2007年06月14日

Watch with me〜卒業写真〜(2007年公開中、T・JOY)

Watch with me 卒業写真ハイファイ・セット(ユーミン)の歌をバックに、北部九州の方言が飛び交う。予告編を見たとき、胸のきゅーんってなったもんね。映画の内容はよく知らなかったけど、「卒業写真」と「聞き慣れた方言」の2つの要素があるだけで、もう劇場に行くしかなかとです。

がんを患い、余命半年と宣告された報道カメラマンの上野和馬。最期のときを故郷で暮らそうと、同級生がいるホスピスに転院する。看病をする妻・由紀子は、同級生たちの昔話を聞き、夫の心の中にいる「少女」の存在を知るのだった。
物語は佐賀空港に降り立つところから始まる。仲間とともに、懐かしの場所を撮影して回りながら、和馬は少しずつ記憶をたどり、心の中にいる少女とのことを思い出していく。
詳しい話は何もせず、ただ思い出探しをする和馬に付き合う由紀子。気の毒というか、よくできた奥さんだというか。由紀子役の羽田美智子は割と好きな女優さんなので「和馬〜、もっと奥さんを大事にしてやれよ」などと思ってしまう。あ、そうか、他人のことはほっといて、私も自宅にいる由紀子さんを大事にしなきゃ。
話を映画に戻して、と。
心の中の少女との思い出は、かなりコアな付き合いの中の出来事だった。それだけ親密な関係になっていながら、きれいさっぱり忘れてしまうということがあるものだろうか。少女の姿が夢に出てきたらすぐ、昔の思い出がよみがえってきそうなものだけど。私は最近の出来事はすぐ忘れるくせに、昔の思い出だけは細部まできっちり覚えているもんで、感情移入が難しかったかも。
★★★☆☆星3つ半。思いっきり泣くことを覚悟して劇場に入った。けど、泣くまでには至らず。「家族を大切にしなきゃ」という気持ちになるので、夫婦で一緒にどうぞ。


goodkage3 at 23:43│Comments(2)TrackBack(0)星3 

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この記事へのコメント

1. Posted by たっちゃんの妻   2007年06月16日 21:55
私が、この映画を3回観て思ったのは、「中学時代の彼女のことを忘れていたのは、あまりにも辛すぎる別れがあったから、無意識の内に封印していたのかな〜」って理解しました。

そして、死を前にして初めて、精算すべき過去というか、封印していた思い出を思い出す必要があったのかな〜って。

だから、私も、何か思い残すことが無いように、毎日毎日を大切にしたいな〜とか、けんか別れしている人がいないかな〜とか、思うようになりました。
2. Posted by かげさん   2007年06月16日 23:03
たっちゃんの妻さん、初めまして。
辛すぎる別れのせいで、記憶を封印していたのかもしれませんね。なぜ、自分の自転車で駅まで送る前に「行くなよ」と言わず、物が分かったように振る舞ってしまったのだろう。自分のせいで行方知れずになるなんて…と後悔に後悔し、自分の記憶の中で「死んだ」ことにするほど、思い詰めたのでしょうか。
死ぬ前の自分探しというより、残された最愛の人に、自分のことをもっともっと伝えておきたいという気持ちがあったように思います。
私も、イライラばかりせず、家族を大切にしなくては。そう思わせられました。

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