POGデビルバージョン第二次ドラフトは
2月18日(土)〜2月28日(火)まで!

募集要項


ウォッチハーの2015  牝  1月6日生まれ

父 ディープインパクト
母 ウォッチハー
母父 Mutakddim
生産 ノーザンF
馬主 ダノックス
厩舎 未定

2015セレクトセール当歳
落札者 ダノックス
落札価格 6048万円


【レビュー】 

マブダチ(くりがしらさん)から大切なお知らせ (そしてディープインパクトとHalo増幅話)
で書いた話題に即した馬
一頭目がこちらです。


私がダノックスファンだというのは
これまでの指名馬を見ていただくと
なんとなくおわかりいただけるかと思います。

私の三大ダノンと言えばもちろん、
ダノンゴーゴー、ダノンスパシーバ、ダノンブギry。

予定ではハーレーも
これに加わってくれるはずだったんですが…。


さて、本馬が落札されたのは
2015年のセレクトセール当歳。

仮にこの馬が昨年のセレクト1歳に上場されていたら
まず億は行っていたのではないでしょうか。 


というのも
本馬の母はアルゼンチンのG鞠呂砲靴
サザンヘイローを持つという
サトノダイヤモンドに共通した
プロフィールを持つからです。


実際に母は
2015年はジャスタウェイをつけられたものの
おそらくマカヒキやサトノダイヤモンドの活躍を受けて
2016年は再びディープインパクトが配されています。

今年のセレクトセール当歳に
本馬の全弟なり全妹が上場されれば
かなり注目を集めるのでは。


サトノダイヤモンドのG杵⊂,
生産者の方にもかなり衝撃的だったようで、

「南米!チリ!アルゼンチン!」と書き続けてきた
私のブログを見てくださったとある北海道の方から

驚いたことに、
素人の私なんかの意見を求められてしまいました:0


こうなると私が知っている競馬情報や
私が認識している南米の血統事情
日本との親和性などを
全力でレポートさせていただいたのですが、

その一部をここでご紹介させていただくと、

サトノダイヤモンドの持つOrpenやサザンヘイローは
アルゼンチンではかなりポピュラーな種牡馬で、

Orpen×サザンヘイローは
この組み合わせ自体が
アルゼンチンではニックスとして知られています。


日本においても
サトノダイヤモンドの母マルペンサの他にも
そのマルペンサの全妹や
クイーンズアドヴァイスやプラヤデシエルタなど
この血を持つ繁殖牝馬が
続々と輸入されています。


実はアルゼンチンには
Orpenとサザンヘイローを持つ
マルペンサに匹敵する実績と
マルペンサ以上かも知れない血統背景を持つ
素晴らしい繁殖牝馬が何頭かいるのですが、

いかにサラブレッドの輸出大国アルゼンチンと言えど
この馬達はさすがに譲ってもらえなさそうです。


…ここで私は何が言いたいかというと、

「OrpenとサザンヘイローによるHaloのクロスだけが
サトノダイヤモンド誕生の鍵ではないのではないか」

そして本馬の母には、
そのマルペンサにもある要素を持っていると思うので
本馬には特に注目しています。


母のウォッチハーは
亜G汽屮┘離好▲ぅ譽校埖臂(ダート1000m)の勝ち馬で、

祖母のWallyは
同じくブエノスアイレス市大賞勝利の他(母娘制覇)
亜G汽┘好肇譟璽献礇溝臂泪好廛螢鵐箸3連覇した
アルゼンチン競馬史に輝く歴史的名スプリンターでした。


本馬の母ウォッチハーは
ダート短距離に特化している程の
パワーに寄った牝系で

ウォッチハー自身の配合を見ても
Buckpasserの4×5×4。


さらに本馬の母父Mutakddimは
ジェットアラウンドの半兄と書けば
イメージしやすいかも知れませんが

血統的にはNumbered Accountの直系で
Seattle Slewの持つGlamourとJet Actionを
累進継続させた上に
自身でもBuckpasserをクロスさせるという
強烈にパワーに寄せた配合。

イメージとしては
スピリットソウルの母ハイドバウンドを
さらに力型にした印象です。

しかし競走馬としても、牝系を見ても
ハイドバウンドよりは
ウォッチハーの方が格上になります。


ここで「ディープインパクト産駒の配合」として注目したいのは
本馬の祖母Wallyが
サトノダイヤモンドの祖母Marsellaと同じく
サザンヘイロー×Logicalという構成である点。


サトノダイヤモンドが有馬記念で
最終週の力のいる中山の芝を克服できたのは、

ディープインパクト産駒で有馬記念を勝った
ジェンティルドンナと同じく
母方にDanzig×Alydarのパワー血統を持つ他に、

サザンヘイロー×Logicalという
ダートも厭わないほどの血脈を持っている点も
少なからず影響しているのではと思います。


特にサトノダイヤモンドのあの長手の馬体は
Orpenやサザンヘイローからは想像もつかず

むしろこのLogicalが影響しているのではと
私は考えています。


Logicalは種牡馬として
アルゼンチンでも多数活躍馬を輩出し、

サンイシドロ(芝)やパレルモ(ダート)の長い直線に
産駒は抜群の適性を見せました。

この「長い直線向きのパワー血統」を持っていることが
ディープインパクトにフィットしてきたのではないでしょうか。

本馬はLogicalを持っているディープというその点に
特に強みがあるように思います。


さらに4代母Well Sunは
Beau Max直仔のSolazo産駒で

5代母Wilfulは
Tudor Minstrelを含んだOwen Tudorのクロス。

特に4代母は
Hyperion〜Gainsboroughを徹底凝縮したかのような血統。


本馬の配合は
一見すると北米のパワーばかりが詰まった配合に見えますが

このWell Sunが
サトノダイヤモンドにおけるTatanだったり
マカヒキにおけるRainbow Cornerのように

血統表上で欧州的な底力のある血統の役割を果たすことで
配合に深みを与えているように思います。


母がサザンヘイローを持っている繁殖で
ディープの牝馬という意味では

競走馬としての完成系は
サトノダイヤモンドでもマカヒキでもなく
どちらかと言えば
ウリウリ的な
スプリント寄りのマイラーになりそうなイメージ。


そしてそのウリウリは
馬体重を増やすとともに成績を延ばしてきた
わりと晩成傾向がありました。


昨今は「小柄なディープ牝馬」が
トレンドとなりつつありますが、

本馬の場合はその牝系や配合を考えると
POG期間の活躍を期待するのであれば
ある程度の馬格は欲しいところです。
 

セレクト当歳の時の本馬の馬体は、

超早生まれということもあるのでしょうが
当歳にしては体高、骨量とも充分で
ディープインパクト産駒にしては
かなりボリューミーな印象があり

将来的にも馬格がついてきそうな
イメージを持たせました。


この馬は現2歳世代の中でも
POG本のカラーパドックや馬体重を
特に楽しみにしている一頭で、

馬体次第では
上位での指名も検討しています。