ディフェンスの補強ポイントをGus Bradleyのディフェンスシステム(4-3アンダー:4-3と3-4のハイブリッドとも言われている)を復習しながら考えてみたいと思います。

下の図は2014年シーズン、ジャガーズディフェンスが1stダウン、2ndダウンでの基本のディフェンス隊形です。(Telvin Smith、McCrayは来シーズンの予想で私が書いたもので実際の図ではHayesとAlan Ballです)


NEWJAGS2




  2013年、Gus Bradleyの1年目にはLEO{9テクでウィークサイド(TEがいないサイド)でOTとの1対1}を取り入れました。2013年シーズンはLEOポジションを取り入れただけで基本的には4-3オバー(フロントにDL4人、2列目にLB3人を並べる隊形)でした。

Bradleyの2年目、2014年シーズン(今シーズン)、上の図にあるように、LEOに加え、ストロングサイド(TEがいるサイド)にSLBをスクリーメージ上にセットさせるOTTOポジションを導入し、基本的には4-3アンダーになりました。それに加え、SSをボックス内にセットさせ、ランディフェンスの向上を狙ったと言われています。

またゾーンではカバー3(3ディープ)を多く使い、もしくはCBにはマンマーク、FSにはシングルハイ(1ディープ)も多く使われました。


このディフェンスで私が問題があると思ったポジション(補強が必要なポジション)を上の図の〇(FS、MLB、OTTO)で囲んでいます。

まずはFS(緑色の〇)。
FSにはシングルハイ(1ディープ)を多用する為、ディープゾーンを1人でカバーできるレンジの広さ、スピード、ボールへの嗅覚などが必要と思っていますが、先発を務めたJosh Evansは狭いレンジしか守れませんし、判断の悪さが目立ったと思います。タックルはそれなりに良かったのですが。。。カバー2もしくはSSとしてならまだ起用可能かもしれませんが1ディープを多用するジャガーズのシステムでは正直、厳しいと思います。

(FAでの補強 は?)
 ESPNでも書かれていましたが、ジャガーズの補強ポイントは確かにたくさんありますが、他のどのFA選手よりもDevin McCourtyの獲得を最優先にするべきだと私も思います。理由としては、①McCourtyが一番ジャガーズのシステムにフィットする選手だという事。②FSはFAで不作だという事。③ドラフトも1ディープをこなせるようなFSがいないように感じる、為。 5年40~50Mはすると言われていますが、キャップスペースはリーグ最高の68.5Mあると言われているので問題ないでしょう。ぜひとも獲得してほしいです。もしMcCourtyが無理ならDoug MarroneつながりでビルズからFAになるDa'Norris Searcyを獲りにいくかもしれません。


次にOTTO(赤色の〇)
OTTOには、Dekoda Watson、LaRoy Reynolds、Geno Hayesの3人が入りましたが、3人の合計サック数が、たったの2つ。またReynolds、Hayes共にタックルは良かったものの、パスカバーに難があり(シーズン後半、Hayesのパスカバーはそれなりに良かったが。。)、物足りなさが残った。前回も書いたがOTTOには高い身体能力が必要と言われているので、そう簡単には見つけられないだろうがどうするのだろうか。

(FAでの補強は?)
ある報道ではジャガーズはBrian Orakpoに非常に興味を示していて、Orakpo獲得のフロントランナーだそうです。 私としてはOrakpo獲得は賛成できません。まず、全盛期は過ぎたと思われる事。怪我が多い事。パスラッシュはいいものの、パスカバーは不明な事(あまりパスカバーに下がるイメージがない)。身体能力は抜群だし、ルーキーシーズンには4-3のOLBも経験があるようなのでOTTOでも可能かもしれないが、ネームバリューはあるのでそれなりに高くなりそうだし。。。私としてはしっくり来ません。ここは多数の候補がいるドラフトで考えてほしいです。


次にMLB(黒色の〇)
ここは何度も言っていますが、Poslusznyのパスカバーとスピードの無さが問題です。ジャガーズはカバー3(3ディープ)を多用すると言いました。もしカバー2ならディープゾーンは基本的にはSの2人で守り、ミドル、アンダーニースのゾーンをLB3人、CB2人の5人で5等分した自分のゾーンだけ守ればいいのですが、カバー3(3ディープ)になればディープゾーンを基本的にはFSとCB2人の3人で守り、ミドル、アンダーニースゾーンをLB3人とSSの4人で守らなければならない。つまりカバー3はカバー2よりLBがパスカバーの範囲が広くなるという事。スピードもなく、パスカバーも苦手なPoslusznyにはカバー3は不向きだと思う。実際、スロット、TEへのフィールド中央へのミドルパスを通され続けた。Poslusznyの責任も重大だった。

(FAでの補強は?)
スピードのあるMLBはFA市場にはいないように感じます。もしかしたらもう1年Poslusznyで我慢すかもしれません。もしくはTelvin SmithをMLBにコンバートさせ(大学時代はMLBを経験済み)、FA市場でMalcolm Smith(シーホークス)、Sean Weatherspoon(ファルコンズ)などスピードのあるOLBを獲ってきてWLBにする可能性もあると思います。あとはドラフトですが、コンバインの結果を見る限り、Stephone Anthony辺りを狙った方がいいと思います。



他のポジション補強は?
噂に上がっているのは、Gus Bradleyが熟知しているシーホークスのCB Byron Maxwellの獲得にいくのではないかというものがあるが、私はないと思います。2年目のDemetrius McCrayが大きく成長しましたし、新人のAaron Colvinも来シーズンには先発ができるくらいの能力を見せました。2年目のDwayne Gratzは伸び悩みましたが、まだまだ諦めるのは早いでしょう。伸び盛りの若手3人がいるので、Maxwellの獲得はないでしょう。
もう1つがNdamukong Suhの獲得を狙っているというもの。もちろん獲得できれば大きな戦力になりますが、総額100M以上必要と言われる選手を獲りますか??戦力的にもDTには困っていないので獲る必要はないでしょう。
 LEOに関してはFAではなく、ドラフトにいい選手が揃っていますので、そちらでお願いします。