小川を挟んで群生する、菖蒲園の遠景を垣間見せる心憎い演出の構図ですね。よく見ると数人の女性らしき姿も見えますが、なぜか皆着物の色が花と同じ青紫なのが気になります。刷りの関係でしょうかね。そういえば地平線に近い空が赤く描かれていのは朝焼けでしょうか、それとも夕焼け?
堀切の花菖蒲R
歌川広重の名所江戸百景
「堀切の花菖蒲 〈ほりきりのはなしょうぶ〉」

【ツボコメ】
この遠近の対比が、まさにシャドーボックス向きの作品ですよね。画面の三分の二を空にして、淡いブルーのキャンバスに浮かび上がる、同系色だが色や模様の違う花々が実にバランスよく配置されていて、気品すら感じさせてくれます。ただ、空にその影が映り込んでしまうのはご愛嬌と言うことで…



 ステレオグラムショー
毎回の作品を裸眼立体視で見ていただくコーナーです。
(わかりにくい方は一回目の説明をご覧ください)
【平行法】
堀切の花菖蒲LR


【交差法】
堀切の花菖蒲RL


(それぞれ画像をクリックすると別のウィンドウに大きく表示されます)