延長保証は必要か。

延長保証について私の考えをひとつ。
あくまでも経験上の私見ですので、その点はご容赦ください。

最近車を購入するにあたって延長保証は要りませんか、と問われることがあると思います。

お客様に聞かれることも多くなったので、ここに掲載することにします。

ハッキリ言うと、ちゃんとした車を買った場合は必要ありません。
ちゃんとした車というのは、製造してすぐに納車された車ということです。

製造されてすぐに納車された車ならば、設計時の性能が保証されます。設計製造時に不備のあった点は、リコールまたはサービスキャンペーンという形で保証されます。

初期不良であれば、新車の保証期間にまず出ますし、保証期間が過ぎても製造時の不備であればリコールまたはサービスキャンペーンで補償します。

実際に、弊社で新車販売した車で補償期間後に延長保証があったらと思った車は皆無です。

では全く延長保証があったらなと思ったことがないといえば、残念ながらありません。
弊社で新車販売していない車の中にはあります。
他所で購入して整備を弊社でしているという車です。

中古車購入で、事故をしている、距離を戻している、水没車だったというのは論外として、新車で購入された車の中にあります。

一番トラブルが多いのは、製造して長期在庫だった車です。

よくフライパンに例えさせていただくのですが・・・。

新品のフライパンは使い込んで油が馴染めば、錆びることはありません。
本来の性能を長期間発揮してくれます。
でも新品であってもそのまま使わずに放置すれば錆びてきます。

いったん錆びたフライパンは絶対に元には戻りません。
最初から焦げ付きやすい、使いにくいフライパンとなってしまいます。

長期在庫の車というのは、新品でも錆びたフライパンと考えていただければ分かりやすいと思います。

機械ものですから錆び以外にも動かさないといろんな不具合が出てしまいます。

販売店は、仕入れた車は売らないと成り立ちません。
値引きを大きくしたりして売ってきたわけです。

以前は製造して一定期間しか新車として販売できませんでした。
ということは、長期在庫の車は問題があると認識していたわけです。

現在は、自動車メーカーの働きかけでしょうか、そんなことはありません。
でも不具合が出やすいのは歴然とした事実です。

そこで出てきたのが延長保証ではないかと考えます。

弊社では長期在庫の車は販売しません。
あるメーカーは、平気で古い車を送ってきて返品が効かないので、取り扱うことをやめました。

でも販売店へ直接行かれたお客様は安かったら買ってしまいます。
不具合があれば、延長保証で対応できるということでしょうか。

中には全国の長期在庫車を、安く販売できるということで買いあさってる販売店もあると聞きます。

そんなお店で買う場合は延長保証は必須かもしれません。
どこの会社の延長保証かを確認するのはいうまでもありません。
いざ使おうと思ったときに適用外といわれることも。
会社自体がなくなっていて使えないということも聞きます。

しかしそんな車は新車から本来の性能は出ていない、故障が頻発するということは理解しておいたほうが良いと思います。

結論として、作り立ての車の場合は延長保証は必要ないということでしょうか。