展開がダイの大冒険に似てるな
    6. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:59
    めっちゃ面白かった
    7. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 04:59
    これは糞

    いい話すぎるし、のび太カッコよすぎ…
    8. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 05:06
    のび太の早打ちしてくる戦闘用ロボットってそれゴルゴのクローンとかと同類じゃねえか
    9. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 05:29
    映画化決定
    10. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 05:51
    すげーおもろかった
    普通に映画版にありそうだ
    11. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 06:02
    ちゃんと三点リーダ2つずつ使ってるんだな
    12. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 06:17
    まじで映画化できそう
    13. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 06:35
    評価する
    14. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 06:37
    これは映画で見てみたいな
    15. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 06:53
    光景が浮かんだ。
    この映画観たことあるわーって錯覚するくらい面白かった。
    16. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 07:53
    読みやすく絵が浮かんだよ 楽しかった ありがとう
    17. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 08:00
    のび太かっこよすぎワロタ
    18. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 08:39
    面白かった
    19. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 08:44
    ちょっと日常パート肉付けしたら、そのまま映画化出来そう。面白かった(^w^)
    20. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 09:25
    コブラスレかと
    21. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 10:09
    >>1文才あるなー
    面白かったし感動した!乙!!!
    22. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 10:49
    藤子プロに脚本出しても良いくらいよく出来てるな
    23. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 10:55
    映画化希望!
    24. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 10:57
    いや〜最高だね
    映画館で見たいわ
    無茶苦茶面白かった
    ドラえもんだと分かりやすいし感情入っちゃうな
    ありがとう1さん
    25. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 11:28
    キャラデザが脳裏に浮かぶくらいすごい
    大正義映画ドラえもん
    26. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 11:50
    こののび太さんなら弾丸も曲げれるはず
    27. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:28
    この手のスレは嫌いだったが本当に面白かった‼︎1乙です
    28. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:28
    めっちゃおもろかった!
    29. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:28
    不覚にもめちゃ面白かった。
    30. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:37
    ヤバイ!オモロしい!
    31. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:38
    ちょっとウルッときたわ
    32. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 12:41
    ギラーミン「予選で負けた... 」
    33. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 13:14
    素晴らしすぎる…
    34. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 13:22
    面白かった!
    35. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 13:28
    おもしろい!
    36. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 14:15
    これいつ公開?
    37. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 14:28
    ながい
    38. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 14:37
    ギラーミン「」
    39. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 17:36
    なにこれおもしろ
    40. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 18:13
    分かりやすく、かつ良いストーリーでした
    映画化決定
    41. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 18:44
    ありがとう♪ とても楽しかった!
    42. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月10日 22:35
    確実に映画にすべし
    43. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 01:10
    これマジで面白い
    いちょつ!
    44. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 01:22
    宇宙開拓史見たくなったなぁ
    45. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 02:31
    ほんとにすごい!

    映画化してほしい
    46. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 03:18
    これはいいわ。
    最後まで読んだのこれで二つ目だよ。
    47. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 05:04
    すごいおもしろかった!
    映画になって欲しいなぁ
    48. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 06:49
    おもしろかった!
    49. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 09:06
    ドントシンク!フィールは無いと思ったが
    最高に面白かった
    50. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 11:03
    脳内アニメ余裕でした
    よく出来たストーリーだなぁほんと
    51. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 19:59
    昔のドラえもんのキャストの声で違和感なくイメージできたわ!
    52. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 22:16
    スネ夫とジャイアン武器変えてやれよ
    53. Posted by 以下、金ぴか名無しさんがお送りします。   2014年08月11日 23:09
    良作。おもしろかった。
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