ライアンズチャームの2018  牡  5月1日生まれ
馬名・トーセンユーリ

父 トーセンファントム
母 ライアンズチャーム
母父 Heatseeker
生産 エスティファーム
馬主 島川隆哉
厩舎 美浦・小笠倫弘


【レビュー】

楽燕カップの16位は縛りがあります。詳細については、主催者スワロウテイルさんのブログでご確認ください。

第10回楽燕カップ ドラフト16順目(エクストララウンド)

本馬は既に美浦の小笠厩舎に入厩済みです。


母のライアンズチャームはアメリカ産馬。キーンランドセプテンバーセールに上場、6,000ドルで落札されペルーから競走馬としてデビューしました。ペルーではG汽僖鵐廛蹇璽並臂(牝・芝2000m)を二度勝利するなど、2シーズン連続でペルーの古馬芝牝馬チャンピオンに輝きました。 現役中に島川氏が競走馬と繁殖牝馬としての権利を獲得し、アメリカに移籍。米GBCフィリー&メアターフにも出走しています(10着)。本馬の下はディープインパクトを種付けされたように、島川氏としても期待の牝馬のようです。

島川氏は南米系繁殖牝馬を集めることに熱心で、現2歳世代も南米G鞠呂了唆陲多数登録されています。中でもここ数年目立った、早期入厩馬に的を絞っていました。


またプライベートで繋養している本馬の父トーセンファントムも優秀な種牡馬で、競走馬としてデビューした65頭の中から、国内で重賞サウジアラビアRCを勝ったブレイヴスマッシュがオーストラリアに移籍後G気2勝。マシェリガールがOPクローバー賞を勝利、ハレルヤボーイが期間2勝、デビューが遅れたもののトーセンラムセスは4勝をあげ準OPまで出世しました。

配合的なところでは、トーセンファントムはネオユニヴァース系の種牡馬なので、Haloのクロス、あるいはニアリーHaloな血を合せるのが有効手と考えられますが、本馬の母父がGlorious Songを持つHeatseekerなのは良いでしょう。
 

もう一つ、これは上位をノーザンファームの生産馬で固めたことと同じ理由に拠るのですが

今年の楽燕カップ指名でノーザンF固めをしている理由

二年前の胆振東部地震では、トーセン軍団の本拠地であるエスティファーム厚真も被災しました。

ホースマンたちが震災とどう対峙したのか(村本浩平)

トーセンガーネットやブレスジャーニー、ブレイブスマッシュなど、ここ数年は早期デビュー馬の中から毎年のように重賞級が登場していたエスティファーム厚真→小見川の育成馬でしたが、現3歳世代は目立った活躍馬はいません。これはやはり、馴致から後期育成に差し掛かろうかという時期での震災が少なからず影響していたのではないでしょうか。

一方、現2歳世代の厚真育成馬は至極順調。良血馬が美浦、南関を問わず多数入厩しています。これは、現2歳世代が巻き返してくる予兆と見ました。

そんな厚真→小見川のトーセン軍団の中でも、母の競走成績が優秀な本馬に期待を託してみました。
トーセンファントムの代表産駒であるブレイヴスマッシュと同じ、小笠厩舎への預託馬であることも好感です。

プロフィール的には重賞戦線に乗ってきても不思議ではないので、ボーナスポイント狙いではなく「戦力」としての指名です。