マラジニアの2020  牡  5月8日生まれ
馬名・サスケ

父 エピファネイア
母 マラジニア
母父 Whipper
生産 辻牧場
馬主 安原浩司
厩舎 栗東・西村真幸


この馬に関しては、3月に入厩してCWで初めて長めから乗った時に、馬ナリのままデビューを近くに控えた馬のような追い切りの時計をマークしたので驚きました。しかも本馬は5月8日生まれですから、この時は満2歳にすらなっていませんでした。
しかしながら、週刊ギャロップの丸ごとPOGでは西村師から「これは走る」の言葉こそあったものの、次の馬にも「これも走る」とのコメントが出ていて飛び抜けた扱いではなかったことや、netkeibaの掲示板にもその時の調教について言及している方もいなかったこと、以降は目立った時計も出しておらず、さらに非社台系ということで「これは下の方でも指名できそうだな…」とにやにやしていたら、月曜日発売の週刊競馬ブックで西村師からかなり強めのコメントが出て「1順引っ張りすぎた…」とものすごく後悔しました。案の定、重複抽選となりましたが、ジャンケンで勝利し無事指名に至りました。一番の指名理由は、まずこの3月の調教です。


さらに当然、エピファネイア産駒であることも魅力だったのですが、一方で4位で指名した同じエピファネイア産駒のアヴニールドブリエの指名理由でも書いたように、エピファネイア産駒の活躍馬は、いわゆる「わかりやすい」ところからはあまり出ていない印象で、かなり手強いなとも感じています。特に現3歳世代のノーザンファーム生産のエピファネイア産駒の牡馬にはOPクラスを勝った馬は一頭もおらず現3歳世代は特にそう感じました。私が指名した期間ダート1勝のチェンジザワールドが、ノーザンファーム生産のエピファネイア産駒の牡馬としては世代で3番目に稼いだ馬だと知った時は驚きました。

ただ活躍馬の血統的な傾向はわりとはっきり出ていて、サンデーサイレンスのクロス+Specialのクロスの合せ技です。エピファネイア産駒の重賞馬はこれまで4頭出ており、すべての馬がサンデーサイレンスのクロスがあり。さらにデアリングタクトがNureyev、アリストテレスがSadler's Wells、サークルオブライフがSpecialの全弟Thatchを持っています。ほかにも、G2着が2度のオーソクレースは、Specialの権化とも呼ぶべきエルコンドルパサーを持ち、エピファネイア産駒の獲得賞金上位馬にはNureyevを持つ母父キングカメハメハの馬が並びます。

サスケの場合は、母父Whipperが(Kingmamboの全弟×Sadler's Wells)ですから、エルコンドルパサーと3/4同血になります。Specialのクロスはクリア。
しかしサンーデーサイレンスを持っていない…。この点が気になりました。そこは動けている事実を優先して、Halo≒Sir Ivorで補えたと考えることにしました←


そんな血統構成のサスケの母マラジニアは、4歳時に伊G轡ウスーラ賞(2歳以上牝・芝1400m)を勝利しました。3歳秋には伊G轡札襯献クマーニ賞(牝・芝1600m)で2着しているように、自身が1200m〜1600mのG気3勝したWhipperの産駒らしく、マイル以下での活躍が目立ちました。

サスケは当初の予定よりも早くゲート試験に合格したゲートセンスで、馬が真面目にハミを取って気勢を持って走り、デビュー戦が6月18日の阪神芝1600mを予f定されているように西村師から「マイルでデビューを」とのコメントが出たのも、この母の影響が強そうです。


マラジニアの現役引退後は、アイルランドのゴフズの繁殖牝馬セールに上場され、現地のエージェントが落札し、来日後は栄進牧場で繁殖入り。しかしなかなか結果が出ず、エピファネイアを受胎した状態でジェイエス秋季繁殖馬セールに上場。本馬のオーナーである安原氏に720万円で落札され、辻牧場に移動となりました。そこで誕生したのがサスケです。この経緯かわもわかるように、本馬は辻牧場から安原氏への庭先ではなく、安原氏の預託生産馬ということになります。私は陰謀論者なので、これが庭先での譲渡だったらもっと指名順位を上げていたところでした笑

とは言え、安原氏×西村厩舎は、重賞馬1頭にOP馬1頭、さらにはG2着のリッケンバッカーですから、このチームであることに期待が持てます。


サスケのデビュー予定日は、先にも書いたように6月18日の阪神芝1600m。このレースはモンファボリの半妹の評判馬ピヌスアモリス、ゴドルフィンの一番馬との声もあるFrankel産駒のユハンヌス、友道厩舎のリアルスティール産駒ガルヴァナイズもこの番組でデビュー予定。さらにノーザンファーム系クラブからも、参戦がありそうな気配です。昨年のこの番組は、7頭立てながら5着馬までが勝ち上がり、1着ダノンスコーピオン、2着ルージュラテールが後にOPクラスで活躍したばかりか、5着だったグランデが未勝利のまま二走目にG携ヾ2歳Sに出走し3着となるなど、かなりハイレベルな一戦でした。今年もそれに匹敵するのではと思わせるほどの前評判の馬が集まりそうですが、西村師のトーンが維持されるようであれば良い勝負ができると思うので、まずはデビュー戦が楽しみにしています。