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インド生産の逆輸入車です。
以前、バレーノという車がインドから入ってきていたのですが、仕上げのチープさとカレーの匂いとで、あまり人気がありませんでした。フロンクスは2代目バレーノベースのSUVということです。
今回はその教訓を活かし、素晴らしい出来のくるまとして帰ってきました。
仕上げに不満は全くありません。高級感さえただよいます。匂いは乗車の瞬間は感じませんでしたが、温度が上がってくると、若干します。気にすれば匂うという程度です。
装備はもうフル。ACCはもちろんのこと、9インチカーナビゲーション、アラウンドビューモニター、電動パーキング、ヘッドアップディスプレイ等々、現在考えられるものはほぼ標準でついてきます。
これで274万円、FFだと254万円。バーゲンプライスです。
載ってまず感じるのは、静粛性。
本当に静かです。
乗り心地はヨーロッパ車。
ACCの出来も非常によく、高速はもちろん、自己責任ではありますが下道でも十分に使えます。
性格としては、グランドツアラー。テレスコピックも付いているので、長距離でも楽な姿勢が取れると思います。シートの出来も上々。
ハンドルのキレがよく、視界も良いので、街なかでの取り回しも楽。
あえて弱点を探せば、CVTではなく6ATなので、発進時の変速ショックは若干あります。
CVTとはフィーリングが少し違います。個人的にはこちらのほうが好みなのですが。
パワーは必要十分ですが、余裕があるわけではありません。
ジムニーシエラのNA1500をマイルドハイブリッド化したものです。
近場の普段遣いにも、たまの遠出にも、不満はまず出ない車だと思います。
燃費は、18.7km/l でした。