イランでは市内バスの座席は男女別
女性は中央扉から乗り後部座席に座る。
男性は前方から乗り前方の席に座る。

 駅へ行くために初めてバスに乗った。
 バス停のベンチも男女別。
 黒装束の女性十数人がバスに乗り込む
母親と同行していた子供が「このバス 駅へ行くよ」とわざわざ知らせに来てくれた。
ペルシャ文字が読めない私達は、バス停にいる人々に駅へ行きたいことを声を大にして伝えてあったのだ。

 後部座席に乗り込むと、黒装束の女性達の目が一斉に私に集まった
そして、「ここに座りなさい」「駅へ行くのね?」「#%&’#$」・・・
みんなが口々にペルシャ語でしゃべりだした。
 中に少し英語がわかるご婦人がいて通訳をしてくれたが、あとはちんぷんかんぷん

 でも、誰かが何かを言っては笑い、私の反応を見ては笑い、またしゃべり始め、また笑う
子供も容赦なくペルシャ語で話しかけてくるが、わからない。
 それでも何故だかみんながうなづき、みんなが笑い、みんなが何かを教えてくれる。

 小学校の遠足並みの明るさ、盛り上がり

 言葉が分かったらもっと楽しいだろうが、「サラーム」「ヘンリー マムヌーン」「イェク ドゥ セ」 しか知らない。
 人間がバベルの塔を造らなかったら、このバス中での出会いをもっと楽しめただろうか・・・

 いや待て、そうではない気がする。
言葉が通じないからこそお互いを知ろうとかかわりを求めるのではないだろうか。

 習慣も文化も異なる土地にいて、言葉が通じなくても決して孤独を感じさせない国、イラン

 このバスに乗る前にどのバスに乗ったら良いか尋ねた男性は、私達と一緒にバスに乗り同じバス停で降り、どうやら運賃まで支払ってくれていた(車掌が只してくれたと思い込んでいたが、あとで思い返すに男性が三人分払ったのだと気づいた。)
その後400mほど歩いて駅の入り口まで送り届けてくれた。
そして別れ際に、「僕はバスに乗らなくてはならないからここで・・・」と挨拶された。
びっくり仰天
まさか行き先が違う人がここまで送ってくれるとは! 信じられないほどの親切さ。

 夜行列車の中で出会ったエンジニアのイラン人が「イランのイメージはテロリストだろ?」と言った。
 「はい、そう思っていた。私達はメディアからの情報でイメージを作っているから・・・。でも、ここへ来て日本人以上に親切で優しい人がいっぱいいることが分かった。それをブログで伝えようと思う。」と答えたら、彼は笑顔で大きく頷いた。

 出発前に「どの国へ行くのが一番楽しみ?」と聞かれたが、この国とはっきりと答えられなかった。
しかし、こうして人々の生の姿を自分の目で見られた今 「イランに来て良かった」と断言できる。
(この後で選挙後の暴動が起きました。それもイランの一面、人々が親切なのもイランの一面。)
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