2008年03月04日
ロス疑惑
三浦氏の逮捕で、また脚光をあびているロス疑惑。
でも、会社の部下に聞いたら知らなかった。
当時、あんなに大騒ぎだったのに。
「でも、その頃まだ生まれてないんですよね」
はあ..納得。
そのうち、オウム事件や神戸の地震も知らない部下
ができるのだろうか...
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でも、会社の部下に聞いたら知らなかった。
当時、あんなに大騒ぎだったのに。
「でも、その頃まだ生まれてないんですよね」
はあ..納得。
そのうち、オウム事件や神戸の地震も知らない部下
ができるのだろうか...

2008年02月21日
腰痛はどこの国でも

今日はUSATODAYの記事からです。
アメリカ人は、最近腰痛と首の痛みに悩まされているようです。
記事によれば、1997年から2005年にかけて腰や首の痛みに
かかる医療費は65%も増加、これは全体の医療費の増加率を
はるかに上回るペースだそうです。
日本も腰痛に苦しむ人は多いですから、どこの国も同じというか。
考えてみれば、あのでかい体を支えているのですから、日本人
以上に腰に負担がかかるだろうし、車社会だから歩くことも少
ないとなれば、腰痛が増えるのも当たり前かもしれません。
問題は、腰や首の痛みで病院に行っても、あまり良くなってい
ないということ。
記事によれば、最近の医者は腰痛の患者にやたらと無意味に
MRIをかけてコストが増すばかり、ほとんどの人が支払った
医療費に見合う結果を得ていない、つまり金ばかりかかって全く
良くなってないとしています。
では、腰痛でない人はどうかというと、それでも医者はMRI
をかけるので、結局金がかかるだけだと..
何か、アメリカの医療って根本的に問題ありそう。
そういえば、日本では最近やたらとマッサージとかその類の
店が多いような気がするのですが、いっそのことアメリカ進出
したらどうでしょうか?
市場は大きいですよね。

2008年02月17日
アメリカンギャングスター

アメリカンギャングスターという映画を見ました。
一介のギャングの付き人から、麻薬でマフィアを凌ぐほどの力を
持つにいたった男の、この話は実話に基づくそうです。
麻薬は問題ですが、その行動にはビジネスに通じるものがあり
ます。
彼は、市場に質の悪い(純度の低い)麻薬が蔓延っていること
に目をつけ、純度の高いすぐれた麻薬を仕入れるために、わず
かなツテを頼りに東南アジアの麻薬王に会い、直談判して仕入
れに成功します。
一気に麻薬に市場を制した彼は言います。
「我々は、最もすぐれた製品(純度の高い麻薬)をどこよりも
安い価格で供給している」
彼の麻薬を薄め、純度を低くして販売していた売人には
「品質が悪くなれば、客の信用を失う」
と激しく叱責します。
まさにビジネスの王道。
もし彼がビジネスマンだったとしても、相当成功していたので
はないでしょうか。
どんな世界であれ、頂点に上り詰める人間は、何か優れている
ところがあるのでしょうね。
才能は、使う場所を考えないと。

2008年02月12日
会社のステージ

今日の本はReady,Fire,AIM Zero to $100 million in no time flat
です。
著者のマイケル・マスターソンは少し変わった人というか、元々ビジネスマンではなく、
平和部隊のボランティアなどをやったりしていた人だそうです。
と、言いつつも、裏表紙にはしっかりブライアン・トレーシーの推薦文が載っ
ているところを見ると、なかなか宣伝上手というか、抜け目ないとこ
ろも感じてしまいます。
この本で述べられているのはビジネスには4つのステ-ジがあり、各ステージ
によってビジネスのやり方は違うということです。
第1ステージ 幼児期 0〜$100万
第2ステージ 小児期 $100万〜$1000万
第3ステージ 青年期 $1000万〜$5000万
第4ステージ 成人期 $5000万以上
まず最初の幼児期において、著者が最も大事だと言っているのが営業
です。
当たり前のことのように思えますが、多くの経営者はそれよりも、オフィス
の場所やレイアウト、ホームページやパンフレットなどについ力を注ぎがちになってしま
うようです。
しかし、売り上げが少ないうちは、大事なのはとにかく売ること、他の
事は不完全で構わないので、全パワーの8割は売ることに集中する事が必
要だとしています。
各ステージによってやり方が違うというのは、何となくわかるような気
がします。

2008年02月10日
人を動かす
午後、何となくテレビを見ていました。
北陸の老舗旅館に嫁いできた女性が、若女将として苦労しながら修業
している話ですが、その中で感心したことがあります。
若女将がお辞儀してお客様の見送りをしていたところ、
女将が若女将に
「お辞儀をしたときに、1.2と数えるでしょう。体を起こすとき
(頭をあげるとき)も同じ調子で起こすときれいに見えるわよ」
この言い方、うまいですね。
「○○しなければ、だめじゃない」とか「○○しなさい」とか注意
するのではなく、「きれいに見えるわよ」という言い方をすることに
よって、言われたほうも抵抗なく受け入れることが出来ます。
人を動かすのは、こういった細かな心配りが大事なんでしょうね。
本で得た知識でなく、自然とこういう事が出来るのがすごいところ
だと思います。
さすが女将、これなら若女将も立派に成長してゆくことでしょう。
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北陸の老舗旅館に嫁いできた女性が、若女将として苦労しながら修業
している話ですが、その中で感心したことがあります。
若女将がお辞儀してお客様の見送りをしていたところ、
女将が若女将に
「お辞儀をしたときに、1.2と数えるでしょう。体を起こすとき
(頭をあげるとき)も同じ調子で起こすときれいに見えるわよ」
この言い方、うまいですね。
「○○しなければ、だめじゃない」とか「○○しなさい」とか注意
するのではなく、「きれいに見えるわよ」という言い方をすることに
よって、言われたほうも抵抗なく受け入れることが出来ます。
人を動かすのは、こういった細かな心配りが大事なんでしょうね。
本で得た知識でなく、自然とこういう事が出来るのがすごいところ
だと思います。
さすが女将、これなら若女将も立派に成長してゆくことでしょう。

2008年02月06日
大人の対応

最近、話題になっている勝間和代さんの著書が、あるBlogで批判
されていました。
それに対して勝間さん本人からコメントが入っていました。
特に反論するわけでもなく、自分の素直な意見を述べているという
もので、コメントは一度だけでなく、何度か入れられていましたが、
論戦というわけではなく、次第に友好的な雰囲気が形成されて行く
様子がわかりました。
大人の対応ですねえ。
少し意見を言われただけでムッとして、つい意地になって反論して
しまう自分に反省です。
ちなみに、この本は私も読みましたが、良かったと思います。

2008年02月03日
図書館

今日はUSATODAYの記事からです。
インターネットのおかげで、たいていのことはネットで調べられる
時代になりましたが、公立図書館を最もよく使用しているのは、
若い世代のようです。
調査によれば、何か詳しく調べたいときに18歳から30歳の世代の
20%が図書館に行くのに対し、それ以上の世代は12%に過ぎないと
のこと。
1996年のベントンという非営利組織の調査では、若者がいわゆるデジ
タル世代と称され、将来図書館が存続できない可能性があると警
告されていましたが、実際には心配することはなかったようです。
時代がかわっても、良いものは一時的に衰退したとしても、最終
的には残るということではないでしょうか。
図書館は、子供が本を借りに来て、受験生が勉強しにきて、ビジネ
スマンが調べものをして、年配の人も楽しめる本があるという、世
代をこえて楽しめる場所ですから、もっとみんなが使うようになる
といいですね。

2008年01月29日
イーグルス

前回に引き続き、価格戦略についての本、The Art of Pricingです。
競争が厳しい時には、どこもつい安売りに走りがちです。
しかし戦略を無視した単なる安売りは、利益を圧迫するだけでメリット
は見込めません。他社がさらに安くしたら、客はそちらに走ってしまう
ことでしょう。
しかし、本来の低価格戦略のメリットは
・それが宣伝になり、客を集める。
・リピーターが見込める
という点にあります。
ただ単に他社より安くするのではなく、公共性を出し人気を出すために
適切な低価格を出すということが大事です。
ホテルカリフォルニアで有名なイーグルスが、1994年に再結成したコン
サート料金は$115でした。
チケットは発売開始後、数分で完売です。
これには業界から声があがりました。
14年ぶりの再結成なんだから、もっと価格を高くすべきだと。
バーバラ・ストライザントのコンサートは当時$350でした。
確かに、そのくらいの値段でもチケットは完売になったと思いますが、
イーグルスが言った言葉は、
「ファンに本当のアメリカのロックンロールバンドを見せるんだ、ただ
の昔なつかしの再結成ではないんだ!」
彼らは、単に金を稼ぐために再結成したのではなく、純粋にバンドとし
てファンのために演奏する。そのために適切な価格帯におさえたのかも
しれません。
人気があれば高くしても買うファンはいると思いますが、不当な値段で
は長続きしません。
熱狂的な阪神ファンでも、チケットの値段が不当に高かったら、何度も
球場に足を運ぶでしょうか?
適切でフェアな値段が信頼とリピーターを得る秘訣です。
雨が降ったら、傘の値段を上げるような、ずるい戦略は取りたくない
ものです。

2008年01月14日
価格設定

4か月も更新していなかった...
まあ、今後も気が向いた時に書いてゆこうと思います。
今日の本はThe Art of Pricingです。
まだ少ししか読んでいないのですが、製品の価格戦略についての本
です。
価格は、状況に応じてかえるべきであり、それによって大きな利益
を得ることが出来ます。
何故なら、人や状況によって物の価値は違うからです。
簡単な例としては、傘。
晴れた日と急に雨が降り出した時では、傘の価値は違いますよね。
実際、雨が降り出すと、ビニール傘の値段が少し高くなったりしま
すが...
ただ一般的に、日本人って定価が好きというか、買い手自体が売手
に値段を決めてほしいようなところがあるような気がします。
業界にもよると思いますが、私の仕事の業界では、価格そのものも
大事ですが、定価より何%値引きしたかも重要なポイントになります。
というわけで、競合会社はどこも同じような定価。
いいのだろうかこれで.. と思いつつ十数年同じ業界でやって
いますが(笑)
この本、まだ読み終わっていないので、また近いうちに紹介したい
と思います。

2007年09月18日
満月の夜は

今日もUSATODAYの記事からです。
満月の夜には、事故や事件が起きやすいという話を聞いたことありま
すか?
これは世界中で言われている話のようですが、真偽のほうはどうなの
でしょうか。
最近、オーストラリアの学者が、これらの話には根拠がないという研
究成果を発表しました。
2000年から2004年の間の50万件の産業事故を調査した結果、月の
活動との因果関係はまったく見られなかったということです。
う〜ん、そうなのかな..
事故はともかく、月の力が何か人間に及ぼす影響はあるような気がす
るのですが。というか、あって欲しいような気もするし。
皆さんはどう思いますか?

2007年09月16日
脳の力

今日はUSATODAYの記事からです。
まばたきと親指を動かすことしか出来ない患者の脳に、電気で刺激を
与えたところ、言葉を発することができるようになったという話です。
この患者は、6年前に暴行を受け脳に損傷を負い、以来まばたきとほん
の少し親指を動かす程度で、かすかに意識はあるもののまったく動け
ない状態でした。
この患者の脳に、電極を埋め込み刺激を与えたところ、わずかですが
片言で単語を発するようになったということです。
わずかな単語とは言え、今までの状態を考えれば驚異的な回復だと思い
ます。
脳に障害をうけて、ある機能が使えなくなったとしても、脳の他の部分
を使うことによって、回復も可能ということなのでしょうか。
こういう脳の研究はもっと進めて欲しいですね。

2007年09月15日
大富豪のおじいさんの教え

今日は和書を紹介します。
「大富豪のおじいさんの教え」という本ですが、タイトルは本田健氏
の「ユダヤ人大富豪の教え」のパクリのようで、どうかと思いますが、
内容的にはなかなか素晴らしい本でした。
具体的なビジネスの観点からすると、こちらの方が具体的かもしれま
せん。
主人公が、安い仕事を断り自分をブランド化した某有名コンサルタン
トの戦略を真似しようとした時「そういう例もあるかもしれないが、
人にはそれぞれ値段がある、値段をあげるためには人としての器を大
きくしなくてはならない。器が小さい人間が真似をしても、絵に描い
た餅にしかならない」と切り捨てたのが、非常に現実的に感じられま
した。
タイトルはどうも好きになれませんが(笑)、中身はおすすめします。

2007年08月08日
IKEAは楽しい

今日の本はWord of Mouth Marketingです。
Word of Mouthというのはいわゆる口コミの事です。
直訳すると、何かへんな感じがしますが。
最近、日本でも口コミの効果がよく言われますが、インターネットや
ブログで個人が情報を幅広く伝えることが可能な時代、口コミはます
ます重要になってゆくと思われます。
本書では、いくつかのケースが取り上げられていますが、その中のひと
つに最近日本にも進出してきたスウェーデンの大型家具店IKEAがあり
ます。
日本では、IKEAの店舗が出来たのは昨年だったと思いますが、特に大
きな宣伝をしているわけでもないのに、これだけ人気がでるのは、口コ
ミの影響が大きいと思います。
本書によれば、IKEAの口コミが広がる理由として
1.サプライズ
びっくりするような製品がある
2.子供に優しい
託児所があるので、子供連れでも安心
3.食事
おいしいレストランがある
4.ミステリー
商品名がすべてスウェーデン語でミステリアス
5.優れた製品
製品が優れているのはもちろんですが、口コミが広まる原因は、必ずし
も品質というわけでは無いようです。
例として、サプライズや食事などの要因があげられているように、IKEA
に行った人は、とても楽しんでいるようです。
自分自身も楽しいし、一緒に連れて行った子供も楽しんでいる、ディズニ
ーランドとまで言うと大げさかもしれませんが、そういう楽しめる雰囲気
があります。
楽しむというのは、これからひとつのキーワードかも知れません。
単に良い製品や、雰囲気の良いレストランなどは、場合によっては、
あまり人に伝えたくないときがあります。自分だけの秘密にしてお
きたいような気がして。
しかし、楽しいことや場所は人に伝えて楽しさを共有したいという
気持ちになりませんか。
穴場のレストランというのはあっても、穴場の遊園地というのは
聞いたことがないですよね。
私の仕事も、もっと楽しいといいのですが(笑)

2007年07月30日
感謝される仕事
近くにあった、おにぎりやさんが店じまいしました。
もともと、狭いスペースでおばあちゃんが一人でやっていた店ですが、
夜遅く12時頃までやっていたので、酔っ払ったサラリーマンなんかが、
よく買っているようでした。
それでも、はやっているようには見えませんし、おばあちゃんもここ
らが潮時と考えたのかもしれません。
閉まったシャッターには、「長年、お世話になりましたが、このたび
閉店することになりました」などという定番の張り紙。
よく見ると余白に走り書きが
「いつもお世話になりました。長いこと、ありがとう!」
常連のお客さんでしょうか。
何か、暖かいですね。
おばあちゃん、この走り書き見てるかな...
最近、数字も大切ですが、お客さんに感謝される仕事をしたいですね。
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もともと、狭いスペースでおばあちゃんが一人でやっていた店ですが、
夜遅く12時頃までやっていたので、酔っ払ったサラリーマンなんかが、
よく買っているようでした。
それでも、はやっているようには見えませんし、おばあちゃんもここ
らが潮時と考えたのかもしれません。
閉まったシャッターには、「長年、お世話になりましたが、このたび
閉店することになりました」などという定番の張り紙。
よく見ると余白に走り書きが
「いつもお世話になりました。長いこと、ありがとう!」
常連のお客さんでしょうか。
何か、暖かいですね。
おばあちゃん、この走り書き見てるかな...
最近、数字も大切ですが、お客さんに感謝される仕事をしたいですね。

2007年07月24日
見切りをつける

今日の本は The Dipという本です。
成功者は決してあきらめない などとよく言われますが、この本で
は、途中であきらめてもよいということが主題として書かれています。
もちろん、すぐにあきらめてもOKと言っているわけではありません。
むしろ、多くの人がすぐに何かをあきらめてしまう事は、嘆かわしい
としています。
目標に取り組んでいる段階で落とし穴(The Dip)にはまったとしても
もがくことができる状態であれば、少しづつ1cmでも前に進むことが
できるのなら、やめてはいけない。
問題は、どうにもこうにも身動きとれないか、後退するしかない時です。
不思議なもので、多くの人が最初に少しつまづいたり、落とし穴にはま
った段階で簡単にあきらめてしまいます。
しかし、ある程度の時間がたち、身動きできない状態になると、人は何
故か容易にあきらめたり、やめたりすることができないのです。
せっかくここまでやったのだから...金も時間も投資したし...
責任問題になるし... 意地でも...
著者は、こういう時こそ、早く見切りをつけるべきだとしています。
考えたことすべてが実行できるわけではありません、成功する人は見切
りをつけるのがうまい人なのかもしれません。
話の論点は少しずれますが、企業の不祥事が最近よくありますが、ああい
うのもある程度長く続くと、悪いと知っていながらどうにもすることが
出来ない、今更やめることもできないというがんじがらめの状態になって
いる事が多いのではないかと思います。
本当は、こういう時に(本当はこうなる前にですが)やめる決断が必要な
んでしょうね。
何故、その決断ができないのでしょうか?
本書に答えが書いてありました。
「やめないと決断するのは、やめると決断するより楽だからだ」
単純ですが、重い言葉です。
