ちょっと待って、ラ・テ

オジサンのこころに響いた番組の、あの場面、あの言葉、あの人の表情。 毎日、放送される多くのラジオ、テレビ番組の中から、選りすぐって取りあげ、 聞いていない人、見ていない人が自分のなかで再生して、その番組の感動や楽しさを味わうことができる、そんなことの役にたてればと思います。 ついつい流される日々のなかで、ちょっと立ち止まって、日常を一歩離れて、考えてみるためのラジオ、テレビ。だから「ちょっと待って、ラ・テ」。

カテゴリ: 新規事業

きのうの続きである。
若干、話のポイントがずれてきたような気がするが、
ここ数年の企業の興亡ということでは、
カラーテレビの「亀山ブランド」で一世を風靡したシャープは、
今、「亀山」の”か”の字もない。
「ひとり負け」と形容されるようになってしまったソニー、
「ダイエー」というスーパーマーケットの看板は、
まもなく世の中から消えてなくなる。
マクドナルドは、大赤字の企業になってしまった。

それぞれのケースごとに、それぞれの原因があるとは思うが、
「+ONE」の不足というのもあるのではないか、などと
経営のプロでもない者が言うのもおこがましいが、
日刊編集センターのホームページの社長挨拶で、
そこに、「New History Create 」と銘打ち、
「情報配信+ONE」をモットーに、加速度的に発展していく時代に
対応できるサービスメニューを増やして行くと謳う、
この会社が、単なる「ラテ欄」の情報配信をする会社だと
知らぬこととはいえ、勝手に思い込んでいた自分を恥じるとともに、
世の中には、いろいろな企業があるんものなんだなあと
今さらながら思ったのだ。

以下のホームページの「事業ラインナップ」という項目を
見てもらえば、そのほかの様々な事業がわかる。

http://www.nikkanhc.co.jp/

いわば、「ラテ欄」からスタートした会社が、今、
「総合メディアサポートビジネス」の企業をめざして
これまでの30年を礎に、「新たなる歴史を作ろう」としているのだ。 

そのホームページのなかに、いくつかのコラムや、
テレビの旅番組で、いちばん人気のある観光地はどこか、
全国をいくつかのブロックに分けて、そのブロックごとに
人気の土地名をランキングで発表していたり、などの記事があり、
なかなか楽しませてくれる。

「Cafeラテ」というコラムは、ラテ欄にまつわるいろいろな話を
掲載していて、これを読むと、ふだん何気なく読んでいるラテ欄を読むのが
あらためて楽しみになる。
 
同じ「ラテ」派としても負けてはいられない。


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このブログのタイトルは、上の説明にも書いてあるように、
新聞の「ラジオ・テレビの番組表」のページを「ラテ欄」と呼ぶことから
とっている。

そのラテ欄をそれぞれの新聞社が独自の情報をもとに紙面を
作っているわけではないということは、各紙の紙面の番組表が
ほぼ100%と言っていいくらい同じだということからも想像できるだろう。

私自身は、番組表は全国の新聞社、通信社に二つの会社が配信している
という程度の知識は、あった。
そして、その一社は、「TVガイド」などのテレビ番組情報誌を出版している
東京ニュース通信社であることは知っていたが、
もう一社については、何の情報も持っていなかった。

ところが最近、ひょんなことから、そのもう一社のことを知り、
その会社が、ビジネスとしてやっていることが、
とても興味深かったので、これを紹介しようと思った次第です。

社名は、株式会社日刊編集センター。
日刊スポーツ新聞社の子会社で、Webサイトの「沿革」によると、
1982年に会社設立、日刊スポーツグループの紙面編集、校正、
朝日新聞などの案内広告の割付という業務でスタートし、
84年には西部日刊スポーツへのラジオ・テレビ情報配信を開始。

それから30年、今や100を超える新聞、雑誌媒体に、
全国のラジオ・テレビ局の情報を提供している、という。
それだけではない。アメリカ・メジャーリーグ、ヨーロッパサッカー、などの
情報提供や、そのデータ等を顧客が配信するシステムのフォロー、など
幅広い業務を展開しているのだ。

そして私が驚いたのが、「プロ野球実況中継のパートナー」という業務である。

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