先日有った事故なのですが、相手が大変な人だったので、お客様に被害が及ばないように対処していきました。
後手に回っては大変なので、参考に交通事故の相手が普通の人じゃない場合の対処の仕方を書きます。
事故の形態は、交差点での出会い頭の事故。
こちらは一旦停止があり、停止後道を横断。
相手は左方から直進なのですが、交差点の直前に橋があり、勾配があるため直前まで双方の車両は確認できにくい。
状況からすると、こちらが悪い事故なので、一方的に怒鳴られたが、黙って聞いて帰ってきたとのことです。
警察もすぐに呼んで頂いて処理も済んでいたので事故受付をして、日曜日だったので保険会社の休日対応から、相手に連絡を入れてその日は終わりました。
まず事故時の対応について書きます。
○警察を呼んで頂くこと。
○事故の過失に関しては、相手と一切話しをしないこと。
○相手との連絡先の交換は、電話番号にとどめること。
○事故証明で、相手の住所は分かるようにはなりますが、それには約1週間かかります。
○相手がへんな人だと感じたら、まずその場から離れることを第一に考えること。
○脅迫があれば、一筆書いてしまっても、後で取り消しできます。
翌日、保険会社の事故担当者から、相手に連絡を入れました。
すぐに来いとの要請でしたので、行ってもらいました。(以前は保険代理店が事故の相手と交渉すると言うこともありましたが、非弁行為の恐れがあるとのことで今は行われてません)
延々相手の主張を聞いて帰ってもらったのですが、その話しがとんでもないものでした。
当然のごとく100:0主張。事故時の運転者は奥さんだったのですが、交渉相手はご主人。
ご主人曰く、自分は示談屋だったとか、暴力団の殴られ屋をやっていたとか、威嚇的な話しをしてきます。
お客様に被害があっては困りますので、その場は交渉窓口は保険会社です、相手には絶対に連絡を取らないでくださいとのお願いだけして帰ってもらいました。
相手が変な人だと分かった時点での対処法。
○保険会社に窓口は保険会社だといってもらう。直接連絡を取らないようにといってもらう。
○それが済めば、電話を着信拒否にしてしまって大丈夫です。
○万が一自宅に押しかけてきた時は、絶対に中へ入れない。強引にくれば、警察に通報する。
○ここまで相手がやれば、弁護士を入れて対応しますので、代理店、保険会社とは密に連絡を取ること。
再度呼びつけです。
今回の場合、お客様への直接の交渉はなかったので、本来の過失を提示していくことになりました。
こちらに一旦停止があり、相手側はセンターラインのある道ですので、基本は80:20です。
当然納得するはずはありませんから、お客様の承諾の上、車両保険もあることから過失割合は一任していただくことにしました。
物損に関しては、結果90:0(相手損害の90パーセントを補償し、相手過失分の10パーセントは自分の車両保険をつかう)で話しがまとまりそうです。
ただし人身事故扱いにするということで、相手が警察に診断書を提出しました。
診断書を出されると、人身事故の現場検証が必要です。
双方に呼び出しがあります。再度顔を合わせる危険があります。
○警察に事前に相手と話しをしたくないといえば、そういう風に手配してくれます。
警察も事件が大きくなることは未然に防いでくれます。
安心して現場検証に望んでください。
ということで示談交渉は継続中です。
幸い相手が押しかけてくることも現在のところありません。
暴力事件にでもなれば大変です。
保険代理店、保険会社と密に連絡を取って、対処を探っていってください。
10/09追記
物損の示談が90:0で完了しました。
通常、示談書を交わすのですが、相手にお客様の住所が知れるので、免責証書を使いました。
人身は長引きそうです。お客様が忘れた頃に、示談完了となることでしょう。
10/09追記
物損の示談が90:0で完了しました。
通常、示談書を交わすのですが、相手にお客様の住所が知れるので、免責証書を使いました。
人身は長引きそうです。お客様が忘れた頃に、示談完了となることでしょう。