俳句

2016年05月04日

805たんばパーソナリティ

パーソナリティ
ひょんなことから今年の1月21日からコミュニティエフエム805たんば(こちら)のパーソナリティをしています。

しかも、その翌日には、同居中の父が、心疾患による脳幹梗塞で再び倒れ、岡本病院経由で三田市民病院に救急搬送され、余命1ヶ月宣告を受けるという、なんとも運命的な最悪の状況下でのスタートとなりました。

しかしながら、その後、ハラハラドキドキしながらも、なんとか父の命が守られ、88歳のお誕生日も無事迎えることができて、私も、なんとかパーソナリティを続けることができています。

父が病床洗礼の恵みに与るまでは、精神的にもかなりキツイ状態であったにも関わらず、なんとか続けることができたのは、私自身が、このラジオのパーソナリティを続けることが心地よかったのだと思います。いや、心地よいという表現は的確ではないかもしれませんね。『これがやりたかったのよぉ〜〜〜っ!やっと集中して打込めるものを見つけた☆彡』という感覚とでも言うのでしょうか・・・。

以前、このブログに、高校時代に、これまた、ひょんなことから放送部に入部して、その流れで司会やナレーション等、声のお仕事をさせていただくようになったことを書いたことがあったのですが、⇒(こちら)、もう少し記憶を遡ってみると、すでに小学生の頃から、放送にとても興味があったことを思い出しました。

下校時刻になると、高学年の放送委員の人が、(ピンポンパンポン🎵)「下校時刻になりました。校庭や校舎内に残っている人は直ちに下校して下さい。」みたいな放送をしていたことに憧れて、『私も高学年になったら、放送委員をしてみたい♡』と、思っていたのです。ところが、案外、希望者が多くて、ジャンケンの弱い私は、毎回、負けてしまい、一度も放送委員になることができなかったわけです。苦い思い出です。(笑)

805たんば


今、コミュニティエフエム805でパーソナリティをさせていだくことになり、あのときの、(ピンポンパンポン🎵)放送ができなかった《残念な思い》を、ついに《取り返した心持ち》でいます。

司会や朗読やナレーションでは、味わえない《独特の感覚》が、コミュニティエフエムのラジオ放送にはあるように思います。

番組内で、毎回、神戸新聞や丹波新聞や丹波市からのお知らせをお伝えするコーナー等の決め事はありますが、番組内で流す音楽を選択することも、番組内でお話することも、パーソナリティに任せていただけます。

曲選びをしながら、どんな風に話そうかと考えることが、今、私の中で、かなりの喜び、マイブームと呼べるものになっています。
 
CD 


この感覚は、きっと、俳句をされている方が、常日頃から、句題のことを頭に置き、何かの折には、ハッと俳句の題材となるものを見つけ、後でじっくりと推敲しつつ、俳句を完成させていく行程に似ているのかもしれません。

私も毎週、『どんな曲構成にしようかなぁ〜〜。』と、日々心のどこかで意識しながら過ごしつつ、『あっ!この曲☆彡』と、ひらめく瞬間があり、2時間の番組内で流す曲を決めていきます。そうすると、自然と全体の流れや語る内容が決まっていきます。今は、その行程が楽しくて仕方ありません。

リスナーの方が、私と同じくらい楽しんで下さっていれば、とてもうれしいのですが、きっと、私が一番楽しませていただいているように思います。

これからも、少しでも、リスナーの方にとって、聴きやすくて楽しい番組作りをしていきたいと思っています。 いつかは、自分の番組にも、ゲストの方に来ていただいて、楽しく進行できるまでに熟練していきたいと願っています。

ちなみに、私がパーソナリティを務めている番組名は、『イブニングウォーカーfm805』(こちら)と言い、毎週月曜日から金曜日まで 17:00〜19:00の間、放送されているのですが、私は4月から水曜日の担当です♡

ぜひ、その時間帯は、ラジオは、FM80.5MHzに合わせてみて下さいね。

丹波市民に向けてのコミュニティFMですので、もし。電波の届かないところで、『聞いてみたいな♪』と思ってくださった方は、ぜひ、インターネット方法やサイマル放送(こちら)で聞いてみてください♡
 
 ゲスト出演 
 

先日(4/30)、私は、805たんば内の他番組「I CHI OSHI」にゲスト出演させていただく機会があったのですが、そのときには、と〜〜〜〜〜ってもリラックスできて、楽しかったです♪

ゲストは気楽に楽しめますので、このブログをお読みの皆様も、臆することなく(ん?)、ぜひ、私の番組のゲストにいらしてくださいねぇ〜〜〜〜っ♪
⇒「805たんば」HPのお問い合わせフォーム(こちら)から「ぱんだりべかの番組にゲスト出演したい!」とメッセージを送ってくださいませ♪

【追記】
■インターネット放送を聞くための、iphone と Android をご利用のみなさまへの、無料アプリダウンロード用QRコードは、⇒(こちら)で案内しています。





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2015年11月07日

丹波篠山との出会い〜その8〜大山の西尾邸を訪ねて〜

 【 東寺領大山荘のあった大山地区にある西尾邸を訪ねて 】 
篠山の「日本遺産」を旅するブロガー旅行記《歴史的景観を今に伝える農村集落をめぐる》〜

篠山の中でも特に長い歴史を持つ大山地区で、来週の日曜日(11/15)に、荘園文化フォーラムin篠山大山(こちら)が開催されます。これは、大変に貴重な古文書「東寺百合文書」(とうじひゃくごうもんじょ)がユネスコ世界記憶遺産として登録されたことを記念して開催されるものです。この古文書の中には、平安時代から室町時代にかけて京都の東寺の所領であった、東寺領大山荘(おおやまのしょう)に関することも書かれています。
神田神社 

  当時、神田(こうだ)神社は、大山荘の総鎮守社として崇められていました。その神田神社の真正面に西尾邸はあります。西尾邸がこの場所に建てられたのは、今から約490年前のことです。西尾家に生まれた俳人武陵(江戸時代後期)は、茶室から見える庭と借景となる神田神社の眺めを愛でていました。
西尾邸

  神田神社と西尾邸の間にあるのは、旧山陰道です。当時は多くの人々が往来していたことでしょう。
旧街道

  武陵の人柄を慕って、俳句仲間や篠山藩のお殿様までが、この西尾邸を訪ねました。俳客たち(約60名)との書簡のやりとりが、今も西尾家には大切に保管されています。屏風や押入れの扉に当時のままに飾られた書や絵画もあります。
居室 
扉


屏風 
 鴉
  ただし、今も生活されているため、いつでも誰でも茶室や仏間のあるところまで案内していただけるわけではありません。その代り、敷地内には西尾資料館があります 
 資料館

 この資料館では、西尾武陵に関する資料と共に、武陵をはじめ西尾家の人々が収集した貴重な品々を見ることができます。造酒屋として全盛を誇った頃の西尾家の賑わいとは違うかもしれませんが、旅人をもてなすのが大好きだった武陵の生家らしく、今も、句会を開きたいという方々のために資料館を開放したり、大山小学校の6年生が見学に来たり、その生徒たちが作った俳句を飾ったりということが続いています。 
子どもたちの俳句
資料館内
家屋全体が国指定の文化財として登録されている西尾家。保有する書簡等も専門家にとっては、大変貴重な品々ばかりなのでしょう。井戸

酒造場

 門外漢の私のような者でさえ、西尾家にいるだけでタイムスリップした気分を味わうことができる空間です。でも、私が何よりも素晴らしいと思ったのは、その歴史が途絶えることなく、今に繋がっていることです。西尾家はただの博物館ではありません。今もそこで生活されているのです。地域の方とも親しくされ、歴史的建造物に興味があったり、西尾武陵の俳句に興味があるという客人を今もやさしく招き入れて下さる家人がおられることに感激します。 
秋桜のあと

 1年半ぶりに訪問した私のことも覚えていて下さり、西尾資料館の前に一面に咲いていた秋桜が終わってしまっていたことを嘆くと、「それは、リターンマッチしないといけませんね。」と明るく声をかけて下さる気さくさには驚きました。そして、必ずまた来ようと思いました。そこに、また行きたくなるのは、やはり、人の魅力に勝るものはありません。
 大山の1,000年前からほとんど変わらない山や川や田園風景に心惹かれる方、歴史的建造物に心惹かれる方、貴重な資料に心惹かれる方、いろいろいらっしゃると思いますが、それらを大切に守り、後世に伝えていこうと努力される方々の存在こそが宝なのでしょう。
 
大山のお宝発見
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gospel_soul_sound at 20:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)