ちょっと待って、ラ・テ

オジサンのこころに響いた番組の、あの場面、あの言葉、あの人の表情。 毎日、放送される多くのラジオ、テレビ番組の中から、選りすぐって取りあげ、 聞いていない人、見ていない人が自分のなかで再生して、その番組の感動や楽しさを味わうことができる、そんなことの役にたてればと思います。 ついつい流される日々のなかで、ちょっと立ち止まって、日常を一歩離れて、考えてみるためのラジオ、テレビ。だから「ちょっと待って、ラ・テ」。

カテゴリ: 政治

もううんざりなので、この話題は触れたくないのだが、「選挙で投票する」
ことについての責任ということを、腹におさめていられず、このブログに書いて、
少しの人でもいいから読んでもらうことで、自分が多少はスッキリするのではないかと
いう気持ちで、書く。

結論から言うと、「2014年の都知事選で、211万票を与えて、
舛添氏を当選させた有権者の責任は問われないのか」ということだ。
辞職に至る前の報道では、選挙で舛添氏を推薦した自民、公明(正確には、それぞれ
都連、都本部)の責任を問う声云々、ということが言われていた。
両党にすれば、舛添氏の政治哲学や地方自治についての考え方に賛同して推薦した
わけではないだろう。それは、当時の経緯を振り返ってみれば分かる。

猪瀬知事の辞職のあと、自民党は都知事選に向けて有力な候補者を選びあぐねていた。
(このあたりの事情は、当時の新聞やテレビニュースで報道されたことを
 私の記憶にもとづいて書いている。政界の裏事情に詳しい人間が、どこかの
 週刊誌で話したことを受け売りで書いているのではない)

そのとき、「舛添」という名前が、たしか自民党内部ではないところから出てきた。
そこで自民の中に、「舛添でいいのではないか」という反応が出た。
この時期の舛添氏が、そういう動きをどう思ったかは分からない。
彼は、その数年前に自民党を離党、除名処分を受けている。そういう自分に対し、
自民党が推薦、支持をしてくれるのか、最初はそう思っていたのではないかと
想像する。
事実、党内で公然と反対の声を上げる人たちがいた。

しかし、これも当時の、知事選が終わったあとの新聞記事で読んだ記憶があるが、
自民が独自に世論調査をした結果、「舛添なら勝てる」ということが見えた。
当然、自民は東京都連として推薦することを決め、党本部も、「勝ち馬に乗る」
ことになった。
党内にいるときに言いたいだけ言って、総選挙に負けて政権与党の立場から
落ちた途端、離党し、党として除名した人物を東京都の知事として推薦する、
この点ひとつとっても、前回の知事選に対し、あるいは都の行政というものに対し、
候補者の資質、人生観などは、自民党にとってはたいした問題ではなかったことが
わかろうというものだ。続きを読む

一週間前のことになるが、中谷防衛大臣が閣議後の記者会見で、
翌週から審議が始まることになっている「安保法制法案」について、
「自衛隊員のリスクは増大しない」と発言、
その日の夜のテレビ各局のニュース、翌日の新聞は、それを大きく
取り上げた。

その夜10時、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」でも、
「Daily News Session」のひとつとして取り上げたが、
その話のなかで、荻上チキ氏が「防衛省のホームページには
その会見の詳細が載っている」と言ったので、
ラジオを聞きながら防衛省のホームページを開いてみた。
 
初めての防衛省ホームページ訪問である。
まず左上の省庁名のところが「防衛省・自衛隊」となっているのに
おっと思う。 そうか、防衛省イコール自衛隊なのね。
「報道資料」⇒「記者会見」と入っていくと、「防衛大臣記者会見概要」とあり、
当日、5月22日の会見が文字おこしされ掲載されていた。
ご丁寧に時間まで書いてある。
すぐ横には、同じ内容のものがPDFで添付してあり、A4サイズで
12枚になっていた。

それを読んでみると、問題の「リスクは増大しない」という
発言に対して、記者が意外にしつこく 聞いているのが わかる。
どこの新聞社なのか、またはテレビ局なのか、社名は書かれていないので、
わからないし、1社の記者が繰り返し聞いているのか、複数の記者なのかも
文面から読み取ることはできない。

会見の終わり近く、リスクの話題からオスプレイの安全性についての
質問と大臣の答えにかわっていたがある記者が、あらためて、という感じで
発言している。
「繰り返しで恐縮なのですけれども、大臣、常々、国民にわかりやすく
説明したいとおっしゃっていますけれども、やっぱりどう考えても任務が
増えるのに、リスクが増えないという論理って、いまいち分からないのですけれども。
それは、国民に理解してもらえるとお考えでしょうか」

ここまで書いてあると「概要」というより「詳細」と言っていいのではないかと
思うが、いずれにしても、官邸の官房長官の会見や、たまにある総理の
会見では、いわゆる大新聞の記者が2つ3つの質問をして、
用意されていたかのような答えを総理や官房長官が答える。
それにまた突っ込んで聞く記者もいない、場内には記者たちの打つ
パソコンのキーの音が響いているというのに比べれば、
この防衛省担当記者のしつこさは、まだ日本のジャーナリズム精神の
一端は、現場には残っているのか、と安堵する気持ちになった。

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統一地方選が終わった。 私の住む埼玉県の市では県議選と市議会議員選挙が
行われた。 選挙権を得てから今まで、国政選挙は棄権したことはないが、
県議選、市議選は、ほとんど投票に行ったことがなかった。 

今回、前半戦の県議選は、やはり投票に行かなかった。
翌日の新聞で、全国の県議選のうち、2割が無投票だったということを
知った。 そして、低下の一途をたどる投票率。

これはさすがにまずいのではないかと思った。
前半戦の投票日翌日のTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」で、
今、全国各地の地方議会が、いろいろな問題を抱えていることも知った。
26日の市議選には投票に行こうと思った。

いろんなことをエラそうに言っても、「おまえ、選挙で投票していないだろ」と
言われたら、返す言葉がない。 なんのかんのあるけれど、
まず、投票に行くという行動から始めることにした。
「隗より始めよ」である。

しかし、どの候補者に投票したらいいのか、皆目見当がつかない。
まず、既成政党に対してはあまり興味がなかった。
選挙公報も読んでいなかったのだが、ある日、駅前の郵便ポストにはがきを
投函しようと自転車で行ったら、ひとりの候補者が街頭演説を始めるところだった。
そのときは急いでいたので、演説は聞かずに、周囲の運動員から
チラシだけもらって帰宅した。

チラシには、その候補者が所属する市民団体の方針として、
議員は最長3期(12年)で交代、「お任せ」より「みんなで」、
などの言葉が書かれていた。
年令も30代だし、子育て中の女性でもあるし、
駅前で遭遇したのも何かの縁かもしれないと思い、
人生初の市会議員選挙の投票に出かけた。

新人でもあるし、当選するかどうか、もし当選しても
定数ギリギリと言うところではないかと想像していたが、結果は
30数人の当選者のうち、ゆうゆうの10位以内であった。
これから、自分の1票を託した、この候補者には注目していこうと思うし、
今まで、市議会には、ほとんど関心を持たなかったが、
それなりの意識を持って目を向けていきたい。

さて、盛り上がらない、という形容詞が使われることが多かった
今回の統一地方選だが、ジャーナリストの津田大介氏が編集長を
つとめる政治データベースサイト「ポリタス」は、
この統一地方選を特集して、さまざまなコラム、論説を掲載していた。
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