2006年06月16日

トリック劇場版2(2006年公開中、東宝)

トリック劇場版2ご存じ、人気ドラマの4年ぶり劇場版。テレビドラマ版では、奇術の裏ネタも教えてくれて「へぇ〜」と思う部分もある番組だった。けれど、3回のテレビドラマシリーズ、劇場版、テレビ特番もあり、奇術ネタが切れてきたのかもしれない。今回の劇場版では、インチキ霊媒師を暴くという原点に戻ったストーリーになっている。とはいえ、このシリーズの面白さはストーリーだけではなく、仲間由紀恵ちゃんと阿部ちゃんの軽妙なやり取り、そして堤幸彦氏がやりたい小ネタを織り交ぜることにある。シリーズファンをがっかりさせることはない。

テレビ版では演出だけを担当することもあったが、劇場版の監督は堤幸彦氏。ストーリーは先に書いた1行ですべてを表せる。インチキ霊媒師のトリックをドントコイ上田教授とマジシャン山田のコンビが暴く。そこに小ネタが満載される。
高校生ぐらいのころから思っていたのだけど「微妙に有名な過去の人」の名前を突然言われると、なぜか笑いにつながる。コロッケが物まねを始めたころの美川憲一とかちあきなおみとかがそうだった。似てる似てないの前に「ちあきなおみ」と言われるだけで、もう笑い始めているのだ。堤幸彦監督はこの笑いの質を知っていて、出演者及び写真だけの出演者の顔を出すだけで笑わせてくれる。絶妙な選択がすばらしい。これが、あまりに過去の人だと笑えないし、消えまいともがいている芸能人だと痛い。
さらに、映画のパロディが随所に出て来る。「トリックを劇場で観るぐらいの人なら、きっとその他の映画も観てんじゃないの?」という計算があるのだろう。仲間由紀恵ちゃんがまさか、アレを思わせるしぐさをするとは…。和製「HOT SHOT」としてもなかなか笑えるので、トリックシリーズを知らない人が観ても面白いだろう。
★★★★☆星4つ弱。観る前に膨らんでいた期待を裏切らない面白さだった。星を5つにしなかったのは「そうは言ってもトリックだし」。感動や驚きはないもんね。堤監督は本当は、コメディタッチ以外の映画の方が好きなのかもしれないけど、興行収入が確実に見込める作品を作り続ける必要はあるだろう。そういや「明日の記憶」の上映終了が近づいているや。急がねば。

goodkage3 at 23:18│Comments(0)TrackBack(0)星4 

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