【デレマス】 日野茜「梅雨には負けませんっ!」
    2019年07月19日 コメント(1) 長編創作・SS 
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    2◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:17:26 ID:PCw
    <今週は明日から週末にかけて、梅雨らしく雨が続くと予想されます……

    茜「むむっ!!」

    文香「どうしました、茜さん」

    茜「文香ちゃん、どうしましょう! 雨が続くそうですよっ!!」

    文香「そのようですね……」

    ありす「梅雨なんですから雨が続くのは当たり前じゃないですか」

    茜「ごもっともですありすちゃん! しかし、雨が続くと外で走れませんっ!!」

    ありす「橘です。別にレインコートでも着て走ればいいじゃないですか」

    茜「失礼しましたありすちゃん!」

    ありす「……橘です」






    3◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:18:33 ID:PCw
    文香「ありすさんの言うとおり、レインコートを着る等の方法ではダメなのでしょうか?」

    茜「もちろんカッパに長靴で走ったりもしますとも! ですが周りの迷惑になるので全力が出せません!」

    ありす「なるほど、水たまりで跳ねたりしますからね。一応そういうことも考えたりするんですね」

    文香「……ありすちゃん?」

    ありす「失礼しました。ではルームランナーはいかがですか? よく利用してますよね?」

    茜「はいっ!! しかしあれはあくまで足りない分を補う為の物です! やはりランニングは太陽の元、流れる景色を楽しみながらしてこそですっ!!」

    文香「日野茜という少女の本分は太陽と共にあり……。素晴らしいです。となると、梅雨の長雨は辛いですね」

    茜「そうなんです! 梅雨に雨が少ないとその後の作物の育成に影響があるのは分かってはいるんですが、それでも……っ!!」

    ありす「天気ばかりはどうしようもありませんからね……」

    茜「という訳で、これからレッスンまでの間に走り納めに行ってきます!!」

    ありす「今からですか!?」

    茜「日野茜は! 梅雨に! 負けませんっ!! ボンバーーーーッッッ!!!!」

    ガチャリ バタン ズダダダダダダダッ

    ありす「ドアの開閉は思いの外冷静でした……」

    文香「私と高森さんで教育しましたので……」

    ありす「文香さん?」

    ・・・






    4◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:20:22 ID:PCw
    一日目

    茜「おはようございますっ!!」

    愛梨「茜ちゃんおはよう〜♪」

    輝子「…お、おはよう茜さん……」

    茜「おはようございます愛梨さん、輝子ちゃん!」

    愛梨「茜ちゃん、そのポンチョ可愛いねー」

    茜「ありがとうございます! 実はこれ、未央ちゃん達とこの間買いに行ったんですよ!!」

    輝子「友達と、買い物……リア充……」

    茜「今年の梅雨は強い雨は無いそうですが、その分長く降ることが多いそうなので!」

    輝子「っ! そ、そうなんだ……!!」

    愛梨「輝子ちゃん、どうしたの〜?」

    輝子「あ、いや……。なんでもない……」

    茜「雨と言えば湿度、湿度と言えば輝子ちゃんですよね! どうですかお友達のお元気のほどは!」

    輝子「…ま、まだ雨は降り始めだけど……これからジメジメしてくるから…私もトモダチも、楽しみにしてる、ぞ……」

    愛梨「良かったね〜♪」

    輝子「……フヒヒ」

    茜「そう言えばユッコちゃんと藍子ちゃんは?」

    愛梨「二人とも別のお仕事があるから少し遅れて合流するって〜」

    輝子「た、大変……だな」

    茜「なるほど! では私はそれまで少しルームランナーで走ってきますね!! 失礼しますっ!!」

    ガチャリ バタン ダダダダダ

    愛梨「茜ちゃんは相変わらず元気だね〜」

    輝子「そ、そうだな……」

    ・・・






    5◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:21:55 ID:PCw
    二日目

    茜「おはようございますっ!」

    藍子「おはよう茜ちゃん」

    裕子「おはようございます茜ちゃん! むむっ? 何やら元気が足りないご様子で……?」

    茜「流石ですユッコちゃん! 実は今朝も走って来れなかったので燃え足りないんです!」

    藍子「梅雨だもんねぇ〜。ユッコちゃん、良く気づいたね?」

    裕子「エスパーユッコに不可能はありませんっ!!」

    茜「本当ですか!」

    裕子「もちろんですともっ!」

    茜「ではちょっとの間で構いませんのでこの雨を止ませては貰えませんか? そろそろ外を走りたくなってきました!」

    裕子「えっ」

    茜「お願いしますユッコちゃん!」

    裕子「えーっとですね……」

    茜「ダメ、ですか?」

    藍子「茜ちゃん、雨が止んでも水たまりはすぐには無くならないでしょ?」

    茜「あっ! 私としたことがうっかりしていましたっ!」

    裕子「そ、そうです! このエスパーユッコ、サイキックで雨雲を移動させることは出来ても水たまりを一つ一つ消していくのは時間がかかるのでためらっていたんですよ!!」

    藍子「残念だったね茜ちゃん。とりあえずお茶淹れるね?」

    茜「お茶! お茶菓子はありますか!」

    藍子「あるよー♪」

    裕子「力になれずすみませんでした茜ちゃん! お詫びにこの後のレッスンでは藍子ちゃんと一緒に力尽きるまでお供しますから!!」

    藍子「……えっ?」

    茜「ありがとうございますっ!! ではウォームアップとして先にルームランナーで走ってきますね!」

    ガチャリ バタン タタタタタタッ

    ・・・






    6◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:23:18 ID:PCw
    三日目

    茜「おはようございます!」

    美穂「おはよう茜ちゃん。……もしかして茜ちゃん、風邪でも引いてる?」

    茜「いえ! 風邪のウイルスなど私の熱さの前では近付いた瞬間に熱処理されますので!」

    美穂「た、頼もしいね……」

    響子「美穂ちゃん、どうして茜ちゃんが風邪を引いてるって思ったんですか? 私が見る限りいつも通りの元気な茜ちゃんですけど」

    美穂「うーん? あ、最近雨が続いてるからとか!」

    茜「もしかして美穂ちゃんもサイキックですか?」

    美穂「ち、違うよ!?」

    響子「確かに、雨が続くとお洗濯物も外に干せませんし憂鬱ですよね……」

    茜「はい…やはりグラウンドのランニングではいまいち物足りません!」

    美穂「なんか話が噛み合って無いよね?」

    響子「茜さん、ルームランナーで走ってみてはどうですか?」

    茜「響子ちゃん、ありがとうございます。毎日使わせて貰ってますが、やはり景色の流れや風を感じないと……!」

    響子「……っ! ごめんなさい! 茜さんにとってはルームランナーはインスタントの食事を勧めているようなものでしたね!」

    茜「いえ! 最近のインスタント食品はバカにならない美味しさなのでたまにならアリだと思いますよ!」

    美穂「今度は変な噛み合い方してるね?」

    茜「美穂ちゃん、響子ちゃん、今から一緒にルームランナーで一緒に走りませんか!」

    響子「お供します!」

    美穂「えっ? えっ?」

    茜「では先に行ってセッティングしてますので!」

    ガチャ パタン タタタタタ

    ・・・






    7◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:25:05 ID:PCw
    四日目

    茜「おはようございます」

    奈緒「……茜?」

    加蓮「んー? どうしたの奈緒ー?」

    奈緒「なんか茜の様子がおかしいんだよ」

    加蓮「え、茜ちゃん来てるの?」

    茜「おはようございます。日野茜、ここにいます!」

    加蓮「あれ、本当だ! 何時もならフロア中に挨拶が聞こえるのに」

    奈緒「だろ? どうした茜、風邪でも引いたか?」

    茜「いえ。昨日美穂ちゃんにも聞かれましたが私は健康です!」

    加蓮「うんうん、健康は大切だよねー。でもなーんか調子良くなさそうだよ? 心当たりある?」

    茜「そうですね……。ここ数日外で思いっきり走れていないからでしょうか?」

    奈緒「犬かよ」






    8◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:25:52 ID:PCw
    加蓮「もう何日も雨が続いてるもんねー。奈緒の髪の毛もいつも以上にもっふもふだし」

    奈緒「湿気が酷いからなー。茜もセット大変だろ」

    茜「はい…。早く晴れて欲しいです……」

    加蓮「まぁまぁ落ち込まないで、ね? ポテト食べる?」

    茜「…頂きます!」

    奈緒「お、少し元気が戻ったな」

    加蓮「ポテト様々だね」

    奈緒「でも茜じゃなくてもこう雨が続くと憂鬱にもなるよなー」

    加蓮「だよねー。凛もハナコちゃんの散歩に行けないって嘆いてたよ。……散歩か」

    奈緒「加蓮?」

    加蓮「んー? ちょっといいこと思い付いた♪」

    茜「ご馳走さまでした! このお礼はまた今度! 私はルームランナーで走ってきますがご一緒にいかがですか?」

    奈緒「あたしらはいいや」

    茜「それでは!」

    ガチャリ バタン タタタタタタッ

    ・・・






    9◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:27:02 ID:PCw
    五日目

    朝 土手

    悠貴「イチ、ニ! イチ、ニ!」

    ワンコ「ワン! ワン!」

    茜「イチ、ニ! イチ、ニ!」

    ハナコ「ワン! ワン!」

    いつき「イチ、ニ! イチ、ニ!」

    アッキー「クゥーン…」

    いつき「はいストーップ! 一旦休憩!」

    悠貴「雨の中のジョギングもたまにはいいものですね!」

    茜「はいっ! 欲を言えばもう少しペースを早めたいですが!」

    いつき「ハナコちゃんとアッキーは小型犬だからねー。我慢我慢!」

    茜「久しぶりに外で走れて嬉しくて泣きそうです!!」

    ワンコ「ワン!」

    茜「ワンコさんも分かってくれますか!」

    悠貴「元々は加蓮さんからの提案なんでしたっけ?」

    いつき「そうそう! ハナコちゃんの散歩に行かせたい凛ちゃん、外を走りたい茜ちゃん、両方の願いを叶えるWin-Winってやつだね」






    10◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:27:49 ID:PCw
    茜「なんっとお礼を言って良いやら……!」

    悠貴「そこにペット仲間の優さんや聖來さんもお願いしたんですね?」

    いつき「そうそう!私もルームランナーだけじゃ物足りなかったし渡りに船だったんだよね!」

    ハナコ「キャン!」

    アッキー「クゥーン…」

    茜「いつきさん、お手洗い完了です!」

    いつき「じゃあ戻ろうか!」

    悠貴「寮に戻ったらシャワーですからねー!」

    ワンコ「ワフッ!」

    茜「徒歩じゃない……。いいですねぇ〜〜!」

    ・・・






    11◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:28:18 ID:PCw
    六日目

    裕子「雨が続きますねー」

    愛梨「そうだねぇ」

    輝子「ジメジメ……ジメジメ……♪」

    愛梨「輝子ちゃんはとっても嬉しそうだね♪」

    裕子「そうですね! しかしそうなると、茜ちゃんが心配です!」

    愛梨「茜ちゃんは昨日、悠貴ちゃん達とワンコちゃんのお散歩でジョギングに行ったらしいよぉ〜?」

    裕子「おぉ! それは良かったじゃないですか!」

    カチャ…






    12◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:28:50 ID:PCw
    茜「おはようございます…」

    輝子「……フヒッ?」

    裕子「ムムッ? 茜ちゃんどうしたんですかっ!」

    茜「ユッコちゃん、おはようございます」

    裕子「ははぁん、ドッキリですね? エスパーユッコは騙されませんよ!」

    愛梨「どうしたの茜ちゃん、元気が無いみたいだけど」

    茜「はい。昨日いつきさん達とジョギングに行かせて頂いたんですが、かえって消化不良になってしまったみたいでして……」

    輝子「……茜さん、今キノコ紅茶を用意するから待ってて…くれ……」

    茜「ありがとうございます輝子ちゃん」

    裕子「なんと、ドッキリではなかったのですか!! それならここは私のサイキックでパワーを注入して……! ムムムムーンッ!!!!」

    茜「ありがとうございますユッコちゃん…! そのお気持ちだけで元気が出てきますよ……!」

    裕子「気持ちだけではありません! 私のサイキックに不可能はありませんっ! ムムムムムムムーンッッッ!!!!!」

    <ノーーウッ!、マイフレーーンズッ!!!

    愛梨「あらぁー? ブラのホックが壊れちゃった〜? スカートのホックも〜〜」

    茜「す、スゴいですユッコちゃん…!」

    裕子「茜ちゃん、止まない雨はありません! 今は辛くても茜ちゃんには仲間がいますよ!!」

    茜「ありがとうございます…! 体を動かしてきますね……!」

    カチャ…パタン…






    13◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:30:26 ID:PCw
    七日目

    未央「茜ちんっ! この未央ちゃんが来たからにはもう大丈夫だからねっ!」

    藍子「未央ちゃん、まだ茜ちゃん来てませんよ」

    未央「予行練習だよあーちゃーん」

    藍子「でも心配ですよね……。昨日も元気が無かったってユッコちゃんが言ってましたし」

    未央「うんうん! だからこそのこの未央ちゃんの秘密兵器があるのだよ!」

    …キィー

    茜「……おはようございます…………」

    未央「茜ちぃーーん!?」

    藍子「茜ちゃん大丈夫っ!?」

    茜「はい……。私は、元気です………」

    未央「いやいやいや! そんな名探偵になった有名キャラクターみたいなシワシワ顔して元気は無いって!! やっぱりお外を走れないのが辛いのかい?」

    茜「……はい。未央ちゃん……、全力疾走がしたいです……」

    未央「茜ちん……。気持ちはよーく分かるよ。でも大事な事を忘れてやしないかい?」

    茜「……?」

    未央「あーちゃん、加熱よろしく!」

    藍子「うんっ!」

    茜「……! こ、この匂いは……?」

    未央「腹が減っては戦は出来ぬって言うでしょ茜ちん。先ずは未央ちゃん特製カレーで腹ごしらえをしよう?」

    茜「……はいっ!」






    14◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:32:05 ID:PCw
    藍子「大盛りお待たせ〜」

    茜「……ありがとうございます! 頂きますっ!!」

    未央「逃げないからたんとお食べ! 飲み物はもちろんお茶だよ!」

    茜「っ!」

    藍子「茜ちゃん、リスみたい♪」

    ・・・

    茜「ご馳走さまでした!」

    未央「まさか大盛り三杯とはね〜」

    藍子「流石茜ちゃんだねぇ」

    茜「ありがとうございました未央ちゃん、藍子ちゃん! 日野茜、この恩は忘れません!!」

    未央「大袈裟だよー」

    茜「しかし、私も鍛練が足りませんでした! 梅雨の雨はホカホカご飯の為には必要不可欠なのに……!」

    藍子「分かってはいてもしょうがないよ」

    茜「ところで未央ちゃん。先ずは腹ごしらえ、という事はこの後何かあるのでしょうか?」

    未央「よく覚えていたね茜ちん。それはこれだよ! あきはっちお手製VR装置〜!」

    茜「ぶ、ぶいあーる?」






    15◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:33:02 ID:PCw
    未央「茜ちんがルームランナーで満足出来ない理由の一つは景色が流れていないことなんでしょう? このゴーグルを装着すれば擬似的にだけど外を走ってるように見えるって訳!」

    茜「す、スゴいです!」

    未央「あくまでも“ように”だから音や匂いはそのままなんだけどね? でもそれも安心! あれを見るんだ茜ちん!」

    <明後日からは、降り続いた雨も止み梅雨の晴れ間となるでしょう……

    茜「おぉっ!!」

    未央「遂に晴れるんだよ茜ちん!」

    藍子「良かったね茜ちゃん♪」

    茜「ありがとうございます! では早速このぶいあーるを使わせて頂きますね!」

    茜「日野茜はっ! 何度倒れてもっ!! その度に立ち上がるっっ!!! ボンバーーーーッッッ!!!!」

    ガチャリ バタン ズドドドドドドドドッ







    16◆oCJZGVXoGI :19/07/06(土)15:34:00 ID:PCw

    皆さんも梅雨の長雨に体調を崩さぬよう……。






    18名無しさん@おーぷん :19/07/13(土)19:22:24 ID:vYu
    良質なポジパをありがとう



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     コメント一覧 (1)

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      • 2019年08月08日 00:20
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