ちょっと待って、ラ・テ

オジサンのこころに響いた番組の、あの場面、あの言葉、あの人の表情。 毎日、放送される多くのラジオ、テレビ番組の中から、選りすぐって取りあげ、 聞いていない人、見ていない人が自分のなかで再生して、その番組の感動や楽しさを味わうことができる、そんなことの役にたてればと思います。 ついつい流される日々のなかで、ちょっと立ち止まって、日常を一歩離れて、考えてみるためのラジオ、テレビ。だから「ちょっと待って、ラ・テ」。

きょうからブログをスタートさせます。

どこまで続くか、小さい頃から「コツコツやる」ということが、いちばんの苦手だったが、
この歳になって、時間もたっぷりあるわけだし、ここは褌を締めてかかろうかと思ったら、
ブログの作り方を解説している本に、「肩の力を抜いて、無理しないで」とあった。
そうだな、書くことが義務のようになったらダメだな。
あくまでも楽しく、読んでくれる人も、楽しみになるようなブログにしよう。

さて、「ちょっと待って、ラ・テ」のトップバッターは、って、この言い方も古いねえ・・・。
まるで、大みそかの「紅白」みたいだな。
今年の「トップバッター」は、まだ発表されていないが、
こちらは、長渕剛で行こうか。

TOKYOFM、土曜夜10時は「SCHOOL OF LOCK! SATURDAY
 長渕LOCKS!」(JFN38局ネット)。

先日の20日土曜日の放送では、思いがけず、部活の後輩君から、雪の結晶の飾りがついた
ネックレスを誕生日のプレゼントにもらって、戸惑いながらも後輩君が気になり始めているという
高校2年生の女子のメールを紹介。
続けて、当人が電話で出演、長渕剛先生と、とーやま校長と話した。
彼女が軽音部でギターを担当していると聞いた剛先生、おもむろにギターを弾いて、
女子高生に即興の歌をプレゼント。
とーやま校長が、思わず涙ぐむ。

そのあとの3人の会話は、聴いているこちらまで心が温まる「10代の恋」の純情を浮き彫りにしてくれた。
そして、剛先生が言う。
「人を好きになる気持ち、あなたに会いたいっていう気持ちは、神様からのプレゼントだと思うんだよ。
 そんな気持ちを綴った歌を今から歌おうと思う」

生ギター1本で、歌ったのは「夕焼けの歌」。
歌詞の一部を、女子高生のラジオネーム「素直になれないマシュマロ」に替えて
きみに会いたい、と歌う。
最後に、剛先生から、彼女とラジオの向こうにいる多くの若者に対して、
「人を好きになるっていう気持ち、大事にしような!」と
メッセージが送られ、次のメールに移った。

ある人気ラジオパーソナリティが言ったことがある。「私は、”ラジオをお聞きのみなさん”とは言いません。
”ラジオをお聞きのあなた”と言うようにしています」

まさに、 Person  to  Person である。
1対1。 
番組を送る側は、不特定多数に向かって発信しているつもりでも、
受け取る側は、自分ひとりに対してのものだと感じたり、
そこから、パーソナリティに対して親近感を持ち始めたりすることは多いのではないだろうか。

はるか昔、私が高校生だった頃、深夜放送の人気パーソナリティのひとりに
「レモンちゃん」がいた。 我々世代なら誰もが知っている。
今は、作家活動の方が多いようだが、もちろん、落合恵子さん。
彼女が、今も続いている長寿ラジオ番組「走れ!歌謡曲」のパーソナリティをしていたときのこと、
あるとき、深夜3時の番組のオープニングで、こう言ったのだ。

「今夜も寒いねえ。ねえ、窓を開けて外に向かって、ハアーって息を吐いてみて。
 息が白くて、なんだか気持ちいいよ」
17才の私は、迷わず、部屋の窓を開けて、ハアーっと息を吐いた。
それは、レモンちゃんが私に言ったのだから。

40年以上も前の冬の夜のことだが、今でもハッキリ覚えている。
「長渕LOCKS!」は、生活指導担当、長渕剛先生の熱いメッセージが
毎週、全国の、わけのわからない胸のモヤモヤや、湧き上がるエネルギーを
持て余している若者たちに送られている。
私たちが、レモンちゃんに共感し、それこそ神経を耳に集中させて番組を聴いたように
剛先生の言う言葉と、彼の歌に何かを感じながら、明日へ向かう小さな勇気を
心の中に持とうとしているのだろう。

今や、ラジオ番組は、パーソナリティが口を開けば、「みなさんからのメッセージ、
お待ちしています」のオンパレードだ。
その前に、あなたからのメッセージはないのですか?と聞きたくなる。

「長渕LOCKS!」は、明日が見えないラジオ界にあって、
声を大にして言っているわけでもないが、
間違いなく、ラジオ番組の原点に立ち、ラジオってこういうものだろ!と
自らその姿を示しているのだ。

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