おいしい紅茶 癒し健康

おいしい紅茶を追求しつづけるブログです。紅茶の種類による違いからブランド紅茶、茶器、お菓子など素敵なTea Timeにより癒しと健康を提案。
おいしい紅茶の種類
●ダージリン
1 ダージリン(Darjeeling)とは?
2 ダージリンの香りとコク
3 ダージリンの歴史
4 ダージリンの旬
  4-1 ファーストラッシュ

  4-2 セカンドフラッシュ
  4-3 オータムナル
5 ダージリンの茶園
  ジュバンナ(ジャンパナ)キャッスルトン

●アッサム
1 アッサム(Assam)とは?
2 アッサムはミルクティーに最適
3 アッサムの歴史
●ニルギリ
1 ニルギリとは?
2 ニルギリは利用方法が幅広い
3 ニルギリの歴史
●ウバ
1 ウバとは?
2 ウバは強い渋みと水色の濃さ
3 ウバの歴史
●ヌワラエリヤ
1 ヌワラエリヤとは?
2 ヌワラエリヤは渋み香りの強い
3 ヌワラエリヤの歴史
●アールグレイ
1 アールグレイとは?
2 アンティークな紅茶アールグレイ
3 アールグレイの歴史 /A>
●キャンディ
1 キャンディとは?
2 キャンディはアイスティーに最適
3 キャンディの歴史
●ティンブラ
1 ティンブラとは?
2 ティンブラを楽しむ
3 ティンブラの歴史
●キーマン
1 キーマン(祁門、キームン)とは?
2 世界三大銘茶の一つ キーマン
3 キーマンの歴史
●ルフナ
1 ルフナとは?
2 ルフナの歴史
●ジャワ
1 ジャワとは?
2 ジャワの魅力
●ラプサンスーチョン
1 ラプサンスーチョンとは?
2 ラプサンスーチョンの味わい
3 ラプサンスーチョンの歴史
●ケニア
1 ケニアとは?
2 ケニアの生産
3 ケニアの歴史
ブランド紅茶の種類
おいしい紅茶のブランド
アシュビーズ(ashbys)
アーマッド(AHMAD)
ウィッタード
ウィリアムソン&マゴー(Williamson&Magor)
ウエッジウッド
ヴェリテ(Verite)
エディアール
カレルチャペック
ガーデンミニチェス
サー・トーマス・リプトン
サンチャ
シェ・モアchez moi(パラダイスティー)
ジャンナッツ(Janat)
スタッセン(STASSEN)
セントジェームス(St James's)
チアフルベアー
チップトップ
       ⇒チップトリー(TIPTREE)
テイラーズ オブ ハロゲイト
ティーヴェロップ
ティーファンタジー
ドゥルーリー(DRURY)
トラベラーズティ
トワイニング
ハロッズ
パートリッジ(Partridges)
ビューリーズ
ファイネスト
フォション
フォートナム&メイソン
フレーザー紅茶
ブローディーズ(Brodies)
ベッジュマン&バートン(Betjeman&Barton)
ホワイトノーブル
マリアージュ フレール
リパブリックオブティー トラベラーズティン
ル・コルドン・ブルー
Harney&Sons
東インド会社
北欧紅茶 クラシック缶
武内祐人 Yoshihito Takeuchi

忙しい現在社会を毎日生きていく上では、ストレスと背中合わせな生活となってしまいがちです。忙しいときこそ自分に合ったおいしい紅茶でリラックスしてみてはいかがでしょうか。ストレスを根本的にためない生活をLife 〜楽しい毎日を考える〜にて紹介しておりますので、ストレスに悩んでいる方はこちらにもお立ち寄りください。
おいしい紅茶ができるまで?
●紅茶ってなに?
1.そもそも紅茶とは?
2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定
4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉
4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)
5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)
おいしい紅茶の淹れ方
1.ゴールデンルール(21世紀版)
2.ブラックティーを淹れる
3.ミルクティーを淹れる
 ⇒ミルクティーに適した牛乳とは?
4.アイスティーを淹れる
 ⇒クリームダウンを防ぐ
5.インド風チャイを淹れる
5.ティーバッグでおいしく淹れる
6.ハーブティーを淹れる
7.ジャンピング運動
8.適切な蒸らし時間
おいしい紅茶の楽しみ方
1.アレンジティーの楽しみ方
2.フレーバーティーの楽しみ方
3.ブレンドティーの楽しみ方
3.ホットウォータージャグ
4.テイスティング
5.ジンジャーティーでポカポカに
6.ティータイムをより楽しむために
フルーツ紅茶の癒しと健康
パイナップルティー
バナナティー
グレープフルーツティー
マスカットティー
キウイフルーツティー
オレンジティー
ストロベリーティー
ピーチティー
おいしい水
水の選定
汲み置きの水
市販のミネラルウォーター水
沸かしすぎの水
水の硬度
世界のおいしい紅茶生活
1.イギリスの紅茶生活
2.インドの紅茶生活
3.スリランカの紅茶生活
4.ロシアの紅茶生活
 ⇒ロシアンティー
5.フランスの紅茶生活
6.中国・台湾の紅茶生活
 ⇒中国で親しまれる茶
7.ジャワとマレー半島の紅茶生活
8.ケニアの紅茶生活
おいしい紅茶の癒しと健康効果
1.タンニン(茶カテキン)効果
2.カフェインの体への影響って?
 ⇒カフェインの疑問?
3.ポリフェノールの健康効果
4.紅茶の健康効果
5.紅茶の成分
ハーブティーの健康効果
茶器と茶道具について
1.ポットの選び方
1.紅茶の発展と茶器の歴史
2.ティーカップとっての歴史
3.華麗なる変貌
4.自由でモダンなティーテーブル
5.ノリタケの歴史
6.ミントンの茶器
7.中国磁器と伊万里焼
8.ヨーロッパ初の磁器って?
9.磁器の種類って?
 ⇒紅茶に適した磁器とは
10.銀器を広めた紅茶
11.歴史が作り上げた様式美
おいしい紅茶に合うお菓子
1.お菓子の選び方
2.イギリス伝統お菓子
 ⇒イギリス伝統お菓子の作り方
3.紅茶とお菓子の相性って?



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


2010年10月16日

●紅茶をおいしいく入れる水とは?

〇おいしい紅茶の入れ方

 ●紅茶をおいしいく入れる水とは?
   1)水の硬度 〜紅茶に適した軟水と不向きな硬水〜
 軟水か硬水かを決めるのは、水に溶けている酸化カルシウムの量です。酸化カルシウム量が多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。この水の質を表す単位を「硬度」といい、100ccの水に酸化カルシウムが1mg溶け込んでいる状態を硬度1度とあらわします。
 硬水に多く含まれる酸化カルシウムは、紅茶のおいしさのもととなるタンニンが溶けるのを防げ、本来の香りや水色が浸出しないようにしてしまうのです。日本の水は酸化カルシウムの少ない軟水ですので、香気の高い茶葉を十分に味わうことが可能となるのです。
   2)市販ミネラルウォーターの水
 市販ミネラルウォーターの水  ペットボトルに入ったミネラルウォーターにも、汲み置きの水とまったく同じことがいえます。ミネラルウォーターにはやはり空気が含まれていないため、紅茶には適していません。また、本来のミネラルウォーターは、マグネシウムやカルシウムんど多くのミネラルを含む硬水であり、紅茶には硬水は不向きなのです。
    3)汲み置きの水 汲み置きの水
 紅茶に適した水とは、無臭で空気(酸素)をたくさん含んだ水です。ですから、水道水のカルキ臭をとるためにも、汲み置きして使うことを考えてしまいがちですが、実は汲み置きの水には紅茶をおいしくするために大切な酸素が欠けているのです。
   4)水の選定〜おいしい紅茶を入れるためには〜
 古来、中国ではお茶に適した良質の泉水を求めてはるか遠方まで出かけたといわれています。確かにマズイ水を使っておいしい紅茶が入れられるわけはないのですが、いったい紅茶に適した水とはどんな水なのでしょうか。

おいしい入れ方 茶葉の量

〇おいしい紅茶の入れ方

 ●おいしい入れ方 茶葉の量
 〜ほんのちょっとした気遣いで味が変わる〜

◆茶葉の量はさじ加減
  独自のおいしさを追求
 一人分の紅茶はティーカップ2杯半分〔149cc(一杯分)×2.5配分=350cc〕です。
なぜ一人分がティーカップ2.5杯分なのか。2人用の小さいポットでもお湯がこのくらいないとおいしくれられないこと、ティーフードと紅茶を楽しむ場合、2〜3杯は必要であることが挙げれます。
 
 茶葉の量はティースプーンで山盛り一杯分、あるいは2杯分くらいまでで十分です。イギリスではよく〔人数分+1杯〕といわれていますが、日本は軟水なためにやや多すぎるため、少なめにしたほうがおいしく味わえます。
 
 上記の方法はあくまで一般的な入れ方で、個人それぞれが自分にあった茶葉量を調節しながら紅茶を楽しむことがもっとも重要となります。

2010年05月16日

ブランド紅茶【チップトップ】 

ブランド紅茶【チップトップ】 

チップトップ アールグレイティー
Simple,Natural,Lovely
厳選された茶葉と、おいしい紅茶の入れ方の説明書付き。
アールグレイ:ベルガモットという柑橘系果物の香りで着香しています。
フレーバーティーとして認知度No.1の紅茶です。
ミルクティーにしても個性的な味わいが楽しめます。



チップトップ アールグレイオレンジティー
アールグレイオレンジ:人気のアールグレイにオレンジの香りをプラス。
一層さわやかでフルーティーな風味は陶和自慢の
フレーバーです。



チップトップ ストロベリーティー
ストロベリー:女性の好きな甘いストロベリー風味が魅力。
ミルクティーにもおすすめです。



チップトップ ダージリンティー
ダージリン:特有のスモーキーで爽やかな香り。
後味はすっきりとしていて程よい渋みが残ります。まずはストレートで奥深いかおりをお楽しみ下さい。





2009年01月07日

おいしい入れ方 茶葉の量

おいしい紅茶 癒しと健康
【おいしい紅茶の入れ方】
 ●おいしい入れ方 茶葉の量
 〜ほんのちょっとした気遣いで味が変わる〜

◆茶葉の量はさじ加減
  独自のおいしさを追求
 一人分の紅茶はティーカップ2杯半分〔149cc(一杯分)×2.5配分=350cc〕です。
なぜ一人分がティーカップ2.5杯分なのか。2人用の小さいポットでもお湯がこのくらいないとおいしくれられないこと、ティーフードと紅茶を楽しむ場合、2〜3杯は必要であることが挙げれます。
 
 茶葉の量はティースプーンで山盛り一杯分、あるいは2杯分くらいまでで十分です。イギリスではよく〔人数分+1杯〕といわれていますが、日本は軟水なためにやや多すぎるため、少なめにしたほうがおいしく味わえます。
 
 上記の方法はあくまで一般的な入れ方で、個人それぞれが自分にあった茶葉量を調節しながら紅茶を楽しむことがもっとも重要となります。

アイスティー のおいしい入れ方 4)熱湯+水出しの入れ方

おいしい紅茶 癒しと健康
【おいしい紅茶の入れ方】
●アイスティー のおいしい入れ方
 4)熱湯+水出しの入れ方

◇おいしいアイスティーの入れ方 〜熱湯+水出しの入れ方〜

◆熱湯+水出しの入れ方
 香りの華やかな紅茶をおいしくいれる方法として、この方法も有効的となります。ホットで飲むときの1.5倍ほどの量の茶葉が、ひたひたになるくらい熱湯を注ぎ、5分程度蒸らします。この後、よく冷やしたミネラルウォーターを作りたい量まで注ぎます。
 ポイントは、後から注ぐミネラルウォーターをよく冷やしておくことです。また、熱湯に対して水の量を5倍以上にすることが必要となります。
 クリームダウンを起こさないように、熱湯を濃く抽出された紅茶を一気に冷やすことが重要となります。

goodtea1 at 09:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

アイスティー のおいしい入れ方 3)水だし紅茶の入れ方

おいしい紅茶 癒しと健康
【おいしい紅茶の入れ方】
●アイスティー のおいしい入れ方
 3)水だし紅茶の入れ方

◇おいしいアイスティーの入れ方 〜水だし紅茶の入れ方〜

◆水だし紅茶の入れ方
 紅茶は、〔水出し〕でもおいしくいただくことができます。入れ方は、ミネラルウォーターに直接茶葉を入れて、冷蔵庫で一晩置くだけです。
 ただし、この方法はフルリーフの高品質のお茶に適しています。市販されているティーバック用の袋に茶葉を入れて水に浸しておけば便利です。
 少々クリームダウンを起こす場合もありますが、繊細な風味のダージリンやセイロンのハイグロウンティー、ジャワティー、中国紅茶などは、本来のやさしい風味を楽しむことができる方法です。

goodtea1 at 09:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

アイスティー のおいしい入れ方 2)美しい水色を残す

おいしい紅茶 癒しと健康
【おいしい紅茶の入れ方】
●アイスティー のおいしい入れ方
 2) 美しい水色を残す

◇おいしいアイスティーの入れ方 〜美しい水色を残す〜

|稷佞鬚佞弔Δ旅斑磴茲蠻擦ぬ椶縫謄ーポットへ入れる。
〔茶葉の量を通常の1.5倍にするか、同じ茶葉の量で 抽出時間を倍の長さにしポットへお湯を入れます。ブラックティーを入れるとき同様に勢いよくお湯をポットにいれ、ジャンピングを引き出しましょう。この際、温度が下がらないように注意。〕

抽出した紅茶を、ティーストレーナーで漉しながらピッチャーに移し、粗熱をとる。
〔ここで温度が下がらないように素早く行います。口の広い容器に移し替えます。長い時間蒸らした後なので、茶葉から渋みが出ないように素早く作業しながらもお湯はゆっくりと注ぎましょう。〕

4鼎澆里△襯▲ぅ好謄ーを作るときには、ここで砂糖を加えると、クリームダウンを防ぐ効果があります。砂糖のかわりにシロップでも問題ありません。

ち毒のとれた紅茶を、氷をたくさん入れた(容器の8割程度)別のピッチャーに一気に空け、温度を急激に下げます。さらにこの容器からすぐに別容器に移します。

キい陵憧錣ら、氷と分けてお茶だけを第二のピッチャー(保存容器)に移し、アイスティーの原液とします。このときピッチャー(保存容器)を冷やしておくとより効果的です。

ι垢鯑れたグラスにイ慮怯佞鮹蹐い能侏莨紊り。作りたてがおいしいですが、冷蔵庫で保管し、必要なときにサービスすることも可能です。

2009年01月06日

紅茶ができるまで

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】

4-1.一芯二葉 一芯三葉
 紅茶の茶葉の摘み方には「一芯二葉」や「一芯三葉」があります。お茶の葉は、芽が開いて葉となり成長し、枝先に位置するほど葉は新しくなり、先端の葉はまだ開いていない芯芽となっています。
 茎のいちばん先端にある芽の部分とすぐ下にある2枚の若葉を摘み取る方法を「一芯二葉」(いっしんによう、別名:フレッシュリーフ)といいます。
 一方、芯とその下の3枚の葉を摘み取る方法を「一芯三葉」(いっしんさんよう、別名:マザーリーフ)といいます。

  4-2.オーソドックス製法
 紅茶の製造方法は工程の違いによって、オーソドックス(伝統的製法)製法、とアンオーソドックス製法(大量生産法)に分けられます。
 オーソドックス製法はその言葉通り昔からの方法で作る製法のことをいいます。
 この製法で作られた紅茶の茶殻に茶の葉の形が残っています。⇒『萎凋→揉捻→玉解き→発酵→乾燥→篩い分け』

  4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)
 CTC製法の名称は、押しつぶす(Crush)、引き裂く(Tear)、丸める(Curl) の3工程それぞれの頭文字からその名前がきており、この工程をCTC機と呼ばれる加工機で行います。
 CTC製法はインドのアッサム、ドアーズの両地区で急速に普及した製茶方法で、CTCローラーは1930年代にW・マック・カーチャーが考案した特殊設計の揉捻機で茶葉はつぶされ、引き裂かれ、丸められ、抽出効率の高い紅茶が出来上がります。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?           2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定         4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉           4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

紅茶ってなに?

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ってなに?

 1.そもそも紅茶とは?
 日本語で『紅茶』と呼ぶお茶を、英語では『Black Tea』と呼びます。日本語の『紅茶』という名は、世界のお茶のルーツである中国からきたものです。イギリス人の嗜好に合わせて産地でさらに酸化発酵を進めていくうちに、完全発酵の黒褐色の紅茶(Black Tea)が生まれたのです。
 中国ではお茶を発酵度の違いと、茶葉や茶液の色で分類されます。紅茶は全発酵されたお茶で茶葉と茶液が紅くなったお茶ということなのです。

 2.紅茶が作られる茶の木
 福建省武威山の山岳地と中国東南部の産地である雲南省周辺が、茶の木の産地だといわれています。植物学上ツバキ科ツバキ属に属する永年性の常緑の灌木で、学名ではカメリアシネンシス(Camellia Sinensis (L) O. Kuntze)と呼ばれている植物から茶は生まれます。
 茶木は平地だけでなく、標高2000メートルの高地でも栽培ができ、インドやスリランカなど温暖で雨の多い地域を中心に栽培されます。
 茶の木は大きく2種類にわけられます。紅茶向きのインド茶(アッサム種)と緑茶向きの中国茶です。

 3.発酵の違いで種類決定
 発酵の違いによって緑茶、烏龍茶、紅茶の特徴が出てきます。
 生葉を完全に発酵させた茶葉(完全発酵茶)が紅茶にあたり、一定の時間だけ発酵させた中間的な茶葉(半発酵茶)が烏龍茶や鉄観音に、発酵しないように蒸したり、炒ったりする茶葉(不完全発酵茶)が日本茶や清茶になります。製茶の製法の違いによるお茶の分類 生葉は、発酵をコントロールすることによって、多くの種類が出来ます。
 時間をかけてじっくり発酵することで、紅茶特有のフルーティーでフラワリーな香りが作り出されるのです。


茶葉の形状・グレード

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
茶葉の形状・グレード

フルリーフ
 「芽や葉をカットせず、形状を生かして仕上げたもの」
 ・フラワリー・オレンジペコ(FOP):10ミリ以上の芯芽。花のような甘い香り。
 ・オレンジペコ(OP):芽を多く含む。マイルドな渋味のダージリンはこのタイプが多い。
 ・ペコ(P):芯芽、OPを含め一芯二葉で摘んだ葉の紅茶は高級品とされる。
グロークン
 「おもにオレンジペコの芽や葉を2?3ミリにカットしたもの」
 ・ブロークン・オレンジペコ(BOP)
  カットすると渋味が深くなるが、水色は薄くなるものもある。
ファニングス
 「ブロークン・オレンジペコ・ファニングス(BOPF)」
 BOPより小さく1ミリ程度になっている。BOPFはミルクティー向き。
ダスト
 「もちろんゴミではなく、ふるいにかけたときの粉状の葉」
 水色が濃く、味も強い。ティーバックに用いることが多い。
番外(シーティーシー)
 「小さく切った葉茶を丸めて顆粒状に仕上げる製法」
 CTC.とはCut(切る)、 Tear(裂く)、 Curl(丸める)の略。
 ケニアやアッサムなどに用いられることが多い。

おいしい紅茶の入れ方

おいしい紅茶 癒しと健康
【おいしい紅茶の入れ方】
 
ゴールデンルール(21世紀版)
 古くから言い習わされてきたゴールデンルールを科学的に検証したものが、2003年の王立科学協会のレポート。その10項目を見てみよう。
2.ブラックティーを淹れる
 ブラックティーのおいしい入れ方をマスターしましょう。茶葉の種類や形状によって蒸らし時間を変える必要がありますが、基本原則はすべてのお茶に共通していて、「ゴールデンルール」にのっとていれること。つまり、香りや風味を十分に引き出す「ジャンピング」が起こりやすい環境を作ることです。お湯は汲みたての水を沸かし、泡が大きくなったタイミングで。ポットは保温性が高く、丸い形のものをよく温めて使用しましょう。
3.ミルクティーを淹れる
 英国では、「お茶」といえばミルクティーが一般的。ミルクティーの風味と、スコーンやビスケットなどの香ばしさが、口の中で混ざり合うのを、「おいしい」と感じるのだそうです。ふつうの人でも一日に5杯は飲むというだけあって、入れ方についてもカップにミルクを先に注ぐのか、お茶が先か、ミルクは温めるのか、冷たいままなのかなどの論議があります。ここでは「ミルク ビフォアティー」をマスターしてみましょう。
ミルクティーに適した牛乳とは?
4.アイスティーを淹れる
 茶本来の美しい色、香り、風味を冷たく楽しむアイスティーは人気の飲み物ですが、おいしく美しくいれるコツは意外と知られていません。
赤く透き通る美しいアイスティーを入れる方法を紹介させていただきます。
夏の暑い日に冷たく冷えたアイスティーで、気分をリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか。
  1)クリームダウンを防ぐ
 紅茶をゆっくりと冷やすと、クリームダウンと呼ばれる濁りが発生してしまいます。これは、茶葉に含まれるタンニンとカフェインが、冷やされて凝固することで白く濁る現象のことです。特に味に影響するものではありませんが、香りが失われ、アイスティーらしい透明感もでなくなってしまいます。
  3)水だし紅茶の入れ方
 紅茶は、〔水出し〕でもおいしくいただくことができます。入れ方は、ミネラルウォーターに直接茶葉を入れて、冷蔵庫で一晩置くだけです。
 ただし、この方法はフルリーフの高品質のお茶に適しています。市販されているティーバック用の袋に茶葉を入れて水に浸しておけば便利です。
  インド風チャイを淹れる
 「チャイ」とはヒンディー語でお茶のこと。インド一番で日常よく飲まれる濃厚なミルクティーを指します。英国風のものとは違い、茶葉を水とミルクで煮出し、スパイスを加えるコクのある飲み物です。この煮出し式の飲み方は、日本でも広まって、一部で「ロイヤルミルクティー」と呼ばれるお茶にも応用されています。ポイントは、低温殺菌のミルクを選ぶこと、ミルク投入のタイミングを間違えず、ミルクを沸騰させすぎないことでしょう。
7.ハーブティーを淹れる
 私たちにとって、もっとも馴染み深い紅茶はティーバッグかもしれません。紅茶の伝統を誇る英国でも、ふだんのお茶にはティーバッグが登場することが多いのです。簡単で片付けいらずという便利さから普及したのですが、現在は味の面でも進化をとげています。ほんの少し気をつければ、リーフティーのような風味を味わうことができます。
8.ジャンピング運動
 紅茶の風味をもっともよく引き出すためには、「ジャンピング運動」を起こすことが大切です。ジャンピング運動とは、ポットの中で茶葉が対流運動を行い、上下にゆっくり回転することです。茶葉が開くことで紅茶の成分がしっかり抽出されて、味、香り、水色ともに強い紅茶ができあがります。
 ●ミルクティーに最適な牛乳とは?
 本場イギリスでは、ティーウィズミルクとして、紅茶にミルクをいれることが多い。紅茶とミルクは最高の相性といえます。しかし、日本のスーパーなどで販売している高温殺菌のUHTミルク(Ultra High Temperature)は、後味がすっきりしないことがあります。特に脂肪を多く含むケーキなどと一緒に飲むと、重く感じることがあります。
 日本とは異なる牛乳を使ったイギリスのミルクティーは脂っぽい食事もすっきり流してくれます。ノンホモジナイズドの低温殺菌牛乳を使っているからです。
●ホットウォータージャグってなに?
 紅茶は一杯目に香りを、二杯目に本当の色と味わいを楽しむといわれており、最後の一滴をベストドロップと呼びます。ベストドロップを飲むときに、紅茶が濃くなりすぎた場合には、ホットウォータージャグ(お湯さし)のお湯をいれて、渋みを調整します。緑茶などはポットにお湯をいれて二煎目を楽しみますが、紅茶は繊維質がカップに入り、強い渋みが出てしまうので、ポットにお湯は足さないほうがよいです。
 ●紅茶をおいしいく入れる水とは?
   1)水の硬度 〜紅茶に適した軟水と不向きな硬水〜
 軟水か硬水かを決めるのは、水に溶けている酸化カルシウムの量です。酸化カルシウム量が多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。この水の質を表す単位を「硬度」といい、100ccの水に酸化カルシウムが1mg溶け込んでいる状態を硬度1度とあらわします。
 硬水に多く含まれる酸化カルシウムは、紅茶のおいしさのもととなるタンニンが溶けるのを防げ、本来の香りや水色が浸出しないようにしてしまうのです。日本の水は酸化カルシウムの少ない軟水ですので、香気の高い茶葉を十分に味わうことが可能となるのです。
   2)市販ミネラルウォーターの水
 市販ミネラルウォーターの水  ペットボトルに入ったミネラルウォーターにも、汲み置きの水とまったく同じことがいえます。ミネラルウォーターにはやはり空気が含まれていないため、紅茶には適していません。また、本来のミネラルウォーターは、マグネシウムやカルシウムんど多くのミネラルを含む硬水であり、紅茶には硬水は不向きなのです。
    3)汲み置きの水 汲み置きの水
 紅茶に適した水とは、無臭で空気(酸素)をたくさん含んだ水です。ですから、水道水のカルキ臭をとるためにも、汲み置きして使うことを考えてしまいがちですが、実は汲み置きの水には紅茶をおいしくするために大切な酸素が欠けているのです。
   4)水の選定〜おいしい紅茶を入れるためには〜
 古来、中国ではお茶に適した良質の泉水を求めてはるか遠方まで出かけたといわれています。確かにマズイ水を使っておいしい紅茶が入れられるわけはないのですが、いったい紅茶に適した水とはどんな水なのでしょうか。

ゴールデンルール

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の入れ方】
●ゴールデンルール

 〜香り高く、おいしく紅茶をいれるためには〜

 茶葉のことがわかったら、紅茶をいれてみましょう。
 おいしく紅茶をいれるのには、いくつかのポイントがあり、これをゴールデンルールといいます。イギリスでは古くから、おいしい紅茶を入れるための 5つのゴールデンルール というものがあります。

 最近では、2003年に王立科学協会が完璧ないっぱいの紅茶をいれるにはっという論文を発表しています。英国式の伝統的な紅茶の入れ方

1. Use good quality tea
 良質の茶葉を使いましょう。
2. Warm the tea-pot
 ポットやカップは、茶葉を入れる前に必ず温めておきましょう。フタ付きのポットを使うとよりよいでしょう。
3. Measure your tea
 茶葉の量は正確にしましょう。ティーカップ1杯につきティースプーン1杯(2.5〜3g)です。
⇒おいしい入れ方 茶葉の量


4. Use freshly boiling water
 汲みたて、沸かしたての沸騰したお湯を使いましょう。ポットの沸かし置きのお湯は避けましょう。
くみたての水には、新鮮な空気を含んでおり、風味をだすためのジャンピング運動が起こります。
⇒紅茶をおいしいく入れる水とは?
⇒ジャンピング運動とは?
5. Allow time to brew
 しっかり蒸らしましょう。ポットにフタをして時間をかけてゆっくり蒸らしましょう。 新旧のゴールデンルールがともに目指したところは、ポットの中で茶葉がゆったりと上下運動するジャンピングを起こらせることだといえます。
 ジャンピングにて茶葉がしだいに十分開いていき、紅茶の成分が解き放たれおいしい紅茶が入れられます。ジャンピングを起こりやすくするポイントは酸素と温度。ミネラル分の少ない酸素をたっぷり含んだ水を使うこと。
 ポット内を高温に保つために、保温性の高い素材で、膨らみのある形のポットを用いてポットをよく温め、熱湯でいれることが必須条件です。
⇒ティーバッグのおいしい入れ方

2009年01月05日

おいしい紅茶の種類

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】


●ダージリン
 1 ダージリン(Darjeeling)とは?
  ダージリンは紅茶をあまり知らない人でも聞きなれた言葉だと思います。
 2 ダージリンの香りとコク
  ダージリンの香りはフルーツのマスカットや花のスミレ、スズランに似ています。
 3 ダージリンの歴史
  イギリス人の夢が実現したダージリンの中国種。
 4 ダージリンの旬
  4-1 ファーストラッシュ

  4-2 セカンドフラッシュ
  4-3 オータムナル
  山間に広がる名門茶園はイギリス王室も愛したダージリン味。
 5 ダージリンの茶園
  ジュバンナ(ジャンパナ)キャッスルトン

  日本でも有名な人気茶園 まろやかなダージリン味が楽しめます。

●アッサム
 1 アッサム(Assam)とは?
  アッサムは世界最大の紅茶の産地です。
 2 アッサムはミルクティーに最適
  アッサムはイギリスの硬水で入れると強い渋みがライトになり、飲みやすくなるのです。色はコーヒーなみに黒みを帯びますが、イギリスのティーウィズミルクにするとやわらかなクリームブラウンに変わります。
 3 アッサムの歴史
  悪戦苦闘しているイギリス政府のもとに1本の茶木が送られます。ロバート・ブルースの弟であるC.A.ブルースによって栽培されたアッサム種だったのです。

●ニルギリ
 1 ニルギリとは?
  ニルギリ南インドの丘陵地帯ニルギリで栽培されるお茶
 2 ニルギリは利用方法が幅広い
  ニルギリ茶はその弱い個性を逆に利点として、もっとも利用方法の幅広い茶葉といえるのです。
 3 ニルギリの歴史
  イギリス人の中国種への想いが新たな茶園をつくったのがニルギリなのです。

●ウバ
 1 ウバとは?
  世界三大紅茶にも挙げられているウバティー。
 2 ウバは強い渋みと水色の濃さ
  イギリス人にぴったりの強い渋みと水色の濃さ
 3 ウバの歴史
  世界の紅茶王によって開発された大茶園

●ヌワラエリヤ
 1 ヌワラエリヤとは?
  『グリニッシュ』と呼ばれる草の萌えでるような香りと、花の甘い香りがほのかに混じろう魅惑的な風味です。ブラックティーで、繊細な香りを堪能してみましょう。
 2 ヌワラエリヤは渋み香りの強い
  スリランカのハイ・グロウン 渋みと香りの強いティー
 3 ヌワラエリヤの歴史
  ヌワラエリアは紅茶園の開拓によって生まれ、栄えたイギリス人の町なのです。

●キャンディ
 1 キャンディとは?
 セイロン紅茶の歴史は、古都キャンディから始まりました。
 2 キャンディはアイスティーに最適
  オレンジ系の深い赤色で、輝きがあり、色合いのよさでは世界のトップクラスです。アイスティーに最適です。
 3 キャンディの歴史
  コーヒー農園から茶園へ一人の青年が紅茶を広めました。

●ティンブラ
 1 ティンブラとは?
  ティンブラは穏やかな風味が特徴です。
 2 ティンブラを楽しむ
  オーソドックスなティーで紅茶本来の味を楽しめます。
 3 ティンブラの歴史
  発展中のインドの茶園で育つオールマイティー茶です。

●キーマン
 1 キーマン(祁門、キームン)とは?
  キーマンの特有の甘い香りが印象的
 2 世界三大銘茶の一つ キーマン   世界三大銘茶を誇る茶葉は花に似た甘い香り
 3 キーマンの歴史
  緑茶より歴史が浅いが味わいはどのお茶よりも深い。

●アールグレイ
 1 アールグレイとは?
  アールグレイは東洋をイメージした最古のフレーバーティー
 2 アンティークな紅茶アールグレイ
  フレーバードティーを代表するアンティークな紅茶
 3 アールグレイの歴史 /A>
  龍眼=ベルガモット?!〜中国茶との深いつかがり〜

●ルフナ
 1 ルフナとは?
  スリランカ南部で育ったスモーキーな香りの茶樹
 2 ルフナの歴史
  セイロン島の歴史を物語る平野部の茶園

●ジャワ
 1 ジャワとは?
  ジャワは風味が穏やかなのにフルーティ
 2 ジャワの魅力
  日本でおなじみのティーはすっきりした味わいが魅力。

●ラプサンスーチョン 
 1 ラプサンスーチョンとは?
  ラプサンスーチョンは東洋を感じさせる紅茶
 2 ラプサンスーチョンの味わい
  イギリス人が気取って飲む歴史のある中国紅茶
 3 ラプサンスーチョンの歴史
  龍眼の香りが松の香りにスモーキーな茶の始まり

●ケニア
 1 ケニアとは?
  ケニアは甘みとコクのある味わいの紅茶。
 2 ケニアの生産
  新しく登場した紅茶の産地生産量の多い気体のティー。
 3 ケニアの歴史
  もっとも注目される発展急上昇の新天地。

そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】


1.そもそも紅茶とは?
中国ではお茶を発酵度の違いと、茶葉や茶液の色で分類されます。
 2.紅茶が作られる茶の木
 茶の木は大きく2種類にわけられます。紅茶向きのインド茶(アッサム種)と緑茶向きの中国茶です。
 3.発酵の違いで種類決定
 時間をかけてじっくり発酵することで、紅茶特有のフルーティーでフラワリーな香りが作り出されるのです。
4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
 不発酵茶とは緑,青はウーロン茶、紅茶は酸化酵素をフル稼働させ、完全発酵させた茶色です。
4-1.一芯二葉 一芯三葉
 小さな茶葉は一枚一枚丁寧に茶を摘み取ります。
  4-2.オーソドックス製法
基本的な紅茶の製造方法はオーソドックス製法。
  4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)
CTC茶とは専用の加工機を使った紅茶のことで、抽出も製造もより簡単に世界に広まりました。 CTC製法の茶葉は品質が劣るわけではありません。
紅茶のおいしい季節 旬?
 ファーストラッシュ、セカンドラッシュ、オータムナルなど上質な茶葉を生産する次期が茶葉の種類によって分かれています。
ダージリン派? アッサム派?
 2つともインド産でありながら、「日本茶と紅茶ほどの違いがある」ともいわれるほど、対照的なダージリンとアッサム。2種類を通して違いを見てみよう。
世界三大銘茶(1)
 世界三大銘茶とは、インド産のダージリン、スリランカ産のウバ、中国産のキーマン。いずれも果実やバラ、蘭の花にたとえられる芳香をもつ紅茶のことです。香りはもちろん、水色の美しさ、味わいなどの要素から国際的に高い評価を受けているのです。

2008年11月17日

6.世界三大銘茶

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
● 世界三大銘茶(1)

◇ダージリン:険しい山で生まれる中国種のグリーンな紅茶。
 新緑のような香りにわずかに花の香りが混じり、快い渋味があるのがダージリン紅茶の特徴。3月初旬のファーストフラッシュ(初摘み)は、タンニンの含有量が少なく発酵も弱いため、緑茶にも似た繊細な味わい。5・6月のセカンドフラッシュ(夏摘み)は初夏の日差しを浴びて茶葉が十分に成育するため、味や香りが強く引き締まります。マスカットに似た芳香が印象的です。
⇒もっと詳しく ●ダージリン

◇ウバ:その名を最初に有名にしたのは、『紅茶王』のトーマス・リプトンでした。
 ウバ紅茶の最大の魅力は、バラの花のような甘い香りがすることです。旬である8月ころに収穫された紅茶は、そんな甘い風味が深まり、わずかにメンソール系の風味を感じることができます。イギリス式のミルクティーにもっとも適した紅茶のひとつでもあります。
⇒もっと詳しく●ウバ


◇キーマン:特有の甘い香りが印象的
 特級品は『コンフー紅茶』とよばれるフルリーフタイプのものです。砂蜜や欄の花にたとえられる甘い香りを楽しむために、ご本家中国ではストレートで飲みます。中級品はややスモーキーな香りでコクがあり、ミルクティーにも向きます。
⇒もっと詳しく●キーマン

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?           2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定         4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉           4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

5.紅茶のおいしい季節 旬?

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
5.紅茶のおいしい季節 旬?

 野菜や果物と同じようにお茶にも旬があります。紅茶を生産する上でもっとも上質な茶葉を作ることができる時期のことを「クオリティー・シーズン」と呼んでいます。この時期に作られた香りや味の優れたお茶を「シーズンティー」と呼びます。

 ほとんどの産地で、シーズンティーが作られるのは年に1〜2回ですが、インド紅茶の二大産地ダージリン、アッサムでは年数回のシーズンがあります。

 シーズンに関して特にユニークなのはダージリン。ファーストラッシュ(初摘み)、セカンドフラッシュ(初夏摘み)、サードティー(夏摘み)、オータムナル(秋茶)の4つのシーズンティーがあり、それぞれの風味の特徴が異なります。
4 ダージリンの旬
  4-1 ファーストラッシュ

  4-2 セカンドフラッシュ
  4-3 オータムナル

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?           2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定         4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉           4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ができるまで製法の違い 3 CTC製法(Crush Tear Curl)

 CTC製法の名称は、押しつぶす(Crush)、引き裂く(Tear)、丸める(Curl) の3工程それぞれの頭文字からその名前がきており、この工程をCTC機と呼ばれる加工機で行います。

 CTC製法はインドのアッサム、ドアーズの両地区で急速に普及した製茶方法で、CTCローラーは1930年代にW・マック・カーチャーが考案した特殊設計の揉捻機で茶葉はつぶされ、引き裂かれ、丸められ、抽出効率の高い紅茶が出来上がります。
 まず、毎分700と70回転の2本のローラーの間に茶葉を挟みこんで、ローラーについている突起やナイフで茶葉の細胞組織を切断します。
 そのあと、斜めに切り込みのある溝で形を丸く整えます。
 最後にオーソドックス製法と同じように、発酵、乾燥させれば、CTC特有の1から2〜3ミリの粒状茶葉ができあがります。
 茶葉を引きちぎり、表面積を大きくすることで、茶葉の細胞が均一に潰されて茶葉の汁が葉の外に出てくるため、発酵や乾燥などの作業が他の製法に比べて短時間ですむようになります。

 ティーバッグの普及により、このCTC機が多く導入され大量生産が行われています。蒸らし時間も短時間で済むのでティーバッグに多く使われます。


  戦後に紅茶生産が大規模に広まった産地の歴史が浅いアフリカ諸国では、殆どがCTC製法です。しかしCTC製法が全ての産地に採用されたわけではなく、セイロン、ニルギリ、ダージリンでは殆ど使われていません。これらの地域ではオーソドックス製法を機械化した紅茶生産が続いています。アッサムには一部にCTC製法が導入されています。

 現在、CTC製法はアッサムやケニアなど紅茶を製造する約60%の国々で採用されています。
ほとんどの国で使われている製造法ですが、オーソドックス製法のフルリーフの方が良質だと思われがちですが、茶葉の形で品質は判断できません。CTC茶もティーオークションなどで高値がつけられています。
 CTC製法で作られるのは、一般的に個性が弱い茶葉です。茶葉を細かくすることで、渋みや濃い水色をだすのです。アッサムのように短時間で水色や香りが出る茶葉は、同じ重量でより多くのカップ数が抽出できるため人気となりました。

【CTC(Crush Tear Curl)製法】
1.摘採
2.萎凋
3.揉捻(じゅうねん):Rolling
4.発酵(はっこう):Fermentation
5.乾燥(かんそう):Firing
6.等級分け⇒梱包
 CTCローラーは1930年代にW・マック・カーチャーが考案した特殊設計の揉捻機械であり、この機械を使ってつくる紅茶の製法をいいます。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

2 オーソドックス製法

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ができるまで製法の違い 2 オーソドックス製法

 紅茶の製造方法は工程の違いによって、オーソドックス(伝統的製法)製法、とアンオーソドックス製法(大量生産法)に分けられます。
 アンオーソドックス製法(大量生産法)には、CTC製法、ローターバン製法などがあり、伝統的なオーソドックス製法に比べて、短時間で大量に生産できるのが特徴です。ブロークンタイプの紅茶は主にアンオーソドックス製法で作られます。セミオーソドックス製法は上記二つの製法の中間に位置する製法です。

 オーソドックス製法はその言葉通り昔からの方法で作る製法のことをいいます。
 この製法で作られた紅茶の茶殻に茶の葉の形が残っています。⇒『萎凋→揉捻→玉解き→発酵→乾燥→篩い分け』


  【オーソドックス製法】
・摘採(てきさい)・・・一芯二葉で茶葉を摘みます。
・萎凋(いちょう)・・・幅3メートル×長さ30メートルの金網の上に、約30センチの厚さにひろげられた茶葉は、温風を下に通して10から15時間放置されます。
 生葉に含まれている水分の約半分を平均的に取り除く作業で、茶葉に含まれている水分を40から50%の水分を飛ばして萎れた状態にします。
・揉捻(じゅうねん)・・・葉の水分が約半分になったら、ローリングマシーンにかけて葉汁を出します。
 これは手のひらに葉を乗せて両手でこするような作業で、揉捻(じゅうねん)といわれています。
葉の中の酸化酵素を含んだ成分を絞り出し、空気に触れさせて酸化発酵を促します。
 揉捻機で、茶葉を揉んで酸化発酵を早めます。
・玉解(たまどき)・・・茶葉をねじ切るローターバンにかけ細かくし、発酵しやすい状態にします。固まった茶葉をほぐしてふるいにかけます。
・発酵・・・自然発酵はタイル張りの床や発酵棚に茶葉を並べて放置するだけです。反対に強制発酵は専門の部屋で人口的に熱や水分を加え、発酵させることです。
 茶は酒類のように酵母などの添加物を加えず、茶葉から出た葉汁が酸素に触れることで、酸化発酵します。
湿度90%と湿度が高い部屋で揉捻した茶葉を完全に酸化発酵させます。
・乾燥・・・発酵終了したときは、茶葉の水分が約60%ありますので酸化酵素の活性を止めるために、100度前後の高温熱風を茶葉に与えて、発酵を止めます。
これにより、茶葉は黒みを帯びて荒茶ができます。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

色で知るお茶の違い 発酵工程の違い

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●色で知るお茶の違い 発酵工程の違い

 茶葉は、摘んだ後そのままに置いておくと、葉の中にもつ酵素の働きで酸化(発酵)してしまいます。
 紅茶の一般的な製造工程は下記のようになります。
 青茶の製造工程との違いは、青茶にある殺青がなく、青茶にない発酵の工程が加えられています。
 殺青は萎凋の段階から徐々に始まる茶葉の自然発酵を、熱処理によって止める工程ですが、これが紅茶にはありませんが、紅茶にはわざわざ発酵工程が設けられています。
 これが青茶の半発酵と紅茶の発酵の大きな違いですし、紅茶が青茶から分化したものとされる処です。
『殺青→初捻→渥堆→復揉』

 酸化の働きを生かしたものを発酵茶、止めたものを不発酵茶と呼びます。不発酵茶とは緑茶のことです。
 採摘したあと早々に加熱乾燥し、酸化酵素の活性を熱で止めて発酵させないようにしたものです。緑茶は発酵させないため、タンニン(カテキン)の酸化や色素成分の生成が行われないため、水色は緑色をしています。また、タンニンの酸化による苦味が少ないのも特徴です。


 酸化酵素を一定レベルまで働かせて止めるのが半発酵茶で、茶葉がわずかに青みがかることから青茶と分類されますが、
一般てきにはウーロン茶とも総称されるものです。
 烏龍茶は発酵が3分の1程度進んだところで加熱乾燥して発酵を止めてしまうため、紅茶に比べてオレンジ色の色素成分"テアフラビン"が少なくなり、水色が茶褐色となります。台湾のシャンピン烏龍茶については7割程度まで発酵を進めますが、他の多くの半発酵茶、武威岩茶や包種茶は3割程度で発酵を止めます。
  これらに対して、紅茶は、酸化酵素をフル稼働させ、完全発酵させたお茶なのです。
 茶葉の加熱乾燥を遅らせて自然発酵を進めたもので、紅茶がこれにあたります。葉の表皮細胞に含まれる酵素の酸化活性を利用してタンニン(カテキン)などの成分を発酵させます。
 したがって、微生物などによる動物性発酵ではありません。茶の発酵は主としてタンニンの酸化によるもので、タンニンは酸化酵素ポリフェノールオキシダーゼの作用を受けて酸化します。その際、タンニンの酸化で大量のキノンという成分が生成され、キノンと茶に蓄積されている高濃度のアミノ酸が反応し、縮合・分解して各種のアルデヒドを生成します。
 また、同時に鮮やかなオレンジ色をした色素成分テアフラビン、紅色をした色素成分テアルビジンが多く生成され、さらにタンニンの酸化が進んだ赤褐色の成分も生成されます。これらが紅茶の水色が紅色になる原因です。また、これらの反応の過程で揮発性香気成分も大きく増加し、それらが紅茶の大きな特徴の一つである「香り」を大きく引き出します。
 紅茶が緑茶(不発酵茶)より香りが強いのはこのためです。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

1 一芯二葉 一芯三葉

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ができるまで製法の違い
 1 一芯二葉 一芯三葉

 昔も今も、良質な茶葉の茶摘は手作業で行われています。紅茶製造の機械化が進んでも、伝統的な茶の摘み取り方法は変わりません。
 紅茶の茶葉はひとつひとつ丁寧に、人の手によって摘み取らたものだからこそ繊細な味を生み出すことが可能となるのです。

 紅茶の茶葉の摘み方には「一芯二葉」や「一芯三葉」があります。お茶の葉は、芽が開いて葉となり成長し、枝先に位置するほど葉は新しくなり、先端の葉はまだ開いていない芯芽となっています。

 茎のいちばん先端にある芽の部分とすぐ下にある2枚の若葉を摘み取る方法を「一芯二葉」(いっしんによう、別名:フレッシュリーフ)といいます。
 この一芯二葉の摘み方は大変贅沢で、思想的な紅茶を作り出す摘み方ともいえます。
 現在良質な茶葉をつむ際にはほとんど一芯二葉で茶摘みが行われています。


  新しい芽は下から順に3〜4枚の葉が開き、最後の芽が開いていない状態の時に摘採します。
 芯とその下の2枚の葉のみを摘み取る「一芯二葉」に対し、芯とその下の3枚の葉を摘み取る方法を「一芯三葉」(いっしんさんよう、別名:マザーリーフ)といいます。
 一芯三葉は、2葉目と3葉目の間の柔らかい茎も加わるので、収穫量は一芯二葉の倍になります。現在流通している量産用の茶葉のほとんどは、一芯三葉です。

 紅茶作りには二葉よりも下の三葉、四葉も十分に適していますが、葉が下に行くほど、葉は肉厚になり紅茶特有の繊細な味を出すことが難しくなっていきます。
 葉をいっぱい摘めば摘むほど収穫量は飛躍的に向上しますが、味の繊細さをだすことが難しくなっていきます。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

goodtea1 at 11:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

3 発酵の違いで種類決定

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ってなに?(1)(2)(3)
 3 発酵の違いで種類決定
 
 紅茶の茶葉は原型が残っておらず、ねじれるようにしおれて茶色に変形しています。
 これは酸化発酵によるもので、発酵が進むと、茶葉は緑からこげ茶、黒褐色へ変化していきます。
 発酵の違いによって緑茶、烏龍茶、紅茶の特徴が出てきます。
 生葉を完全に発酵させた茶葉(完全発酵茶)が紅茶にあたり、一定の時間だけ発酵させた中間的な茶葉(半発酵茶)が烏龍茶や鉄観音に、発酵しないように蒸したり、炒ったりする茶葉(不完全発酵茶)が日本茶や清茶になります。
 時間をかけてじっくり発酵することで、紅茶特有のフルーティーでフラワリーな香りが作り出されるのです。
 発酵させる際の主な酸化酵素は、ポリフェノール オキシダーゼといわれています。


 製茶の製法の違いによるお茶の分類 生葉は、発酵をコントロールすることによって、下記のように多くの種類が出来ます。
 大きくは、酸化を止める不発酵茶、酸化を促進する発酵茶があり紅茶は酵素発酵茶にあたります。

A不発酵茶
 A-1不発酵茶
 A-1-1中国式【釜炒り製】:龍井、清茶、嬉野、青柳
 A-1-2日本式【蒸製】:玉露、煎茶、かぶせ茶、番茶、焙じ茶など

B発酵茶
 B-1菌類発酵茶
 B-1-1乳酸類発酵茶:ミャンマー、タイの食べる茶、碁石茶、阿波番茶
 B-1-2微生物発酵茶【後発酵茶】:プア―ル茶、六保茶、餅茶、団茶など

 B-2酵素発酵茶【酸化発酵茶】
 B-2-1強発酵茶:紅茶(ダージリン、アッサム、セイロン、キーマン、雲南など)

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

2 紅茶が作られる茶の木

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ってなに?(1)(2)(3)
 2 紅茶が作られる茶の木
 
 福建省武威山の山岳地と中国東南部の産地である雲南省周辺が、茶の木の産地だといわれています。
 ここから製法や発酵の異なるたくさんのお茶が生まれました。緑茶、黄茶、紅茶、烏龍茶のような青茶は、同じ茶の木が元となっています。
 いまでも、雲南省南部の標高2600メートルの地には、野生大茶樹と呼ばれる高さ30メートルの自生の茶樹が残っています。
 植物学上ツバキ科ツバキ属に属する永年性の常緑の灌木で、学名ではカメリアシネンシス(Camellia Sinensis (L) O. Kuntze)と呼ばれている植物から茶は生まれます。


 茶木は平地だけでなく、標高2000メートルの高地でも栽培ができ、インドやスリランカなど温暖で雨の多い地域を中心に栽培されます。

 つばき科つばき属の一員でどのお茶も同じ木ですが、大きく分けて紅茶の木は大きく2種類にわけられます。
 中国・ダージリンなど茶葉の小さな中国種(ver.Sinensis)と、他インド・スリランカで栽培されるアッサム種と(ver.Assamica)とがあります。
 熱帯地方の直射日光を浴びて、紅茶の渋み成分であるタンニンが多い、良質な茶葉ができます。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

1 そもそも紅茶とは?

おいしい紅茶 癒しと健康【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
●紅茶ってなに?(1)(2)(3)
 1 そもそも紅茶とは?
 
 日本語で『紅茶』と呼ぶお茶を、英語では『Black Tea』と呼びます。日本語の『紅茶』という名は、世界のお茶のルーツである中国からきたものです。
 お茶の木は植物学上ツバキ科ツバキ属に属する永年性の常緑の灌木で、学名ではカメリアシネンシス(Camellia Sinensis (L) O. Kuntze)と呼ばれています。

 中国ではお茶を発酵度の違いと、茶葉や茶液の色で分類されます。緑茶は発酵させないお茶で生葉の緑色を残したお茶で、葉は酵素を非活性化する為に蒸され粗揉・揉捻・乾燥・選別 されます。紅茶は全発酵されたお茶で茶葉と茶液が紅くなったお茶ということなのです。
 また、紅茶が出来あがるまでの製造は大きく5つの工程(萎凋 揉捻 発酵 乾燥 選別)にわけられます。
〔⇒製法の違い〕
 ちなみに、烏龍茶は半発酵されたお茶のことで日干発酵、室内発酵、釜炒り、乾燥の段階に分けられています。発酵させる際の主な酸化酵素は、ポリフェノール オキシダーゼといわれています。

 紅茶の発祥の地は、この烏龍茶の製造が現在も盛んに行われている中国の福建省で、17世紀半ばに中国からヨーロッパに紹介された茶は当初、釜炒り緑茶と烏龍茶でした。


  お茶の人気が次第に高まり、特にイギリスでは、より水色と味のしっかりした酸化発酵の強いタイプの烏龍茶(福建省産の武夷茶)が好まれるようになりました。
 イギリス人の嗜好に合わせて産地でさらに酸化発酵を進めていくうちに、完全発酵の黒褐色の紅茶(Black Tea)が生まれたのです。
 一方、昔中国からヨーロッパへお茶が運ばれた時、長い航海中の間に船倉で緑茶が自然に発酵して紅茶になったいう一説があります。
 当時運ばれたお茶が緑茶だったのは事実で、緑茶は劣化が早く、空気に触れると瞬く間に変色します。包装技術もない時代、長らく船倉に詰め込まれていた緑茶が、Black(黒)に変色し黒光してたことが考えられ、お茶=黒いものっと名付けられたことが、Black Tea という名の由来ともなりうるためにこのような説が生まれました。
 しかしながら、製造の際の釜炒りや乾燥のときの高熱で茶葉中の酸化酵素は機能を失ってしまうため、輸送中に緑茶が紅茶に変化するとは考えにくいのが事実のようです。
 また、紅茶の語源はその抽出液の水色(すいしょく)から、また、英語のblack teaはその茶葉の色に由来すると言われています。

【そもそも紅茶とは? 紅茶の成り立ち】
1.そもそも紅茶とは?         2.紅茶が作られる茶の木
3.発酵の違いで種類決定        4.色で知るお茶の違い 発酵工程の違い
4-1.一芯二葉 一芯三葉         4-2.オーソドックス製法
4-3.CTC製法(Crush Tear Curl)     5.紅茶のおいしい季節 旬?
6.世界三大銘茶(1)

2008年11月14日

ケニア

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●ケニア(1)(2)(3)

1 ケニアとは?
 ケニアを中心とした東アフリカ諸国で紅茶栽培が始められたのは、20世紀初頭のこと。当時この地域は荒地が多かったのですが、イギリス企業の努力により、良質の紅茶の産地となりました。現在では、インド、スリランカに次ぐ紅茶の産地にまで成長しました。
 日本ではイギリス紅茶と比べるとあまり知られていませんが、実は世界でとても多く飲まれている紅茶の一つです。
 みなさんもケニアティーとして飲んだことがなくても、いろんな紅茶にブレンドされていたり、ティーバックに入っていたりするので、しらない間に飲んでいる人が多いことだと思います。

2 ケニアの生産
  東アフリカのケニアを縦断する大地溝帯があります。グレードリフトバレーと世荒れる大陸にある大きな溝で、地価のプレートが移動したためにできたものです。ケニアの茶葉は、この東と西に点在しています。
 ケニアは全体的に標高が高く、茶園も1500から2700メートルの高地にあります。3から5月までは雨季が続き、6から9月までは乾季になる赤道直下のサバナ気候です。年間を通じて安定した気温なので、茶摘みは一年中でき、茶葉の成長も早くなります。摘み取ってから1から2週間後には、またすぐに茶摘ができるすぐれた生産性を持っています。

3 ケニアの歴史
   ケニアは東アフリカの赤道直下にある共和国で、1903年にインドのアッサム種を導入したことから紅茶の栽培がはじまりました。取り寄せたアッサム)種の種子はケリチョー、ナンディーヒル、ソチックなどの高地で栽培が開始されました。しかし、企業家などによって本格的に栽培と製茶がはじまったのは、1963年にイギリスから独立した後で、大規模化されました。

【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

ラプサンスーチョン

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●ラプサンスーチョン(1)(2)(3)

1 ラプサンスーチョンとは?
  17世紀、イギリスに初めて輸入されたお茶は、中国の福建省武夷山のものでした。歴史を尊重するイギリス人にとってラプサンスーチョン(Lapsang souchong、正山小種)は、そんなお茶の『伝統』と東洋を感じさせる価値の高い存在です。ミルクティーにするとコクが出て、驚くほどまろやかで飲みやすい紅茶になります。
 またヨーロッパでは、別の茶葉にひとつまみいれて、ほのかな風味を楽しむという使い方もされています。

2 ラプサンスーチョンの味わい  福建省の武夷山は、茶の発祥の地です。また、中国ではじめて紅茶が作られた地でもあります。歴史ある武夷山の桐木という村でラプサンスーチョンは誕生しました。
 はじめは、現在のような強いスモーキーフレーバーがなく、桐木では、正山小種という紅茶だけが作られました。正山小種じゃ武夷山に自生する茶樹でつくられた紅茶です。標高1000メートル以上ある桐木では、気温が低いため自然の力で茶葉をしおらせたり、発酵させたりするのは困難です。そこで、松の木を燃やして温度を高くし、熱した空気を茶葉にあてて発酵させてので、正山小種には、葉全体のある龍眼の香りに松の煙の匂いがつきました。しかし、ロンドンで飲まれるようになると、より強い香りと個性が要求され、松の煙で何度も燻煙した現在のラプサンスーチョンがうまれました。

3 ラプサンスーチョンの歴史
 福建省の武夷山に桐木という村があり、武夷岩茶は中国を代表する烏龍茶の種類で、今でも様々な銘茶が生産されています。
 清朝(1850-1864年)時代の中国は争いごとがあ絶えない時代でした。当時は星村鎮は烏龍茶で栄えている町だったため、争いの際に軍が桐木村の星村鎮へと進行した際、茶屋に滞在していました。
 しかし、軍の侵略により村人たちはお茶を放置したまま、山の中などに逃げてしまい、茶葉が放置されました。当時は、自然萎凋→半発酵→揉捻までを農家で行っており、乾燥は村の茶屋で行っていたので、放置された茶葉は湿った状態のままの茶葉が袋に入った状態だったのです。軍が去った後に、村人たちが村に戻ってくると袋の中の茶葉は茶色に変色し、独特の香りを放っていました。
 しかし、当時の乾燥能力はそれほど大きくないので、新しく運ばれてくる茶葉を乾燥するだけで容量がいっぱいとなってしまい、湿った状態で放置された茶葉を乾燥することはありませんでした。

【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

ジャワ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●ジャワ(1)(2)

1 ジャワとは?
 インドネシアの紅茶生産量は世界第4位。インドネシアには、16,000ほどの島々がありますが茶園はおもに産地は火山島でもあるジャワ島西部の山地とスマトラ島北部のメダン高原に点在しています。スマトラの茶作りの歴史は意外に古く、18世紀初頭う、東インド会社が生産を始める前、すでに中国人によって伝えられていました。大規模な茶園が開かれ、アッサム種の茶木が栽培され始めたのは20世紀初頭のこと。これを機に生産量が飛躍的に伸びました。

2 ジャワの魅力
 インドネシアにおける紅茶の歴史は古いです。1690年の植民地時代にオランダ人が中国の苗木を植えたことが始まりです。
 戦前の1872年にはアッサム種をセイロン(現在のスリランカ)から持ち込んで茶園を拡大していきインド、セイロンに次ぐ、世界第三位の紅茶王国でした。第二次世界大戦、オランダとの独立戦争などによって茶産業が荒廃し紅茶の生産力は一時低くなってしまいましたが、いまではスリランカに研修を受けに行くなどして再び回復し、現在インドネシアの紅茶生産量は世界第4位となっています。
 ジャワ島には、標高1500メートル以上の高原や山間に茶園が広がります。西ジャワを中心に国営と私営の茶園が連なっており、スリランカの茶園や環境と比較的よく似ています。茶園はなだらかな地域につくられ、土壌は窒素が多く含まれる火山性のものです。スリランカの地形と地層によく似ており、ジャワ産の紅茶自体もセイロンティーの味わいに近くなっています。
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

ルフナ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●ルフナ(1)(2)

1 ルフナとは?
スリランカにはファイブ・カインズ・ティーと呼ばれる5大紅茶産地があります。ウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、そしてこのルフナです。ルフナとは現地シンハリ語で「南」の意味があり、セイロン島南部に点在する茶園で栽培されています。 
 5大産地の中ではルフナは一番標高が低く、スリランカの南に位置するため、ほかと比べて気温も高めです。この環境が、個性がないといわれるロー・グロウンとは、違った味わいを作り出しました。常に気温が高いため葉の成長がよく、ハイ・グロウンの茶葉より、1.5から2倍くらい大きくなっています。製茶段階で生葉をよじると、小さい茶葉に比べて葉汁がたくさんでるので、自然と発酵が強くなります。仕上がった茶葉はみためがとても黒くなっています。良質な茶葉にはシルバーティップが多く含まれていることもあります。

2 ルフナの歴史
 17世紀の中ごろまで、セイロン島は3人の王様に統括されていました。マーや、ピヒティ、ルフナという3つの国に分かれていたのです。ルフナは島の南部に位置し、山脈が途切れた平野部に位置しています。
 当時、この地はゴールという街から統治をはじめたポルトガル人とオランダ人が支配しており、彼らによるコーヒー園が点在していました。この緑地を茶園にしたものが、現在ルフナ茶園として残っているのです。現在、ルフナという地名は残っていません。サバラグムワ地方と呼ばれているが、その名前は紅茶名として現在も語り継がれています。ルフナの紅茶は時にはウバより高い価格が付きます。
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

3 ケニアの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 3 ケニアの歴史

 ケニアは東アフリカの赤道直下にある共和国で、1903年にインドのアッサム種を導入したことから紅茶の栽培がはじまりました。取り寄せたアッサム)種の種子はケリチョー、ナンディーヒル、ソチックなどの高地で栽培が開始されました。しかし、企業家などによって本格的に栽培と製茶がはじまったのは、1963年にイギリスから独立した後で、大規模化されました。


 いまの栽培地は、首都のナイロビにあるグレートリフトバレーの西地区と東地区のケニア山岳地で、この2つの地区に集約されています。茶園面積は約11万ヘクタールで、茶葉が1年中育つ理想的な気候と、豊かな労働力によって生産量は年々伸び続けています。1998年にはインド、スリランカに次ぐ、26万トン台に達しましたが、その後はやや減少し、2000年は20万トンになっていました。しかし、この量はスリランカ、インドに次いで3位となっていま。

●ケニア
1 ケニアとは?
2 ケニアの生産
3 ケニアの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

2 ケニアの生産

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 ケニアの生産

 東アフリカのケニアを縦断する大地溝帯があります。グレードリフトバレーと世荒れる大陸にある大きな溝で、地価のプレートが移動したためにできたものです。ケニアの茶葉は、この東と西に点在しています。

 ケニアは全体的に標高が高く、茶園も1500から2700メートルの高地にあります。3から5月までは雨季が続き、6から9月までは乾季になる赤道直下のサバナ気候です。年間を通じて安定した気温なので、茶摘みは一年中でき、茶葉の成長も早くなります。摘み取ってから1から2週間後には、またすぐに茶摘ができるすぐれた生産性を持っています。


 しかし、ケニア茶園の歴史は70年になりますが、本格的にはじめてから30年ほどで茶樹もまだ若いと言えます。
 スタートはイギリスの資本によって、茶園がつくられたことでした。茶園がしだいに広まり、生産量が増え、いまでは上質な茶葉を作り出す国として成長しました。スリランカで研修を受け、生産力のレベルも上げています。
 品質の向上など課題があるものの、理想的な気象条件をもっていることでこれからの生産力がきたいされています。

 生産されるほとんどの茶葉は、顆粒状をしているCTC製法で、多くがティーバックに使われます。紅茶の成分を引き出しやすくするために、つぶし(Crush)、引き裂き(Tear)、丸める(Curl)という工程で作られています。味は渋みが少なく、マイルドで飲みやすく、水色は深くて濃い黒い赤です。
 とくに強い個性を持っていませんが、シンプルさを生かしてバリエーションティーにしたり、ブレンド用の茶葉に使われたり用途は幅広くなっています。
 渋みが少ないためブラックティーでも飲みやすく、水色の色味が強いのでミルクティーでも綺麗なクリームブラウンが楽しめます。
●ケニア
1 ケニアとは?
2 ケニアの生産
3 ケニアの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

3 ラプサンスーチョンの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 3 ラプサンスーチョンの歴史

 福建省の武夷山に桐木という村があり、武夷岩茶は中国を代表する烏龍茶の種類で、今でも様々な銘茶が生産されています。
 
 清朝(1850-1864年)時代の中国は争いごとがあ絶えない時代でした。当時は星村鎮は烏龍茶で栄えている町だったため、争いの際に軍が桐木村の星村鎮へと進行した際、茶屋に滞在していました。
 しかし、軍の侵略により村人たちはお茶を放置したまま、山の中などに逃げてしまい、茶葉が放置されました。
 当時は、自然萎凋→半発酵→揉捻までを農家で行っており、乾燥は村の茶屋で行っていたので、放置された茶葉は湿った状態のままの茶葉が袋に入った状態だったのです。
 軍が去った後に、村人たちが村に戻ってくると袋の中の茶葉は茶色に変色し、独特の香りを放っていました。
 しかし、当時の乾燥能力はそれほど大きくないので、新しく運ばれてくる茶葉を乾燥するだけで容量がいっぱいとなってしまい、湿った状態で放置された茶葉を乾燥することはありませんでした。


 しかし、茶葉がムダになってしまうことをふせぐため、フライパンで茶葉を炒めて乾燥し、同時に松を燃やすことで部屋の温度を高め乾燥時間を短縮することを考えました。
 その結果、茶葉は松から発生した煙の香りを吸収し、製品からは仄かな松の香りがしました。

 そしてこのお茶が福州にて紹介された際に外国の貿易商の注目を集め、
最終的にイギリスの皇室への献上品になるほど人気は加速していきました。

  人気が加速し星村鎮周辺地域では紅茶の生産を行って星村鎮に送り、煙の香りを付与することで最終製品としていましたが、これらは煙臭いだけで品質的に劣ることから、伝統的な方法により生産された、オリジナルのラプサンスーチョン/正山小種と区別するために外山小種(Tarry Souchong)と呼ばれました。イギリスの硬水では独特の香りが薄くなってしまっていたのです。
●ラプサンスーチョン
1 ラプサンスーチョンとは?
2 ラプサンスーチョンの味わい
3 ラプサンスーチョンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア



1 ケニアとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 ケニアとは?

 ケニアを中心とした東アフリカ諸国で紅茶栽培が始められたのは、20世紀初頭のこと。
当時この地域は荒地が多かったのですが、イギリス企業の努力により、良質の紅茶の産地となりました。
 現在では、インド、スリランカに次ぐ紅茶の産地にまで成長しました。
 日本ではイギリス紅茶と比べるとあまり知られていませんが、実は世界でとても多く飲まれている紅茶の一つです。
 みなさんもケニアティーとして飲んだことがなくても、いろんな紅茶にブレンドされていたり、ティーバックに入っていたりするので、しらない間に飲んでいる人が多いことだと思います。
 赤道直下にあるアフリカ大陸は平均海抜800mという高原の諸国で1500mの高地に茶園が開かれていて、紅茶を栽培するにはとてもよい国です。
 1年中茶摘が行われますが、旬は1〜2月と8〜9月の年2回です。
 際立った香りや渋みはありませんが、甘みとコクのある味わいの紅茶で、インド産のアッサム紅茶と並ぶ良質のCTC製法.紅茶の産地では定評があります。


 抽出される紅茶の色は黄色がかった明るい赤色で、まろやかな味わいと、すっきりしてコクがある渋味、喉越しの良さが特徴です。
 等級によってブレンドやティーバックにも使われています。とくに楽しみ方を選びませんが、イギリス式のミルクティーに適しています。
 ケニアは、イギリスの影響を強く受け、人々はチャイを好んで飲みます。
 チャイイは大きいカップになみなみに注ぐのが礼儀です。受け皿にこぼれるぐらい注ぐのがお客様へのもてなしです。
 一般家庭において、チャイは、一度にたくさん作って、保温ポットに入れておき、いつでもサーブできるようにしておくのが普通です。
普通は、朝食時、10時、昼食時、3時、夕食時にチャイを飲み、来客の際には必ずチャイを出すので実際にもう少し多くなるようです。
●ケニア
1 ケニアとは?
2 ケニアの生産
3 ケニアの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

1 ラプサンスーチョンとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 ラプサンスーチョンとは?

  17世紀、イギリスに初めて輸入されたお茶は、中国の福建省武夷山のものでした。歴史を尊重するイギリス人にとってラプサンスーチョン(Lapsang souchong、正山小種)は、そんなお茶の『伝統』と東洋を感じさせる価値の高い存在です。
 ミルクティーにするとコクが出て、驚くほどまろやかで飲みやすい紅茶になります。
 またヨーロッパでは、別の茶葉にひとつまみいれて、ほのかな風味を楽しむという使い方もされています。


 今も武夷山の桐木村で作られる正山小種の風味は、実は偶然の産物。製茶の最後の工程である火入れ乾燥時に、たまたま松の木を使い、そのにおいが付着した茶葉を輸出したところ、これが人気となったのです。その後は意図的に待つの煙で燻した紅茶が作られました。 
 ラプサンスーチョンとは、正山小種という茶葉の品種名を福建の方言で呼んだものを、イギリス人がラプサンスーチョンと聞いたからだといわれています。 
 等級は全部で8等級あります。一般的な紅茶缶では香りが漏れてくるほど香りはかなり強烈で、プラスチック製のものは匂いが容器に移ってしまうので避けましょう。
●ラプサンスーチョン
1 ラプサンスーチョンとは?
2 ラプサンスーチョンの味わい
3 ラプサンスーチョンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア



2 ラプサンスーチョンの味わい

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 ラプサンスーチョンの味わい

 福建省の武夷山は、茶の発祥の地です。また、中国ではじめて紅茶が作られた地でもあります。歴史ある武夷山の桐木という村でラプサンスーチョンは誕生しました。
 はじめは、現在のような強いスモーキーフレーバーがなく、桐木では、正山小種という紅茶だけが作られました。正山小種じゃ武夷山に自生する茶樹でつくられた紅茶です。標高1000メートル以上ある桐木では、気温が低いため自然の力で茶葉をしおらせたり、発酵させたりするのは困難です。
 そこで、松の木を燃やして温度を高くし、熱した空気を茶葉にあてて発酵させてので、正山小種には、葉全体のある龍眼の香りに松の煙の匂いがつきました。しかし、ロンドンで飲まれるようになると、より強い香りと個性が要求され、松の煙で何度も燻煙した現在のラプサンスーチョンがうまれました。


 茶葉は薫蒸されており黒味がかっているが、水色は深い紅色を有しています。
 一度飲んだことのある人にはわかると思いますが、紅茶とは考えにくいほど独特な風味がします。ラプサンスーチョンの香りはまさしく正露丸の匂いがします。
 なぜかというと、正露丸の主成分であるクレオソートの香りが松葉による薫蒸香とほとんど同じだからです。
 しかし、イギリスの人はこんな強い香りの茶葉をもっとも気取ったときに飲んでいるようです。古い歴史を重んじる彼らは、絶賛するほどの価値があり、紅茶の元祖と聞けばおいしさもなおさらのことでしょう。
 イギリスではラプサンスーチョンとスモークサイドサーモンをペアでオーダーし、強烈な香りにはケーキやタルトなどのスイーツは合わなくなります。ペアリングで楽しむのはスモークサーモンやチェダーチーズが定番のようです。
 特徴的な香りのため、好みは分かれますが、逆にその香りに魅せられて夢中になる愛飲家も多いです。カレーや肉料理などのスパイシーな料理、スモークサーモンなど塩気の強いもとも良く合います。
●ラプサンスーチョン
1 ラプサンスーチョンとは?
2 ラプサンスーチョンの味わい
3 ラプサンスーチョンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア



2 ジャワの魅力

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 ジャワの魅力

 インドネシアにおける紅茶の歴史は古いです。1690年の植民地時代にオランダ人が中国の苗木を植えたことが始まりです。

 戦前の1872年にはアッサム種をセイロン(現在のスリランカ)から持ち込んで茶園を拡大していきインド、セイロンに次ぐ、世界第三位の紅茶王国でした。
 第二次世界大戦、オランダとの独立戦争などによって茶産業が荒廃し紅茶の生産力は一時低くなってしまいましたが、いまではスリランカに研修を受けに行くなどして再び回復し、現在インドネシアの紅茶生産量は世界第4位となっています。

 ジャワ島には、標高1500メートル以上の高原や山間に茶園が広がります。西ジャワを中心に国営と私営の茶園が連なっており、スリランカの茶園や環境と比較的よく似ています。
 茶園はなだらかな地域につくられ、土壌は窒素が多く含まれる火山性のものです。スリランカの地形と地層によく似ており、ジャワ産の紅茶自体もセイロンティーの味わいに近くなっています。


 5〜11月の乾季に高品質のお茶が生産され、クオリティーシーズンは、乾季の7〜9月です。
 ロー・グロウンティーのように渋みが少なく、香りも心地よく飲みやすいのが特徴です。水色も紅茶ならではの透明感のある明るいオレンジ系です。

 個性が少ないので、ジャワの紅茶は初心者でも味わいやく、日本でも『ジャワティー』として缶紅茶が販売され、身近な存在となっています。
 後味がサラッっとしていて、洋食にも和食にもどの食べ物にも合わせられ、食事のときのドリンクに最適です。スイーツなどとあわせるときには、蒸らし時間を長めにするとおいしくいただけます。
 味わいが濃くなり、濃厚さを感じさせる渋みがでてくるので、ミルクティーやチャイなどで楽しむこともできます。単体でも、食事にあわせた飲料としても十分に楽しめる紅茶種です。
●ジャワ
1 ジャワとは?
2 ジャワの魅力
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

2 ルフナの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 ルフナの歴史

 17世紀の中ごろまで、セイロン島は3人の王様に統括されていました。
マーや、ピヒティ、ルフナという3つの国に分かれていたのです。
 ルフナは島の南部に位置し、山脈が途切れた平野部に位置しています。


 当時、この地はゴールという街から統治をはじめたポルトガル人とオランダ人が支配しており、彼らによるコーヒー園が点在していました。この緑地を茶園にしたものが、現在ルフナ茶園として残っているのです。
 現在、ルフナという地名は残っていません。サバラグムワ地方と呼ばれているが、その名前は紅茶名として現在も語り継がれています。
 ルフナの紅茶は時にはウバより高い価格が付きます。
●ルフナ
1 ルフナとは?
2 ルフナの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア



1 ジャワとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 ジャワとは?

 インドネシアの紅茶生産量は世界第4位。インドネシアには、16,000ほどの島々がありますが茶園はおもに産地は火山島でもあるジャワ島西部の山地とスマトラ島北部のメダン高原に点在しています。
 スマトラの茶作りの歴史は意外に古く、18世紀初頭う、東インド会社が生産を始める前、すでに中国人によって伝えられていました。
 大規模な茶園が開かれ、アッサム種の茶木が栽培され始めたのは20世紀初頭のこと。これを機に生産量が飛躍的に伸びました。


 ジャワ紅茶の特徴は、風味が穏やかなのにトップノートがフルーティーなこと。渋みはとくに感じられません。
 水色は透明感のある明るいオレンジ色で、渋みが少なく、香りも味もともに軽くやわらかめで大変飲みやすい紅茶です。
 水色が透明感のあるオレンジ色であり、ブラックティーやストレート、濃い目に出してミルクティー、そしてアイスティーにしてもきれいです。
ブレンドにも多く使用されています。
●ジャワ
1 ジャワとは?
2 ジャワの魅力
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

1 ルフナとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 ルフナとは?

 スリランカにはファイブ・カインズ・ティーと呼ばれる5大紅茶産地があります。ウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、そしてこのルフナです。
 ルフナとは現地シンハリ語で「南」の意味があり、セイロン島南部に点在する茶園で栽培されています。 
 5大産地の中ではルフナは一番標高が低く、スリランカの南に位置するため、ほかと比べて気温も高めです。
 この環境が、個性がないといわれるロー・グロウンとは、違った味わいを作り出しました。
 常に気温が高いため葉の成長がよく、ハイ・グロウンの茶葉より、1.5から2倍くらい大きくなっています。
 製茶段階で生葉をよじると、小さい茶葉に比べて葉汁がたくさんでるので、自然と発酵が強くなります。仕上がった茶葉はみためがとても黒くなっています。
 良質な茶葉にはシルバーティップが多く含まれていることもあります。


 しかし、濃い色をしているわりに味わいはマイルドで、濃厚さはありますが、渋みは中程度で、落ち葉のような枯れた風味を持っています。
独特の香りと来い水色がルフナの魅力なのです。
 程よい渋みとスモーキーさはブラックティーで味わうと十分に楽しめ、とても飲みやすいです。
また、ブラッキーな色合いの水色を生かしてミルクティーにすると、美しいクリームブラウンが楽しめます。
 日本ではあまり知られておらず日本国内で入手するのは少々難しいですが、ファンが多くサウジアラビアでは絶大な人気を誇っています。
この国は牛乳ではなく、山羊のミルクなどをつかったミルクティーと抜群に相性がよいです。
 また、キーマンに近い個性を持ちながら、手ごろな価格で楽しめるのも大きなポイントとなっています。
 ブロークンよりもフルリーフタイプの方が飲みやすいです。
●ルフナ
1 ルフナとは?
2 ルフナの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア



キーマン

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●キーマン(1)(2)(3)

1 キーマン(祁門、キームン)とは?
 中国では古くから緑茶の産地としてしられていた安徽省のキーマン市産の紅茶です。中国種の紅茶らしくインドやスリランカの紅茶より、タンニンが少ないため、渋み・苦みの弱いお茶で、蘭や薔薇のような香りにたとえられ、『キーマン香』と呼ばれる特有の甘い香りが印象的です。
 味は、しっかりとしたコクがあり、濃厚で、蜜のような甘みが口に広がります。茶葉は比較的小柄で長く細くよく撚られてツヤがあり、その辺りは見た目も重視する中国茶の特徴がよく出ています。

2 世界三大銘茶の一つ キーマン
 中国の安徽省に、最高峰1800メートル以上を誇る黄山山脈があります。黄河、長江、長城とならぶ中国の象徴です。
 この山脈と江西省の省境の周辺でつくられるのが、世界三大紅茶として有名なキーマン茶です。安徽省は温暖湿潤気候であり、生産量の多いインドやスリランカなどと違い、夏は暑く、雨が多い機構です。特に山脈近くには、濃厚な霧が立ち込め、年間約200日は雨が降ります。
 たくさんの雨と霧が発生する安徽省キーマン市こそが、中国で紅茶の生産に適した場所だったのです。この地でつくられたキーマン茶の風味を表すとき、長い間「スモーキー」という言葉が使われました。

3 キーマンの歴史
 茶の発祥地である中国には、緑茶、黄茶、青茶、団茶などたくさんおお茶があり、紅茶はこれらに比べると歴史は浅く、新しい茶の部類に入ります。欧州では『中国茶のブルゴーニュ』ともいわれ、特にイギリスでは珍重されており、英国王室ではエリザベス女王の誕生日の日に祁門紅茶を飲むという伝統があります。また、中国の国家首脳が海外訪問する際、キーマン紅茶を贈り物とする習慣もあるそうです。はじめてヨーロッパに茶を持ち込んだオランダ東インド会社は緑茶を手にしていましたし、イギリスでもはじめは緑茶を好み、高価なもとして扱われました。
 しかし、緑茶に不純物が混ぜられたり、イギリスの水が緑茶に適していなかったことから、英国人は完全発酵茶を好むようになっていきます。福建省では、紅茶の生産を開始し、ヨーロッパへ大量に輸出されるようになりますが、その歴史には2つの説があります。
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

ディンブラ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●ディンブラ(1)(2)(3)

1 ティンブラとは?
 スリランカ中央高地の西側斜面にあるディンブラ。ウバのちょうど反対側にある茶産地です。ハイグロウンティーながら、タンニンの含有量が少ない品種であるため、ウバやヌワラエリヤのような渋みがなく、穏やかな風味が特徴です。
 口当たりはマイルドですが、コクとフルーツのようなみずみずしい風味を感じさせる紅茶で、日本人好みの味ともいえるでしょう。「花を思い起こさせる芳香と甘みを感じる旨味」と評される特徴があることでも有名です。

2 ティンブラを楽しむ
 スリランカ中央山岳地帯の南西部にあるディンブラ地方は、ミディアム・グロウンからハイ・グロウンにかけた1200mの区間に茶園が広がります。ディンブラ地方には、1から2月にスリランカ特有の季節風が吹き、それが山岳地帯にあたり、乾いた風を運んできます。この時期が、クオリティーシーズンにあたり、茶葉にバラのようなフラワリーな香りをつけてくれます。
 それ以外には年間を通じて季節による茶葉の変質は見られず、味わいにブレはありません。つまり、安定した品質の茶葉が楽しめます。
 ディンブラの茶葉はダージリン茶のような強い香りもなければ、アッサム茶のような濃厚さもありません。
 しかし、このオーソドックスな味わいこそがディンブラ茶の最大の魅力なのです。

3 ティンブラの歴史
 セイロン島での茶園の開発は1857年ごろからはじまりました。さび病にて荒れ果てたコーヒー園の跡地に茶の苗木が次々と植えられていきました。紅茶園のスタートは、低地帯のキャンディ地区から始まり、やがてジャングルを切り開きながら、セイロン島の高地へと進んでいきました。
 スリランカの中間地にあるディンブラ地区は、いまもなお開拓の途中だといえます。スリランカでは、高地にある都市ヌワラエリヤ、ウバ開拓が早くから手がけられ、ディンブラはやや遅れてしまったのです。
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

キャンディ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●キャンディ(1)(2)(3)

1 キャンディとは?
 キャンディ紅茶の故郷、スリランカの古都キャンディは日本の京都・奈良のような、王国の伝統・文化・歴史が息づく静かな古き良き町こそがキャンディです。セイロン紅茶の歴史は、古都キャンディから始まりました。
 紅茶の神様と称されるスコットランド人ジェームズ・テーラーがこの地にアッサム種の苗を植え、わずか1,2年で茶木栽培に成功したのが発端です。キャンディ紅茶は、標高400〜600mの山丘地帯で採れるロウグロウンティーの代表格です。

2 キャンディはアイスティーに最適
 標高400から600メートルに位置し、スリランカで最初に紅茶がつくられた場所がある。
 「紅茶の神様」といわれるジェームズ・テーラーが茶園をつくったスリランカの中央にある都市、それがキャンディです。
 かつてはコーヒー園だった山岳地帯を使って、農園の跡地に茶樹が植えられました。
 テーラーが紅茶の栽培を成功させると病気でかれたコーヒーの木は次々と倒され、代わりに紅茶の木が広がっていきました。
 いまでも街の中にあるペラデニア植物園には、アッサムから持ち込まれた茶の苗木と種が植えられています。
 ロー・グロウンで栽培するキャンディ茶は風味や個性がかなり弱くなっています。

3 キャンディの歴史
 キャンディ近郊のペラデニアに、世界最大の広さを持つペラデニア大学があり、ここの植物園に1839年、茶の種が植えられたのが、スリランカの茶の始まりです。この頃、スリランカはコーヒーの一大産地でした。1852年にスコットランドから17歳の青年がセイロン島にやってきました。彼がここに来たのは、コーヒー農園で働くためでした。彼こそが、後に「紅茶の神様」と呼ばれるジェームス・テーラーです。

【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

アールグレイ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
●アールグレイ(1)(2)(3)

1 アールグレイとは?
 松の焙香りをつけたラプサンスーチョンが大人気を博したことから、茶商たちはみずからの手で魅力的な香りの紅茶を生み出そうと試みました。ところが、ラプサンスーチョンの香りをイメージさせる果物の竜眼が入手できなかったため、代わりにシシリア島産のベルガモットで香りをつけました。この紅茶が、グレイ伯爵にちなんで、名づけられた アールグレイです。グレイ伯爵が、中国で聞いた、紅茶に着香する製法をロンドンの紅茶商ジャクソン社に教え、ジャクソン社は独自に研究を重ね、このアールグレイを発売したところ大ブレークし、当時「香りにおいて並ぶものなき絶品」とまで高い評価を受けました。

2 アンティークな紅茶アールグレイ アールグレイはベルガモットの香りをつけた着香茶です。この香りは中国、武夷山の紅茶である正山小種の龍眼の香りを真似したものです。龍眼とは、柑橘系の香りを持つ中国特産の果実です。茶色の皮に包まれた丸い形の果物です。茶色の皮に包まれた丸い形の実で、ライチのような白い果肉が入っています。
龍の目に似ているためこの名がつきました。
 正山小種はイギリスへ渡り、人気の紅茶となりました。当時の茶商たちは同じ味をつくりたいと考えたが、龍眼をみたことがなかったため、代用品で香りづけするしかありませんでした。そのとき使われたのがベルガモットだったのです。ベルガモットはミカン科の植物で、さわやかな柑橘系の香りがします。

3 アールグレイの歴史
 アールグレイの誕生は、ラプサンスーチョンと深いつながりがあります。ラプサンスーチョンのもとになった、紅茶の正山小種がイギリスに運ばれたとき、この味のとりこになった人物がいました。
その人こそ当時の外相だったグレイ伯爵でした。かれは、正山小種の独特な香りを気に入り、ロンドンの茶商(ジャクソン社)にもっと手に入れるように頼みました。
 しかし、正山小種の香りは龍眼というライチにも似た柑橘系のもので、ヨーロッパ人の彼らにはもとがなになのかがわかりませんでした。
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム         ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン         ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

1 キーマン(祁門、キームン)とは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 キーマン(祁門、キームン)とは?

 中国では古くから緑茶の産地としてしられていた安徽省のキーマン市産の紅茶です。
 中国種の紅茶らしくインドやスリランカの紅茶より、タンニンが少ないため、渋み・苦みの弱いお茶で、蘭や薔薇のような香りにたとえられ、『キーマン香』と呼ばれる特有の甘い香りが印象的です。
 味は、しっかりとしたコクがあり、濃厚で、蜜のような甘みが口に広がります。
 茶葉は比較的小柄で長く細くよく撚られてツヤがあり、その辺りは見た目も重視する中国茶の特徴がよく出ています。


 イギリスでは、お茶のルーツ国である中国ということで、由緒あるお茶として珍重されています。
世界三大紅茶にあげられ、高級ホテルのアフタヌーンティーに用いられていることからも、少々気取ったイメージのお茶だともいえるでしょう。
 特級品は『コンフー紅茶』とよばれるフルリーフタイプのものです。
砂蜜や欄の花にたとえられる甘い香りを楽しむために、ご本家中国ではストレートで飲みます。
中級品はややスモーキーな香りでコクがあり、ミルクティーにも向きます。
 中国種のキーマン紅茶の水色は、少しオレンジがかった褐色になります。
 ミルクや砂糖をいれずに、まずはストレートで味わうのがお奨めです。
もちろん、紅茶自体、濃厚な味わいなあるので、2杯目からミルクを加えてもおいしくいただけます。
 実際、イギリス人の多くは、「キーマン・ウィズ・ミルク」と呼んで、ミルクをいれて飲むのを好みます。
●キーマン
1 キーマン(祁門、キームン)とは?
2 世界三大銘茶の一つ キーマン
3 キーマンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

2 世界三大銘茶の一つ キーマン

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 世界三大銘茶の一つ キーマン

 中国の安徽省に、最高峰1800メートル以上を誇る黄山山脈があります。黄河、長江、長城とならぶ中国の象徴です。
 この山脈と江西省の省境の周辺でつくられるのが、世界三大紅茶として有名なキーマン茶です。安徽省は温暖湿潤気候であり、生産量の多いインドやスリランカなどと違い、夏は暑く、雨が多い機構です。特に山脈近くには、濃厚な霧が立ち込め、年間約200日は雨が降ります。
 たくさんの雨と霧が発生する安徽省キーマン市こそが、中国で紅茶の生産に適した場所だったのです。この地でつくられたキーマン茶の風味を表すとき、長い間「スモーキー」という言葉が使われました。

 しかし、この紅茶の風味はひと言では語れません。キーマン茶は春先の4,5月に主な茶摘みが行われます。その生葉から超特級、特級、一級、二級、三級と品質が分かれています。
 超特級、特級、一級の香りはよく糖蜜や花の香りにたとえられます。ランの花やリンゴが混ざった甘い香りともいわれます。


 決してスモーキーさはありません。味はとてもまろやかで、コクのある快い渋みを持っています。中級品のキーマンとは違った味わいがするのです。生産者が少ない超特級、特級、一級は圧倒的にブラックティーで楽しむのがお勧めです。
 ミルクをいれてしまうと味がぼけてしまい、せっかくの香りやコクを楽しめなくなってしまいます。イギリスでは、キーマン茶をティーウィズミルクで楽しみ、東洋的な香りがあると絶賛されているようです。高度の高いイギリスの水で入れるとキーマン茶特有の濃い水色とミルクが合うようになるからです。
(詳細⇒ミルクティーに最適な牛乳とは?)

 しかしながら、本物のキーマン紅茶は全17工程の全てを人の手で作られるために全体生産量の5%以下と少なく高価で、市場に出回ることはありません。そのため残念ながら現在市場に流通しているキーマン紅茶の中にはただ煙臭い、偽もの(混ぜ物)も多くなっています。
 本場中国安徽省の紅茶は紅茶のブルゴーニュ酒と賞される、風味があります。
●キーマン
1 キーマン(祁門、キームン)とは?
2 世界三大銘茶の一つ キーマン
3 キーマンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

3 キーマンの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 3 キーマンの歴史

 茶の発祥地である中国には、緑茶、黄茶、青茶、団茶などたくさんおお茶があり、紅茶はこれらに比べると歴史は浅く、新しい茶の部類に入ります。
 欧州では『中国茶のブルゴーニュ』ともいわれ、特にイギリスでは珍重されており、英国王室ではエリザベス女王の誕生日の日に祁門紅茶を飲むという伝統があります。
 また、中国の国家首脳が海外訪問する際、キーマン紅茶を贈り物とする習慣もあるそうです。
 はじめてヨーロッパに茶を持ち込んだオランダ東インド会社は緑茶を手にしていましたし、イギリスでもはじめは緑茶を好み、高価なもとして扱われました。
 しかし、緑茶に不純物が混ぜられたり、イギリスの水が緑茶に適していなかったことから、英国人は完全発酵茶を好むようになっていきます。
 福建省では、紅茶の生産を開始し、ヨーロッパへ大量に輸出されるようになりますが、その歴史には2つの説があります。


 一つ目は紅茶の生産は1875年、安徽省出身の余干臣が福建省での官位を捨て故郷に戻り、福建省の紅茶を真似て作ったところ、オリジナルよりも遥かに美味しく高品質な紅茶ができたというもので、
 二つ目は胡元龍が貴渓で緑茶の生産を行ったが成功せず、試しに紅茶を作ったら成功したのが始まりという説の2つがあります。
 一般的には前者の説が有力とされており、福建省の成功にならい、1875年ごろから、安徽省キーマンでも紅茶を開発し、徐々に世界的な評価を高めたため、1915年パナマで開催された世界食品展(モンドセレクション)で金賞を受賞できたと考えられてます。
 そして1876年、キーマン市に紅茶工場が建設されました。中国で正式に紅茶を大量生産しはじめたのは、茶の木が栽培されてから1000年以上も後だった。
 伝統的な東洋の紅茶は、イギリスを中心にヨーロッパで大人気でした。現在も生産されるほとんどの紅茶が輸入用なのです。
 現在では、インド産のダージリン、スリランカ産のウバと並んで、世界三大紅茶の一つに数えられています。
●キーマン
1 キーマン(祁門、キームン)とは?
2 世界三大銘茶の一つ キーマン
3 キーマンの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア


2 ティンブラを楽しむ

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 ティンブラを楽しむ

 スリランカ中央山岳地帯の南西部にあるディンブラ地方は、ミディアム・グロウンからハイ・グロウンにかけた1200mの区間に茶園が広がります。
 ディンブラ地方には、1から2月にスリランカ特有の季節風が吹き、それが山岳地帯にあたり、乾いた風を運んできます。
この時期が、クオリティーシーズンにあたり、茶葉にバラのようなフラワリーな香りをつけてくれます。
 それ以外には年間を通じて季節による茶葉の変質は見られず、味わいにブレはありません。つまり、安定した品質の茶葉が楽しめます。
 ディンブラの茶葉はダージリン茶のような強い香りもなければ、アッサム茶のような濃厚さもありません。
 しかし、このオーソドックスな味わいこそがディンブラ茶の最大の魅力なのです。


 味わいは強すぎず、スッっとのど元を通り過ぎる中程度の渋みを持っています。
 水色はオレンジがかった深い赤、ほんのりとしたフラワリーな香り。
紅茶ならではの標準的な味わいがバランスよく組み合わさり、飲みやすいです。
 ブラックティーで標準的な紅茶の味わいを堪能してもよいですし、ミルクティーで水色を美しいクリームブラウンに変えてもおいしくいただけます。
 スリランカでは代表する産地である、ディンブラも、日本ではまだまだあまり知られていません。
 しかし、紅茶のブレンドをするティーパッカーには人気がある紅茶なのです。
 強い個性をもたないことこそが、さまざまな茶葉とブランドするとには、おおきなメリットとなるのです。
 紅茶ならではの特徴を残しつつ、ほかの茶葉の個性を尊重するワザをもっているのはこのディンブラのすごいところなのです。
●ティンブラ
1 ティンブラとは?
2 ティンブラを楽しむ
3 ティンブラの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

3 ティンブラの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 3 ティンブラの歴史

 セイロン島での茶園の開発は1857年ごろからはじまりました。さび病にて荒れ果てたコーヒー園の跡地に茶の苗木が次々と植えられていきました。

 紅茶園のスタートは、低地帯のキャンディ地区から始まり、やがてジャングルを切り開きながら、セイロン島の高地へと進んでいきました。

 スリランカの中間地にあるディンブラ地区は、いまもなお開拓の途中だといえます。スリランカでは、高地にある都市ヌワラエリヤ、ウバ開拓が早くから手がけられ、ディンブラはやや遅れてしまったのです。


 しかし、徐々に勢いをのばし、スリランカの5大紅茶産地としてファイブ・カインズ・ティーのひとつにまでなりました。

 現在この地区では,BOPタイプが生産され、ブレンド用やバリエーションティーなどの茶葉として利用度が高くなっています。飲みやすいティーバック用としてCTC茶の需要も急激に増えています。
●ティンブラ
1 ティンブラとは?
2 ティンブラを楽しむ
3 ティンブラの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

1 ティンブラとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 ティンブラとは?

 スリランカ中央高地の西側斜面にあるディンブラ。ウバのちょうど反対側にある茶産地です。
 ハイグロウンティーながら、タンニンの含有量が少ない品種であるため、ウバやヌワラエリヤのような渋みがなく、穏やかな風味が特徴です。

 口当たりはマイルドですが、コクとフルーツのようなみずみずしい風味を感じさせる紅茶で、日本人好みの味ともいえるでしょう。
 「花を思い起こさせる芳香と甘みを感じる旨味」と評される特徴があることでも有名です。


 ディンブラ地方は、北東モンスーンの影響で、乾季・雨季に分かれ、乾季にあたる1〜2月がクオリティーシーズンです。
 この季節に摘まれた紅茶は、フルーツのような風味がいっそう濃厚になります。
 水色は黄金色を帯びたオレンジ色で、冷ましても損なわれにくいのが特徴です。
 アイスティーやフルーツをプラスしたアレンジティーにしてもおいしく楽しめる紅茶です。

 同じディンブラ産地でも、茶園によって様々なタイプの紅茶が生産されています。
 甘みが強くしっとり濃厚な味わいのものや、ヌワラエリヤに近い繊細でグリニッシュな味わいのディンブラもあります。
●ティンブラ
1 ティンブラとは?
2 ティンブラを楽しむ
3 ティンブラの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

3 キャンディの歴史

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 3 キャンディの歴史

 キャンディ近郊のペラデニアに、世界最大の広さを持つペラデニア大学があり、ここの植物園に1839年、茶の種が植えられたのが、スリランカの茶の始まりです。
 この頃、スリランカはコーヒーの一大産地でした。

 1852年にスコットランドから17歳の青年がセイロン島にやってきました。
 彼がここに来たのは、コーヒー農園で働くためでした。彼こそが、後に「紅茶の神様」と呼ばれるジェームス・テーラーです。


 ところが十数年後、コーヒー園ではさび病(ヘメレア・ヴァスタトリックス菌)がはやり、木がほとんどかれてしまいます。
 そこでかわりに農園主たちが栽培を試みたのは、アッサムから取り寄せた茶の苗木でした。

 ジェームス・テーラーは苗木を持ち帰り、農園に植えます。
 キャンディの町から30キロ離れたルーラコンデラの山岳地帯のルーコンデラ農園に苗木(キナノキ)を植え栽培します。
 ペラデニア植物園で勉強しながらキナノキを栽培していたテーラーは、そこに栽培されていた茶の木に目を付けたのです。

 そしてセイロンで最初の茶園を成功させたのです。こうして、スリランカの紅茶の生産は始まったのです。
●キャンディ
1 キャンディとは?
2 キャンディはアイスティーに最適
3 キャンディの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

1 キャンディとは?

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 1 キャンディとは?

 キャンディ紅茶の故郷、スリランカの古都キャンディは日本の京都・奈良のような、王国の伝統・文化・歴史が息づく静かな古き良き町こそがキャンディです。
 セイロン紅茶の歴史は、古都キャンディから始まりました。

 紅茶の神様と称されるスコットランド人ジェームズ・テーラーがこの地にアッサム種の苗を植え、わずか1,2年で茶木栽培に成功したのが発端です。
 キャンディ紅茶は、標高400〜600mの山丘地帯で採れるロウグロウンティーの代表格です。


 採れた紅茶は主に南アフリカ、オーストラリア、北アメリカへ輸出されています。
香りは穏やかで、タンニンの含有量が少ないため渋みも少ない紅茶です。

 最大の魅力は、深く輝きのあるオレンジ色の水色。その美しさを生かしてブレンドにも多く用いられますが、クリームダウン(お茶が冷えたときにタンニンが白く濁る現象)が起こりにくいため、アイスティーにも適しています。

 香りに強い個性がないので、スパイスやフルーツを加えて楽しむのもよいでしょう。
●キャンディ
1 キャンディとは?
2 キャンディはアイスティーに最適
3 キャンディの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア

2 キャンディはアイスティーに最適

おいしい紅茶 癒しと健康【おいしい紅茶の種類】
 2 キャンディはアイスティーに最適

 標高400から600メートルに位置し、スリランカで最初に紅茶がつくられた場所がある。
 「紅茶の神様」といわれるジェームズ・テーラーが茶園をつくったスリランカの中央にある都市、それがキャンディです。

 かつてはコーヒー園だった山岳地帯を使って、農園の跡地に茶樹が植えられました。
 テーラーが紅茶の栽培を成功させると病気でかれたコーヒーの木は次々と倒され、代わりに紅茶の木が広がっていきました。
 いまでも街の中にあるペラデニア植物園には、アッサムから持ち込まれた茶の苗木と種が植えられています。
 ロー・グロウンで栽培するキャンディ茶は風味や個性がかなり弱くなっています。


 とくに渋みが少なく、香りも薄めです。重い渋みがあるアッサム茶とは異なり、キャンディ地方で誕生したのは、ソフトなテイストの茶葉でした。

 味に個性はないものの、キャンディ茶には、ほかのセイロンティにはない魅力がひとつあります。
 それは水色の美しさです。オレンジ系の深い赤色で、輝きがあり、色合いのよさでは世界のトップクラスです。
 水色の魅力を生かしてアイスティーに使われることが多く、通常紅茶を冷やすを葉の成分であるタンニンが白濁し、色がにごってしまいますが、キャンディ茶はその成分が少なく、クリームダウンをしにくい特性があります。紅茶の深い赤がそのまま楽しめるのです。

 また、風味の弱さもバリエーションティーをつくるのには用途が広く、さまざまな紅茶ドリンクに利用されています。
●キャンディ
1 キャンディとは?
2 キャンディはアイスティーに最適
3 キャンディの歴史
【おいしい紅茶の種類】
●ダージリン      ●アッサム        ●ニルギリ      ●ウバ 
●ヌワラエリヤ    ●アールグレイ      ●キャンディ 
●ティンブラ      ●キーマン        ●ルフナ 
●ジャワ        ●ラプサンスーチョン   ●ケニア