すれ違い時に当て逃げされる事故が起こりました。

先日掲載した事案は無事事なきを得ましたが、今回はトラブりました。

参考に先日掲載した分を簡単にアップします。

対向時に、当て逃げされたが、ドライブレコーダーがあったので、その映像を警察に持ち込み相手を確認。

警察が連絡してくれ、相手も自分の非を認め、無事弁償してもらった。

というものです。

今回もドライブレコーダーがあります。
前回と同じく、何の問題もなく解決するものと確信していました。

ところが・・

お客様から連絡があった時には、警察に届け出をして映像も警官に確認してもらってる、とのことでした。

こちらがお客様にお願いするべきことは既に終わってるので、警察から連絡があったら教えてくださいと事故受けは完了しました。
最悪相手が見つからなくても、車両保険があり無過失特約もあるので問題はないと考えてました。いざとなれば弁護士特約もあります。

後日警察から連絡があり、相手が見つかった。警察からも連絡してくれたとのことでした。
これで一安心、終わったも同然だと思いました。

ところが、今回の相手は、絶対に自分の過失を認めません。
加入している保険会社には連絡してくれたのですが、この保険会社も過失を認めません。
通販系なのですが、高圧的な態度できます。

映像もあるし、弁護士特約もあるので、徹底抗戦で行きましょうということになりました。

またもやところが・・

肝心の映像が不十分です。
警官に見せたところで安心して、お客様がパソコンへ取り込むときに、変換に失敗されていたのです。

画質が落ちてるのは問題ないとして、肝心の停車してるお客様の車に相手車がぶつかった映像が切れてしまってます。

弁護士にも見せて確認しましたが、これでは相手の過失を100パーセント問えないとの結果になりました。
警察は民事不介入の原則があるので、証言してもらうことは不可能です。 

相手の過失を全面的には問えないとなると、車両保険の無過失特約も使えません。車両保険で直せば、3年間保険料が上がってしまいます。

腹が立つので、相手の当て逃げだけでも立件するため、被害届を出そうということになりました。認められても減点2の軽微な行政処分ですが。

またしても問題が・・

連絡前にご自分で警察への届け出を完了されていたので、事故後すぐに届出されてたと思っていました。

ところが届け出は、通勤時の事故だったので、仕事の後に届けたとのこと。

事故が起これば直ちに届けなければ、交通事故届出義務違反になってしまいます。
当て逃げを相手に問えば、お客様にもこの違反が問われます。

現実には、事故車両が移動不可能で、交通に障害が起こらなければ、警告だけで済ます違反(人に怪我があれば、対応は当然変わります)だということですが、こちらにも問題が出てきたわけです。

結局、被害が軽微だということで、相手の出方を見て、保険を使うかどうか様子を見るということになってしまいました。
なんとも後味の悪い結末です。

再度みなさんにお伝えしたい要点だけをまとめて終わりとします。

事故が起これば、直ちに警察に届ける。
ドライブレコーダーのデータは生命線。必ずバックアップを何重にも取る。

以上お気を付けください。