これは、「吉幾三×ももクロ」画期的なコラボを生んだラジオ番組、の続きです。
 そちらを先に読むことをお勧めします。


番組は、そのあと、吉幾三の歌手デビューは実はアイドルだった!という話題のあと、
「吉幾三の演歌人生交友録」ということで、千昌夫との出会いの物語が語られる。
その内容は、

「俺はぜったい!プレスリー」が売れはじめ巷に流れているころ、
吉幾三は「覆面歌手」だった。
テレビ、ラジオに一切出ていなかった。 本人いわく、
東京の下町のコーヒーショップで、コーヒーをいれていた。
そういうところへ、千昌夫が、吉幾三という男にどうしても会いたいと
言っているという話がくる。
千昌夫からは、それまで事務所に何度か電話がかかってきていた。
吉は出かけて行き、千昌夫と初めて会う。

当時、千は歌手活動は休止した状態で、実業家としてのほうが話題になっていた。
一方、吉は、このまま歌手として活動していくか否か、中途半端なところにいた。
ふたりは当然、一杯やりながら、いろいろな話をした。

その日をきっかけに会うようになったあるとき、千が吉に言った。
「きみの『津軽平野』という歌をおれに歌わせろ。
 きみは『俺ら東京さ行ぐだ』を出せ、ぜったい売れるから」

その結果がどうだったか、説明の必要もないだろう。
ももクロのひとりが「それまで、お友達だったんですか」と聞いたのに対し、
吉は、「おともだちっていうより、向こうはただの金持ち、ぼくは、
行き場のない歌手だった」

その行き場のない歌手を、引っぱり上げてくれたのが千昌夫だった。


 番組は、いよいよ大詰めに近づいて行く。
ももいろクローバーZが、ここまで学んだことが、どこまで身について
いるか。
実際に、「雪国」を歌ってみるという、最終テストの時間だ。

イントロが流れる。(みなさんも、イントロを頭の中で流しながら、お読みください)

ももクロのひとりひとりが、ひとことずつ、イントロにのせて
曲紹介をする。

あなたが残した思い出は
いつも私を苦しめる
空からこぼれた雪景色
あなたのまぼろし見つめていたい

吉幾三さんとももいろクローバーZで
「雪国」

ワンコーラス、歌い切った。

吉幾三が拍手をしながら「ヤッター、おめでとうございます!」
「さっきよ、さっきこの詞を読んで、ここまで歌うんだよ、
これあと5回6回歌ったら、完璧に歌えますよ」

さらに、きょうは吉幾三のキーのカラオケしかなかったので、
こんど自分が、ももクロ用のカラオケを作ってあげる、という発言まで
飛び出した。ももクロは大喜びだ。
「ありがとうございます」「一生ついて行きます」
「イヤイヤ、一生ついてこなくていいから、ウチヘ遊びにおいで」
「アイドル界の先輩だから、一生ついて行きます」
「やめろよ、やめろよこのジジイつかまえて」

ここまでで、吉幾三が、かなりももクロを気に入った、ということが
伝わってきていたが、最後に、みんなが、ももクロも比留木アナウンサーも
スタジオの関係者も、みんながビックリすることが…、

比留木アナウンサー「こういう若い世代が演歌にふれて、演歌っていいなあと
思ってくれるのって、吉さん、うれしいですよね」
「それはありがたいですよ。ありがたいし、演歌演歌したものだけではなく、
 演歌と歌謡曲とポップスと一緒にしたものも作れるはずなんで、
 きょうは、ちょっと詞を作ってみました」

いつの間に、とみんなが驚くなかで、吉幾三が、できたての詞を朗読した。

  大好きよ 大好きよ この先ずっと
  好きですか 好きですか この先も私を
  私はあなたの笑顔のえくぼが好き
  あなたは私のどこが好きですか
  ラビュー ラビュー アイラブユー 
  どこまでも いつまでも 
  未来の先まで アイラブユー

ももクロの歓声。
「いつのまに?」と比留木アナウンサー。
この詞に、どういう曲になるか分からないが、
曲をつけて送っておく、という吉に、ももクロが、
「それ、もしかして私たち歌わせていただけるんですか」
「どうぞどうぞ」
「エーウソー」「ももクロの曲に作詞作曲、吉幾三って書いてあるって」
「そんなぜいたくなことない」「ないないない」

「吉幾三×ももクロ」コラボレーション誕生の瞬間である。
3日前の記事のタイトルは、このことを言っていたのだ。

誰も予想していなかった、吉幾三作詞作曲、
ももいろクローバーZが歌う「ラビュー」。
どんな曲になるのか、楽しみだ。
ひょっとして、NHKが「みんなのうた」などに採用して、
「ウチの番組から生まれた曲ですから」なんていう感じで
しゃしゃり出てきたりして。
さらに「紅白」で、昨年は涙の落選だったももクロが出場、
この曲のあと、吉幾三が「雪国」を歌う、という演出をしたりして。

いやいや、きょうはまだ正月の6日だ。
妄想は控えて、素晴らしい曲の誕生を待つことにしよう。


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