地の四天王「光の勇者よ、助けてくれ!」
    2018年11月11日 コメント(7) 長編創作・SS 
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    1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 20:46:53.34 ID:gAY6tPnbo
    光の勇者(以下、勇者)「馬鹿な! 何を言っている!」

    地の四天王(以下、地王)「頼む! お願いだ!」

    勇者「やめろ! それでも魔王軍の幹部か!」

    地王「お前しか! お前しか居ないのだ!」


    地王「酔って、朝起きたら闇の魔王様がベッドに居たのだ!」

    地王「薄らぼんやりと、ヤっちゃった記憶があるのだ!」


    勇者「だから俺に言うのはやめろってえええええ!!」







    2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 20:50:06.71 ID:gAY6tPnbo
    地王「ええい、お前はそれでも勇者か!?」

    勇者「それでもって、どれでもだ!」

    地王「救いを求める手を振り払うつもりか!?」

    勇者「俺に助けを求めるな!」


    地王「ああ……俺は、おしまいだ!」

    地王「魔王様は……初めてだった……!」


    勇者「そういう事言うなってえええええ!!」






    3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 20:54:57.30 ID:gAY6tPnbo
    勇者「というか、何故お前がここに居る!?」

    地王「今日は非番なのだ!」

    勇者「そうじゃなくて! 俺に助けを求めるな!」

    地王「ええい、わからんやつだ!」


    地王「勇者よ、敵ながらお前は天晴なやつ!」

    地王「その力を見込んで、助けを求めているのだ!」


    勇者「こういう助けの求められ方ははじめてだよ!」






    4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 20:58:54.93 ID:gAY6tPnbo
    勇者「そもそも! どうしてそうなった!?」

    地王「よくぞ聞いてくれた!」

    勇者「聞きたくて聞いてるんじゃねえ!」

    地王「勇者よ! 心して聞くが良い!」


    地王「実は、酔ってあまり記憶が無いのだ」

    地王「何となく、一緒に飲んでたなぁ、程度にしか覚えていない」


    勇者「最悪だな! お前、ほんと最悪だな!」






    5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:02:24.83 ID:gAY6tPnbo
    勇者「しかし、その……なんだ……」

    地王「ん? 何か、気になることでもあったか?」

    勇者「……魔王が初めてだったとかは、覚えてるんだな」

    地王「ああ」


    地王「シーツに、血の痕が残っていてだな」

    地王「歩き方に違和感があり、これはもう、となったわけだ」


    勇者「これはもう、じゃねえよ!!」






    6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:08:00.67 ID:gAY6tPnbo
    地王「加えて、会議の時の魔王様の行いだ」

    勇者「……様子でも違ったのか」

    地王「いや、そこはいつもとは変わらなかった」

    勇者「じゃあ、行いって何だよ」


    地王「こう、闇の魔力で影を操ってだな?」

    地王「それを伸ばし、コッソリ俺の指に絡めてきたのだ」


    勇者「なんだそれ、可愛いな!?」






    7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:12:14.17 ID:gAY6tPnbo
    地王「魔王様は美しい!」

    勇者「……まあ、そうだな」

    地王「そして、可愛らしい面もあると知った!」

    勇者「……まあ、そうだな」


    地王「だが……このままでは、まずい!」

    地王「水の四天王の怒りを買ってしまう!」


    勇者「……ん?」






    8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:16:11.04 ID:gAY6tPnbo
    勇者「水の四天王は、女だったはずだが?」

    地王「ああ、水の大精霊で、ボン・キュッ・ボンだ」

    勇者「……そういう言い方やめろ?」

    地王「……穏やかで、いつも微笑みを絶やさぬ美しい女だ」


    地王「だが! 私以外に手を出したら許さない、と!」

    地王「そう言った時の目は、笑っていなかったのだ!」


    勇者「待て待て待て待て!!」






    9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:21:10.00 ID:gAY6tPnbo
    勇者「お前! 今のって……お前!?」

    地王「護岸工事等で、奴とは行動を共にする機会が多くてな」

    勇者「やめろ! それ以上聞かせるんじゃない!」

    地王「まあ、時に酒宴もあるのだ」


    地王「酒宴の翌朝、いつも隣で寝ているのだ」

    地王「こう……幸せそうな寝顔でな?」


    勇者「だから言うなってえええええ!!」






    10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:27:42.56 ID:gAY6tPnbo
    勇者「お前! 水の四天王と良い仲だったのか!?」

    地王「悪い仲ならば、そうはならんだろう」

    勇者「なのに、魔王に手を出したと!?」

    地王「その通りだ!」


    地王「右の指に影、左の指に水が絡んできた!」

    地王「もし、その二つが重なったらどうなるか……わかるな?」


    勇者「やめろ! 他人事だが怖い!」






    11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:32:07.27 ID:gAY6tPnbo
    地王「しかし、考えてもみろ勇者よ!」

    勇者「何をだ!?」

    地王「どちらも、酔った勢いなのだ!」

    勇者「かも知れんが、お前最低だな!?」


    地王「だから、な?」

    地王「こう……何とかならないか?」


    勇者「俺に、その状況をどうしろと!?」






    12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:37:50.25 ID:gAY6tPnbo
    地王「無論、決まっているだろう!」

    勇者「……一応だが、聞いてやる」

    地王「俺が死なず!」

    勇者「まあ、そう言うだろうな」


    地王「何事も無かったように!」

    地王「二人との関係が、自然消滅する様にだ!」


    勇者「難易度高すぎるだろうが!!」






    13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:42:41.22 ID:gAY6tPnbo
    地王「水の四天王だけならば、まだ何とかなったのだ!」

    勇者「闇の魔王も加わり、複雑化した……と」

    地王「光の勇者よ、助けてくれ!」

    勇者「いや……そう言われてもだな」


    地王「早急に、何とかしなくてはならんのだ!」

    地王「婚約者――火の四天王にバレる前に!」


    勇者「待て! 待て待て待て待て! 待て!」






    14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:47:49.78 ID:gAY6tPnbo
    勇者「婚約者!? 火の四天王が!?」

    地王「幼き頃に決められたものだがな?」

    勇者「お前、婚約者が居たのに……何だお前!?」

    地王「バレたら、魔王領は終わり……」


    地王「……いや、案外平気かも知れん」

    地王「奴は、こういう時は怒らずにションボリする性格だ」


    勇者「やめろ! 心が痛い!」






    15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:49:19.27 ID:1WL4jn5Vo
    火王不遇属性なのか…






    16以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:53:21.26 ID:gAY6tPnbo
    地王「奴の怒りの炎が魔王領を包むと思っていたが……」

    勇者「……それこそ、炎のような性格をしているしな」

    地王「うむ、火龍王の娘にして、最高の武人だ」

    勇者「それが婚約者だとは……」


    地王「あ、やはり駄目だな」

    地王「父である火龍王が全てを焼き尽くす程怒り狂うだろう」


    勇者「そりゃそうだろうな!!」






    17以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 21:57:56.75 ID:gAY6tPnbo
    勇者「しかし、火の四天王にはまだ手を出してないんだな!?」

    地王「無論! そうであれば、既にバレているだろう!」

    勇者「! 婚約の解消をすれば良いんじゃないか!?」

    地王「! その手があったか!」


    地王「では、今度口づけを求められた時」

    地王「その時に、婚約の解消を申し出ることにする」


    勇者「お前それ最悪のタイミングだろう!?」






    18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:02:33.34 ID:gAY6tPnbo
    勇者「っていうか、キスしてるじゃねえか!」

    地王「こう、軽くな? チュッとな?」

    勇者「度合いは聞いてねえよ!」

    地王「照れているのか、これ以上は結婚してから、と言ってな」


    地王「……そんな女との婚約の解消を提案するとは!」

    地王「勇者よ! お前は、やはり俺が見込んだ奴だ!」


    勇者「やめろ! お前に見込まれたくない!」






    19以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:07:04.55 ID:Ck2iKeDcO
    酷い話だw






    20以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:11:05.38 ID:gAY6tPnbo
    地王「迷いは晴れた! なんと清々しい気分よ!」

    勇者「お前、本当に婚約解消する気か!?」

    地王「何と言えば、納得して貰えるだろうか?」

    勇者「俺に聞くな! 頼むから!」


    地王「……ふっ、まあ良い」

    地王「お前には、勇気を授けられたからな」


    勇者「俺のせいみたいな言い方をするな!」






    21以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:18:11.12 ID:gAY6tPnbo
    地王「まず、火の四天王との婚約を解消!」

    勇者「待て待て! まとめに入るな!」

    地王「そして、うまく誤魔化しつつ!」

    勇者「……闇の魔王、水の四天王との関係の自然消滅を狙うと?」

    地王「その通りだ!」


    地王「……光の勇者よ」

    地王「その時は……敵であるが、頼りにしているぞ」


    勇者「……地の四天王」

    勇者「お前のことは、忘れな……いや、早く忘れるよ」






    23以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:28:18.70 ID:gAY6tPnbo
      ・  ・  ・

    地王「――久しぶりだな、勇者よ!」

    勇者「昨日会ったばかりだろうが!……何か進展したのか?」

    地王「いいや、まだだ! だが、助けてもらいたい!」

    勇者「!? やめろ、言うな! 俺に助けを求めるな!」


    地王「酔って、朝起きたら風の四天王がベッドに居たのだ!」

    地王「薄らぼんやりと、ヤっちゃった記憶があるのだ!」


    勇者「だから俺に言うのはやめろってえええええ!!」



    おわり






    24以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/30(火) 22:49:24.54 ID:kvV/ReJ7O
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    この記事へのコメント

     コメント一覧 (7)

      • 1. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 05:54
      • 最後は酒盛りして勇者と寝るエンドの方が収まりが良かったと思う
      • 0
      • 2. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 08:06
      • 勇者女にして最後寝ればよかったのに
      • 0
      • 3. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 11:31
      • ハーレム主人公が敵側におる
      • 0
      • 4. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 13:17
      • さして面白くもない天丼を重ねてオチまでつまらない
      • 0
      • 5. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 20:32
      • 途中までテンポがバイキングのコントだなw
      • 0
      • 6. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月11日 20:59
      • ていうか魔王軍地以外女かよ
      • 0
      • 7. 金ぴか名無しさん
      • 2018年11月13日 09:42
      • >>地王「薄らぼんやりと、ヤっちゃった記憶があるのだ!」

        この表現ホント好き
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