うちの医長が、産業医大での一週間缶詰方式での産業医講習を受講しています。

お願いしてFacebook上で参加報告を日々流してもらっているんですが、当時自分がオモシロイと思ったところに対して同じように関心をもったり、自分が衝撃を受けたアツく特徴的な先生が2年経っても同じくアツく変わったレクチャーしていることを知って、当時のことを色々と思い出しました。



自分も参加した時には細かく参加報告書いていました。

明日から、産業医の短期集中講座に参加してきます(`・ω・´)ゞ

産業医研修5日目・最終日-家庭医療研修・リハビリ研修に並ぶ「医師人生の大転換期」となる経験でした!

ほんとに、色んな意味でアツく、濃厚な学びを得た日々でした。



また、そのときに学んだ気づきをもとに、家庭医にとっての産業医療、産業医療にとっての家庭医療という視点で記事を書かせてもらった経験もありました。

【雑誌投稿記事共有】「家庭医にとっての産業医療に魅力、産業医療の担い手候補としての家庭医療後期研修医」という記事を書かせていただきました。この領域、アツいと思うのです



その当時の熱はだいぶさめていて、学びたてのアツい感動が薄れてきてしまったことや、日常診療に当たり前に組み込まれすぎていて普通になってしまったこととかが影響しているかとは思いますが、後輩の報告を見てその時の思いや考えがありありと蘇ってきて、専攻医向けに報告してもらったFacebookに対して自分ばっかり長々とコメントしまくってしまいました…


受講してからの自分の変化としては、外来や病棟での労働世代患者や、失業後生活保護や精神疾患と闘病中の方から聞き出す情報、聞いた情報の解釈、そして助言の内容などがガラッと変わり、臨床医として一皮向けた感覚がありました。


また管理者としても、職員全体が健やかに過ごせる工夫や、体調を崩した職員のケアの仕方などが具体的にわかるので、少なくとも医長とか副所長とかの肩書をもったら受講できるとよいのではとも思ってます。


実際、その後に関心をもって、病院の労働安全衛生委員会に参加したいと立候補して名前を加えてもらったり(けっきょく、運営会議の開催が自分の予定と丸かぶりで動かせなかったため参加できず、かわりに今講習受けている医長を参加できるように今年から手配できたところですが)、HPHの3本柱のひとつ「職員の健康増進も」というところの具体的な筋道が見えて、HPH加盟組織で家庭医としてはたらく意義が言語化される気がします。


とはいえ個人の努力だけでは、一週間丸々潰して講習に参加するのは、医師体制上も参加費の捻出という面でも大変なので、総合診療グループとして専攻医を受講させるための仕組みを作っていければとは思います。

現状では、自分や、今年参加した医長は「しばらく病院にいる見込みで、学んだことを病院に還元してくれる可能性が高い」という前提があるため病院から参加費補助を出せましたが、ローテートが前提で、後期研修が終わった後の所属が不明確な後期研修医に参加費用を出すかどうかは(一指導医としては当たり前じゃんと思いますが)経営をあずかるものとしては簡単ではないでしょうね…

ましてや、地域との関係が見えやすい診療所ならまだしも、急性疾患の治療して帰してなんぼの急性期病院では指導医クラスの理解も得にくいでしょう。

ほんとは、病院のほうが職員の労働安全衛生を守るためには必要度が高いし、学んだことを組織に直接還元しやすいので有意義だと思うんですが、そう思えるための前提条件として「家庭医療学が当たり前の志向フレームワークとして組み込まれている」ことや「病院が職員の健康増進に関心をもつ(HPH登録や病院の活動目標への組み込みなど)」などが重要なのかなと思いました。


とりあえずうちの環境は色々好都合なので、今後も医長クラスについては積極的に参加してもらい、視野を広げ、院内活動のレベルを上げていってほしいなと思います。




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