ごみ減量ネットワークブログ

ごみ減量ネットワーク代表が綴る日記です。

エコバッグがコロナの感染源!?

4月11日付の東京新聞Web版に、「<新型コロナ>エコバッグが感染源!? 米のプラ業界、レジ袋『復権』へ攻勢」との記事があります。ゼロウェイストの先進都市として知られる米サンフランシスコ市が、「三月末、新型ウイルス対策の一環で『不要な接触を避ける』ためとして、 『バッグやマグカップ、その他の再利用可能なものを客が持参することは認めない』という行政命令を出した」のをはじめ、アメリカでエコバッグを一時的に規制する動きが広まっているとのことです。
当地のスーパーでは店員が客の持参したバッグに商品を詰めるのが一般的らしく、繰り返し使うエコバッグはウイルスの付着するリスクが高いため、店員を通して感染が広がりかねない、という理由のようです。

新型コロナウイルスの感染方法は現在のところ、飛沫感染と接触感染です。また、感染経路は人の口と鼻と目です。外出時はマスクとできれば眼鏡をして、飛沫を直接受けない程度の距離を保ち、万が一ウイルスが付着している何かを手で触ったとしても、その手で目や鼻や口を触る前に手を洗えば、感染しません。

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このことを前提として、エコバッグのリスクについてシミュレートしてみたいと思います。条件を統一するため、一度触った商品は戻さず必ず自分のカゴに入れ、会計は現金で行い、買った商品は会計後に自分で袋詰めするものとします。
①自分が知らずに感染していて、エコバッグを使う場合…お店に入った瞬間から手にウイルスが付着している可能性があります(これはもちろん②も同じ)。そのため、会計でお札やコインをレジ係に渡す際に自分のウイルスがレジ係の人に移ってしまい、レジ係の手を通して他の客にもウイルスが拡散することが考えられます(これも②も同じ)。袋詰めの段階では、他の人が触ることはないので他人に移すリスクはありません。
②自分が知らずに感染していて、レジ袋を使う場合…①で見たように、会計の段階まではエコバッグを使ってもレジ袋を使っても同じリスクがあります。レジ係からレジ袋をもらうというプロセスが①と違うところですが、もらってから自分で袋詰めするので、この段階で他人に移すリスクはありません。
③自分は感染しておらず、エコバッグを使う場合…買い物中にウイルスをもらう可能性については、誰かと直に接触する可能性は低いので、たまたま至近距離にいた他の(知らずに感染していた)客から飛沫を受けること、そしてそのような客が触った商品に自分が触ることが考えられます(もちろん④も同じ)。しかしこれは、買い物に限らず外を出歩いている限り起こり得るリスクです。会計の段階では、自分の前に会計した誰かが感染していれば、レジ係の人の手を通して商品や自分の手にウイルスを移されるリスクが発生します(これも④も同じ)。もしこの段階で、商品や手にウイルスが付着しているのであれば、袋詰めの段階でエコバッグにもウイルスが付着することになります。したがって、使うたびにエコバッグを必ず洗濯することが必要です。
④自分は感染しておらず、レジ袋を使う場合…会計の段階までは③と同じです。会計の段階で商品や手にウイルスが付着しているのであれば、レジ袋をもらったとしてもすでにウイルスが付着しているわけでリスクの軽減になりません。そのレジ袋を使いまわしすればリスクはかえって高まります。

かなり長くなってしまいましたが、マスク(とできれば眼鏡)をして買い物に行き、誰とも一定の距離を保ち、一度触った商品は棚に戻さず必ず自分のカゴに入れ、袋詰めは自分でする、そして帰ったらまず最初に必ず手を石けんでよく洗う(できればその前に、買った商品の外袋が外せるものは外して捨て、それ以外の商品は外側を洗い流す)、エコバッグは使用するたびに必ず洗う、というルールに沿っている限り、エコバッグとレジ袋の違いによるリスクの差はないと言っていいと思います。
エコバッグであろうがレジ袋であろうが、大切なのは「買い物をしたらその時点で自分の体にはウイルスが付着している」と考える想像力と、その前提で対策をする行動力なのでしょう。

ごみ減量市民リーダー養成連続セミナー

DSC00423DSC00367DSC00323DSC00253DSC00214昨年9月から月1回のペースで開催していた「ごみ減量市民リーダー養成連続セミナー」(大阪ごみ減量推進会議主催)が、昨日最終回を迎えました。
第1回は中村恵子さんを講師に迎え、家庭でできるごみ減量の知恵やごみを資源として生かす工夫を、実践を交えて伝授していただきました。
第2回は大阪市環境局で長年収集業務に携わってこられた中本三千一さんと船井智さんを講師に迎え、ごみ処理の最前線・収集業務の実態や苦労について楽しくお話しいただきました。
第3回は藤野興業㈱の中岡明さんを講師に迎え、資源物の選別工程について専門的な話も交えて解説いただきました。また、同社独自のガラスや陶器のリサイクル技術についてもお聞きしました。
第4回は京都大学の高岡昌輝先生においでいただき、ごみ焼却の歴史、仕組み、意義などについて豊富な資料をもとにわかりやすくお話しいただきました。...
そして昨日の第5回は、大阪湾広域臨海環境整備センターの外山洋一さんを講師に迎え、関西一円の自治体の焼却灰などを埋め立て処理するフェニックス計画についてお聞きしました。
家庭での分別排出から最終処分まで、ごみ処理の流れを詳しく追った今回の連続セミナー、私自身も非常に勉強になりました。
セミナー各回の議事録をまとめた報告書を年度末に発行します。ご希望の方には無料でお送りしますので、興味のある方は大阪ごみ減量推進会議info@osaka-gomigen.netまでご連絡ください。

レジ袋有料化に関する世論

1月12日付の朝日新聞土曜版に、レジ袋の有料化に賛成かという読者アンケートの調査結果が掲載されていました。
その結果は、有料化賛成が78%、反対が22%でした。朝日新聞の読者という限定があるにせよ、レジ袋有料化への理解がかなり広まっていることをうかがわせます。
賛成の理由としては、「プラスチック使用量の削減」が最も多く、「消費者の意識が変わる」「マイバッグがある」がそれに続いています・。一方反対の理由としては、「レジ袋をごみ袋に使う」が圧倒的に多く、次いで「削減にはほかにやるべきことがある」「有料化で使用量が減るのか疑問」となっています。
「レジ袋をごみ袋に使う」という方が非常に多いのですが、その方たちがもらったレジ袋をすべてごみ袋などとして有効利用しているかというと、甚だ疑問です。日本人のレジ袋使用量は1人年間300枚と言われますが、これは大袋に換算した数字であり、普通にスーパーでもらうような袋に換算すればこの2倍以上になるでしょう。コンビニで飲み物などを買ったときに入れてもらう小袋に換算したら、少なくとも3~4倍にはなります。それに対して、ごみ出しはほとんどの地域で週2回ですから、生ごみを入れるのにレジ袋を使ってそれをさらに大きなレジ袋に入れるというような使い方を毎回したとしても、年間せいぜい110枚ほどです。単純計算でも、有効に使っているレジ袋よりそのまま捨てるレジ袋の方が多いというのが、ほとんどの家庭の実態ではないでしょうか。
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